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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  ウルメイワシ  カタボシイワシ  メバル  カタクチイワシ  トウゴロウイワシ  青魚  

【三崎港・北条湾】念仏祭り終了?極太のウルメイワシ&良型のメバルをGET!(2023年12月10日)

こんにちは。

この日は12月とは思えない暖かさで、幾分釣り座の確保が難しくなるかもしれない…という予想から、午前3時頃から釣りを始めました。



ポストにもありますが、風がないことも相まって気温が11度と、とても12月とは思えない陽気で年末がすぐそこまできていることを忘れてしまうほど寒さを感じませんでした。

ベタ凪の海面には、恐らくトウゴロウイワシと思われる魚が作る波紋がいくつも出来ており、フィッシュイーターの気配はありませんでした。

車から釣り道具を降ろし始めると、早速釣りのお供達がやって来ました。



続々と集結し無言の圧を掛けられます。w



釣りを開始すると、既に四方を囲まれていました。w



そして、釣りを開始し最初に魚が釣れた時の今シーズンの決め台詞「ネンブツダイからスタートです」…ではなく、この日は最初に釣れた魚はカタクチイワシ(シコイワシ)でした。



ベタ凪の北条湾内の海面に、無数の波紋を作っているのは、トウゴロウイワシではなくカタクチイワシでした。

カタクチイワシに混じり、トウゴロウイワシも釣れ始めます。



この時点で、釣りを開始して20分ほど経過しており、今シーズンの流れからいきますと、釣りを始めて20分の間に1匹もネンブツダイが釣れない…こんなことは今シーズンはなく、「何かがおかしいぞ…」と思い始めます。

そしてカタクチイワシが入れ食いに近い状態になっていきます。



釣りのお供達も、似非イワシのトウゴロウイワシではなく、一応本物のイワシであるカタクチイワシの味を覚えてしまったので、今後はトウゴロウイワシ、ネンブツダイは食べてくれないかもしれません。

この日は北条湾の釣りのお供大集結で、北条湾のボス「チャップリン※」も登場します。

※鼻先にチャップリンのヒゲのような模様があるので勝手に命名しました。w



チャップリンが登場した時点で、釣りを開始して1時間半ほど経過していましたが、1匹もネンブツダイが釣れません。

トウゴロウイワシもカタクチイワシの勢力に押されるかの如く、圧倒的にカタクチイワシが釣れ続けます。

カタクチイワシは、イワシ御三家※の中で最も低い海水の温度に耐えられ、トウゴロウイワシもカタクチイワシと同程度の海水の温度に耐えられます。

※マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシ

近年、冬場の北条湾にはカタクチイワシとトウゴロウイワシの群れが長期に渡り居付いていることが多く、この群れを追って各フィッシュイーターがやって来ることが多いです。

結果としてこの日は1匹も釣れなかったネンブツダイですが、この日の海水の温度は16度でした。

ネンブツダイは海水の温度が下がって来ると、水深がある程度深い(10m程度)砂地の藻場や岩礁地帯の海底に移動し群れを形成します。

冬場は岸近くから深場に移動する魚なんですが、16度という海水の温度は微妙で、水温の影響で深場に移動したのか、可能性としては低いですが、ネンブツダイを主に狙うフィッシュイーターがいて、ネンブツダイだけ釣れなかったのか…この辺が微妙なところです。

次回釣りをしてみて、この日と同じくネンブツダイが釣れないのであれば、群れが深場に移動し恐らく来年の春以降、海水の温度が上がってくる頃までは釣れないと思われます。

次回の釣行で、再びネンブツダイが釣れるようであれば、フィッシュイーターの種類は分かりませんがネンブツダイを狙って襲うフィッシュイーターがいたと見て良いと思います。

今シーズンは何度まで海水の温度が下がるか分かりませんが、一つのターニングポイントは海水の温度が14度以下、確実なのが12度以下まで下がると、トウゴロウイワシもカタクチイワシも北条湾から離れてしまう可能性が高く、こうなってしまうと当然フィッシュイーター達もやってこないので、何も釣れない釣り場になってしまう…ということも有り得ます。

去年の今頃は、改めて振り返っても、良く釣れない釣りに行っていたな…と自分でも関心してしまうくらいまともな魚が釣れませんでした。

2022年12月の釣行記事

しかし、ネンブツダイは釣れているんです。

この日ネンブツダイが釣れないことに違和感を覚えたのは、ネンブツダイが深場に移動する要素がない…ということでした。

海水の温度もそこまで低くない…

ネンブツダイのエサとなるプランクトンもいる…

今シーズンは、ネンブツダイを活餌に泳がせておくと、例年では活餌のネンブツダイが力尽き、アカエイの餌食になる以外はほとんどネンブツダイが襲われることがありませんでしたが、かなりの確率でネンブツダイがアバウトに齧られることが多発しています。

そこで、上記の可能性は低いですが、ネンブツダイを集中的に狙うフィッシュイーターが存在するのではないか…こういう一抹の思いがずっとありました。

ただ、ネンブツダイが齧られることがあっても、1匹も釣れなかった…ということもなく、この日はネンブツダイが1匹も釣れなかったので、群れが移動したのではないか…こういう思いも捨て切れません。

次回の釣行では、この辺はしっかり確認して来ようと思っています。

チャップリン登場から更に40分ほど経過し、ウルメイワシがヒットします。



久しぶりに良型のメバルもヒットします。



続けてカタボシイワシもヒットします。



カタボシイワシに関しては、比較的暖かい海水を好みますので、尚更ネンブツダイが北条湾から離れた…ということに疑問が残ります。

この日は終始カタクチイワシは好調でしたが、出来ることなら我が家の兄妹猫にもカタクチイワシを食べさせてあげたい…トウゴロウイワシ優先で釣りのお供達にお裾分けをしますが…

そんな似非イワシは要らん…と拒否され、釣りのお供が多過ぎて完全に釣りの邪魔になっていましたが、とうとうコマセまで食べられる始末です。



釣りのお供達も中々寝床へ帰らず、この日は釣ったカタクチイワシの下手をすれば3/2は釣りのお供達の胃袋に収まりました。w



カタクチイワシも良く釣れ、釣りのお供の5匹の猫達と戯れながら、風も無く終始ベタ凪の海面に小魚が作る波紋が出来、派手なナブラを作るフィッシュイーターも姿を現わすこともなく、何とも平穏、平和な空気が流れており、明け方にビール片手に穏やかな時間を過ごすことが出来ました。



この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年12月10日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年12月10日 北条湾釣行 釣れた魚種



左の一番上、ご説明は不要かと思いますが、メバルで30cmほど、真ん中がウルメイワシで20cmほど、一番下がカタボシイワシ、右にいってトウゴロウイワシ、カタクチイワシです。

カタクチイワシだけは終始コンスタントに釣れ、釣りのお供達も満足してくれたと思います。

ネンブツダイは要確認ですが、この日は圧倒的にトウゴロウイワシよりカタクチイワシの群れの数が多く、少しずつ北条湾内に入って来る魚が入れ替わり始めたかもしれません。

前回の釣行で釣れたマイワシはこの日は釣れず、ウルメイワシに関しましては徐々に北条湾内に入って来る群れの数が減っているように見受けられました。

総体的にこの日は魚の活性は然程低くなく、食いが渋いという印象は受けませんでした。

恐らく、マイワシの群れもウルメイワシが釣れた辺りで、北条湾内に入って来たと思われますが、たまたま釣れなかっただけだと思います。

我が家の兄妹猫の朝食はトウゴロウイワシとカタクチイワシを焼いてあげました。



徐々に兄妹猫の食事も、トウゴロウイワシからカタクチイワシに比率が高くなりモリモリ食べてくれるようになっています。



変わって兄妹猫の夕食ですが、ポストにもありますが久しぶりに本物のイワシ、カタクチイワシのみとなりました。



トウゴロウイワシとカタクチイワシですと、見た目は細長い魚で似ていると言えば似ているのですが、トウゴロウイワシはボライワシとも言われボラの仲間、カタクチイワシは本物のイワシの仲間です。

実際に食べ比べると分かるのですが、やはり身の旨味と言いますか、味がカタクチイワシの方が濃いんですよね。

今の時期はトウゴロウイワシもカタクチイワシもそれなりに脂を溜め込んでいるのですが、サイズが大きく脂がのっているトウゴロウイワシは、極論を言いますとラードだけ食べているような感じでかなり脂がしつこく感じます。

この辺が妹猫は特に脂ののったトウゴロウイワシを嫌う理由かと思います。

猫なりに味が分かっているんだろうな…と思います。

そして、その味の違いが分かっている様子がこちらなんですが、咄嗟に撮影したので画的には何を映しているのか分かりませんが、トウゴロウイワシを焼いていても兄猫はニャーの一声も上げないのですが、イワシ御三家の中でも一番不人気なカタクチイワシであってもアジなどを含め、青魚が混じると終始鳴きっぱなしになるんです。



妹猫は頑張ってトウゴロウイワシ…基本的には青魚しか食べてくれないのですが、兄猫は何とかメバルやメジナなどの根魚も食べてくれるのですが、根魚系の魚を焼いていてもやはり鳴くことはありません。

焼いている時の匂いで分かるんだと思います。



妹猫もなんですが、特に兄猫は鳴きっぱなしになるだけあって、速攻で食べ終わり食べるスピードがトウゴロウイワシの時とは雲泥の差です。

肉片一つ残さず、キレイに完食してくれると、飼い主としては釣って来た甲斐があります。

人間用の魚料理ですが、如何せん数が釣れなかったので大した魚料理を作れませんでしたが、メバルは煮付け、トウゴロウイワシ、カタボシイワシ、ウルメイワシで握り寿司、たくさん釣れたカタクチイワシは兄妹猫と分け合い余った分をフリッターにしてみました。

煮付けを作ろうとメバルを捌いたのですが、この日釣れたメバルは産卵の準備に入っていました。



ポストにもありますが、メバルはこのピンク色の袋の中に卵を産み、卵から孵った赤ちゃんメバルを産みます。

この日釣れたメバルは、まだ卵は産んでおらず袋だけがありました。

メバルはとても成長の遅い魚で、この日釣れたメバルは30cmほどでしたが、このサイズになるのに9年~10年掛かります。

強制は出来ず、あくまでお願いになりますが、メバルは20cm程度に成長するまで5年~6年くらい掛かります。

釣りとは関係ない例えで恐縮ですが、小学1年生の子供が小学6年生になる間に20cmしか成長しない、出来ない魚なんです。

マイワシやウルメイワシは1年で15cm~20cm程度に成長しますが、メバルは成長がとても遅いので、言い方を変えますとそれなりのサイズ(大型)のメバルの数が少ないとも言えます。

こういうことから、良型のメバルを釣ることは釣りの楽しみの一つでもありますが、他の魚と比べるといつまで経っても大きくならず、小さいメバルが良く釣れます。

出来れば、20cm以下のメバルはリリースしてあげて頂ければと思います。

30cmを越えてくると、先述しました通り10年近く生きている個体で、メバル界でも老魚の位置づけで食べると非常に美味しいです。

一方、20cm以下のメバルですと、そこまで味も濃くなく磯臭さが目立つ感じであまり美味とは言えません。

北条湾も一時期磯焼けが酷かった数年は、メバルはおろかメジナ、ウミタナゴ、カサゴ、鯛系の魚など根魚などの魚が全く釣れなくなった時期がありました。

ここ数年は、チョイ投げなどの釣りをしても、アマモや藻が仕掛けに絡んで上がってくるなど、磯焼けからの回復の兆しも見え、ここ数年で再びこういった根魚達がサビキ釣りの外道として釣れるようになりました。

海洋資源保護の観点からも、釣れた魚は闇雲に何でも持ち帰らず、小さい魚はリリースして頂けますと幸いです。

産卵前のメバルですので、それなりに脂がのっていました。

メバルの煮付け

メバルの煮付け

メバルの煮付け


カタクチイワシのフリッターは頭を落とし、腸(はらわた)を取り除き、片栗粉を卵だけで溶いた衣で揚げました。

これをタルタルソースで頂きます。

カタクチイワシのフリッター

カタクチイワシのフリッター

カタクチイワシのフリッター


そして握り寿司ですが、素人が握ったものなので不格好なのはご容赦下さい。

トウゴロウイワシ・カタボシイワシ・ウルメイワシの握り寿司

トウゴロウイワシ・カタボシイワシ・ウルメイワシの握り寿司

トウゴロウイワシ・カタボシイワシ・ウルメイワシの握り寿司


白身がトウゴロウイワシ、身の表面に飾り包丁が入っているのがカタボシイワシ、それ以外の四貫がウルメイワシです。

先述しました通り、トウゴロウイワシはボラの仲間、カタボシイワシはサッパの仲間で、イワシを名乗っていますが何れもイワシの仲間ではなく青魚でもありません。

トウゴロウイワシもカタボシイワシも、夏場など魚の身自体に脂が少ない時期は、あまり刺身で食べるのはお勧めしません。

旨味も少なく独特の生臭さが強調されてしまいますので、夏場などはフライや天ぷらなど火を通したり、揚げ物で食べるのがお勧めです。

カタボシイワシだけ飾り包丁を入れてあるのは、カタボシイワシはサッパの仲間であることから、小骨が多く骨がしっかりとしているので、血合い骨を骨切りするために入れてあります。

血合い骨をピンセットや骨抜きなどで、1本1本抜いても良いのですが、そもそもサイズが20cm程度ですので身がボロボロになってしまい見た目も悪くなります。

簡単に骨切りするだけで、ほとんど骨は気にならなくなります。

師走ということで、簡単に秋以降の北条湾での釣りを総括しますと、いくら多くの魚が集まっているとはいえ、結果としてそれが弊害となり魚が釣りにくい状況が生まれてしまっているということは、今シーズンは近年稀に見る外れ年でした。

仮にトウゴロウイワシとカタクチイワシの群れが入れ替わり、サビキ釣りで釣れる魚が変わったとしても、小魚がいる以上何がしかのフィッシュイーターは北条湾周辺に寄って来るとは思われますが、何の魚が寄り、どの釣り座でどのくらい釣れるかは今のところ分かっていません。

暖冬=海水の温度も下がらない…ということはなく、地上の気温と海水の温度は全く別物ですので、今後海水の温度がどこまで下がるかでも、今後のサビキ釣り、泳がせ釣りの状況は各段に変わってしまいます。

年末から来年の1月の中旬くらいまでには、北条湾内、北条湾周辺の小魚の群れがある程度入れ替わると思っています。

その状況如何によっては、来年のGW辺り、サバっ子が釣れ出すまでは釣れない釣り場になる可能性もゼロではありません。

私も今シーズンの秋以降の釣りは、毎回綱渡り状態で何とか形に出来ていますが、いつ兄妹猫のご飯分しか釣れない…最悪ボウズ…こうなってもおかしくないと思っています。

魚の動きが読みにくく、不安定な状況は総じて変わっていませんので、現時点での北条湾への釣行はあまりお勧めしません。

年内に釣り納めを含め、あと数回は釣りに行くつもりでおります。

ブログの更新が実際の釣行とズレておりますが、X(旧Twitter)ではリアルタイムな情報をお届け出来ると思いますので、直近の北条湾の情報などはそちらでチェックして頂ければと思います。

また、ご報告させて頂きます。

2023年12月10日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年12月10日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】極太のウルメイワシ・マイワシ・カタクチイワシ・イワシ御三家揃い踏み(2023年12月3日)

こんにちは。

この日の釣行は、気温が低く寒い中、北条湾の状況や釣れた魚達、釣りのお供達など、10年一昔前、居付きのイワシが登場し真冬の北条湾サビキ釣りはおろか、釣りそのものをしているのが私達(私達夫婦)だけ…という状況で、マイワシをバンバン釣っていた頃を思い出させてくれたような釣行となりました。

X(旧Twitter)の釣り専用のアカウントを作った切っ掛けも、上記のような状況が数年続き、これは情報的に需要があるのではないか…と思った次第で、それから更に数年経ち、現在に至っております。

和歌山県沖で、大きく黒潮が蛇行する流れが起きる、所謂「黒潮の大蛇行」が発生してから今年で6年経ちます。

明確な因果関係などは現時点では分かっていないのですが、和歌山県から遠く離れた北条湾でも時期的にピッタリと合うのですが、6年くらい前から北条湾の湾内に所謂フィッシュイーターと呼ばれる肉食の大型魚が入って来るようになりました。

私は釣りを始める際に、必ず海水の温度を計っているのですが、夏場の海水の温度が上がるというより、年を追う事に冬場の海水の温度が下がらなくなっていると感じています。

居付きのイワシが登場する前は、北条湾は地形的にも海水が滞留し易く、深部には川も流れ込んでいるため、湾内の海水の温度が下がり易く、青魚はもちろん波は穏やかであっても低い海水の温度に耐えられる魚しか湾内には入って来ず、特に冬の北条湾は魚が釣れない釣り場として有名でした。

こういうことから、冬場に北条湾で釣りをする人などおらず、居付きのイワシに出会った当初は、私達の独壇場で冬場はいつ釣りに行っても人っ子一人いない中、釣りのお供達と戯れながら、30分~1時間程度サビキ釣りをしてマイワシを釣って帰る…所謂弾丸釣行で楽しませてもらっていました。

そして、ここ数年は秋から初冬の青物、カマスラッシュで楽しませてもらっていましたが、どうも今シーズンは一つのターニングポイントになりそうな様相を呈してきています。

フィッシュイーターも青魚を含めた小魚も、たくさんの魚が集まり過ぎて釣りにくい…こう、近々の釣行記事で申し上げておりますが、ブログやX(旧Twitter)をご覧頂いている方は、イマイチ腑に落ちない…納得出来ないと言いますか、言っている意味が良く分からない…こういった方も多いと思います。

海=で、当たり前の話ですが、陸地より海は広大であり、地球全体の7割は海です。

そこに魚が集まり過ぎて、魚が釣りにくい??

何言ってんの?

アホなの?

と、思われても仕方ないと思いますが、北条湾に行ったことがある方は、容易にご想像頂けると思いますが、対岸との距離が近く非常に細長い狭い湾です。

この縦に細長くウナギの寝床のような地形が海水が滞留し易く、また小魚達にとっては逃げ場を失い易く、逆にフィッシュイーター達にとっては獲物を追いこみ易いなど、魚達にとっては様々なメリット、デメリットがある場所なんですが、これは一重に北条湾という湾が狭いということなんです。

あまり普段釣りをする場所が、狭い、広いを意識して釣りをすることなどないと思いますが、狭い湾にたくさんの魚が集まり過ぎて、隣近所が近くなり過ぎる…人間で言う「パーソナルスペース」です。

これは当然、人間のみならず魚界にも存在します。

魚レベルですと、体格が大きい、群れがデカい、泳ぐスピードが速い…などが主因になりますが、私がブログなどで良くお話しします、根魚やフグなどが釣れると青魚の群れはいない…これの逆のことが起きていると思って下さい。

北条湾という狭いスペースに、プランクトンを求めて青魚を含む小魚達が集まり過ぎている…

その小魚を狙って、多種多様なフィッシュイーターが集まり過ぎている…

北条湾という場所は、先述しました通り、ここまで海水の温度が高くなる前は、縦に細長く海水が淀み易く最深部に川が流れ込んでいることから、通年を通して他の海域より海水の温度が下がり易い場所でした。

ところが、10年ほど前から全体的な海水の温度の上昇の影響を受け始め、あれよあれよと冬でも青魚が耐えられるレベルまでしか海水の温度が下がらなくなり、とうとう居付きのイワシ=通年を通して北条湾内に居るマイワシの群れが現れました。

この辺りから、一般的に言われているサビキ釣りのシーズン(魚が釣れる時期)とは全く無縁の状況が生まれ、北条湾内では通年を通してサビキ釣りで何がしかの小魚が釣れるようになっていきます。

その種類も年を追う事に少しずつ増え、現在に至っています。

北条湾特有の小魚が集まる理由があり、それが最深部に流れ込んでいる川です。

川から有機物が運ばれ、植物プランクトンが増えます。

植物プランクトンを求めて動物プランクトン。

動物プランクトンを求め、青魚を始めとする小魚。

風がほとんど吹いていない状況で、暗い時間帯に北条湾へ行くと、ベタ凪の海面に小さな波紋がたくさん出来ていることがあると思います。

この波紋は、植物プランクトンが光合成をするために、常夜灯などの明かりを求めて表層付近を漂い、それに動物プランクトンが群がり、その動物プランクトンを小魚達が食べている時に出来る※波紋です。

※厳密には魚の口が海面からほんの少し出ることで出来る波紋です。

日中はもちろんのこと、北条湾は夜間でも近隣の常夜灯や街灯の光が海面に届く場所※が多く、且つ海水が淀み易いということは潮の流れが悪く、他の海域より圧倒的にプランクトンの数が豊富なんです。

※光に群がる習性がある魚等がいますが、厳密には魚が光りを好むのではなく、光を求めるプランクトンなどのエサがいるので、そのエサを求めているということで、魚達は光=エサのような感覚で光りを求めて集まります。サビキ釣りに限らず、暗い時間帯に釣りをする場合は、釣りをする場所にどういった魚の餌になる生物がいるのかを観察し、その生物が放つ光を良く知ると釣れる釣り師になれます。ルアーや餌木など、疑似餌を使った釣りをする人に良く見掛けられるのが、狙う魚のことは良く調べるけど、狙う魚が何を食べているのかを良く知らない…ルアーなどを選定する時も、選ぶ根拠がなく闇雲に何となくルアーを買って試している…いつかは釣れると思いますが、恐ろしく遠回りな釣りの仕方です。釣った魚をリリースすることは良いのですが、一番大事なことは狙う魚が何を食べているのかを知ることです。たまには持ち帰り、胃袋の中にどんな小魚が入っているのかを確認するだけでもだいぶ釣果は変わってきます。

こういった、様々な要素が絶妙なバランスで絡み合い、一昔前の釣れない釣り場から一転し、非常に多くの魚が集まる場所になっています。

フィッシュイーター達にとっては、対岸までの距離も近く狙ったターゲットを仕留め易い(追い込み易い)格好の餌場です。

そして、小魚が多く集まることがフィッシュイーター達にも認知され、陸っぱりから70cmのカンパチが釣れてしまう、10年一昔前では考えられない釣り場へと変化していきました。

この辺りまでが、ほぼ10年間毎年少しずつ変わっていった北条湾の変化なのですが、北条湾は狭い湾が故にキャパシティーにも限界があります。

去年辺りまでは、小魚もフィッシュイーターも北条湾に寄る魚がある程度決まっていました。

それがどんどん拡大し、今シーズンはとうとうこのキャパシティーを超えてしまい、ある意味餌場の取り合いになっており、釣り場に行ってみないと青魚を含めた小魚も、フィッシュイーターも何の魚がどのくらい北条湾内に入って来ているのか分からない状況になっています。

こういうことから、狙う魚を絞りにくく、予想が外れるとボウズもあり得る状況が生まれており、非常に魚を釣ることが難しくなっています。

北条湾という場所は魚達に大人気なんです。

この状況は非常に良いことなんです。

しかし、釣り座と同じで餌場の取り合いは、早い者勝ちな上に、魚達は毎日生き抜いていくために必死にエサを食べます。

「混んでるから少し待つか…」

人気のラーメン店で順番を待つのとは違い、餌場に入れない…となると、次の餌場を目指して移動してしまうので、極太のウルメイワシが釣れたかと思えば、翌週はトウゴロウイワシしか釣れない…この魚達の餌場の取り合いの結果までは、さすがに予想出来ません。

繰り返しのお話しになってしまいますが、今シーズンは本当に安定感、統一感がなく何の魚が釣れるか分からない楽しみもありますが、折角釣りに来たのに何も釣れない…という確率も例年以上に高確率になっています。

前振りがかなり長くなってしまいましたが、この日の釣行はモロに上記でお話ししました状況で、たまたま良い方向に転んだだけでこの逆ももちろんあります。

魚が寄らないわけではなく、魚が北条湾内に入って来ない…入って来られない…ということです。

北条湾内に魚が入って来ない…ということは、青魚をサビキで釣る、フィッシュイーターを泳がせで釣る…何れの釣りでもヒット率が下がってしまい、こういったことも魚が釣りにくい要素となってしまいます。

この日は11/26(日)に釣行を予定していたんですが、風邪を引いてしまい体調が思わしくなく釣りを断念したので、一週間以上前回の釣行から時間が空いてしまったので、無駄に早く釣りに行ってしまい午前3時頃に北条湾に到着しました。



車から釣り道具を降ろしながら海面を見ていても、ベタ凪の北条湾内の海面に、恐らくトウゴロウイワシが作っていると思われる無数の波紋が出来ており、「平穏」や「平和」という言葉が連想されるような穏やかで静かな時間が流れていました。

早速釣りを開始しますが、この方達こそ北条湾から出て欲しいですが、釣りを開始した時の決め台詞になりそうなくらいネンブツダイからスタートです。



ここ一ヶ月ほど、ネンブツダイを地味に襲うイカの類ではない、魚のフィッシュイーターがいるので数匹ネンブツダイをストックし、泳がせ釣りもスタートします。

この日は、北条湾到着時点で気温が4度と、今シーズンでは珍しく真冬の気温でしたので、釣りのお供達が登場しなければ一通り泳がせ釣りの仕掛けをセットしたら車で待機しようと思っていました。

泳がせ釣りの活餌用にネンブツダイをストックしようとサビキ釣りを続けると、この日は早々にトウゴロウイワシがヒットします。



ポスト(ツイート)にもありますように、明け方の泳がせ釣りを考えますと、活餌の確保に難が無いのは良いのですが、早々にトウゴロウイワシが釣れるということは、イコールでフィッシュイーターは恐らくいません。

そこにきて、カタクチイワシもヒットします。



この日釣れたカタクチイワシは10cm~13cmくらいのサイズが中心で、未明の時間帯に難なくカタクチイワシが釣れるということは、尚のことフィッシュイーターはいない可能性が濃厚です。

この後まともな魚が何も釣れないことを想定しますと、カタクチイワシであってもある程度数は釣っておきたい感じです。

地味にカタクチイワシが釣れるので、小一時間ほどサビキ釣りをしていると、釣り開始時の気温4度から更に気温が下がり、まともな魚が何も釣れないので、まばらにいた釣り人達が帰り始めました。



兄妹猫のご飯用のトウゴロウイワシは何とか釣れたし、私達も寒いので車で待機するか…と家内と話していると…

シレッと釣りのお供が待っていました。



キジトラの子はお腹がある程度満たされると、魚で遊び始め、かなり珍しいですが白混じりの茶トラの子はトウゴロウイワシよりネンブツダイが好きなんです。



なぜか、突然ネンブツダイが釣れなくなり、茶トラ猫にトウゴロウイワシをあげますが…



豪快に拒否。w

キジトラ猫もトウゴロウイワシで遊び始め、ネンブツダイは釣れず、駐車してある車の下に2匹で待機し始めたので、私達も40分ほど車で待機することにしました。

未明にネンブツダイを襲うフィッシュイーターを泳がせ釣りで狙っていたのですが、仮眠する時点ではネンブツダイは釣れず活餌用のストックも無かったので、かれこれ30分以上同じ活餌を泳がせ釣りの活餌として付けたまま車で待機しました。

車内でウトウトし始めると…

ガシャーン!!

と、竿立てが吹っ飛ぶ音で飛び起きました。

この時点で…

やべぇ…エイだ…

急いで竿を掴み、合わせ、巻き上げますが…

巻けない…

北条湾は対岸とも近く狭い湾、且つ漁船を係留するための係留ロープが水中に沈んでいることなどもあり、リールのドラグを緩めておくと、掛かった魚のサイズ如何によっては縦横無尽に走られてしまいコントロールしにくくなる上に根掛かりをしてしまうので、ほとんどドラグを緩めていないのですが、その緩めていないドラグからジジジッ…と音をたてながら道糸が出ていきます。

エイだよね?エイ?(アカエイ)

なんだ?

なんで走る??

家内にタモを持って来てもらいますが…

エイじゃないの?

なんかヤケに走るね…

エイじゃないと何の魚?

と、聞かれますが…

糸が切れるか…

竿が折れるか…

自分が海に落ちるか…

分かるわけねぇだろ…

知らねぇよ…

状態です。

当初はかなり暴れましたが、次第に大人しくなりまさにエイの動きになっていきます。

あぁ…これ、確実にエイだね…

と、確信するものの、かつて感じたことのない重量感。

いや…ちょっと…もう無理…

重過ぎる…

冗談抜きで竿ごと全て離してしまいたいくらいでした。

ようやく浮いてきて、魚影から完全にアカエイだと分かりましたが、そのサイズにビックリ仰天!

尾までいれたら確実に2.5mはあろうかという巨大なアカエイでした。



掛かったのがアカエイということで、些か残念ではありますが、子供の頃から陸っぱりから巨大魚を釣る…というコンセプトで釣りをしてきて早40数年。

アカエイとはいえ、陸っぱりから釣った魚の中で2.5mはかつてないサイズでした。

これはこれで良い経験になりました。

歳を取ると、翌日辺り、時間が経過してからくる筋肉痛。



今回のアカエイは、仮にギャフがあっても引き上げられたか分かりませんが、可能な限り手繰り寄せ最終的にはハリスを切ってリリースしました。

眠気は吹っ飛びましたが、脱力感と言いますか、疲労感だけが残りしばらく呆然としていました。

後に次回の釣りの準備をした時に気付いたのですが、泳がせ釣りの仕掛けのハリスを道糸と繋ぐ箇所のビーズですが、ビーズとヨリモドシの間にクッションゴムを当然入れてあるのですが、ビーズとヨリモドシが擦れてビーズが削れ変形していました。



北条湾に青物のフィッシュイーターが頻繁に入って来るようになった翌年、4年~5年ほど前ですがキハダ(キハダマグロ)を3度バラしたことがあり、その悔しさプラス、北条湾で泳がせ釣りをするとどうしても避けて通れないアカエイ対策のために、少々気合いを入れ過ぎかもしれませんが、道糸は10号のものを使っており余程のことがない限りまず道糸が切れることはありません。

道糸を強化すれば、当然違う箇所に負荷が掛かるわけですが、市販の泳がせ釣りの仕掛けに同封されているビーズですと、青物の成魚クラスになると真っ二つに割れたことがあり、今回のケイムラ色の半透明のビーズは強化したものです。

それでも今回は削れていることが分かり、全身筋肉痛になることも納得出来、改めて魚が本気になった時のパワーに驚かされました。

何だか気が抜けてしまい、30分ほどサビキ釣りを家内に任せ、椅子に座りしばらくボーッとしていました。

この時点で、兄妹猫のご飯分のトウゴロウイワシ、酒のつまみ程度のカタクチイワシは釣れていたので、テンションが上がらず帰ろうか悩んでいました。

すると、家内が極太のウルメイワシを釣り上げます。



おっ!良いね!それ10匹くらい釣ってくれよ…そしたら帰ろう…

釣りをする気はあるのですが、どうにも身体に力が入らない…

お手伝い程度にサビキ釣りをし始めると…

釣った瞬間はウルメイワシかと思ったのですが、どうも平べったい…

私は元々目が悪く、裸眼ですと視力は0.01以下、メガネを掛けていてもたかが知れており、近年はそれに加え老眼が酷く一発で魚の種類を見分けられなくなってきており、家内に「それ、ウルメじゃないだろ?」と聞くと、「あっ!マイワシだよ!」と。





今日はマイワシまで入って来たか…

この時点でイワシ御三家※揃い踏みです。

※マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシ

イワシ類、トウゴロウイワシがコンスタントに釣れるということは、少なくともこの時点でフィッシュイーターは湾内にはいないと見て間違いありません。

今日は大物は諦めて、サビキ釣りに集中するか…

それに呼応するかのように、サビキ釣りの釣果が順調に上がっていきます。



釣りのお供達も、だいぶお腹が満たされたようで、カタクチイワシをあげても反応がイマイチになっていきます。



本当は、もう少しウルメイワシとマイワシを釣りたかったのですが、このまま釣りを続けるとトウゴロウイワシとカタクチイワシが釣れ過ぎてしまうので、この辺りで片付けに入りました。

サビキ仕掛けを付けた竿から片付け、泳がせ、サビキの竿を1本ずつ残し、釣りのお供と戯れながらビール片手に遊んでいると…



派手なナブラを作りながら、青物と思われるフィッシュイーターが登場してしまいます。

一応、活餌に使えそうなトウゴロウイワシは、バケツにストックしてあったので、取り急ぎ活餌を元気の良いものに交換しました。

そして、この日の釣行が今シーズンの北条湾での釣りを象徴しているような釣りになった…ここなんですが、まずはマイワシです。

ウルメイワシは毎週ではありませんが、頻繁に釣果は確認出来ており、北条湾周辺にかなりの数の群れがいると思われます。

マイワシに関しては、北条湾周辺にいることはいるのですが、ウルメイワシほど数はおらず、北条湾内にほとんど入って来ません。

ほぼ北条湾内に常駐…と言って良いのが、ネンブツダイとトウゴロウイワシです。

今シーズンは、トウゴロウイワシの数が異常で、ここまで北条湾内を埋め尽すようにいるのは私も初めて見ました。

この異常な数のトウゴロウイワシの群れの影響で、青魚を始めとする同じくらいのサイズの魚の群れが、北条湾内に入ることを躊躇う、厳密には入る余地を奪っているように見受けられます。

ただ、この異常な数のトウゴロウイワシの群れを追って、かつてないくらいの多くのフィッシュイーターが集まっていることも事実です。

一言で言ってしまうと、様々な要素、要員が絶妙なバランスで成り立っていた北条湾内の魚達の関係性が、あまりにいろんな種類の魚が集まり過ぎて崩れてしまい、規則性がなくなり人間からしますと魚の動きを読みにくくなっている…こういう状況になっていると思われます。

仮にこの日掛かったアカエイも、泳いでいる小魚を襲うことはほとんどなく、死にかけた魚や死んだ魚を食べるわけですが、これだけ小魚が集まっていれば、当然死んだ小魚が海底に沈んでいておかしなことはなく、こういうものを求めて北条湾内に入ってくるわけですが、青物の成魚と言えば70cm~1mくらいでこの日掛かったアカエイはその2倍以上の大きさの魚です。

あの狭い北条湾内にメートル級の魚もいる…となれば、例えサイズの大きなフィッシュイーターとはいえ、狭い湾内に入るのはリスクが高く躊躇して当然かと思います。

小魚達はリスクを冒してでも北条湾内に入って来る…

それだけ、エサが豊富で魅力的な場所が故に、あまりに多くの魚が集まり過ぎた結果が、今シーズンのように私には見えています。

近年、イワシ類などの小魚が大量死するニュースを頻繁に目にしますが、東北地方などの場合は暖流と寒流(黒潮と親潮)の流れが変わってしまい、耐えられない冷たい海水の海域に入ってしまい死んでしまうことが一つの理由で、これとは別に日本近海の全体的な海水温の上昇により青物と呼ばれるブリなどの生息範囲が北上しており、こういったフィッシュイーターの大きな群れに、狭い場所に小魚達の群れが追い込まれ酸欠で死んでしまう…こういったことが頻発しています。

その前提のお話しとして、フィッシュイーター、小魚共に今までの餌場としていた場所が大きく変わってきている…こういったことも考えられると思います。

仮定の話ですが、様々な魚の生息範囲が変わって来ているということは、新たな餌場を見付ける魚に先駆者みたいな群れが必ずおり、良い餌場を見付け独壇場じゃんか…と、最初はなるわけですが何れ捕食者に見付かり、捕食者の独壇場になってしまう…

ニュースになるような規模ではありませんが、こういったことの縮図の状況が北条湾でも起きているのではないか…

今シーズンは、サビキ釣り、泳がせ釣りの釣果を見ましても、個人的には上記のようなことを考えています。

北条湾は繰り返しになりますが、狭い湾が故ある意味魚達の生態系のバランスが取れていれば、自然の中にある釣り堀と変わらないわけで、非常に魚が釣り易い場所なんです。

しかし、そのバランスが崩れてしまうと、毎回釣りに行っても何の魚がいるのか分からない…

何が釣れるか分からない…

これは、これで楽しみの一つでもありますが、ターゲットが絞れないというのも釣りのしにくさに繋がってしまい、最悪準備して行った道具やエサでは何も釣れない…ボウズ率が上がってしまう要素になってしまっています。

じゃぁ、お前(私)がやっているサビキ釣りの準備をしていけば、何か釣れんだろ?

これが、実は今シーズンはそうではないんです。

例年であれば、北条湾内に入って来る魚が毎回違う…けど、釣れる時間はだいたい同じ…であれば、その時間をピンポイントで皆様にお知らせすれば良いことで、ここまで釣れない…釣れないを連発しません。

X(旧Twitter)やブログを良くご覧頂いております方は、お分かり頂けるかもしれませんが、同じウルメイワシでも釣れる時間がマチマチで且つ釣れ続ける時間も、その日その日で酷いと10分、長くて30分とかなんです。

去年までは、下手なバスより時間に正確で、毎日10分と違わず北条湾の中に青魚などの小魚の群れが入って来て、長短はあるものの一定の時間は爆釣れタイムがあり、概ねそのタイミングを狙って釣りに行けばそれなりの釣果を得ることが出来ていました。

ところが今シーズンは、いつどんな魚が北条湾内に入って来るかも予想が難しく、メッキ(ギンガメアジ)に至っては初夏の頃に今シーズン初めて釣れてから、1ヶ月以上釣れない状況が続いたかと思えば、今度は数週間釣れ続け、再び釣れなくなり前回の釣行時に三度釣れました。

こういう魚の釣れ方からも、北条湾周辺の海域には未だにメッキの群れがおり、メッキ達も出来ることなら北条湾内、その近くに行きたいけど、中々近寄ることが出来ず、いつ北条湾内に入れるか分からない…魚達からしても恐らくこんな状況なんだと思います。

そもそも、青魚や青物などは特にですが、自分達の餌場とする海域を持っており、これをルーティンで回遊しながらエサを食べて毎日過ごしています。

海流や海水温の変化など、四季で海の状況が変わっても通年を通して、この時期はここの場所、この時期はこっち…と、同じことをルーティンで繰り返す習性があります。

数週間から1~2ヶ月くらいのサイクルで、群れが回って来たり、全く回って来ない…この動き自体がかなり不自然なんです。

釣れなく(来なく)なったら、海流や海水温の影響で次の餌場に行った…これが今まではセオリーで、確実に2週間釣れなければ、翌年回遊してくる時期まで釣れない…これが当たり前でした。

今シーズン北条湾内に入って来る小魚達は、青魚や青物の習性と逆行するような行動で、私は多くの魚が集まり過ぎている…と、予想しておりますが、仮に原因がこれではなくても、何がしかの違う理由で北条湾内に入れる日と入れない日があり、様子を見ながら近海を回遊しているものと思われます。

釣り歴40年超えで、私なりに魚のことは学んできたつもりでおりましたが、今シーズンばかりはお手上げです。

本当に毎回の釣行が綱渡り的で、釣りに行こうと自宅を出発し北条湾に向かっている時に、毎回「今日こそはボウズなんではないか…」「逆に何か面白い魚が寄っているかな…」と、テンションが上がったり下がったりを繰り返しながら車を運転しています。

この状況が永遠に続くということは有り得ず、どういった落とし所にどういう形で着地するのかは分かりませんが、何れ状況は改善されると思いますので、近々での北条湾への釣行はあまりお勧め出来ません。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年12月3日 北条湾釣行 釣果


少々写真で見ると数的に寂しいですが、釣りのお供がずっといたことや、ウルメイワシ、マイワシに関しては時合いが恐ろしく短くあっという間に釣れなくなり、コンスタントに釣れ続けたのはトウゴロウイワシとカタクチイワシだけでした。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年12月3日 北条湾釣行 釣れた魚種


一番上がウルメイワシ(23cm)、二番目がマイワシ(20cm)、三番目がトウゴロウイワシ(18cm)、一番下がカタクチイワシ(15cm)です。

ウルメイワシは超太っていて極太でした。

そして…

今は12月、いよいよ師走突入で、もうすぐお正月です。

釣り納め…

釣り始め…

釣りバカ的にはそんなことを考える時期なんですが…

ナント!この日釣れたウルメイワシは全て白子か卵を持っていました。



ポスト(ツイート)の通りなんですが、イワシ類の産卵期は初夏から秋頃までです。

梅雨の時期などに卵を抱え、一旦岸近くから離れ、産卵場を目指し産卵後に再び岸近くに寄り爆釣れする…

サビキ釣りでイワシを釣る際には、定説的に様々な本などにも書かれていたことです。

しかし、今は12月…

ぶっちゃけ、この日ウルメイワシを釣り握った時に「こいつ…子持ちじゃぁねぇか??」と家内に言いました。

えっ!?

イワシって卵産むの夏じゃないの?と家内は返しましたが、読みは当たり子持ちでした。

読みが当たった、当たらないはどうでも良いんですが、人間でもそうですが、自然界の動物であれば子孫を残すことは、その種が生き延びていく上で一番重要なことで、一大イベントです。

卵から孵った子供達が生き延び易いタイミングを本能的に感じ、全力で子孫を残すことに注力しているはずなんです。

この日釣れたウルメイワシの群れは、今のタイミングがベストと判断したんだと思いますが、海の中、釣りにおけることだけではないのかもしれませんが、定説的に言われていたことをただ繰り返していても結果は出せない…そんな世の中になってきたのかもしれませんね。

ウルメイワシを捌き、予想通り子持ちであることが分かった時、妙に上記のことを感慨深く実感しました。

この日の兄妹猫の朝食はトウゴロウイワシを焼いてあげました。



ポスト(ツイート)にもありますが、今シーズンのトウゴロウイワシはサイズがかなり大きく、ある意味贅沢な話なんですが脂がのり過ぎていて妹猫が拒否…これが連発なので、大小を織り交ぜて焼いてあげました。



残さず完食してくれて何よりです。

変わって、兄妹猫の夕食は、小さいサイズのカタクチイワシは人間用に圧力鍋で骨までホロホロに似た梅煮を作りたかったので、大きなサイズのカタクチイワシを兄妹猫にお裾分けしました。



そのまま焼いて出したら、恐らく妹猫は食べてくれない大サイズのトウゴロウイワシとカタクチイワシを織り交ぜて誤魔化しました。w



この日は朝晩共にキレイに完食してくれ、飼い主的には釣って来た甲斐があります。

人間用の魚料理は、カタクチイワシの梅煮とウルメイワシとマイワシの食べ比べ丼なるものを作ってみました。

カタクチイワシの梅煮

カタクチイワシの梅煮

カタクチイワシの梅煮


簡単に作り方ですが、カタクチイワシは頭と尾を切り落とし、腸(はらわた)は取り除きます。

カタクチイワシはお腹に包丁を入れなくても、胸ビレをつまみ引っ張れば簡単に腸は取り除けます。

流水でカタクチイワシのお腹の中を良く洗い、食べた時の食感が悪くなるので鱗は丁寧に剥いで下さい。

圧力鍋にカタクチイワシを入れ、カタクチイワシが浸るくらいの水を入れ、圧力を掛けて10分ほど煮込みます。

圧力鍋の圧力が抜けたら、梅肉を叩いたもの、お好みで刻んだ生姜、麺つゆ、今回は甘酸っぱくしたかったのでみりんを多めに入れ、酒、砂糖を入れて味を整え、更に15分ほど煮込み、これもお好みですが、煮たあと30分ほど時間をおくとカタクチイワシに良い感じに味が染みます。

カレーではありませんが、ぶっちゃけ翌日残ったものを食べるのが一番味も染みて美味しいです。

そして、ウルメイワシとマイワシの食べ比べ丼です。

ウルメイワシとマイワシの食べ比べ丼

ウルメイワシとマイワシの食べ比べ丼

ウルメイワシとマイワシの食べ比べ丼


マイワシの方が一般的に手に入り易いことからなど、ポピュラーな魚ですが実はウルメイワシは足が早い※ことから一般市場に出回りにくい魚なだけで、味は抜群に美味いです。

※腐り易い

食べ比べると、ウルメイワシの方が身も柔らかく甘味が多いことが実感出来ます。

ちなみに、写真の右側がウルメイワシ、左側がマイワシです。

釣った魚をお刺身で食べる際のワンポイントアドバイスですが、釣りたてであれば言わずと知れて鮮度は間違いなく抜群です。

ただ、鮮度が良ければ良いほど、魚の身が持つ水分量が多くなります。

水分を多く含んでいることで、身のプリプリ感、つまり身に張りがある状態が保てるわけですが、同時に水分が多いと身の味を感じにくくなります。

では、どうすれば一番ベストな状態で食べられるのか…

青魚は足も早く腐り易いです。

時間を置き過ぎれば、旨みは増しても腐敗が始まります。

厳密に言えば、絶命した瞬間から腐敗は始まります。

釣ってから(絶命してから)5時間くらい※1までが一つの目安※2ですが、帰宅後すぐにイワシを三枚に卸し、所謂「柵」の状態にします。

※1:釣ってすぐに冷やすことが前提です。

※2:あくまで目安ですが、5時間以上時間が経過しますとイワシ類の場合は特に身に締まりがなくなり、捌くことも困難になり刺身で食べることが難しくなります。

お皿の上にキッチンペーパーを厚めに敷き、その上にイワシの柵を並べラップをせず30分~1時間程度冷蔵庫で寝かせて下さい。

こうすることで、身の表面の水分が飛び、身の内部の水分は残っているので、身に張りがあるプリプリの状態で、イワシの身の味を感じ易くなります。

カマスなど、身に旨味はあるけど水っぽい身の魚の場合は、冷蔵庫で寝かせる時間を倍くらいにして下さい。

この辺の加減は、お好みなんですが、言い方を変えますと鮮度が抜群であることから、自分の感覚や感性で刺身の味をコントロール出来、美味しく食べられるか食べられないかは自分次第…という楽しみでもあります。

個人的には、釣った魚を食べる…頂いた命に感謝しながら余す事なく食べることが、釣れてしまった魚への敬意だと思っています。

小難しいことは一旦置いといても、釣れれば北条湾ではスーパーで売っているようなサイズのイワシ類が釣れることがあります。

鮮度抜群のイワシを買おうと思っても中々買えません。

大きなサイズのイワシが釣れた際は、是非お刺身で召し上がって頂ければと思います。

今シーズンは一つのターニングポイントで、今後北条湾でどういった魚がメインで釣れるようになるのかの分かれ道だと思います。

釣果優先であれば、今の北条湾はお勧め出来ませんが、私は今後も北条湾という釣り場をつぶさに見ていきたいと思っており、下手をすればボウズ連発で大した情報をお伝え出来ないかもしれませんが、たまには私のX(旧Twitter)やブログをご覧頂ければと思います。

次回も、泳がせ、サビキ釣りを頑張りたいと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

2023年12月3日午前8時過ぎの北条湾岸壁周辺の様子
2023年12月3日午前8時過ぎの花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  エイ  アカエイ  ウルメイワシ  トウゴロウイワシ  青魚  泳がせ  

【三崎港・北条湾】泳がせ釣りで1.5mのアカエイ…サビキではウルメイワシが好調でした(2023年10月29日)

こんにちは。

この日は潮の動きがベストで、潮見表を見るだけでニヤついてしまう感じでした。



私もしがないサラリーマン故、気持ちでは釣りを優先したくとも、仕事を優先せざるを得ず、地味に仕事が忙しいことからブログの更新が遅れており申し訳ありません。

この記事を執筆している時点で、2023/11/3からの三連休、実際の釣行は11/3と11/5に釣りに行っております。

この三連休中の2回の釣行でかなり確信を持ったのですが、ちょうどこの日の釣行が境で新なフィッシュイーターも北条湾に寄っている可能性が極めて高くなりました。

その新たなフィッシュイーターについては、次回の釣行記事(11/3と11/5の合併号)で詳しくお話しさせて頂きますが、この日まではそれ以前と同じ状況だろうと思っており、未明は何も釣れない(ネンブツダイ以外)…マヅメ時からトウゴロウイワシウルメイワシ狙い、日の出後トウゴロウイワシを活餌に青物…の流れで釣りをしようと思っていました。

異変に気付くのは日の出以降なのですが、まずはこの日の釣行を振り返ってみたいと思います。

この日は午前3時頃北条湾に到着しました。

北条湾到着時点で前週とは打って変わって釣り人の多さに驚きます。

自分で釣ったわけでもなく、誰かが釣っているのを見たわけでもなく、あくまで私の憶測のレベルなのでこの日までは申し上げませんでしたが、この日の釣行以前からもしかすると北条湾内にカマスが入って来ている…と予想していました。

突然増えた釣り人の大半が、ウキ釣りで明らかにカマスを狙っており、ほぼカマスが北条湾内に入って来ているのは確実でしたが、上記で申し上げたように自分でも釣っておらず、誰かが釣っているのを見たわけではありませんが、ほぼ100%カマスはいると思いました。

どのタイミングでカマス釣りをやろうか、一応釣りに行く度に考えており、この日の釣り人の数の変化に、この日誰かが釣っているのを目視で確認出来たら次からカマス釣りをしよう…こう思いました。

潮の動きも良く、カマス釣りの準備をしてこなかったことを軽く後悔しつつ、周りの釣り人の様子を伺いながらいつも通り釣りを開始します。

当たり前のように、第一投目でヒットするのはこの方。



そろそろ、動画を一々撮影するのも面倒なので、ネンブツダイに限っては「ネH※」とか、略語でツイート(ポスト)するか悩むほどです。w

※ネンブツダイHITの略

そして、この日の釣りのお供は白混じりの茶トラ猫です。



最初の5匹くらいは、良い音をさせてネンブツダイをバリバリ食べてくれましたが、6匹目からお手々で押したり、猫パンチを炸裂。



すまんが、今は念仏しか釣れないんだ…我慢してくれ…などと思っていると、フッと気付いたのですが、カマスがトウゴロウイワシを襲っているナブラが出来ていないことに気が付きます。

ん??

カマスの群れが移動したか…??

にしても、やけに静かだな※…と思っていると、隣で釣りをされている方がカマスをGET!

※ナブラも出来ず、トウゴロウイワシも湧いてこない

おぉぉぉぉおお!やっぱ入ってんなカマス…

カマスの群れは北条湾を出始めていましたが、まだ完全には出ていなかったようです。

来週からカマスの準備も必須だな…などと思っていましが、どうもお話しを聞くと、9時間カマス狙いの釣りをして、ようやく1匹釣ったらしく、えっ!?そんな確率なの??とビックリしました。

これは、カマスをやるにしても、状況をもっと良く分析しないとやる意味がない…

釣った方の釣りの仕方を見ていて、特に問題もなくカマス釣りに慣れている人なんだな…と思いながら見ていました。

では、スレ、カマスの数??

その後、気が付くとどんどん北条湾内に浮いていた、電気ウキの数が減っていきます。

あまりにカマスが釣れないので、皆さん気温がグッと下がる午前3時から午前4時の間にどんどん帰り始めました。

そして、午前3時半頃、今までより2時間ほど早くトウゴロウイワシサビキ仕掛けにヒットします。



これ、完全にカマスの群れが北条湾内から出たね…

潮の動き的には、午前5時過ぎの満潮での潮止まりに向けてガンガン潮が上がっているタイミングです。

魚の活性が上がって何らおかしくないタイミングです。

そして、それを象徴するようにミナミハタンポもヒットします。



見透かしたように、ピンク(ネンブツダイ)は嫌い、銀(トウゴロウイワシ)が良い…茶トラ猫に続いて釣りのお供のキジトラ猫が登場します。



この後はトウゴロウイワシはバンバン釣れるだろう…と高を括っていましが、新たなイーター登場で急にパタリとトウゴロウイワシが釣れなくなります。

確証をお示し出来る動画や画像がないので、あくまで私の憶測の域を出ませんが、恐らくイカの類が北条湾内に入って来ました。

トウゴロウイワシは釣れ続ける…こう読みましたが、イカのお蔭で急にトウゴロウイワシが釣れなくなります。

藤五郎爆釣れ!を疑わず、アホみたいに釣りのお供達にバンバン藤五郎をあげてしまったので、後の祭り状態で活餌がゼロに…w

イカ共めぇ…

かなりの至近距離でイカと思われるフィッシュイーターが地味にトウゴロウイワシを襲っています。

まぁ、良い…本命の青物が入って来るまで時間はある…そのうちイカも出て行くだろう…

イカのお蔭でサビキも全く無反応、ネンブツダイすら釣れません。

泳がせ釣りに至っては、サビキでトウゴロウイワシが全く釣れないのでお話しになりません。

泳がせ釣りの活餌を最後に交換して、そろそろ1時間が経過しようとしていたその時です…

泳がせ釣りの仕掛けを付けていた投げ竿が宙に舞い、竿立てごと海へ引きずり込まれていきます。

家内がそばにいたので、慌てて竿を掴みますが、今度は家内ごと海へ引きずり込まれそうになります。

なんだ??

なにがきた??

エイだろ??

分かんない…けど、私だと巻けないし落ちそう…と。

選手交代し、引きを直接感じた途端にエイアカエイ)だと確信します。

前回エイがヒットした時は、勘弁願いたい2mオーバー。

@194mac三崎港・北条湾】泳がせ釣りで青物を狙っていたら2mの巨大アカエイ#三崎港 #北条湾 #釣り #泳がせ #エイ#アカエイ ? Chigau, Soujyanai - Masayuki Suzuki


引きや重量感から2mはないものの、1m超えは確実。

家内がタモ?、ハサミ?と聞いてきました。

タモはお分かり頂けると思いますが、エイは非常に重いので1mを超えてくるとタモにも入らず、ギャフでもないと引き上げられず、致し方なく道糸を切ってリリースすることがあります。

そういう意味でハサミ…と家内は聞いてきましたが、いくら外道のエイであっても可能な限り釣り具は全て外してリリースしてあげたい…そんな思いからなんとか足下まで手繰り寄せます。

ようやくエイが浮いて来て…

タモ入れをしてくれる家内に…

なんとかタモにはいるだろ?

ヒレはペラペラだから頭入れてみ…

家内が何とかタモに入れ、引き上げようとしますが…

ダメ…上がんない…

タモの柄が折れそう…

なに??

柄が折れるぅ???

今までエイのお蔭で何本タモの柄が折れたことか…

現在使っているタモの柄も、エイで折れ新調して1年経ってません…

出せ!エイをタモから出せ!!

入れろって言ったじゃん…

出るわけないじゃん…

ここで再び選手交代。

タモを縦にし引き上げを試みますが、一歩間違うと自分が海に落ちそうな感じです。

エイのフォルムからもお分かり頂けると思いますが、タモに入れてから大暴れすることはほとんどないのですが、なんせとにかく重い。

なんとか引き上げますが、引き上げた時にはギャラリーの方もチラホラ…



ツイート(ポスト)内の会話でも、リプでも食べないのか…というご質問を頂きましたが、さすがにこのサイズですと、自宅の床で捌かねばなりません。

出るアラの量も半端ないですし、下手をすると一般ゴミではなく産廃になり兼ねません。w

そこまでしてエイを食べたいか…いや、勘弁願いたいです。

手頃なサイズが釣れた際は、一度は持ち帰りエイ料理をご紹介させて頂きます。

一応、エイをひっくり返し釣り針の除去を試みますが、あまりに深く飲み込んでおり釣り針の位置が確認出来ませんでした。

出来る限り、道糸を短く切り、今後このエイが食事は出来る状態にしてリリースしました

エイ自体は釣れると困りものですが、エイという魚は意外と好きなんです。

まんま、ステルス戦闘機で個人的には格好良く見えます。

恐らくこの形にも意味があり、水の抵抗を受けにくいとか、いろいろ理由がありこの形に進化しだんでしょうね。

エイとの格闘も終わり30分ほど経って、釣りのお供のニューフェイスが登場。



鼻にはチャップリンのようなヒゲの模様…

地味に黒色が足らず、八割れになり切れないキジシロ…

そして、何よりデカいケツ…

何となく残念な感じのニューフェイスです。w



ちなみに家内はチャップリンと呼んでいます。w

チャップリンがやって来た頃から、ネンブツダイが再び釣れ始め、次第にトウゴロウイワシも混じり始めます。

更に30分ほど経って、ようやくウルメイワシがアタり始めます。



ウルメイワシは20分ほどコンスタントに釣れ続け、次第に根魚が混じり始めます。







次第にウルメイワシの食いが渋くなり、トウゴロウイワシだけ活性高く食ってくるような状況になるのですが、突然トウゴロウイワシのアタリがパタリと無くなります。

潮の動きは下げ潮とはいえ、大潮でガンガン潮が動いている状況で、魚の活性が下がる要素があまりないようにも思えるのですが…

あまりに動きが地味過ぎて、気付くのに遅れましたが、フィッシュイーターが北条湾内へ入って来ていました。



どうして、フィッシュイーターにやる気がなかったのか、ハッキリとした理由は現時点では分かっていませんが、この日は終始泳いでいるだけで、アタックしている様子は見受けられませんでした。



トウゴロウイワシは普段より少し深めのタナを足早に泳ぐ感じで、深めのタナを少し速いスピードで整列して泳いでいる時は、まさに北条湾内全体に緊張感が走っているような状況で、フィッシュイーターがアタックこそしてこないものの、トウゴロウイワシなどの小魚の視界には入る範囲を泳いでおり※、小魚達は自分達が食事をしている場合ではない時の動きなんです。

※フィッシュイーターの魚体が大きい可能性もあります

チャップリンが登場した時に、しこたまトウゴロウイワシは釣り、活餌のストックは十分ありました。



警戒するトウゴロウイワシの群れ…地味にナブラを作るフィッシュイーター…

相変わらずフィッシュイーターの動きにやる気は感じられず、潜望鏡深度で定速で航行する潜水艦のようでした。

状況的に、フィッシュイーターが泳がせ釣りの活餌を食ってくる可能性が極めて少ないですが、目の前にいるのは分かっており帰路に着くことを躊躇っていました。

しかし、家にはブログのタイトルにもありますウサギと猫が朝ご飯を待っています。



粘るにも、時間に限界があり、この日は頃合いを見て納竿としました。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年10月29日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年10月29日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からウルメイワシ、トウゴロウイワシ、ウミタナゴです。

ウルメイワシが22cmほど、トウゴロウイワシは20cmほどです。

ミナミハタンポとメジナ(グレ)は、サイズも然程大きくなく元気いっぱいだったので、海へお帰り頂きました。

兄妹猫の朝食は、トウゴロウイワシとウミタナゴを焼いてあげました。



寄る魚の種類や、細かい魚の動きなど、毎年微妙にいろんなことが地味に変化していくのですが、今シーズンは決して悪いことではないのですが、北条湾内のエサが豊富なようで見た目でも分かるほどトウゴロウイワシが大きく成長し太っています。

例年ですと、我が家の兄妹猫が一年の中でも釣って来た魚を一番安定して食べてくれる時期なんですが、その安定の藤五郎…の神話が崩れ始めています。



妹猫は根魚の磯臭さや脂の濃い魚が苦手で、サバっ子や20cm未満のイワシ類、そして例年まではここにトウゴロウイワシが加わっていたのですが、今シーズンはそのトウゴロウイワシに脂がのり過ぎていて、大サイズのトウゴロウイワシになると食べてくれません。

兄妹猫の夕食は、比較的小さいサイズのトウゴロウイワシと、それなりに数が釣れたウルメイワシを焼いてあげました。



妹猫が残した朝食もまぜてありますが、20cm以下のトウゴロウイワシとウルメイワシですと、普通に食べてくれるんです。

トウゴロウイワシもウルメイワシもキレイに20cmというのが一つの基準で、そんなに変わるか?と実際に私達も実食してみたんですが、さすが猫!という感じで、確かに20cmを越えると人間の感覚ですと若干ですが、脂にしつこさを感じます。

調味料を一切使わず身を食べるとしつこい感じを覚えますが、逆にこれに少し醤油を垂らすとご飯が進む感じの脂感です。

もちろん猫にも個体差があり、どの猫も全てがこうではありませんが、ある意味身を食べただけで、何センチのトウゴロウイワシとウルメイワシなのかを正確に当てていることになります。

今回は釣りのお供もたくさん集まってくれたことなどから、調子に乗りトウゴロウイワシをバンバン釣ってしまったので、当日の朝夕のご飯だけでは処理し切れず、釣行翌日の月曜日の夕食もトウゴロウイワシを焼いたものとなりました。



釣りとはあまり関係ないお話しで恐縮なんですが、ツイート(ポスト)内のトウゴロウイワシを良くご覧頂くと、サイズが大きく見えると思います。

その通りで、器に乗っているトウゴロウイワシは最大で20cmほど、小さいもので19cmほどなんです。

上記の話の流れでいきますと、これも拒否されてもおかしくありません。

前日の夕食時はほぼ完食に近かったですが、地味に兄妹揃ってご飯を残したので、それをまとめて取り置いておきました。

それと写真の焼いたトウゴロウイワシを混ぜたのですが、何の問題もなく完食してくれました。

フッと思ったのですが、釣行当日の夕食も同じなんですが、一度トウゴロウイワシを冷凍しています。

つまり、ある意味鮮度抜群の釣りたてのトウゴロウイワシは、釣りに行った当日の朝だけなんです。

一度冷凍し、解凍する際に水分と一緒に風味や脂も一緒に落ちているのも、兄妹猫が拒否するしないに関係しているんだろうな…と思いました。

人間的な表現ですと、味が落ちる…とか言いますが、これが猫的にはちょうど良い感じになっているのかもしれません。



人間用の魚料理は、ウルメイワシのすりゴマ和えとタタキ丼を作ってみました。

ウルメイワシのすりゴマ和え

ウルメイワシのすりゴマ和え

ウルメイワシのすりゴマ和え


ゴマと青魚は相性が良いのでお勧めです。

ウルメイワシのタタキ丼

ウルメイワシのタタキ丼

ウルメイワシのタタキ丼


タタキ丼は一見しますと、何だか小汚いカスのようなものが散らばっていますが、実はこれ焼いたウルメイワシの身と生のウルメイワシの身を一緒に叩いたタタキ丼なんです。

先ほど、兄妹猫のご飯のお話しの際に、トウゴロウイワシとウルメイワシの身の食べ比べをしました…とお話し致しましたが、その際に実食するために普段は兄妹猫にはお裾分けしない、大サイズのウルメイワシも焼いて食べ比べ、残った焼いたウルメイワシの身を使っています。

この日は諸々のフィッシュイーターの動きの影響もあり、ウルメイワシがコンスタントに釣れていた時間は20分ほどでしたが、入れ食いとまではいかずとも、途切れることなく20分程度は釣れ続け、ゴマ和え、タタキ丼、兄妹猫へのお裾分けが出来るくらいの数は釣れました。

ただ、今北条湾に集まる魚はフィッシュイーター然り、サビキ釣りで釣れる魚達も含め、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ以外の魚は全てスレが酷いと思った方が無難です。

魚はいますが、非常に釣りにくいです。

スレ過ぎていて、これだ!という有効な手立てがなく、私はサビキ仕掛けの竿は私2本、家内2本の計算で計4本出しており、全ての竿に付けてあるサビキ仕掛けが違います。

過去に実績のあったサビキ仕掛けばかりではなく、新しいもので北条湾で使えそうなサビキ仕掛けは積極的に使用していますが、その時その時で食ってくるサビキ仕掛けの傾向が全く異なり、規則性がなくイマイチ絞り込めていません。

その中でも一番スレを感じるのがイカの類とカマスです。

実際に次回の釣行からカマス釣りは本格的に始め、都度釣行記事でご報告致しますが、一昨年のカマスラッシュの時はカマスもスレておらず誰でも釣れる感じでした。

去年は幾分スレていましたが、ある程度の数カマスが寄っていたので、少々釣りにくい…程度でしたが、今シーズンは数も少ない上にスレも酷く、極論を申し上げますとカマスはいますが、やるだけ無駄…という状況です。

私自身が本腰を入れてまだカマス釣りはしておりませんので、この辺の詳細は次回以降の記事で詳報させて頂きます。

イカに関しては、たまに餌木やヤエンで狙って釣りをしていますが、どちらもガン無視な上に、イカ狙いの釣りをしている人もほとんど見掛けません。

それでも、泳がせの活餌がイカに襲われた状態で戻って来ることもあり、現にイカの類はいると思いますが、9時間、10時間釣りをして1杯釣れるか釣れないか…正直申し上げて、同じ三崎周辺でも北条湾ではない場所での釣りをお勧めします。

もっと言えば、北条湾以外でも同じ三崎港周辺であれば、スレている可能性は高く、実績がある釣り場に行かれることをお勧め致します。

冒頭で簡単にお話し致しましたが、この記事を執筆している時点で11/3、11/5の釣行を終えております。

この日の釣行の2回前、前々回の釣行時に些か異変を感じており、その時は各フィッシュイーターが何がしかの理由で北条湾を離れ始めた…と予測し、確証が得られていないため、Twitter(X)やブログでその点について何もお話ししませんでした。

しかし、この日の時点で、その予想とは真逆のことが起きている…これだけは確信出来ました。

何の魚が集まり始め、どういったことが起きているのかは次回の記事で詳報させて頂きますが、何れの魚も数が少なくスレが酷い…これは間違いなく、多魚種の魚が集まり始めていることも確かですが、今シーズンの冬の北条湾での釣りはターゲットを絞り、しっかりとその魚と向き合わないと釣りに行くだけ無駄…という、当たり外れの多い釣行になると思います。

当然、私も例外ではなく、たくさん魚が寄っているのに釣るのが難しい…どこまで結果を出せるか不安でもある一方で、釣り師としてはこの上なく燃える状況に早く釣りに行きたくて仕方がありません。

昔使っていた釣り道具を引っ張り出してきたり、昔やっていた釣り方を改めて確認したり、スマホを持ってもPCを開いても釣り、釣り、釣り…

仕事柄、海の傍を走ることが多いので、車を運転すれば釣り、釣り、釣り…

寝ても覚めても釣り、釣り、釣り…

今回の記事は、いろいろ次回に答えを引っ張るような内容になってしまいすみませんが、その日の釣行を時系列的にTwitter(X)のツイート(ポスト)に注釈を加えるような構成になっていることから、申し訳ございませんが、次回の釣行記事は今暫くお時間を下さい。

なる早で次の記事を書きます。

また、ご報告させて頂きます。

2023年10月29日午前8時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年10月29日午前8時頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  ウルメイワシ  青魚  魚料理  トウゴロウイワシ  ネンブツダイ  青物  

【三崎港・北条湾】雨の中の北条湾釣行・青物は姿を現わしませんでしたがウルメイワシが好調でした(2023年10月15日)

こんにちは。

今回は秋の釣り…つまり多魚種の魚がたくさん釣れる時期でなければ、釣りに行かなかったであろう気象の状況でした。



天気予報はあくまで、「予報」且つピンポイントで北条湾の天気の予測をしているわけではなく、実際のところは現地に行ってみないと分かりません。

一歩間違えれば暴風雨の中釣りをしなければならないような状況でした。

しかし、一年の中で一番釣りが楽しめるこの時期、どうせ使い切ることがない有給休暇を取りまくってでも釣りに行きたい感じですので、折角の休日です、多少のリスクは覚悟の上で雨の中での釣行を決めました。

こんな状況の時に、のこのこと釣りに出掛けるのは、根っからの釣りバカである私くらいなものだろう…という予想や、付き合ってくれる家内にも、無駄に雨の中釣りをしてもらうのは悪いので、潮の動き等々からピンポイントで午前5時~午前7時の間の2時間だけ釣りをするつもりで出掛けました。

この2時間を選んだ理由は、まずは満潮での潮止まりの時間が午前5:09、そこから下げ潮とは言え潮が動き始め、徐々に潮の動きが大きくなっていきます。

且つ、この午前5時~午前7時の2時間の間にマヅメ時になり、日の出の時刻を迎えます。

午前7時で区切った理由は、午前6時を過ぎるとあくまで予報ではありますが、いつ荒天になってもおかしくない天気予報だったためです。

予報上では、気温は16度台、降水確率は100%、1時間の雨量が10mm、そしてなんと言っても北寄りの風で風速が10mの予報です。

釣りバカとは言え、救助の要請などをしなければいけない、他人に迷惑を掛ける事故やミスをするのは、本物の釣り師とは言えないと思います。

魚との知恵比べだけが自然を相手にすることではなく、釣りをする上での状況を的確に読み安全に釣りをして帰宅することが、本当の意味での自然相手のレジャーだと思いますし、釣り師だと思います。

実際に現地に到着すると、久しぶりに見たような気もしますが、北条湾周辺に人の姿はゼロ。

当然、釣りをしている人などいませんでした。



午前5時頃から釣りの準備を始め、1本ずつ竿を出していきました。

雨が降ろうが、風が吹こうが、最初に準備が出来た竿の第一投目から恒例のネンブツダイです。



しばらく念仏ラッシュか…と覚悟しましたが、良い意味で予想が外れウルメイワシトウゴロウイワシと続きます。





大潮らしからぬ食いの渋さはありましたが、途切れることなく一定の間隔でウルメイワシトウゴロウイワシが釣れ続けます。

猫は水を嫌う子が多いのですが、この釣りのお供のキジトラ猫は雨でもやって来るんです。

雨粒が耳に当たり、ブル、ブルと弾いているのが可愛らしかったです。



なるべく大きなサイズの、泳がせ釣りの活餌には向かないトウゴロウイワシをお裾分けしてあげました。



釣りをしている間は終始粒の大きな雨が降っていたことや、地味に風があり海面にさざ波が出来ていたので、正確には分かりませんでしたが、この日は青物のフィッシュイーターは姿を見せませんでした。



ツイート(ポスト)内の、メッキと思われる魚は薄っすら魚影が確認出来たことや、アタリがあり竿を持ち上げて、魚のとの駆け引きしている間にハリスが切れる…ではなく、最初のアタリがかなり大きく真下に潜るようなアタリで、耐えられずにハリスが切れる…という感じでした。(ハリスが切れたのは全てトリックサビキです)

トウゴロウイワシのアタリの場合は、比較的食い上げのアタリが多く、ウルメイワシの場合は走りますが、走る方向は個体差がありバラバラです。

メッキはアイゴのアタリに良く似ており、比較的一直線に真下に潜ります。

今回は釣り上げてお示しすることは出来ませんでしたが、この日のハリスが切れてバラしてしまった魚はメッキだと思われます。

そうこうしているうちに午前7時に近付き、少しずつ片付けを始め、最後に1本だけサビキ仕掛けを付けた竿を残しておきました。

地味にウルメイワシが釣れていたことや、ハリスを切る魚の正体を見たかったのですが、期待とは裏腹に釣れたのはこの方。



雨足が弱まることもなく、それなりにウルメイワシが釣れたので、この日は大人しくここで納竿としました。

荒天の影響で人っ子一人いない北条湾

十数年前、居付きのイワシが登場した頃は、今くらいの時期から北条湾で釣りをする人はほとんどいませんでした。

20年近く前は、北条湾はどちらかと言うと釣れない釣り場でした。

そんなまともな魚が釣れない釣り場で、家内と釣りのお供達だけで釣りをしていた頃が懐かしく思い出されました。

【参考】釣り場のゴミと北条湾にいる動物について

帰れ…と背中を押してくれたクサフグ様様で、最後の1本の竿を片付けた途端に風雨共に強くなり、大人しく諦めて良かったです。



ウルメイワシに関しては、サイズも順調に上がってきており、今後もしばらくは安定的に釣れると思います。

マイワシに関しましては、夏場の異常な海水温の上昇で、暖か過ぎる海水を嫌い回遊ルートが変わってしまった可能性が高いです。

ただ、海水の温度はここ数週間で一気に下がっており、これを機に再び群れが戻って来る可能性もゼロではありませんが、今のところ釣果は確認出来ておりません。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年10月15日 北条湾釣行 釣果


釣りの準備、片付けを入れての2時間でしたので、実質的に釣りをしていたのは1時間半弱程度ですが、まずまずの釣果かなと思います。

釣りのお供のキジトラ猫にも、かなりトウゴロウイワシをお裾分けし、ちょうど人間用一食分、兄妹猫二食分くらいでちょうど良い感じでした。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年10月15日 北条湾釣行 釣れた魚種


ご説明は不要かと思いますが、上がウルメイワシで下がトウゴロウイワシです。

ウルメイワシが22cmほどです。

我が家の兄妹猫の朝食は、こちらもご説明は不要かと思いますが、トウゴロウイワシです。



この腸を覆うような白っぽい身はトウゴロウイワシの脂です。

トウゴロウイワシの脂身


ツイート(ポスト)内でも話しておりますが、安定の藤五郎で安定し過ぎて何のハプニングも起こらず、画的には全く面白くありませんが、やはり残さず食べてくれると雨の中釣って来た甲斐があります。



兄妹猫の夕食はウルメイワシとトウゴロウイワシを焼いてあげました。



今釣れるトウゴロウイワシの脂感が妹猫にはちょうど良いみたいです。



そして、人間用の魚料理ですが、ここのところ…というか、今シーズンはかなり刺身系の魚料理に偏っていたので、火を通す魚料理にしようと思っていたのですが、ウルメイワシを1匹捌いてみてビックリ!

前回釣れたウルメイワシと全く変わっており、腸を覆うようにビッシリ脂が付いていました。

ウルメイワシの脂身


捌いていても、少々コッテリ感がある脂が手に付き、指がテカる勢いでした。

ウルメイワシは冬場に向けて脂を溜め始めると、腹身の内側がオレンジ色に変色します。

ウルメイワシの腹身


家内に状況を説明し、どんな魚料理で食べたいか聞いたところ、即答で「刺身」だったので、変わり映えがなく恐縮ですが、今回も刺身系の魚料理となりました。

ウルメイワシのお刺身丼です。

ウルメイワシの刺身丼

ウルメイワシの刺身丼

ウルメイワシの刺身丼


今釣れるウルメイワシは、脂ものり始め一年で一番美味しい時期です。

サイズも徐々に成魚サイズに近付いており、まさに釣って楽しく、食べて美味しい魚です。

今回は簡単に釣った魚をお刺身にする際のポイントをお話しさせて頂きます。

この日ではないのですが、Twitter(X)のフォロワーさんと現地で釣った魚を刺身で食べる際の話になり、私自身が「アッ!こういうことを話せば良いんだな…」と勉強になりました。

語弊のある物言いなので、誤解をして欲しくないのですが、皆様も何がしか得意な分野があると思います。

その特異分野の事柄を、全く知らない人に教える際に、余程しっかりしたカリキュラムがあれば別ですが、ご自身で一から教えるとなると、教わる側の人が何が分からないのか分からない…という経験はありませんかね?

ブログで延々と一つのことを説明すれば、いつかは釣りについて様々なことをご理解頂けると思いますが、そもそもそんな一つの事柄について延々と話しても、所詮たかが釣りですので飽きてしまい、逆に読んでもらえなくなると思います。

どこからどこまで何を伝えたら良いのか分からない…お読み頂いている皆様の知りたい…に応えられているのか…という疑問のフラグみたいなものが、正直申し上げて私にはあります。

逆に私で良ければ、遠慮なくTwitter(X)やブログのコメントなどでご質問下さい。

即返信…は難しくとも、概ね24時間以内には返信させて頂きます。

今回のテーマは釣った魚を刺身で食べる際の「食感」と「味」についてです。

上記のウルメイワシのお刺身丼の、アップ写真(下の写真)をご覧頂くと、ウルメイワシの身に包丁の切れ込みが入れてあると思います。

これは、「飾り包丁」や「化粧包丁」の意味合いもあるのですが、私が釣った魚を刺身で食べる際に切れ込みを入れるのは実は骨切りをしているんです。

どんな魚でも概ね、体側の真ん中、中骨から水平方向(横)、に骨が伸びています。※

※深海魚など、特殊な環境で生活している魚はまったく一般的な魚と骨格が異なることがあります。

この骨を「血合い骨」と言うのですが、大きな魚の場合は三枚に卸し、この血合い骨がある部分を、出来る限り骨だけ薄く身ごと切り落とすことが一般的なんですが、今回釣ったウルメイワシは20cmほどのサイズがメインです。

そんな小さな魚で、血合い骨を身ごと切り落としてしまったら、食べる身が無くなってしまいます。

そこで、この血合い骨を骨切りするために、身全体に斜めの包丁を入れています。

ウルメイワシは骨自体は柔らかいので、骨切りをしなくても多少気になるだけで、食べて食べられないことはありませんが、やはり口に含み噛んだ時に骨感があると、折角の新鮮な釣りたての魚料理が残念な感じになってしまいます。

仮にメッキやアジなど、イワシ類より骨が堅い魚の場合は、包丁の切れ目の間隔を狭めます。

これをするかしないかで、食べた時の食感は大きく変わります。

ウソのように骨が気にならなくなります。

また、食感ですと、もう一つ注意がありまして、ウルメイワシの場合は鱗は剥がれ易いのですが、鱗の下に薄い粘膜のような膜があります。

ウルメイワシが皮だけになり、指で触ってキュッと音が出来そうなくらい丁寧に鱗と膜を取り除いて下さい。

刺身を食べた時に、鱗が一枚でも残っていると、その時点で台無しになります。

最後に味についてですが、先ほども申し上げましたが、今のウルメイワシは脂がのっているので身の甘さが初夏から夏場のウルメイワシと各段に違います。

こういった味や風味を上手に引き出すために、魚を捌いたあと30分ほど冷蔵庫で寝かせます。

ウルメイワシの身を刺身丼の写真にのっている状態にしましたら、良く流水で洗い流し鱗や膜、捌いている時に付いてしまう血や肉片などをキレイに流します。

当然、洗い流した身をいきなりご飯に盛ったり、お皿に盛り付ければ水っぽくて旨味もへったくれもありません。

お皿にキッチンペーパーを敷き、その上にウルメイワシの身を並べ、ラップをせずに30分ほど冷蔵庫で冷やして下さい。

軽くウルメイワシの身の表面が乾いてきたらOKです。

ちなみにこれは、少し前に流行った様々な料理の「熟成」の工程とは全く別もので、単に身の水分を飛ばすことが目的です。

ここまでお話ししました工程を、丁寧にやるだけで釣った魚のお刺身の味や食感は各段に変わります。

あとは、ウルメイワシに限っては、冬場でも足が早く身が緩くなり易いので、冷やすことは徹底して自宅までお持ち帰り下さい。

自宅に帰った時に、既にウルメイワシの身が緩くなっていたのでは、この工程以前の問題ですので。

雨の中の短時間釣行だったので、お話しすることもそうはなく、時系列的に端的な釣行記になってしまいましたが、ウルメイワシの釣果は今後上がってくると思います。

私は仕事の都合上(サイクル)、どうしても未明から釣りに行きますが、今シーズンの今のウルメイワシは日の出以降から日中が好調なようです。

これからは気温も下がりますので、日の出以降の釣行をお勧め致します。

また、ご報告させて頂きます。

最後になりますが、この日の釣行後、実家の老猫ハル婆さんが19歳で亡くなりました。





皆様のご支援(いいね!やリプ)本当にありがとうございました。

若気の至りで、家族を放り出し家を出た、バカな親父のケツ拭きをしてくれたような猫でした。



この動画ですと、ブーブー言っていると思いますが、生まれた時から鼻に疾患(人間で言う鼻炎)があり、そういったこともあってか、親兄妹とはぐれたか、見捨てられたか、で鳴き叫んでいるところを娘が保護しました。

そういった感謝の気持ちもあったのか、娘は人生の3/2をハルと過ごし、まるで私達親子が再開し関係が元に戻ったのを見届けて亡くなったように思ってしまいます。

今後とも、若干猫が多め…なTwitter(X)ブログをよろしくお願い致します。

2023年10月15日午前7時過ぎの北条湾岸壁周辺の様子
2023年10月15日午前7時過ぎの花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】時化の影響か青物は現れず大潮らしからぬ魚の動きでした(2023年10月1日)

こんにちは。

今シーズンの秋の青物釣りは、幸先良く9/39/10と二週続けてショゴをGET!し、スタートダッシュを決めたものの、その後が続きません。

【参考】
明け方にメッキ入れ食い&今シーズン初の青物をGET!(2023年9月3日)
前週に続きメッキ入れ食い&2週連続でショゴをGET!(2023年9月10日)
2023年度シルバーウィーク4回の釣行まとめ(2023年9月17日・18日・23日・24日)

青物が釣りにくい原因の一つとして、潮の動きが関係しています。

マヅメ時から日の出後1時間の間に、干満問わず潮止まりのタイミングが重なり、本来であれば魚が一番活発に動く時間帯に潮の動きが止まってしまいます。

こちらは、去年の同じ時期にカンパチを釣った日のツイート(ポスト)です。



大満足の1匹・70cmのカンパチをGET!(2022年10月16日)

こちらは今シーズン、二週続けてショゴを釣った日のツイート(ポスト)です。



前週に続きメッキ入れ食い&2週連続でショゴをGET!(2023年9月10日)

そして、こちらがこの日、釣りを開始する時のツイート(ポスト)です。



各ツイート(ポスト)内の、潮見表のキャプチャー画像に注目して頂きたいのですが、未明から明け方に掛けての潮止まりのタイミングが、カンパチ、ショゴを釣った日は、マヅメ時前に潮が止まり、この日は日の出の時刻の直前で潮の動きが一旦止まっています。

潮止まりの時刻を基準とし、その前後30分はどうしても魚の動きが鈍くなります。(潮が止まるまでの30分と再び潮が動き出した後の30分)

青魚や青物は特に潮の動きに敏感な魚ですので、潮の動きが鈍くなると露骨に食いが渋くなります。

マヅメ時、陽が昇り始め、徐々に明るくなる薄暗い時から、日の出を迎えてその後1時間程度が一番青魚、青物共に動きが活発になる時間帯です。

私は釣りを生業としているわけではありませんので、海の状況、気象の状況、狙う魚の動き等々、釣りをする上での条件が一番良い時に必ず釣りが出来るわけではなく、船釣りなどのようにある程度魚が釣り易い状況をお膳立てされた釣りでもなく、陸っぱりからそれなりのサイズの魚を釣るとなると、ほんの些細なことで魚が釣れる釣れないが左右されてしまいます。

ある意味、好条件でも悪条件でも与えられたフィールドの中で、魚との知恵比べをすることも、こういった陸っぱりから大物を狙う釣りの醍醐味でもあるのですが、とは言え釣りに来ている以上、出来れば毎回釣果は上げたいものです。

一言で潮の動き…と言いましても、上記のように干潮や満潮で潮の動きが止まるタイミング、潮汐の種類、所謂大潮、中潮、小潮、若潮、長潮などがありますが、潮汐と潮止まりで言いますと、潮汐よりも潮止まりの方が、魚が釣れる釣れないには大きく影響します。

潮汐の種類で大潮と小潮では、当然大潮の方が魚の動きは活発になりますが、魚の動きに差はあれど潮さえ動いている時間であれば、それなりに魚達の活性は上がります。

しかし、潮止まりでは、文字通り潮(動き)が止まります。

先ほど申し上げましたが、潮止まりの前後30分、潮止まりの時間に向けて徐々に潮の動きが鈍くなり何れ止まります。

一旦潮が止まり、再び徐々に潮が動き始めます。

マヅメ時に入り陽が昇る(日の出)まで、約1時間程度掛かります。

そして日の出の時刻を迎えてその後1時間、この計2時間の間が青魚、青物共に活性が上がり易く勝負の時です。

カンパチやショゴが釣れた日とは違い、この日も先述しました通り、マヅメ時から日の出後の1時間、勝負の時の計2時間の間に潮止まりのタイミングが重なり、勝負の2時間のうち1時間は無駄になってしまいます。

当然釣れる確率は下がり、非常に釣りにくい状況が生まれます。

今シーズンは10月、11月と、全ての日曜日がそうではありませんが、ほとんどの日曜日が、このマヅメ時から日の出後1時間の間に潮止まりの時を迎えます。

前振りが長くなってしまい恐縮ですが、この日の釣行を見ていきたいと思います。

この日は上記の潮の動きの問題にプラスして、時化という状況でもありました。

外海が荒れると、良い点としては、普段は北条湾内に入って来ない魚が、時化により一時的に避難の目的で北条湾などの湾や入り江に逃げ込み、思いもよらない釣果に繋がることがあります。

悪い点として、上記とは逆に普段は北条湾内に定期的に入って来ている魚達が、時化の影響で各餌場を回遊するルートが変わり、全く湾内に入って来ない…という状況に成り得ます。

一匹も魚がいない釣り堀で、何時間釣りをしても魚は絶対に釣れません。

その釣り堀で釣りをしている状況と何ら変わりません。

早速釣りを開始しますが、釣りを開始した時のツイート(ポスト)の定番になりつつあるこのお二方が早速登場。

第一投目からいつものこの方です。



そして、釣り開始時には既に車の下でスタンバっていたこの方。



ネンブツダイしか釣れないので、早くもネンブツダイに飽き始めます。



ある程度お腹も満たされ、寝床へ帰ったのか、他の釣り人の方のところへ行ったのかは分かりませんでしたが、私達の元からはいなくなってしまったので、風も強まってきたことなどもあり、午前4時半頃まで車で仮眠することにしました。



前々週は、まだ未明にいた、恐らくカマスと思われるフィッシュイーターの存在は確認出来ましたが、この釣行の前週とこの日は、未明にいるフィッシュイーターは確認出来ず、もしかすると北条湾から離れたかもしれません。

こういうこともあり、釣りに行く時間こそ変えていませんが、釣りを開始して様子を見て、ネンブツダイ以外の魚が釣れる気配がない場合は、ここ数回の釣行から午前4時半頃まで仮眠するようにしています。

今シーズンの傾向の一つですが、午前4時半以前に釣りをしても、釣りをするだけ無駄という状況で、恐らくネンブツダイ以外は何も釣れないと思います。

チョイ投げなど、虫餌での投げ釣り等は試していませんが、少なくともサビキ、泳がせでの釣果は望めないと思います。

午前4時半過ぎに釣りを再開しましたが、かなり久しぶりですがカタボシイワシがヒットします。



今シーズンは北条湾内にカタボシイワシはほとんど入って来ませんが、周辺海域にはおりこの日は時化の影響で湾内に入って来たものと思われます。

カタボシイワシに続き、トウゴロウイワシウルメイワシと続きます。





大潮とは思えない食いの渋さでしたが、地味にトウゴロウイワシウルメイワシが釣れ続けます。

日の出の時刻を回り、意外な魚達がヒットします。

この日の釣行で、一番良かった出来事でした。

まずはマダイの幼魚、チダイ、カスゴ、チャリコなどと呼ばれますが、小さくても釣ったばかりの鮮やかなピンク色、姿形が本当にマダイは美しいと思いました。



次はヘダイです。



シロチヌ(白チヌ)などとも呼ばれ、銀色のフォルムが、こちらもまた非常にキレイでした。

この2匹の鯛が釣れたということが、非常に良かった出来事で、磯焼けがだいぶ改善されてきた証と言えると思います。

数年前、岸壁の縁にビッシリといたウニをここ数年見掛けません。

恐らく地元の漁業者の方々の駆除、ウニの利用促進が図られ、以前の北条湾に戻ってきたものと思われます。

磯焼けが酷くなる前は、北条湾では今の時期から春先くらいまで、虫餌でチョイ投げをすると良く釣れたのが鯛系の魚でした。

釣果を挙げることが難しい時期に、チョイ投げとは言え釣りを楽しませてくれる魚の一つが鯛でした。

ここ5年くらいは、晩夏から晩秋まで青物やカマスが北条湾内に入って来るようになり、そちらの釣りが主体になっていますが、次回以降チョイ投げもどこかで久しぶりに試してみようと思っています。

この日は強風の中、泳がせ釣りの活餌にするトウゴロウイワシだけは順調にストック出来たので、幾分粘ってみたのですが時化の影響もあってか、青物と思われるフィッシュイーターは姿を現わしませんでした。



早いもので、この日の釣行から10月です。

年々、青魚も青物も、北条湾内にいる時間が短くなっており、そういった意味での釣りにくさもある中、今シーズンは冒頭でお話ししました、潮止まりのタイミングが良くない日が多いです。

日曜日だけで数えましても、釣りに行ける日が11月末までで10回を切っています。

2ヶ月…と考えますと、だいぶ時間があるように感じますが、回数で考えますと悠長なことを言ってられる場合ではなく、今シーズンは異常なまでに上昇した北条湾内の海水の温度も、これから一気に下がっていくと思われます。

こういう、極端な海の中の変化も、魚達にとっては良いことではなく、突然今まで釣れていた魚が釣れなくなってしまう要因にもなり兼ねません。

今シーズンはスタートこそ良かったですが、ショゴレベルではなく、やはり成魚サイズの青物を釣りたいところです。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年10月1日 北条湾釣行 釣果


大潮らしからぬ感じで、全体的に食いが渋い…というよりも、群れの数が少ない印象を受けました。

恐らく強風による時化の影響もあったと思います。

こちらは、この日釣れた魚種です。

2023年10月1日 北条湾釣行 釣れた魚種


左上がヘダイ(平鯛)、左下がマダイ(チダイ・カスゴ・チャリコ)、右上がカタボシイワシ、右の真ん中がウルメイワシ、右下がトウゴロウイワシ(ボライワシ)です。

この日はフィッシュイーターが姿を現わさなかったので、地味にトウゴロウイワシが釣れ続け、もう要らん…というくらい釣れてしまったので、鯛2匹とウルメイワシは人間が頂き、兄妹猫にはトウゴロウイワシとカタボシイワシを分けてあげました。

兄妹猫の朝食は似非イワシコンビです。



ツイート(ポスト)にもありますが、トウゴロウイワシとカタボシイワシはイワシを名乗っていますが、全くイワシと関係ない魚です。

見た目がイワシに似ていることから、イワシの名が付いていますが、トウゴロウイワシはギンイソイワシという魚の仲間で、別名ボライワシとも言われるようにボラに近い魚です。

カタボシイワシもイワシに似ていることから、イワシの名が付いていますが、イワシとは全く無縁の魚でニシンに近い魚でサッパの仲間です。

体格も違いますので、当たり前の話なんですが、人間が食べて美味い…と思うものが、必ずしも猫も美味いと思うわけではなく、脂があっても青魚レベル、我が家の兄妹猫が一番好んで食べるのがカタボシイワシやトウゴロウイワシなんです。

この日は帰宅が遅くなってしまったこともあり、朝食…と言っても、実際にご飯を食べたのは午前11時近くなってしまいました。

大好きなトウゴロウイワシの匂いと、お腹が減っていたこともあってか、普段はカメラの後ろで待機しており、家内が抱っこしに来るのを待っている妹猫がフライングで登場してしまいます。



満足してくれたようで何よりでした。

兄妹猫の夕食は、トウゴロウイワシのみなんですが、トウゴロウイワシはその身の色合いからも脂感をあまり感じませんが、今くらいの時期から冬に掛けては、トウゴロウイワシなりに脂がのります。



ツイート(ポスト)内の指に身をのせている写真ですが、白い部分はトウゴロウイワシの脂の塊です。

家内の指がテカっているのも、トウゴロウイワシの脂です。

このくらいの脂感が我が家の兄妹猫は好みなようです。



人間用の魚料理は鯛2匹で鯛めし、ウルメイワシの刺身にすりゴマを和えたすりゴマ和えを作ってみました。

ヘダイとマダイの鯛めし


特に出汁などは入れず、腸を取り除いた各鯛をご飯と一緒に炊いていきます。

炊き上がったら一度鯛を器に出し、鯛の身をほぐしてお米と混ぜ合わせれば鯛めしの完成です。

ヘダイとマダイの鯛めし


出汁などは入れなくても、鯛の風味は十分に感じられます。

お好みで軽く塩を振って食べると、より鯛の風味が強くなります。

今回はこの鯛めしの上に、軽く叩いたウルメイワシの身をすりゴマと和えた、すりゴマ和えをのせて丼物にしました。

ウルメイワシのすりゴマ和え


鯛めしの上にウルメイワシの刺身にゴマを和えたものをのせていますので、お好みではありますが、ワサビ醤油ではなくたまり醤油など、濃い口の醤油を垂らして食べるのがお勧めです。

ゴマの風味とウルメイワシの身の甘味、鯛の出汁を吸った米と鯛の身が良く合い激ウマでした。

今シーズンは記事冒頭でお話し致しました、明け方に潮止まりのタイミングを迎える日が多く、イマイチスッキリしない釣れ方の釣行が多く、今後も同じような状況が続き魚が釣りにくいと思います。

早いもので10月に入り、青物が狙えるチャンスも少なくなっていきます。

昨年は本記事を執筆している日(2023/10/9)辺りから本格的な青物ラッシュが始まりました。

釣りにくい状況に変わりはありませんが、やはり今の時期は釣り行かずとも釣りのことばかり考え、興奮は禁じ得ません。

無駄に鼻息が荒いですが、なるべくTwitter(X)ブログをご覧頂いております皆様にも、興奮出来る釣果を目指し頑張って釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

2023年10月1日午前7時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年10月1日午前7時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  ウルメイワシ  シマアジ  青魚  魚料理  タタキ  ネンブツダイ  

【三崎港・北条湾】依然海水温が高く厳しい状況の中なんとかギンガメアジ(メッキ)をGET!(2023年8月27日)

こんにちは。

この日は前回の釣行時にそれなりのサイズのカマスが釣れたことから、一昨年のカマスラッシュ時に倣い、未明の時間帯に真剣にカマス狙いで釣りをするために午前2時半頃に北条湾に到着しました。

例年でもこの時期にカマスはサビキ釣りで釣れるのですが、えんぴつカマス程度のカマスの幼魚が多く、前回の釣行時のように25cmほどのカマスが釣れるのは稀です。

今シーズンはカマスが頻度高く釣れるのですが、サイズがバラバラでこれも今までの北条湾ではあまり記憶がありません。

どうしてサイズ違いのカマスが多く釣れるのかと言う理由については、前回の釣行記事をご覧頂きたいですが、この日はダメ元でサイズの大きなカマス狙いで、釣り方、エサなどを一昨年のカマスラッシュ時に倣い釣りをしてみました。

【参考】気温0度の北条湾で30cmオーバーのカマス爆釣れ!(2021年12月19日)

今の北条湾内は海水の温度が異常に高くなっており、それに伴いサビキ釣り青魚が思うように釣れません。

カマスは適温とされる海水の温度の下限と上限の幅が広く、上限で26度くらいと言われています。

青魚に関しては、現在の北条湾では釣れない…と言って過言でないくらい釣りにくく、釣りに行く度にボウズと背中合わせな状況が続いています。

一度上がってしまった海水の温度は、1日、2日で一気に下がることはなく、例年通りの海水の温度に戻るにはそれなりに時間が掛かります。

下手をすれば、9月いっぱい今のような状況が続く可能性もあります。

そこで起死回生の何か…をいつも考えているのですが、この日は①比較的高い海水の温度に強い、②釣果の実績がある、こういうことから真剣にカマス狙いで釣りをしてみました。

釣り方やエサは上記【参考】の一昨年の釣行記事をご覧下さい。

結論から申し上げますと、マヅメ時に突入する午前4時頃でカマス狙いの釣りは止め、トータルで1時間半ほどカマス狙いの釣りをしましたが、エサの垂らしの部分を2度ほど齧られる程度で、活性も低くスレも酷くカマスを釣り上げることは出来ませんでした。

この日、マヅメ時でカマス釣りを終了したのは、予想外にウルメイワシサビキ釣りで釣れたこと、一昨年の場合は午前3時頃にはカマスの群れが北条湾を出て行く行動をしていたので、その一昨年のカマスの行動に合わせてみました。

しかし、今シーズンサビキ釣りでカマスが釣れる時間は、キレイに午前5時半から午前6時の間なんです。

次回は、マヅメ時も余程サビキ釣りが好調にならない限り、撤収ギリギリまでカマス狙いの釣りをしてみます。

毎年魚の行動は変わりますので、今年の動きに合わせて次回はカマス釣りをしてみたいと思います。

釣果実績もあり、この日も2度エサを齧られるなど、反応もありますので、恐らく数は少なくともカマスの群れがいるのは間違いありません。

そして、この日の全体的な釣行ですが、先ほども申し上げましたが、午前2時半頃より釣りを始め、カマス釣りと平行してサビキ釣りも同時に始めました。



たった1度ですが、前回の釣行時より1度海水の温度が下がりました。

ツイートにもありますが、この日の潮回り(潮汐)は中潮なんですが、前日が若潮でそこから徐々に潮が大きく動くようになるタイミングで、私が釣りを始めた頃は潮の動きとしてはあまり潮が動いていない状況でした。

潮回り(潮汐)


上の画像をご覧頂くと良くお分かり頂けると思いますが、前日(土曜日)の午後3時頃からほとんど潮が動いていないことがお分かり頂けると思います。

この日の場合は、日曜日の午前7:40の干潮での潮止まり以降でないと、本格的に魚の活性が上がってこない潮の動きです。

こういう状況で釣りを始めますが、第一投目から安定のネンブツダイがヒットします。



この日はこのネンブツダイをやっつけてくれる強力な助っ人が4人(匹)も登場。



恐らく4匹全てが兄弟姉妹で、1匹は良くネンブツダイを食べましたが、非常に憶病で車の下から出て来ず、ネンブツダイをあげると一々寝床へ持ち帰り、食べ終わると再び車の下でスタンバっており、そして動画の2匹は非常に仲良しで人懐っこくかなりの至近距離までやってきますが、ネンブツダイをあげると猫パンチを炸裂させるなど、遊びながら食べていました。

もう1匹は何とも冷静な感じで、ネンブツダイをあげると「フンッ!こんな硬い魚食えるか…」バリに臭いだけ嗅いでどこかへ行ってしまいました。

体格からして、まだ完全に大人になっていない猫の兄弟姉妹で、最後までいたのは仲良しな2匹と臆病な1匹でした。

この日も、最悪の釣果を考え、我が家の兄妹猫用にもネンブツダイをストックする必要があったので、サビキ釣りは止めることなく釣りをし続けました。

しばらく釣りをしていて、サビキ仕掛けのエサを付け替えようと竿を上げると、トウゴロウイワシが掛かっていました。



釣りを長くしていると、たまにこういうことがあるのですが、この日釣れたトウゴロウイワシは普通に釣り針が口に掛かっており、サビキ仕掛けの針を自ら食って針掛かりしたと思われます。

トウゴロウイワシが釣れる前に、この竿を持ったのは数分前です。

つまり、このトウゴロウイワシは、竿をセットしてからどんなに長くても10分以内に針掛かりしたと思われるのですが、死んでいたことは元より、身体が硬直していました。

仮に長時間、針掛かりした魚を針に掛けたまま放置し、衰弱して死んだとしても余程長い時間針掛かりした魚を放置しないと死後硬直まではしません。(数時間)

これだけは本当に子供の頃からのなぞで、仮に毒を持った生物がその毒でトウゴロウイワシを殺したとしても、命は尽きてもやはり数分で死後硬直することは考えられません。

唯一考えられるのが「恐怖」なんですが、苦悶死すると人間でも硬直などを始め、その痕跡が遺体の至るところに現れると言われています。

少々話が逸れ掛けましたが、仮にこの日のトウゴロウイワシの場合、サビキ仕掛けに針掛かりしてしまい、自分はその場から逃げることが出来ません。

逃げられないのに、フィッシュイーターが近付いて来る…

しかも、1度だけではなく何度も…

死の恐怖に晒されれば、全身の筋肉は強張り、あまりの恐怖に苦悶しながら絶命する…

つまり、死後硬直が起きているのではなく、死ぬ前から全身の筋肉が硬直しており、その状態で絶命した…

そして、これは泳がせ釣りで活餌に使った魚が死んでしまった場合も、こういう状態で硬くなって死んでいることがあります。

子供の頃からの不思議…答え分かってんじゃん…と、思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、北条湾では秋に虫餌で落ちハゼや鯛系(マダイ・ヘダイ・クロダイ)の魚が良く釣れる年があります。※

※その年で全く釣れない年と、たくさん釣れる年と極端に変わり、去年は全く釣れない年でした。

毎年、北条湾で秋から冬に掛けては虫餌でチョイ投げを釣りをするのですが、これは北条湾に限ったお話しではなく、これら鯛系の幼魚なども釣り上げると普通に針に掛かっているのですが、身体が硬く硬直した状態で釣れることがあります。

魚種は問わず、こういうことが稀にあり、全ての事象がフィッシュイーターなどが関係する「恐怖」によるものなのかがなぞなんです。

この日は、トウゴロウイワシが釣れた時点で、大型のフィッシュイーターの気配もなく、ナブラなども出来ていませんでした。

表面的にはフィッシュイーターの気配は感じられませんでしたが、冒頭のカマスの話に戻ってしまいますが、カマスがこのトウゴロウイワシを何度も襲おうとしていた…

こう考えると全ての合点がいくんです。

先ほど、カマスのスレも酷い…と申し上げました。

サビキ釣りで実際にカマスの釣果は確認出来ているものの、一度の釣行で釣れて3匹が関の山で数釣りが非常に難しい状況にあります。

サビキ仕掛けにトウゴロウイワシが掛かっており、それをカマスが見付け襲おうとしますが、サビキ仕掛けに違和感を感じカマスはアタックしない…

これを何度も繰り返されたのではないか…そしてトウゴロウイワシは恐怖の中、苦悶し続け最後は絶命してしまった…

こうではないか…な…と考えています。

この日はこの絶命していたトウゴロウイワシ以降、トウゴロウイワシは釣れなかったので動画をアップしていないのですが、肝心の大型のフィッシュイーターがまだ入って来てはいませんが、トウゴロウイワシが釣れ始めたということは、泳がせ釣りにも期待したいところです。

トウゴロウイワシはエサ持ちも良く、フィッシュイーター達も好んでアタックしてくる万能な活餌ですので。

ただ、一つ懸念する点が、トウゴロウイワシは汽水域も苦手にせず、水質にはあまり左右されませんが、比較的低い海水温を好みますので、大型のフィッシュイーターしかりですが、今現在の北条湾内の高い海水の温度がどの程度影響が出るかは未知数です。

この後も、粛々とネンブツダイを釣り続け、日の出直前にウルメイワシがヒットします。



ウルメイワシの群れ自体は目視確認出来ていましたが、本当に今シーズンのウルメイワシはスレが酷く、ほとんどサビキ仕掛けを食ってきません。

この日はこれに加え、潮の動きも鈍く活性が幾分低かったです。

相変わらずの高い海水温、魚のスレの酷さ、活性の低さなど、あまり釣れる要素がありませんでしたが、それでも前回の釣行時とは違う、魚の気配をこの日は感じられ、いつもより30分ほど延長して午前6時頃まで釣りをしようと思っていました。

何か釣れてくれないか…藁をも掴む気持ちでアタリを待っていると、竿が根元からしなる強烈なアタリがあります。

ギンガメアジ(メッキ)がヒットしました。



そして、帰路に着け…と背中を押してくれるこの方達が盛大に3匹ヒット。



釣りをしている時間の割りには、釣果がイマイチでゴンズイが釣れた時にはテンションが下がりましたが、この日はサビキ仕掛けを付けた竿を結果的に4本出したのですが、アジ、イワシ類を想定していたのでトリックサビキを使っていました。

ゴンズイやネンブツダイは変わらず釣れ続けますが、地味にギンガメアジのアタリが続き、何度かハリスが切れてバラしていました。

あと2~3匹…なんとかギンガメアジを釣りたい…



ギンガメアジが今寄ってるから、もう少し粘って釣りをしよう…と家内に告げ、エサのコマセのブロックの回りに飛び散っているコマセを海水で流してくれ(掃除)…と家内に頼んだのですが…

何を血迷ったのか、エサのコマセのブロックを全て海へブチまけます。



一瞬私は唖然とし動きが止まる私…

人の話聞いてる??

投げるのではなく、流すんだよ…

新たにコマセのブロックを買いに行ってまで続けるほど、魚全体の活性が高いわけでもなかったので、半ば強制的ですがこの日はこの時点で納竿としました。

総括としましては、とにもかくにも海水の温度次第です。

次回以降、再び海水の温度が上昇すればまた釣れなくなると思われます。

天気の長期予報などを見てみますと、9月中は依然太平洋高気圧が本州をスッポリ覆う予報になっており、これですと気温も下がらず仮に台風が発生しても上手いこと関東を直撃し、北条湾内の海水をシャッフルしてくれるようなことも期待出来ません。

理想的な海水温は25度~26度くらいで安定してくれることです。

真夏のサビキ釣りのメインシーズンの時に、魚を釣ることにこんなにも悪戦苦闘している年は恐らく初めてですが、同時に地味に地球全体が異常気象に見舞われていることも痛感します。

何も魚がいないわけではありませんが、その時々にいる(寄る)魚も異なり、マヅメ時以降に北条湾内に入って来る魚の群れもその日その日で違います。

魚を釣りにくいだけではなく、狙う魚も絞りにくく、外せばボウズもあり得る状況が未だに続いています。

まだ、今の時点では北条湾(湾内)への釣行はお勧め出来ない感じです。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年8月27日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年8月27日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からギンガメアジ、ウルメイワシ、トウゴロウイワシ(ボライワシ)、ネンブツダイです。

三度、ネンブツダイがこの時期にまな板に上がってしまいました。

かなり、屈辱的です。w

ここ3週間ほど、我が家の兄妹猫の食事もネンブツダイ頼みになってきており、これも屈辱的です。w

この日の兄妹猫の朝食は、まずネンブツダイとウルメイワシの中骨をミンチにし、つみれを作りました。

ネンブツダイとウルメイワシのつみれ


これを丁寧にミンチにします。

ミンチにしたネンブツダイとウルメイワシの中骨を、つみれにし一度煮込み火を通します。

ネンブツダイとウルメイワシのつみれ


煮汁は捨てずに、これに片栗粉でとろみを付け、猫缶風の餡を作ります。

トウゴロウイワシとギンガメアジのアラはそのまま素焼きにしました。

焼いたトウゴロウイワシとギンガメアジのアラ


つみれは煮ただけですと、魚特有の生臭さが残るので、香ばしさを出すために焦げ目が付くくらい軽く炒りました。

焼いたトウゴロウイワシとギンガメアジのアラと炒ったつみれ


鯛などが代表格ですが、体高が高い魚は頭(カシラ)の部分は意外と身が取れます。



頭周辺の肉は大半が筋肉で、プリプリしていて結構美味しいんです。

前回はあまりの釣果の悲惨さに、猫の食事に「映え」を求めてしまい、つみれをそのまま猫のご飯用の器に盛り付け餡を掛けました。

団子状のキャットフードなどなく、オマケに妹猫の口より大きかったので、妹猫は食べる気はあったのですが「これどうやって食べるの??」状態で、餡だけ舐めて食べるのを止めてしまいました。

今回のつみれは食べ易く砕き、他は全てほぐし身にしてあげました。

兄妹猫の朝食


これに先ほどつみれを煮た煮汁で作った餡を掛けてあげました。

兄妹猫の朝食


今回は、釣果的にも厳しく、兄妹猫と人間でここまで釣った魚を食べ尽したのは初めてかもしれません。

本来は魚達の大切な命を頂いているわけですから、敬意を払いつつ毎回このくらいキレイに食べ尽さないといけないのかもしれませんが…

食べなかったのはネンブツダイの頭と尾くらいですかね…w



人間用の魚料理は、何とかウルメイワシとギンガメアジのタタキ丼が作れました。

ウルメイワシとギンガメアジのタタキ丼

ウルメイワシとギンガメアジのタタキ

ウルメイワシとギンガメアジのタタキ丼


柔らかくて脂感のあるウルメイワシの身と、相反する締まっていてサッパリとしたギンガメアジの身のコントラストが絶妙でした。

この日までの釣行を見る限り、魚が釣りにくく数も少ないことには変わりはありませんが、自然相手のことですので、いつどうなるかは正直なところ私にも分かりません。

いろんな種類の魚達が北条湾周辺に寄っていることは確かで、湾の中に魚達が入って来ない※…という状況ですので、繰り返しになりますが同じ北条湾岸壁でも製氷所の前や花暮岸壁、釣りが禁止になっていない三崎港周辺、城ケ島内の各釣り場はこの限りではありません。

※北条湾内にどうして魚が入って来ないのか…につきましてはコチラの記事の記事そのもの、及び記事内のリンクをご覧下さい。

上手く言えないのですが、真冬の極寒の時に寒いので露天風呂に早く入りたいのですが、入ると熱過ぎてて耐えられず露天風呂から出てしまう…しかし、また寒いので入る…そして出る…を繰り返しているような状況で、魚達からすれば北条湾内にはエサがたくさんあるから行きたいんだけど、海水の温度が不快過ぎてすぐに出てしまう…これにより活性が上がっている状態というのが、ものの5分、10分で終了してしまっているように見受けられます。

今の北条湾で、メインで釣れる魚の大半は回遊性の魚です。

一つの群れが、仮に30分北条湾内にいたとしても、湾内でも回遊しますので、各釣り人の釣り座に回って来る頻度はそう高くはなりません。

ほとんど1回くらいなので、時間にすると釣れる時間が5分、10分ということになります。

ワンチャンスを確実にものにしないとボウズ…

釣れないことはないけど、数時間釣りをして、このワンチャンで全てが決まる…こういうことから、今は北条湾内で釣りをするのはあまりにリスクが高いということです。

何れ海水の温度は必ず下がります。

繰り返しになりますが、今の北条湾内での釣りはお勧めしませんが、それでも釣りに行く…非常に釣りにくい状況であることは、覚悟の上での釣行が無難です。

ある意味、こういったチャレンジをし、なぜなぜを繰り返し自分なりの釣れるパターンを構築すると怖い者無しにもなれます。

釣りは意外と奥が深く、天気、風、水温、潮汐、潮流、海流、仕掛け、エサ、釣りをする時間、挙げると切りが無いですが、様々な要因が絡んで初めて魚が釣れます。

その釣れない北条湾に毎週釣りに行っている釣りバカからしますと、逆に今の北条湾に釣りに来て欲しい…こう思うこともあります。

どんだけ釣りにくいのかを実感して欲しい…w

最後になりますが、三浦縦貫道での「ワンストップ型ETC」の社会実験が8/31で終了しました。



私は実験開始直後から参加しており、約半年お世話になりました。

普段は回数券を使っていたのですが、非常に細かいことですが、回数券の場合は回数券を買いに行く手間も掛かり※、ETCで精算出来るとクレカ一枚で全て管理出来ますので、なるべく早く導入して欲しいと思っています。

※私は釣行が未明から明け方が多いので料金所で回数券が買えないので。

次回は中潮と潮回りは問題ありません。

本記事を書いているのが木曜日なのですが、次々と台風が発生していますが、相変わらず例年より張り出している太平洋高気圧のお蔭で、台風が全く関東周辺に来てくれません。

猛烈な風雨で一気に北条湾内の海水をシャッフルしてくれると、だいぶ状況も改善されると思いますが、天気の長期予報を見ましても、9月中はこの太平洋高気圧の勢力は弱まらず、本州を覆い続けそうなので恐らく9月中の劇的な改善はないと思っています。

真夏のサビキ釣りのメインの時期に、毎回ショボイ釣果で釣りに行っている本人が一番テンションが下がっていますが、次回も北条湾へ釣りに出掛けたいと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

2023年8月27日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
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【三崎港・北条湾】釣り過ぎ注意報発令!依然アジ絶好調・爆釣れ!(2023年6月25日)

こんにちは。

タイトルにもありますように、今シーズンはかつてないほどアジが好調で、潮回り(潮汐)にあまり左右されることなく、潮さえ動いていればアジが釣れる感じです。

この日の潮回りは小潮でしたが、午前3時半頃の干潮での潮止まり以降、上げ潮で潮が動く時間帯を狙って釣りに出掛けました。

こんなことを申し上げると怒られるかもしれませんが、そろそろアジに飽きてきてしまい何か違う魚が回って来てくれないかな?…という淡い期待もありました。

潮の動きとしては小潮で動きが鈍い周期ですが、土日共に絶好の釣り日和となる予報のこの日、未明にも関わらず釣り人は多いんだろうな…と覚悟をして北条湾を目指していましたが、現地に到着すると若干拍子抜けするくらいの数の釣り人しかおらず、難なく釣り座を確保することが出来ました。



思ったほど釣り人がいないな…暑いからかな?などと思いながら釣りの準備をしていると、単にタイミングが良かっただけで釣りの準備中に続々と釣り人の車が北条湾岸壁やって来てあっと言う間に釣り座は埋まりました。

危ねぇ…

あと5分北条湾に着くのが遅かったら、釣り座が無くなってたな…

釣りを開始すると、アジが好調なことを象徴するように、第一投目からアジがヒット。



入れ食いという状況にはなりませんでしたが、コンスタントにアジが釣れ続けます。

そして、どうしてもこの方だけは避けて通れないネンブツダイも混じり始めます。



アジが順調に釣れているので、ネンブツダイをストックする理由は皆無…ということで、ネンブツダイは全てリリースしました。

この日は釣りを開始するまでに、最近は頻繁に姿を見せてくれていた釣りのお供のキジトラ猫が姿を見せませんでした。

まぁ、そのうち来るだろう…


※このツイートは前回の釣行時のものです。

今日は釣りのお供のキジトラ猫が来ても問題ないくらいアジが釣れているしな…

釣りのお供のキジトラ猫は今日もやって来る…

こういう想定でこの後もアジを釣りまくるのですが、この後とんでもないことになってしまいます。

ムツが釣れた辺りで、干潮での潮止まりを迎えます。



一旦アジの食いは止まりますが、15分ほど経ち今度は上げ潮に転じて潮が動き出すと再びアジがアタり始めます。



日の出の時刻を迎える頃、いつもの流れですがサバっ子が釣れ出します。



終始アジがコンスタントに釣れ続け、ゆっくり休憩…という状況には一切ならず、常に家内と二人で、サビキ仕掛けを付けた4本の竿を捌いていましたが、フッと気が付くと釣りのお供のキジトラ猫が来ていません。

ん??

そう言えば…

と、我に返り…

アジ、どのくらい釣れた??

と家内に聞くと…

え…どんどん釣って良いぞって言うからかなり…

慌ててクーラーボックスの中の釣った魚の数を確認すると…

やってしまった…

釣り…過ぎ…

ちょ、ちょ、ちょっと、もう釣らなくて良いや…

童心に返ったように釣りまくってしまい、これ…帰ってから全部捌くのか…と、思うとまだ帰路にも着いていないのにドッと疲れが出てきました。

どうせ、釣りのお供のキジトラ猫が来てかなり食べてくれるだろう…

当初はこう思って釣りまくれ!と家内に言いましたが、こういう日に限って釣りのお供はやって来ません。

日の出の時刻も回り、過去の釣りのお供のキジトラ猫の動きから、日の出以降に姿を現わしたことはなく、ほぼ100%この日はもう来ません。

釣り過ぎ…やっちまった感に襲われ、慌てて片付けを始めますが、あることがずっと気になっていました。



今シーズンは未明からアジが好調なので、日の出の時刻になる前に、釣った魚の数がお腹一杯状態になることが多く、あまり日の出以降の時間帯での釣りが出来ていません。

あること…というのは…

釣果は確認出来ておりますが、イワシ類が回って来る時刻に腰を据えてしっかり釣りをしていないので、どのくらいの数の何のイワシが回って来ているのか把握出来ていないこと。

日の出以降に青物を始めとするフィッシュイーターが湾内に入って来ることもあり、この辺も確認が不十分。

前回の釣行時に釣れたヒイラギのように、かつて北条湾では釣れなかった魚の群れなどの確認も不十分。

直近1ヶ月ほどは、ほぼ日の出の時刻辺りで片付けを開始し、私が片付けている間、家内が一人で1本の竿で適当にサビキ釣りをしていることが多く、何れも確信が持てるほど時間を掛けて釣りをしていません。

去年の晩秋に釣ったカンパチなどもそうでしたが、日の出後1時間近く経ってから突然青物の群れが北条湾に押し寄せアタックを繰り返すことが多々あります。

ここ5年くらいを見ましても、青物などのフィッシュイーターが頻繁に北条湾内に入って来るようになってからは、特にイワシ類ですが夜間や未明の暗い時間帯は北条湾内に入って来ることはなく、日の出の時刻辺り、完全に明るくなってから北条湾へやって来ることが多いです。

狭い北条湾では、暗い時間帯に湾内でイワシ類がフィッシュイーターに追い回されると、逃げ場を失い易く圧倒的に不利です。

こういうことから、リスクを回避する意味で明るくなってから北条湾に入って来るようになりました。

ちなみに、今シーズンはサバっ子も同じ動きをしています。

今シーズンはサバっ子がやや先に釣れ始め(北条湾内に入って来る)、20分くらい遅れてイワシ類が北条湾内に入って来ることが多いです。

この日も動きは同じで、サバっ子が釣れた後、ウルメイワシの群れが回って来ました。



本当はここから小一時間粘りたかったのですが、この時点でまだアジは釣れ続けており、アジを中心にクーラーボックスの中には釣った魚がお腹一杯状態です。

近々でのイワシ類の釣果実績としましては、カタクチイワシとウルメイワシなんですが、この二魚種が回って来ているということは、マイワシやワカシ、シマアジ、メッキ(ギンガメアジ)なども回って来ていてもおかしくありません。

青物などのフィッシュイーターが大群で押し寄せるようになる前は、こういった魚達が未明の北条湾に集結して爆釣れし、日の出前に帰ることもザラでした。

しかし、先述しました通り、リスクを回避する行動を各魚達が取るようになり、今はマヅメ時から日の出の1時間後くらいまでの間に一気に北条湾内に入って来ることが多くなりました。

ただ、これも先述しました通り、青物達も当たり前なんですが、捕食対象に合わせた動きをしますので、去年辺りからマヅメ時から日の出の辺りで姿を見せることが顕著な状況です。

ここ5~6年くらいは、北条湾で毎年数本青物を上げられてはいますが、毎年出だしでしくじることが多く、自分の読みの甘さを痛感することがあります。

あぁぁぁ…サバっ子がデカ過ぎて活餌に向かないから、泳がせはいっか…

などと悠長に考え泳がせ釣りをしないでいると、活餌に向かない…と思っていたサバっ子の群れを追ってワラサやカンパチ、数年前にはキハダまでやって来ました。

慌てて翌週から泳がせ釣りをしても、今度は肝心のフィッシュイーターがやって来ない…

ここ数年何度も悔しい思いをし、去年のカンパチから完全に釣りのスタイルを変えることにしました。

そもそも、ブログのタイトルを見てもお分かり頂けると思いますが、本ブログ自体を立ち上げた時は、釣りとは関係ないことを書くために立ち上げました。

しかし次第に釣り中心の記事を書くようになり、Twitterで情報を発信しようと思ったのも、ビギナーの方向けにサビキ釣りでの魚の釣り方、釣った魚の調理の仕方などをご説明させて頂き、ご家族で釣りを楽しんで頂けたら…と思い始めました。

Twitterだけを見ましても、アカウントを開設したのが2018年、今年で5年目なんですが年を追う事に青物に始まり、カマスなど寄る魚が大型化しそっちの魚を釣ることに傾向し過ぎていた、当初のビギナー向け…はどこにいってしまったんだろう…という記事が多くなってしまいました。

去年はこういったことをいろいろ考えながら釣りを続けていました。

語弊のある言い方で恐縮ですが、青物と言ってもワカシ、イナダを釣ってもね…ロマンを感じるほどの魚でもないし…など、泳がせ釣りは止めてサビキ釣りに専念しようか迷いながら釣りをしていました。

切っ掛けは去年の晩秋に釣れたカンパチなんですが、陸っぱりから、あんな普通にどこにでもある湾でカンパチ…これは夢があるのではないか…?

一昔前、観音崎で陸っぱりからマダイをバンバン釣っていた時の血が騒ぎ始めました。

ビギナーズラック…

この確率も上がる上に、やはり大きな魚を釣ることは、イワシ類を釣るより遥かに興奮します。

こう考え、一年中必ず何がしかの魚を活餌に泳がせ釣りはやる…

サビキ釣りと平行して釣れても釣れなくても必ず泳がせ釣りはやる…

こう決めました。

こういうことから、より緻密に大型魚に捕食される側の魚の動きをまず読まなければ、その先の魚、つまりフィッシュイーターの動きも読めません。

と…偉そうに熱く語っても、今シーズンの泳がせ釣りの釣果はまだ以下の2匹だけでお恥ずかしいのですが…





次回以降、もう少し現在好調のアジの数をセーブし、私が納得いく時間まで釣りをしてみて、改めてこの辺はご報告させて頂きます。

ブログのネタとして上がらなくとも、去年のカンパチ以降は毎回泳がせ釣りは必ずやっていますので、今シーズンは出遅れはなく魚さえ寄ってくれれば何れ結果はお示し出来ると思います。

そんな釣り過ぎ注意報が発令されたこの日の釣果はこんな感じになりました。

2023年6月25日 北条湾釣行 釣果


少なく見えるかもしれませんが、私はその日に食べ切れる量しか釣りません。

アホみたいに3桁とかは絶対に釣りません。

無用な殺生もしたくないですし、これで大人二人分、猫2匹の朝夕のご飯分には十分です。

何と言っても捌くのも面倒ですし…w

こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年6月25日 北条湾釣行 釣れた魚種


この日のサバっ子はマサバは混じりませんでした。

上からゴマサバ、ムツウルメイワシ、マアジです。

サバっ子が18cmほどで、ムツ以下は全て15cm前後です。

そしてムツに関してなんですが、例年より寄っている数が少ないと思われ数は釣れないのですが、サイズは逆に例年では釣れないサイズのムツが釣れます。



ツイート内のムツの魚料理については、後ほどお話しさせて頂きますが、写真の上のサイズが15cmほどで下が12cm~13cmほどです。

例年ですと、下のサイズのムツが良く釣れるのですが、寄っている数は少なくとも北条湾内のエサ(プランクトン)が今年は豊富なんだと思います。

サバっ子やアジに関しても同じことが言え、サバっ子は特にですがサバっ子と呼ばれるサイズのサバは、頭デッカチで身体が細く、どことなく魚としてアンバランスな見た目なことが多いのですが、今シーズン釣れるサバっ子は頭と身体のバランスが取れていると言いましょうか、頭デッカチな印象を受けず、実際に捌いてみてもやはり肉厚に感じます。

アジは数もかなり寄っており、とにかく今シーズンは例年にないくらいに数釣りが出来ており、且つ週を追う事にサイズが大きくなっていくのが顕著で、泳がせ釣りの活餌には厳しいサイズになってきています。



アジに関しては、7月中もこの調子で釣れてくれれば、7月の終わり頃にはかなり成長し、アジの刺身を堪能出来るようになると思います。

兄妹猫の食事ですが、釣りのお供のキジトラ猫が遊びに来てくれる想定でアジを釣りまくってしまったので、当然のように朝晩共にアジのみです。



ある意味贅沢ですし、これは美味いと思います。



夕食ももちろんアジのみです。



ツイートにもありますが、本当に今シーズンはこれでもかッ!というくらいアジが兄妹猫の食事に登場するので、冗談抜きで特に妹猫はアジ以外食べなくなったらどうしようか些か心配しております。



ほぐし身を作った時に、硬い部位などをシンクの三角コーナーに捨ててあったのですが、兄猫はそれはくれないのか?と言わんばかりに覗き込もうとしていました。

どうでも良い余談なんですが、兄猫は猫缶などの食事やおやつ(ちゅ~る)を食べる時は動画のように尻尾をルンルン♪する感じで振るのですが、釣った魚を食べる時はあまり尻尾が動かないんです。

真剣…というか、ガッツいて食べるくらいなので、相当集中して食べてるんだろうな…と毎回思います。

ある意味、美味しいからこその行動とも取れ、飼い主的には釣って来た甲斐があります。

人間用の魚料理ですが、大サイズのアジ数匹で、箸休め程度ですがアジのタタキ、サバっ子とウルメイワシは天ぷら、残ったアジで「酢豚」ならぬ「酢鯵」、要は酢豚の豚肉をアジに替えただけですが、酢豚を作る時のタレそのままで作りましたが、非常に相性が良く美味かったです。

アジのタタキ

アジのタタキ

アジのタタキ

サバっ子とウルメイワシの天ぷら

サバっ子とウルメイワシの天ぷら

サバっ子とウルメイワシの天ぷら

酢豚ならぬ「酢鯵」

酢豚ならぬ「酢鯵」

酢豚ならぬ「酢鯵」


この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

2023年6月25日 北条湾定食


Twitter等で散々引っ張ってしまいましたが、ムツの魚料理に関してですが、本当は帰宅後すぐに作ろうと思ったのですが、炊飯器を開けてみたら、ほぼ丸々3合のお米が残っており、炊き込みご飯を作りたかったことから、まずこの3合のご飯をやっつけてから作ったので少々お時間を頂きました。

今の時期は、多魚種の魚が釣れサビキ釣りは本当に面白い時期だと思います。

ただ、何れの魚も成魚までにはまだ程遠いサイズで、正直申し上げましてたくさん釣れても魚料理を作る上では、大きさが中途半端過ぎて上手く魚料理を作れなかったり、可食部が釣れた魚の数の割りにかなり少なくなってしまうことが多いと思います。

魚を捌くことに慣れていない方ですと、より難易度が上がってしまうと思います。

そこで簡単に美味しく、且つ無駄なく食べる方法が釣った魚を炊き込みご飯にすることなんですが、ムツとアジ、鯛系※は捌く手間も掛からず絶品の炊き込みご飯になりますので、是非お試し下さい。

※北条湾ではマダイ、クロダイ、ヘダイが稀に釣れます。



ツイート内の写真のように、炊き込む魚、今回はムツですが、ムツの腸(はらわた)はキレイに取り除きます。

胃は特にキチンと取り除きませんと、サビキ釣りで釣った魚はアミコマセを大量に食べておりコマセも一緒に炊き込むことになってしまいますので、丁寧に取り除いて下さい。

これはムツとアジに限ったお話しですが、ムツの鱗は非常に細かく食べてもあまり気にならないので、取り除かなくても大丈夫ですが、気になるようであれば鱗も取り除いて下さい。

アジはゼイゴと呼ばれる鱗が変化した側線のような鱗しかなく、鱗がほとんどないので取り除く必要がない…というか取り除く鱗がありません。

あとは下処理をしたムツを洗ったお米の上に並べ、小さじ2/1程度の塩を入れ、普段より幾分多めの水で炊けばOKです。

炊き上がったら、お米と一緒に炊いたムツの身をほぐし身にして、炊けたご飯と混ぜ合わせれば完成です。

ムツやアジ、鯛系の魚はしっかりした出汁が出ますので、炊き込む時に余計な粉末出汁などの調味料は混ぜない方が美味しく出来上がります。

現在釣れている他の青魚なども炊き込みご飯にしても美味しいですが、サバ、イワシ系は若干の生臭さ、外道で釣れるウミタナゴ、メバル、メジナ等の根魚の場合は若干の磯臭さが残ります。

炊き込んだ魚の身をほぐすことが若干手間ですが、魚を捌くことに自信がない方などは、無理に捌いて可食部を少なくしてしまうくらいであれば、炊き込みご飯は無駄なく食べることが出来るのでお勧めです。

ムツとアジの炊き込みご飯はおにぎりで食べても美味しいです。(冷めた炊き込みご飯でも美味しく食べられます)

宜しければお試し下さい。

最後にこれもどうでも良いことなんですが、チャットGPTに「魚が釣れない」理由を聞いてみました。



個人的には、これからどんどんAIは生活の中に取り込まれていき、無くてならないものになっていくんだろうな…と思っていますが、真剣にAIに釣れない理由を聞く人がいるとすれば、恐らくその方はいつまで経っても釣れる釣り師にはなれないだろうな…と思います。

ただ、ここまでしっかりした答えを返すことも凄いな…と実感すると共に、これが無料で出来るということは、頼りたくなる気持ちも分かる気がします。

AIがもっと進化しても、変化のないルーティンな事柄であればより精度は増していくと思いますが、毎日命の危険に脅かされながら、いろいろ試行錯誤を繰り返し、子孫を残すために生きている、自然界の動物の動きを完璧に読み切ることはAIには難しいのではないか…と私は思っています。

余談なんですが、自動車の運転は二度と同じ場面はない…と言われますが、山手線…単なる環状の各駅停車の鉄道ですが、未だに自動運転にはなっていません。

それはなぜか…?

たった一つだけ踏切があるからなんです。

踏切で起こることを全て完璧に予測し、絶対に事故が起きないようにすることは不可能…こういう考え方から未だに人間の目視での安全確認を優先するために運転士が列車を運転しており、自動車の運転も同じく二度全く同じ場面に遭遇する確率は天文学的数字です。

こういったことも踏まえ、釣りに於いてはやはり自分の目で見て、釣りをして感じることが一番魚を釣る上では重要なことだと私は思います。

ちなみに山手線に関しましては、もう踏切はない?ある?すみません、ここはハッキリと分かりませんが、何れ踏切を廃止して自動運転化することが決まっているようです。

次回は大潮と潮の動きとしては期待出来、私が逃している釣りをする時間帯、日の出後に潮が大きく動きます。

次回は釣り過ぎ注意報が発令されても、日の出後の魚の動きを納得いくまで見て参ります。

いよいよ夏を思わせる暑い日が続きます。

釣りのみならず、熱中症には十分ご注意下さい。

また、ご報告させて頂きます。

2023年6月25日午前5時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  泳がせ  活餌  トウゴロウイワシ  ウルメイワシ  青魚  青物  

【三崎港・北条湾】サビキ&泳がせ釣りは終了だと思っていましたが…(2022年12月25日)

こんにちは。。

この日は、当初の予定では釣行日前日の夜に所用があったため、釣りに行くつもりはなかったのですが、ヒマさえあれば釣りのことを考えている釣りバカ(私)が、あることを見付けてしまい、居ても立ってもいられない状況になり、強引にスケジュールを調整し、これまた強引に釣りに行って来ました。

釣りバカが見付けたあることとは、北条湾周辺海域の海水温の変化です。



前回の釣行が2022/12/18です。

この時の北条湾内の海水温は16度でした。

現在の北条湾では、サビキ釣りでは思うような釣果が得られず、トウゴロウイワシ活餌泳がせ釣りをメインにやっています。

青物の若魚(ワカシ・イナダ等)こそ北条湾に姿を見せなくなってしまいましたが、恐らく青物の若魚とは違う、かなりサイズの大きなフィッシュイーターが地味にマヅメ時から日の出の辺りまで姿を現しています。

そして、姿を現すフィッシュイーターは単独で行動しているものと思われ、恐らく1匹なのですが、毎回その気配を感じながら狙って釣りはしているものの、未だ釣果には結び付けられていません。

トウゴロウイワシは汽水域や比較的低い海水の温度にも耐えられますが、フィッシュイーターの類の魚(青物やスズキ系)は概ねミニマムで15度くらいが下限の温度です。

前回の釣行時は海水温が16度であったため、一週間で海水温が1度下がったとしても15度。

これであれば、年末の釣り納めの頃でもギリギリなんとかなるかな…と思っていましたが、ツイート内のグラフにあります海水温の推移を見てみますと、前回の釣行後から右肩下がりでグングン海水温が下がっています。

ちなみに、この観測地点は神奈川県の水産技術センター三崎瀬戸という場所で、城ケ島に向かって城ケ島大橋よりやや東京湾寄りの、城ケ島と本土の間の船道のエリアで計っている値です。

海水の温度というのは、暖流や寒流といった大きな海流の影響を一番受けており、地上の気温の変化にはあまり左右されません。

しかし、これが北条湾はいろんな意味で特別な場所(海域)で、今回の海水温で言いますと、これまた北条湾の深部に川が流れ込んでいるため、川から流れ込む真水の影響を受けそれにつられて海水の温度が一気に下がることがあります。

川と海では、日本にある広大な河川であっても、海の水の量には到底叶いませんし比較になりません。

川の規模が小さければ、小さいほど気温の影響を受け、川の水は冷やされてしまいます。

その冷やされた川の水が、あの狭く海水が滞留し易い、つまり流れのない場所に流れ込めば北条湾内の海水は一気に冷えてしまいます。

先ほどのツイート内のグラフは、改めて申し上げますが、北条湾内の水温の推移ではありません。

潮の流れが比較的早い船道の海水の温度であり、北条湾内の海水温は確実にもっと低いはずです。

北条湾内の海水温がどのくらい下がっているのかは分かりませんでしたが、間違いなく前回の釣行時より下がっていると思われ、海水の温度の下がり具合では、下手をすればトウゴロウイワシすら北条湾内から出てしまっているかもしれません。

私にとってはかなりの緊急事態で仕事などしている場合ではなく、今すぐ北条湾に出向いて現地を確認したい…

今後もサビキ泳がせもいけるよ!というネタを探したいわけでもなく、今シーズンは終了だから久しぶりに正月をゆっくり過ごせば…という釣れないお墨付きをもらいたいわけでもなく、とにかく現状がどうなっているのか確認したくてたまりませんでした。

釣行前日の所用が酒席だったことや、釣行そのものが調査的な意味合いが強かったので、この日は午前5時過ぎに北条湾に到着しました。

普段は釣りの準備を一通り終えてから、海水温を計ったりするのですが、この日は釣り道具を車から降ろす前に、まず海水温をチェックしました。



海水温はかなり微妙なラインで、13.5度から14度。

海水温を計った瞬間に…

この温度じゃフィッシュイーターはたぶん入って来ないね…(北条湾に)

下手すりゃトウゴロウイワシもいないかもな…

と、家内に話しました。

北条湾到着時は、風もなく海面はベタ凪ですが、前週まで無数に出来ていたトウゴロウイワシが作る海面の波紋が一つもありません。

フィッシュイーターのみならず、魚の気配を全く感じない状況で釣りを開始します。



釣り人もほとんどおらず、十年一昔前に居付きのイワシ※が北条湾に登場した頃、極寒の北条湾で家内と二人だけでマイワシをバンバン釣っていた時を彷彿とさせ、なんだか懐かしさを感じるくらいに人の気配もなく、日の出の時刻で帰ろうと決め約1時間半だけ真剣にサビキ釣りをして様子を見て帰ろうと思っていました。

※通年を通して北条湾内に居たイワシ類。



サビキ釣り自体は真面目にやっていましたが、ネンブツダイすら釣れません。

この時点で人間用の魚料理のことなど考えておらず、せめて我が家の兄妹猫のご飯に出来る魚が釣れないか…と、小まめにアミコマセを付けサビキ釣りに没頭しますが、一向にアタリはありません。

ハァ…(*´Д`)

なんだ、なんだ…

今日は猫のエサも釣れないのか…

参ったね…

今日こそボウズかな…

と思っていると…

釣りを開始して30分ほど経過した時、突如トウゴロウイワシが釣れ始めます。



トウゴロウイワシが釣れ始めると、食いは浅いものの俄かにアタリが出始め、トウゴロウイワシ以外の魚も足下に寄ってきました。



中々針掛かりせず、何の魚が寄っているのか気になりましたが、アタり方からかなり魚のサイズは小さく何かの稚魚レベルの魚だと思います。

どんな魚種にせよ、稚魚がいる…トウゴロウイワシもいる…ということは、海水温のグラフに翻弄されただけ?

もしかして、あまり海の中の状況は変わってない??

少々困惑するくらいの感じで、心のどこかでフィッシュイーターもいない…

トウゴロウイワシもいない…

ハイ!

今シーズンの泳がせは終了!

を、確認しに来ていた節がありましたが、地味にケツに火が付き始め火が燻り始めます。

こうなってきますと、やはり針掛かりしない稚魚サイズであっても何の魚なのか確認したくなります。

頻度高くアミコマセを付け、何の魚がアタっているのかを知るために、シャカリキになってサビキ釣りに没頭していると…

とても稚魚とは思えない、竿先が一気に海中に潜る強烈なアタリがきます。



25cmの完全に成魚クラスのウルメイワシがヒットします。

これには家内と二人でビックリ!

釣りを開始したタイミングでは、単に魚全体の活性が低かっただけで、然程海水温の低下の影響はない…と判断しました。

釣りをしていた時間も短く、調査的な短時間釣行だったので、数こそ釣れませんでしたが、トウゴロウイワシは前週とほぼほぼ変わらない数の群れが未だ北条湾内に居ると思われ、ウルメイワシに関しては、数は少ないですが完全に成魚サイズの群れが地味に明け方北条湾内に入って来ているものと思われます。

また、ウルメイワシに関しましては、私は専門家ではないのであまりいい加減なことも言いたくないのですが、私一個人の見解として捉えて頂ければと思いますが、以下の写真は成長し切っていない卵ではないかと思います。

ウルメイワシの卵?


こちらは拡大したものです。

ウルメイワシの卵?


十年一昔前は、子持ちのイワシ類が岸から釣れることはあまりなく、基本的には外海の暖かい海域でイワシ類は産卵すると言われていました。

5年~6年ほど前から産卵期に子持ちのイワシ類が北条湾で釣れるようになり、これと並行して湘南でシラス漁の不漁がニュースで仕切りに流れるようになりました。

これは完全に海水温の上昇の影響だと思われますが、イワシ類の産卵場所が明らかに変わってきていると思います。

が…

そもそもイワシ類の産卵期は晩春から初秋に掛けて、つまり夏がメインの時期になります。

イワシ類は生後2年目の個体から産卵するようになります。

初春…頑張って、盛って言って4月をイメージしても、まだ3ヶ月以上先です。

今まで定説的に言われてきたことが、全く当てはまらず通年を通して同じ場所で、青魚青物などを見続けていますと、物凄い速さで魚達の行動様式が刻々と変化しているのを肌で感じます。

ここがミソで、定説的に言われていることを、今の北条湾に当てはめますと、もうフィッシュイーターは入って来ない…ハイ!終了!と決め打ちしてしまっても良いのですが、魚達が毎年毎年違う動きをし、今後の予想が非常に困難になっており、この困難という状況の中に期待も含まれているため、実際に釣りに行きこの目で確かめないと何とも言えない…という状況です。

とにもかくにも海水温…

これに尽きると思います。

これで全てが決まります。

フィッシュイーターで言えば、自らが好まない海水温になるか、エサとなるトウゴロウイワシを始め、小魚達が北条湾から出て行ってしまうか…

これがターニングポイントだと思っています。

ショボイこの日の釣果はこんな感じです。

2022年12月25日 北条湾釣行 釣果


ご説明は不要かと思いますが、こちらはこの日釣れた魚種です。

2022年12月25日 北条湾釣行 釣れた魚種


大きな方がウルメイワシ、小さな方はトウゴロウイワシです。

こちらはベビーなので海へお帰り頂いた魚達ですが、足下にゴンズイ同士でピッタリとくっ付き密集して泳ぐゴンズイ玉は可愛かったです。



このまま大きくならなければ、水槽で飼っていつまでも見ていたい感じでした。

こちらはベビーメバルです。



釣れた全てのメバルは海へお帰り頂きましたが、一時ベビーメバルは入れ食いになりました。

コマセに寄っていたようで、かなりの数の群れが足下にいました。

メバルは数匹で群れを作る根魚なんですが、ベビーが故かなりの数で群れていました。

ウルメイワシは本当に丸々と太っており、たった1匹ですが押し寿司にしようか悩みましたが、一応クリスマスということと、青魚大好きな妹猫に、ここのところ青魚を食べさせてあげられていないので、クリスマスプレゼントということで兄妹猫に譲りました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのウルメイワシとトウゴロウイワシのほぐし身


ウルメイワシはパンパンに脂を溜め込んでいたので美味かったと思います。

兄妹猫の朝食は釣りたてのウルメイワシとトウゴロウイワシのほぐし身


兄猫はご飯の際に私達の足下にまとわり付き、お皿を置くと勝手に食べ始めるのですが、なぜか妹猫は遠巻きに待機し抱っこして連れて来ないと食べないんです。

その妹猫を連れに行っている隙に、兄猫は妹猫の方がウルメイワシの身が多いことを察していたのか、シレッと妹猫のお皿から食べ始めます。



久しぶりに妹猫も満足してくれたのか、離席する際に伸びをしながら去って行きました。

兄猫は相変わらず落ち着きがなく、あっちを食べたりこっちを食べたりしながら、最後はキレイに食べ尽してくれました。

暮れの正月休みに入りましたら、今年最後の釣り納めの釣りに出掛けようと思っています。

この記事を書いている時点で、暮れの仕事のスケジュールが確定していないので、日時は決めておりませんが年内にあと1回は釣りに行きますので、宜しければTwitter共々ブログもご覧頂ければと思います。

また、ご報告させて頂きます。

2022年12月25日午前7時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
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【三崎港・北条湾】焼きも刺身も激ウマ!長潮の北条湾で脂ののった寒ボラをGET!(2022年11月3日)

こんにちは。

ブログのタイトル的には楽しかった釣行を思わせるタイトルですが、地味に肉体的にキツく、全体的な釣果は厳しい釣行となりました。

ここ数年は、本当に毎年毎年今までの北条湾では有り得ないイレギュラー連発で、ある意味楽しみなんですが、釣果の予測がほぼ出来ない状態で何の魚をどうやって釣るか考えている間に、対象魚が北条湾から離れてしまう…ということが多くなっています。

私もしがないサラリーマン故、時間的にどれだけ頑張っても週に1回釣りに行くことが限界です。

釣りに行った日の反省点を次回の釣行で活かそう…と考えても、次の釣りの時には北条湾内の魚の動きが激変しており、準備してきたことが無駄になることが多くなってきました。

短いようで、1週間というのは自然相手のお話しになりますと、非常に長い時間です。

毎日毎日少しずつ変化していく魚の動きが、1週間分まとめて次の釣行時に表れます。

前回の釣行時にいた魚が、1週間後は全くいない…こんな状況もありました。

去年と今年で比べましても、去年は10月の下旬から青物ラッシュが始まり、11月に入りしばらくカマスラッシュとなり、その後年を越して楽しませてくれました。

その間、徐々にサビキ釣りで釣れる魚は青魚からトウゴロウイワシがメインになっていきましたが、年を越しても地味にイワシ類やアジなどが釣れていました。

後ほど、この日の釣行の詳細でもお話し致しますが、今シーズンはこの日の釣行時点で早々にカマスは終了、青魚※も去年では考えられないくらい今の北条湾では釣れません。

※イワシ・アジ・サバなど

大型のフィッシュイーターである、恐らく青物と思われる魚も地味に北条湾内に入って来ますが、去年のように青物ラッシュ…とはとても呼べないレベルで、2022/10/16の釣行時に釣れた70cmのカンパチ※で、今シーズンの泳がせ釣りの釣果は最後になるのではないか…と思ってしまうほどです。

大満足の1匹・70cmのカンパチをGET!(2022年10月16日)



ツイートにもありますように、今の北条湾へご釣行の際はボウズ覚悟で、狙う魚を絞って釣りに行った方が無難です。

また、恐らくカマス、大型のフィッシュイーター狙いだと思いますが、ルアーで釣りをされている方を良く見ます。

ハッキリ申し上げて、年々各魚がスレていることもあり、イカ類以外はほとんどルアー(餌木)では釣れません。

実際に釣っているところを見たこもないですし、2022/10/12にカマスの調査釣行※に行ったのですが、この辺りが今シーズンのカマスのピークだったと思われ、この時はアタリも連発でカマスの群れも目視で確認出来ました。

早くもカマスの群れ現る?(2022年10月12日)

この調査釣行時は、ウキ釣りをしている人より、ルアーで釣りをされている方の方が多く、平日にも関わらずそれなりに釣り人がいました。

私は約40分ほど釣りをしていましたが、サンマの切り身をエサにウキ釣りをしている私にはカマスのアタリが頻度は高くあり、スレていることから食いが浅くバラしを連発してしまいましたが、ウキ釣りにこれだけ反応しているということは、当たり前ですがカマスがそれなりにいるわけです。

しかし、ルアーで釣りをしている方が、ウキ釣りより多い状況で、一人も釣っている人を見ませんでしたし、カマスがヒットし合わせるような仕草をしている人もいませんでした。

北条湾は狭い湾ですので、ある意味この日の北条湾はカマスがいる釣り堀で釣りをしているのと変わらず、ルアーにカマスが反応しているのであれば、一人か二人くらいはルアーでカマスを釣っている人がいてもおかしくありませんし、何より同じ場所で釣りをしていて、ウキ釣りでは釣れるのにルアーでは釣れない…ということは単純明快でルアーをカマスがガン無視しているということです。

ブログをご覧頂いて方々で、釣りを生業としている方はほとんどいないと思いますし、近年は「北条湾は車も停められ足場も良く、簡単に魚が釣れる場所…」というニュアンスの情報が独り歩きしている感があります。

私も、皆様に釣って楽しく、食べて美味しい釣りをして頂きたく、情報を発信しておりますが、自然相手のことですので、先述した通り1週間もすれば釣り場の状況が激変することは良くあることです。

また、自然相手のことですので、通年を通して見れば、魚が釣り易い時期もあれば、魚が釣りにくい時期もあります。

なるべく直近の情報を入手し、1年前などの情報はあまり当てになさらない方が無難です。

現に今の北条湾と1年前の北条湾では状況が全く異なり、燃料代、高速代、釣り具、釣りエサ…ちょっと釣りに行くと言っても、なんだかんだとお金も掛かります。

1年前の北条湾は非常に盛り上がっていたからこそ、敢えてこのようなお話しをさせて頂きました。

無駄足になる可能性が極めて高く、対象魚を絞り、その魚を釣るために準備を整え、ボウズ覚悟で釣りに行くか、東京湾内などの各釣り場に行かれるなどされた方が無難かと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、この日の釣行の流れを見ていきたいと思います。

前回の釣行時(2022/10/30)は、まさに撃沈…という悲惨な釣果でした。

前回の釣行時は家内が執念でカマスを釣り上げましたが、その日は午前1時過ぎから家内にカマス狙いで午前3時半頃まで釣りをしてもらいました。

約2時間半でカマスのアタリは釣り上げた時と、バラした時の1回、計2回しかありませんでした。

前回の釣行時の時点で、北条湾内にほとんどカマスはいなかったと思われます。



これは前回の釣行時のツイートですが、前回の釣行時は午前1時頃に北条湾に到着しましたが、その時点でほぼ釣り座は埋まっており、大半の釣り人がカマス狙いのウキ釣りをしていました。

至る所に電気ウキが浮いており、暗闇の中で光る電気ウキがまるで灯篭流しでもしているかのようでした。

私達よりも早い時間からカマス狙いの釣りをしていた方達の大半が、午前3時頃にはあまりのアタリの無さに心が折れ、車内で仮眠されていました。

こういった状況から、この日の釣行時はカマス狙いの釣りをしても無駄…という気持ちが大半を占めていましたが、出戻り的に一旦離れた魚の群れが再び戻って来る…ということも稀にあることですので、この日もカマス狙いのウキ釣りの準備をして釣りに出掛けました。

前回の釣行時同様に、この日も午前1時過ぎに北条湾へ到着しました。



電気ウキが全く見えなかったので、北条湾へ到着する前に分かりましたが、ツイートにもありますように、前回の釣行時に北条湾岸壁を埋め尽くすようにいた、カマス狙いのウキ釣りをしている釣り人がこの日はゼロ…

カマスが釣れる時期だけ、北条湾でカマス狙いの釣りをされる地元の方々がいらっしゃるのですが、その方達の姿もなく如何にカマスが釣れていないのか、釣りをする前に分かりました。

風も無かったことから、北条湾内の海面は完全にベタ凪で、時折小さな波紋が海面に出来ますが、何がしかの小魚の群れが悠々と泳いでいる状況が見て取れ、魚の活性は低くカマスを含めたフィッシュイーターの類の魚がいないことが容易に想像出来る感じです。

午前1過ぎから日の出まで…

約5時間…

潮回りは最悪の長潮…

ボウズ覚悟で釣りに来ているとはいえ、既にボウズ…という結果が出そうな目の前の北条湾の雰囲気に、これ以上下がらないというくらいテンション爆下げです。

家内には前回同様にカマス狙いの釣りから始めてもらいました。

私はダメ元でトウゴロウイワシ狙いでサビキ釣りを開始しますが、もう何回今シーズンはこの方達からスタートしたか分かりませんが、相変わらずネンブツダイは第一投目から速攻で釣れます。



そして、ここから長い長い念仏地獄が始まります。



アタックはせず、恐らくただ泳いでいるだけだと思われますが、大型の魚から小魚が逃げる際に海面から飛び出し、ナブラというほどではありませんが、細かい波紋が海面に出来、その下に大型のフィッシュイーターがいることは間違いありませんでした。

一応、ネンブツダイを活餌に泳がせ釣りも始めていたのですが、如何せん活餌が念仏…では、フィッシュイーターが食ってくる可能性は限りなくゼロに近く、オマケに長潮とくればいつフィッシュイーターの活性が上がるかも分かりません。

何とかトウゴロウイワシを釣りたく、サビキ釣りを続けましたが、あまりの念仏地獄に心が折れ、マヅメ時まで様子を見ることにします。

一方、家内のカマス釣りはと言いますと、ベタ凪の海面に電気ウキのライトが反射するほど波がなく、沼のようなのっぺりとした海面にただただウキが浮いているだけで、ピクリとも動きません。



あまりの反応の無さに、明らかにカマスはいませんでしたが、やっている釣りを家内と入れ替え、家内にサビキでトウゴロウイワシを狙ってもらい、私は家内がやっていたカマス釣りを歩いて要所要所で探りながら釣りをすることにしました。

いくつかある、北条湾内のカマス釣りのポイントを、確実に北条湾内にカマスはいない…と自分の中でケリを付けるために歩いて探っていたようなもので、40分ほど私がカマス狙いで釣りをしてみましたが、家内同様にアタリは1度もなく、全てのポイントを回り終えたところで、この日のカマス釣りは終了としました。

釣り座に戻ると、歩きながら釣りをしていたので気付きませんでしたが、両隣に釣り座を構えていた方々、ルアーで釣りをされていた方々がいつの間にかいなくなっていました。



場所を変えただけかもしれませんが、何れにせよ釣れないのでいなくなったことは明白でした。

この釣行の前日は、よりによって軽く残業になり、家に帰るのが普段より遅くなってしまい、2時間寝たか寝ないかで釣りに来ました。

テンションを上げる要素はなく、むしろこれから何の魚を狙って北条湾で釣りをすれば良いんだ…と、ネガティブなことばかり頭に浮かぶ状態で、寝ていないこともあり私にしては珍しく睡魔に襲われます。

家内も同様で、魚が釣れる…などの刺激もなく、魚の気配を感じない海を目の前にほとんど寝ていないのに、寝るな…という方が無理があり、私達にしては珍しく車内で仮眠をすることにしました。



あと30分もすればマヅメ時…

気持ちを切り替え、再び釣りを開始します。

すると、大型のフィッシュイーターが動きは鈍いですが、アタックし始めます。



何とかトウゴロウイワシを釣ろうと、家内と二人奔走しますが…

今日はお前じゃない…



釣り上げた瞬間は「ようやくきたか!藤五郎!!」と思いましたが、トウゴロウイワシではなくウルメイワシがヒットします。

あぁぁぁぁぁぁぁああ…

君じゃない…

今日は君じゃないんだ…

まさにマヅメ時…

早くしないとイーターがいなくなる…

地味にフィッシュイーターの活性も上がり、潮回りが長潮ということもあり、いつフィッシュイーターの活性が低くなったり、北条湾から出て行ってしまうか分かりません。

目の前に狙っている魚がいるのにエサがない…

ウルメイワシがヒットしてから、もんもんとしながら釣りを続けること更に30分。

ようやく待望のトウゴロウイワシがヒットします。



立て続けにトウゴロウイワシがヒットし、この日は泳がせ釣りの竿を3本出していたのですが、3本全ての竿にトウゴロウイワシを付けアタリを待ちます。

よ…し…

良いぞ…

いつでもこい…

俺の準備は万端だ…

鼻息荒く、釣り竿がぶっ飛んでいくくらいの大きなアタリを想像しながら待ちますが…

フッと回りを見回すと、なんだか北条湾内が静かになっていました。

ん…??

イーターはどこだ?

波紋もナブラも出来ず、非常に静かな北条湾が目の前にあります。

カーッ!

これ…最悪のパターンじゃん…ね…

そうです。

トウゴロウイワシが釣れ出したのは、トウゴロウイワシを追い回していたフィッシュイーターが北条湾内から出て行ったので、トウゴロウイワシ達がようやく食事を開始したんです。

遅ぇんだよ…

お前ら(トウゴロウイワシ)釣れんのが…

軽くトウゴロウイワシに八つ当たりしながら意気消沈。

何も釣れない時間があまりに長く、なんだか疲労感だけがドッと出て、帰ろうか悩み始めます。

自分の中で、既に釣り終了の鐘が鳴っており、どうでも良い…という表現は語弊がありますが、釣りを続けるテンションになれずに、椅子に座って一服していると家内がギンガメアジ※を釣り上げます。

※ツイートではシマアジとツイートしていますが、正しくはギンガメアジです。



魚を良く見ずツイートするくらいテンションが低く、帰る方向にほぼ傾いているものの、その片付けに手が出ない状況で、休憩を兼ねて違う方向のビールに手が出ます。

ちなみに、このギンガメアジが釣れたことも、大型のフィッシュイーターがいなかったからだと思われます。

ここがチグハグで中々ベストの状況になりにくいのですが、活餌として使おうと思う魚は、当たり前ですが大型のフィッシュイーターが北条湾内にいる時は、当然狙われているので釣るのは一苦労です。

追われている魚達も自分が食べられそうな状況の時に、悠長に食事などしている場合ではなく、まずは逃げなければなりません。

明らかに狙われていない魚種であっても、こういった食うか食われるかの死闘が繰り広げられている時は、他の魚の食いも渋くなることがあります。※

※これは北条湾が限られた範囲の狭い湾だからです。

この日は長潮なので、全体的に魚の活性は上がりにくいです。

しばし休憩をし、私は片付けに入るのですが、地味に魚の活性が上がり今度はウミタナゴがヒットします。



ウミタナゴは豪快に兄妹猫にも拒否された経緯があり、最後まで元気いっぱいだったので、この方は海へお帰り頂きました。

片付けながらも大型のフィッシュイーターへの名残惜しさがあり、泳がせ釣りの竿は一番最後に片付けました。

一人黙々と片付けをしていると…

大人しい性格の家内が、何やら声を張り上げ「早く来て!」と叫んでいます。

ちょうど車内で片付けをしていたので、車から降り家内の方を覗き込むと竿が大きくしなっています。

カーッ…帰り際にロクなことしねぇな…

私はてっきり岸壁の縁の係留ロープに仕掛けを引っ掛けたと思い込みました。

あーあーあー…

係留ロープなんか釣り上げらんないから、そんなに持ち上げたら竿が折れちゃうだろ…

すると家内が…

違う、ロープじゃない、ボラボラ…と。

なに??

ダッシュでタモを持ち、家内に駆け寄り無事釣り上げることが出来ました。



45cmほどのボラです。

前回の家内の執念の1匹はカマスでしたが、今回の家内の執念の1匹はボラでした。w

ちなみに、トリックサビキで家内は釣り上げたのですが、ハリス0.8号、道糸2号でした。

2022年4月17日釣行時に使用したサビキ仕掛け


上の写真が実際にボラを釣り上げた時に使用したサビキ仕掛けです。

この日はたまたまライブ配信が止まっていたので、釣り上げる際の動画はありませんが、良くバラさずに私がタモを持って来るまで魚をコントロールしたな…と感心しました。

手前味噌で恐縮ですが、地味に釣りが上手くなっているんだな…と実感する1匹でもありました。

この日は未明より北条湾内でボラがジャンプを繰り返していたので、湾内にボラの群れがいることは分かっていましたが、今シーズンはボラの回遊頻度も極端に低くかなり久しぶりにボラが回って来たのを見ました。

年々、シーバスやボラの回遊頻度が低くなっており、去年は数回シーバスが回って来ているのを目撃しましたが、今シーズンはシーバスに関しては一度も確認出来ていません。

このボラの釣果で、何とかこの日の釣行は形になりましたが、このボラの釣果がなければかなり悲惨な釣果だったと思います。

ダラダラ片付けていた片付けをサッサと終わらせ、この日はこのボラを釣り上げた時点で納竿としました。

ちなみに、ボラは「居付き型」と「回遊型」の群れがおり、北条湾に入って来るボラは、普段は外海で生活している「回遊型」のボラです。

ボラは臭い、不味いとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、回遊型のボラは臭みもなく非常に美味です。

具体的にどこ…と場所の断定は出来ませんが、臭みが強いボラはヘドロが多い海域や河口付近に居付いているボラの群れで、基本的に回遊型のボラに臭みはありません。

では、どうやって居付き型と回遊型を見分けるのか…

簡単なことで、釣りに行った際にいつも同じような場所にずっとボラがいたり、頻繁にボラが釣れる場所は居付き型のボラがいると思って間違いありません。

先ほどのボラの動画などからもお分かり頂けますが、居付き型のボラは魚体全体が黄色味掛かっていることが多く、今回のボラのように鮮明な白色ではありません。

外海で生活しているボラは10月くらいから翌年の1月、2月辺りまで岸近くに寄り、越冬するために爆食いをします。

爆食いをして脂を溜め込むのですが、溜め込んだ脂が目の周りにも付き酷いと眼球を覆う勢いで脂が付くので視力が落ち、非常に釣り易くなります。

これが所謂「寒ボラ」というボラです。

ボラは白身の魚なんですが、この時期の寒ボラは青魚や青物にも負けないくらいの脂感があり、焼きでも刺身でも1年で一番美味しい時期です。

そして、そんな寒ボラをGET出来たこの日の釣果はこんな感じになりました。

2022年11月3日 北条湾釣行 釣果(ボラ以外)


こちらが寒ボラです。

2022年11月3日 北条湾釣行 釣果(寒ボラ)


この日も、普段は釣れた魚種を説明するために、まな板に魚を並べた写真を撮るのですが、撮り忘れてしまいました。

ウミタナゴはリリースし、トウゴロウイワシとネンブツダイは活餌に使っていて、弱ったり死んでしまったものを持ち帰りました。

あとはウルメイワシが2匹、ギンガメアジ1匹、そして寒ボラ1匹という結果となりました。

兄妹猫の朝食ですが、この日はかなりゴージャスになりました。

トウゴロウイワシとネンブツダイはゴージャスではありませんが、ギンガメアジの中落ちの部分を焼いてあげました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのトウゴロウイワシ・ネンブツダイ・ギンガメアジの中落ちを焼いたもの


プラス寒ボラのアラを焼いたものです。

兄妹猫の朝食は釣りたての寒ボラのアラを焼いたもの


猫達には少し量が多くなってしまうから…とか、言いながら美味い!美味い!を連呼しながら家内がしっかりボラの頭(カシラ)の肩肉をつまみ食いをしていました。w

兄妹猫の朝食は釣りたてのトウゴロウイワシ・ネンブツダイ・ギンガメアジの中落ち・寒ボラのアラを焼いたもの


器の中の赤黒いものは、ボラの肝臓です。

これは脂がのっていて最高だよ!!

と、ドヤ顔で兄妹猫にご飯をあげたのですが…



人間的には美味しい、その脂が仇となってしまいました。



脂感が強過ぎてダメだったみたいです。w

そして、人間用はと言いますと、主役は当然寒ボラなんですが、ボラと言えば「ヘソ」と呼ばれる珍味な部位があります。

ボラは雑食性で何でも食べるのですが、海藻や藻などを主食としていて、繊維質で他の魚はあまり食べないものを食べることが出来るように進化し、過酷な生存競争を勝ち抜いてきた魚…とも言えるのですが、その海藻や藻を食べることが出来るように進化したのが胃の一部で、その消化器官のことを、通称「ヘソ」と言います。

こちらがその「ヘソ」になります。

ボラのヘソ

ボラのヘソ


魚体の大きさにもよりますが、ほぼ成魚でヘソの大きさはピンポン玉より一回り小さいくらいの大きさです。

また、1匹のボラから1つしか取れないため、ほとんど一般市場に流通することはなく、この珍味を食べられるのは釣り師の特権と言っても過言ではありません。

人間の肛門などの括約筋に似ており、胃の一部が変化した幽門と呼ばれる部位で真ん中の穴で海藻や藻などの繊維の多い食べ物を、磨り潰すようにして消化します。

ボラは雑食性且つ、このヘソ(幽門)で泥などと一緒に食べた食べ物を漉し取る食性や、こういう特殊な器官を持っていることで、かなり細かく食べ物を消化し吸収するので、ボラが住んでいる海域によっては身に臭みが出てしまうということがあります。

そして、このヘソを捌いて食べる…となると、当然内臓の一部なので外から見てもどこにヘソがあるのか分かりません。

以下の写真を参考にして頂きたいですが、ボラのヘソは胸鰭と腹鰭の間にあります。

ボラのヘソ


写真の赤丸が腹鰭です。

縦の赤線上で切り落とすと、概ね身側にヘソが残る感じです。

ボラを見て、どの辺にヘソがあるのか分からない場合は、いきなり頭は落とさず、お腹を割いて内臓を引き出していくと、頭の付け根の辺りに明らかに丸いそろばん玉のような器官があります。

ちなみに赤の線上で頭を切り落とすとこんな感じです。

ボラの頭(カシラ)


写真のような感じで、出来るだけ胸鰭の根本で頭を切り落とせば、ヘソを切り落としてしまうことはないと思います。

柔らかい砂肝のような感じで、臭いは全くなく薄切りにしてお刺身で食べますと、噛めば噛むほど甘味が出てくる感じで、非常に美味です。

日本酒に良く合うような味わいです。

人間用はこの日はタタキ、刺身、焼きの3種類を作りました。

タタキは、ウルメイワシ、ギンガメアジ、ボラの中落ちで作りました。

こちらはウルメイワシとギンガメアジの切り身です。

ウルメイワシとギンガメアジの切り身


写真をご覧頂ければお分かりかと思いますが、右がギンガメアジの身、左がウルメイワシの身です。

ウルメイワシはだいぶ脂がのっていました。

ボラの中落ちの写真を撮り忘れてしまいましたが、ボラの中落ちとギンガメアジ、ウルメイワシの身を軽く叩き、どんぶりに酢飯、大葉の微塵切り、叩いた身、卵の黄身をのせて「寒ボラと青魚のタタキ丼」の完成です。

寒ボラと青魚のタタキ丼

寒ボラと青魚のタタキ丼

寒ボラと青魚のタタキ丼


次は焼きです。

寒ボラの腹身の塩焼きです。

久しぶりにボラを捌きましたが、お腹の中が脂だらけで少々驚きました。

ボラの腹身


腸にもビッシリ脂が付いており、腸と一緒に結構な量の脂を取り除いたのですが、写真の中骨に沿って付いている白いものは全て脂の塊です。

焼いていても、下手なサンマよりも脂が燃え、軽くグリルが火事になっていました。

寒ボラの腹身の塩焼き

寒ボラの腹身の塩焼き

寒ボラの腹身の塩焼き


最後はお刺身で締めたいと思いますが、お刺身も脂が凄かったです。

捌くのに身を触っていると、手に脂が付き水を弾いていました。

白身魚とは思えない脂感でした。

寒ボラとボラのヘソの刺身

寒ボラとボラのヘソの刺身

寒ボラとボラのヘソの刺身


大葉の上に盛ってあるものが、ボラの「ヘソ」のお刺身です。

そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

2022年11月3日 北条湾定食


総括としては、今の北条湾は本当に不安定で、私でも現地に行ってみないと魚の動きが分からない…というのが本音です。

恐らく、青魚もカマスもまだ北条湾に近い海域にはいると思います。

しかし、今シーズン北条湾に寄っている青物のサイズがあまりに大きいので、青物の動き次第で大半の魚の動きが変わってしまい、仮に北条湾内に青魚やカマスがいても、青物が北条湾内から出て行かないと釣りにならないんです。

北条湾という狭い範囲の特殊な環境の釣り場の悪い要素が、今シーズンは思い切り出てしまっており、過去の経験則などが全く当てになりません。

釣れない原因はどうあれ、魚が釣れないことは紛れもない事実で、この日は地元のカマス狙いの方々も誰一人釣りをしておらず、釣りをしていた方は明らかに普段あまり見ない方々で、今の状況を知らないんだなと思いました。

そして、とにかく釣り人の出入りが激しかったです。

あまりのアタリの無さに、何人の釣り人が入れ替わり立ち替わり、釣りをしては釣れないから帰る…そして新しい釣り人が来る…を繰り返していたことか…という感じです。

私は毎週北条湾に入り浸っているので、あまり他の釣り場のことはWEB上の情報くらいしか持ち合わせていませんが、今の北条湾よりは東京湾内の各釣り場の方が釣果が上がっているように見受けられます。

もしくはダメ元で、花暮岸壁や城ケ島内の各釣り場の方が、釣れる確率は上がると思います。

正直申し上げて、2022/10/16にカンパチを釣ってからは、釣りに行く度に厳しい状況になっており、釣りに行く足取りが私も重いことは確かです。

今度こそ何も釣れないのではないか…と毎回思いながら釣りに出掛けています。

サビキという誰でも簡単に出来る釣りから派生して、いろんな魚を釣って皆様に楽しんで頂ければ…と、陸っぱりから大型魚も狙ったりしていますが、今シーズンから来シーズンに掛けては寒くて長い冬になりそうな気がしています。

一応、しばらくはサビキ釣りで青魚、ウキ釣りでカマス、泳がせ釣りで陸っぱりから夢の大型魚…的な釣りをしてみますが、今後はボウズ連発も有り得るかもしれません。

出来る限り、皆様に楽しんで頂けるような情報をお伝え出来るように頑張ります。

また、ご報告させて頂きます。

※ライブ配信動画のリンクにつきましては、見どころも特になく釣りをしていた時間が長かったので割愛させて頂きます。ライブ配信動画をご覧頂く場合は、申し訳御座いませんがTwitterのタイムラインからお願い致します。

2022年11月3日午前7時半頃の北条湾岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  魚料理  ウルメイワシ  ネンブツダイ  青魚  泳がせ  活餌  

【三崎港・北条湾】食いは渋いなりにもウルメイワシは好調でした(2022年9月19日)

こんにちは。

前回…というより、前日(2022/9/18)にも北条湾釣りに行き、二日続けての釣行となりましたこの日も、釣りが出来るかは台風次第という状況でした。

※時間が経過しますと、ツイート内のリンクが切れていることがあります。



小まめに台風の進路をチェックしていると、予想に反してあまり急なカーブで東寄りに進路を取らず、日本海へ抜けそうな進路で台風が進んで行ったため、これであれば釣りに行く時間帯は関東には台風による風雨の影響は然程ない…こう予想し釣りに行くことにしました。

前回の釣行記事でも書きましたが、今シーズンは8月下旬より地味にフィッシュイーターと思われる魚が北条湾内に入って来ており、去年の秋同様に出来る限りGETしたく、秋のシーズンはいつもより頻度高く釣りに行こうと思っていました。

こういうことから、2日続けて釣りに出掛けたのですが、この日は台風による影響がどの程度関東圏に出るのか分からない状況でした。

台風や低気圧などにより、強風が吹いたり、波が高くなる気象状況になりますと、北条湾では必ずあることが起きます。

この日も、前日の釣行時と潮の動きはほぼ変わらず、潮の動き的には釣果があまり期待出来ない状況でした。



非常に魚の活性が上がりにくい状況+前日に釣りに行っているので、シャカリキになってサビキ釣りをしたいというわけではなく、やはり気になるフィッシュイーターの状況を、自分の目で確認したく北条湾を目指しました。

前日の釣行時より、更に30分ほど遅く北条湾へ到着し、まず先ほど申し上げました「あること…」の状況を確認しました。

その、あることとは…





北条湾は今更申し上げるまでもありませんが、「漁港」です。

しかし、一般的な漁港のように大々的に護岸工事などを行い、一から人の手により造られた漁港とは違い、元々あった地形を上手く利用して造られた漁港です。

故に、対岸との距離が近く、湾内は細長い地形をしており、一般的な漁港に比べると奥行はありますが幅がありません。

台風などが接近した時は、近海で漁をしていた大型の漁船なども非難してくることがあり、場合によっては岸壁で釣りが出来ないほど漁船だらけになることもあります。

更に対岸が近いということもあり、ここからが「あること…」なのですが、停泊している船を強固に固定するために、係留ロープを対岸に渡し北条湾全体を使って船を係留します。

それが、ツイート内の写真や動画に映っている様子なのですが、こうなると仮に釣り座はあったとしても投げを伴う釣りはまず出来ず、下手をするとサビキ釣りすら難しい状況になります。

釣り船や小型の漁船であっても安くはないですからね、下手をすれば中古船でも新築一戸建てが買えるレベルの金額をします。

オマケに仕事の相棒であり、大切な道具です。

かなりガッチリロープが張られており、実際に見るとある意味北条湾全体を使ったアートのようにも見えます。

長年通っていると、台風=この状況なので、当然のことながらこういう状況になっているであろう予想はしていました。

仮にフィッシュイーターがいたとしても、恐らく投げを伴う泳がせ釣りは出来ないであろう…ということは想定済みで、本当にこの日はフィッシュイーターの状況を確認するだけのつもりで北条湾へ出掛けました。

北条湾に到着し、車から降りる前に縦横無尽に張り巡らされたロープが目に入り、「やっぱ、泳がせは出来んね…」と家内と話しながら車を降りました。

あまりサビキ釣りをする気は、本当にこの日はなく、しばらく家内と湾内の様子を見ながら話していました。

家内が足下に何かの青魚の群れを発見し…

なにこれ??

気持ち悪いくらいいるんだけど…

あぁ、多分カタボシイワシだな…

などと話していると、潮の動きとは裏腹にかなりの数の青魚の群れが足下にいます。

少し…

釣りを…

して…

サビキ釣りだけならやらないつもりで来ましたが、あまりの群れの数に軽く心が揺さぶられ、顔がニヤつきピクつき始めます。

でも、昨日も釣りをしたし、大人しく帰るかな…

明日は仕事だしな…

心が大きく揺さぶられる中…

見てしまいました…

海面が軽く盛り上がり…

ん??

今日もいるのか…?

更に、少し離れた場所でもう一度海面が盛り上がり…

いるな…

いるよ!

今日も!!

せっかく来たし、少し釣りして帰るか…

と家内に告げると…

「…」

結局、小一時間ほど釣りをして帰ることにしました。



係留ロープがあるため、いつものように釣り座は確保出来ませんでしたが、何とか泳がせ釣りが出来そうな場所を見つけ一応仕掛けの準備をしました。

しかし、仮に魚が掛かったとしても、どう考えても係留ロープが邪魔になり、バラす確率が極めて高いです。

それでも、実際に見てしまうと釣りをしたくなってしまうのが釣りキチ。

泳がせ釣りの活餌を釣るべく、早速サビキ釣りを開始します。

もう、日の出まで一時間ないからな…

トウゴロウイワシかカタボシイワシを釣ってくれ…

と、家内に急かすように頼みますが…

釣れるのはいつものこの方達。

まずはネンブツダイです。



続いてクサフグ。



あぁ…もう、お前らと遊んでる時間はないんだよ…

時折、大群で入れ替わり立ち替わり、青魚やカタボシイワシ、トウゴロウイワシ、恐らくボラの稚魚の群れがわさわさと足下へやって来ますが、一向にサビキ仕掛けを食ってきません。

薄っすら空が明るくなり始め、早ければもう食ってきてもおかしくない時間帯なんですが…

やっぱダメか…

潮がほとんど動いてないもんな…

などと思っていると…

家内がトウゴロウイワシを釣り上げます。



でかした!!

よーし!これを活餌泳がせをやるぞ。

早速、泳がせ釣りの活餌にし、仕掛けを投入します。

釣れなくても、この状況が整っただけでワクワクし、鼻息が荒くなってしまいます。

一方、サビキ釣りはと言いますと、相変わらず釣れるのはネンブツダイばかり。

そうこうしているうちに、日の出の時刻を過ぎ…

なんだ?

今日は、本気でサビキは壊滅的に釣れない感じ??

前日の釣行時の状況などからすると、十分にあり得る感じで、完全に陽が昇りフィッシュイーターの気配もなくなったので、帰ろうと泳がせ釣りの、竿の片付けに入った時、ウルメイワシがヒットします。



前日の釣行時と潮の動きは同じような感じでしたが、この日は時合いのタイミングがかなり遅く、完全に陽が昇ってから15分ほど続きました。

潮の動きも鈍いし、ここを逃したら今日はもう釣れないから気合いを入れろ…

家内にそう告げ、家内と二人15分間必死に釣りまくりました。

この日は気持ちが良いくらい、ピタリとアタリが無くなり、時合いの時が終わったことが露骨に分かる感じでした。

私は片付けに入り、片付けている間家内には一応釣りを続けてもらいました。

フッと家内の方を見ると、竿が折れるんじゃないかというくらい竿がしなり、何がしかの魚と格闘していました。

なんだ??

何がきた??

たぶんアイゴだと思うけど、浮いてこない…

しばらく家内が格闘し、釣れたのは家内の予想通りアイゴでした。



今シーズンの傾向…と、言う感じではないんですが、今シーズン釣れるアイゴは異常にデカイんですよね。

例年ですと、確かにアイゴは良く釣れるんですが、20cm~25cmほどのものが多いのですが、今シーズンは30cmオーバーのアイゴが良く釣れます。

アイゴは毒針があるヒレを全てハサミで切り落としてしまえば、普通に食べられる魚ですし、鱗が無いので皮も向き易く調理のし易い魚ではあります…が…

別名、ションベン魚(うお)とも呼ばれ、独特の器官を内蔵に持っているので、身からアンモニア臭がすることがあります。

刺身などにすると、身はコリコリしていて美味しいのですが、若干臭いがあるので、酢味噌や漬けなど臭いを誤魔化せる調理方法がお勧めです。

30cmオーバーになりますと、さすがに身も厚く釣果がイマイチであれば持ち帰って、アイゴ料理でもご紹介させて頂こうかと考えてはいるのですが、如何せん今のところ青魚が好調なのでいましばらくアイゴ料理はお待ち下さい。

三枚卸しにして、身を干して塩麹などに漬け込んで焼いて食べても美味しいです。

連続釣行2日目の釣果はこんな感じになりました。

2022年9月19日 北条湾釣行 釣果


前日の釣行同様、如何せん活性が上がる時間が短いので厳しい釣果となりました。

2022年9月19日 北条湾釣行 釣れた魚種


こちらはこの日釣れた魚種です。

上から、ウルメイワシ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイです。

前日の釣行時に釣れたカタボシイワシ同様に、トウゴロウイワシはイワシを名乗っていますが、ボラの仲間で厳密には青魚ではありません。

ウルメイワシは20cmほどで、今北条湾で釣れているウルメイワシの中では中サイズになります。

この日の我が家の兄妹猫の朝食は、ウルメイワシがそれなりに釣れたのでウルメイワシ主体で、トウゴロウイワシとネンブツダイを焼いてあげました。

我が家の兄妹猫の朝食は釣りたてのウルメイワシとネンブツダイとトウゴロウイワシを焼いたもの


妹猫はアンチ念仏、アンチ根魚なので、トウゴロウイワシとネンブツダイは兄猫にあげました。

我が家の兄妹猫の朝食は釣りたてのウルメイワシとネンブツダイとトウゴロウイワシを焼いたもの


前日の釣行後の朝食時は、青魚の釣果が厳しくメバル主体の朝食になってしまいましたが、妹猫は匂いを嗅ぐだけで、一口も食べずのその場を立ち去りましたが、この日は打って変わっての食べっぷり。

兄猫はひたすら妹猫が残すのを待ちますが、どんだけ青魚が好きなんだ…と言いたくなるくらいに妹猫はキレイに完食。



兄猫はあまりにも何も残っていないので、最後は飼っている錦鯉の水槽に八つ当たりして退席。

兄猫はひたすら待ち続けている時、良く前足の爪を噛んでいるんですが、これは、このご飯の残りを待っている時にしかやらない行動で、最近はイライラの現れなのかな?と思っています。

ちなみに、肉球を舐めることも普段はほとんどしません。

そして、人間用はと言いますと、ウルメイワシの月見ゴマ和え丼を作ってみました。

ウルメイワシは三枚に卸し、卸した身を20分~30分ほどラップをせずに冷蔵庫で冷やします。

三枚に卸したウルメイワシの身


冷やした身をブツ切りにしていくのですが、基本的にはどういう形でも良いのですが、今北条湾で釣れているウルメイワシは20cmを超えるものが多くなってきました。

このくらいのサイズになってきますと、魚の身の真ん中に横一列に「血合い骨」という骨があり、この骨が若干気になりキチンと骨切りをしないと食感が悪くなってしまいます。

血合い骨


水色の線のところにある骨で、焼き魚などの場合はこの血合い骨がある部分から二つに割って食べることがあると思います。

20cmを超えるウルメイワシが釣れ、お刺身で食べる場合には、先ほどのように三枚に卸した後、はす(斜め)に血合い骨を骨切りするようにブツ切りすることをお勧め致します。

叩く場合は別ですが、ブツ切りの場合はあまり細かく切り過ぎると、ウルメイワシの身は足も早く(腐り易い)上に、身が柔らかいのでグチャグチャになってしまいますのでご注意下さい。

ブツ切りにしたウルメイワシの身をすりゴマと和えていきます。

調味料は一切使わず、すったゴマとウルメイワシの身だけです。

どんぶりに酢飯、大葉の微塵切り、すりゴマを和えたウルメイワシの身、最後に卵の黄身をのせれば完成です。

ウルメイワシの月見ゴマ和え丼

ウルメイワシの月見ゴマ和え丼

ウルメイワシの月見ゴマ和え丼


前日は「月見山掛け丼」で、今回も月見…と卵連発なんですが、すみません…単に家内が卵を買い過ぎて、卵の処理に追われているので何れも月見にしました。w

20cmオーバーのウルメイワシは幾分脂ものってきており、卵の黄身の濃厚さにも負けないくらいウルメ感を主張してくるので、結果オーライでかなり美味かったです。

是非、お試しください。

そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

2022年9月19日 北条湾定食


次回は9/25(日)の釣行を一応予定しているんですが、台風の状況やなんだかんだと、私なりにシルバーウィークに予定が入っており、釣りに行けるかどうか、記事執筆時点でハッキリしておりません。

行く場合は、久しぶりのボッチ釣行(家内はおらず私一人)となり、まともにツイートやライブ配信が出来るか分かりませんが、出来る限り現場の状況をお伝え出来るように頑張ります。

また、ご報告させて頂きます。

2022年9月19日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年9月19日午前6時半頃の花暮岸壁周辺の様子

2022年9月19日 北条湾釣行 ライブ配信動画①
2022年9月19日 北条湾釣行 ライブ配信動画②
2022年9月19日 北条湾釣行 ライブ配信動画③

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する50代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
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【三崎港・北条湾】相変わらずカタクチイワシは湾の奥に集まっていました(2024年3月10日) Mar 17, 2024
【三崎港・北条湾】数ヶ月ぶりにサビキ釣りが好調でした(2024年3月3日) Mar 10, 2024
【三崎港・北条湾】カタクチイワシは湾の奥に集まっていましたが群れの数は少ないようです(2024年2月25日) Mar 03, 2024
【三崎港・北条湾】今の時期にここまで魚がいなくなるのも数年ぶりかもしれません(2024年2月12日・18日) Feb 21, 2024
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北条湾ではこんなのも釣れます
GIF画像のリンク先は釣果があった時の動画(ブログ記事)です。各釣行の詳細は動画内のリンクよりご覧下さい。
サビキ釣りを楽しもう!(猫とウサギと釣りのブログ)

サビキ釣りでワカシ(ブリの幼魚)

サビキ釣りでアカネキントキ(稚魚)

サビキ釣りでボラ(トド)

サビキ釣りでチカメキントキ(稚魚)

チョイ投げでタイワンガザミ

サビキ釣りでギンガメアジ(メッキ)

チョイ投げでヘダイ(シロチヌ)

チョイ投げでイイダコ

サビキ釣りで釣った小魚をエサにイナダ(ブリの幼魚)

サンマの切り身をエサにウキ釣りでカマス(アカカマス)

サビキ釣りで釣った小魚をエサにマゴチ

チョイ投げでマハゼ(落ちハゼ)

サビキ釣りでメバル

サビキ釣りでオオモンハタ(幼魚)

サビキ釣りでイサキ(稚魚)

サビキ釣りでカタボシイワシ

サビキ釣りでメジナ(グレ・幼魚)

サビキ釣りでムツ

サビキ釣りでセイゴ(スズキの幼魚)

サビキ釣りでウミタナゴ

チョイ投げでマダイ(幼魚)

サビキ釣りで釣った魚を活餌にヒラスズキ

サビキ釣りで釣った魚を活餌にカンパチ

サビキ釣りでコノシロ

サビキ釣りで釣った魚を活餌にクロアナゴ

サビキ釣りでミナミハタンポ

サビキ釣りでメアジ

サビキ釣りで釣った魚を活餌にショゴ(カンパチの幼魚)

サビキ釣りで釣った魚を活餌にイトヒキアジ(イトヒキダイ)

サビキ釣りにまさかの「歳なし」のクロダイ

【番外編】サビキ釣りで釣った魚をエサにアカエイ 北条湾では死にエサや活餌でも活餌が弱ってくるとエイの格好の餌食になります。

青魚(アジ・サバ・イワシ)、毒魚、頻繁に釣れる外道扱いの魚種は掲載しておりません。
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