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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  アジ  ネンブツダイ  サバ  メバル  メジナ  ウミタナゴ  

【三崎港・北条湾】サビキで五目釣り・久しぶりに手応えのあるメジナをGET!(2023年5月21日)

こんにちは。

前回の釣行は気象の状況も海の状況も最悪で、釣果は期待出来ない中での釣りでしたが、今回は比較的状況的には良く週中より期待をしていました。

オマケに前回の釣行時は、まだボウズの方が良かった…と思うくらいの、2m級のアカエイの餌食になり、ただただ疲れただけの釣行となってしまいました。



そして、この日ですが、気象の状況は良い…

未明の気温も寒さを感じることがなくなってきており、釣り人がそれなりにいるのではないか…

こういうことから、普段よりも幾分早めに自宅を出発しました。

因果関係は絶対にありませんが、釣りに行く道中の横浜横須賀道路の通行量が著しく少ないと、現地に着いてから釣り座の確保が困難なくらい釣り人がたくさんいることが多く、この日もまさにそれ…不気味なくらい車が走っていませんでした。

嫌な雰囲気を感じつつ北条湾を目指しました。

北条湾に到着すると見事に嫌な予感が的中。

普段より係留されている船も多かったことは事実ですが、主要な釣り座はほとんど埋まっていました。

不思議なことに北条湾側の岸壁はほぼ全滅だったのに対して、珍しく製氷所の前の釣り座が空いていました。

当初の予定では、前回、前々回と北条湾内の海水温が、雨の影響により一気に4度~5度も下がっており、この辺の確認と魚の動きを見たかったので、北条湾側の釣り座で釣りをしたかったのですが、選択肢がありませんので、この日は私には珍しく製氷所の前の釣り座で釣りをすることにしました。



前回、アカエイと格闘した泳がせ釣りに使っている竿の先端のガイドが破損していたりと、地味に釣りの準備に時間が掛かってしまい、釣りを開始してからかなり時間が経ってからツイートしました。

ガイドが破損した竿は、恐らく私が気付かなっただけで、アカエイとの格闘の際に、仕掛けを強化したことなども裏目に出て限界を超えてしまったんだと思います。

釣り座が空いていなかったので、製氷所の前で釣りを始めましたが、いつもと違う場所で釣りをすると、何となくワクワクしてしまいます。

何かいつもと違う魚が釣れないか…そんな淡い期待を持ちアタリを待っていましたが…

そんな期待を木っ端微塵に打ち砕く、いつものこの方が第一投目からヒットします。



早く釣りに来た甲斐もなく、また珍しくいつもと違う製氷所の前で釣りをしましたが、サビキ釣りに関しては北条湾内を含め、未明の時間帯はほとんど釣れません。

今シーズンは特に酷いように思います。

この日は折角製氷所の前で釣りをしたので、くまなく観察しましたが、魚がいるけど活性が低く食ってこないのではなく、そもそも魚がいません。

北条湾内で釣りをすることが多いので、製氷所の前や花暮岸壁などでは未明の時間でも幾分は釣果が上がっており、陽が昇ると北条湾の中へサバなどを始めとする、サビキ釣りで釣れる魚達が入って来ているのかな…とも考えていたのですが、花暮岸壁では釣りをしていないので何とも言えませんが、少なくとも未明の製氷所の前にはこの日はネンブツダイ以外いませんでした。

サビキ仕掛けを投入しても念仏ラッシュになるだけなので、一旦サビキ釣りは空針で沈めておきマヅメ時までまともに釣りはしませんでした。

何の魚もいないわけではありませんが、フィッシュイーター達も自分達がターゲットとしている小魚がいないのであれば、当然ながら寄るはずもなく、ルアーやエギの類の釣りは厳しいと思います。

薄っすら空が明るくなり、いよいよマヅメ時。

そろそろやるか…と家内に声を掛け、サビキ釣りを再開させます。

マヅメ時も超え、ほぼ日の出の時刻でアジがヒットします。



回って来たな…

日の出後、30分~1時間程度は真面目に釣りをしてくれ…と、家内に頼み小まめにサビキ仕掛けにアミコマセを付けて投入します。

アジが釣れてほどなくして、次から次へと様々な魚が連続ヒット!

まずはメバルです。



メバルは15cm以下のものは全てリリースし、持ち帰ったものは1匹ですが10匹程度釣れました。

次はメジナ(グレ)なんですが、竿受けに置いてあった竿が根元からしなり一気に海中へ引き込まれました。



サイズは35cmオーバーで、良く走り強烈な引きは久しぶりに根魚の引きを楽しませてくれました。

そしてようやくサバっ子です。



最後にオマケのウミタナゴです。



久しぶりの五目釣りとなりました。(ネンブツダイは含まず)

サバっ子に関しては、Twitterのフォロワーさんが北条湾内で釣りをしており、同じ時間帯にサバっ子は釣れていたのですが、実際に釣ったサバっ子を見せて頂くと、北条湾内に入っている群れの方が一回り小さく、製氷所の前に寄っていたサバっ子の群れの方がサイズが大きかったです。

純粋にサビキ釣りを楽しむのであれば、現時点では時間帯は明るくなってから、釣り座は北条湾内より製氷所の前、花暮岸壁などの方がサイズの大きな青魚が釣れると思います。

泳がせ釣りに関しましては、この日はフィッシュイーターらしき魚は北条湾内、製氷所の前共に姿を確認することは出来ませんでした。

数年前に話題になりましたウニの食害による磯焼けですが、当時は北条湾の岸壁にも無数のウニが張り付いているのが確認出来ました。

ウニを良く目にするようになり、しばらくメジナも全く北条湾では釣れなくなりましたが、この日のサイズのメジナが釣れたということは、磯焼け対策の効果が出てきた証かと思います。

実際に、年明け以降サビキ釣りの釣果が厳しい時期に、虫餌で純粋に投げ釣りをしてみましたが、アマモなどしばらくお目に掛かっていない海藻類が仕掛けに絡まることが多々ありました。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年5月21日 北条湾釣行 釣果


こちらは釣れた魚種です。

2023年5月21日 北条湾釣行 釣れた魚種


上というか中央の一番大きな魚がメジナ(グレ)、メジナの下の左側がウミタナゴ、右がメバル、上にいってゴマサバ、その下がネンブツダイ、更に下がマアジです。

この日は釣れたサバっ子は全てゴマサバでマサバは混じりませんでした。

兄妹猫の朝食ですが、文中でもお話し致しましたが、本当に未明(暗い間)はネンブツダイしか釣れず、あまりに念仏祭りなので、今日は本当に何も釣れないのでは…と、一抹の不安が過り焦ってネンブツダイを兄妹猫の食事分くらいストックしてしまいました。

マヅメ時になり、アジを皮切りにそれなりに釣れたのですが、アジが釣れ始めた時点で、今度は慌てて生きているネンブツダイをリリースしようと思ったのですが、大半は死んでしまったり衰弱していたので、元気の良いネンブツダイだけリリースしそれ以外は持ち帰りました。

持ち帰ったネンブツダイはすり身にし、練り物風に焼き、あとは小サイズのサバっ子を焼いてあげました。



ネンブツダイの練り物は、アンチ念仏の妹猫でも食べてくれるのですが、焼きサバのほぐし身と一緒にあげたことはなかったので、もしかするとネンブツダイは残すかな…と思ったのですが…



予想とは裏腹に肉片一つ残さず完食。

大人しくずっと隣で待っていた兄猫が少々不憫だったので、今回は特別に追加で余った焼きサバの身をあげました。

兄妹猫の夕食はメジナのアラと大サイズのサバっ子を焼いてあげました。



兄猫は朝食時に追加で焼きサバをあげたことに味を占めたのか、食事が終わっても一向にその場から離れようとせず、当たり前のように追加を待っていましたが、そうは問屋が卸しません。

というより、あげたくても追加の焼き魚がないのですが…w

人間用の魚料理ですが、久しぶりにまともな魚料理が作れました。

アジは片栗粉の衣でサクサクに揚げた唐揚げ、メジナの腹身は塩焼き、残りの身を湯引きした皮と梅肉と一緒に叩いたタタキ、メバルウミタナゴは梅煮にしました。

アジの唐揚げ

アジの唐揚げ

アジの唐揚げ


メジナのタタキ

メジナのタタキ

メジナのタタキ

メジナのタタキ


メジナの塩焼き

メジナの塩焼き

メジナの塩焼き

メバルとウミタナゴの梅煮

メバルとウミタナゴの梅煮

メバルとウミタナゴの梅煮


久しぶりに作ることが出来た北条湾定食はこんな感じになりました。

2023年5月21日 北条湾定食


この時期になると、困ることの一つが普段使っているサビキ仕掛けが売り切れていることが多いことです。

前回の釣行帰りにサビキ仕掛けと追加しようと釣具店に寄りましたが、あぁ…この時期がきたか…と、案の定愛用しているサビキ仕掛けは全て売り切れ。

30枚まとめて注文してきましたが、少々面白いサビキ仕掛けを見つけたので、次回これを試してみようと思います。

赤針のサビキ仕掛け


Twitterでは確証も無いので、ブログだけでのお話しになりますが、何が面白いのかと言うと針が赤色なことです。

サビキ釣りは魚の光(反射光)に対する反射で釣る釣り…と私は良く申し上げますが、言ってしまえばルアーやエギなどの釣りに近い釣りなんです。

通常売っているサビキ仕掛けはスキンなどでアミコマセのアミに似せた疑似餌にしてあったり、ケイムラ色に代表されるように魚が好む反射光が出るように工夫されています。

では赤色はどんな反射光が出るのか…

出ないんです。w

厳密には、人間には識別出来る反射光は出ますが、動物で有名なのが猫ですが、魚も猫同様に赤色はほとんど見えていません。(認識出来ない)

見えていないというより、黒色に近い色にしか見えず見えていないのとほとんど変わりません。

キチンと調べたことがないので、私の勝手な解釈ですが釣り針で赤色の物は、そもそも魚に針の存在を認識させないためだと思っています。

つまり魚を「寄せる」ための工夫がされているサビキ仕掛けが多い中、魚に釣り針を「見せない」ための赤色の釣り針のサビキ仕掛け…

真逆の発想が中々面白いと思いました。

写真の赤色の釣り針のチモトが黒い球体のようなものがありますが、これも釣り針を見せないための工夫だと思いますが、私はここに蛍光の緑色の塗料を塗布し、海の中では蛍光の緑色の小さな玉に見せるつもりです。

次回の釣行記事で結果はお伝えします。

最後に少々グロいので【閲覧注意】ですが、今回釣ったメジナは「ウオノエ(魚の餌)」という甲殻類の寄生虫に寄生されていました。



ウオノエ(魚の餌)


幼虫の時は魚のエラに張り付いていることが多く、成虫になると魚の舌に移動します。

寄生された魚はエサが食べにくくなるので、衰弱したり最悪餓死してしまいます。

鯛系の魚、根魚、アジなどに良く寄生しているのを見掛けることがあります。

宿主が死ぬと、すぐに離れ次の宿主を探すため、釣った魚にウオノエが寄生しており、クーラーボックスやバケツに釣った魚を入れておき、魚が死ぬとクーラーボックスやバケツの中を泳いでいることが良くあります。

万が一、生でウオノエを食べてしまっても、人間に寄生することはなく無害です。

毒等もなく今回のように魚と一緒に焼いてしまい、誤って食べてしまっても問題はありません。

今回の場合は、メジナがサイズ的にバケツに入らなかったので、すぐに氷水(塩水)に浸してしまったので、魚と一緒にウオノエも死んでしまい、寄生したままの状態で発見されたと思われます。

また、寄生されていた魚の身なども食べても問題はありません。

ウオノエは人間には無害ですが、こちらは命を落とすこともありますので要注意です。



低気圧の通過後や台風の通過後など、海が荒れ砂浜や岩場に浮遊物と一緒に打ち上げられていることが多く、良くビニール袋と間違えて触ってしまう方がいます。

毒性が強く、アナフィラキシーショックを起こしてショック死することがあります。

お子様などは十分にご注意下さい。

次回は潮回りが小潮なんですが、翌日が長潮とかろうじて小潮というだけで、潮回りの周期の末端で潮がほとんど動きません。

海の状況的には厳しいですが、そろそろ何か泳がせ釣りでまともな釣果を上げたいところです。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月21日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月21日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】今シーズン1枚目・全然嬉しくないあの大型魚がヒット!(2023年5月14日)

こんにちは。

この日は気象の状況、海の状況共に釣れる要素を探すことが難しいような状況でした。

潮回り(潮汐)は潮の動きがほとんどない長潮、気象の状況は風が強い上に、釣行時間に雨が降る予報、釣行前日までも雨がそれなりに降っており、北条湾内の海水温が下がっていないか気になっていました。

釣りに行っても無駄足になる要素満載でしたが、釣りに行かなければ魚が釣れることはありません。

無駄足覚悟、ダメ元で釣りに行くのですが、状況が悪ければ悪いほど魚の動きも読みにくく、普段より幾分早めの午前3時頃より釣りが始められるように自宅を出発。

北条湾に向かう道中、軽く雨に降られますが、北条湾到着時は雨は止んでいました。

しかし、午前3時以降にそれなりの雨量の雨が降る雨雲が北条湾周辺を通過する予報が出ており、雨が降る前にダッシュで釣りの準備に取り掛かりました。

何とか雨が降り出す前に釣りの準備も終わり、ずっときになっていた海水温を計ってみると…

海水温を計った時点で釣り終了の鐘が鳴ってもおかしくない、ナント!15度。

前回(前週)よりも一気に4度も下がっており、明らかに直前まで降り続けた雨の影響で川から流れ込む真水の量の多さを物語っていました。



こりゃ、厳しいね…

恐らく釣れん…

事前のデータに、更にプラスαで釣れない要素が積み上げられました。

下手すると、ネンブツダイも釣れんかもしれんね…

などと、家内と話しながら釣りを始めると、今度はトドメの雨が降り出します。

しかも、雨粒も大きく結構な雨量です。

如何にも雨雲通過中…的な雨の降り方で、短時間でザッと降っては止み、降っては止みを繰り返します。

気温は16度ですが、数日降り続いた雨の影響もあり、また雨雲も絶賛通過中。

湿度が地味に高く、上下カッパを着ると暑がりな私は地味に額に汗が…

釣れる要素もなく、風雨も地味に強く、まさにアラフィフのおっさんの一人罰ゲーム状態。

この日は雨が降り出してテンションが上がらない中、本当に帰ろうか悩み、念のため雨雲レーダーなど、気象の状況を確認すると…

これまた釣りの神様の意地悪で、30分もすれば雨雲は通り過ぎる予報になっていました。

30分…であれば、雨宿りをしつつ雨雲が通過するのを待つか…

車のリアゲートを屋根代わりに雨雲の通過を待ちながら釣りを続けました。

そうこうしているうちに、雨も弱まり釣りに専念出来そうな状況になった時、「これだけ地面がビショビショじゃ釣りのお供は来ないだろうな…どっかで雨宿りしているだろうな…」と思っていると、私の車の下に何やら怪しい影が…

ん??

あれは…

ナント!釣りのお供が雨宿りしていたのは私の車の下。

車の下からずっと私達の方を見ていました。

完全に雨が止みますが、まだ地面はビショビショです。

すると、右手左手、右足左足に付く水を足をプルプル振って飛ばしながらゆっくり私達の所へやってきました。

釣りのお供のキジトラ猫が登場した途端、「魚は寄せておいたから早く釣ってくれ…」と言わんばかりに、ネンブツダイが突然釣れ出します。



釣りのお供の指示通りに、ネンブツダイを釣って釣れたネンブツダイの大半はこの方の胃袋の中へ。



しばらく念仏ラッシュが続きましたが、その後アジが混じり始めます。



釣れ方としては、長潮らしく魚の活性は低くコンスタント…という流れではなく、時折釣れるという感じで、何とも締りのない釣れ方でした。

ネンブツダイもアジの食いも一旦止まり、今日はここまでか…と思っていると、今度はフグラッシュです。



テンションも上がらず、釣りをしようというモチベーションがどんどん下がっていきます。

しかし、本来猫が嫌う地面が濡れた状態にも関わらず、ずっと釣りのお供がそばから離れません。

現在良く遊びに来てくれる釣りのお供のキジトラ猫は、恐らく1歳~3歳くらいの若い猫だと思われ、とにかく食欲が半端ないです。

フグしか釣れない間も、ずっと魚をくれるのを健気に待っています。

この日は、この釣りのお供がそばに居てくれたお蔭で、朝まで釣りを続けられたと言っても過言ではありませんでした。

フグラッシュも終了し、再びネンブツダイ、アジが釣れ出すと、この日はこの1匹だけでしたがサバっ子がヒットします。



この時点で午前6時くらいで、非常に時間が経つのが遅く感じるダラダラした釣れ方で、ある程度は釣りのお供のお腹も満たされたので、帰り支度を始めようとしていました。

長潮という状況だけでも釣りにくいのに、トドメの海水温の低下は致命的でこれ以上北条湾内で釣りをしても、ほぼ100%この後劇的に釣れ出す…ということはなく、日の出まで様子を見たので6時半には撤収しようと思っていました。

釣りのお供が登場し、ネンブツダイが最初に釣れた時に、実はダメ元でネンブツダイを活餌に泳がせ釣りをしていました。

終始フィッシュイーターの気配は皆無で、サビキ釣りもご覧の感じです。

泳がせ釣りに使っている竿は、普段であれば大型の魚が掛かった際に、竿を持って行かれないようにロープを括り付けてあります。

釣れる要素が限りなくゼロに近い上に、雨で地面が濡れていることから、この日は泳がせ釣りの竿にロープを付けていませんでした。

それだけ私が釣れると思っていないと同時に、帰り支度を始めようとしていた時は、半ば泳がせ釣りをしていること自体忘れていました。

すると…

私はライブ配信が止まっていたので、ライブ配信を再開する作業を車の中でしていました。

ガシャン!

と、竿立てと竿が倒れる音が聞こえてきます。

なんだ…??

あぁぁ、風で倒れたのか…

そう思い、何の気なしに家内の方を見ると、竿を持ち合わせています。

ん??

魚??

何かヒットしたのか??

慌てて車から飛び出し、家内と交代します。

残念ながら、竿を持った瞬間にヒットした魚は分かりました。

以下の動画で、大物との駆け引きの一部始終がご覧頂けます。※

※私がライブ配信をしている時にご覧頂くと最新のライブ配信が表示されます。



ちなみに、この時間になっても釣りのお供は帰らず、ライブ配信の動画に映っています。w

走ることもなく、ただただ重く、強い引き…

忘れかけていた泳がせ釣りの活餌が力尽き、底に沈んでしまいそれを食ってきたものと思われます。

ヒットしたのは、尾まで入れると2mはあろうかというアカエイです。



去年アカエイのお蔭でタモ網の柄が3本折れました。

外道であるエイであっても、出来るだけ釣り針は外してリリースしてあげたいと思い、毎回なるべくタモですくい一度陸揚げして、引っ掛かっている釣り具は全て外してからリリースしており、エイを含めた他の大型の魚用も兼ねて現在は3種類のタモを持ち歩いているのですが、今回ばかりはタモではお話になりませんでした。

ギャフなど、魚自体を何かに引っ掛けて引き上げないとまず上げることは不可能でした。

さすがにギャフは持ち合わせていません。

船で沖合の堤防や島などに渡してもらったり、お金を払って確実に大物がヒットする釣りではなく、あくまで陸っぱりからの釣りですのでギャフまでは用意していません。w

魚のスレについて、前回の釣行記事でお話しさせて頂いたのですが、そのスレ対策と強化を目的に、泳がせ釣りの仕掛けを市販のものではなく自作することにしました。

そして、今回からその自作の泳がせ釣りの仕掛け第一弾を使ったのですが、想定以上の強度があることが分かり、それはそれでエイがヒットしてくれて良かったと思っています。

泳がせ釣りの仕掛けの強化…つまり強度も大事なんですが、やはりなんと言っても一番はスレ対策なので、スレに有効と判断出来ましたら、詳細をお話しさせて頂きます。

強度を持たせるだけであれば、基本は全ての糸を太くすれば良いのですが、それをやり過ぎると今度は糸が魚に見えてしまいスレに対しての対策になりません。

ある程度の強度は持たせつつ、魚にバレない仕掛けを試行錯誤中ですので、今しばらくお時間を下さい。

釣れない要素満載の釣行でしたが、最悪な状況の日に何も釣れないよりはマシかな…などと思いました。

翌日は筋肉痛、帰路の車内でも左手でビールを持つと腕がプルプルしてました。

今シーズンに入ってから、泳がせ釣りでの釣果はこれで2匹目ですが、最初がクロアナゴ…次がこれ…釣りの神様も意地が悪いです。w

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。



お腹いっぱいになったのは、釣りのお供のキジトラ猫だけです。w

当然、人間用の魚料理はありません。

兄妹猫の朝食がかなり怪しい感じになってしまいました。



兄猫の新たな待ちのスタイルもそうなんですが、妹猫が嫌がらせのように焦げたアジの尾だけを残したのには、飼い主として爆笑でした。

何とか5月中に泳がせ釣りで1本上げたいのですが…思うようにいきません。w

まぁ、それが自然相手の釣りの醍醐味でもあるのですが…

この日のように、ここまで悪条件が重なることも珍しいので、当たり前ですが次回はもっと状況的には良いです。

潮回りは大潮、潮の動くタイミングが若干微妙ですが、個人的にはサビキ釣りを含め期待しています。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月14日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月14日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】GW第四弾!小アジ・サバっ子好調&GWの釣行の総括(2023年5月7日)

こんにちは。

今年のGWは後半が気象の状況に恵まれず、強風や雨続きでイマイチ残念な感じとなりました。

GW中は4/29の釣行に始まり、5/3、5/4、そして今回の5/7と計4回釣りに行きました。

今年は例年に比べ幾分サバっ子の群れが北条湾内に入って来るのが遅く、4/23の釣行時に今シーズン初めてサバっ子の釣果を確認しました。

安定してサバっ子の群れが北条湾内に入って来てくれるかも分からない中でのGW突入でしたが、釣れる時間帯にまだバラつきがありましたが、GW中は4/29の釣行を除いてサバっ子の釣果は確認出来ました。

そして、GW最後の釣行のこの日は、とにかく空の様子を伺いながらの釣りとなりました。

釣りに出掛ける直前の天気予報はこんな感じでした。

20230507_天気予報


雨が降り始めるタイミングこそ、後ろ倒しにズレていき私が釣りに行く未明の時間帯に雨が降る可能性は低くなりましたが、釣りに於いては雨より危険な風、その風速の予測が9m。

風速が8mを超えてくると、さすがに釣りをすること自体が困難になり、特に釣り針がたくさん付いているサビキ釣りですと、危険な上に竿は飛ばされ、釣れた魚から釣り針を外すのも一苦労、竿受けに竿を置いておけない状況になり兼ねず、下手をすればずっと竿を手持ちで釣りをしなければなりません。

釣りが出来る可能性は五分五分。

そんな状況の中、何とか釣りが出来るレベルの風速であることを祈りつつ北条湾を目指しました。

こんな荒天の予報の中、釣りをしに行こうと思う釣りバカは私くらいなものだろう…と、かなりピンポイントで時間を絞り、午前4時半頃に北条湾に到着する感じで自宅を出発しました。

道中、横浜横須賀道路などでは、強風で飛ばされた木々が高速道路上に落ちており、かなりの勢いで車も風に煽られ強く風が吹いていることを感じながら走っていました。

北条湾に到着すると、あまり北条湾内では見掛けない白波まで立っていました。

車から降り、まずは風速の確認をしました。

時折突風的に8m近い強風が吹くものの、常時吹いている風は6m~7mほど。

これならイケる…

釣りをする時間は概ね2時間、途中で風が強くなったり雨が降ってきたらすぐに撤収…こんな感じで釣りを開始します。



海面はご覧の感じなので、釣り開始時から終始海の中の様子は全く分かりませんでした。



あまり強風感が伝わりにくいですが、足下の岸壁付近に白い泡のようなものが映っていますが、波が岸壁に打ち付けられて出来る泡です。

釣りを開始しますのツイート内でも申し上げていますが、釣りのお供のキジトラ猫は、物陰で私達が来るのを待っていたかのように、まるで待ち合わせでもしていたかのように、私達が車から降りると車のそばまでやって来て、最初に釣り道具を持って行く時に付いて来ました。



潮の動きとしては、決して良い状況の時に釣りをしていませんでしたが、思いの外コンスタントに魚が釣れ続けます。

この日のように、外海が強風などで荒れると、普段はあまり湾や入り江の中に入って来ない魚なども、一時的に避難するために入って来ることがあり、荒天時に釣りに行くことをあまり大手を振ってお勧めは出来ませんが、荒天の時に湾や入り江の中で釣りをすると、思わぬ釣果が得られることも事実です。

ツイートの順番は釣りのお供の相手をしつつだったので、釣れた順番ではなくまとめて一気にツイートしておりますが、第一投目から恒例のネンブツダイがヒットします。



この日のネンブツダイは、釣れた全てのネンブツダイが釣りのお供の胃袋に収まりました。

続いてなぜか荒天の時に良く釣れるムツっ子です。



そして、アジが混じり始めます。



アジの動画を撮影している時に映っている人の手は、家内の手なのですが、動画の撮影など悠長にやっていて隙を見せると、釣りのお供に一気に釣った魚を奪われるため、すぐにアジを掴めるようにしていて映ってしまったものなのですが、北条湾に釣りに行かれる方は恐らくこの釣りのお供を見たことがある方もいらっしゃると思います。

釣った魚を釣り針から外している時が、一番魚を奪われ易いので十分ご注意下さい。

魚を奪われることは別にどうでも良いのですが、問題なのが釣り針が外れていない魚を持って行かれると取返しの付かないことになり得ます。

サビキ仕掛けごと持って行かれたり、最悪釣り針が猫の口や身体に絡まったり刺さったり、飲み込んでしまったります。

お一人で釣りをする場合に、猫が近くにいる状況で魚が釣れた場合は、竿立てなどに竿を立て、サビキ仕掛けを宙に浮かした状態で、魚を持ち釣り針を外した方が無難です。

猫はバカではないので、当たり前ですがサビキ仕掛けだけある状態で、サビキ仕掛けを奪うことはしません。

あくまで、魚を狙ってきますので、魚さえしっかり手で掴んでいれば問題ないです。

また、サビキ仕掛けや釣った魚を宙に浮かすことで、猫からすると魚自体を奪いにくくなります。

地べたに置いた状態ですと、狙いも定め易く一瞬の隙を突かれ奪われます。

先ほども申し上げましたが、この時にサビキ仕掛けが猫に絡まることが一番問題です。

お二人以上で釣りをされる場合に、猫が近くにいる状況で魚が釣れた際は、お一人は猫の見張りをしてあげて下さい。

また、こういったことは論外ですが、釣り場に住む動物達のためにも、必ずご自身が出したゴミは全て持ち帰るようお願いします。



そして、そうこうしているうちにサバっ子も釣れ出すのですが、釣りのお供の食欲が全開MAXで見張りをしても動画の撮影が難しく、今回は致し方なくバケツの中のサバっ子を撮影しました。



ライブ配信などの動画をご覧頂くと良くお分かり頂けると思いますが、釣りのお供が釣った魚を待っている時の距離もだいぶ短くなり、私達の動き一つ一つに一々警戒して反応しなくなったのですが、やはり身体には触れさせてくれません。

これは野良であれば当たり前で、無理に触ろうともしていませんし、触る必要もないのですが、先ほどのお話しのように、万が一釣りのお供の猫にサビキ仕掛けなどが絡まれば、その仕掛けを取り除くのは容易ではありません。

北条湾でこれらの猫達に遭遇し、釣った魚をお裾分けするようなことがある際は、この辺にご注意頂き静かに見守ってあげて頂ければと思います。

また、お子様などは特に注意が必要ですが、北条湾にいる猫達は基本的に野良です。

ペットとして飼っている動物もそうですが、動物慣れしていない子供などの、唐突な行動や動きを動物は非常に警戒します。

大人でも犬に噛まれたり、猫に引っ掛かれたりする人の多くは、動物との「間」が取れない人が多く、動物達からすると何を考えているのか分からないので攻撃してきます。

基本的に動物が苦手、自信がない方はあまり動物には近付かず、遠くから見守っていることが安全だと思います。

この後、この日は残念ながらサバっ子がコンスタントに釣れ続けてしまいます。



ツイートにあります、釣れ続けて…釣れるのに6時半で…帰る…?

どういうことかと申しますと、入れ食いではなくとも、一定の間隔でずっと小魚が釣れ続ける=天敵であるフィッシュイーターなどの、小魚達にとって脅威となるものが存在しない…つまりフィッシュイーターはいない…ということです。

この日は荒天が予想され、様子見という意味合いが強く、シャカリキになって釣りをしようと思っていなかったので、フィッシュイーターもいないのであれば予定通り6時半で帰ります…という意味です。

この後、サビキ釣りも泳がせ釣りも大きな動きはなく、この釣行後は再び週一の間隔での釣行になるので、もう少し粘りたい気持ちもありましたが、荒天の予報が出ている中での釣りなのでこの日は大人しくここで納竿としました。

なんだかんだとGWは、一週間強の間に4回釣りに行きいろいろ見えてきたこともあるので、その辺をまとめたいと思いますが、先に簡単にこの日の釣果等々ですが、以下の感じになりました。

まずは釣果ですが、こんな感じになりました。



この日はとにかく釣りのお供の食欲が半端なく、アジとムツはお裾分けしませんでしたが、ネンブツダイ、サバっ子をお裾分けし残った釣果がこんな感じです。

ネンブツダイは全て、ネンブツダイが釣れなくなってからはサバっ子をお裾分けしましたが、実際に釣ったサバっ子はこの倍以上ありました。

兄妹猫達にアジをあげる代わりに、人間はムツをもらいました。

兄妹猫の朝食は、大サイズのサバっ子をチョイスしそれを焼いてあげました。



兄猫はとにかくあっと言う間に食べ終わりました。



兄妹猫の夕食は、アジと小サイズのサバっ子を焼いてあげました。



ツイートにもありますが、焼いたサバとアジの身の匂いが食欲をそそる感じです。



そして、人間用は小サイズのサバっ子とムツっ子を市販の唐揚げ粉ではなく、下味を付けた片栗粉をまぶし、高温の油でサッと揚げ、外はサクサク、中はフワフワの唐揚げを作りました。

サバっ子とムツっ子の唐揚げ

サバっ子とムツっ子の唐揚げ

サバっ子とムツっ子の唐揚げ


軽く下味は付けてあるので、そのままでも問題ありませんし、岩塩など塩でも良いですが、今回は溜醤油にワサビを多めの溶きそれを付けて頂きました。

これがまた、ビールが進んじゃうんです。w

ムツは見た目とは裏腹に、頭の骨格や中骨、鱗なども非常に柔らかく、身の味が濃い魚なので市販の唐揚げ粉などのように、しっかりと調味料が混ざった衣よりもシンプルな衣の方がムツの味を感じ易く堪能出来ます。

余談ですが、ムツを捌く時に腸を出すと思いますが、サバっ子などと比べると驚くほど立派な浮袋を持っています。

物凄く頑丈な風船みたいです。

ムツは深海に住む魚ですので、産卵期や稚魚の時の一時期だけしか浅瀬にはいません。

浮袋が他の魚に比べて大きいことや、骨などの骨格が柔らかいこと、身の味が濃いことなどは、深海に住む魚の特徴の一つです。

私は大好きなんですが、同じ深海に住む魚で簡単に思い付く魚の一つの金目鯛なども、同じような特徴を持ち非常に美味しい魚として有名です。

余談に次ぐ余談で恐縮なんですが、通常であれば梅雨も終わり初夏にムツっ子達は自分達の本来の住む場所である、深場の海へ徐々に旅立って行き、夏本番時には釣れなくなります。

ところが、去年はビックリ仰天!

一度は夏前にムツっ子が釣れなくなり、例年通りかと思いきや、ナント秋にカマス狙いで釣りをしていると、かつて北条湾では釣ったことがない30cmオーバーのムツっ子?ではなく、ムツがヒットしました。

かつてない30cmオーバーのムツをGET!

ムツは成魚で80cmほどになる魚ですので、まだ若魚の段階ではあるものの、本来であればある程度の深さの海域に行っているはずのムツが北条湾に現れました。

これが昨今言われております、温暖化や海水温の上昇と関係あるのか、現時点では定かではありませんが、これも例年にはなかったことで、こういったことも含め、近年の北条湾では毎年ビックリ仰天なことが起こります。

そして、4/23の釣行時に初めて今シーズン初のサバっ子の釣果を確認して、GWを挟み約2週間の釣行の総括ですが、以下の点が気になったことです。

①魚のフィッシュイーターが頻度高く北条湾内に入って来る
②例年にないくらいサバっ子が太っている
③イカの類も魚のフィッシュイーターも、サビキで狙う青魚もスレがとにかく酷い
④サバっ子は2種類の群れが存在する
⑤北条湾内ではルアーやエギでの釣りは厳しい

①については、例年ですと梅雨入り前辺りから、未明の時間帯に何がしかの魚のフィッシュイーターが北条湾内に入って来ることはありましたが、概ねマヅメ時前には湾内から出て行き滞在時間が非常に短く、滞在時間も長く活性が高い状態で長時間北条湾内に留まるのは秋以降に集中していました。

現に本ブログのアーカイブなどをご覧頂いても、青物を始めとするフィッシュイーターを私が仕留めているのは大半が10月、11月です。

去年の晩秋のカンパチを仕留めた辺りから、秋の青物ラッシュが始まり頻繁にフィッシュイーターが姿を現わすようになりましたが、例年であればどんなに長くても年明け辺りでフィッシュイーター達は北条湾にやって来なくなるのですが、それがそのまま年を越し2月、3月のフィッシュイーターが狙う小魚達が北条湾にいない時期を除き、北条湾周辺の海域で小魚がいる場所にはフィッシュイーターが現れ続けていました。

そして、4/23にサバっ子が北条湾内に入って来ているのを確認した後は、フィッシュイーター達も北条湾内に頻度高く入って来ています。

②に関しましては、単純にエサが豊富なんだと思いますが、サバっ子と言えば頭デッカチでどことなくアンバランスな体形をしていることが多いですが、今シーズンのサバっ子は体形が既に「THE・サバ」で、サイズの割りには肉付きが良くそれなりに脂感があります。

現時点で釣れているサバっ子のサイズですと、魚料理を作るにも限られてしまいますが、釣れた際は是非召し上がってみて下さい。

③と⑤はほぼ同じ内容なので、飛ばして先に④についてですが、ツイートの埋め込みだらけになり、少々見にくいかもしれませんが、全て4/23~5/7までの釣果のツイートなんですが、サバっ子のサイズや種類に注目して見て下さい。

2023年4月23日のツイート


※2023年4月29日はサバの釣果が無かったため省略致します。

2023年5月3日のツイート


2023年5月4日のツイート


2023年5月7日のツイート


前半2回の釣行では、マサバ、ゴマサバのサイズがほぼ同じです。

5/4の日はマサバの釣果が確認出来ませんでした。

当初はツイート内でお話ししております通り、たまたま私が釣りをしていた場所にマサバの群れが回って来なかったのかな…?と思っていましたが、5/7の日はマサバの釣果もありましたが、マサバとゴマサバのサイズに大きな差があります。

これが現わしていることは、最初にサバっ子の釣果が確認出来た頃に釣れていたサイズのマサバの群れは、早くも北条湾を離れた可能性があります。

ただ、だからもうサバっ子は少しずつ釣れなくなっていくのか…というと、そういうことではなく、次々にサバっ子の群れは北条湾に入って来るのですが、サイズによって北条湾内に入って来る時間帯、留まる時間の長さが異なるということです。

5/4に釣れたゴマサバのサイズのサバっ子の群れは、概ねマヅメ時から日の出に掛けて北条湾内に入って来ます。

5/7に釣れたマサバの群れは同じ行動をするか、夜間帯に北条湾内に入って来て暗い時間帯はずっと北条湾内に留まる可能性が高いです。

サバっ子に二つの群れが存在する…というその二つとは、サバの種類ではなくサイズのお話しです。

大サイズはマヅメ時以降、小サイズは暗い時間帯…こう思ってもらって大丈夫だと思います。

サビキ釣りだけをするのであれば、マヅメ時辺りを狙って釣りをし、現地でサバっ子を釣って私のように泳がせ釣りをするのであれば、活餌を確保する時間も考慮して釣りに行く感じが宜しいかと思います。

③と⑤に関しましては、魚がスレてしまう原因は単純明快で釣り人が多過ぎる…これに尽きます。

個人的には魚がスレて釣りにくくなればなるほど燃えるので、その辺も含め釣りを楽しんでいますが、今の北条湾には魚はたくさんいますが、サビキ釣りはそこまででなくとも、泳がせ釣りなどは魚を釣ることが難しくなってきているのは事実です。

スレに対する対策は、現在試行錯誤を重ねており、これが有効!というものは見出せていません。

特に⑤に関しては、北条湾は透明度が高い海…というのをTwitterやブログで何度もお話しさせて頂いておりますが、なぜそんなに北条湾内の海水が澄み易いのか…

これは、北条湾の地形が関係しており、北条湾は入口の幅の割りに奥行が深い湾です。

自然にあった地形を利用して造られた湾だからです。

三崎周辺には他にも入り江や湾が存在しますが、入口は広く然程奥行はありません。

こういった湾は、人工的に造られているので、正方形や長方形など整った形をしています。

今回のGW中の強風レベルであれば、通常の入り江や湾は十分に濁りが発生します。

降雨後や強風が吹いた直後などは、それなりに濁った状態がしばらく続き、多少魚がスレていても比較的釣り易い状況が続きます。

しかし、北条湾は奥行がありウナギの寝床のような地形をしているので、風で多少煽られたくらいでは、湾内の海水が一気にシャッフルされるような状況にはならず、濁りが発生しにくい場所なんです。

逆に大量に雨が降った後などは、北条湾は深部に川が流れ込んでいるので、周辺の入り江や湾より北条湾は濁り易いです。

良くも悪くも、北条湾と言う場所は、湾外からの影響を受けにくい場所なんです。

海水も淀み易く、海水が淀むということは流れも少なく、極論を言えば沼のような状況のことが多く、浮遊物が沈殿し易い環境であることも、透明度が常に高い理由の一つです。

以下のツイートは、5/7の釣行時に撮影したもので、釣行2日前より強風が吹き荒れ、釣行時に風速が7mくらいあった時にバケツに汲んだ海水です。



濁りの「に」の字もなく、泳いでいるサバっ子がハッキリと見えていると思います。

イカの類や、ルアーで狙える魚がいないわけではありません。

この透明度の高さで、ターゲットのスレが酷い中、フィッシュイーター達が捕食している魚を泳がせても見破られる状況です。

この状況でシャカリキになってルアーやエギを投げるのであれば、製氷所の前や花暮岸壁などをお勧め致します。

あくまで北条湾内のお話です。

三崎周辺の釣り禁止になっていないエリアにも、北条湾同様にフィッシュイーター達はいます。

確実に北条湾以外の場所で釣りをされる方が釣果に結び付くと思います。

最後になりますが、スレや透明度のお話しにも繋がるのですが、今年のGWは5/3の釣行に尽きます。



完全に活餌がロックオンされ、近くまでフィッシュイーターが寄って来るものの、寸でのところで見抜かれ食ってこなかったものと思われます。

この状況が2時間以上続きました。

スレの酷さを一段と痛感しました。

北条湾に限らず、泳がせ釣りをして、活餌がこれだけ暴れる状況で、2時間以上一度も食ってこない…という経験はあまり記憶にありません。

ぶっちゃけ、30分以内には食ってくるだろう…と、高を括っていました。

もう釣ったも同然…くらいで余裕をブチかましビールなど飲み始めたら…朝から海辺でビールを堪能する2時間になってしまいました。w

非常に悔しく、その悔しさと興奮が収まらず翌日も釣りに行きましたがダメでした。

何とか5月中に1本上げたいところです。

何とか1本…なんですが、次回は潮回りが長潮、ブログ執筆時点での天気予報では雨…なんですよね…w

これから雨が多くなる時期なので仕方ないのですが、釣りの神様に意地悪をされている気分です。

とは言え、釣りに行かなければ釣れるものも釣れないので、頑張って釣りに出掛けたいと思っています。

役者は揃ってます。

何とか、皆様にエキサイティングな情報をお届け出来るように頑張ります。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月7日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月7日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】GW第三弾!期待外れのフィッシュイーターの動きでした(2023年5月4日)

こんにちは。

GWだから出来ることでもありますが、前日の釣行から二日続けての釣行となりました。

GW中に何度か釣りに行こうと思っていましたが、最低でも中一日は空けて釣りに行くつもりでした。

前日の釣行時に釣り糸を通してフィッシュイーターの存在を感じつつも、中々活餌を食ってくれないもどかしい状況が2時間以上も続き、結果的に釣果に結び付けることが出来ず、興奮も冷めない、悔しさも消えない…まさにヘビの生殺し状態で、アラフィフのおっさんには肉体的に少々キツイものがありましたが、翌日リベンジしに行って来ました。



この日は寝坊まではすることなく目が覚めましたが、身体が重く起きるのに時間が掛かってしまい、前日より1時間遅れで北条湾に到着しました。

さすがGWという感じで、未明にも関わらず釣り人はそれなりにおり、ここ1ヶ月ほどはいわき丸さんの前方に釣り座を構えていましたが、北条湾到着時に既に釣りをされている方がいらっしゃったので、この日はいわき丸さんの後方に釣り座を構えました。

私は夏前からは北条湾の比較的奥まった場所で釣りをすることが多いのですが、3月~6月くらいまではいわき丸さんの前方から、北条湾の入口の角付近辺りのどこかで釣りをすることが多いです。

今の時期は北条湾内に様々なイワシ類などを含む小魚達が集まって来る時期で、海水温の状況やその年のフィッシュイーターの動きなどで、北条湾内のどの辺りまで小魚達が入って来ているのか、釣りに行く度に確認しながら釣りをしているからです。

海水温が低過ぎれば、当然小魚達は北条湾の奥には入って行きません。

釣りを開始する時に、毎回釣りを始める時の北条湾の様子をツイートしておりますが、この中で必ずその日の海水の温度を計っています。

この時に計る海水の温度の状況を見て少しずつ釣りをする場所を奥に移動させています。

ちなみにこの日の状況はこんな感じでした。



ここ半月くらいの釣行は、GWが絡むということもあり、釣行回数が普段より多かったのですが、海水の温度は概ね18度~19度で安定していました。

こういうことから、アッサリといわき丸さんの後方で釣りをすることを決めました。

海水の温度が15度~17度くらいですと、その時の気象の状況や風の影響もありますが、北条湾内に小魚達が入って来ても製氷所の横、北条湾の入口の角から北条湾の奥へ向けて、岸壁が出っ張っている場所がありますが、この辺りまでしか入って来ないことが多いです。

そして海水の温度が17度を超えてくると、少しずつ小魚達も北条湾の奥まで入って行くようになり、海水の温度が18度~19度くらいになると、後は放っておいても釣りに行く度にどんどん奥に入って来るようになります。

ただ、奥と言いましても、次の基準がダイブセンターの前辺りで、ここで一旦止まります。

ブログで何度も申し上げていますが、北条湾の深部には川が流れ込んでおり、ダイブセンターから奥は、この川の真水の影響を受け易く、海水の温度が20度を超えてこないと安定的に小魚達が入って来るようにはなりません。

先ほども申し上げましたように、気象の状況なども影響しますので、一概に言い切れることでもありませんが、概ね一つの基準として海水温が20度くらいということです。

例年ですと概ね12月に入ると、所謂青物ラッシュは終了し大型の魚のフィッシュイーターは北条湾に寄り付かなくなっていました。

ところが、去年の晩秋から大型のフィッシュイーターの動きは劇的に変わり、途切れることなく冬を越し北条湾周辺、北条湾内にやって来ています。

冬場はフィッシュイーターの数こそ減り、動きも鈍かったですが、釣りに行く度にその気配を感じ、アタックしている姿も何度も見ました。

こういうことから、冬場はあまりやらない泳がせ釣りを、その時々にサビキ釣りで釣れる小魚を活餌にし、狙っていました。

その外道として釣れたのが、2月の下旬に釣れたクロアナゴです。

このクロアナゴ以降、北条湾周辺では活餌にする小魚が釣れなくなり、約2ヶ月間厳しい釣行が続きましたが、このサビキ釣りで思うように釣果を得られなかった時は、釣れないので釣り人も少なかったこともあり、私には珍しく製氷所の前などでも釣りをしていました。

北条湾では群れを確認することも出来ず、当然釣れることもありませんでしたが、クロアナゴの釣果があった時点で、通り矢の周辺には既にサバっ子の群れが寄っており、この群れを追っているフィッシュイーターも確認出来ていました。

結果的に2ヶ月近い時間を要してしまいましたが、1ヶ月もすればサバっ子の群れと一緒にフィッシュイーター達も北条湾にやって来るだろう…などと当時は考えていました。

北条湾で今シーズン最初のサバっ子の群れを確認して2週間経っていませんが、順調にサバっ子達も北条湾に入って来ており、ここからやるべきことはサバっ子や、他の小魚達、フィッシュイーターなどが、北条湾のどの辺りまで入って来るのかを正確に読むことです。

活餌をサビキ釣りで現地調達してからの泳がせ釣りの場合は、ルアーなどのように移動しながら釣りをする釣りとは違い、平日などの釣り人が明らかに少ない場合は別として、基本的には北条湾に到着すると釣り座の選定から始まり、一度釣り座を構えてしまうと小まめに釣り座を変えながら釣りをすることは難しいです。

北条湾に到着し、空いているからあそこでいっか…的なノリで釣り座を決めてしまうと、大きく的を外すことにもなり兼ねません。

ある意味、空いている釣り座は釣れないから空いている場合や、北条湾は「漁港」ですので漁を終えた漁船が戻って来て接岸する場所だから空いていることもあります。

この日は前日のサバっ子の動きなどから、いわき丸さんの後方でも問題ないと考え、即座に釣り座を決めましたが、釣り人だらけで釣り座を選べる状況でない場合は別として、ある程度釣れる根拠を探した上で釣り座を決めることは重要です。

釣りの準備に取り掛かった時には、地味に空も明るくなってきており、ダッシュで釣りの準備を終わらせ釣りを開始します。

そして、第一投目から恒例のこの方が釣れます。



10分ほど念仏祭りになりますが、徐々にアジが混じり始めます。



ネンブツダイはサバっ子が釣れるまでの繋ぎの活餌として5匹ほどストックし、その他のネンブツダイは全てリリースしました。

この日は1匹しか釣れませんでしたが、今シーズン初のムツっ子の釣果も確認出来ました。



これで役者は揃い、本格的にサビキ釣りのシーズンインです。

なぜ?かは、今のところ分かっていないのですが、ムツっ子は雨や強風など荒天の時に良く釣れます。

強風などの場合は、湾や入り江にいつもより多くムツっ子の群れが避難して来た…とも考えられるのですが、雨に日になぜたくさん釣れるのかという理由が今のところ分かりません。

念仏、アジがコンスタントに釣れ続ける中、釣りを開始して30分ほど、ようやくお待ちかねのサバっ子がヒットします。



サバっ子は1匹釣れた途端に入れ食い状態に。

ん…

この釣れ方だと、まだフィッシュイーターはいないね…

そう思うものの、事前準備は万端にしておくために速攻で泳がせ釣りの活餌をネンブツダイからサバっ子に全て変えました。



鼻息荒くフィッシュイーターの登場を待ちつつ、入れ食いのサバっ子に翻弄されている家内を手伝います。



待てど暮らせどフィッシュイーターの気配は皆無…

昨日はあれほどいたのにどうした…

さぁ!来い!!

フィッシュイーターの気配もないのに一人テンションMAXで、ビールに手が伸びそうなのを我慢して待ちますが…

ある意味、フィッシュイーターが全くいないことを物語っているのですが、サバっ子の入れ食いが止まらず、バケツがすぐにいっぱいになってしまうので、逆に活餌が弱ってしまい本末転倒な状態になっていきます。

一旦、弱ったサバっ子を全てクーラーボックスに移し、バケツをキレイに洗い1つのバケツに3匹ずつストックし、サビキ釣りを一旦止めました。



サバっ子が釣れ始めて1時間ほど経った頃、ようやく活餌の動きが地味に激しくなってきます。



ただ、全力で逃げている…という状況とは程遠く、仮にフィッシュイーターがいたとしても、活餌達の視界に入る距離にフィッシュイーターはいますが、活餌の近くを泳いでおらず、且つフィッシュイーターの活性が低い状況…こんな感じの動きでした。

GWの終盤は、雨は元よりかなりの強風の予報が出ていました。



こういうことから、状況如何によってはGW最後の釣行になる可能性もありましたが、二日続けての釣行で、一見すると潮回りも良く気象の状況も悪くなく、オマケに潮がバリバリに動いている時間です。

いつフィッシュイーターの活性が上がってもおかしくない状況でしたが、前日の釣行時はこの日よりもフィッシュイーターの動きは軽く活餌の至近距離まで何度も寄って来ましたが、結果的に活きを食ってくることはありませんでした。

様々な状況が前日とこの日は酷似しており、恐らく共通の、フィッシュイーターの活性がイマイチ上がらない原因があるのではないか…

そう考え、この日は時間を区切って納竿とすることにしました。



フィッシュイーターの活性が上がらない原因…

今のところ、これです!という理由は見当たらないのですが、スレているということは確実に言えると思います。

ただ、スレだけですと、活餌ではないサバっ子の群れに、もう少しアタックしても良い気もします。

前日もこの日も、表面的に分からなかっただけで、実は海の中では激しい食うか食われるかの激しい死闘が繰り広げられていた…仮にこんな状況だったとすれば、かなりサイズの大きなフィッシュイーターがいたものと思われます。

フィッシュイーターのサイズが大きく成魚に近くなればなるほど、幾多のピンチを乗り越え生き抜いてきた個体ですので、知恵も付きスレは想像以上に酷いと思われ、仕留めることは、中々容易ではありません。

少々話が逸れる上に、些か語弊のある言い方にもなってしまうのですが、上記のような私の勝手な予測ですが、実はもっといろんなことに気付いたり、思い付くことがあるのですが、ある程度私自身で自信が持てるものしかTwitterやブログで言葉にしないようにしています。

闇雲に適当に思い付いたことをお話ししても、無知な人間が出しゃばっているのと何ら変わらず、リアル且つなるべく正確な情報をお伝えしようと思っているコンセプトから外れることにもなります。

今シーズンはサビキ釣りのシーズンイン早々に…というよりほぼ同時にフィッシュイーターも登場しており、去年の成果のカンパチイナダを釣った辺りからかなりスレが酷いことには気付いており、このままいけば北条湾では確実に大型のフィッシュイーターは釣りにくくなる…と思い、サバっ子の釣果も安定し、フィッシュイーターの登場頻度もある程度安定してきているので、泳がせ釣りの仕掛けを、今まで気になったことや思い付いたことなどを参考に少し工夫(加工)してみます。

次回の釣行時より、その工夫した泳がせ釣りの仕掛けでトライしてみるので、一定の効果が確認出来次第ご報告させて頂きます。

魚がスレると釣りにくく、釣果も得にくく、何とももどかしい釣りが続き、心が折れそうになるのですが、このスレこそ本当の意味での魚との知恵比べだと私は思っており、鼻息荒く…やテンション爆上げ…的なノリではなく、沸々と熱い物が込み上げてくる感じで、かなり真剣になっています。

なるべく早い段階で、良い報告が出来るように頑張ります。

結局、この日はリミットの6時半の時点で、フィッシュイーターに大きな動きの変化はなかったのでここで納竿としました。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。



ネンブツダイ泳がせの活餌にしていて、弱ってしまった1匹だけ持ち帰りその他はリリースしました。

ムツっ子はこの日1匹しか釣れませんでした。

アジは1匹だけ15cm程度のものが釣れ、その他のアジは10cm~12cm程度の所謂マメアジでした。

サバっ子に関しては、たまたま私が釣りをしていた場所にゴマサバの群れが寄っていただけだと思いますが、この日のサバっ子の釣果は全てゴマサバでした。

余談ですが、マサバよりゴマサバの方が成長が早く、ゴマサバの方が暖かい海域を好みます。

今回のサバっ子の釣果に関しては、上記のようなことは関係なくたまたまだと思われます。

15cmほどのアジと小さいサバっ子を4匹ほど人間用にもらい、その他の魚は兄弟猫のご飯となりました。

兄妹猫の朝食は、大サイズのサバっ子、マメアジ、ムツ、ネンブツダイを焼いてあげました。



例え1匹であっても、キレイにネンブツダイの身は避けて食べるほどのアンチ念仏の妹猫。

ムツっ子とトレードし、兄猫がネンブツダイを食べる代わりにムツっ子も兄猫が頂き、妹猫にはマメアジとサバっ子のみとしました。



兄猫は多魚種のほぐし身ですが、妹猫はサバとアジのみですからね…

恒例のやらなくて良い毛繕いをしながら、妹猫が残すのをひたすら兄猫は待ちますが…

この日は、少々量が多くなってしまったので、軽く予想はしていましたが、妹猫が久しぶりにご飯を残しました。

兄猫は待っていた甲斐がありました。

兄妹猫の夕食は、サバっ子のみとなりました。



夕食はアジはなくとも、一応青魚のサバのみ、且つ量も多過ぎない…

兄猫が心配そうに、今回はチラ見ではなく思い切りガン見で妹猫のご飯が減っていく様を見ていましたが、残念ながら妹猫が夕食は完食。

呆然としながら、一応妹猫のお皿を確認しに行きますが、無いものは無いです。

ここのところ、今回レベルで何も残っていないと、ご飯を食べていた場所から兄猫が離れず、私と家内の顔を見て「もうないの?」と訴えるようになってしまいました。

兄猫から見て正面に私がおり、左側に家内がいます。

美味いんだろうな…というのは伝わってくるので、次回も兄妹猫のために青魚を釣ってあげたいと思います。

人間用の魚料理は、前日の釣果でアジの南蛮漬けを作ったのですが、それも地味に残っており軽めにしました。

アジは握り寿司、サバは天ぷらにし天むすを作ってみました。

アジの握り寿司とサバの天むす

アジの握り寿司とサバの天むす

アジの握り寿司とサバの天むす


GW中にあと1回くらい釣りに行きたいのですが、如何せん気象の状況が最悪で、特にこの風速では釣りになりません。



釣りが出来るレベルまで、風が収まってくれるのを祈っています。

最後に余談ですが、GWなど普段車を運転しない人が、車を運転する時期はここぞとばかりにネズミ捕りをやります。



注意喚起の意味合いもあると思いますが、ハッキリ言ってカモがネギを背負って走っているわけです。

横浜横須賀道路などは、普段から覆面PC(パトロールカー)が多い高速道路ですが、こういう時期は普段あまりやらない道でも覆面、移動式オービスなどあらゆる方法で取り締まることが多いです。

連休のなどの時は、日中や夜間は取り締まりにくい上に危険も伴うので、ほぼ確実に早朝の車が少ない時間帯に行います。

今は陽が昇るのも早くなり、日の出の時刻が午前4時台です。

午前5時くらいから午前7時、8時辺りまで意識した方が無難です。

ざっくりと覆面PCの特徴です。

・記事執筆時点での主要車両は210系のクラウン(アスリートの方が多く見受けられますが、ロイヤルサルーンも走っています)
・原則サンルーフなし
・屋根を見ると回転灯を収納するボックスの蓋があり、屋根の中央部に四角い切れ目がある
・車が常にピカピカ(若手の警察官が常に洗車しているようです)
・サンデードライバーが多い中、明らかに訓練を受けた人の車の乗り方で車速が一定、且つ車線の真ん中をフラ付くことなく走っている※
・リアのドアガラス、リアガラスに色の濃いフィルムが貼ってある
・一昔前と違い隊員はヘルメットを脱いでおり、必ず2名乗車
・ナンバープレートの地域名が地元
・希望ナンバーはなく分類番号は3から始まる連番(3ナンバー車の場合)
・メインの大きな数字、一連指定番号も希望の番号ではなく勝手に割り振られる連番
・当然のことながら、ローダウンやタイヤのインチアップなどのチューニングはしていない

※これは少し引いて良く見ると一目瞭然です。車の運転に於いて非常に模範的なキレイな走らせ方なんですが、訓練も受けていない、且つサンデードライバーばかりの中では極端に浮き、著しく不自然です。

上記は、原則的に神奈川エリアの高速道路、且つ主要幹線道の話です。

三崎方面に行く場合に通過する神奈川エリアの主要道路での話です。

スピード違反は罰則も重く、罰金もバカになりません。

良く軽微な違反で捕まる方などは、スピード違反で捕まると免許取り消しになる可能性大です。

あくまで釣りから派生してのお話しですので、普段の土日などに大型連休時のような取り締まり強化はあまりないと思いますが、横浜横須賀道路などでは休日の早朝には良くやっています。

スピードを出さないことが一番ですが、折角の楽しい釣りを無駄にすることなく、ご注意頂ければと思います。

数日単位で釣りに行っており、普段の釣行のように一週間程度間が空いての釣行ではなく、海の状況や魚の動きがリアルに分かっている時だからこそ、何とか釣りに行って来たいと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月4日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月4日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】GW第二弾!バリバリにフィッシュイーターの気配を感じるも悔しい釣行となりました(2023年5月3日)

こんにちは。

今年のGWの後半は、天気が荒れる予報が出ていたことなどもあり、釣りに行く日を決めず釣りに行ける気象状況の時に釣りに行っておこう…こういう感じで、この日の釣りに臨みました。

この日の潮回りは大潮で、潮の動き的には期待出来ることもあり、午前3:23の満潮での潮止まりを基準に、午前3時過ぎには釣りを開始出来るように北条湾へ向かいました。

北条湾へ到着すると、2m~3m程度の風速の予報が出ていましたが、ほぼ無風、海面はベタ凪で動きは鈍いものの海面には至る所に小魚が作る波紋が出来ており、既に北条湾内に何がしかの小魚の群れが入っていることが一目瞭然でした。



釣りの準備をしながら海の様子を確認していると、これまた動きは鈍く激しくアタックこそしていませんが、恐らくイカの類と何がしかの魚のフィッシュイーターもおり、時折小魚達がフィッシュイーターから逃げるために海面から飛び出したり、小さなナブラを作っていました。

早速釣りを開始しますが、活性が高いも低いも関係なく第一投目からバンバン釣れるのはこの方達。



波紋を作っているのはサバっ子の群れと思われますが、一番釣れて欲しいサバっ子は全く釣れず、念仏ラッシュになっていきます。

やらないよりはマシですが、この方達を活餌にしたところで、余程のことが無い限りまずフィッシュイーターは食ってきません。

とはいえ、泳がせ釣りの仕掛けを投入しなければ、釣れるものも釣れません。

致し方なく、ネンブツダイを活餌に泳がせ釣りもスタートさせます。

釣りを開始し、10分ほど経つとアジが混じり始めます。



これまた、イカの類がいる時に、アジを泳がせたところでイカに齧られるのがオチで、むしろ小まめに活餌が齧られていないかチェックをしなくてはならない上に、食べても美味しいアジをわざわざイカに提供するのも勿体ないので、活餌には使用せず持ち帰り用にストックします。

更に10分ほど経つと、ようやくサバっ子がヒットします。



しかし、この時はこのサバっ子1匹の後が続かず、一番サバっ子が欲しい時間帯にサバっ子が確保出来ませんでした。

泳がせ釣りの仕掛けを付けた竿は、合計3本出していたのですが、サバっ子を付けた泳がせ釣りの竿は1本、あとはネンブツダイです。

1本だけでもサバっ子を活餌に出来ましたが、フィッシュイーターの活性もイマイチ上がらず、状況的にはかなり厳しい状況です。

そうこうしているうちに、空がどんどん明るくなり日の出の時刻が迫ってきます。

ここでちょっとブレイク…ではありませんが、少し話が逸れますが、どうしてそんなに焦って暗いうちにサバっ子を活餌に泳がせ釣りをしたいのか…?

この日はフィッシュイーターの活性は然程高くはありませんでした。

イカの類は数が少なかったと思われ、アジの釣れ方に大きな変化はありませんでした。

サバもアジ同様にかなりの数の群れがいたと思われますが、たった1匹しか釣れずサバの群れ自体はパニックにこそなっていないものの、緊張状態にあり警戒していたと思われ、自分達の食事どころではありません。

魚の類のフィッシュイーターは、恐らく50cm以上の大型の魚で、30cm~40cmほどの所謂ワカシやイナダサイズの中型の魚ではなく、且つ大型の魚が数匹北条湾内を一定のルートで泳いでいたと思われます。

青物系は特にですが、若魚はとにかく元気良く群れで一斉に小魚達に襲い掛かるように追い回します。

これが50cm以上の成魚に近くなればなるほど、派手なアタックはせず一定のタナを静かに回遊しながら、時折小魚の群れにアタックします。

魚のサイズが大きくなればなるほど、表面的には大型のフィッシュイーターがいることが目視では分かりにくく、若魚の場合はド派手な、見ている私達の方が興奮するようなアタックを繰り返し、勢い余って海面から飛び出したりもします。

これであれば誰が見てもフィッシュイーターがいることは分かります。

小魚の動きから、どういったフィッシュイーターでどのくらいのサイズなのか見当を付け対処しなければならないのですが、夜間や未明の暗い時間に北条湾内に入って来る魚のフィッシュイーターは、大型のサイズのフィッシュイーターが多いです。

大きな魚を釣る…という点が暗い時間帯に拘る理由の一つです。

次は、フィッシュイーターが成魚サイズに近くなればなるほど、彼らも幾多のピンチを乗り越え、知恵を付けて生き抜いてきた個体です。

去年の晩秋のカンパチイナダを釣っていた辺りでも非常に感じましたが、フィッシュイーターのスレが酷く、且つ北条湾は透明度が高い海なので、フィッシュイーターの活性が低い状態で明るくなってしまうと、ハリスや道糸、活餌に付けている釣り針が丸見えで活餌のそばまでやってきても中々食ってきません。

端的に申し上げれば、暗い時間帯に拘る理由は、大きな魚を少しでも釣り易い状況であるから…ということです。

しかし、ここが活餌を現地調達での泳がせ釣りのもどかしいところですが、この日のように北条湾に到着した時に、既にフィッシュイーターが北条湾内にいると、一見すると役者は揃っているように思いますが、フィッシュイーターが既にいるということは、同時にフィッシュイーターが一番好んで捕食する小魚が警戒して釣れないということでもあります。

そうこうしているうちに、とうとう日の出の時刻を迎えます。

完全に明るくなり、未明にいた大型のフィッシュイーターは北条湾内から出て行ったと思われ、明け方以降に新たに北条湾内に入って来たサバっ子の群れも合流しサバっ子が入れ食い状態になります。

全体的に魚の活性が上がり、メバルなども混じり始めます。



こちらはこの日の釣果の写真なんですが、拡大して良くご覧頂くと、概ねサイズは同じくらいに見えますが、明らかに一回り以上小さいサバっ子がいるのがお分かり頂けると思います。

20230年5月3日 釣果


北条湾はプランクトンが豊富な場所なので、小魚達にとっては格好の餌場です。

海水温が上がってきた今の時期の夜間や未明に北条湾内に小魚の群れがいることは極自然で普通のことなんです。

しかし、前述の通り、夜間や未明の時間帯の北条湾は、フィッシュイーター達にとっても格好の餌場となっていて、この毎夜フィッシュイーター達に脅かされる場所だということを、生後間もない個体は知らないがために、単に暗い時間帯は湾や入り江の波の穏やかな場所で過ごす習性やエサがたくさんあるということでやって来てしまいます。

これが、ある程度の大きさに成長し、知恵を付けた個体はエサがたくさんある場所だということを認識しつつ、暗い時間帯に行くと危険な場所…という認識になり、マヅメ時から日の出の辺りで北条湾へやって来て食事にありつくというわけです。

前回の釣行時の記事でも書きましたが、以前北条湾内に四六時中いた青魚は「居付きのイワシ」、そして近年暗い時間帯には姿を見せず、マヅメ時から日の出に掛けて北条湾へやって来る青魚は「通いのイワシ」というわけです。

実際にこの日もサバっ子が入れ食いになったタイミングはまさに日の出の時刻でした。

新たに北条湾に入って来た、大き目のサイズのサバっ子の群れと入れ替わるように、未明にいた大型の魚のフィッシュイーターは北条湾から出て行きました。

しかし、今度はこのマヅメ時から日の出の時刻に、ずっと北条湾内にいる小さな小魚ではなく少し大き目の小魚達の群れ※が、北条湾内に入って来ることを知っているフィッシュイーター達がやって来ます。

※これが所謂「通いのイワシ」です。

本当にいたちごっこなんですが、これの繰り返しが近年の北条湾の状況です。

各々の魚達も生きるために必死なので、いろいろ考え、そして何よりも賢いです。

ここ5年くらいは、こうした青魚青物が非常に多く集まる釣り場となり、魚達の生き抜く知恵が毎年同じ種類の魚が寄っているにも関わらず、毎年魚達の動きが変化していってしまう原因の一つだと思われます。

家内と二人で3本の竿を捌き切れないくらいの入れ食い状態は15分ほどしか続かず、幾分食いが渋くなってきたな…と感じた時に、今度は日の出以降に登場するフィッシュイーターがやって来ました。

未明の時間帯にいた大型のフィッシュイーターとは違い、比較的サイズの小さなフィッシュイーターと思われ、活性が低いもののアタックをするとかなり派手なアタックを繰り返していました。

そして、風もなく波はベタ凪、北条湾内の海水の透明度も高い…

人間が目視で海中を見ても、海底までハッキリ見えるレベルでの透明度の高さ…

するとこうなります。



良くご覧頂くと、3本の竿の竿先が不自然に動いているのがお分かり頂けると思います。

泳がせ釣りの仕掛けを付けており、何れの活餌もサバっ子です。

活きの良い活餌を付けていますが、活餌も釣り針を掛けられ、自由を奪われているので泳ぎも遅く明らかに普通に泳いでいるサバっ子よりも、フィッシュイーターからすれば捕食し易いエサなんですが、ハリス、道糸、釣り針も完全に見えてしまっており、活餌のそばまで来るのですが、違和感を覚えて食ってきません。

オマケにこの日は、潮回りや潮の動きに問題はありませんでしたが、なぜか各フィッシュイーターの活性が低かったです。

フィッシュイーターの食いが渋い時に、この海の透明度の高さでは万策尽きた状態に等しいです。

ルアーやエギなどの釣りで、北条湾では釣れない…と良く申し上げるのは、私自身も年に何度かはやっていますが、こういった透明度の高さ、魚のスレ等々の要素が多過ぎて、活餌ですらスルーされる状況で所謂疑似餌で釣るのはかなり難易度が高いです。

もちろん、フィッシュイーターの活性が恐ろしく高かったり、降雨後など海水に濁りがある場合などは別ですが、原則的に通年を通して北条湾内は海水の透明度が高いです。

他の釣り場よりハードルが高いことは事実です。

翌日も休みなことや、竿先が常に動いている状況、そして時折激しく活餌が暴れます。

あと一歩…

ヘビの生殺しに近い状況で、中々諦め切れませんでした。



その後、完全にサバっ子は釣れなくなり、フィッシュイーターの活性も幾分上がってきましたが、この日は結局泳がせ釣りの活餌を食ってくることはありませんでした。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。



最悪兄妹猫のご飯分くらい釣れれば良かったので、サバっ子に関してはかなりセーブして釣りました。

日の出以降、サバっ子が入れ食い状態になった時にセーブせず釣り続ければ、同じ時間でこの倍くらいは釣れたと思います。

兄妹猫の朝食&夕食はサバっ子を焼いてあげました。



前回の釣行時は釣れたアジを全て兄妹猫にあげましたが、今回はアジは人間が頂くことにしました。



比較的好き嫌いが多い妹猫でも食べてもらえるように、一応飼い主なりに工夫もしているので、本当に最近は妹猫が以前のようにご飯を残さなくなりました。

いつも兄猫が大人しく妹猫が食べ終わるのを待っているのですが、毎回何も残っていないので少し可愛そうでした。w

兄妹猫の夕食も、先述しました通りサバっ子を焼いてあげました。



夕食の食事中に軽くイレギュラーが発生し、兄猫が席を外しそのまま戻って来ないかな…と思ったのですが…



最後はしっかり戻って来て、何も残っていませんでしたが、妹猫のお皿のチェックをしていました。

そして人間用の魚調理は、アジは南蛮漬け、敢えて小さいサイズのサバっ子をチョイスし、ナスとサバっ子の天ぷらうどんを作ってみました。



私は天ぷらうどん、そばの、天ぷらの衣が出汁を吸って幾分柔らかくなっている方が好きなのですが、家内はそれが嫌いなのでお皿に盛り付けました。

サバっ子の成長も早く、釣りに行く度にサイズアップしていますが、今釣れるサバっ子の小さいサイズがベストで、少し大き目のサイズになりますと、そろそろ油で揚げたりしても中骨が気になる感じになってきました。

この日はフィッシュイーターのスレ具合を、かつてないほど痛感しました。

フィッシュイーターを仕留められなかった原因は、スレだと分かっていても悔しさと興奮が収まらずGWだから出来ることですが、続けてそのまま翌日も釣りに行くことにしました。



翌日の釣行については、なる早で記事にまとめさせて頂きます。

最後に余談ですが、この日は陽が昇ってから釣りのお供が遊びに来てくれました。



活餌に使い弱ってしまったネンブツダイやサバっ子を鱈腹食べて帰って行きました。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月3日午前8時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月3日午前8時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】サビキ釣りシーズンイン!ようやくサバっ子の釣果を確認!(2023年4月23日)

こんにちは。

ここ数年は、過去のデータが当てにならないほど、毎年魚達の動きが変わってしまうので、4月中にはサバっ子が釣れ出すだろう…と、気長に待とうと思うものの、逸る気持ちが抑え切れず、釣りに行く度に気持ちとは裏腹の結果に撃沈され続けています。

4月も中盤を過ぎ、いよいよ後半戦のこの日も、気持ちだけ先行し空振りに終わるのか…不安と期待が入り混じりながら北条湾を目指しました。

前回までの釣行では、釣りに行く度に恐らくマメアジと思われる小魚の群れが、日に日に数を増し入れ食いにはならないものの、本当に少しずつではありますが、北条湾内の変化も感じ取ることが出来ています。

毎年この時期は、こういったもどかしい感じで過ごしているのですが、何度経験してもまだか…まだか…と逸る気持ちが抑えられない感じで釣りをしています。

この日は、潮の動きに合わせて釣りに行き、午前2時頃より釣りを開始出来るように自宅を出発しました。

やや強い風が吹く予報が出ていたので、強風を覚悟して釣りに行きましたが、現地に着くとほとんど風は吹いていませんでした。



現地に到着し、まずは一服しながら北条湾内の様子を伺いますが、相変わらず魚の気配を感じません。

ツイートにもありますが、まともに魚が釣れ、我が家の兄妹猫に大好きな青魚を食べさせてあげられた釣行の最後が約1ヶ月前。

早いもので1ヶ月まともな釣果に恵まれず、通常であれば釣りから帰ると食いしん坊の兄猫は特にですが、魚を焼いてもらえることが分かっているので、しつこくまとわり付き食べるまで鳴きっぱなしという状況が常でしたが、釣りに行って帰って来てもここ1ヶ月は普通に猫缶が朝食で出てくるので、とうとうまとわり付くこともしなくなってしまいました。

悲しくもあり何という屈辱…

鼻息荒く頑張る気持ちはあるのですが、如何せん肝心の魚がいません…

ハァ…

潮回りも良く、潮も動いているのにこの気配の無さ…

今日もダメかもな…

釣りを始める前から、釣れる気配がない北条湾にテンション爆下げです。

釣りを始めてから1時間ほど、予報通り風が地味に強くなっていきます。



竿先はピクリとも動かず、一向に釣れる気配がありません。



この日は今シーズン一番釣り人がいたのではないか…と思うくらい釣り人がおり、製氷所の前は完全に釣り座が埋まっている感じでしたが、サビキっぽい釣りをしている方を見ても全く釣れている様子はありません。

徐々に風も強くなり、全く釣れる気配がないことから、家内と車内で40分ほど仮眠することにしました。

マヅメ時の1時間、しっかり釣りをして帰ろう…

仮眠後、車から降りると更に風が強くなっており、竿先が揺れてしまい目視でアタリを確認するのがやや難しいくらい風が強まっていました。

アミコマセを付け替えようと、何の気なしに竿を上げるとマメアジが掛かっていました。



しかし、後が続く雰囲気もなく、マメアジはリリースしようと思いましたが、針に掛かって時間が経ってしまっていたようで、たいぶ弱っておりバケツの中に入れた直後に横になってしまいました。

仕方ないので持ち帰ることにしたのですが、相変わらず魚の気配を感じません。



空はどんどん明るくなり、日の出の時刻が刻々と迫ってきます。

ん…

大切な命(マメアジ)を頂いたので、捨てることは絶対にしませんが、あのマメアジ

どうやって捌こう…

あのマメアジを均等に猫2匹分に分けられるのか…

包丁では捌けない…

デザインカッター?

などと、くだらないことを考えつつ、いよいよ日の出の時刻を迎えます。

釣り終盤のライブ配信動画をご覧頂くと、ある程度釣り道具の片付けも終わり、クーラーボックスに腰掛けビール片手にスマホを弄っている私の姿が映っていると思いますが、実はこの時恒例の「撤収します…」の最後のツイートの下書きをしていました。

文面はもちろんサバっ子を始め魚が釣れなかった内容です。

そうこうしていて、フッと釣竿の方を見るとマメアジではない魚と思われる、少し強めの引きで竿先が揺れます。

ん??

なんだ?

何が掛かった?

急いで竿を上げてみると、そこには銀色に光った細長い魚体が…

シコ??(カタクチイワシ)

いや、サバっ子だ!!



釣れたサバっ子の釣り針は家内に外してもらい、急いで海の中の様子を確認します。

すると、サバっ子と思われる小魚の大群が泳いでいます。

万が一に備え、サビキ仕掛けを付けた竿だけは片付けずにいました。

家内に…下手すりゃ10分で釣れなくなる、大急ぎで釣ってくれ、せめて兄妹猫の朝ごはん分は…と伝え家内と二人ダッシュでサバっ子を釣りまくりました。

結局、この後最初の1匹が釣れてから30分ほど入れ食いに近い状態になり釣れ続けました。

4月の4週目でようやくお目に掛かれました。

こうなれば、今シーズンのサビキ釣りのシーズンインと言って良いと思います。

あとは、このサバっ子達が今シーズンはどういう動きをするのか…

概ね15cm以上の青魚は、生後2年目以降の個体で、一度は北条湾という餌場に来たことがあり、こういった群れの行動はマヅメ時から日の出辺りで北条湾に現れることが多いです。

しかし、この日釣れたサバっ子達は産まれて初めて北条湾という餌場に辿り着いた個体で、まだ天敵であるフィッシュイーター達の動きを知りません。

去年辺りから、各段に北条湾にフィッシュイーターが現れる頻度が高くなりました。

例年ですと、初夏の頃まであまりフィッシュイーターは北条湾に現れませんでした。

しかし、近年は完全に北条湾が青物を中心にフィッシュイーター達の恰好の餌場になっており、いつやってくるか現時点では予測出来ていません。

あまり極端にフィッシュイーター達が現れると、それをサバっ子達が嫌い最悪は北条湾から出て行ってしまう可能性もあります。

こうなってくれば、次にムツっ子、そしてイワシ類等々、あとは順を追ってサビキ釣りで狙える各魚が北条湾周辺にやって来ると思います。

念には念を押すのであれば、次回釣りに行ってサバっ子が釣れれば完全にサビキ釣りのシーズンインで、サバっ子達もしばらくは北条湾周辺に居ると思います。

いよいよ、サビキ釣りのシーズンインということで、私が愛用しておりますサビキ仕掛けについて簡単にお話しさせて頂きます。

ブログTwitterで散々お話しさせて頂いておりますが、北条湾に於いては余計なもの※が付いていないサビキ仕掛けが一番釣れます。

※集魚パーツ。スキンやラメ、ファイバー、コマセ網、コマセカゴなど。

とは言うものの、最近は本当にシンプルなサビキ仕掛けというのがあまりなく、やたらといろんなものが付いています。

北条湾は降雨後などは別として、基本的には非常に海が澄んでおり海底がハッキリ見えるレベルです。

海が澄んでいるということは、魚からも人間が良く見え、サビキ仕掛けも良く見えます。

余計な集魚パーツが付いていると、魚達がそれを警戒し、そのサビキ仕掛けだけを露骨にスルーします。

周りは入れ食いなのに、自分は全く釣れない…

こういう経験がおありの方もいらっしゃるかもしれません。

サビキ釣りというのは、釣り針にアミコマセのアミを付けて、そのアミを魚に食わせて釣る釣りではなく、魚の好む臭い(アミコマセ)で魚を寄せ、魚の反射で針を咥えさせる釣りです。

反射とは、夜間などですと蛍光色、日中ですと釣り針等々から出る反射光、この光に反射的に反応してしまう魚の習性を利用して釣ります。

そして、この魚が好む光の色は釣り場釣り場で違い、海底の地形や海藻が多い場所なのか砂地なのか、プランクトンがたくさんいる場所なのかそうではないのか…様々な要因で釣り場ごとに良く反応する色は変わってきます。

北条湾では、白色、銀色、ケイムラ色、蛍光の緑色に良く反応します。

先ほども申し上げましたが、出来る限り何も余計なものが付いていないサビキ仕掛けがベストなのですが、今はほとんど売っていません。

こちらは私が愛用しているサビキ仕掛けです。



画像の一番右のサビキ仕掛け(スピードアジ五目)が一番有効なのですが、これは現在市場に出回っているものが最後で、今後は生産せず廃盤になるとのことです。

その代わりに右から2番目のスピード餌つけ器と書いてあるサビキ仕掛けを現在は使っています。

今のところ、差異はなく問題なく釣れていますが、極端に海の透明度が高い場合、且つ食いが渋い時は釣り針のチモトに付いている、ファイバーを全て切って使うことをお勧め致します。

次はピンクスキンとシラススキンのサビキ仕掛けですが、この2つはイワシ類に効果があります。

ただ、北条湾に寄るイワシ類はスレが酷く、シラススキンが有効な年と、ピンクスキンが有効な年とを交互に繰り返す傾向があります。

また、釣りをする時間帯でも変わってしまい、シラススキンは日の出後、ピンクスキンは夜間や未明に効果がある傾向があります。

何れのサビキ仕掛けも、針の色は銀針。

金針でも釣れないことはありませんが、北条湾では金色、赤色(茶)は魚が警戒する傾向が強く、食いが悪くなります。

そして、もう一手間掛けて有効なのが、全てのサビキ仕掛けの釣り針のチモトに蛍光塗料を塗布することです。

傾向塗料を塗布したサビキ仕掛け


写真のような感じで、使うサビキ仕掛けの釣り針のチモトに蛍光の緑色の塗料を塗布すると、各段に食いが良くなり特に夜間や未明に釣りをする場合は有効です。

そして、コマセカゴやコマセ網は、北条湾は大海原に面したような釣り場ではないので、魚達にわざわざ余計な選択肢を与えるだけで、針掛かりさせる効率を悪くしてしまい逆効果です。

撒き餌を撒くことも同様です。

魚の嗅覚はかなり鋭く、ほんの一摘みのコマセだけでも魚達は臭いを感じ寄って来ます。

釣れないからと焦ってコマセカゴやコマセ網を付けコマセを撒いたり、足元に撒き餌を撒くと魚は寄って来ますが、寄った魚の数の割りには釣れなくなってしまいます。

また、根魚の外道が寄ってしまい、釣りにならなくなります。

天敵のフィッシュイーターなどが小魚達の群れのそばに近寄って来たりしていない限り、入れ食い状態のような時は、基本的には同じ周期で同じ場所をグルグル回遊しながらエサを食べます。

周りは釣れているのに、自分だけ釣れない、もしくは明らかに釣れる数が少ない…という時に参考にして頂きご自身の釣り方を今一度確認してみて下さい。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。



サバっ子はマサバ、ゴマサバ共に釣れ、ゴマサバの方が若干成長が早いようです。

ここから兄妹猫のご飯、人間用の魚料理になっていくわけですが、サバと言えばイワシ類にはない体表のヌメリ。

このサバっ子と呼ばれる、小サバのヌメリを簡単に取る方法をご紹介させて頂きます。

ある程度のサイズになれば、1匹ずつ手もみなどで取り除いても良いですが、このサイズを1匹ずつやっていては日が暮れてしまいます。

まず、こちらの動画をご覧下さい。

※ファイルサイズの都合上Twitterにアップ出来なかったのでYouTubeにアップしました。



まずは、ザルにサバっ子を移すのですが、ザルは金物でもプラスティックでもどちらでも構いませんが、出来れば取っ手が付いているものが良いです。

サバっ子と一緒に氷が入っていますが、サバは足が早い(腐り易い)ので、少しでも冷やしておくために入れてあります。

釣った後、しっかり冷やしてサバっ子の身に締りのある状態が保てているのであれば、特に氷は要りません。

逆に、身が柔らかくなり締まりがない状態で、この方法でヌメリを取り除くとサバの身がボロボロになります。

今回のサバっ子の量で、概ね小さじ2杯程度の塩を入れます。

塩を入れたら、後は手でまんべんなく塩をサバっ子に回し、動画のように振ってヌメリを取っていきます。

ヌメリが取れてくると、ヌメリが泡立ってくるので、これを一つの目安にしヌメリを流水で洗い流していきます。

ヌメリが取れると、サバの身体の色が鮮やかになってキラキラ光ります。

こうなればほとんどのヌメリは取れており、それでもまだヌメリが気になるようでしたら、もう一度同じことを繰り返して下さい。

サバを指で触ってキュッという感触であればキレイにヌメリは取れています。

そして我が家の兄妹猫のご飯シリーズですが、ここ2ヶ月は2月下旬のクロアナゴ3月下旬の子持ちのカタクチイワシに続いて、全てほぼ1ヶ月ずつ間が空いてしまいました。

食いしん坊の兄猫ですら、釣りで釣った魚を期待しなくなっていましたが、ようやくお腹一杯大好きな青魚を食べさせてあげることが出来ました。



朝食で釣った魚が出てきたからか、夕食時は「お魚」というキーワードを出しただけで鳴き始め、釣った魚が食べられることが分かったようです。



この日は猫優先で、人間用は朝晩の兄妹猫のご飯の残りのサバっ子をフリッターにしてみました。

サバっ子のフリッター

サバっ子のフリッター

サバっ子のフリッター


タルタルソースは大葉とチンゲン菜で作った自家製です。

ちなみにまたまた、釣りとは関係ない車の話で恐縮ですが、四輪独立懸架ではない構造の足回りの車ですと、後輪はリアアクスルやホーシングと呼ばれる、棒1本に左右のタイヤが付いているような構造になっており、ローダウン(車高を下げる)やリフトアップ(車高を上げる)をすると※、リアアクスルやホーシングの車軸が左右どちらかにズレてしまいます。※

※ローダウンの場合は左、リフトアップの場合は右。

家内が普段乗っている釣り専用車も数センチですが、ローダウンさせてありずっと車軸が左にズレたまま乗っていました。

車種はフレアワゴンのカスタムスタイルなんですが、これの4WDを購入したことなどから、車種がニッチ過ぎて特に足回りは社外のチューニングパーツがほとんど販売されていません。

釣りで思うような釣果が得られなかったここ数ヶ月…ようやくこの車軸のズレを修正するパーツが販売されており、速攻で購入しこの日は最終の調整をしながらのテスト走行も兼ねていました。

そのパーツがラテラルロッドというパーツなんですが、現地(北条湾)で釣りそっちのけで実は調整していました。

フレアワゴンカスタムスタイル4WD用ラテラルロッド

フレアワゴンカスタムスタイル4WD用ラテラルロッド

フレアワゴンカスタムスタイル4WD用ラテラルロッド


このメッキ加工の棒のようなパーツがラテラルロッドなんですが、何となくお分かり頂けると思いますが、後輪の車軸に掛かる横や斜めの方向の動きを調整、抑制するパーツです。

ラテラルロッドがノーマルのままで車高を落とすと、左側に押し出す力が常に車軸に掛かってしまい、車軸そのものが数ミリではありますが、左にズレてしまいます。※

※車高を上げ下げする高さとズレる幅は比例し数センチズレることもあります。

無理な力が常に掛かった状態で走ることになりますので、路面の凹凸に反発するような動きになってしまいます。

このズレを解消し、ノーマルと同じ位置に車軸を戻すと路面の凹凸に反発するような動きから、路面の凹凸を吸収するような動きになり、これは素人の方でもすぐに気付くと思います。

ちなみに、車に関してはド素人の家内でも気付きました。

FFやFFベースの4WDの場合、リアの足回りの構造がこれと同じ仕様のものが結構あります。

【参考】ラテラルロッドとはなんぞや?

興味がおありでしたら、上記リンク先などご覧頂き、返信にお時間を頂く場合が御座いますが、メールフォーム(PC)やTwitterのメッセージなどからご質問頂いても結構です。

北条湾で釣りをせず、夜中に車を弄ってる変なヤツがいた場合は私の可能性が極めて濃厚です。w

北条湾の状況しかり、車も良い感じになり次の釣行が楽しみでなりません。

GW中は数回は釣りに行こうと思っているのですが、今年のGWは天気があまり良くなさそうです。



また、GW中は普段車を運転しない、所謂サンデードライバーなども多いと思います。

事故にはくれぐれもご注意下さい。



4月中に今一度釣りに行き、そこで今回同様にサバっ子が釣れるか確認したいと思っています。

サビキでの各青魚もそうですが、今シーズンは青物を始めとするフィッシュイーターを何本上げられるか、今から楽しみでなりません。

ようやく寒さからも解放され、釣りがし易くなってきたところにサバっ子の釣果も確認出来ました。

今から心躍る感じで釣りに行くのが楽しみです。

また、ご報告させて頂きます。

2023年4月23日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
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【三崎港・北条湾】動きは出てきているもののまだサバっ子は確認出来ませんでした(2023年4月9日)

こんにちは。

毎年2月の下旬からGW前辺りまでは、北条湾でのサビキ釣りはほとんど魚が釣れない時期なのですが、何度経験しても非常に時間が過ぎるのが遅く感じられ、毎週釣りに行くこと自体心が折れ掛かります。

しかしながら、今シーズンはまだ良い方で、2月の下旬のクロアナゴ前回の釣行でのガザミ、魚料理を作る上で少々難がありますが、何も釣れないよりはマシで、一抹の期待を持ちつつサバっ子が釣れ出すのを待っている状況です。

時間が過ぎるのが遅く感じる…

4月も半ばを過ぎ、この時点でサバっ子が釣れていないと「このまま青魚の群れは回って来ないのではないか…」という不安にも駆られます。

本ブログのアーカイブで、ここ数年の4月の釣行を振り返ってみたのですが、やはり不安と期待が入り混じった微妙な感じで釣りに出掛けており、過去の記事を振り返って読んでいると、フッとある法則に気付き1年置きに4月の上旬にサバっ子が釣れ出す年と、4月の下旬にサバっ子が釣れ出す年を交互に繰り返していました。

釣れ出す時期が1ヶ月も2ヶ月もズレがあるわけではないので、特段気にすることでもないのですが、これも黒潮の流れ方の影響なのかな…と思いました。

広く捉えますと、概ね4月の中旬には釣れ出しており、この日も心躍るほどテンションは高くありませんが、一抹の期待を持ち北条湾へ向かいました。

この日の潮回りは中潮、潮が動くタイミングが良いことから、釣り座が埋まるほどではありませんが、もしかするとそれなりに釣り人がいるのではないか…という思いや、まだサバっ子の釣果も確認出来ておらず、調査的な意味合いから普段より早めに自宅を出発し、午前2時頃に北条湾に到着しました。



北条湾に到着すると、予想とは裏腹に釣り人はまさかのゼロ。

釣り道具だけ岸壁に出し、恐らく場所取りをし車内で仮眠されていると思われる方が一組、釣り道具はありませんでしたが車のエンジンを掛けたまま仮眠されていると思われる方が一組、私達を入れて三組しかおらず且つ釣りをしているのは私達だけでした。



この日は予報では風速が7m~8mほどとなっており、強風の中での釣りを覚悟して来ましたが、北条湾に到着すると風速は1mもないくらいのまさに微風。



海面は完全なベタ凪で、その沼のような湾内には波紋一つ出来ておらず、全く魚の気配を感じません。

釣り人はほぼゼロに近い状況、魚の気配を全く感じない沼のような湾内…

期待して早く来たけど…

たぶん今日もダメなんだろうな…

釣りの準備をしているにも関わらず、帰ろうか悩むほどテンション爆下げです。

取り急ぎサビキ釣りの準備を終え、家内にサビキ釣りを開始してもらい私は他の釣りの準備に取り掛かりました。

何気なく家内の方を見ると、持ち竿でサビキ釣りをしています。

なにもいないだろ…?

竿は竿受けに置いといて良いよ…

すると、家内が…

いや、いるんだよ…

かなりの数が…

大きさはたぶん10cmくらいだけど、小魚の群れが…

釣りの準備を中断し、海の中を覗き込みますが、私は元々目が悪く近年は老眼も酷く、私はハッキリと確認出来ませんでした。

俺は良く見えないけど、サバっ子なのか…?

いや、形はサバじゃないな…

形が細長くない…

じゃぁ、根魚じゃないのか?

いや、数がとにかく凄くて根魚の稚魚ではないと思う…と。

しばらく持ち竿で家内が粘り、その正体を釣り上げます。



10cmほどのマアジの稚魚、豆アジです。※

※後が続けば持ち帰るつもりでしたが、後が続かずバケツの中で豆アジも元気いっぱいだったのでリリースしました。

この後、アジは続かず今度はメバルの稚魚が立て続けに釣れ出します。



ん…

潮の動きと良い魚の活性は低くないな…

しかし、一向に魚の気配は感じず、メバルすら釣れなくなり全くアタリもなくなります。

この日、サビキ釣り以外の釣りは前回の釣行時同様に、サンマの切り身でぶっ込み、マダイ用の1本針にアオイソ(アオイソメ)を房掛けにした投げ釣りをしていました。

全く魚の気配を感じなくなってから、しばらくしてこの2本の竿のエサを替え、再び投げ入れました。

すると、仕掛けを投げ入れた北条湾の中央部で、オモリが着水するとコノシロのような魚体の魚が数匹海中から飛び出しました。

もう1本の竿の仕掛けを、先に投げた仕掛けと近い場所に投げ入れてみると、同じく数匹魚が海中から飛び出しました。

なんだ??

こいつら…?

この日はほぼ満月に近い月齢で、月明りが海面に反射するほど月が明るく、この月明りのお蔭で飛び出した魚の形はハッキリ分かりました。

もしかして…

こいつらフィッシュイーターでは…?

釣り開始直後に豆アジが釣れました。

この日の潮回り(潮汐)は中潮で、月齢はほぼ満月。

釣りをしていた時の潮の動きは、満潮に向けての上げ潮で、1年の中でも中々これだけの好条件下で釣りが出来ない…というくらい釣りをする上では良い条件が整っていました。

トドメを刺すように、海水温も15度。

これで釣れないはずがない…

状況的にはそうなんですが、現実的にはアタリすらなく魚の気配も感じません。

小一時間ほど仮眠をし、午前4時過ぎに釣りを再開しました。

薄っすらと空も明るくなり始め、月明りもあるので普段のマヅメ時よりも海の状況が良く分かりました。

すると…

仮眠前に海中から飛び出したと思われる魚影を発見します。

足下で見たわけではないので、断言は出来ませんが、恐らくシーバスの類。

所謂セイゴサイズのヒラ(ヒラスズキ)、マル(マルスズキ)の幼魚かと思われます。

やっぱな…

フィッシュイーターがいたからサビキで何も釣れなかったのか…

自然というのは常に変化していくものですので、「普通」や「例年通り」という状況の定義はないと思っていますが、どうしても比べるとなると前年度の状況と比較することが多いです。

また、比較をした方が分かり易い、伝え易いということもあり比較してしまいますが、去年までの同時期に北条湾へ現れるフィッシュイーターと言えば、アカエイくらいでした。

こちらは2022年4月17日(去年)にサバっ子を活餌に泳がせておいて釣れたアカエイです。



どうしても、今の時期は釣果を上げにくいので、サビキ以外の釣りもするのですが、前回の釣行時に釣れたガザミなどはラッキーな方で、北条湾内で魚の切り身や死にエサを使って釣りをするとアカエイの餌食になります。

この時も、恐らく泳がせていた活餌のサバっ子が力尽き、海底に沈んだところを襲われたと思われます。

とにかく去年までは、今の時期の北条湾に入ってくるフィッシュイーターはアカエイやダイナンウミヘビくらいしかおらず、泳がせ釣りしかりルアーなどで釣りをしてもやるだけ無駄状態でした。

しかし、今シーズンは去年の晩秋の青物ラッシュで70cmのカンパチから始まり、イナダヒラスズキと続き、今年に入ってからは釣果を得られておりませんが、青物を始めとするフィッシュイーター達が未だに北条湾周辺をうろついています。

これだけのフィッシュイーターが途切れることなく冬を越し、これから本格的なシーズンになるという時まで回遊してくることはかつてありませんでした。

今のこの状況は良い状況なのですが、大手を振って喜べるわけでもなく、狭い北条湾という湾に釣り人しかり、フィッシュイーターしかり、あまりに数が多過ぎて皮肉な話ですが、釣りをする上では弊害になってしまっている側面があります。

これから寄って来ると思われるサバっ子、ムツっ子など生後間もない稚魚や小魚の群れは別ですが、生後1年以上経ち北条湾という餌場を知っている青魚青物、他のフィッシュイーター達は、釣り人が多過ぎる故スレが酷くなっており、魚はいるんですが釣ることが非常に難しくなっています。

また、フィッシュイーターが多過ぎて、狭い北条湾内に数多くフィッシュイーターが入ってしまうと、青魚などの捕食される側の小魚達が北条湾から出て行ってしまうという悪循環も生まれています。

この日、家内が最初に発見し1匹だけ釣った豆アジの群れも、恐らく30cmほどのフィッシュイーター達に追い回され、サビキ仕掛けに全く反応しなくなり、その後は豆アジの群れらしきものは確認出来ませんでしたので、最悪は北条湾から出て行った可能性が高いです。

まだ、4月の中旬なので、恐らく4月中にはサバっ子、ムツっ子が釣れ始めると思いますが、連日これだけ入れ替わり立ち替わりフィッシュイーターが北条湾内に入って来る状況ですので、最悪北条湾内にサバっ子、ムツっ子が入って来ない…という、かつてない状況になる可能性もゼロではありません。

また、繰り返しになりますが、ルアーでフィッシュイーターを狙っても、スレが酷いのでほとんど反応しません。

実際にルアーで魚を釣っている人を近年では見たことがありません。

青物の類は特にですが、完全に北条湾を自分達の餌場として回遊しています。

仮に生け簀にスレた100匹のフィッシュイーターがいて、同じサイズの生け簀にスレていない1匹のフィッシュイーターがいたとしたら、スレてない1匹の方が断然釣り易いです。

スレてしまった魚を釣るのは本当に難しく、釣り堀の魚ももちろんスレているんですが、釣り堀の魚は釣りエサ以外のエサを与えられていませんので、釣れるわけです。

どうしてもルアーで狙うのであれば、寄っている魚を特定し、狙う魚を絞って釣りをされることをお勧め致します。

次回は潮回りが若潮、天候が雨…

そして、サバっ子、ムツっ子が寄っているかも分からない…

雨の中、カッパを着たアラフィフのおっさんの一人罰ゲーム状態になる可能性が非常に高く、釣りに行くモチベーションが保てなくなりそうです。w

しかし、いつ釣れ出すか分からない今の時期、最悪釣りはしなくとも様子だけは見に行ってこようと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

※ツイート内で4月16日とツイートしておりますが、正しくは2023年4月9日に撮影したものです。
2023年4月9日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年4月9日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】前週のイナダに続きヒラスズキをGET!(2022年11月13日)

こんにちは。

今回は釣行のお話しの前に、2022/11/13の釣行時点での北条湾の状況から簡単にお話しさせて下さい。

と、言いますのも、同じ日の同じ時間帯に釣りをされていた方や、直近で同じような時間帯に釣りをした方などから、魚が釣れない…というお問い合わせやご質問をいくつか頂き、私なりに今感じていることをお伝え出来ればと思っています。

お問い合わせを頂いた通り、今の北条湾は確かに釣れないんです。

厳密に言いますと、魚がいなくて釣れないのではなく、魚を釣ることがこの上なく難しくなっています。

魚自体はいろいろな魚が入れ替わり立ち替わり北条湾に入って来ています。

魚がいないわけではないんです。

北条湾内に入って来る魚は種類も多岐に渡り、所謂フィッシュイーターと言われる肉食系の魚からボラ、青魚※など本当にたくさんの種類の魚が湾内に入って来ます。

※青魚に関しては相当数が少なく釣れても数匹というレベルです。

では、なぜ釣れない…釣りにくいのか…?

ある意味、魚同士での住み分けの要素もあると思いますが、各々の魚が北条湾内にいる時間がかなり短いんです。

一人で釣りをする場合、仮にたくさん竿を持って行っても、一人で捌ける竿の数には限界があり、そこまで広く釣り座を確保するのも難しいと思います。

仮にイカの群れが北条湾内にいる時に、必死になって活餌を付けて泳がせ釣りをしても、活餌が食われるだけでイカを釣ることはほぼ不可能です。



どの魚がいつ北条湾内に入って来るのかを、正確に予測するのは難しく、ある程度の傾向はあるものの、北条湾という狭い湾内での食物連鎖の頂点に立つ魚が一番影響力を持っており、この類の魚が入って来ると、他の魚達は戦々恐々とし最悪北条湾から出て行ってしまいます。

夜間や未明などは、暗がりでもあることから、北条湾内で出来るナブラを見て、どういった魚が何を追い駆けてナブラが出来ているのかを正確に把握することも至難の業です。

そして、一番の問題はコロナ禍になり、釣り需要の高まりで、通年を通して1日中何がしかの釣りをしている人がおり、このかつてない釣り人の多さから、相当各魚がスレてしまっていることです。

10月の中旬頃からカマスが釣れ出し、今シーズンもしばらくカマス釣りが楽しめるかな…と思っていましたが、3週間続かずカマスの群れは北条湾を離れてしまいました。

今シーズン最初にカマスを釣った釣行記事

もどかしい状況ではありますが、北条湾内に入って来ている魚の種類は、これはこれで例年にないくらい入って来ています。

カマスが早々に北条湾を離れてしまった原因は、かつてないサイズの成魚クラスの青物が入って来たからだと思われます。※

※実際に2022/10/16に70cmのカンパチがヒットしました。

広大な外海などに面した釣り場では、例え青物が近くに寄って来ても、幾分避ける程度でその釣り場からカマスが1匹もいなくなる…ということは考えにくいですが、北条湾は狭い湾である故、カマスも青物も同じ肉食系の魚なんですが、青物達がカマスの脅威になってしまっていたと思われます。

そして、カマス以降もいろいろな魚が北条湾内に入って来ており、早々にカマスが北条湾から離れてしまったことで、他の魚も同じような行動を取り、今シーズンはかなり早い段階で真冬の何も釣れない北条湾になるのでは…と心配していましたが、予想外でしたが各々の魚達がまるで住み分けをしているかの如く、北条湾内に留まっている時間が短く、入れ替わり立ち替わり違う魚が北条湾に入って来るようになりました。

こうした魚達の動きは、今まで見たことがありません。

これから言えることは、対象魚を絞りにくく、実際に北条湾内にいる魚と狙っている魚があべこべになってしまい、結果として頓珍漢な的外れな釣りをしてしまっていて釣れない…という状況が生まれやすいです。

去年の今頃は、まだサビキで青魚も釣れていました。

カマスの群れもたくさん集まっており、カマスや青魚は比較的ビギナーの方でも簡単に釣れるので、それなりの釣果を得られた方も多かったと思います。

未明から明け方に掛けては、徐々に気温も下がってきており、完全に防寒着がないと寒い状況です。

しかし、今シーズンの秋の北条湾では、身体も寒く釣果も寒い…こういう状況に成り易いです

この青魚、カマスも釣れないとなると、所謂フィッシュイーターである大型の肉食系の魚を狙うしかありません。

そして、ここで今シーズン大問題なことが、私もそこまでスレてんのか…と驚きましたが、ルアーや餌木の類にほとんど魚が反応していないという点です。(イカ類を含む)

全く釣れない…とは言い切れませんが、まず釣れないと思います。

こうなると活餌を使った釣りをしないと釣れないのですが、イカを狙うのであればヤエンなど、青物やその他のフィッシュイーターを狙うのであれば泳がせ釣りなどになってくると思いますが、活餌をどう確保するか…ということが問題になってきます。

釣り具店で購入…か、現地で釣るか…になると思います。

釣り具店で購入の場合、私自身が活餌を買って釣りをしていないので、どんな活餌でどういった効果があるか未知数であるため、いい加減なことも言えませんので、コメントは控えさせて頂きますが、現地で釣る…となると、活餌に出来そうな魚をサビキ釣りで狙うわけですが、今の北条湾ではサビキ釣りですと、ネンブツダイかトウゴロウイワシしか釣れません。

イワシ、サバの類は早々に北条湾に入って来なくなっているため、稀に日の出以降に数匹…とかしか釣れません。

ネンブツダイは活性が上がれば嫌というほど釣れますが、トウゴロウイワシですらスレてきており、数釣りが難しくなってきていることも事実です。

青物などの大型のフィッシュイーターが北条湾に入って来るまでに、当たり前ですが活餌を確保しなければなりません。

しかし、青物以外のフィッシュイーターも、先ほど申し上げました通り、入れ替わり立ち替わり北条湾内に入って来るので、肉食系の魚が湾内にいると、その影響でトウゴロウイワシが釣れないこともあります。

泳がせで大型のフィッシュイーターを狙う云々の前に、活餌をまともに確保することも難しい状況です。

そして、そのトウゴロウイワシも今シーズンは釣り人を避けるような動きをしており、以下の図の赤線の辺りに集中することが多いです。

北条湾


当然、肝心のフィッシュイーターが現れても、トウゴロウイワシの群れを追い駆けますので、活餌が確保出来ていたとしてもご自身の釣りをしているテリトリーの範囲に回遊して来る頻度は高くありません。

それが、自然相手の釣り…と言ってしまえばそれまでですが、魚がいるのに釣れない…というもどかしい状況が続いています。。

これがウソ偽りのない今の北条湾です。

ご釣行の際の参考にして頂ければ幸いです。

そして、今回は現状報告ばかりで、皆様の釣行時のアドバイス的な要素がありませんし、私自身も自分がホームとしている釣り場の悪い要素ばかりお話ししたくはないのですが、正直申し上げまして私も実際に釣りに行き、その目でその時の北条湾を見ないと何も決められない状況なんです。

何時頃、青物が入って来るから、何時までに活餌を釣って用意して…

活餌が何時に釣れるか…

大型の肉食魚がいつ湾内に入って来るか…

規則性などが読めず、ここ1ヶ月ほど毎回違う動きを、今現在北条湾内にいる魚達はしており、現地に赴きその目で見ないと、どういった作戦で何を狙うかを決められません。


去年の今頃は、地味にサビキでの青魚の釣果もあり、カマスも釣れ、明け方には青物が群れをなしてやって来る…

こんな状況で、概ね何がしかの魚は釣れボウズということはほぼありませんでした。

サビキで青魚であれば、こうした方が良いです…

カマスであればこうした方が良いです…

青物であればこうした方が良いです…

こんな感じで、ある程度傾向が掴め、予測が出来る状況だったので、おこがましい言い方で恐縮ですが、皆様にアドバイス的なことも出来ました。

しかし、今シーズンは釣りに行く度に困ることばかりで、魚の動きも読みにくく北条湾内に入って来ている魚種さえ予想出来ていません。

今シーズンは10月の中旬にカマスが釣れ始め、あっという間に釣れなくなりましたが、本来であればある程度の深海に移動しているはずの30cmオーバーのムツがカマス狙いのウキ釣りで釣れました。

30cmオーバーのムツが釣れた釣行記事

このサイズのムツが北条湾で釣れた記憶はなく、夏前のムツが稚魚の時にサビキ釣りの外道として釣れることが多かったです。

そして、この日釣れたヒラスズキも今まで北条湾でお目に掛かったことはなく、所謂一般的なスズキ(シーバス)と言われるマルスズキは時折北条湾内でも見かけますし、実際に過去に釣ったこともありました。

このように、ある意味たくさんの魚が集まっていることも間違いないのですが、あまりに様々な肉食系の魚が集まり過ぎてしまっており、逆に釣りにくくなっているのが現状です。

更に魚だけのお話しではなく、ここに気象や海の状況が複雑に絡み合い、天気や風、潮汐などでもその日その日の魚達の動きが変わってしまいます。

例えば、サビキでトウゴロウイワシが全く釣れない…

こういう状況の時に、潮汐などの影響で活性が低くて釣れないのか、表面的にはフィッシュイーターがいないように見えても、実は湾内に入って来ており、その影響で釣れないのかの判断がかなり難しいです。

ちなみに、ムツやカマスもフィッシュイーターです。

イカも同様です。

ナブラを作り、派手にアタックする魚だけがフィッシュイーターではなく、暗がりの中海面の様子からは窺い知れないフィッシュイーターがいて、活餌にするトウゴロウイワシなどが釣れないことも往々にしてあります。

そして、狭い湾である北条湾だからこういう状況が生まれています。

私は北条湾以外で釣りをしていないので、あまりいい加減なことも言えないのですが、製氷所の前や花暮岸壁、対岸の城ケ島へ渡って釣りをする方が、釣果を上げ易いように思っています。

北条湾周辺海域に同様の魚が集まっていることは間違いありませんし、各々の魚で北条湾内へ入って来る群れと入って来ない群れも存在します。

ある時突然空から北条湾へ魚が降って来ることは有り得ず、当然当たり前の話ですが泳いで来るわけです。

狭い北条湾の中へ入る前の、魚の通り道で各魚を狙う方が釣果を上げ易いと思います。

だいぶ、前振りが長くなってしまいましたが、この日の釣行を見ていきたいと思います。

この日は午前2時前に北条湾に到着しました。

未明の時間帯にも関わらず、釣り人はそれなりにおり、釣り座は埋まりつつありました。

当日の海の状況はこんな感じでした。



この日は北条湾到着時の気温が15度でしたが、明け方にかけて気温が下がると思っていましたが、完全に逆でどんどん気温が上昇し午前6時の段階で19度まで上がり、一番寒いであろう時間帯に私はTシャツ1枚で釣りをしていたくらいです。

北条湾内の海面には、あちらこちらに小さな波紋が出来ており、何がしかの小魚の群れが悠々と泳いでいることが分かりました。

早速サビキ釣りから開始しますが、速攻でいつものこの方がヒットします。



毎度のことですが、本当にテンションが下がります…

しかし、この日はネンブツダイばかりではなく、同じタイミングでトウゴロウイワシもヒットします。



幸先良く活餌をGETし、朝まで活餌に困らないくらいに釣りまくろう…と、家内と必死にサビキでトウゴロウイワシを狙いますが…

6匹ほどトウゴロウイワシを釣ったところでパタリとネンブツダイもトウゴロウイワシも釣れなくなります。

始まったよ…

ホント、魚の動きが読みにくい…

6匹じゃ話にならんね…

この日は泳がせ釣りの竿を3本出していました。

単純計算で泳がせ釣り2回分。

どう考えてもマヅメ時まで持たず、もっとトウゴロウイワシを釣らなければ、あっと言う間に活餌が底をつきます。

取り敢えず、3本の竿にトウゴロウイワシを付け泳がせますが、この時点でフィッシュイーターの気配は感じられなかったので、事実上泳がせ釣りの竿にアタリでもなければ、次のトウゴロウイワシが釣れるまで泳がせ釣りの竿は放置せざるを得ません。

なんか釣れる気がしないね…今日は…

サビキも泳がせもアタリは皆無で、何もすることが出来ません。

ネンブツダイもトウゴロウイワシも釣れなくなってから30分ほどすると…

泳がせ釣りの2本の竿に同時にアタリがきます。

両手に竿を持ち、大きく合わせると、何かがのった気がしますが、なんだかヤケに軽い…

ん??

なんだ??

針に掛からなかったのか?

いや…一応引くな…

全く持って何の魚が掛かったのか分からず巻き上げてみると…



セイゴとフッコとツイートしておりますが、正しくはヒラスズキです。

ネンブツダイとトウゴロウイワシが釣れなくなった原因は、このヒラスズキの群れが北条湾内に入って来たためで、海面を見ているだけでは特に大きな変化やナブラなども出来ず、全く気付きませんでしたし、そもそもヒラスズキ自体があまり岸近くに寄り付かない魚なので、想像もしませんでした。

こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、なんだか無駄に活餌を消費してしまった感じで、喜びというより早く次の活餌を釣らなければ…という焦りがどんどん募ります。

一応、念のためにネンブツダイもリリースせず、ストックしておいたので泳がせ釣りの活餌をネンブツダイに替え釣りを続けますが、アタリは皆無でとうとうトウゴロウイワシ2匹を残してネンブツダイが底をつきます。





活餌も釣れず、何もしないのも時間の無駄なので、恐らくいないであろうことは分かっていましたが、ヤエン用に1匹だけ残してあったネンブツダイを付けて、家内にイカを狙ってもらい、私はウキ釣りでカマスを狙ってみました。

しかし、どちらもアタリは皆無。



相変わらずサビキ釣りは無反応で、時間だけが刻々と過ぎとうとう空が薄っすらと明るくなってきます。

すると、サビキ釣りに反応が出始めウミタナゴがヒットします。



続けて20cmほどのアジもヒットします。



魚全体の活性は上がってきていますが、当たり前ですが北条湾内にいる魚全ての活性が上がっている可能性があり、フィッシュイーターの類の魚がいれば当然活性が上がります。

そうなれば、アタックを繰り返すわけで、ますます活餌のトウゴロウイワシは釣れなくなります。

目の前に狙っている魚がいても、エサがなければ釣れません。

何とももどかしい時間だけが過ぎていき、「お前さ…」とツッコミを入れたくなる方がヒットします。



先ほどのヒラスズキの時と同じようなアタリで、一瞬再びヒラスズキヒット??などと思いましたが、活餌に付けていたネンブツダイが力尽きそれを食ってきたのがダイナンウミヘビです。

北条湾では、魚の死にエサを使うと、このダイナンウミヘビとアカエイの恰好の的になります。

とはいえ、これも魚全体の活性が上がっていることを示しており、魚達の状況としては良い方向に向いているのですが、釣りとしては釣れない方向に向かっているという、何とも言い難い状況です。

こういう状況になってしまうのが今の北条湾で、多くの魚が集まる好漁場なんですが、あまりにいろんな魚が集まり過ぎてバランスが完全に崩れており、釣りとなると釣れない北条湾…ということになってしまいます。、

最後にオマケのキタマクラもヒットしました。



キタマクラは稀にウマズラハギと間違えて食べてしまう人がいますが、最悪の場合は死に至るほどの強い毒性があります。

特に皮膚(皮)は強毒ですので、間違っても食べないで下さい。

ちなみにキタマクラのキタマクラは「北枕」です。

亡くなった方の頭を北に向けて寝かすことから、その強毒故死に至る…というところが名前の由来です。

そして、一度イカの類はこの日はいなかった…的なツイートをしましたが、そのツイートの後にネンブツダイがかじられました。



前回の釣行時よりは数は減っていると思われますが、この日も地味にイカがいたようです。

ちなみに、餌木などに反応している様子はなく、全く釣れないとは言い切りませんが、かなり厳しいと思われます。

狙う場合はアジの活餌※などを使い、ヤエンなどで狙った方が無難かと思います。

※この日はアジの釣果がありましたが、北条湾でアジの釣果は期待出来ませんので、活餌用のアジは釣り具店などで購入することをお勧め致します。

日の出頃、かなり激しいナブラが出来ましたが、この日は上手いこと活餌も確保出来ず、恐らく青物と思われるフィッシュイーターが北条湾内にいたのも10分ほどで、泳がせ釣りに食ってくることはありませんでした。



今シーズン、北条湾が釣れない…と言う理由の一つに、この各フィッシュイーターが北条湾内にいる滞在時間が非常に短く、入れ替わり立ち替わり違うフィッシュイーターが入って来ることが特徴的です。

狙っているフィッシュイーターが北条湾内にいることに気付いた時には、時既に遅し…なことが多いです。

毎週北条湾へ入り浸るようになって10年以上経ちますが、こんなに忙しなく釣りにくいと感じたことはありません。

ご釣行される場合は、闇雲に釣りに行かず対象魚を絞り準備を整えて釣りに行かれることをお勧め致します。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2022年11月13日 北条湾釣行 釣果


ヒラスズキが釣れなければかなり悲惨な釣果です。

約5時間釣りをしてこれですからね…w

こちらは釣れた魚種です。

2022年11月13日 北条湾釣行 釣れた魚種


ヒラスズキが35cmほどで、ウミタナゴ、アジ(マアジ)、トウゴロウイワシ、ネンブツダイです。

トウゴロウイワシとネンブツダイはいつものように、活餌として使い死んでしまったものや、弱ってしまったものを持ち帰りました。

兄妹猫の朝食ですが、先代猫の夏ちゃんはウミタナゴが好きだったのですが、今の兄妹猫は兄妹揃って全力で拒否するくらい食べないので、トウゴロウイワシとネンブツダイ、ヒラスズキのアラを焼いてあげました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのトウゴロウイワシ・ネンブツダイ・ヒラスズキのアラを焼いたもの
ネンブツダイとトウゴロウイワシ

兄妹猫の朝食は釣りたてのトウゴロウイワシ・ネンブツダイ・ヒラスズキのアラを焼いたもの
ヒラスズキのアラ

兄妹猫の朝食は釣りたてのトウゴロウイワシ・ネンブツダイ・ヒラスズキのアラを焼いたもの


アンチ念仏の妹猫にはトウゴロウイワシとヒラスズキ、兄猫にはネンブツダイとヒラスズキで分けてあげました。



ヒラスズキのアラが、思いの外身が取れたので少々量が多くなってしまい、残した朝食を夕食時にあげたのですが、妹猫は拒否し隣の芝生が青く見えまくる兄猫はあっちを食べたり、こっちを食べたりしながら何とか完食してくれました。

今の北条湾ではほとんど青魚が釣れませんが、万が一次回の釣行時に青魚が釣れた時は、人間用にせず久しぶりに妹猫に焼いてあげようと思います。

ウミタナゴは兄妹猫が嫌がるので、最近は釣れてもほとんどリリースしてしまうのですが、この日のウミタナゴは冬前ということもあり、ウミタナゴなりに太っており、サイズもそこそこだったことから持ち帰りました。

人間用の魚料理は、ウミタナゴの煮付けとヒラスズキの刺身の炙りにしました。

まずはウミタナゴの煮付けです。

ウミタナゴの煮付け

ウミタナゴの煮付け

ウミタナゴの煮付け


ウミタナゴとはいえ、それなりに脂感があり今の時期の魚は本当に美味いな…と、改めて思いました。

ちなみに、この日釣れたウミタナゴはオスで白子を持っていました。

一般的にウミタナゴの産卵期は、春先と言われているんですが、今の時期に白子を持っているというのは少し時期的に早いんです。

ウミタナゴはメスの体内で卵を孵化させ、卵胎生という魚の形になった仔魚を産みます。(メバルなども同様です)

ウミタナゴは通常の魚より卵を孵化させる時間が必要なので、卵だけを産む魚より産卵に掛かる時間が長いのですが、それにしても少々早い気がします。

恐らく海水温の上昇などで、産卵の時期が少しずつズレてきているのではないかと思っています。

30cmオーバーのムツが釣れた釣行時に、オキタナゴのオスが釣れたのですが、完全に婚姻色になっており、オキタナゴの産卵期もウミタナゴとほぼ変わらないので、こちらもやはり一般的に今まで言われている産卵の時期より早いと思います。



こういった、産卵に関する時期や場所が変化してきているのは、10年以上前から実感しており、今シーズンのようにあまりに多くの魚が北条湾に集まり過ぎて釣りにくい…こういった状況を作り出しているのも、刻々と海の中で様々な変化が起こっているのではないかと考えています。

ヒラスズキにしましても、今まではあまり岸近くに寄らない魚…と言われていました。

私は北条湾でヒラスズキを釣ったのは、この日が初めてでしたが、生息する海域が変化してきている証だと思います。

そのヒラスズキの刺身ですが、基本的に外海に生息している魚で、河口や沿岸にいるマルスズキとは違い、身や皮に臭みがありません。

こういうことから、今回は皮を剥がずに刺身の炙りにしました。

三枚に卸し、卸した身に串を通しガスバーナーで皮を炙ります。

あまり気合いを入れて炙ると、身全てに火が通ってしまいますので、薄っすら焦げ目が付くくらいで大丈夫です。

ヒラスズキの刺身の炙り

ヒラスズキの刺身の炙り

ヒラスズキの刺身の炙り


半身一枚は、刺身であることがお分かり頂けるように、敢えてひっくり返してあります。

ご覧頂いてお分かり頂けますように、白身魚なんですが今の時期はそれなりに脂がのります。

炙ることで、皮と身の間の脂が溶け、甘味のある刺身で味が濃厚になります。

絶品です。

大葉の上にのっている刺身は、地味に1匹だけ釣れたアジのタタキです。

私が以前ヒラスズキを釣って食べた時は、夏前のバチ抜けの時期でした。

当然、脂感はなくサッパリとした淡泊な感じでカボスのしぼり汁を掛けて、塩で食べたのですが、この日のヒラスズキは同じ魚とは思えないくらい脂感を感じました。

オマケにサイズ的にもまだまだ若いヒラスズキであるにも関わらずです。

ある意味、前週釣れたイナダより価値がある1匹のように感じました。

そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

2022年11月13日 北条湾定食


北条湾で秋の釣りに突入してからは、テンションアゲアゲで釣りに行く感じではなく、今日こそボウズなのではないか…次回の釣行が楽しみ…という感じではなく、かつてない状況に何の魚をどういう釣りで狙おうか…ということを常に考えている感じです。

あまり今まで感じたことがない緊張感をずっと感じている感じです。

釣りの楽しみ方は人それぞれですので、こうでなければいけない…ということは基本的にないと思っていますが、ボウズ、無駄足…今私が皆様にお伝え出来ることは、残念ながらここを覚悟の上でご釣行下さい…ということですかね。

釣りに行く以上、釣れなくて良いということはなく、間違いなく釣れた方が良いので、安定した釣果をお求めであれば、本当に今の北条湾はお勧め出来ません。

次回は中潮と潮回りは悪くはありませんが、今の北条湾は潮の動きよりもその時にどんな魚が湾内に入っているか…ということが一番釣果に影響します。

可能な限り、詳細な情報をリアルタイムでお伝え出来ればと思っております。

次回も頑張って北条湾へ釣りに行って参ります。

また、ご報告させて頂きます。

2022年11月13日午前8時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年11月13日午前8時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】大満足の1匹・70cmのカンパチをGET!(2022年10月16日)

こんにちは。

ブログのタイトルを見てしまいますと、そこの話を先にしろ…と言われそうなので、釣行の流れは端的にカンパチの部分を主にお話しさせて頂きます。

この週は週中にカマスが北条湾に入っているのか確認すべく、10/12の水曜日に北条湾へ短時間の調査釣行に行きました。

詳しくは以下のリンク先をご参照頂きたいですが、カマスは予想通り北条湾内へ入って来ており、去年に比べると1ヶ月半ほど早く入って来ました。

早くもカマスの群れ現る?

この調査釣行でハッキリしたことが、調査釣行の前の釣行、10/9・10の連続釣行時に、足下にマイワシと思われる群れを目視で確認出来ているにも関わらず、壊滅的にサビキ釣り青魚が釣れなかった理由が分かりました。

連続釣行の辺りでカマスの群れが北条湾に現れ、それまではサイズはそれなりに大きいものの、青物と思われるフィッシュイーターの数はあまり入って来ておらず、そこまで青魚達が戦々恐々とするレベルに北条湾内の状況がなっておらず、青魚達の活性が上がればサビキ仕掛けにも食ってきていました。

ところが、連続釣行の辺りでカマスの群れ+青物の群れも入って来るようになり、右を見ても左を見ても自分達を襲う可能性がある魚だらけになり、食事どころではなかった…という状況だったと思われます。

青物が今までよりも多く入って来ていた…ということは、今回の釣行でハッキリしましたので、ここについては後ほど詳しくお話しさせて頂きます。

本当に今の北条湾は、仮に水中カメラで撮影したとすれば、下手な水族館より面白い画が撮れると思います。

去年のカマスラッシュの時もそうでしたが、青物ラッシュの時は然程釣り人の数は多くなりませんでしたが、カマスラッシュの時は「ここって有料の釣り施設だっけ?」と思うほど、北条湾岸壁に等間隔で釣り人が並び、釣り座を確保するだけで一苦労でした。

こういうことからも、この日は普段よりかなり早めに自宅を出発し、午前1時過ぎに北条湾へ到着しますが…

みなさん、独自の情報収集のルートを持っていますからね…

午前1時の段階でほぼ釣り座は埋まっており、ダイブセンターの前しか空いていませんでした。

それでも、釣り座を確保出来ただけまだマシで、午前3時を回ると物凄い数の車が北条湾岸壁に入って来ては、釣り座が空いていないので出て行き…を、私が帰る6時半頃まで繰り返す感じでした。



早速釣りを開始するのですが、この日は日の出の時刻を釣り終了の時刻とし、家内にどの時間帯に何の釣りをメインでやり、何の魚を狙うのか細かくタイムスケジュールを伝えてありました。

釣り開始から午前3時頃まではカマス狙い。

午前3時から午前4時半頃までは、泳がせ釣りの活餌で使うトウゴロウイワシ狙い。

午前4時半からは家内はサビキ釣りで青魚、私は泳がせで青物…というスケジュールで釣りを開始します。

当日の状況はこんな感じでした。



釣りのことしか毎日考えていないから気付かなかったのか、すっかり秋めいてきており、夏はいつ終わったんだ?という感じで、むしろ冬の方が近い感じがするくらい寒かったです。

私も家内もカマス釣りから始めましたが、一応サビキ釣りも平行してやっており、毎度の如く最初に釣れるのはこの方達です。



タイムスケジュールまで決めて、気合い十分で釣りに来ましたが、軽くテンションが下がります。

カマスの気配はビンビンに感じ、アタリはあるのですが一向に針掛かりせず、大人しい性格の家内が苛立つほど針掛かりしません。



この日のカマスは非常に活性が高く、かなりの頻度でアタリはありますが、完全にスレておりエサを突くような感じで一瞬咥えるのですが、すぐに離してしまいます。

ウキがビョンビョンと中途半端に沈むのですが、完全にカマスがエサを咥えていないので、どれだけ合わせても針掛かりするはずがありません。

それでも家内の執念の1匹。



この後も状況は変わらず、アタリはありますが、食いが浅く針掛かりさせることが出来ず、タイムスケジュール通りに午前4時頃カマス釣りは終了しました。

この日のカマス釣りのお話しはここで終了なんですが、今シーズンのカマスの動きとして非常にタナが浅いです。

これは、カマスが狙っているトウゴロウイワシが表層付近にいるからだと思われます。

トウゴロウイワシは北条湾にプランクトンを食べに来ています。

北条湾は街灯が海面に近いお蔭で、夜間でもサビキ釣りで魚が釣れる…と言っても過言ではないのですが、植物プランクトンが光合成を行うために光がある場所を求めて表層付近に集まります。

その植物プランクトンを求めて動物プランクトンが集まります。

トウゴロウイワシだけではありませんが、イワシ類もこの動物プランクトンを求めて北条湾へやって来ます。

プランクトンが多くいる、表層付近をトウゴロウイワシが泳いでいることから、トウゴロウイワシを求めてやって来たカマスも浅いタナ(層)にいるものと思われます。

カマスのタナは、狙う獲物で変わってしまいますので、次釣りに行った時に表層付近に絶対いる…と、確約は出来ませんが、調査釣行とこの日の釣行時は去年のカマスラッシュの時よりも半ヒロほど浅いタナにいました。

カマス狙いの釣りをされるのであれば、まず一ヒロ※くらいのタナから始めてみて下さい。

※一ヒロ(ひとひろ)=大人が両腕を横に伸ばした時の長さ

また、カマスは当然魚なのでほぼ360度に近い視野を持っていますが、獲物を狙う時は下から上を見上げるような感じで獲物を狙います。

カマスがいるタナを探る場合は、まず浅いタナから始め半ヒロずつ落としていくような感じで、アタリがない場合は更にタナを落として探ってみて下さい。

普段はあまりウキ釣りのお話しをしませんが、ウキ釣りの場合はタナが合っていないといくら頑張っても絶対魚は釣れません。

アタリが無い場合は、小まめにタナを変えてみて下さい。

この日釣れたカマスは20cmほどと、鉛筆カマスをようやく脱した感じでしたが、あと1ヶ月もすればゴン太の脂ののったカマスが釣れると思います。

釣り開始直後から、一応ネンブツダイを活餌に泳がせ釣りもやっていました。

連続釣行時に、ネンブツダイにも何がしかのフィッシュイーターが食ってきましたが、やはり活餌に最適なのは藤五郎(トウゴロウイワシ)…

カマスに続き、今度は家内にトウゴロウイワシを狙ってもらいます。

ちなみに、トウゴロウイワシを好んで釣ろう…と思う方はあまりいらっしゃらないと思いますが、トウゴロウイワシのアタリの特徴が食い上げ※をするんです。

※食い上げ=釣り針を咥えたまま上に浮いてきて竿先が真っ直ぐになる状態

上手く合わせないとサビキ仕掛けがグチャグチャになることもあるんですが、まともにトウゴロウイワシを狙うのであれば竿受けなどに竿を置きっぱなしにする「置き竿」ではなく、手で竿を持ったまま釣りをする「持ち竿」で釣るとバラしも少なく、サビキ仕掛けが絡まることもありません。

トウゴロウイワシの群れは確認出来ていたので、家内が早速持ち竿でトウゴロウイワシを釣ってくれました。



活餌のストックとして10匹ほど釣ってもらい、もう、藤五郎は良いから本物のイワシを釣ってくれ…と頼みますが、肝心なイワシの群れが、この日はこの時点では確認出来ませんでした。



すると…

前回の釣行時も釣れたミナミハタンポがヒット。



比較的暖かい海域を好む魚なんですが、どんどん海水温の上昇と共に、今まで相模湾、東京湾では釣れなかった魚が釣れるようになってきています。

ここ10年で激変しました。

ちなみに、今では北条湾で釣れることが当たり前になりつつありますが、カタボシイワシも一昔前は釣れませんでしたし、この魚も比較的暖かい海域を好む魚です。

そして、この後、そこまで要らん…というくらい藤五郎祭りが開催されます。

サビキ仕掛けを海中に入れれば、念仏…藤五郎…

トウゴロウイワシが釣れて40分ほど…

そろそろ何か青魚がきてくれないと、本気で今シーズンのサビキ釣りは終了してしまうかもしれない…



こう、思い始めた頃…

ナント!25cmオーバーのビッグなアジが!



これ…もしかして…時がくればイケるのでは??

まだ、イワシ類が北条湾に入って来ていないだけで、入ってくればくる(食ってくる)んじゃないか…

すると、泳がせ釣りにも反応が出始めます。



これは、今シーズンの青物の傾向でもあるんですが、恐らく今まではワカシやイナダレベルの青物があまり入って来ておらず、それなりのサイズのフィッシュイーターが数匹毎日明け方に北条湾内へ入って来ていると思われます。

ワカシやイナダサイズですと、見た目には派手なアタックを繰り返し、時折魚自体が海面から飛び出すなど、若い魚だからこその激しいアタックを繰り返します。

派手なナブラなども出来ます。

しかし、今シーズンは良く観察していないと、フィッシュイーターが北条湾内にいるのかいないのか分からないレベルの地味な動きをしています。

フィッシュイーターが身体を反転させた時に出来る、海面が盛り上がるような波など音もなく静かに狩りをしている感じです。

アジがきて、この活餌の藤五郎の動き…

表面的には穏やかだけど、ここで確信しました…今日もいる…

しかも、活性が高く数匹はいる…



予想が当たるか外れるか…

なんて言えば良いか、私もいつも言葉を探しているんですが、匂いというか、風…というか、頭ではなく身体で感じる何かがあり、この日はまだ釣れていないのに、確実にイワシ類は釣れる…と、この時点で確信していました。

すると、上記のツイートをして10分も経たないうちにマイワシがヒット。





ウルメイワシも続いて釣れ、気持ち悪いくらいに一気に湧きました。



ここで活性が高くなったのは、青魚だけではなく青物の動きも活発になりました。

前回までの釣行時も、青物と思われるフィッシュイーターの存在が確認出来ていましたが、近々のブログ記事でも申し上げておりますように、ある程度のサイズ感のあるフィッシュイーターで派手なアタックはあまりしていませんでした。

しかし、この日は時折海面から飛び出したり、瞬間的に海面にナブラで出来、明らかにトウゴロウイワシかイワシ類の群れが襲われていることが分かりました。

今までのフィッシュイーターのアタックとは全く異なり、かなり派手で去年の青物ラッシュ時を彷彿とさせる感じでした。

こういうことから、この日はそれなりの数のフィッシュイーターが北条湾内にいたと思われ、北条湾内の魚達全体の活性が高い割には、当然のことながらサビキ釣りでの釣りは食いが渋く入れ食いになってもおかしくない雰囲気でしたが、入れ食いのようになることはありませんでした。

その後も活性高くアタックを繰り返すフィッシュイーター…

この日は活餌のストックのトウゴロウイワシを明け方に十分に釣り、去年の青物ラッシュ時のように、目の前で繰り広げられる食うか食われるかの死闘を、活餌がないために指を咥えて見ているだけ…という状況ではないため、今日こそは…と気合いが入りました。

家内にも、今日は釣りに来たのが早かったから、早めに帰ろうと思っていたけど、それなりにフィッシュイーターがいるので、最長で午前6時半頃まで釣りをしよう…と話しました。

しかし、先ほどまで結構な頻度で暴れていた活餌が全く動きません。

ん…

もしや…活餌が逃げた?(外れた)

活餌の状態を確認しますが、活餌に特に問題はありません。

派手に暴れているフィッシュイーターは恐らくワカシかイナダと予想し、比較的小さ目のトウゴロウイワシを泳がせていましたが、敢えて一番大きなサイズ(20cm以上)のトウゴロウイワシに変更。

活餌を大きくして、フィッシュイーターにアピールする作戦です。

活餌を交換し投げ入れて20分ほど経過した頃、家内が泳がせ釣りの竿が激しく揺れているのを確認します。

竿に近寄り確認すると、20cmサイズのトウゴロウイワシが投げ竿を激しく揺らすレベルで暴れています。

完全にフィッシュイーターにロックオンされている…

食ってくるまで2分は掛からない…

竿の前で待機し、一気に竿が引き込まれるのを固唾を飲んで待ちます…

竿立てが倒れ、一気に竿が海面目掛けて飛んで行きます。

竿を掴み大きく合わせ…

のった!!

引きはかなり強烈で、縦横無尽に走りました。

家内は去年の青物ラッシュ時に嫌は思い出があり、足元まで寄せたキハダ(キハダマグロ)を中々タモ入れ出来ず、結果的に糸が切れバラしてしまいました。

その後、タモ入れのやり方を徹底的に教え、この日は意外と落ち着いており、適格に指示通りに行動してくれました。

こういうこともあり、格闘していたのは僅か10分程度。

そして、釣れた魚はこちらです。



ツイートではワラサと申し上げておりますが、興奮と事前にワラサの釣果情報や北条湾内での目撃例を聞いていたので、先入観でツイートしてしまいましたが、正しくはカンパチです。

70cm強あり、サイズの割りには難なく釣り上げることが出来ました。

以下のツイート内のリンクのライブ配信で、カンパチを釣り上げる一連の動きがご覧頂けます。



ツイート内にもありますように、ライブ配信動画のタイムスタンプが14:08辺りからご覧頂くと、合わせ、寄せ、タモ入れ、釣り上げまでご覧頂けます。

前週、前々週が直近では一番大きなターニングポイントだったと思います。

それまで、夏より安定して釣れていた青魚がいきなり釣れなくなり、この原因はカマスの調査釣行や前回の記事などでもお話ししておりますが、その後約2週間程度の時間を掛け、少しずつカマス、若い青物達が北条湾内に入って来るようになり、まさにこの日などは本当に北条湾という湾が非常に賑やかなことが目視でも確認出来ました。

この日釣れた70cmサイズの青物は以前より北条湾内に入って来ていましたが、今まで何度も目撃してきた青物がこの1匹だけとは考えにくく、まだ定期的に入って来ている大型のフィッシュイーターがいると思われます。

ただここで少し懸念されることが、北条湾内が通常では有り得ない状況になっています。

どういうことかと言いますと、大型の肉食魚=今回釣れたカンパチなど、中型の肉食魚=イナダなど、小型の肉食魚=カマスなど、そして追われる側の青魚等々、一言で言えば各々の魚達にとって非常にエサが豊富であることから、こういう状況になっていますが、狭い北条湾でこういう状況がいつまで続くか…という懸念があります。

去年の秋以降は、キレイに各々の魚達が入れ替わる形で北条湾に現れました。

青物とカマスもキレイ入れ替わりました。

しかし、今シーズンは近年北条湾で釣れる人気魚種が総結集しているような状況です。

現時点での北条湾での食物連鎖の頂点にいるのは青物です。

次にカマス…以降は青魚等の小魚となりここが底辺です。

最悪のパターンと言いますか、問題なのはフィッシュイーターに追われる側の魚達は北条湾内の豊富なプランクトンを求めてやって来ています。

確かに青魚以下の小魚達にも、エサが豊富で魅力的な餌場なんですが、これだけ毎日毎日戦々恐々とさせられる状況で、どこまで豊富なエサに拘るか…

エサを食べる前に、自分達が食べられたのでは元も子もありません。

最悪、青魚やそれ以下の小魚達が餌場を捨て(北条湾に来なくなる)、他の餌場に移動してしまうと、サビキも釣れない、カマスも釣れない、青物も釣れない…こういう連鎖が起こる可能性はゼロではありません。

今現在、北条湾で釣れるイワシ類の最大サイズは25cmほどです。

カマスは23cmくらいかと思います。

大型のフィッシュイーターは、25cmクラスのイワシやトウゴロウイワシを狙っています。

カマスのサイズが中途半端で、この日釣れたサイズの大型のフィッシュイーターからすると捕食対象になってしまいます。

カマスも自らが終われながら、獲物を追う…

こういうことが起きている可能性も十分にあります。

ただ、上記のような最悪の状況にはならないのではないか…と思う魚達の動きもこの日は感じました。

去年のカマスラッシュ時もカマスは同じような動きはしていましたが、概ね日没から日付が変わる頃までが一番釣り易い時間帯で、日付が変わる辺りから徐々にカマスの群れは北条湾を離れ始めますが、明け方日の出近くまで地味に釣れることも去年はありました。

まだ、カマスの釣果があった釣行が2回なので、もう少し調査は必要ですが、この日はピタリと午前3時でアタリが無くなりました。

青物自体は概ね、午前3時頃に姿を見せることが多いのですが、もしかするとカマス達は青物が北条湾内に入って来ると順次北条湾から出て行っているのではないか…こう感じました。

後ほど写真で詳しくお話し致しますが、この日の釣果は上記のカマスと青物が入れ替わる、住み分けをしているような動きを如実に表していると思います。

午前3時でカマスがいなくなり、その後大型のフィッシュイーターが北条湾内に入って来ますが、連続釣行時の時のようにカマスも青物も同時に同じ湾内にいる…という状況ではなかったことから、幾分イワシ達にも余裕が出て活性が上がったタイミングでサビキ仕掛けに食って来た…こう考えると合点がいく上に、この日の釣果の説明も付きます。

魚達も自らが食べられないように行動することも大事ですが、毎日キチンと食事に有り付き、生き延び子孫を残すことが最大の使命ですので、そう簡単にはエサが豊富な餌場を捨てることはないと思いますが、最悪の場合は去年よりもカマス、青物ともに早く北条湾から離れてしまう可能性はあります。

また、各エサが豊富…という点では、今シーズン北条湾で釣れる魚は近年稀に見る脂感があります。

イワシ類もアジもカマスも、そしてこの日のカンパチなどは養殖物か…と思うほど脂がのっていました。

冬支度ももちろんなんですが、やはりかなり今シーズンの北条湾はエサが豊富なんだと思います。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2022年10月16日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種(カンパチ以外)です。

2022年10月16日 北条湾釣行 釣れた魚種


左からアジ(マアジ)、マイワシ、カマス、ウルメイワシ、右にいってミナミハタンポ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイです。

ネンブツダイとトウゴロウイワシは活餌として使っていて、弱ったり死んでしまったものを持ち帰り、元気いっぱいの魚達は全てリリースしました。

当たり前ですが、カンパチは一緒にまな板にのらないので別枠で。

2022年10月16日 北条湾釣行 釣果(カンパチ)


サイズは70cm強です。

比較写真ですが、ツイートにもありますように、上のマイワシは約25cm弱くらいです。



ここからは、大きな魚を自宅で捌く際の注意点を簡単にご説明させて頂きます。

まず、釣り上げてどうやって持ち帰っているのか…

現地で必ずやることは血抜き(活き締め)です。

血抜き(活き締め)の方法はいろいろあるので、WEBで検索すると分かりやすく解説してあるサイトなどを参考にしてみて下さい。

【参考】~魚の締め方と持ち帰り方~ SHIMANO

私は1年を通してサビキ釣りをメインとしてやっており、カマスや青物などの釣りは1年のうちの数ヶ月しかやりません。

オマケにこのサイズの魚を1回の釣行で続けて何匹も釣ることもなく、1匹釣れればその時点で納竿とし帰路に着きます。

自宅まで40分ほどなので、大きな魚が釣れた時用に、厚手のポリ袋を持ち歩いており魚をポリ袋で包むようにし、その上からもう一枚ポリ袋を被せ、直接魚に氷が当たらないようにし、コンビニでロックアイスを3袋くらい購入し冷やしながら持ち帰っています。

これでも特に問題はなく、極端に鮮度が落ち魚が美味しくなかったということも今までありません。

大きな魚が釣れても続けて釣りをする方や、自宅から北条湾までの距離がある方、電車の移動で釣りに来られている方は、上記のリンクなどを参照に現地での魚の下処理や、持ち帰る方法を見てみて下さい。

青物、青魚の場合は特になんですが、この血抜きをするかしないかで、後に食べた時の味や風味が各段に変わってしまいます。

そして、次は自宅に帰ってからですが、仮にすぐに調理し食べない場合でも、腸と鰓はすぐに取り除いた方が無難です。

魚の腐敗は腸と鰓から始まります。

取り除かず放置すますと、臭いが移ってしまったり、身も一緒に腐敗が早まる原因になってしまいます。

また、昨今話題になっているアニサキス対策でも、腸はすぐに取り除いた方が良いです。

アニサキスは海洋生物の主に腸管に寄生します。

宿主が死ぬと、概ね24h以内に内臓から身に移ります。

内臓以外ですと、筋肉や身と皮の間などに移ることが多いです。

魚を釣りなるべく早く腸を取り出すことで、身に移ることを防ぐことが出来ます。

また、魚の大きさが70cmクラスになりますと、腸だけではありませんが、捨てる部位の大きさもそれなりになります。

ご自宅で出る生ゴミの量が増えてしまいますが、量にもよりますが現地に捨てますと廃棄物処理法などの法律に抵触することもあり、何より北条湾は近隣に住宅もあり、腐れば酷い腐敗臭を放ちます。

現地で捌く場合は、腸や鰓を含め、捨てる部位は必ずお持ち帰り下さい。

そして、今までこういった大型魚を釣り捌いたことはないけど、チャレンジしてみたい…という方がいらっしゃいましたら、最低でも出刃包丁、もっと言えば良く切れる牛刀、刺身包丁を事前に準備することをお勧め致します。

70cmクラスになりますと、一般的な包丁だけでは捌ききれません。

特に中骨やカマ、頭、ヒレなどは、切る際に刃こぼれしたり、下手をすると包丁が割れてしまいます。

また、包丁は切れない包丁を使う方が、大けがをし易く危険です。

切れないがために渾身の力を入れて切ろうとし、手が滑って指を落とすことなどもあります。

滑り止めや、魚の骨や鰓などで怪我をしないためにも、魚を抑える側の手は軍手をはめて調理することをお勧め致します。

実際の魚の捌き方ですが、三枚卸しや四枚卸しなど、方法は多様にあります。

お金を貰って魚を捌くわけではないので、見栄えは多少悪くても問題ないと思います。

私がここでゴチャゴチャ文章で説明するより、今は分かりやすく解説しているサイトや動画などがたくさんあります。

いくつか検索してみて、ご自身がやり易い方法を探してみて下さい。

皮引きなども、このサイズになりますとサビキで釣った青魚の皮を手で剥くのとは違い、必須ですのでいくつか検索してみて下さい。

魚料理ですが、朝晩とカンパチ尽くしにしても食べ切れなかったので、娘夫婦にもお裾分けしたくらいでしたが、朝食、夕食と兄弟猫のご飯を合わせてご紹介させて頂きます。

まずはカマの部分を含む頭と体の部分を切り離します。

カンパチの捌き方


青丸のところに腹ビレがあるのですが、腹ビレ、胸ビレの付け根のところを、各ヒレがカマ側に残るように切断します。

こちらは頭と身体を切断した頭側の断面図です。

カマと頭を切り離す前の状態です。

カンパチの捌き方


次に頭とカマを切断するのですが、上下の鰓の付け根を切断します。

どの動物も同じですが、頭は基本的に強固な骨で覆われています。

頭上側は特に硬いので、一度に切り落とそうとせず、出刃包丁で少しずつ切れ目を入れていき、最後に一気に叩き切る感じで切断して下さい。

こちらは頭(かしら)とカマを切り離し、頭を二つに割った状態です。

カンパチの捌き方


こちらはカマと頭を切り離し、カマを二つに切った状態です。

カンパチの捌き方


そしてこちらは頭の部分で、鰓を切り落としているところです。



先ほども申し上げましたが、釣ったその日に調理しなくとも、この鰓と腸は取り除いて保存することをお勧め致します。

そして、次は体の部分を捌いていきます。

今回は刺身の身や焼き用の柵の身を少しでも多く残すために、ヒラメやカレイを卸す時の捌き方で四枚卸しという方法で捌きました。

ちなみに、ヒラメやカレイの場合は、エンガワの部分も卸す場合は五枚卸しという捌き方もあります。

魚の体側の血合い骨がある、ちょうど真ん中辺りを、魚の頭側から尾側に中骨に包丁の先端をを当てながら横に切っていき、筋目が入ったらその筋目から骨に沿って削ぎ落すように身を切っていきます。

こうすると、左右で腹側の身と背中側の身が1セットずつ2つ出来ると思います。

私は少しでも無駄なく食べるために、だいたい腹身側の身は柵にして焼き用、背中側の身を刺身ようにして食べることが多いです。

腹身側の身には、腹骨や尻ビレなどが残ってしまうので、刺身で食べる場合は切り落とさなければなりません。

しかし、腹身は一番脂がのる部位で、ヒラメのエンガワと同じで骨回りの身はとても締りが良い上に脂ものっている部位、魚の身で一番美味しいところと言っても過言ではないので、焼いてキレイに食べるようにしています。

食べられるところは食べ尽す…

今回もカンパチの命の頂いている…感謝の気持ちを込めて獲った命は無駄にしないように心掛けています。

そして、その無駄にしないことと、骨回りの身…

マグロではありませんが、70cmくらいのサイズになるそれなりに所謂「中落ち」の身が取れます。

カンパチの捌き方


容器の都合上、 中骨を二つに切りましたが、この中骨にくっついている身をスプーンで削ぎ落します。

削ぎ落すとこんな感じになります。

カンパチの捌き方


マグロのみならず、どんな魚でも取れるようであれば、この中落ちの身は絶品です。

脂感がある鶏のササミみたいな感じです。

ザックリとですが、こんな感じでカンパチを部位ごとに卸しました。

ここからは部位ごとの魚料理です。

まず、頭(かしら)は兜焼きにしました。

カンパチの兜焼き

カンパチの兜焼き

カンパチの兜焼き


カマはそのままカマ焼き、腹身側を柵に切った身は塩焼きにしました。

腹身側の柵に切った焼く前の身です。

ちなみに半身です。(片側だけです)

カンパチの身


カマ焼きと腹身の塩焼きです。

カンパチのカマ焼きと腹身の塩焼き

カンパチのカマ焼きと腹身の塩焼き

カンパチのカマ焼きと腹身の塩焼き


ちなみにカンパチの身の柵を焼くと、これでもかっ!てくらい脂が滴りました。

しつこくて恐縮ですが、本当に脂がのっていました。



先ほど簡単にお話し致しました中落ちは、軽くネギと一緒に叩いて中落ち丼にしました。

カンパチの中落ち丼

カンパチの中落ち丼

カンパチの中落ち丼


ネギと一緒に敢えて雑に叩き、カンパチの身を完全に潰さないようにすると、骨回りの身なので独特のプリプリとした食感が楽しめます。

そして、最後にお刺身です。

カンパチの刺身

カンパチの刺身

カンパチの刺身


腹身側は焼き用の柵にしましたので、背側の身を刺身にしました。

これで、半身です。

切っていない半身が残っている状態で、同じものをもう一皿作れる感じです。

捌いてみて、これはどう考えても私達だけでは食べ切れない…ということで急遽娘夫婦にお裾分けすることにしました。

自分で言うのも何なんですが、ツイートでもお話し致しましたが、カンパチの釣果で大興奮し帰路の車内でビールが進んでしまい、写真を撮ったことすら忘れるくらい酔っていたのに、良くここまで捌けたな…と我ながら感心してしまいました。w

そして、このカンパチを前にしては影が薄くなっても仕方ないんですが、一応サビキで釣れたアジもそれなりのサイズだったことから、1匹ずつ釣れたアジとカマスで名付けて「アジカマご飯」を作りました。

アジとカマス


アジが25cm弱なんですが、サイズもさることながら、とにかく丸々と太っており、カンパチがあるので兄妹猫達にお裾分けしても良かったのですが、マイワシとウルメイワシが必然的に兄妹猫のご飯になることから、アジはその太さからどうしても自分達で食べたく、カマスに関しては兄妹猫が、どうせ躊躇しながら食べるのではないか…という予想からアジとカマスで炊き込みました。

アジカマご飯


アジとカマスは腸は取り除き、カマスは鱗も剥ぎます。

お好みで塩を振っても美味しく炊けますが、何も足さなくても十分です。

今回はアジとカマスのみで、調味料は一切使いませんでした。

水は普通にお米を炊く時よりも多めに入れて炊きます。

そして、出来上がりがこちらです。

アジカマご飯

アジカマご飯

アジカマご飯


上に少し盛ってある白い魚の身はカンパチを焼いた身をほぐしたものです。

アジとカマスで炊き上げたご飯、更にカンパチのほぐし身をのせ、塩を少々掛けます。

もちろんそのまま食べても良いのですが、これだとお茶漬けも美味しいと思います。

物凄く贅沢なご飯で、マジで美味かったです。

写真は撮りませんでしたが、あまりに美味かったのでおにぎりにして食べましたが、おにぎりも絶品でした。

この日は兄妹猫のご飯も朝夕と贅沢なものになりました。

朝食はマイワシ、ウルメイワシ、トウゴロウイワシ、ミナミハタンポ、ネンブツダイを焼いてあげました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのマイワシ・ウルメイワシ・トウゴロウイワシ・ミナミハタンポ・ネンブツダイを焼いたもの


藤五郎と念仏はいつものパターンですが、マイワシは恐らく兄妹揃って初だと思います。

兄妹猫の朝食は釣りたてのマイワシ・ウルメイワシ・トウゴロウイワシ・ミナミハタンポ・ネンブツダイを焼いたもの


先代猫の夏ちゃんは良く食べていましたが、今の兄妹は恐らく初だと思います。



妹猫がご飯を残しましたが、少し量が多くなってしまい残すかな…と思っていたので、何か気に入らなくて残したわけではなく、本人にはお腹一杯食べたと思います。

最後は兄猫がお皿を掃除する勢いでキレイに食べてくれました。

兄妹猫の夕飯は更にゴージャスに…

ナント!カンパチの柵を焼いてあげました。

当初は兄妹猫の夕飯は考えていなかったのですが、家内は朝食はパン派で私は仕事がらおにぎりを持って行って朝食は済ませるので、実質自宅でご飯を食べるのは夫婦で1日1回なんです。

そう考えると、娘夫婦にお裾分けしたとはいえ、いつ食べ切れるのか…

毎日カンパチになるのでは…

せっかく鮮度抜群なのに時間を置き過ぎるのも勿体ない…

こんなことから、自分達用に焼いたのですが、兄妹猫にお裾分けして余ったカンパチを自分達が食べよう…となり、急遽兄妹猫の夕食となりました。



ツイートにもありますように、去年イナダを釣った時は妹猫が豪快に拒否しました。

兄妹猫の夕食は釣りたてのカンパチを焼いたもの


些か食べてくれるか心配だったのですが、「イナダとは比べ物にならないくらい脂がのっているから大丈夫だろう…」と人間目線で思っていたのですが…



まさかのどんでん返し。

妹猫ばかりに気を取られていましたが、ナント!何でも食べる兄猫が豪快に拒否。

連れ戻して再び促すも拒否。

予想していなかった展開に少々驚きました。

もう兄猫はカンパチは食べないだろうな…と仕方なく猫缶を用意しようとしたその時…

妹猫が食べ終わった途端にそそくさとやって来て、突然妹猫が残したカンパチを食べ始めます。

妹猫とは当然同じものをあげているのですが…

隣の芝生は青く見えるんですね…

翌々考えると、猫缶でも液状の猫缶を妹猫は好み、兄猫は汁気がないパサパサした猫缶を好むんです。

(注)だから兄猫は念仏、藤五郎も食べるんだと思いました。w

カンパチの脂がのり過ぎていて兄猫は拒否したけど、食ってみたら美味かった…的な展開だと思います。

何れにしても、兄妹揃ってカンパチも食べてくれ、良かったと思います。

だいぶ長い記事になってしまいましたが、ここまでお読み頂きありがとうございます。

この日は、今までの流れからもお分かり頂けると思いますが、朝晩2回北条湾定食を作ることが出来ました。

2022年10月16日 北条湾定食(朝)
北条湾定食(朝)

2022年10月16日 北条湾定食(夜)
北条湾定食(夜)


朝はカンパチの中落ち丼と兜焼きです。

夜はアジカマご飯と、カンパチの刺身、カマ焼きと塩焼きです。

かなり贅沢な1日を過ごすことが出来ました。

自画自賛で恐縮ですが、かなり久しぶりにこんなに美味い青物の刺身を食べたように思います。

引っ張ったわけではなく、記事を書いていてまさに今思い出したので、記事の構成としてはおかしな流れになるかもしれませんが、なぜ??と聞かれると現段階では理由はハッキリとは分からないのですが、これだけカマスを含めフィッシュイーターを目撃し、実際に今回釣果をお示しすることが出来たのですが、ルアーにはほとんど無反応なように見受けられます。

ちょこちょこルアーをされている方を見るのですが、釣れているところを見た事がないですし、ルアーをされている方を見ていても、ルアーそのものをフィッシュイーターが追っているように見えないんです。

これだけあの狭い湾にフィッシュイーターがいますので、全く無反応…というわけではないのかもしれませんが、やはり今の段階でどの魚がどの魚を狙っているのか良く観察し、その魚を活餌に使うことが一番効率は良いと思います。

次回は土日共に中潮と潮の動きとしては期待出来そうです。

また、ご報告させて頂きます。

2022年10月16日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年10月16日午前6時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  魚料理  ウルメイワシ  アジ  マイワシ  メバル  青魚  

【三崎港・北条湾】潮の動き通りの厳しい釣行となりました(2022年9月18日)

こんにちは。

この日はシルバーウィーク最初の釣行でしたが、台風の影響がどの程度出るか懸念される状況でした。

※時間が経過しますと、ツイート内のリンクが切れていることがあります。



台風の位置自体は関東から遠く離れていますが、台風そのものの勢力が強大で風雨の影響が出てもおかしくない状況でした。

春先などの、サバっ子がボチボチ釣れているような状況であれば、シャカリキになって釣りに行かなくても良いのですが、8月の下旬頃より、ちょこちょこ北条湾内に何がしかのフィッシュイーターが入って来ており、これが気になって仕方ありませんでした。

現状サビキ釣りの状況は、時合いさえ逃さなければ、それなりのサイズの何がしかの青魚が釣れており、特にシルバーウイーク最初の3連休は、潮の動きが最悪なためムキになって釣りに行く事もない感じでした。

釣りはしなくとも、フィッシュイーターの様子を見ておきたい…

こんな感じで、この日は釣りに出掛けました。



このフィッシュイーターですが、前々回の釣行時にかなり足下に近い場所でアタックを繰り返し、おぼろげに魚影を見たのですが…キハダではないか…と思っています。

ここ1ヶ月、毎週北条湾内にいるフィッシュイーターがキハダであるとは断定は出来ませんが、少なくとも前々回の釣行時に目撃したフィッシュイーターはキハダだと思います。

去年の晩秋に、散々キハダと北条湾内で格闘し、何度か針掛かりさせるものの、釣果には結び付いておりません。

悪い意味ではなく、良い意味で夢があると思っており、キハダマグロともなれば、有料の釣り施設や釣り船で釣りに行っても簡単に釣れる代物ではなく、突っ掛けで北条湾へビールを飲みに行っているオッサンが、陸っぱりからキハダを釣ったら面白いな…こんな感じで捉えています。

去年の晩秋は針掛かりさせ、一度は足下まで寄せ、ハッキリ魚影を見ていますが、この時の光景は今でも頭から離れません。

思い返すだけで、悔しさが込み上げてきます。

こういうことから、チャンスはそう何度もないので、今年は万全な体制&小まめに足を運び状況を把握し、数少ないチャンスをものにするべく普段以上に足繁く北条湾へ通っています。

とは言うものの、この日は気象や海の状況はどれを取っても、魚が釣り易い、魚が釣れる…という要素は乏しく、取り敢えず北条湾の様子を見に行き、出来る状況であればサビキ釣り&活餌での泳がせ釣りをしてみようと思い北条湾を目指しました。

普段はある程度、潮の動きも考慮して釣りに行く時間を決めていますが、この日の潮の動きはハッキリ言って何時に釣りに行っても、潮の動き的には大きな差はなく、そもそも魚の活性が上がりにくい潮の動きでした。



午前3時半過ぎに北条湾へ到着します。

台風の影響で避難して来たと思われる大型の漁船が、製氷所の前にドンと停泊しており、釣り座的にはかなり限られていましたが、さすがに台風の影響か釣り人はほとんどいませんでした。

早速釣りの準備に取り掛かります。

釣りをしながら北条湾内を眺めていると、やはりこの日も何がしかのフィッシュイーターがかなり動きは鈍いですが、小魚を追い回している様子が伺えました。

余談なんですが、今シーズン、特にここ数ヶ月北条湾内に入って来ているフィッシュイーターの特徴的な動きが、派手なアタックをしないんです。

活性が高くなると、トップスピードがかなり速い泳ぎで小魚を追い回しますが、海面から飛び出すようなアタック、つまり真下から上に突き上げるようなアタックはせず、真横に泳ぎながら小魚に追い付き捕食しています。

故に、表面的に良く目を凝らして見ていないと分からないんです。

青物の幼魚、ワカシやイナダ、ジョゴなどは群れで小魚を海面に追い詰めて逃げ遅れた小魚を捕食するような狩りをします。

こうなると、当然海面は賑やかになり、派手なナブラなども出来、「あぁ…あそこにいるね…」と分かるような状況になります。

一昔前に漫画やアニメであった「沈黙の艦隊」…

こんな言葉がしっくりくるような感じで、余裕を持って食事に有り付いている…こんな印象を受けます。

100%泳ぎで勝てるので、群れで追い込む必要もなく、静かに近寄り一気に襲っているように見えます。

北条湾は狭い湾なので、当然フィッシュイーターが小魚を追い駆けていて、向きを変えるために反転することがあります。

こういった、進行方向を変える時だけ、不自然な波が立ち、稀にナブラが出来ている…という状況です。

この行動様式からも、青物の幼魚の可能性は低く、それ以外の何がしかの大型魚…という風に考えています。

フィッシュイーターの存在を感じながら、釣りを開始します。

フィッシュイーターの活性は低いとはいえ、泳がせ釣りを始めたく活餌を釣りたいのですが、この活餌が思うように釣れません。

理想的な活餌はカタボシイワシ、トウゴロウイワシですが、そうは問屋が卸してくれず、釣れるのは恒例のこの方達。



なんだかな…早く活餌が釣れてくれないと、夜も明けフィッシュイーターが出て(北条湾から)行っちゃうよね…

そうこうしていると、待ちに待っていたカタボシイワシがヒットします。



早速、無理矢理泳がせ釣りの活餌にしていたネンブツダイからカタボシイワシに活餌を交換します…が…

この時点では、フィッシュイーターの気配は全くなく「一歩遅かったか…出た(北条湾から)かもな…」…と、当初は思っていたのですが、カタボシイワシを付けた、泳がせ釣りの竿の竿先を良く見てみると…

小刻みに竿先が揺れており、カタボシイワシが尋常じゃない動きで暴れていました。



恐らく、フィッシュイーターの活性が低くアタックこそしてきませんでしたが、カタボシイワシが恐怖を感じる距離にフィッシュイーターがいたんだと思います。

結果として、この日は泳がせ釣りの活餌にフィッシュイーターがアタックしてくることはなく、これ以降フィッシュイーターの気配を感じることはありませんでした。

カタボシイワシが釣れた後、5分ほど経ってからこの日の時合いのタイミングに突入し、15分ほど活性高く青魚達が釣れ出します。

まずは、アジです。



続いて、マイワシです。





更に続いて、ウルメイワシです。



そして、青魚のアタリが減り、時合いの時間が終わり掛けた頃、良型のメバルです。



恐らく、サビキ仕掛けに付けていたアミコマセに寄って来て、青魚の活性が下がり回遊頻度が少なくなったので浮いて来て、サビキ仕掛けに掛かったものと思われます。

30cm弱ありました。

このメバル以降完全にアタリが無くなるのですが、この日はとにかく湾内に青魚の群れはたくさんおり、肉眼で確認出来るのですが、ゆっくり悠々と泳いでいるだけで、アミコマセにもサビキ仕掛けにも全く反応しませんでした。

まさに潮の動きが鈍く、魚達の活性が低い時のお手本のような動きで、こうなってしまうと粘ったところでまず食ってくることはないので、メバルが釣れた時点で納竿としました。

足下に青魚の群れが泳いでいるのが見えるだけに、久しぶりに悔しい感じの釣行となりました。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2022年9月18日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種です。

2022年9月18日 北条湾釣行 釣れた魚種


左からメバルウルメイワシマイワシ、右にいってカタボシイワシ、アジ(マアジ)、ネンブツダイです。

アジに関しては、ここのところ25cm~30cm近い良型のものが釣れていましたが、この日のアジは明らかに今まで釣れていた群れとは別の群れが北条湾内に入って来たと思います。

サイズは15cmほどで、今年産まれた個体かと思います。

我が家の兄妹猫の朝食なんですが、本当は久しぶりにメバルは煮付けにでもしようと思っていたのですが、帰宅後改めて釣果を確認して、あまりのショボさにメバルを兄妹猫にあげないと朝食が成り立たないので、泣く泣く兄妹猫に焼いてあげました。

我が家の兄妹猫の朝食は釣りたての魚の五目焼き


これだけ見ると種類も豊富に美味そうに見えるんですが、実は嫌な予感がしていました。

我が家の兄妹猫の朝食は釣りたての魚の五目焼き


メバルの身など、肉厚でふっくらとしており、お醤油を少し付けてアツアツのご飯で頂きたい感じですが…

我が家の兄妹猫の朝食は釣りたての魚の五目焼き


右側の黄色の器が兄猫の器なんですが、真ん中にのっている明らかに身の色と違うものはメバルの肝臓です。

メバルの身自体にも脂感がありましたが、メバルのサイズも30cmほどとそこそこだったので、立派な肝臓を持っていました。

冗談抜きで、兄猫の器のメバルの身にお醤油を垂らしてご飯で食べたかったです。



嫌な予感は的中…

やはり…な…

という感じですが、カタボシイワシはサッパの仲間で、イワシを名乗っていますが、厳密に言うと青魚ではありません。

この日の兄妹猫のご飯ですと、青魚は小アジ1匹とウルメイワシ1匹だけ…

アンチ念仏、アンチ根魚の妹猫は、匂いを嗅いだだけでその場から立ち去りました。w

それでも小アジとウルメイワシは妹猫にあげたので、連れ戻しもう一度食事を促すと何とか食べてくれましたが、最後にメバルの身だけ残しました。

兄妹猫のご飯シリーズはお休みして、メバルは自分で食べれば良かったかな…と軽くイラッとしました。w

人間用はと言いますと、何とかマイワシとウルメイワシで月見山掛け丼を作りました。

三枚に卸したマイワシとウルメイワシの身


この日釣れたウルメイワシは、今北条湾で釣れているウルメイワシの中では中サイズ、20cmクラスのものが釣れたので何とか助かりました。

小サイズのウルメイワシが中心でしたら、これは作れなかったと思います。

マイワシとウルメイワシの月見山掛け丼

マイワシとウルメイワシの月見山掛け丼

マイワシとウルメイワシの月見山掛け丼


パッと見、目玉焼きがのっているように見えますが、山掛け丼なので、当たり前ですが白い部分は山芋をすり卸したものです。

そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

2022年9月18日 北条湾定食


この週末は台風の影響がどの程度出るか予想しにくく、直前まで釣りに行けるか、行けないか分かりませんでしたが、何とか釣りは出来そうだったので、潮の動きはイマイチでしたが釣りに行きました。

記事文中でもお話ししましたが、フィッシュイーターがキハダかどうかは一旦置いといたとしても、何がしかのフィッシュイーターが頻繁に北条湾内へ入って来ていることは間違いありませんので、今シーズンの秋も去年同様に、普段よりもマメに釣りに行こうと思っています。

家であれこれ考えていても、釣りに行かなければ魚は釣れませんので。

なるべく早く釣果をお示し出来るように頑張ります。

こういう流れから、翌日の2022/9/19も北条湾へ様子見程度ですが、釣りに行って来ました。

こちらの記事もなるべく早くアップさせて頂きます。

また、ご報告させて頂きます。

2022年9月18日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年9月18日午前6時半頃の花暮岸壁周辺の様子

2022年9月18日 北条湾釣行 ライブ配信動画①
2022年9月18日 北条湾釣行 ライブ配信動画②
2022年9月18日 北条湾釣行 ライブ配信動画③

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

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