こんにちは。
ブログのタイトルを見てしまいますと、そこの話を先にしろ…と言われそうなので、釣行の流れは端的に
カンパチの部分を主にお話しさせて頂きます。
この週は週中にカマスが
北条湾に入っているのか確認すべく、10/12の水曜日に
北条湾へ短時間の調査釣行に行きました。
詳しくは以下のリンク先をご参照頂きたいですが、カマスは予想通り
北条湾内へ入って来ており、去年に比べると1ヶ月半ほど早く入って来ました。
■
早くもカマスの群れ現る?この調査釣行でハッキリしたことが、調査釣行の前の釣行、
10/9・10の連続釣行時に、足下にマ
イワシと思われる群れを目視で確認出来ているにも関わらず、壊滅的に
サビキ釣りで
青魚が釣れなかった理由が分かりました。
連続釣行の辺りでカマスの群れが
北条湾に現れ、それまではサイズはそれなりに大きいものの、
青物と思われるフィッシュイーターの数はあまり入って来ておらず、そこまで
青魚達が戦々恐々とするレベルに
北条湾内の状況がなっておらず、
青魚達の活性が上がれば
サビキ仕掛けにも食ってきていました。
ところが、連続釣行の辺りでカマスの群れ+
青物の群れも入って来るようになり、右を見ても左を見ても自分達を襲う可能性がある魚だらけになり、食事どころではなかった…という状況だったと思われます。
青物が今までよりも多く入って来ていた…ということは、今回の釣行でハッキリしましたので、ここについては後ほど詳しくお話しさせて頂きます。
本当に今の
北条湾は、仮に水中カメラで撮影したとすれば、下手な水族館より面白い画が撮れると思います。
去年のカマスラッシュの時もそうでしたが、
青物ラッシュの時は然程
釣り人の数は多くなりませんでしたが、カマスラッシュの時は「ここって有料の
釣り施設だっけ?」と思うほど、北条湾岸壁に等間隔で
釣り人が並び、
釣り座を確保するだけで一苦労でした。
こういうことからも、この日は普段よりかなり早めに自宅を出発し、午前1時過ぎに北条湾へ到着しますが…
みなさん、独自の情報収集のルートを持っていますからね…
午前1時の段階でほぼ
釣り座は埋まっており、ダイブセンターの前しか空いていませんでした。
それでも、釣り座を確保出来ただけまだマシで、午前3時を回ると物凄い数の車が北条湾岸壁に入って来ては、釣り座が空いていないので出て行き…を、私が帰る6時半頃まで繰り返す感じでした。
早速釣りを開始するのですが、この日は日の出の時刻を釣り終了の時刻とし、家内にどの時間帯に何の釣りをメインでやり、何の魚を狙うのか細かくタイムスケジュールを伝えてありました。
釣り開始から午前3時頃まではカマス狙い。
午前3時から午前4時半頃までは、泳がせ釣りの活餌で使うトウゴロウ
イワシ狙い。
午前4時半からは家内は
サビキ釣りで
青魚、私は泳がせで
青物…というスケジュールで釣りを開始します。
当日の状況はこんな感じでした。
釣りのことしか毎日考えていないから気付かなかったのか、すっかり秋めいてきており、夏はいつ終わったんだ?という感じで、むしろ冬の方が近い感じがするくらい寒かったです。
私も家内もカマス釣りから始めましたが、一応
サビキ釣りも平行してやっており、毎度の如く最初に釣れるのはこの方達です。
タイムスケジュールまで決めて、気合い十分で釣りに来ましたが、軽くテンションが下がります。
カマスの気配はビンビンに感じ、アタリはあるのですが一向に針掛かりせず、大人しい性格の家内が苛立つほど針掛かりしません。
この日のカマスは非常に活性が高く、かなりの頻度でアタリはありますが、完全にスレておりエサを突くような感じで一瞬咥えるのですが、すぐに離してしまいます。
ウキがビョンビョンと中途半端に沈むのですが、完全にカマスがエサを咥えていないので、どれだけ合わせても針掛かりするはずがありません。
それでも家内の執念の1匹。
この後も状況は変わらず、アタリはありますが、食いが浅く針掛かりさせることが出来ず、タイムスケジュール通りに午前4時頃カマス釣りは終了しました。
この日のカマス釣りのお話しはここで終了なんですが、今シーズンのカマスの動きとして非常にタナが浅いです。
これは、カマスが狙っているトウゴロウ
イワシが表層付近にいるからだと思われます。
トウゴロウ
イワシは北条湾にプランクトンを食べに来ています。
北条湾は街灯が海面に近いお蔭で、夜間でも
サビキ釣りで魚が釣れる…と言っても過言ではないのですが、植物プランクトンが光合成を行うために光がある場所を求めて表層付近に集まります。
その植物プランクトンを求めて動物プランクトンが集まります。
トウゴロウ
イワシだけではありませんが、
イワシ類もこの動物プランクトンを求めて北条湾へやって来ます。
プランクトンが多くいる、表層付近をトウゴロウイワシが泳いでいることから、トウゴロウイワシを求めてやって来たカマスも浅いタナ(層)にいるものと思われます。
カマスのタナは、狙う獲物で変わってしまいますので、次釣りに行った時に表層付近に絶対いる…と、確約は出来ませんが、調査釣行とこの日の釣行時は去年のカマスラッシュの時よりも半ヒロほど浅いタナにいました。
カマス狙いの釣りをされるのであれば、まず一ヒロ※くらいのタナから始めてみて下さい。
※一ヒロ(ひとひろ)=大人が両腕を横に伸ばした時の長さ
また、カマスは当然魚なのでほぼ360度に近い視野を持っていますが、獲物を狙う時は下から上を見上げるような感じで獲物を狙います。
カマスがいるタナを探る場合は、まず浅いタナから始め半ヒロずつ落としていくような感じで、アタリがない場合は更にタナを落として探ってみて下さい。
普段はあまりウキ釣りのお話しをしませんが、ウキ釣りの場合はタナが合っていないといくら頑張っても絶対魚は釣れません。
アタリが無い場合は、小まめにタナを変えてみて下さい。
この日釣れたカマスは20cmほどと、鉛筆カマスをようやく脱した感じでしたが、あと1ヶ月もすればゴン太の脂ののったカマスが釣れると思います。
釣り開始直後から、一応ネンブツダイを活餌に泳がせ釣りもやっていました。
連続釣行時に、ネンブツダイにも何がしかのフィッシュイーターが食ってきましたが、やはり活餌に最適なのは藤五郎(トウゴロウイワシ)…
カマスに続き、今度は家内にトウゴロウイワシを狙ってもらいます。
ちなみに、トウゴロウイワシを好んで釣ろう…と思う方はあまりいらっしゃらないと思いますが、トウゴロウイワシのアタリの特徴が食い上げ※をするんです。
※食い上げ=釣り針を咥えたまま上に浮いてきて竿先が真っ直ぐになる状態
上手く合わせないとサビキ仕掛けがグチャグチャになることもあるんですが、まともにトウゴロウイワシを狙うのであれば竿受けなどに竿を置きっぱなしにする「置き竿」ではなく、手で竿を持ったまま釣りをする「持ち竿」で釣るとバラしも少なく、サビキ仕掛けが絡まることもありません。
トウゴロウイワシの群れは確認出来ていたので、家内が早速持ち竿でトウゴロウイワシを釣ってくれました。
活餌のストックとして10匹ほど釣ってもらい、もう、藤五郎は良いから本物のイワシを釣ってくれ…と頼みますが、肝心なイワシの群れが、この日はこの時点では確認出来ませんでした。
すると…
前回の釣行時も釣れたミナミハタンポがヒット。
比較的暖かい海域を好む魚なんですが、どんどん海水温の上昇と共に、今まで相模湾、東京湾では釣れなかった魚が釣れるようになってきています。
ここ10年で激変しました。
ちなみに、今では北条湾で釣れることが当たり前になりつつありますが、カタボシイワシも一昔前は釣れませんでしたし、この魚も比較的暖かい海域を好む魚です。
そして、この後、そこまで要らん…というくらい藤五郎祭りが開催されます。
サビキ仕掛けを海中に入れれば、念仏…藤五郎…
トウゴロウイワシが釣れて40分ほど…
そろそろ何か
青魚がきてくれないと、本気で今シーズンのサビキ釣りは終了してしまうかもしれない…
こう、思い始めた頃…
ナント!25cmオーバーのビッグな
アジが!
これ…もしかして…時がくればイケるのでは??
まだ、イワシ類が北条湾に入って来ていないだけで、入ってくればくる(食ってくる)んじゃないか…
すると、泳がせ釣りにも反応が出始めます。
これは、今シーズンの
青物の傾向でもあるんですが、恐らく今まではワカシやイナダレベルの青物があまり入って来ておらず、それなりのサイズのフィッシュイーターが数匹毎日明け方に北条湾内へ入って来ていると思われます。
ワカシやイナダサイズですと、見た目には派手なアタックを繰り返し、時折魚自体が海面から飛び出すなど、若い魚だからこその激しいアタックを繰り返します。
派手なナブラなども出来ます。
しかし、今シーズンは良く観察していないと、フィッシュイーターが北条湾内にいるのかいないのか分からないレベルの地味な動きをしています。
フィッシュイーターが身体を反転させた時に出来る、海面が盛り上がるような波など音もなく静かに狩りをしている感じです。
アジがきて、この活餌の藤五郎の動き…
表面的には穏やかだけど、ここで確信しました…今日もいる…
しかも、活性が高く数匹はいる…
予想が当たるか外れるか…
なんて言えば良いか、私もいつも言葉を探しているんですが、匂いというか、風…というか、頭ではなく身体で感じる何かがあり、この日はまだ釣れていないのに、確実にイワシ類は釣れる…と、この時点で確信していました。
すると、上記のツイートをして10分も経たないうちにマイワシがヒット。
ウルメイワシも続いて釣れ、気持ち悪いくらいに一気に湧きました。
ここで活性が高くなったのは、青魚だけではなく青物の動きも活発になりました。
前回までの釣行時も、青物と思われるフィッシュイーターの存在が確認出来ていましたが、近々のブログ記事でも申し上げておりますように、ある程度のサイズ感のあるフィッシュイーターで派手なアタックはあまりしていませんでした。
しかし、この日は時折海面から飛び出したり、瞬間的に海面にナブラで出来、明らかにトウゴロウイワシかイワシ類の群れが襲われていることが分かりました。
今までのフィッシュイーターのアタックとは全く異なり、かなり派手で去年の青物ラッシュ時を彷彿とさせる感じでした。
こういうことから、この日はそれなりの数のフィッシュイーターが北条湾内にいたと思われ、北条湾内の魚達全体の活性が高い割には、当然のことながらサビキ釣りでの釣りは食いが渋く入れ食いになってもおかしくない雰囲気でしたが、入れ食いのようになることはありませんでした。
その後も活性高くアタックを繰り返すフィッシュイーター…
この日は活餌のストックのトウゴロウイワシを明け方に十分に釣り、去年の青物ラッシュ時のように、目の前で繰り広げられる食うか食われるかの死闘を、活餌がないために指を咥えて見ているだけ…という状況ではないため、今日こそは…と気合いが入りました。
家内にも、今日は釣りに来たのが早かったから、早めに帰ろうと思っていたけど、それなりにフィッシュイーターがいるので、最長で午前6時半頃まで釣りをしよう…と話しました。
しかし、先ほどまで結構な頻度で暴れていた活餌が全く動きません。
ん…
もしや…活餌が逃げた?(外れた)
活餌の状態を確認しますが、活餌に特に問題はありません。
派手に暴れているフィッシュイーターは恐らくワカシかイナダと予想し、比較的小さ目のトウゴロウイワシを泳がせていましたが、敢えて一番大きなサイズ(20cm以上)のトウゴロウイワシに変更。
活餌を大きくして、フィッシュイーターにアピールする作戦です。
活餌を交換し投げ入れて20分ほど経過した頃、家内が泳がせ釣りの竿が激しく揺れているのを確認します。
竿に近寄り確認すると、20cmサイズのトウゴロウイワシが投げ竿を激しく揺らすレベルで暴れています。
完全にフィッシュイーターにロックオンされている…
食ってくるまで2分は掛からない…
竿の前で待機し、一気に竿が引き込まれるのを固唾を飲んで待ちます…
竿立てが倒れ、一気に竿が海面目掛けて飛んで行きます。
竿を掴み大きく合わせ…
のった!!
引きはかなり強烈で、縦横無尽に走りました。
家内は去年の青物ラッシュ時に嫌は思い出があり、足元まで寄せたキハダ(キハダマグロ)を中々タモ入れ出来ず、結果的に糸が切れバラしてしまいました。
その後、タモ入れのやり方を徹底的に教え、この日は意外と落ち着いており、適格に指示通りに行動してくれました。
こういうこともあり、格闘していたのは僅か10分程度。
そして、釣れた魚はこちらです。
ツイートではワラサと申し上げておりますが、興奮と事前にワラサの釣果情報や北条湾内での目撃例を聞いていたので、先入観でツイートしてしまいましたが、正しくは
カンパチです。
70cm強あり、サイズの割りには難なく釣り上げることが出来ました。
以下のツイート内のリンクのライブ配信で、
カンパチを釣り上げる一連の動きがご覧頂けます。
ツイート内にもありますように、ライブ配信動画のタイムスタンプが14:08辺りからご覧頂くと、合わせ、寄せ、タモ入れ、釣り上げまでご覧頂けます。
前週、前々週が直近では一番大きなターニングポイントだったと思います。
それまで、夏より安定して釣れていた青魚がいきなり釣れなくなり、この原因はカマスの調査釣行や前回の記事などでもお話ししておりますが、その後約2週間程度の時間を掛け、少しずつカマス、若い青物達が北条湾内に入って来るようになり、まさにこの日などは本当に北条湾という湾が非常に賑やかなことが目視でも確認出来ました。
この日釣れた70cmサイズの青物は以前より北条湾内に入って来ていましたが、今まで何度も目撃してきた青物がこの1匹だけとは考えにくく、まだ定期的に入って来ている大型のフィッシュイーターがいると思われます。
ただここで少し懸念されることが、北条湾内が通常では有り得ない状況になっています。
どういうことかと言いますと、大型の肉食魚=今回釣れた
カンパチなど、中型の肉食魚=イナダなど、小型の肉食魚=カマスなど、そして追われる側の青魚等々、一言で言えば各々の魚達にとって非常にエサが豊富であることから、こういう状況になっていますが、狭い北条湾でこういう状況がいつまで続くか…という懸念があります。
去年の秋以降は、キレイに各々の魚達が入れ替わる形で北条湾に現れました。
青物とカマスもキレイ入れ替わりました。
しかし、今シーズンは近年北条湾で釣れる人気魚種が総結集しているような状況です。
現時点での北条湾での食物連鎖の頂点にいるのは青物です。
次にカマス…以降は青魚等の小魚となりここが底辺です。
最悪のパターンと言いますか、問題なのはフィッシュイーターに追われる側の魚達は北条湾内の豊富なプランクトンを求めてやって来ています。
確かに青魚以下の小魚達にも、エサが豊富で魅力的な餌場なんですが、これだけ毎日毎日戦々恐々とさせられる状況で、どこまで豊富なエサに拘るか…
エサを食べる前に、自分達が食べられたのでは元も子もありません。
最悪、青魚やそれ以下の小魚達が餌場を捨て(北条湾に来なくなる)、他の餌場に移動してしまうと、サビキも釣れない、カマスも釣れない、青物も釣れない…こういう連鎖が起こる可能性はゼロではありません。
今現在、北条湾で釣れるイワシ類の最大サイズは25cmほどです。
カマスは23cmくらいかと思います。
大型のフィッシュイーターは、25cmクラスのイワシやトウゴロウイワシを狙っています。
カマスのサイズが中途半端で、この日釣れたサイズの大型のフィッシュイーターからすると捕食対象になってしまいます。
カマスも自らが終われながら、獲物を追う…
こういうことが起きている可能性も十分にあります。
ただ、上記のような最悪の状況にはならないのではないか…と思う魚達の動きもこの日は感じました。
去年のカマスラッシュ時もカマスは同じような動きはしていましたが、概ね日没から日付が変わる頃までが一番釣り易い時間帯で、日付が変わる辺りから徐々にカマスの群れは北条湾を離れ始めますが、明け方日の出近くまで地味に釣れることも去年はありました。
まだ、カマスの釣果があった釣行が2回なので、もう少し調査は必要ですが、この日はピタリと午前3時でアタリが無くなりました。
青物自体は概ね、午前3時頃に姿を見せることが多いのですが、もしかするとカマス達は青物が北条湾内に入って来ると順次北条湾から出て行っているのではないか…こう感じました。
後ほど写真で詳しくお話し致しますが、この日の釣果は上記のカマスと青物が入れ替わる、住み分けをしているような動きを如実に表していると思います。
午前3時でカマスがいなくなり、その後大型のフィッシュイーターが北条湾内に入って来ますが、連続釣行時の時のようにカマスも青物も同時に同じ湾内にいる…という状況ではなかったことから、幾分イワシ達にも余裕が出て活性が上がったタイミングでサビキ仕掛けに食って来た…こう考えると合点がいく上に、この日の釣果の説明も付きます。
魚達も自らが食べられないように行動することも大事ですが、毎日キチンと食事に有り付き、生き延び子孫を残すことが最大の使命ですので、そう簡単にはエサが豊富な餌場を捨てることはないと思いますが、最悪の場合は去年よりもカマス、青物ともに早く北条湾から離れてしまう可能性はあります。
また、各エサが豊富…という点では、今シーズン北条湾で釣れる魚は近年稀に見る脂感があります。
イワシ類も
アジもカマスも、そしてこの日の
カンパチなどは養殖物か…と思うほど脂がのっていました。
冬支度ももちろんなんですが、やはりかなり今シーズンの北条湾はエサが豊富なんだと思います。
そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

こちらはこの日釣れた魚種(カンパチ以外)です。

左から
アジ(マ
アジ)、マイワシ、カマス、ウルメイワシ、右にいってミナミハタンポ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイです。
ネンブツダイとトウゴロウイワシは活餌として使っていて、弱ったり死んでしまったものを持ち帰り、元気いっぱいの魚達は全てリリースしました。
当たり前ですが、カンパチは一緒にまな板にのらないので別枠で。

サイズは70cm強です。
比較写真ですが、ツイートにもありますように、上のマイワシは約25cm弱くらいです。
ここからは、大きな魚を自宅で捌く際の注意点を簡単にご説明させて頂きます。
まず、釣り上げてどうやって持ち帰っているのか…
現地で必ずやることは血抜き(活き締め)です。
血抜き(活き締め)の方法はいろいろあるので、WEBで検索すると分かりやすく解説してあるサイトなどを参考にしてみて下さい。
【参考】~魚の締め方と持ち帰り方~ SHIMANO私は1年を通してサビキ釣りをメインとしてやっており、カマスや青物などの釣りは1年のうちの数ヶ月しかやりません。
オマケにこのサイズの魚を1回の釣行で続けて何匹も釣ることもなく、1匹釣れればその時点で納竿とし帰路に着きます。
自宅まで40分ほどなので、大きな魚が釣れた時用に、厚手のポリ袋を持ち歩いており魚をポリ袋で包むようにし、その上からもう一枚ポリ袋を被せ、直接魚に氷が当たらないようにし、コンビニでロックアイスを3袋くらい購入し冷やしながら持ち帰っています。
これでも特に問題はなく、極端に鮮度が落ち魚が美味しくなかったということも今までありません。
大きな魚が釣れても続けて釣りをする方や、自宅から北条湾までの距離がある方、電車の移動で釣りに来られている方は、上記のリンクなどを参照に現地での魚の下処理や、持ち帰る方法を見てみて下さい。
青物、青魚の場合は特になんですが、この血抜きをするかしないかで、後に食べた時の味や風味が各段に変わってしまいます。
そして、次は自宅に帰ってからですが、仮にすぐに調理し食べない場合でも、腸と鰓はすぐに取り除いた方が無難です。
魚の腐敗は腸と鰓から始まります。
取り除かず放置すますと、臭いが移ってしまったり、身も一緒に腐敗が早まる原因になってしまいます。
また、昨今話題になっているアニサキス対策でも、腸はすぐに取り除いた方が良いです。
アニサキスは海洋生物の主に腸管に寄生します。
宿主が死ぬと、概ね24h以内に内臓から身に移ります。
内臓以外ですと、筋肉や身と皮の間などに移ることが多いです。
魚を釣りなるべく早く腸を取り出すことで、身に移ることを防ぐことが出来ます。
また、魚の大きさが70cmクラスになりますと、腸だけではありませんが、捨てる部位の大きさもそれなりになります。
ご自宅で出る生ゴミの量が増えてしまいますが、量にもよりますが現地に捨てますと廃棄物処理法などの法律に抵触することもあり、何より北条湾は近隣に住宅もあり、腐れば酷い腐敗臭を放ちます。
現地で捌く場合は、腸や鰓を含め、捨てる部位は必ずお持ち帰り下さい。
そして、今までこういった大型魚を釣り捌いたことはないけど、チャレンジしてみたい…という方がいらっしゃいましたら、最低でも出刃包丁、もっと言えば良く切れる牛刀、刺身包丁を事前に準備することをお勧め致します。
70cmクラスになりますと、一般的な包丁だけでは捌ききれません。
特に中骨やカマ、頭、ヒレなどは、切る際に刃こぼれしたり、下手をすると包丁が割れてしまいます。
また、包丁は切れない包丁を使う方が、大けがをし易く危険です。
切れないがために渾身の力を入れて切ろうとし、手が滑って指を落とすことなどもあります。
滑り止めや、魚の骨や鰓などで怪我をしないためにも、魚を抑える側の手は軍手をはめて調理することをお勧め致します。
実際の魚の捌き方ですが、三枚卸しや四枚卸しなど、方法は多様にあります。
お金を貰って魚を捌くわけではないので、見栄えは多少悪くても問題ないと思います。
私がここでゴチャゴチャ文章で説明するより、今は分かりやすく解説しているサイトや動画などがたくさんあります。
いくつか検索してみて、ご自身がやり易い方法を探してみて下さい。
皮引きなども、このサイズになりますとサビキで釣った青魚の皮を手で剥くのとは違い、必須ですのでいくつか検索してみて下さい。
魚料理ですが、朝晩とカンパチ尽くしにしても食べ切れなかったので、娘夫婦にもお裾分けしたくらいでしたが、朝食、夕食と兄弟猫のご飯を合わせてご紹介させて頂きます。
まずはカマの部分を含む頭と体の部分を切り離します。

青丸のところに腹ビレがあるのですが、腹ビレ、胸ビレの付け根のところを、各ヒレがカマ側に残るように切断します。
こちらは頭と身体を切断した頭側の断面図です。
カマと頭を切り離す前の状態です。

次に頭とカマを切断するのですが、上下の鰓の付け根を切断します。
どの動物も同じですが、頭は基本的に強固な骨で覆われています。
頭上側は特に硬いので、一度に切り落とそうとせず、出刃包丁で少しずつ切れ目を入れていき、最後に一気に叩き切る感じで切断して下さい。
こちらは頭(かしら)とカマを切り離し、頭を二つに割った状態です。

こちらはカマと頭を切り離し、カマを二つに切った状態です。

そしてこちらは頭の部分で、鰓を切り落としているところです。
先ほども申し上げましたが、釣ったその日に調理しなくとも、この鰓と腸は取り除いて保存することをお勧め致します。
そして、次は体の部分を捌いていきます。
今回は刺身の身や焼き用の柵の身を少しでも多く残すために、ヒラメやカレイを卸す時の捌き方で四枚卸しという方法で捌きました。
ちなみに、ヒラメやカレイの場合は、エンガワの部分も卸す場合は五枚卸しという捌き方もあります。
魚の体側の血合い骨がある、ちょうど真ん中辺りを、魚の頭側から尾側に中骨に包丁の先端をを当てながら横に切っていき、筋目が入ったらその筋目から骨に沿って削ぎ落すように身を切っていきます。
こうすると、左右で腹側の身と背中側の身が1セットずつ2つ出来ると思います。
私は少しでも無駄なく食べるために、だいたい腹身側の身は柵にして焼き用、背中側の身を刺身ようにして食べることが多いです。
腹身側の身には、腹骨や尻ビレなどが残ってしまうので、刺身で食べる場合は切り落とさなければなりません。
しかし、腹身は一番脂がのる部位で、ヒラメのエンガワと同じで骨回りの身はとても締りが良い上に脂ものっている部位、魚の身で一番美味しいところと言っても過言ではないので、焼いてキレイに食べるようにしています。
食べられるところは食べ尽す…
今回もカンパチの命の頂いている…感謝の気持ちを込めて獲った命は無駄にしないように心掛けています。
そして、その無駄にしないことと、骨回りの身…
マグロではありませんが、70cmくらいのサイズになるそれなりに所謂「中落ち」の身が取れます。

容器の都合上、 中骨を二つに切りましたが、この中骨にくっついている身をスプーンで削ぎ落します。
削ぎ落すとこんな感じになります。

マグロのみならず、どんな魚でも取れるようであれば、この中落ちの身は絶品です。
脂感がある鶏のササミみたいな感じです。
ザックリとですが、こんな感じでカンパチを部位ごとに卸しました。
ここからは部位ごとの
魚料理です。
まず、頭(かしら)は兜焼きにしました。

カンパチの兜焼き

カマはそのままカマ焼き、腹身側を柵に切った身は塩焼きにしました。
腹身側の柵に切った焼く前の身です。
ちなみに半身です。(片側だけです)

カマ焼きと腹身の塩焼きです。

カンパチのカマ焼きと腹身の塩焼き

ちなみにカンパチの身の柵を焼くと、これでもかっ!てくらい脂が滴りました。
しつこくて恐縮ですが、本当に脂がのっていました。
先ほど簡単にお話し致しました中落ちは、軽くネギと一緒に叩いて中落ち丼にしました。

カンパチの中落ち丼

ネギと一緒に敢えて雑に叩き、カンパチの身を完全に潰さないようにすると、骨回りの身なので独特のプリプリとした食感が楽しめます。
そして、最後にお刺身です。

カンパチの刺身

腹身側は焼き用の柵にしましたので、背側の身を刺身にしました。
これで、半身です。
切っていない半身が残っている状態で、同じものをもう一皿作れる感じです。
捌いてみて、これはどう考えても私達だけでは食べ切れない…ということで急遽娘夫婦にお裾分けすることにしました。
自分で言うのも何なんですが、ツイートでもお話し致しましたが、カンパチの釣果で大興奮し帰路の車内でビールが進んでしまい、写真を撮ったことすら忘れるくらい酔っていたのに、良くここまで捌けたな…と我ながら感心してしまいました。w
そして、このカンパチを前にしては影が薄くなっても仕方ないんですが、一応サビキで釣れたアジもそれなりのサイズだったことから、1匹ずつ釣れたアジとカマスで名付けて「アジカマご飯」を作りました。

アジが25cm弱なんですが、サイズもさることながら、とにかく丸々と太っており、カンパチがあるので兄妹猫達にお裾分けしても良かったのですが、マイワシとウルメイワシが必然的に兄妹猫のご飯になることから、アジはその太さからどうしても自分達で食べたく、カマスに関しては兄妹猫が、どうせ躊躇しながら食べるのではないか…という予想からアジとカマスで炊き込みました。

アジとカマスは腸は取り除き、カマスは鱗も剥ぎます。
お好みで塩を振っても美味しく炊けますが、何も足さなくても十分です。
今回はアジとカマスのみで、調味料は一切使いませんでした。
水は普通にお米を炊く時よりも多めに入れて炊きます。
そして、出来上がりがこちらです。

アジカマご飯

上に少し盛ってある白い魚の身はカンパチを焼いた身をほぐしたものです。
アジとカマスで炊き上げたご飯、更にカンパチのほぐし身をのせ、塩を少々掛けます。
もちろんそのまま食べても良いのですが、これだとお茶漬けも美味しいと思います。
物凄く贅沢なご飯で、マジで美味かったです。
写真は撮りませんでしたが、あまりに美味かったのでおにぎりにして食べましたが、おにぎりも絶品でした。
この日は兄妹猫のご飯も朝夕と贅沢なものになりました。
朝食はマイワシ、ウルメイワシ、トウゴロウイワシ、ミナミハタンポ、ネンブツダイを焼いてあげました。

藤五郎と念仏はいつものパターンですが、マイワシは恐らく兄妹揃って初だと思います。

先代猫の夏ちゃんは良く食べていましたが、今の兄妹は恐らく初だと思います。
妹猫がご飯を残しましたが、少し量が多くなってしまい残すかな…と思っていたので、何か気に入らなくて残したわけではなく、本人にはお腹一杯食べたと思います。
最後は兄猫がお皿を掃除する勢いでキレイに食べてくれました。
兄妹猫の夕飯は更にゴージャスに…
ナント!カンパチの柵を焼いてあげました。
当初は兄妹猫の夕飯は考えていなかったのですが、家内は朝食はパン派で私は仕事がらおにぎりを持って行って朝食は済ませるので、実質自宅でご飯を食べるのは夫婦で1日1回なんです。
そう考えると、娘夫婦にお裾分けしたとはいえ、いつ食べ切れるのか…
毎日カンパチになるのでは…
せっかく鮮度抜群なのに時間を置き過ぎるのも勿体ない…
こんなことから、自分達用に焼いたのですが、兄妹猫にお裾分けして余ったカンパチを自分達が食べよう…となり、急遽兄妹猫の夕食となりました。
ツイートにもありますように、去年イナダを釣った時は妹猫が豪快に拒否しました。

些か食べてくれるか心配だったのですが、「イナダとは比べ物にならないくらい脂がのっているから大丈夫だろう…」と人間目線で思っていたのですが…
まさかのどんでん返し。
妹猫ばかりに気を取られていましたが、ナント!何でも食べる兄猫が豪快に拒否。
連れ戻して再び促すも拒否。
予想していなかった展開に少々驚きました。
もう兄猫はカンパチは食べないだろうな…と仕方なく猫缶を用意しようとしたその時…
妹猫が食べ終わった途端にそそくさとやって来て、突然妹猫が残したカンパチを食べ始めます。
妹猫とは当然同じものをあげているのですが…
隣の芝生は青く見えるんですね…
翌々考えると、猫缶でも液状の猫缶を妹猫は好み、兄猫は汁気がないパサパサした猫缶を好むんです。
(注)だから兄猫は念仏、藤五郎も食べるんだと思いました。w
カンパチの脂がのり過ぎていて兄猫は拒否したけど、食ってみたら美味かった…的な展開だと思います。
何れにしても、兄妹揃ってカンパチも食べてくれ、良かったと思います。
だいぶ長い記事になってしまいましたが、ここまでお読み頂きありがとうございます。
この日は、今までの流れからもお分かり頂けると思いますが、朝晩2回北条湾定食を作ることが出来ました。

北条湾定食(朝)

北条湾定食(夜)朝はカンパチの中落ち丼と兜焼きです。
夜はアジカマご飯と、カンパチの刺身、カマ焼きと塩焼きです。
かなり贅沢な1日を過ごすことが出来ました。
自画自賛で恐縮ですが、かなり久しぶりにこんなに美味い青物の刺身を食べたように思います。
引っ張ったわけではなく、記事を書いていてまさに今思い出したので、記事の構成としてはおかしな流れになるかもしれませんが、なぜ??と聞かれると現段階では理由はハッキリとは分からないのですが、これだけカマスを含めフィッシュイーターを目撃し、実際に今回釣果をお示しすることが出来たのですが、ルアーにはほとんど無反応なように見受けられます。
ちょこちょこルアーをされている方を見るのですが、釣れているところを見た事がないですし、ルアーをされている方を見ていても、ルアーそのものをフィッシュイーターが追っているように見えないんです。
これだけあの狭い湾にフィッシュイーターがいますので、全く無反応…というわけではないのかもしれませんが、やはり今の段階でどの魚がどの魚を狙っているのか良く観察し、その魚を活餌に使うことが一番効率は良いと思います。
次回は土日共に中潮と潮の動きとしては期待出来そうです。
また、ご報告させて頂きます。
・
2022年10月16日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子・
2022年10月16日午前6時半頃の花暮岸壁周辺の様子
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テーマ : 釣り ジャンル : 趣味・実用