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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  北条湾  ムツ  カマス  カンパチ  イナダ  ヒラスズキ  泳がせ  活餌  

【三崎港・北条湾】2022年秋の北条湾での釣りの傾向と対策

こんにちは。

前回の釣行記事(2022/11/13釣行)の補足的になりますが、釣果から予測出来る今の北条湾での釣りの傾向と対策を簡単にまとめてみたいと思います。

今の北条湾は本当に予測不能なので、憶測的なお話しはせず、あくまで釣果実績から、アドバイス的に分析してみたいと思います。

まずはカマスです。

カマスは2022/10/12の釣行で初めて釣果を確認しました。

早くもカマスの群れ現る?(2022年10月12日)



カマスはオーソドックスな電気ウキでのウキ釣りで、エサはサンマの切り身(極小サンマ)を使いました。

極小のサンマの切り身


去年もカマスラッシュが終了しそうな頃は、カマスがかなりスレてしまい非常に食いが浅く※針掛かりさせるのが難しかったです。

※通常カマスはエサを一気に飲み込むようにかぶり付くのですが、釣り針を警戒し口先だけでかじるようなエサの食べ方をしているため、アタリがあっても針を咥えていないので針に掛かりませんでした。

今シーズン初の釣果を確認出来たこの日も、アタリはバンバンありましたが40分ほど釣りをして釣り上げられたのはこの1匹だけでした。

そこで、今シーズンは使う針を変えてみました。

カマス釣りに使用した釣り針


真ん中の2つの針(カマス・丸セイゴ)は、一般的にカマス狙いで釣りをする時の釣り針です。※

※釣り針のサイズの号数は去年のものも含まれているので無視して下さい。

カマスがスレており、食いが浅いので針を咥え易くするために、今シーズンはアナゴ、ウナギ針で釣りをしました。

良く見て頂くと針の違いがお分かり頂けると思いますが、カマス・セイゴ針はフトコロが広く胴が短いと思います。

カマスの口は、鳥のくちばしのように先に長く尖っているので、口全体が細いです。

スムーズにカマスの口の中に釣り針が入り易くするために、釣り針のフトコロが狭く胴が長いウナギ・アナゴ針を使用しました。

そして、アナゴ針は釣り針のチモトに蛍光の緑色の塗料が塗布してあると思います。

日中しか活動せず、夜間は砂の中に潜って寝る、まるで人間のような生活リズムの、ふざけた魚のベラなどは例外として、夜行性ではなくとも夜間も活動する魚は往々にして蛍光の緑色に良く反応します。

こういうことから、写真右側のアナゴ針を使ってみましたが、これは大外れでカマスに警戒され露骨にアタリがありませんでした。

写真左側のシンプルなうなぎ針が一番効果があり、今シーズン釣れたカマスは全てウナギ針で釣りました。

前回の釣行時点(2022/11/13)で、カマスの群れは確認出来ていませんが、海水温も問題なくカマスのエサとなる小魚も北条湾内にいますので、出戻り的にカマスの群れが再び北条湾へ戻って来る可能性はゼロではありません。

ちなみに前回の釣行記事でもお話し致しましたが、ルアーにはほとんど反応していませんでした。

カマスをエサ釣りで狙う場合の参考にして頂ければと思います。

オマケ的ですが、カマスが釣れていた時に、意外な外道でムツが釣れました。

かつてない30cmオーバーのムツをGET!(2022年10月23日)



ムツもカマスと時を同じくして北条湾を離れたと思われ、今の時点でムツの群れは確認出来ていません。

次は地味に熱いのがボラです。

前回の釣行時は50cm~70cmくらいのサイズと思われるボラが3度サビキ仕掛けに掛かりましたが、如何せんサビキ仕掛けで釣り上げられるサイズではないので、何れも糸が切れてしまいバラしてしまいました。

焼きも刺身も激ウマ!長潮の北条湾で脂ののった寒ボラをGET!(2022年11月3日)



かなりの頻度でボラは北条湾内に入って来ており、まともに狙えばそれなりのサイズのボラが釣れると思います。

今の時期のボラは寒ボラと言って、目が見えなくなるほど脂を溜め込み、食べても美味しく、溜め込む脂の影響で視力が低下するので釣り易いです。

目でエサを見付けて食べるのではなく、寒ボラはほぼ嗅覚だけでエサを食べます。

ボラは雑食性で、基本的に何でも食べますので、クロダイ用の撒き餌などを流用し狙ってみるのはアリだと思います。

実際に釣り針に付けるエサは、雑食性故に何でも良いので、逆に選定が難しいのですが、ボラは身体のサイズの割りに口が小さいので、オキアミであればMサイズ、アオイソメなどの虫餌を使う場合はあまり垂らさず短く切ること、サナギやマグロの赤身などでも釣れます。※

※何れのエサも北条湾でない場所も含まれますが釣果実績はあります。

次回の釣行時は、私もまともにボラを狙ってみようと思い、現在撒き餌、エサを何にするか思案中です。

ボラ釣りの結果は、追って改めてご報告させて頂きます。

ここからは大型のフィッシュイーターのお話しになります。

基本的に釣るための仕掛けとエサは同じなので、今シーズンの釣果実績の後にまとめてご説明致します。

ちなみに今からお話し致します、フィッシュイーターの類も、ルアーにはほとんど反応していません。

大満足の1匹・70cmのカンパチをGET!(2022年10月16日)



※ワラサとツイートしておりますが、正しくはカンパチです。

カンパチ・寒ボラに続き45cmのイナダをGET!(2022年11月6日)



前週のイナダに続きヒラスズキをGET!(2022年11月13日)



※セイゴ・フッコとツイートしておりますが、正しくはヒラスズキです。

これらは、何れもシンプルなエレベーター式の泳がせ釣りで釣りました。

先ほども申し上げましたが、ルアーにはほとんど反応しておらず、ルアーで釣っている人も見たことがありません。

これも純粋に今現在北条湾内に入ってくる、大型のフィッシュイーターがスレているからだと思われます。

エレベーター式の泳がせ釣りの仕掛けは以下の仕掛けです。

エレベーター式

エレベーター式の仕掛け


これに活餌を付けて泳がせておく釣りです。

活餌は生きた魚を買って行く方法と、現地で調達する方法があります。

活餌を買って行く場合については、私は活餌を買って釣りをしていないので、何の活餌が良いのか…などの実績がないのでコメントは控えさせて頂きます。

現地調達の場合は、今の北条湾で活餌に出来そうな小魚は、サビキ釣りでネンブツダイかトウゴロウイワシが釣れます。

他の青魚なども稀に釣れますが、青魚の群れはほとんど北条湾内に入って来ておらず、数釣りはかなり難しいと思います。

ネンブツダイを泳がせ釣りの活餌にした場合は、今シーズンは一度反応があっただけです。

何れのフィッシュイーターも、活餌はトウゴロウイワシを付けていた時に釣れました。

そして、このトウゴロウイワシですが、残念ながらトウゴロウイワシですらスレており、反応するサビキ仕掛けも限られています。

前回の釣行時まででの感触は、シンプルなトリックサビキとシラススキンのサビキ仕掛けに良く反応します。

実際に私が使っているトリックサビキのサビキ仕掛けがこちらです。

2022年4月17日釣行時に使用したサビキ仕掛け


このままでも、十分釣れますが、私はこのサビキ仕掛けのチモトに蛍光の緑色の塗料を塗布して使っています。

傾向塗料を塗布したサビキ仕掛け


こちらはシラススキンのサビキ仕掛けです。

2022年4月17日釣行時に使用したサビキ仕掛け


今シーズンの青魚はこのシラススキンのサビキ仕掛けにほとんど反応せず、ピンクスキンのサビキ仕掛けが有効なのですが、トウゴロウイワシはシラススキンのサビキ仕掛けに良く反応しています。

ピンクスキンのサビキ仕掛け


前回の釣行記事でもお話し致しましたが、今の北条湾は魚はいるのですが釣りにくい要素が五万とあり、かなり魚を釣ることが難しくなっています。※

※なぜ魚が釣りにくいのかはコチラの記事をご一読下さい。

ただ、魚はいますので、北条湾へご釣行の際の一助になれば幸いです。

実績がないので、文中ではお話ししませんでしたが、恐らくイカの類の群れが入って来ており、イカはネンブツダイを好んでアタックしているように見受けられます。

ボラ同様に、この辺も探りながら釣りをしていきますので、動きが有り次第都度ご報告させて頂きます。

ちなみに、ルアー同様にイカも餌木にはほとんど反応していません。

一発勝負的な釣行になり、ボウズになる確率が高いですが、北条湾へご釣行の際の参考にして頂ければと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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テーマ : 釣り    ジャンル : 趣味・実用


Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  魚料理  カンパチ  青物  アジ  イワシ  青魚  

【三崎港・北条湾】大満足の1匹・70cmのカンパチをGET!(2022年10月16日)

こんにちは。

ブログのタイトルを見てしまいますと、そこの話を先にしろ…と言われそうなので、釣行の流れは端的にカンパチの部分を主にお話しさせて頂きます。

この週は週中にカマスが北条湾に入っているのか確認すべく、10/12の水曜日に北条湾へ短時間の調査釣行に行きました。

詳しくは以下のリンク先をご参照頂きたいですが、カマスは予想通り北条湾内へ入って来ており、去年に比べると1ヶ月半ほど早く入って来ました。

早くもカマスの群れ現る?

この調査釣行でハッキリしたことが、調査釣行の前の釣行、10/9・10の連続釣行時に、足下にマイワシと思われる群れを目視で確認出来ているにも関わらず、壊滅的にサビキ釣り青魚が釣れなかった理由が分かりました。

連続釣行の辺りでカマスの群れが北条湾に現れ、それまではサイズはそれなりに大きいものの、青物と思われるフィッシュイーターの数はあまり入って来ておらず、そこまで青魚達が戦々恐々とするレベルに北条湾内の状況がなっておらず、青魚達の活性が上がればサビキ仕掛けにも食ってきていました。

ところが、連続釣行の辺りでカマスの群れ+青物の群れも入って来るようになり、右を見ても左を見ても自分達を襲う可能性がある魚だらけになり、食事どころではなかった…という状況だったと思われます。

青物が今までよりも多く入って来ていた…ということは、今回の釣行でハッキリしましたので、ここについては後ほど詳しくお話しさせて頂きます。

本当に今の北条湾は、仮に水中カメラで撮影したとすれば、下手な水族館より面白い画が撮れると思います。

去年のカマスラッシュの時もそうでしたが、青物ラッシュの時は然程釣り人の数は多くなりませんでしたが、カマスラッシュの時は「ここって有料の釣り施設だっけ?」と思うほど、北条湾岸壁に等間隔で釣り人が並び、釣り座を確保するだけで一苦労でした。

こういうことからも、この日は普段よりかなり早めに自宅を出発し、午前1時過ぎに北条湾へ到着しますが…

みなさん、独自の情報収集のルートを持っていますからね…

午前1時の段階でほぼ釣り座は埋まっており、ダイブセンターの前しか空いていませんでした。

それでも、釣り座を確保出来ただけまだマシで、午前3時を回ると物凄い数の車が北条湾岸壁に入って来ては、釣り座が空いていないので出て行き…を、私が帰る6時半頃まで繰り返す感じでした。



早速釣りを開始するのですが、この日は日の出の時刻を釣り終了の時刻とし、家内にどの時間帯に何の釣りをメインでやり、何の魚を狙うのか細かくタイムスケジュールを伝えてありました。

釣り開始から午前3時頃まではカマス狙い。

午前3時から午前4時半頃までは、泳がせ釣りの活餌で使うトウゴロウイワシ狙い。

午前4時半からは家内はサビキ釣りで青魚、私は泳がせで青物…というスケジュールで釣りを開始します。

当日の状況はこんな感じでした。



釣りのことしか毎日考えていないから気付かなかったのか、すっかり秋めいてきており、夏はいつ終わったんだ?という感じで、むしろ冬の方が近い感じがするくらい寒かったです。

私も家内もカマス釣りから始めましたが、一応サビキ釣りも平行してやっており、毎度の如く最初に釣れるのはこの方達です。



タイムスケジュールまで決めて、気合い十分で釣りに来ましたが、軽くテンションが下がります。

カマスの気配はビンビンに感じ、アタリはあるのですが一向に針掛かりせず、大人しい性格の家内が苛立つほど針掛かりしません。



この日のカマスは非常に活性が高く、かなりの頻度でアタリはありますが、完全にスレておりエサを突くような感じで一瞬咥えるのですが、すぐに離してしまいます。

ウキがビョンビョンと中途半端に沈むのですが、完全にカマスがエサを咥えていないので、どれだけ合わせても針掛かりするはずがありません。

それでも家内の執念の1匹。



この後も状況は変わらず、アタリはありますが、食いが浅く針掛かりさせることが出来ず、タイムスケジュール通りに午前4時頃カマス釣りは終了しました。

この日のカマス釣りのお話しはここで終了なんですが、今シーズンのカマスの動きとして非常にタナが浅いです。

これは、カマスが狙っているトウゴロウイワシが表層付近にいるからだと思われます。

トウゴロウイワシは北条湾にプランクトンを食べに来ています。

北条湾は街灯が海面に近いお蔭で、夜間でもサビキ釣りで魚が釣れる…と言っても過言ではないのですが、植物プランクトンが光合成を行うために光がある場所を求めて表層付近に集まります。

その植物プランクトンを求めて動物プランクトンが集まります。

トウゴロウイワシだけではありませんが、イワシ類もこの動物プランクトンを求めて北条湾へやって来ます。

プランクトンが多くいる、表層付近をトウゴロウイワシが泳いでいることから、トウゴロウイワシを求めてやって来たカマスも浅いタナ(層)にいるものと思われます。

カマスのタナは、狙う獲物で変わってしまいますので、次釣りに行った時に表層付近に絶対いる…と、確約は出来ませんが、調査釣行とこの日の釣行時は去年のカマスラッシュの時よりも半ヒロほど浅いタナにいました。

カマス狙いの釣りをされるのであれば、まず一ヒロ※くらいのタナから始めてみて下さい。

※一ヒロ(ひとひろ)=大人が両腕を横に伸ばした時の長さ

また、カマスは当然魚なのでほぼ360度に近い視野を持っていますが、獲物を狙う時は下から上を見上げるような感じで獲物を狙います。

カマスがいるタナを探る場合は、まず浅いタナから始め半ヒロずつ落としていくような感じで、アタリがない場合は更にタナを落として探ってみて下さい。

普段はあまりウキ釣りのお話しをしませんが、ウキ釣りの場合はタナが合っていないといくら頑張っても絶対魚は釣れません。

アタリが無い場合は、小まめにタナを変えてみて下さい。

この日釣れたカマスは20cmほどと、鉛筆カマスをようやく脱した感じでしたが、あと1ヶ月もすればゴン太の脂ののったカマスが釣れると思います。

釣り開始直後から、一応ネンブツダイを活餌に泳がせ釣りもやっていました。

連続釣行時に、ネンブツダイにも何がしかのフィッシュイーターが食ってきましたが、やはり活餌に最適なのは藤五郎(トウゴロウイワシ)…

カマスに続き、今度は家内にトウゴロウイワシを狙ってもらいます。

ちなみに、トウゴロウイワシを好んで釣ろう…と思う方はあまりいらっしゃらないと思いますが、トウゴロウイワシのアタリの特徴が食い上げ※をするんです。

※食い上げ=釣り針を咥えたまま上に浮いてきて竿先が真っ直ぐになる状態

上手く合わせないとサビキ仕掛けがグチャグチャになることもあるんですが、まともにトウゴロウイワシを狙うのであれば竿受けなどに竿を置きっぱなしにする「置き竿」ではなく、手で竿を持ったまま釣りをする「持ち竿」で釣るとバラしも少なく、サビキ仕掛けが絡まることもありません。

トウゴロウイワシの群れは確認出来ていたので、家内が早速持ち竿でトウゴロウイワシを釣ってくれました。



活餌のストックとして10匹ほど釣ってもらい、もう、藤五郎は良いから本物のイワシを釣ってくれ…と頼みますが、肝心なイワシの群れが、この日はこの時点では確認出来ませんでした。



すると…

前回の釣行時も釣れたミナミハタンポがヒット。



比較的暖かい海域を好む魚なんですが、どんどん海水温の上昇と共に、今まで相模湾、東京湾では釣れなかった魚が釣れるようになってきています。

ここ10年で激変しました。

ちなみに、今では北条湾で釣れることが当たり前になりつつありますが、カタボシイワシも一昔前は釣れませんでしたし、この魚も比較的暖かい海域を好む魚です。

そして、この後、そこまで要らん…というくらい藤五郎祭りが開催されます。

サビキ仕掛けを海中に入れれば、念仏…藤五郎…

トウゴロウイワシが釣れて40分ほど…

そろそろ何か青魚がきてくれないと、本気で今シーズンのサビキ釣りは終了してしまうかもしれない…



こう、思い始めた頃…

ナント!25cmオーバーのビッグなアジが!



これ…もしかして…時がくればイケるのでは??

まだ、イワシ類が北条湾に入って来ていないだけで、入ってくればくる(食ってくる)んじゃないか…

すると、泳がせ釣りにも反応が出始めます。



これは、今シーズンの青物の傾向でもあるんですが、恐らく今まではワカシやイナダレベルの青物があまり入って来ておらず、それなりのサイズのフィッシュイーターが数匹毎日明け方に北条湾内へ入って来ていると思われます。

ワカシやイナダサイズですと、見た目には派手なアタックを繰り返し、時折魚自体が海面から飛び出すなど、若い魚だからこその激しいアタックを繰り返します。

派手なナブラなども出来ます。

しかし、今シーズンは良く観察していないと、フィッシュイーターが北条湾内にいるのかいないのか分からないレベルの地味な動きをしています。

フィッシュイーターが身体を反転させた時に出来る、海面が盛り上がるような波など音もなく静かに狩りをしている感じです。

アジがきて、この活餌の藤五郎の動き…

表面的には穏やかだけど、ここで確信しました…今日もいる…

しかも、活性が高く数匹はいる…



予想が当たるか外れるか…

なんて言えば良いか、私もいつも言葉を探しているんですが、匂いというか、風…というか、頭ではなく身体で感じる何かがあり、この日はまだ釣れていないのに、確実にイワシ類は釣れる…と、この時点で確信していました。

すると、上記のツイートをして10分も経たないうちにマイワシがヒット。





ウルメイワシも続いて釣れ、気持ち悪いくらいに一気に湧きました。



ここで活性が高くなったのは、青魚だけではなく青物の動きも活発になりました。

前回までの釣行時も、青物と思われるフィッシュイーターの存在が確認出来ていましたが、近々のブログ記事でも申し上げておりますように、ある程度のサイズ感のあるフィッシュイーターで派手なアタックはあまりしていませんでした。

しかし、この日は時折海面から飛び出したり、瞬間的に海面にナブラで出来、明らかにトウゴロウイワシかイワシ類の群れが襲われていることが分かりました。

今までのフィッシュイーターのアタックとは全く異なり、かなり派手で去年の青物ラッシュ時を彷彿とさせる感じでした。

こういうことから、この日はそれなりの数のフィッシュイーターが北条湾内にいたと思われ、北条湾内の魚達全体の活性が高い割には、当然のことながらサビキ釣りでの釣りは食いが渋く入れ食いになってもおかしくない雰囲気でしたが、入れ食いのようになることはありませんでした。

その後も活性高くアタックを繰り返すフィッシュイーター…

この日は活餌のストックのトウゴロウイワシを明け方に十分に釣り、去年の青物ラッシュ時のように、目の前で繰り広げられる食うか食われるかの死闘を、活餌がないために指を咥えて見ているだけ…という状況ではないため、今日こそは…と気合いが入りました。

家内にも、今日は釣りに来たのが早かったから、早めに帰ろうと思っていたけど、それなりにフィッシュイーターがいるので、最長で午前6時半頃まで釣りをしよう…と話しました。

しかし、先ほどまで結構な頻度で暴れていた活餌が全く動きません。

ん…

もしや…活餌が逃げた?(外れた)

活餌の状態を確認しますが、活餌に特に問題はありません。

派手に暴れているフィッシュイーターは恐らくワカシかイナダと予想し、比較的小さ目のトウゴロウイワシを泳がせていましたが、敢えて一番大きなサイズ(20cm以上)のトウゴロウイワシに変更。

活餌を大きくして、フィッシュイーターにアピールする作戦です。

活餌を交換し投げ入れて20分ほど経過した頃、家内が泳がせ釣りの竿が激しく揺れているのを確認します。

竿に近寄り確認すると、20cmサイズのトウゴロウイワシが投げ竿を激しく揺らすレベルで暴れています。

完全にフィッシュイーターにロックオンされている…

食ってくるまで2分は掛からない…

竿の前で待機し、一気に竿が引き込まれるのを固唾を飲んで待ちます…

竿立てが倒れ、一気に竿が海面目掛けて飛んで行きます。

竿を掴み大きく合わせ…

のった!!

引きはかなり強烈で、縦横無尽に走りました。

家内は去年の青物ラッシュ時に嫌は思い出があり、足元まで寄せたキハダ(キハダマグロ)を中々タモ入れ出来ず、結果的に糸が切れバラしてしまいました。

その後、タモ入れのやり方を徹底的に教え、この日は意外と落ち着いており、適格に指示通りに行動してくれました。

こういうこともあり、格闘していたのは僅か10分程度。

そして、釣れた魚はこちらです。



ツイートではワラサと申し上げておりますが、興奮と事前にワラサの釣果情報や北条湾内での目撃例を聞いていたので、先入観でツイートしてしまいましたが、正しくはカンパチです。

70cm強あり、サイズの割りには難なく釣り上げることが出来ました。

以下のツイート内のリンクのライブ配信で、カンパチを釣り上げる一連の動きがご覧頂けます。



ツイート内にもありますように、ライブ配信動画のタイムスタンプが14:08辺りからご覧頂くと、合わせ、寄せ、タモ入れ、釣り上げまでご覧頂けます。

前週、前々週が直近では一番大きなターニングポイントだったと思います。

それまで、夏より安定して釣れていた青魚がいきなり釣れなくなり、この原因はカマスの調査釣行や前回の記事などでもお話ししておりますが、その後約2週間程度の時間を掛け、少しずつカマス、若い青物達が北条湾内に入って来るようになり、まさにこの日などは本当に北条湾という湾が非常に賑やかなことが目視でも確認出来ました。

この日釣れた70cmサイズの青物は以前より北条湾内に入って来ていましたが、今まで何度も目撃してきた青物がこの1匹だけとは考えにくく、まだ定期的に入って来ている大型のフィッシュイーターがいると思われます。

ただここで少し懸念されることが、北条湾内が通常では有り得ない状況になっています。

どういうことかと言いますと、大型の肉食魚=今回釣れたカンパチなど、中型の肉食魚=イナダなど、小型の肉食魚=カマスなど、そして追われる側の青魚等々、一言で言えば各々の魚達にとって非常にエサが豊富であることから、こういう状況になっていますが、狭い北条湾でこういう状況がいつまで続くか…という懸念があります。

去年の秋以降は、キレイに各々の魚達が入れ替わる形で北条湾に現れました。

青物とカマスもキレイ入れ替わりました。

しかし、今シーズンは近年北条湾で釣れる人気魚種が総結集しているような状況です。

現時点での北条湾での食物連鎖の頂点にいるのは青物です。

次にカマス…以降は青魚等の小魚となりここが底辺です。

最悪のパターンと言いますか、問題なのはフィッシュイーターに追われる側の魚達は北条湾内の豊富なプランクトンを求めてやって来ています。

確かに青魚以下の小魚達にも、エサが豊富で魅力的な餌場なんですが、これだけ毎日毎日戦々恐々とさせられる状況で、どこまで豊富なエサに拘るか…

エサを食べる前に、自分達が食べられたのでは元も子もありません。

最悪、青魚やそれ以下の小魚達が餌場を捨て(北条湾に来なくなる)、他の餌場に移動してしまうと、サビキも釣れない、カマスも釣れない、青物も釣れない…こういう連鎖が起こる可能性はゼロではありません。

今現在、北条湾で釣れるイワシ類の最大サイズは25cmほどです。

カマスは23cmくらいかと思います。

大型のフィッシュイーターは、25cmクラスのイワシやトウゴロウイワシを狙っています。

カマスのサイズが中途半端で、この日釣れたサイズの大型のフィッシュイーターからすると捕食対象になってしまいます。

カマスも自らが終われながら、獲物を追う…

こういうことが起きている可能性も十分にあります。

ただ、上記のような最悪の状況にはならないのではないか…と思う魚達の動きもこの日は感じました。

去年のカマスラッシュ時もカマスは同じような動きはしていましたが、概ね日没から日付が変わる頃までが一番釣り易い時間帯で、日付が変わる辺りから徐々にカマスの群れは北条湾を離れ始めますが、明け方日の出近くまで地味に釣れることも去年はありました。

まだ、カマスの釣果があった釣行が2回なので、もう少し調査は必要ですが、この日はピタリと午前3時でアタリが無くなりました。

青物自体は概ね、午前3時頃に姿を見せることが多いのですが、もしかするとカマス達は青物が北条湾内に入って来ると順次北条湾から出て行っているのではないか…こう感じました。

後ほど写真で詳しくお話し致しますが、この日の釣果は上記のカマスと青物が入れ替わる、住み分けをしているような動きを如実に表していると思います。

午前3時でカマスがいなくなり、その後大型のフィッシュイーターが北条湾内に入って来ますが、連続釣行時の時のようにカマスも青物も同時に同じ湾内にいる…という状況ではなかったことから、幾分イワシ達にも余裕が出て活性が上がったタイミングでサビキ仕掛けに食って来た…こう考えると合点がいく上に、この日の釣果の説明も付きます。

魚達も自らが食べられないように行動することも大事ですが、毎日キチンと食事に有り付き、生き延び子孫を残すことが最大の使命ですので、そう簡単にはエサが豊富な餌場を捨てることはないと思いますが、最悪の場合は去年よりもカマス、青物ともに早く北条湾から離れてしまう可能性はあります。

また、各エサが豊富…という点では、今シーズン北条湾で釣れる魚は近年稀に見る脂感があります。

イワシ類もアジもカマスも、そしてこの日のカンパチなどは養殖物か…と思うほど脂がのっていました。

冬支度ももちろんなんですが、やはりかなり今シーズンの北条湾はエサが豊富なんだと思います。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2022年10月16日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種(カンパチ以外)です。

2022年10月16日 北条湾釣行 釣れた魚種


左からアジ(マアジ)、マイワシ、カマス、ウルメイワシ、右にいってミナミハタンポ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイです。

ネンブツダイとトウゴロウイワシは活餌として使っていて、弱ったり死んでしまったものを持ち帰り、元気いっぱいの魚達は全てリリースしました。

当たり前ですが、カンパチは一緒にまな板にのらないので別枠で。

2022年10月16日 北条湾釣行 釣果(カンパチ)


サイズは70cm強です。

比較写真ですが、ツイートにもありますように、上のマイワシは約25cm弱くらいです。



ここからは、大きな魚を自宅で捌く際の注意点を簡単にご説明させて頂きます。

まず、釣り上げてどうやって持ち帰っているのか…

現地で必ずやることは血抜き(活き締め)です。

血抜き(活き締め)の方法はいろいろあるので、WEBで検索すると分かりやすく解説してあるサイトなどを参考にしてみて下さい。

【参考】~魚の締め方と持ち帰り方~ SHIMANO

私は1年を通してサビキ釣りをメインとしてやっており、カマスや青物などの釣りは1年のうちの数ヶ月しかやりません。

オマケにこのサイズの魚を1回の釣行で続けて何匹も釣ることもなく、1匹釣れればその時点で納竿とし帰路に着きます。

自宅まで40分ほどなので、大きな魚が釣れた時用に、厚手のポリ袋を持ち歩いており魚をポリ袋で包むようにし、その上からもう一枚ポリ袋を被せ、直接魚に氷が当たらないようにし、コンビニでロックアイスを3袋くらい購入し冷やしながら持ち帰っています。

これでも特に問題はなく、極端に鮮度が落ち魚が美味しくなかったということも今までありません。

大きな魚が釣れても続けて釣りをする方や、自宅から北条湾までの距離がある方、電車の移動で釣りに来られている方は、上記のリンクなどを参照に現地での魚の下処理や、持ち帰る方法を見てみて下さい。

青物、青魚の場合は特になんですが、この血抜きをするかしないかで、後に食べた時の味や風味が各段に変わってしまいます。

そして、次は自宅に帰ってからですが、仮にすぐに調理し食べない場合でも、腸と鰓はすぐに取り除いた方が無難です。

魚の腐敗は腸と鰓から始まります。

取り除かず放置すますと、臭いが移ってしまったり、身も一緒に腐敗が早まる原因になってしまいます。

また、昨今話題になっているアニサキス対策でも、腸はすぐに取り除いた方が良いです。

アニサキスは海洋生物の主に腸管に寄生します。

宿主が死ぬと、概ね24h以内に内臓から身に移ります。

内臓以外ですと、筋肉や身と皮の間などに移ることが多いです。

魚を釣りなるべく早く腸を取り出すことで、身に移ることを防ぐことが出来ます。

また、魚の大きさが70cmクラスになりますと、腸だけではありませんが、捨てる部位の大きさもそれなりになります。

ご自宅で出る生ゴミの量が増えてしまいますが、量にもよりますが現地に捨てますと廃棄物処理法などの法律に抵触することもあり、何より北条湾は近隣に住宅もあり、腐れば酷い腐敗臭を放ちます。

現地で捌く場合は、腸や鰓を含め、捨てる部位は必ずお持ち帰り下さい。

そして、今までこういった大型魚を釣り捌いたことはないけど、チャレンジしてみたい…という方がいらっしゃいましたら、最低でも出刃包丁、もっと言えば良く切れる牛刀、刺身包丁を事前に準備することをお勧め致します。

70cmクラスになりますと、一般的な包丁だけでは捌ききれません。

特に中骨やカマ、頭、ヒレなどは、切る際に刃こぼれしたり、下手をすると包丁が割れてしまいます。

また、包丁は切れない包丁を使う方が、大けがをし易く危険です。

切れないがために渾身の力を入れて切ろうとし、手が滑って指を落とすことなどもあります。

滑り止めや、魚の骨や鰓などで怪我をしないためにも、魚を抑える側の手は軍手をはめて調理することをお勧め致します。

実際の魚の捌き方ですが、三枚卸しや四枚卸しなど、方法は多様にあります。

お金を貰って魚を捌くわけではないので、見栄えは多少悪くても問題ないと思います。

私がここでゴチャゴチャ文章で説明するより、今は分かりやすく解説しているサイトや動画などがたくさんあります。

いくつか検索してみて、ご自身がやり易い方法を探してみて下さい。

皮引きなども、このサイズになりますとサビキで釣った青魚の皮を手で剥くのとは違い、必須ですのでいくつか検索してみて下さい。

魚料理ですが、朝晩とカンパチ尽くしにしても食べ切れなかったので、娘夫婦にもお裾分けしたくらいでしたが、朝食、夕食と兄弟猫のご飯を合わせてご紹介させて頂きます。

まずはカマの部分を含む頭と体の部分を切り離します。

カンパチの捌き方


青丸のところに腹ビレがあるのですが、腹ビレ、胸ビレの付け根のところを、各ヒレがカマ側に残るように切断します。

こちらは頭と身体を切断した頭側の断面図です。

カマと頭を切り離す前の状態です。

カンパチの捌き方


次に頭とカマを切断するのですが、上下の鰓の付け根を切断します。

どの動物も同じですが、頭は基本的に強固な骨で覆われています。

頭上側は特に硬いので、一度に切り落とそうとせず、出刃包丁で少しずつ切れ目を入れていき、最後に一気に叩き切る感じで切断して下さい。

こちらは頭(かしら)とカマを切り離し、頭を二つに割った状態です。

カンパチの捌き方


こちらはカマと頭を切り離し、カマを二つに切った状態です。

カンパチの捌き方


そしてこちらは頭の部分で、鰓を切り落としているところです。



先ほども申し上げましたが、釣ったその日に調理しなくとも、この鰓と腸は取り除いて保存することをお勧め致します。

そして、次は体の部分を捌いていきます。

今回は刺身の身や焼き用の柵の身を少しでも多く残すために、ヒラメやカレイを卸す時の捌き方で四枚卸しという方法で捌きました。

ちなみに、ヒラメやカレイの場合は、エンガワの部分も卸す場合は五枚卸しという捌き方もあります。

魚の体側の血合い骨がある、ちょうど真ん中辺りを、魚の頭側から尾側に中骨に包丁の先端をを当てながら横に切っていき、筋目が入ったらその筋目から骨に沿って削ぎ落すように身を切っていきます。

こうすると、左右で腹側の身と背中側の身が1セットずつ2つ出来ると思います。

私は少しでも無駄なく食べるために、だいたい腹身側の身は柵にして焼き用、背中側の身を刺身ようにして食べることが多いです。

腹身側の身には、腹骨や尻ビレなどが残ってしまうので、刺身で食べる場合は切り落とさなければなりません。

しかし、腹身は一番脂がのる部位で、ヒラメのエンガワと同じで骨回りの身はとても締りが良い上に脂ものっている部位、魚の身で一番美味しいところと言っても過言ではないので、焼いてキレイに食べるようにしています。

食べられるところは食べ尽す…

今回もカンパチの命の頂いている…感謝の気持ちを込めて獲った命は無駄にしないように心掛けています。

そして、その無駄にしないことと、骨回りの身…

マグロではありませんが、70cmくらいのサイズになるそれなりに所謂「中落ち」の身が取れます。

カンパチの捌き方


容器の都合上、 中骨を二つに切りましたが、この中骨にくっついている身をスプーンで削ぎ落します。

削ぎ落すとこんな感じになります。

カンパチの捌き方


マグロのみならず、どんな魚でも取れるようであれば、この中落ちの身は絶品です。

脂感がある鶏のササミみたいな感じです。

ザックリとですが、こんな感じでカンパチを部位ごとに卸しました。

ここからは部位ごとの魚料理です。

まず、頭(かしら)は兜焼きにしました。

カンパチの兜焼き

カンパチの兜焼き

カンパチの兜焼き


カマはそのままカマ焼き、腹身側を柵に切った身は塩焼きにしました。

腹身側の柵に切った焼く前の身です。

ちなみに半身です。(片側だけです)

カンパチの身


カマ焼きと腹身の塩焼きです。

カンパチのカマ焼きと腹身の塩焼き

カンパチのカマ焼きと腹身の塩焼き

カンパチのカマ焼きと腹身の塩焼き


ちなみにカンパチの身の柵を焼くと、これでもかっ!てくらい脂が滴りました。

しつこくて恐縮ですが、本当に脂がのっていました。



先ほど簡単にお話し致しました中落ちは、軽くネギと一緒に叩いて中落ち丼にしました。

カンパチの中落ち丼

カンパチの中落ち丼

カンパチの中落ち丼


ネギと一緒に敢えて雑に叩き、カンパチの身を完全に潰さないようにすると、骨回りの身なので独特のプリプリとした食感が楽しめます。

そして、最後にお刺身です。

カンパチの刺身

カンパチの刺身

カンパチの刺身


腹身側は焼き用の柵にしましたので、背側の身を刺身にしました。

これで、半身です。

切っていない半身が残っている状態で、同じものをもう一皿作れる感じです。

捌いてみて、これはどう考えても私達だけでは食べ切れない…ということで急遽娘夫婦にお裾分けすることにしました。

自分で言うのも何なんですが、ツイートでもお話し致しましたが、カンパチの釣果で大興奮し帰路の車内でビールが進んでしまい、写真を撮ったことすら忘れるくらい酔っていたのに、良くここまで捌けたな…と我ながら感心してしまいました。w

そして、このカンパチを前にしては影が薄くなっても仕方ないんですが、一応サビキで釣れたアジもそれなりのサイズだったことから、1匹ずつ釣れたアジとカマスで名付けて「アジカマご飯」を作りました。

アジとカマス


アジが25cm弱なんですが、サイズもさることながら、とにかく丸々と太っており、カンパチがあるので兄妹猫達にお裾分けしても良かったのですが、マイワシとウルメイワシが必然的に兄妹猫のご飯になることから、アジはその太さからどうしても自分達で食べたく、カマスに関しては兄妹猫が、どうせ躊躇しながら食べるのではないか…という予想からアジとカマスで炊き込みました。

アジカマご飯


アジとカマスは腸は取り除き、カマスは鱗も剥ぎます。

お好みで塩を振っても美味しく炊けますが、何も足さなくても十分です。

今回はアジとカマスのみで、調味料は一切使いませんでした。

水は普通にお米を炊く時よりも多めに入れて炊きます。

そして、出来上がりがこちらです。

アジカマご飯

アジカマご飯

アジカマご飯


上に少し盛ってある白い魚の身はカンパチを焼いた身をほぐしたものです。

アジとカマスで炊き上げたご飯、更にカンパチのほぐし身をのせ、塩を少々掛けます。

もちろんそのまま食べても良いのですが、これだとお茶漬けも美味しいと思います。

物凄く贅沢なご飯で、マジで美味かったです。

写真は撮りませんでしたが、あまりに美味かったのでおにぎりにして食べましたが、おにぎりも絶品でした。

この日は兄妹猫のご飯も朝夕と贅沢なものになりました。

朝食はマイワシ、ウルメイワシ、トウゴロウイワシ、ミナミハタンポ、ネンブツダイを焼いてあげました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのマイワシ・ウルメイワシ・トウゴロウイワシ・ミナミハタンポ・ネンブツダイを焼いたもの


藤五郎と念仏はいつものパターンですが、マイワシは恐らく兄妹揃って初だと思います。

兄妹猫の朝食は釣りたてのマイワシ・ウルメイワシ・トウゴロウイワシ・ミナミハタンポ・ネンブツダイを焼いたもの


先代猫の夏ちゃんは良く食べていましたが、今の兄妹は恐らく初だと思います。



妹猫がご飯を残しましたが、少し量が多くなってしまい残すかな…と思っていたので、何か気に入らなくて残したわけではなく、本人にはお腹一杯食べたと思います。

最後は兄猫がお皿を掃除する勢いでキレイに食べてくれました。

兄妹猫の夕飯は更にゴージャスに…

ナント!カンパチの柵を焼いてあげました。

当初は兄妹猫の夕飯は考えていなかったのですが、家内は朝食はパン派で私は仕事がらおにぎりを持って行って朝食は済ませるので、実質自宅でご飯を食べるのは夫婦で1日1回なんです。

そう考えると、娘夫婦にお裾分けしたとはいえ、いつ食べ切れるのか…

毎日カンパチになるのでは…

せっかく鮮度抜群なのに時間を置き過ぎるのも勿体ない…

こんなことから、自分達用に焼いたのですが、兄妹猫にお裾分けして余ったカンパチを自分達が食べよう…となり、急遽兄妹猫の夕食となりました。



ツイートにもありますように、去年イナダを釣った時は妹猫が豪快に拒否しました。

兄妹猫の夕食は釣りたてのカンパチを焼いたもの


些か食べてくれるか心配だったのですが、「イナダとは比べ物にならないくらい脂がのっているから大丈夫だろう…」と人間目線で思っていたのですが…



まさかのどんでん返し。

妹猫ばかりに気を取られていましたが、ナント!何でも食べる兄猫が豪快に拒否。

連れ戻して再び促すも拒否。

予想していなかった展開に少々驚きました。

もう兄猫はカンパチは食べないだろうな…と仕方なく猫缶を用意しようとしたその時…

妹猫が食べ終わった途端にそそくさとやって来て、突然妹猫が残したカンパチを食べ始めます。

妹猫とは当然同じものをあげているのですが…

隣の芝生は青く見えるんですね…

翌々考えると、猫缶でも液状の猫缶を妹猫は好み、兄猫は汁気がないパサパサした猫缶を好むんです。

(注)だから兄猫は念仏、藤五郎も食べるんだと思いました。w

カンパチの脂がのり過ぎていて兄猫は拒否したけど、食ってみたら美味かった…的な展開だと思います。

何れにしても、兄妹揃ってカンパチも食べてくれ、良かったと思います。

だいぶ長い記事になってしまいましたが、ここまでお読み頂きありがとうございます。

この日は、今までの流れからもお分かり頂けると思いますが、朝晩2回北条湾定食を作ることが出来ました。

2022年10月16日 北条湾定食(朝)
北条湾定食(朝)

2022年10月16日 北条湾定食(夜)
北条湾定食(夜)


朝はカンパチの中落ち丼と兜焼きです。

夜はアジカマご飯と、カンパチの刺身、カマ焼きと塩焼きです。

かなり贅沢な1日を過ごすことが出来ました。

自画自賛で恐縮ですが、かなり久しぶりにこんなに美味い青物の刺身を食べたように思います。

引っ張ったわけではなく、記事を書いていてまさに今思い出したので、記事の構成としてはおかしな流れになるかもしれませんが、なぜ??と聞かれると現段階では理由はハッキリとは分からないのですが、これだけカマスを含めフィッシュイーターを目撃し、実際に今回釣果をお示しすることが出来たのですが、ルアーにはほとんど無反応なように見受けられます。

ちょこちょこルアーをされている方を見るのですが、釣れているところを見た事がないですし、ルアーをされている方を見ていても、ルアーそのものをフィッシュイーターが追っているように見えないんです。

これだけあの狭い湾にフィッシュイーターがいますので、全く無反応…というわけではないのかもしれませんが、やはり今の段階でどの魚がどの魚を狙っているのか良く観察し、その魚を活餌に使うことが一番効率は良いと思います。

次回は土日共に中潮と潮の動きとしては期待出来そうです。

また、ご報告させて頂きます。

2022年10月16日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年10月16日午前6時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  ムツ  ネンブツダイ  マイワシ  カンパチ  ウルメイワシ  ジョゴ  

【三崎港・北条湾】台風様様!海水温も下がり多くの魚種が集まっていました!(2022年8月17日)

(注)この記事は2022年8月17日の釣行記です。

こんにちは。

前回の釣行は、台風の恩恵を受けようと出陣しましたが、あまりの強風に釣りどころではなく、北条湾で車弄り※に精を出す、かなり稀な釣行となりました。

※自家用車にアーシングをしました。ご一読頂く場合はコチラをクリックして下さい。

台風通過直後の釣りで、いったいどういったことを期待したのかと言いますと、台風や低気圧などの影響で外海が荒れますと、所謂シケですが、海水温が…とか、エサが…とか、魚達も悠長なことは言っていられず、取り敢えず波の穏やかな場所に逃げ込みます。

当然、台風が過ぎ去り時間も経ち、波が穏やかになれば、魚達も元々自分達がいた場所に戻って行きますが、台風が過ぎ去った直後は、普段内海や湾などに入って来ない魚達も入って来る可能性が非常に高く、この状況の時に魚の活性が上がると平時の時に北条湾サビキ釣りでは釣れない魚が釣れたりすることが往々にしてあります。

概ね、台風は南の海上で発生し、勢力を増しながら日本列島に近付いて来ます。

台風の通るコースにもよりますが、台風の条件を満たす勢力を保ったまま、もしくは更に発達しながら近付いてくることが多いので、台風が近付いて来るタイミングや、台風が通過中の時は非常に危険ですので、台風の通過を現地で待つことも含め、釣りに行くことはお勧め出来ません。

しかし、台風の中心が釣りに行く場所を過ぎ、台風の進路も定まり、台風の勢力も弱まりながら温帯低気圧になるなどすれば、余程のことがない限り再発達することはなく、また基本的に台風は、太平洋高気圧の縁を進んで行きますので、Uターンして戻って来ることも有り得ませんので、台風の中心さえ過ぎてくれれば、あとはその時の気象の状況を見て釣りをすることは然程危険が伴うことではありません。

こういったことを踏まえ、前回の釣行では気象の状況は釣りが出来る状況に好転していくだろう…と予測し、北条湾内へ逃げ込んだ魚達を求めて、台風の通過直後に北条湾を目指しましたが、当てにならない天気予報にも翻弄され、結果的には終始強風に晒され何とか釣果は得られたものの、釣りに行かない方が良かった釣行となりました。

前回の釣行記事内で写真付きでお話しさせて頂いておりますが、北条湾内に魚達が逃げ込んでいたことはほぼ間違いなく、岸壁を超える高波により、ウルメイワシがかなりの数岸に打ち上げられ死んでいました。

釣りが普段通りに出来る状況であれば、潮回り的にも面白かったと思いますが、10mレベルの強風の中では出来ることも限られていました。

そして、台風が通過してからほぼ丸3日経った2022/8/17にリベンジ釣行に行って来ました。



上記のツイートは、2022/8/14の台風通過直後に釣りに行った時のものです。

海水温にご注目頂きたいのですが、更にその前、前々回の釣行時2022/8/11の台風接近前の海水温より2度近く下がっています。

台風通過から丸3日も経てば、シケで北条湾内に逃げ込んで来ただけの魚達は当然元居た場所に戻っていておかしくありません。

しかし、2度も海水温が下がるということは、地上に住む人間が想像する以上に海の中は変化しており、これが良い方向に転べば面白い釣りになります。

ただ、ここで問題なのが、北条湾の場合は湾の深部に川が流れ込んでいるので、雨(真水)の影響で海水温が下がったのか、城ヶ島近海の海全体が台風によりシャッフルされ海水温が下がったのか…では、大きく状況も異なり下手をすれば台風が近付く以前よりも悪い状況になっていることも考えられます。

以前からブログで再三お話しさせて頂いておりますが、北条湾は縦に長いウナギの寝床のような地形をしており、風などの影響で半ば力づくで海水をシャッフルしないと、湾内で海水が滞留し、大量に雨水(真水)が流れ込むと最悪の場合、真水の層と海水の層で水が分離し表層付近の海水の塩分濃度が薄くなってしまいます。

青魚は真水は当然のことですが、汽水域も嫌います。

普段より少し深い層に逃げ込んで※北条湾内に群れが居てくれれば良いのですが、最悪この塩分濃度の変化を嫌い北条湾から出て行く、もしくはしばらく寄り付かなくなることがあります。

※真水より海水の方が重いので海水が下、真水が上に行こうとする力が働きます。

海水温が下がった原因はどちらなのか…

期待と不安が入り混じる感じで、この日は釣りに出掛けました。

お盆休み期間中ではあるものの、釣りに行ったこの日、2022/8/17辺りからお盆休み明けで動き出す人もいるだろう…釣り人も然程いないだろう…と予測し、この日はマヅメ時、日の出、日の出以降1時間程度釣りをする感じで、普段より遅めの時間から釣りを開始しました。



海水温は問題なく、台風通過直後から上昇していませんでした。

海水温はOKです。

しかし、ツイートにもありますように、北条湾到着時に目にした魚がアカエイの稚魚とボラ。

この2魚種だけですと、双方とも汽水域でも生活出来る魚種なのでアウトです。

ボラはかなりの数湾内におり、アカエイの稚魚も表層付近を肉眼で確認出来る状況で泳いでいました。

これ…

宜しくない…ね…

もしかすると、青魚は湾内から出ているかもな…

取り急ぎ、サビキ仕掛けをセットし、家内に釣りを開始してもらいます。

すると、第一投目から家内が何かを釣り上げます。



チッ…またお前からスタートか…

今日は時間がないからお前と遊んでいるヒマはないんだよね…

まぁ、ネンブツダイであっても、一投目からサビキに食ってくる…ということは、魚の活性は低くはないんだな…

などと、状況を分析し考察していると…

またまた家内が何かを釣り上げます。

一瞬、なんだ…サイズの大きな念仏か…

と、チラ見だけして他の釣りの準備を進めていると…家内が…

ムツだよ…

動画撮んないの?と。



何??

ムツ??

でかした!!

これは、たぶんいるよ…青魚。

だいぶ成長したムツっ子が未だに北条湾にいることも驚きましたが、このムツが釣れるということは…

ムツは成魚になると、水深数百メートルから800メートルほどの深海に住む魚です。

これからご想像出来るように、暖かい海水、塩分濃度の薄い海域(汽水域)は嫌います。

ムツが北条湾内にいる…ということは、青魚が北条湾内に居てもおかしくありませんし、青魚がいる可能性がグッと高くなりました。

いや~良いね…良いよ!

これ、いるね、青魚…たぶん…

入れ食い…という状況ではありませんでしたが、やはり魚全体の活性は高く、アタリが頻繁にあります。

すると、ムツに続いて…

おっ!!

きたな!!

ウルメか??

すると家内が…

そうだね…ウル…いや、違う!マイワシだ!!





これは家内共々ビックリでした。

マイワシまで寄っている…ということは、今日は期待出来るぞ!

次はなんだ??

何がくる??

何が釣れる??

数がバンバン釣れる…という状況ではなかったのですが、とにかくいろんな魚が釣れて楽しい…と久しぶりに思いました。

そして次はカタクチイワシ(シコイワシ)です。



更にサバ。



そして、ウルメイワシです。



イワシ御三家揃い踏みです。

そして、この方が来てくれると鬼に金棒。

姿を現す時は、魚の活性が上がる10分、15分前にやって来る釣りのお供です。

ハッキリ言って、下手な人間より時間に正確です。w



自然界に生きる者だけが分かる何かがあるんでしょうね…

釣りのお供の茶トラ猫が現れて釣れなかったことはほぼありません。

そして、釣りのお供が現れて10分ほど経った頃、突然気持ち悪いくらいのウルメイワシが大群の群れで足下で湧き始めます。

さすが!茶トラん!!

しかし、何かいつもと違う…

これだけ湧けば、そのうち食ってくるから竿を良く見ておけよ…

と、家内に忠告しますが…

なぜか、一向にサビキ仕掛けを食いません。

ん??

なんで??

しばらく観察しますが、とにかく物凄い数です。

これだけいて、1匹もサビキを食わないって…

なんで??

どうした??

家内はあまりの湧きっぷりに、ウルメイワシを釣ろうとしきりにサビキ仕掛けのアミコマセを付け替えますが、一向にガン無視。

ん??

これ、追われてんな…ウルメの群れが…

ウルメの群れの下になんかいるだろ?

見えないか?

私は元々目が悪い上に、最近は老眼で視力は家内には敵わないので、家内にじっくり観察してもらうと…

あぁぁああ!

なんか緑色?青色?ウルメより少し大きい魚が追い駆けてる…

ウルメイワシの活性も高かったと思われますが、それ以上にウルメイワシの群れを追いかけている青物の活性が高く、物凄い勢いでアタックを繰り返していました。

参ったね…

こうなると、この青物の活性が下がるか※、北条湾内から出て行ってくれないと、ウルメイワシは元より他の青魚も釣れません。

※青物の活性が下がると、残念ながら一緒に青魚の活性が下がることが多いです。

撒き餌こそ撒かなかったものの、湧くほどウルメイワシの群れが足下にいるので、食ってくると思い込み、かなりの頻度でトリックサビキをアミコマセの中を潜らせ釣りをしていました。

十分過ぎるほど撒き餌の効果はあり、とうとう根魚が寄ってしまいます。



ただ、同じ根魚とはいえ、アイゴとは違いメジナが釣れたことの意味は大きく、価値ある釣果です。

メジナ同様なのですが、根魚で言えばほぼ同じタイミングでウミタナゴもヒットします。



普段であれば、毒魚のアイゴではないとはいえ、メジナやウミタナゴなど根魚が寄ってしまうと、青魚が釣りにくくなるので厄介者ですが、この日に限って言えば本当に価値のある釣果です。

どういう意味で価値があるのか…と言いますと…

今シーズン初のサバっ子が釣れるまでは、虫餌を使ってチョイ投げの釣りなどもしていました。

北条湾では一時期ウニの大発生による磯焼けが酷くなり、藻や海藻類などがほとんどなくなり、藻や海藻を食べる魚や、その藻や海藻に集まる小さな甲殻類などを食べる魚が姿を消しました。

今シーズンはチョイ投げの仕掛けを巻き上げる際に、数年ぶりにアマモが仕掛けに絡まってきました。

これを見た時に、「磯焼けが改善の傾向にあるのかな…」と思っていましたが、海水温が下がったことでメジナやウミタナゴが姿を見せてくれたということは、完全に近い状況で北条湾が磯焼けから復活しつつあると見て良いと思います。

青魚…という点では、あまり藻や海藻は関係ありませんが、今シーズンの北条湾はクロダイの釣果も好調で、このクロダイの釣果が好調なことも、磯焼けからの復活が大なり小なり関係していると思います。

こういったことから、今後はたくさんの魚種が集まる釣り場になっていくと思います。

また、ウミタナゴやメジナは比較的低い海水の温度を好みます。

ウミタナゴやメジナが釣れ、実際に海水の温度も前回の釣行時より2度ほど下がっており、台風様様の良い影響が出ていたと思います。

ウルメイワシの群れはおり、活性も高いと思われる状況なのに、サビキ仕掛けはガン無視状態で、打つ手を必死に考えますが、考えがまとまらない状況でいると…

ウルメイワシを釣れなくしている張本人が釣れます。



ジョゴ※です。

ジョゴカンパチの幼魚。

この日釣れたジョゴは30cm弱で、このサイズですと今北条湾にいるウルメイワシは、ジョゴのエサとしては少しサイズが大き過ぎるので、釣れたジョゴはウルメイワシを追いかけていた犯人ではないと思われますが、あと一回り大きな青物の群れが北条湾内に入っていたと思われます。

ウルメイワシは食べられないとはいえ、青物の類が天敵であることに変わりはなく、このサイズであっても群れで活発に自分達のそばを泳ぎ回られればウルメイワシはパニックになり、自らの食事どころではありません。

相変わらず足下ではナブラが出来、しばらく青物は出ていかないかもな…と、諦めかけていた頃、北条湾の中央部にナブラではなく、動きが遅い波紋が出来ていることに気が付きます。

ん??

あれはなんだ?

食事(狩り)をしに来ている青物の群れが、ゆっくり表層付近を泳ぐことは考えにくいです。

そうなると、アタックを繰り返している青物の群れは、極狭い岸近くでウルメイワシの群れを追い込むために周回しており、北条湾の中央部にはいない…と考えることが自然です。

試しに、家内に「湾の真ん中辺りにサビキ投げてみ…」と、トリックサビキのみ、コマセ網やコマセカゴ、遠投用のウキなど一切付けず、ただのトリックサビキだけを投げ込み、手前に巻いてきてもらいます。※

※イメージとしては、ルアーがトリックサビキに変わっただけで、ルアーを手前に巻いてくる感じです。

すると、一投目から…

あっ!!

食ってきた…

と、家内が。



予想はドンピシャ!

騒がしいのは足下だけで、湾の中央部ではいつもの北条湾の時間が流れており、且つウルメイワシの活性は高かったです。

投げる度に、1回で3匹~5匹程度釣れ、これで何とかこの日は数を稼ぐことが出来ました。

一方、私が担当しておりましたが、足下のサビキ仕掛けは…と言いますと…



ロクな魚が釣れません…



おっさん…今日は青物がいるから釣れないって…帰った方が良いと思うよ?

まるで、そう語り掛けられているかの如く、青魚の「ア」の字も釣れません。

家内がサビキ仕掛けを投げ始めて15分ほど、食いも渋くなりアタリもなくなっていきます。

時を同じくして、足下で繰り広げられていた、食うか食われるかの格闘も静かになり、青物と思わる群れもウルメイワシの群れも確認出来なくなります。

活性が低くなった…と言い切れるものでもなく、単に格闘する場が移っただけの可能性もありますが、時刻も午前6時を回っていたことから、この日はここで納竿としました。

総括しますと、この日は台風様様の良い影響を頂き、潮の動きも気象も問題なく、久しぶりに多魚種の魚を釣ることが出来、久しぶりに「次は何が釣れるかな??」とワクワクしながら釣りをしました。

そんなこの日の釣果はこんな感じになりました。

2022年8月17日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種ですが、数こそイマイチですが、久しぶりにまな板の上が賑やかになりました。

2022年8月17日 北条湾釣行 釣れた魚種


左上からマサバ、ジョゴ(カンパチの幼魚)、ウミタナゴ、右上にいってメジナ(グレ)、ムツ、マイワシ、カタクチイワシ(シコイワシ)、ウルメイワシです。

この日の我が家の兄妹猫の朝食は、釣果が釣果なので良い意味でいろんな魚を食べさせてあげられるな…と思っていたのですが…



若干気掛かりだったのが、アンチ念仏、サバっ子大好きの妹猫です…

兄妹猫の朝食は釣りたての魚を焼いたもの


ジョゴ(カンパチの幼魚)のアラ、ウミタナゴ、メジナ、ムツ、カタクチイワシ、ウルメイワシを焼いてあげたのですが、焼いているのを見ていると、人間的には非常に美味しそうに見えるのですが、どうも妹猫は根魚の磯臭さが嫌みたいなんです。

兄妹猫の朝食は釣りたての魚を焼いたもの


どうしても、メジナとウミタナゴのインパクトが強く、磯の香り満載です。w

兄猫にはメジナの皮まで、丁寧に剥がしご飯に混ぜてあげ、なるべく妹猫にイワシ系をあげたのですが…



予想通り、3/1ほど食べたところで席を離れてしまいました。

兄妹猫の夕食は、兄猫には妹猫が残した朝ご飯に少し足してあげ、妹猫にはウルメイワシのみを焼いてあげました。

兄妹猫の夕食は釣りたてのウルメイワシを焼いたもの


やはりサバを焼いてあげれば良かったかな…と少し後悔しましたが…

兄妹猫の夕食は釣りたてのウルメイワシを焼いたもの


微妙に妹猫は残しましたが、大半は食べてくれました。



残りは毎度の如く兄猫がキレイに平らげました。

次回以降、サバが釣れた時は迷わず妹猫に焼いてあげようと思います。

人間用はと言いますと、丸々と太ったサバとマイワシ、ジョゴ(カンパチの幼魚)でタタキを作りました。

マイワシとサバとジョゴのタタキ


まずは三枚に卸します。

血合い骨を骨切りする感じで魚の身は細かく切り、ネギと一緒に軽く叩きます。

マイワシとサバとジョゴのタタキ

マイワシとサバとジョゴのタタキ

マイワシとサバとジョゴのタタキ


(注)サバの生食を推奨しているわけではありません。サバを生食する場合は、自己責任でお願いします。

この日釣れたジョゴ(カンパチ)は、最初は塩焼きにしようかと思っていました。

私は個人的に、青物の若い魚の刺身は脂感も少ないので、あまり好みではありませんが、家内はこの脂感がないサッパリした青魚が好きなようで、達ての希望で刺身にしました。

生ワサビも残っていたので、敢えてワサビ醤油で頂きましたが、一般的に青物と呼ばれる青魚の若い魚は味ぽんやポン酢で頂くと、酸味で脂感と甘味が際立ちます。

とはいえ、そもそも魚自体が小さいので、成魚とは比較になりませんが…

北条湾周辺では、サビキでワカシ(ブリの幼魚)、ジョゴ(カンパチの幼魚)などの、青物の幼魚がたまに釣れます。

今の時期から秋頃までは面白い時期です。

釣れた際に、お刺身にする場合は是非お試し下さい。

今回は、魚料理がタタキ一品ということで、北条湾定食はお休みさせて頂きました。

恐らく、台風様様の良い影響はこの日くらいまでが限界かと思います。

海水の温度も、台風が来る前の状態に戻ると思われ、それ以降青魚や他の魚達がどう動くかは現段階では分かりませんが、今シーズンは北条湾内の海水温が例年より1度~2度程度高めで推移することが多く、北条湾の奥まで青魚、青物共に入って来ない傾向が強いです。

引き続き、製氷所の前、花暮岸壁での釣りを推奨致します。

釣行頻度とブログの執筆が追い付いておらず、この記事は2022年8月17日の釣行記事です。

2022年8月21日の釣行記事もなるべく早くお届け出来るように努力しますので、今しばらくお時間を下さい。

また、ご報告させて頂きます。

2022年8月17日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年8月17日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

2022年8月17日 北条湾釣行 ライブ配信動画①
2022年8月17日 北条湾釣行 ライブ配信動画②
2022年8月17日 北条湾釣行 ライブ配信動画③
2022年8月17日 北条湾釣行 ライブ配信動画④

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
【猫とウサギ】お礼とお知らせ
【ウサギの家族】ママウサギ永眠

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猫の夏ちゃんの動画がTV番組で紹介されました

■我が家のウサギの親子が「うさぎの時間」というウサギ専門誌に掲載されました
うさぎの時間に掲載されました

■50歳を目前にしたオッサンが何を血迷ったかTikTokを始めました
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