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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  エイ  アカエイ  ウルメイワシ  トウゴロウイワシ  青魚  泳がせ  

【三崎港・北条湾】泳がせ釣りで1.5mのアカエイ…サビキではウルメイワシが好調でした(2023年10月29日)

こんにちは。

この日は潮の動きがベストで、潮見表を見るだけでニヤついてしまう感じでした。



私もしがないサラリーマン故、気持ちでは釣りを優先したくとも、仕事を優先せざるを得ず、地味に仕事が忙しいことからブログの更新が遅れており申し訳ありません。

この記事を執筆している時点で、2023/11/3からの三連休、実際の釣行は11/3と11/5に釣りに行っております。

この三連休中の2回の釣行でかなり確信を持ったのですが、ちょうどこの日の釣行が境で新なフィッシュイーターも北条湾に寄っている可能性が極めて高くなりました。

その新たなフィッシュイーターについては、次回の釣行記事(11/3と11/5の合併号)で詳しくお話しさせて頂きますが、この日まではそれ以前と同じ状況だろうと思っており、未明は何も釣れない(ネンブツダイ以外)…マヅメ時からトウゴロウイワシウルメイワシ狙い、日の出後トウゴロウイワシを活餌に青物…の流れで釣りをしようと思っていました。

異変に気付くのは日の出以降なのですが、まずはこの日の釣行を振り返ってみたいと思います。

この日は午前3時頃北条湾に到着しました。

北条湾到着時点で前週とは打って変わって釣り人の多さに驚きます。

自分で釣ったわけでもなく、誰かが釣っているのを見たわけでもなく、あくまで私の憶測のレベルなのでこの日までは申し上げませんでしたが、この日の釣行以前からもしかすると北条湾内にカマスが入って来ている…と予想していました。

突然増えた釣り人の大半が、ウキ釣りで明らかにカマスを狙っており、ほぼカマスが北条湾内に入って来ているのは確実でしたが、上記で申し上げたように自分でも釣っておらず、誰かが釣っているのを見たわけではありませんが、ほぼ100%カマスはいると思いました。

どのタイミングでカマス釣りをやろうか、一応釣りに行く度に考えており、この日の釣り人の数の変化に、この日誰かが釣っているのを目視で確認出来たら次からカマス釣りをしよう…こう思いました。

潮の動きも良く、カマス釣りの準備をしてこなかったことを軽く後悔しつつ、周りの釣り人の様子を伺いながらいつも通り釣りを開始します。

当たり前のように、第一投目でヒットするのはこの方。



そろそろ、動画を一々撮影するのも面倒なので、ネンブツダイに限っては「ネH※」とか、略語でツイート(ポスト)するか悩むほどです。w

※ネンブツダイHITの略

そして、この日の釣りのお供は白混じりの茶トラ猫です。



最初の5匹くらいは、良い音をさせてネンブツダイをバリバリ食べてくれましたが、6匹目からお手々で押したり、猫パンチを炸裂。



すまんが、今は念仏しか釣れないんだ…我慢してくれ…などと思っていると、フッと気付いたのですが、カマスがトウゴロウイワシを襲っているナブラが出来ていないことに気が付きます。

ん??

カマスの群れが移動したか…??

にしても、やけに静かだな※…と思っていると、隣で釣りをされている方がカマスをGET!

※ナブラも出来ず、トウゴロウイワシも湧いてこない

おぉぉぉぉおお!やっぱ入ってんなカマス…

カマスの群れは北条湾を出始めていましたが、まだ完全には出ていなかったようです。

来週からカマスの準備も必須だな…などと思っていましが、どうもお話しを聞くと、9時間カマス狙いの釣りをして、ようやく1匹釣ったらしく、えっ!?そんな確率なの??とビックリしました。

これは、カマスをやるにしても、状況をもっと良く分析しないとやる意味がない…

釣った方の釣りの仕方を見ていて、特に問題もなくカマス釣りに慣れている人なんだな…と思いながら見ていました。

では、スレ、カマスの数??

その後、気が付くとどんどん北条湾内に浮いていた、電気ウキの数が減っていきます。

あまりにカマスが釣れないので、皆さん気温がグッと下がる午前3時から午前4時の間にどんどん帰り始めました。

そして、午前3時半頃、今までより2時間ほど早くトウゴロウイワシサビキ仕掛けにヒットします。



これ、完全にカマスの群れが北条湾内から出たね…

潮の動き的には、午前5時過ぎの満潮での潮止まりに向けてガンガン潮が上がっているタイミングです。

魚の活性が上がって何らおかしくないタイミングです。

そして、それを象徴するようにミナミハタンポもヒットします。



見透かしたように、ピンク(ネンブツダイ)は嫌い、銀(トウゴロウイワシ)が良い…茶トラ猫に続いて釣りのお供のキジトラ猫が登場します。



この後はトウゴロウイワシはバンバン釣れるだろう…と高を括っていましが、新たなイーター登場で急にパタリとトウゴロウイワシが釣れなくなります。

確証をお示し出来る動画や画像がないので、あくまで私の憶測の域を出ませんが、恐らくイカの類が北条湾内に入って来ました。

トウゴロウイワシは釣れ続ける…こう読みましたが、イカのお蔭で急にトウゴロウイワシが釣れなくなります。

藤五郎爆釣れ!を疑わず、アホみたいに釣りのお供達にバンバン藤五郎をあげてしまったので、後の祭り状態で活餌がゼロに…w

イカ共めぇ…

かなりの至近距離でイカと思われるフィッシュイーターが地味にトウゴロウイワシを襲っています。

まぁ、良い…本命の青物が入って来るまで時間はある…そのうちイカも出て行くだろう…

イカのお蔭でサビキも全く無反応、ネンブツダイすら釣れません。

泳がせ釣りに至っては、サビキでトウゴロウイワシが全く釣れないのでお話しになりません。

泳がせ釣りの活餌を最後に交換して、そろそろ1時間が経過しようとしていたその時です…

泳がせ釣りの仕掛けを付けていた投げ竿が宙に舞い、竿立てごと海へ引きずり込まれていきます。

家内がそばにいたので、慌てて竿を掴みますが、今度は家内ごと海へ引きずり込まれそうになります。

なんだ??

なにがきた??

エイだろ??

分かんない…けど、私だと巻けないし落ちそう…と。

選手交代し、引きを直接感じた途端にエイアカエイ)だと確信します。

前回エイがヒットした時は、勘弁願いたい2mオーバー。

@194mac三崎港・北条湾】泳がせ釣りで青物を狙っていたら2mの巨大アカエイ#三崎港 #北条湾 #釣り #泳がせ #エイ#アカエイ ? Chigau, Soujyanai - Masayuki Suzuki


引きや重量感から2mはないものの、1m超えは確実。

家内がタモ?、ハサミ?と聞いてきました。

タモはお分かり頂けると思いますが、エイは非常に重いので1mを超えてくるとタモにも入らず、ギャフでもないと引き上げられず、致し方なく道糸を切ってリリースすることがあります。

そういう意味でハサミ…と家内は聞いてきましたが、いくら外道のエイであっても可能な限り釣り具は全て外してリリースしてあげたい…そんな思いからなんとか足下まで手繰り寄せます。

ようやくエイが浮いて来て…

タモ入れをしてくれる家内に…

なんとかタモにはいるだろ?

ヒレはペラペラだから頭入れてみ…

家内が何とかタモに入れ、引き上げようとしますが…

ダメ…上がんない…

タモの柄が折れそう…

なに??

柄が折れるぅ???

今までエイのお蔭で何本タモの柄が折れたことか…

現在使っているタモの柄も、エイで折れ新調して1年経ってません…

出せ!エイをタモから出せ!!

入れろって言ったじゃん…

出るわけないじゃん…

ここで再び選手交代。

タモを縦にし引き上げを試みますが、一歩間違うと自分が海に落ちそうな感じです。

エイのフォルムからもお分かり頂けると思いますが、タモに入れてから大暴れすることはほとんどないのですが、なんせとにかく重い。

なんとか引き上げますが、引き上げた時にはギャラリーの方もチラホラ…



ツイート(ポスト)内の会話でも、リプでも食べないのか…というご質問を頂きましたが、さすがにこのサイズですと、自宅の床で捌かねばなりません。

出るアラの量も半端ないですし、下手をすると一般ゴミではなく産廃になり兼ねません。w

そこまでしてエイを食べたいか…いや、勘弁願いたいです。

手頃なサイズが釣れた際は、一度は持ち帰りエイ料理をご紹介させて頂きます。

一応、エイをひっくり返し釣り針の除去を試みますが、あまりに深く飲み込んでおり釣り針の位置が確認出来ませんでした。

出来る限り、道糸を短く切り、今後このエイが食事は出来る状態にしてリリースしました

エイ自体は釣れると困りものですが、エイという魚は意外と好きなんです。

まんま、ステルス戦闘機で個人的には格好良く見えます。

恐らくこの形にも意味があり、水の抵抗を受けにくいとか、いろいろ理由がありこの形に進化しだんでしょうね。

エイとの格闘も終わり30分ほど経って、釣りのお供のニューフェイスが登場。



鼻にはチャップリンのようなヒゲの模様…

地味に黒色が足らず、八割れになり切れないキジシロ…

そして、何よりデカいケツ…

何となく残念な感じのニューフェイスです。w



ちなみに家内はチャップリンと呼んでいます。w

チャップリンがやって来た頃から、ネンブツダイが再び釣れ始め、次第にトウゴロウイワシも混じり始めます。

更に30分ほど経って、ようやくウルメイワシがアタり始めます。



ウルメイワシは20分ほどコンスタントに釣れ続け、次第に根魚が混じり始めます。







次第にウルメイワシの食いが渋くなり、トウゴロウイワシだけ活性高く食ってくるような状況になるのですが、突然トウゴロウイワシのアタリがパタリと無くなります。

潮の動きは下げ潮とはいえ、大潮でガンガン潮が動いている状況で、魚の活性が下がる要素があまりないようにも思えるのですが…

あまりに動きが地味過ぎて、気付くのに遅れましたが、フィッシュイーターが北条湾内へ入って来ていました。



どうして、フィッシュイーターにやる気がなかったのか、ハッキリとした理由は現時点では分かっていませんが、この日は終始泳いでいるだけで、アタックしている様子は見受けられませんでした。



トウゴロウイワシは普段より少し深めのタナを足早に泳ぐ感じで、深めのタナを少し速いスピードで整列して泳いでいる時は、まさに北条湾内全体に緊張感が走っているような状況で、フィッシュイーターがアタックこそしてこないものの、トウゴロウイワシなどの小魚の視界には入る範囲を泳いでおり※、小魚達は自分達が食事をしている場合ではない時の動きなんです。

※フィッシュイーターの魚体が大きい可能性もあります

チャップリンが登場した時に、しこたまトウゴロウイワシは釣り、活餌のストックは十分ありました。



警戒するトウゴロウイワシの群れ…地味にナブラを作るフィッシュイーター…

相変わらずフィッシュイーターの動きにやる気は感じられず、潜望鏡深度で定速で航行する潜水艦のようでした。

状況的に、フィッシュイーターが泳がせ釣りの活餌を食ってくる可能性が極めて少ないですが、目の前にいるのは分かっており帰路に着くことを躊躇っていました。

しかし、家にはブログのタイトルにもありますウサギと猫が朝ご飯を待っています。



粘るにも、時間に限界があり、この日は頃合いを見て納竿としました。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年10月29日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年10月29日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からウルメイワシ、トウゴロウイワシ、ウミタナゴです。

ウルメイワシが22cmほど、トウゴロウイワシは20cmほどです。

ミナミハタンポとメジナ(グレ)は、サイズも然程大きくなく元気いっぱいだったので、海へお帰り頂きました。

兄妹猫の朝食は、トウゴロウイワシとウミタナゴを焼いてあげました。



寄る魚の種類や、細かい魚の動きなど、毎年微妙にいろんなことが地味に変化していくのですが、今シーズンは決して悪いことではないのですが、北条湾内のエサが豊富なようで見た目でも分かるほどトウゴロウイワシが大きく成長し太っています。

例年ですと、我が家の兄妹猫が一年の中でも釣って来た魚を一番安定して食べてくれる時期なんですが、その安定の藤五郎…の神話が崩れ始めています。



妹猫は根魚の磯臭さや脂の濃い魚が苦手で、サバっ子や20cm未満のイワシ類、そして例年まではここにトウゴロウイワシが加わっていたのですが、今シーズンはそのトウゴロウイワシに脂がのり過ぎていて、大サイズのトウゴロウイワシになると食べてくれません。

兄妹猫の夕食は、比較的小さいサイズのトウゴロウイワシと、それなりに数が釣れたウルメイワシを焼いてあげました。



妹猫が残した朝食もまぜてありますが、20cm以下のトウゴロウイワシとウルメイワシですと、普通に食べてくれるんです。

トウゴロウイワシもウルメイワシもキレイに20cmというのが一つの基準で、そんなに変わるか?と実際に私達も実食してみたんですが、さすが猫!という感じで、確かに20cmを越えると人間の感覚ですと若干ですが、脂にしつこさを感じます。

調味料を一切使わず身を食べるとしつこい感じを覚えますが、逆にこれに少し醤油を垂らすとご飯が進む感じの脂感です。

もちろん猫にも個体差があり、どの猫も全てがこうではありませんが、ある意味身を食べただけで、何センチのトウゴロウイワシとウルメイワシなのかを正確に当てていることになります。

今回は釣りのお供もたくさん集まってくれたことなどから、調子に乗りトウゴロウイワシをバンバン釣ってしまったので、当日の朝夕のご飯だけでは処理し切れず、釣行翌日の月曜日の夕食もトウゴロウイワシを焼いたものとなりました。



釣りとはあまり関係ないお話しで恐縮なんですが、ツイート(ポスト)内のトウゴロウイワシを良くご覧頂くと、サイズが大きく見えると思います。

その通りで、器に乗っているトウゴロウイワシは最大で20cmほど、小さいもので19cmほどなんです。

上記の話の流れでいきますと、これも拒否されてもおかしくありません。

前日の夕食時はほぼ完食に近かったですが、地味に兄妹揃ってご飯を残したので、それをまとめて取り置いておきました。

それと写真の焼いたトウゴロウイワシを混ぜたのですが、何の問題もなく完食してくれました。

フッと思ったのですが、釣行当日の夕食も同じなんですが、一度トウゴロウイワシを冷凍しています。

つまり、ある意味鮮度抜群の釣りたてのトウゴロウイワシは、釣りに行った当日の朝だけなんです。

一度冷凍し、解凍する際に水分と一緒に風味や脂も一緒に落ちているのも、兄妹猫が拒否するしないに関係しているんだろうな…と思いました。

人間的な表現ですと、味が落ちる…とか言いますが、これが猫的にはちょうど良い感じになっているのかもしれません。



人間用の魚料理は、ウルメイワシのすりゴマ和えとタタキ丼を作ってみました。

ウルメイワシのすりゴマ和え

ウルメイワシのすりゴマ和え

ウルメイワシのすりゴマ和え


ゴマと青魚は相性が良いのでお勧めです。

ウルメイワシのタタキ丼

ウルメイワシのタタキ丼

ウルメイワシのタタキ丼


タタキ丼は一見しますと、何だか小汚いカスのようなものが散らばっていますが、実はこれ焼いたウルメイワシの身と生のウルメイワシの身を一緒に叩いたタタキ丼なんです。

先ほど、兄妹猫のご飯のお話しの際に、トウゴロウイワシとウルメイワシの身の食べ比べをしました…とお話し致しましたが、その際に実食するために普段は兄妹猫にはお裾分けしない、大サイズのウルメイワシも焼いて食べ比べ、残った焼いたウルメイワシの身を使っています。

この日は諸々のフィッシュイーターの動きの影響もあり、ウルメイワシがコンスタントに釣れていた時間は20分ほどでしたが、入れ食いとまではいかずとも、途切れることなく20分程度は釣れ続け、ゴマ和え、タタキ丼、兄妹猫へのお裾分けが出来るくらいの数は釣れました。

ただ、今北条湾に集まる魚はフィッシュイーター然り、サビキ釣りで釣れる魚達も含め、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ以外の魚は全てスレが酷いと思った方が無難です。

魚はいますが、非常に釣りにくいです。

スレ過ぎていて、これだ!という有効な手立てがなく、私はサビキ仕掛けの竿は私2本、家内2本の計算で計4本出しており、全ての竿に付けてあるサビキ仕掛けが違います。

過去に実績のあったサビキ仕掛けばかりではなく、新しいもので北条湾で使えそうなサビキ仕掛けは積極的に使用していますが、その時その時で食ってくるサビキ仕掛けの傾向が全く異なり、規則性がなくイマイチ絞り込めていません。

その中でも一番スレを感じるのがイカの類とカマスです。

実際に次回の釣行からカマス釣りは本格的に始め、都度釣行記事でご報告致しますが、一昨年のカマスラッシュの時はカマスもスレておらず誰でも釣れる感じでした。

去年は幾分スレていましたが、ある程度の数カマスが寄っていたので、少々釣りにくい…程度でしたが、今シーズンは数も少ない上にスレも酷く、極論を申し上げますとカマスはいますが、やるだけ無駄…という状況です。

私自身が本腰を入れてまだカマス釣りはしておりませんので、この辺の詳細は次回以降の記事で詳報させて頂きます。

イカに関しては、たまに餌木やヤエンで狙って釣りをしていますが、どちらもガン無視な上に、イカ狙いの釣りをしている人もほとんど見掛けません。

それでも、泳がせの活餌がイカに襲われた状態で戻って来ることもあり、現にイカの類はいると思いますが、9時間、10時間釣りをして1杯釣れるか釣れないか…正直申し上げて、同じ三崎周辺でも北条湾ではない場所での釣りをお勧めします。

もっと言えば、北条湾以外でも同じ三崎港周辺であれば、スレている可能性は高く、実績がある釣り場に行かれることをお勧め致します。

冒頭で簡単にお話し致しましたが、この記事を執筆している時点で11/3、11/5の釣行を終えております。

この日の釣行の2回前、前々回の釣行時に些か異変を感じており、その時は各フィッシュイーターが何がしかの理由で北条湾を離れ始めた…と予測し、確証が得られていないため、Twitter(X)やブログでその点について何もお話ししませんでした。

しかし、この日の時点で、その予想とは真逆のことが起きている…これだけは確信出来ました。

何の魚が集まり始め、どういったことが起きているのかは次回の記事で詳報させて頂きますが、何れの魚も数が少なくスレが酷い…これは間違いなく、多魚種の魚が集まり始めていることも確かですが、今シーズンの冬の北条湾での釣りはターゲットを絞り、しっかりとその魚と向き合わないと釣りに行くだけ無駄…という、当たり外れの多い釣行になると思います。

当然、私も例外ではなく、たくさん魚が寄っているのに釣るのが難しい…どこまで結果を出せるか不安でもある一方で、釣り師としてはこの上なく燃える状況に早く釣りに行きたくて仕方がありません。

昔使っていた釣り道具を引っ張り出してきたり、昔やっていた釣り方を改めて確認したり、スマホを持ってもPCを開いても釣り、釣り、釣り…

仕事柄、海の傍を走ることが多いので、車を運転すれば釣り、釣り、釣り…

寝ても覚めても釣り、釣り、釣り…

今回の記事は、いろいろ次回に答えを引っ張るような内容になってしまいすみませんが、その日の釣行を時系列的にTwitter(X)のツイート(ポスト)に注釈を加えるような構成になっていることから、申し訳ございませんが、次回の釣行記事は今暫くお時間を下さい。

なる早で次の記事を書きます。

また、ご報告させて頂きます。

2023年10月29日午前8時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年10月29日午前8時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】雨の中の北条湾釣行・青物は姿を現わしませんでしたがウルメイワシが好調でした(2023年10月15日)

こんにちは。

今回は秋の釣り…つまり多魚種の魚がたくさん釣れる時期でなければ、釣りに行かなかったであろう気象の状況でした。



天気予報はあくまで、「予報」且つピンポイントで北条湾の天気の予測をしているわけではなく、実際のところは現地に行ってみないと分かりません。

一歩間違えれば暴風雨の中釣りをしなければならないような状況でした。

しかし、一年の中で一番釣りが楽しめるこの時期、どうせ使い切ることがない有給休暇を取りまくってでも釣りに行きたい感じですので、折角の休日です、多少のリスクは覚悟の上で雨の中での釣行を決めました。

こんな状況の時に、のこのこと釣りに出掛けるのは、根っからの釣りバカである私くらいなものだろう…という予想や、付き合ってくれる家内にも、無駄に雨の中釣りをしてもらうのは悪いので、潮の動き等々からピンポイントで午前5時~午前7時の間の2時間だけ釣りをするつもりで出掛けました。

この2時間を選んだ理由は、まずは満潮での潮止まりの時間が午前5:09、そこから下げ潮とは言え潮が動き始め、徐々に潮の動きが大きくなっていきます。

且つ、この午前5時~午前7時の2時間の間にマヅメ時になり、日の出の時刻を迎えます。

午前7時で区切った理由は、午前6時を過ぎるとあくまで予報ではありますが、いつ荒天になってもおかしくない天気予報だったためです。

予報上では、気温は16度台、降水確率は100%、1時間の雨量が10mm、そしてなんと言っても北寄りの風で風速が10mの予報です。

釣りバカとは言え、救助の要請などをしなければいけない、他人に迷惑を掛ける事故やミスをするのは、本物の釣り師とは言えないと思います。

魚との知恵比べだけが自然を相手にすることではなく、釣りをする上での状況を的確に読み安全に釣りをして帰宅することが、本当の意味での自然相手のレジャーだと思いますし、釣り師だと思います。

実際に現地に到着すると、久しぶりに見たような気もしますが、北条湾周辺に人の姿はゼロ。

当然、釣りをしている人などいませんでした。



午前5時頃から釣りの準備を始め、1本ずつ竿を出していきました。

雨が降ろうが、風が吹こうが、最初に準備が出来た竿の第一投目から恒例のネンブツダイです。



しばらく念仏ラッシュか…と覚悟しましたが、良い意味で予想が外れウルメイワシトウゴロウイワシと続きます。





大潮らしからぬ食いの渋さはありましたが、途切れることなく一定の間隔でウルメイワシトウゴロウイワシが釣れ続けます。

猫は水を嫌う子が多いのですが、この釣りのお供のキジトラ猫は雨でもやって来るんです。

雨粒が耳に当たり、ブル、ブルと弾いているのが可愛らしかったです。



なるべく大きなサイズの、泳がせ釣りの活餌には向かないトウゴロウイワシをお裾分けしてあげました。



釣りをしている間は終始粒の大きな雨が降っていたことや、地味に風があり海面にさざ波が出来ていたので、正確には分かりませんでしたが、この日は青物のフィッシュイーターは姿を見せませんでした。



ツイート(ポスト)内の、メッキと思われる魚は薄っすら魚影が確認出来たことや、アタリがあり竿を持ち上げて、魚のとの駆け引きしている間にハリスが切れる…ではなく、最初のアタリがかなり大きく真下に潜るようなアタリで、耐えられずにハリスが切れる…という感じでした。(ハリスが切れたのは全てトリックサビキです)

トウゴロウイワシのアタリの場合は、比較的食い上げのアタリが多く、ウルメイワシの場合は走りますが、走る方向は個体差がありバラバラです。

メッキはアイゴのアタリに良く似ており、比較的一直線に真下に潜ります。

今回は釣り上げてお示しすることは出来ませんでしたが、この日のハリスが切れてバラしてしまった魚はメッキだと思われます。

そうこうしているうちに午前7時に近付き、少しずつ片付けを始め、最後に1本だけサビキ仕掛けを付けた竿を残しておきました。

地味にウルメイワシが釣れていたことや、ハリスを切る魚の正体を見たかったのですが、期待とは裏腹に釣れたのはこの方。



雨足が弱まることもなく、それなりにウルメイワシが釣れたので、この日は大人しくここで納竿としました。

荒天の影響で人っ子一人いない北条湾

十数年前、居付きのイワシが登場した頃は、今くらいの時期から北条湾で釣りをする人はほとんどいませんでした。

20年近く前は、北条湾はどちらかと言うと釣れない釣り場でした。

そんなまともな魚が釣れない釣り場で、家内と釣りのお供達だけで釣りをしていた頃が懐かしく思い出されました。

【参考】釣り場のゴミと北条湾にいる動物について

帰れ…と背中を押してくれたクサフグ様様で、最後の1本の竿を片付けた途端に風雨共に強くなり、大人しく諦めて良かったです。



ウルメイワシに関しては、サイズも順調に上がってきており、今後もしばらくは安定的に釣れると思います。

マイワシに関しましては、夏場の異常な海水温の上昇で、暖か過ぎる海水を嫌い回遊ルートが変わってしまった可能性が高いです。

ただ、海水の温度はここ数週間で一気に下がっており、これを機に再び群れが戻って来る可能性もゼロではありませんが、今のところ釣果は確認出来ておりません。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年10月15日 北条湾釣行 釣果


釣りの準備、片付けを入れての2時間でしたので、実質的に釣りをしていたのは1時間半弱程度ですが、まずまずの釣果かなと思います。

釣りのお供のキジトラ猫にも、かなりトウゴロウイワシをお裾分けし、ちょうど人間用一食分、兄妹猫二食分くらいでちょうど良い感じでした。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年10月15日 北条湾釣行 釣れた魚種


ご説明は不要かと思いますが、上がウルメイワシで下がトウゴロウイワシです。

ウルメイワシが22cmほどです。

我が家の兄妹猫の朝食は、こちらもご説明は不要かと思いますが、トウゴロウイワシです。



この腸を覆うような白っぽい身はトウゴロウイワシの脂です。

トウゴロウイワシの脂身


ツイート(ポスト)内でも話しておりますが、安定の藤五郎で安定し過ぎて何のハプニングも起こらず、画的には全く面白くありませんが、やはり残さず食べてくれると雨の中釣って来た甲斐があります。



兄妹猫の夕食はウルメイワシとトウゴロウイワシを焼いてあげました。



今釣れるトウゴロウイワシの脂感が妹猫にはちょうど良いみたいです。



そして、人間用の魚料理ですが、ここのところ…というか、今シーズンはかなり刺身系の魚料理に偏っていたので、火を通す魚料理にしようと思っていたのですが、ウルメイワシを1匹捌いてみてビックリ!

前回釣れたウルメイワシと全く変わっており、腸を覆うようにビッシリ脂が付いていました。

ウルメイワシの脂身


捌いていても、少々コッテリ感がある脂が手に付き、指がテカる勢いでした。

ウルメイワシは冬場に向けて脂を溜め始めると、腹身の内側がオレンジ色に変色します。

ウルメイワシの腹身


家内に状況を説明し、どんな魚料理で食べたいか聞いたところ、即答で「刺身」だったので、変わり映えがなく恐縮ですが、今回も刺身系の魚料理となりました。

ウルメイワシのお刺身丼です。

ウルメイワシの刺身丼

ウルメイワシの刺身丼

ウルメイワシの刺身丼


今釣れるウルメイワシは、脂ものり始め一年で一番美味しい時期です。

サイズも徐々に成魚サイズに近付いており、まさに釣って楽しく、食べて美味しい魚です。

今回は簡単に釣った魚をお刺身にする際のポイントをお話しさせて頂きます。

この日ではないのですが、Twitter(X)のフォロワーさんと現地で釣った魚を刺身で食べる際の話になり、私自身が「アッ!こういうことを話せば良いんだな…」と勉強になりました。

語弊のある物言いなので、誤解をして欲しくないのですが、皆様も何がしか得意な分野があると思います。

その特異分野の事柄を、全く知らない人に教える際に、余程しっかりしたカリキュラムがあれば別ですが、ご自身で一から教えるとなると、教わる側の人が何が分からないのか分からない…という経験はありませんかね?

ブログで延々と一つのことを説明すれば、いつかは釣りについて様々なことをご理解頂けると思いますが、そもそもそんな一つの事柄について延々と話しても、所詮たかが釣りですので飽きてしまい、逆に読んでもらえなくなると思います。

どこからどこまで何を伝えたら良いのか分からない…お読み頂いている皆様の知りたい…に応えられているのか…という疑問のフラグみたいなものが、正直申し上げて私にはあります。

逆に私で良ければ、遠慮なくTwitter(X)やブログのコメントなどでご質問下さい。

即返信…は難しくとも、概ね24時間以内には返信させて頂きます。

今回のテーマは釣った魚を刺身で食べる際の「食感」と「味」についてです。

上記のウルメイワシのお刺身丼の、アップ写真(下の写真)をご覧頂くと、ウルメイワシの身に包丁の切れ込みが入れてあると思います。

これは、「飾り包丁」や「化粧包丁」の意味合いもあるのですが、私が釣った魚を刺身で食べる際に切れ込みを入れるのは実は骨切りをしているんです。

どんな魚でも概ね、体側の真ん中、中骨から水平方向(横)、に骨が伸びています。※

※深海魚など、特殊な環境で生活している魚はまったく一般的な魚と骨格が異なることがあります。

この骨を「血合い骨」と言うのですが、大きな魚の場合は三枚に卸し、この血合い骨がある部分を、出来る限り骨だけ薄く身ごと切り落とすことが一般的なんですが、今回釣ったウルメイワシは20cmほどのサイズがメインです。

そんな小さな魚で、血合い骨を身ごと切り落としてしまったら、食べる身が無くなってしまいます。

そこで、この血合い骨を骨切りするために、身全体に斜めの包丁を入れています。

ウルメイワシは骨自体は柔らかいので、骨切りをしなくても多少気になるだけで、食べて食べられないことはありませんが、やはり口に含み噛んだ時に骨感があると、折角の新鮮な釣りたての魚料理が残念な感じになってしまいます。

仮にメッキやアジなど、イワシ類より骨が堅い魚の場合は、包丁の切れ目の間隔を狭めます。

これをするかしないかで、食べた時の食感は大きく変わります。

ウソのように骨が気にならなくなります。

また、食感ですと、もう一つ注意がありまして、ウルメイワシの場合は鱗は剥がれ易いのですが、鱗の下に薄い粘膜のような膜があります。

ウルメイワシが皮だけになり、指で触ってキュッと音が出来そうなくらい丁寧に鱗と膜を取り除いて下さい。

刺身を食べた時に、鱗が一枚でも残っていると、その時点で台無しになります。

最後に味についてですが、先ほども申し上げましたが、今のウルメイワシは脂がのっているので身の甘さが初夏から夏場のウルメイワシと各段に違います。

こういった味や風味を上手に引き出すために、魚を捌いたあと30分ほど冷蔵庫で寝かせます。

ウルメイワシの身を刺身丼の写真にのっている状態にしましたら、良く流水で洗い流し鱗や膜、捌いている時に付いてしまう血や肉片などをキレイに流します。

当然、洗い流した身をいきなりご飯に盛ったり、お皿に盛り付ければ水っぽくて旨味もへったくれもありません。

お皿にキッチンペーパーを敷き、その上にウルメイワシの身を並べ、ラップをせずに30分ほど冷蔵庫で冷やして下さい。

軽くウルメイワシの身の表面が乾いてきたらOKです。

ちなみにこれは、少し前に流行った様々な料理の「熟成」の工程とは全く別もので、単に身の水分を飛ばすことが目的です。

ここまでお話ししました工程を、丁寧にやるだけで釣った魚のお刺身の味や食感は各段に変わります。

あとは、ウルメイワシに限っては、冬場でも足が早く身が緩くなり易いので、冷やすことは徹底して自宅までお持ち帰り下さい。

自宅に帰った時に、既にウルメイワシの身が緩くなっていたのでは、この工程以前の問題ですので。

雨の中の短時間釣行だったので、お話しすることもそうはなく、時系列的に端的な釣行記になってしまいましたが、ウルメイワシの釣果は今後上がってくると思います。

私は仕事の都合上(サイクル)、どうしても未明から釣りに行きますが、今シーズンの今のウルメイワシは日の出以降から日中が好調なようです。

これからは気温も下がりますので、日の出以降の釣行をお勧め致します。

また、ご報告させて頂きます。

最後になりますが、この日の釣行後、実家の老猫ハル婆さんが19歳で亡くなりました。





皆様のご支援(いいね!やリプ)本当にありがとうございました。

若気の至りで、家族を放り出し家を出た、バカな親父のケツ拭きをしてくれたような猫でした。



この動画ですと、ブーブー言っていると思いますが、生まれた時から鼻に疾患(人間で言う鼻炎)があり、そういったこともあってか、親兄妹とはぐれたか、見捨てられたか、で鳴き叫んでいるところを娘が保護しました。

そういった感謝の気持ちもあったのか、娘は人生の3/2をハルと過ごし、まるで私達親子が再開し関係が元に戻ったのを見届けて亡くなったように思ってしまいます。

今後とも、若干猫が多め…なTwitter(X)ブログをよろしくお願い致します。

2023年10月15日午前7時過ぎの北条湾岸壁周辺の様子
2023年10月15日午前7時過ぎの花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  泳がせ  オオモンハタ  ボラ  トド  ボラのヘソ  魚料理  

【三崎港・北条湾】サビキ釣りで青魚…泳がせ釣りで青物のはずが…(2023年10月8日)

こんにちは。

この週末は、翌週の月曜日のスポーツの日が休日ということで、三連休となりました。

今の時期は冬支度を始めた魚達に脂ものり、食べても美味しく、冬支度の為に魚達も良くエサを食べ魚を釣り易くなる時期ですので、三連休全ての日に釣りに行きたいくらいでしたが、釣りの神様も意地が悪く潮回り(潮汐)のサイクルの末端で、一番潮が動かないタイミングでした。



取り敢えず、日曜日に釣りに行き、その時の状況で翌日の月曜日、スポーツの日の祝日も釣りに行くか決めることにしました。

潮の動きが悪いと言っても、やはり三連休、午前3時半頃に北条湾に到着しましたが、釣り人はそれなりにおり釣り座は埋まりつつある感じでした。



1ヶ月ほど前までは、連日気温は30度超え、湿度も90%前後は当たり前で、10代の頃に単車で転んだ際の古傷が痛み、足を引きずりながらの釣行が当たり前でしたが、体調を崩しそうな勢いで一気に秋になり、風が幾分吹く中で気温は22度台、今シーズンは初めて防寒着を着ないと寒い状況でした。

今シーズンは明け方での潮止まりのタイミングが最悪なことや、各青魚が未明の時間にはほとんど北条湾内に入って来ず、釣りをしてもネンブツダイしか釣れないこともあり、この日は普段より遅めに釣りを始めました。

※潮止まりのタイミングについての詳細はコチラの記事を参照して下さい。

今シーズンは上記の潮止まりのタイミングの影響で、当たり外れがハッキリと釣果に現れる釣行が多く、この日などは潮もほとんど動かない上に、潮止まりのタイミングがほぼ日の出の時刻です。

釣りの神様…そこまでして僕に魚を釣らせたくないんですか?と聞きたくなるような、状況としては最悪の状況でした。

いい加減ウンザリしてきますが、相も変わらず第一投目から釣れるのはこの方、ネンブツダイです。



家内に「ダメ元で活餌に使うから数匹ネンブツダイをストックしておいてくれ…」と頼みますが、この日は早々にトウゴロウイワシがヒットします。



残念ながら、マヅメ時前にトウゴロウイワシが爆釣れする時は、北条湾内にはカマスなども含めたフィッシュイーターの類の魚がいない…ということです。

今シーズンは良く観察していますと、トウゴロウイワシに限っては、未明の時間帯にも北条湾内に居る群れと、ウルメイワシとほぼ同じタイミングでマヅメ時から日の出辺りで北条湾内に入って来る群れがいます。

9月以降、釣りに行ったほとんどの日で、午前5時から午前6時くらいまでが、一番トウゴロウイワシの群れの密度が北条湾内で高くなる傾向があり、この時にサビキ釣りでトウゴロウイワシ釣れない…もしくは非常に釣りにくい状況になる場合は、青物のフィッシュイーターが北条湾内に居る可能性が極めて高く、泳がせ釣りでの釣果が一番望めるタイミングです。

この日は念仏…藤五郎…念仏…藤五郎…を繰り返し、ほぼネンブツダイと同じ間隔でトウゴロウイワシが釣れ続けました。

明け方のフィッシュイーターとの格闘のために、活餌を確保出来る…という点では有難いのですが、もう要らん…というくらい釣れるこの状況…

どんだけトウゴロウイワシ達がリラックスして食事をしているのか…

潮の動きも鈍い中…バンバン釣れる藤五郎…

トウゴロウイワシの動きが、1匹もフィッシュイーターが北条湾内に居ないことを教えてくれていました。

トウゴロウイワシは兄妹猫のご飯用ではなく、活餌として使いますので、一つのバケツに入れる数にも限りがあります。

バケツに詰め込むようにトウゴロウイワシを入れてしまえば、酸欠ですぐに弱ってしまいます。

また、これからの時期は、体感的にちょうど良い気温でも、風がありますとバケツの海水が冷やされ、バケツの中の水温が下がり過ぎてしまうことで弱ってしまったりします。

こういうことから、活餌のバケツの海水は小まめに交換する必要があります。

ウルメイワシなど、青魚の群れが北条湾内に入って来た形跡もなく、念仏…藤五郎…念仏…藤五郎…状態なので一旦サビキ釣りを止め、しばし観察していると…家内が…

あの泳がせの竿の活餌、メチャクチャ暴れてるよ…と。

確認しに行くと、確かにかなり暴れていました。

ん…

状況からして、青物は居ないはず…

しかし、この暴れっぷりは間違いなくロックオンされている…

一気に竿が持って行かれることを期待しつつ様子を見ていました。

すると、突然竿の動きがピタリと止まります。

あぁ…活餌が外れたか(釣り針から)…

と、思い活餌を交換するために、仕掛けを巻き上げ始めると、突然真下に持って行く引き…

引きの強さから、魚体はそれほど大きくない…

しかし、この下へ、下へと潜る引きはなんだ??

確実に青物ではない…

ただただズシリと重いエイ(アカエイ)の引きでもない…

ただただ暴れるダイナンウミヘビの引きでもない…

マゴチでもない…

シーバスでもない…

など、マヅメ時前に泳がせ釣りで北条湾で釣ったことがある魚を思い浮かべながら仕掛けを巻いてくると、一瞬カサゴかと思いましたがオオモンハタがヒットしていました。



北条湾に入り浸る以前は、観音崎などをホームに陸っぱりから、遠投でマダイを専門に狙って釣りをしていた時期もあり、それなりに大物は釣ってきましたが、泳がせ釣りでオオモンハタを釣ったのは初めてで※、鯛ほど力強くはありませんが、何とも言い難い引きでかなり面白かったです。

サビキ釣りでは何度も釣ったことがあります。

前回の釣行記事でも触れましたが、前回はマダイ、ヘダイが釣れ、今回のオオモンハタしかり、かなり北条湾内の磯焼けが回復していると思われます。

鯛系の魚やカサゴやメバルなどの根魚、メジナ、ウミタナゴ、数年前磯焼けが酷くなった時に釣れなくなってしまった各魚達が、再び北条湾で釣れるようになってきました。

ハタ系の魚やカサゴ、メバルもフィッシュイーターであり、雑食性ではあるものの小魚を好んで食べる魚です。

北条湾の海底は砂地ですので、その砂地に何の海藻も藻も生えていなければ、そもそもフィッシュイーターのエサとなる小魚達が集まりません。

仮に海藻や藻がなくなってしまっても、北条湾内に入って来ていた青魚を食べれば良いじゃないか…

これもありなんですが、メバルやカサゴ、ハタなどのフォルムからもお分かり頂けると思いますが、瞬発力はあるものの、泳ぎ続けるスピードでは青魚には敵わず、捕食することが難しいので食べられる状況にあれば食べますが、基本的に青魚などの泳ぎが得意な小魚はターゲットにしません。

早いもので10月も中旬に差し掛かっていますが、磯焼けからの回復は実は今年の初めにその傾向が見られました。

今年の2月にカタクチイワシを活餌に泳がせ釣りでクロアナゴがヒットしました。



活餌の確保に難ありでしたが何とか70cmのクロアナゴをGET!(2023年2月23日)

北条湾は海底が砂地なのでアナゴ類の魚がいてもおかしくないのですが、湾内では滅多に釣れません。

製氷所の前や花暮岸壁など、本土と城ケ島の間の船道側の潮通しの良い釣り場でないとアナゴ類は釣れないと言われていました。

昨今は、海水温の上昇に始まり、海の中の変化も目まぐるしく、こういった釣れる魚の種類が激変していること全てが、磯焼けの回復が要因ではありませんが、釣りをする者にとっては、毎年今までは釣れなかった魚が釣れるというのは、更に釣りを楽しくさせてくれると思います。

少々釣行の話から逸れましたが、この日は活餌のトウゴロウイワシの確保はこれでもかッ!というくらい完璧でしたが、青物と思われるフィッシュイーターが一応やって来ましたが、絶対今日は釣れない…ね…と、見た瞬間、一発で分かる動きでした。



池にいる錦鯉よりも泳ぐスピードが遅いのではないか…と思うくらいゆっくりと泳ぎ、トウゴロウイワシの群れに近付き、トウゴロウイワシが驚き一応ナブラは出来ていましたが、ナブラらしいナブラが出来たのも数回、ここまでやる気を感じないフィッシュイーターを見ることの方が稀で逆に貴重な経験かもしれません。

どれだけ活餌の確保が完璧でも、肝心のフィッシュイーターにやる気がないのでは釣りになりません。

この日は早々に青物狙いは諦め、ウルメイワシやメッキなどの回遊を待ち、サビキ釣りに専念することにしました。

すると、シラススキンのサビキ仕掛けを付けた竿が妙な動きをしていました。

食い上げるわけでもなく、引くわけでもありません。

竿先がオモリの重さでしなっているのは、他のサビキ仕掛けを付けた竿とほぼ変わりませんが、なぜかシラススキンのサビキ仕掛けを付けた竿だけ横にピクピクと動きます。

若干風はあったものの、竿先が左右に振られるほどの風速ではなく、一見すると風に流されているようにも見えるんですが、明らかの他の竿とは違う動きです。

家内に、「その竿(揺れている竿)上げてみ…」と、仕掛けをチェックしてもらおうとした時…

あぁ!…ちょっと待った!

これボラだろ…

ボラかもしれんから、構えてゆっくり上げて(竿を)み…

予想はドンピシャ、家内が竿を上げた瞬間に大暴れ。

選手交代しますが、かなり引きは強くシラススキンのサビキ仕掛けなので、トリックサビキのハリスよりは太いものの、いつ糸が切れてもおかしくない状況でした。

慎重に10分ほど格闘しますが、家内がチビ(身長140cmほど)な上に、この時はド干潮…

干潮での潮止まり後、20分ほどしか経っておらず、海面が低過ぎ地味にタモが届かない…

私がタモ入れをすれば完全に届きますが、ボラが暴れた時の対処が家内では…

ボラをコントロールすることを選ぶか、タモですくうことを選ぶか…

家内にタモを任せボラを何とか浮かせますが、あと一歩でタモが届かない…

海面からボラが出てしまえば、確実に暴れてハリスが切れる…

仕方がないので、しばらくボラを泳がせ疲れさせます。

良い感じで動きが鈍くなってきたので、再びタモ入れにチャレンジします。

何とかタモ入れに成功し釣り上げることが出来ました。



前週の釣行も、青魚、青物感を感じない釣果でしたが、この日は輪を掛けて青魚、青物を感じないといいますか、青魚すら釣れていません。w

本来であれば、サビキ釣りで青魚、泳がせ釣りで青物…これを狙って釣りに行っているのですが、ある意味それだけ魚影が濃い…とも言えますが、何か今一つ足らないような物足りなさを感じる釣行でした。

ボラを釣った時点で、かつてないくらいやる気を感じない青物と思われるフィッシュイーターは北条湾内に居ましたが、そもそもボラを捌くだけでも面倒な上に、万が一青物…となると魚を捌くだけでなく、食べるにも困るので後ろ髪を引かれながら、この日はここで納竿としました。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年10月8日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年10月8日 北条湾釣行 釣れた魚種


ボラは50cmほどで、ボラは50cmを越える老魚のことをトドと呼びます。

オオモンハタが30cm弱で、ご説明は不要かと思いますが、右下のこじんまりと並んでいるのはトウゴロウイワシです。

兄妹猫の朝食は、オオモンハタとボラのアラを焼いてあげました。



捨てるのも勿体ないので、アラから身が取れるサイズの魚の時は、兄妹猫のご飯用にアラを焼いてあげるのですが、青魚、青物以外の魚のアラはだいたい外します。w(食べてくれない)



ツイート(ポスト)にもありますように、ハタ系の魚は幻の高級魚…とも呼ばれ、見た目の純白の身の美しさだけではなく、味も濃く刺身、焼き、煮付け、干物等、どういう食べ方でも非常に美味しい魚なんですが、普段は釣って来た魚を焼き始めると終始鳴きっぱなしの兄猫がこの日は私の近くをウロ付くものの、一切声を出しませんでした。

嫌な予感がしながら、ほぐし身を作りましたが、嫌な予感は的中しました。w



兄妹猫の夕食は安定のトウゴロウイワシを焼いてあげました。



我が家の兄妹猫は、青魚とトウゴロウイワシやカタボシイワシが一番お好みなようです。



そして、今回の魚料理は、本来は翌日も釣りに行くつもりでいましたが、あまりに魚を釣る上での状況が悪過ぎて、本当に釣りに行くだけ無駄…状態だったので、翌日の釣りは断念したため時間的な余裕も出来たので、品数豊富に作ってみました。



魚料理① オオモンハタのタタキです。

オオモンハタのタタキ

オオモンハタのタタキ

オオモンハタのタタキ


幻の高級魚と言われる所以でもありますが、メバルやカサゴなどにある磯臭さもなく魚の濃い味と甘味が特徴です。

また、血合いの部分がほとんどなく、見た目的には純白でキレイな身ですが、先述しました通りこのキレイな白身が泳ぎが苦手な魚である証なんです。

血合いの部分がほとんどない…イコールで筋肉量が少ない魚なんです。

瞬発力はあっても持久力がない証が、美しい純白の身の色なんです。

魚料理② ボラのお刺身。

ボラの刺身

ボラの刺身

ボラの刺身


ボラは居付き型と回遊型のボラがおり、北条湾で釣れるボラは越冬、産卵のために爆食いをするために、外海から一時的に北条湾へやって来る個体がほとんどです。

河口付近やヘドロが堆積している海域に居付いているボラは、身に臭みがある個体が多いですが、普段は外海で生活している回遊型のボラは身に臭みはなく、今の時期の冬支度をしているボラは「寒ボラ」と呼ばれ、尋常ではない量の脂を溜め込みます。

目が見えなくなるほど脂を溜め込むこともあり、寒ボラは春先から夏に掛けてのボラと本当に同じ魚なのか…と疑ってしまうくらい味が変わり、今の時期のボラは絶品です。

先述しました、このボラがサビキ仕掛けに掛かった時に、竿先が変な動きをしていたのは、溜め込んだ脂で目が見えにくくなり本人(ボラ)はサビキ仕掛けをエサだと思い込み食べたのに、その場から動けない理由が分からず右往左往している状態です。

竿(サビキ仕掛け)を上げ、釣り上げられそうになった時点で、ボラ自身が異変に気付くので一気に暴れます。

元々、性格も大人しく俊敏な動きを得意としておらず、青物が青魚を追うようなエサの食べ方をボラはしません。

雑食性ではありますが、ボラの主食は藻で本来は海底に生えていたり、沈んでいる藻を地味に食べる魚です。

この藻を食べる時に、海底の砂や泥を一緒に食べることから、河口付近やヘドロが堆積している海域のボラはどうしても身に臭いが付いてしまいます。

夏場のボラの身は、もっと透き通るような白身ですが、今回の寒ボラはまるで養ブリ(養殖もののブリ)の身にそっくりです。

身に脂がのっているのがお分かり頂けると思います。

ちなみに、味も養ブリに近く非常に甘味があります。

魚料理③ ボラの腹身の塩焼き。

ボラの腹身の塩焼き

ボラの腹身の塩焼き

ボラの腹身の塩焼き


どの魚でも同じですが、魚の部位の中で一番脂がある部位です。

塩を振るだけで、ご飯が何杯でも食べられる感じです。

今回はこれに一手間加えた魚料理も作りました。

魚料理④ ボラのヘソの刺身。

ボラのヘソの刺身

ボラのヘソの刺身

ボラのヘソの刺身


先述しましたが、ボラの主食は藻です。

想像に難しくないと思いますが、パンダが竹を食べるのと同じことで、藻を食べても消化するのが大変であろうことは容易に想像出来ると思います。

パンダも元々熊なのに、熾烈な食糧確保の闘いから離脱し、誰も食べない竹を食べて生きていけるように進化しました。

ボラも同じように食料の取り合いで争わず平和的な進化を辿っており、低カロリーで誰も食べない藻を食べて生きていけるように進化しました。

その藻を食べる上でボラが進化させたのが胃です。

人間で言う、食道と胃の間に、胃が変化して出来た「幽門」という器官があり、それがボラのヘソであり、そのボラのヘソで食べた藻を磨り潰し消化し易くしています。

ちなみに鳥の砂肝も同じような役割をしており、ボラのヘソの食感はまさに砂肝です。

見た目から「そろばん玉」などとも呼ばれ、1匹のボラから1個しか取れませんので、まず一般市場に流通することはなく、これを味わえるのは釣り師の特権と言っても過言ではありません。

噛めば噛むほど甘味が出てくるような味で、非常に美味でまさに珍味です。

魚料理⑤ 一度で二度美味しいボラの山掛け丼

ボラの山掛け丼

ボラの山掛け丼

ボラの山掛け丼


ボラの中落ち(中骨に残った身)をスプーンで削ぎ落し、それと先ほどの腹身の塩焼きと一緒に叩き、その上にすった山芋、卵の黄身をのせたものです。

「焼き」と「生」のコラボということで、今回は酢飯ではなく普通の白米に盛り付け、ワサビ醤油ではなくたまり醤油を掛けて頂きました。

濃い口の醤油と良く合い激ウマでした。

ここからは、1回で食べ切れなかったボラの刺身をリメイクした魚料理です。

魚料理⑥ ボラの刺身のカルパッチョ。

ボラの刺身のカルパッチョ

ボラの刺身のカルパッチョ

ボラの刺身のカルパッチョ


単純に生野菜と和えただけですが、今回はこれにゴマのドレッシングを掛けて食べましたが、ボラに限らずゴマと魚は非常に相性が良いと感じています。(特に青魚・青物)

釣った魚を刺身にする場合に、すったゴマと和えたり、ゴマのドレッシングを掛けてみたり、宜しければゴマと組み合わせて食べてみて下さい。

お勧めです。

最後は、魚が苦手なお子様でも食べられる一品です。

魚料理⑦ ボラのフライのフィレオサンド。

ボラのフィレオサンド

ボラのフィレオサンド

ボラのフィレオサンド


ボラの刺身をフライにし、バターロールにチーズ、コールスロー、タルタルソース、ボラのフライを挟んだものです。

ボラの身自体に臭みやクセがないので、非常にパンとの相性も良いです。

魚が苦手なお子様などには、是非お試し下さい。

釣ったばかりのボラは、独特の生臭さがありますが、その生臭さの原因はボラの体表のヌメリが原因です。

しっかりと血抜きをし、鱗を剥ぎ、丁寧に皮を取り除けば、ボラの身には臭みはありません。

繰り返しになりますが、今の時期のボラは味が絶品な上に釣り易く、たかが50cmのボラでこれだけの魚料理が作れます。

ボラは不思議なもので、狙って釣ろうと思うと中々釣れないのですが、サビキ釣りをしていると意外にも結構針掛かりします。

サビキにボラが掛かってしまった時に、「ボラか…」と思わず是非持ち帰って食べてみて下さい。

皆様も折角釣り師として釣りをし、魚をたくさん釣っていると思います。

釣った魚の味しかり、魚を捌くことでいろんな発見もあり、それが釣れる釣り師になる秘訣でもあります。

苦手な方もいらっしゃると思いますが、特に魚を捌いた際は胃袋の中の確認をお勧め致します。

実際に釣った魚がどういったものを食べているのかを知ることで、その魚を更に釣り易くするヒントが詰まっています。

今シーズンは青魚、青物が釣りにくい状況ですが、次こそはボラではなく青物の釣果をご報告出来るように頑張ります。

また、ご報告させて頂きます。

2023年10月8日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
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【三崎港・北条湾】時化の影響か青物は現れず大潮らしからぬ魚の動きでした(2023年10月1日)

こんにちは。

今シーズンの秋の青物釣りは、幸先良く9/39/10と二週続けてショゴをGET!し、スタートダッシュを決めたものの、その後が続きません。

【参考】
明け方にメッキ入れ食い&今シーズン初の青物をGET!(2023年9月3日)
前週に続きメッキ入れ食い&2週連続でショゴをGET!(2023年9月10日)
2023年度シルバーウィーク4回の釣行まとめ(2023年9月17日・18日・23日・24日)

青物が釣りにくい原因の一つとして、潮の動きが関係しています。

マヅメ時から日の出後1時間の間に、干満問わず潮止まりのタイミングが重なり、本来であれば魚が一番活発に動く時間帯に潮の動きが止まってしまいます。

こちらは、去年の同じ時期にカンパチを釣った日のツイート(ポスト)です。



大満足の1匹・70cmのカンパチをGET!(2022年10月16日)

こちらは今シーズン、二週続けてショゴを釣った日のツイート(ポスト)です。



前週に続きメッキ入れ食い&2週連続でショゴをGET!(2023年9月10日)

そして、こちらがこの日、釣りを開始する時のツイート(ポスト)です。



各ツイート(ポスト)内の、潮見表のキャプチャー画像に注目して頂きたいのですが、未明から明け方に掛けての潮止まりのタイミングが、カンパチ、ショゴを釣った日は、マヅメ時前に潮が止まり、この日は日の出の時刻の直前で潮の動きが一旦止まっています。

潮止まりの時刻を基準とし、その前後30分はどうしても魚の動きが鈍くなります。(潮が止まるまでの30分と再び潮が動き出した後の30分)

青魚や青物は特に潮の動きに敏感な魚ですので、潮の動きが鈍くなると露骨に食いが渋くなります。

マヅメ時、陽が昇り始め、徐々に明るくなる薄暗い時から、日の出を迎えてその後1時間程度が一番青魚、青物共に動きが活発になる時間帯です。

私は釣りを生業としているわけではありませんので、海の状況、気象の状況、狙う魚の動き等々、釣りをする上での条件が一番良い時に必ず釣りが出来るわけではなく、船釣りなどのようにある程度魚が釣り易い状況をお膳立てされた釣りでもなく、陸っぱりからそれなりのサイズの魚を釣るとなると、ほんの些細なことで魚が釣れる釣れないが左右されてしまいます。

ある意味、好条件でも悪条件でも与えられたフィールドの中で、魚との知恵比べをすることも、こういった陸っぱりから大物を狙う釣りの醍醐味でもあるのですが、とは言え釣りに来ている以上、出来れば毎回釣果は上げたいものです。

一言で潮の動き…と言いましても、上記のように干潮や満潮で潮の動きが止まるタイミング、潮汐の種類、所謂大潮、中潮、小潮、若潮、長潮などがありますが、潮汐と潮止まりで言いますと、潮汐よりも潮止まりの方が、魚が釣れる釣れないには大きく影響します。

潮汐の種類で大潮と小潮では、当然大潮の方が魚の動きは活発になりますが、魚の動きに差はあれど潮さえ動いている時間であれば、それなりに魚達の活性は上がります。

しかし、潮止まりでは、文字通り潮(動き)が止まります。

先ほど申し上げましたが、潮止まりの前後30分、潮止まりの時間に向けて徐々に潮の動きが鈍くなり何れ止まります。

一旦潮が止まり、再び徐々に潮が動き始めます。

マヅメ時に入り陽が昇る(日の出)まで、約1時間程度掛かります。

そして日の出の時刻を迎えてその後1時間、この計2時間の間が青魚、青物共に活性が上がり易く勝負の時です。

カンパチやショゴが釣れた日とは違い、この日も先述しました通り、マヅメ時から日の出後の1時間、勝負の時の計2時間の間に潮止まりのタイミングが重なり、勝負の2時間のうち1時間は無駄になってしまいます。

当然釣れる確率は下がり、非常に釣りにくい状況が生まれます。

今シーズンは10月、11月と、全ての日曜日がそうではありませんが、ほとんどの日曜日が、このマヅメ時から日の出後1時間の間に潮止まりの時を迎えます。

前振りが長くなってしまい恐縮ですが、この日の釣行を見ていきたいと思います。

この日は上記の潮の動きの問題にプラスして、時化という状況でもありました。

外海が荒れると、良い点としては、普段は北条湾内に入って来ない魚が、時化により一時的に避難の目的で北条湾などの湾や入り江に逃げ込み、思いもよらない釣果に繋がることがあります。

悪い点として、上記とは逆に普段は北条湾内に定期的に入って来ている魚達が、時化の影響で各餌場を回遊するルートが変わり、全く湾内に入って来ない…という状況に成り得ます。

一匹も魚がいない釣り堀で、何時間釣りをしても魚は絶対に釣れません。

その釣り堀で釣りをしている状況と何ら変わりません。

早速釣りを開始しますが、釣りを開始した時のツイート(ポスト)の定番になりつつあるこのお二方が早速登場。

第一投目からいつものこの方です。



そして、釣り開始時には既に車の下でスタンバっていたこの方。



ネンブツダイしか釣れないので、早くもネンブツダイに飽き始めます。



ある程度お腹も満たされ、寝床へ帰ったのか、他の釣り人の方のところへ行ったのかは分かりませんでしたが、私達の元からはいなくなってしまったので、風も強まってきたことなどもあり、午前4時半頃まで車で仮眠することにしました。



前々週は、まだ未明にいた、恐らくカマスと思われるフィッシュイーターの存在は確認出来ましたが、この釣行の前週とこの日は、未明にいるフィッシュイーターは確認出来ず、もしかすると北条湾から離れたかもしれません。

こういうこともあり、釣りに行く時間こそ変えていませんが、釣りを開始して様子を見て、ネンブツダイ以外の魚が釣れる気配がない場合は、ここ数回の釣行から午前4時半頃まで仮眠するようにしています。

今シーズンの傾向の一つですが、午前4時半以前に釣りをしても、釣りをするだけ無駄という状況で、恐らくネンブツダイ以外は何も釣れないと思います。

チョイ投げなど、虫餌での投げ釣り等は試していませんが、少なくともサビキ、泳がせでの釣果は望めないと思います。

午前4時半過ぎに釣りを再開しましたが、かなり久しぶりですがカタボシイワシがヒットします。



今シーズンは北条湾内にカタボシイワシはほとんど入って来ませんが、周辺海域にはおりこの日は時化の影響で湾内に入って来たものと思われます。

カタボシイワシに続き、トウゴロウイワシウルメイワシと続きます。





大潮とは思えない食いの渋さでしたが、地味にトウゴロウイワシウルメイワシが釣れ続けます。

日の出の時刻を回り、意外な魚達がヒットします。

この日の釣行で、一番良かった出来事でした。

まずはマダイの幼魚、チダイ、カスゴ、チャリコなどと呼ばれますが、小さくても釣ったばかりの鮮やかなピンク色、姿形が本当にマダイは美しいと思いました。



次はヘダイです。



シロチヌ(白チヌ)などとも呼ばれ、銀色のフォルムが、こちらもまた非常にキレイでした。

この2匹の鯛が釣れたということが、非常に良かった出来事で、磯焼けがだいぶ改善されてきた証と言えると思います。

数年前、岸壁の縁にビッシリといたウニをここ数年見掛けません。

恐らく地元の漁業者の方々の駆除、ウニの利用促進が図られ、以前の北条湾に戻ってきたものと思われます。

磯焼けが酷くなる前は、北条湾では今の時期から春先くらいまで、虫餌でチョイ投げをすると良く釣れたのが鯛系の魚でした。

釣果を挙げることが難しい時期に、チョイ投げとは言え釣りを楽しませてくれる魚の一つが鯛でした。

ここ5年くらいは、晩夏から晩秋まで青物やカマスが北条湾内に入って来るようになり、そちらの釣りが主体になっていますが、次回以降チョイ投げもどこかで久しぶりに試してみようと思っています。

この日は強風の中、泳がせ釣りの活餌にするトウゴロウイワシだけは順調にストック出来たので、幾分粘ってみたのですが時化の影響もあってか、青物と思われるフィッシュイーターは姿を現わしませんでした。



早いもので、この日の釣行から10月です。

年々、青魚も青物も、北条湾内にいる時間が短くなっており、そういった意味での釣りにくさもある中、今シーズンは冒頭でお話ししました、潮止まりのタイミングが良くない日が多いです。

日曜日だけで数えましても、釣りに行ける日が11月末までで10回を切っています。

2ヶ月…と考えますと、だいぶ時間があるように感じますが、回数で考えますと悠長なことを言ってられる場合ではなく、今シーズンは異常なまでに上昇した北条湾内の海水の温度も、これから一気に下がっていくと思われます。

こういう、極端な海の中の変化も、魚達にとっては良いことではなく、突然今まで釣れていた魚が釣れなくなってしまう要因にもなり兼ねません。

今シーズンはスタートこそ良かったですが、ショゴレベルではなく、やはり成魚サイズの青物を釣りたいところです。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年10月1日 北条湾釣行 釣果


大潮らしからぬ感じで、全体的に食いが渋い…というよりも、群れの数が少ない印象を受けました。

恐らく強風による時化の影響もあったと思います。

こちらは、この日釣れた魚種です。

2023年10月1日 北条湾釣行 釣れた魚種


左上がヘダイ(平鯛)、左下がマダイ(チダイ・カスゴ・チャリコ)、右上がカタボシイワシ、右の真ん中がウルメイワシ、右下がトウゴロウイワシ(ボライワシ)です。

この日はフィッシュイーターが姿を現わさなかったので、地味にトウゴロウイワシが釣れ続け、もう要らん…というくらい釣れてしまったので、鯛2匹とウルメイワシは人間が頂き、兄妹猫にはトウゴロウイワシとカタボシイワシを分けてあげました。

兄妹猫の朝食は似非イワシコンビです。



ツイート(ポスト)にもありますが、トウゴロウイワシとカタボシイワシはイワシを名乗っていますが、全くイワシと関係ない魚です。

見た目がイワシに似ていることから、イワシの名が付いていますが、トウゴロウイワシはギンイソイワシという魚の仲間で、別名ボライワシとも言われるようにボラに近い魚です。

カタボシイワシもイワシに似ていることから、イワシの名が付いていますが、イワシとは全く無縁の魚でニシンに近い魚でサッパの仲間です。

体格も違いますので、当たり前の話なんですが、人間が食べて美味い…と思うものが、必ずしも猫も美味いと思うわけではなく、脂があっても青魚レベル、我が家の兄妹猫が一番好んで食べるのがカタボシイワシやトウゴロウイワシなんです。

この日は帰宅が遅くなってしまったこともあり、朝食…と言っても、実際にご飯を食べたのは午前11時近くなってしまいました。

大好きなトウゴロウイワシの匂いと、お腹が減っていたこともあってか、普段はカメラの後ろで待機しており、家内が抱っこしに来るのを待っている妹猫がフライングで登場してしまいます。



満足してくれたようで何よりでした。

兄妹猫の夕食は、トウゴロウイワシのみなんですが、トウゴロウイワシはその身の色合いからも脂感をあまり感じませんが、今くらいの時期から冬に掛けては、トウゴロウイワシなりに脂がのります。



ツイート(ポスト)内の指に身をのせている写真ですが、白い部分はトウゴロウイワシの脂の塊です。

家内の指がテカっているのも、トウゴロウイワシの脂です。

このくらいの脂感が我が家の兄妹猫は好みなようです。



人間用の魚料理は鯛2匹で鯛めし、ウルメイワシの刺身にすりゴマを和えたすりゴマ和えを作ってみました。

ヘダイとマダイの鯛めし


特に出汁などは入れず、腸を取り除いた各鯛をご飯と一緒に炊いていきます。

炊き上がったら一度鯛を器に出し、鯛の身をほぐしてお米と混ぜ合わせれば鯛めしの完成です。

ヘダイとマダイの鯛めし


出汁などは入れなくても、鯛の風味は十分に感じられます。

お好みで軽く塩を振って食べると、より鯛の風味が強くなります。

今回はこの鯛めしの上に、軽く叩いたウルメイワシの身をすりゴマと和えた、すりゴマ和えをのせて丼物にしました。

ウルメイワシのすりゴマ和え


鯛めしの上にウルメイワシの刺身にゴマを和えたものをのせていますので、お好みではありますが、ワサビ醤油ではなくたまり醤油など、濃い口の醤油を垂らして食べるのがお勧めです。

ゴマの風味とウルメイワシの身の甘味、鯛の出汁を吸った米と鯛の身が良く合い激ウマでした。

今シーズンは記事冒頭でお話し致しました、明け方に潮止まりのタイミングを迎える日が多く、イマイチスッキリしない釣れ方の釣行が多く、今後も同じような状況が続き魚が釣りにくいと思います。

早いもので10月に入り、青物が狙えるチャンスも少なくなっていきます。

昨年は本記事を執筆している日(2023/10/9)辺りから本格的な青物ラッシュが始まりました。

釣りにくい状況に変わりはありませんが、やはり今の時期は釣り行かずとも釣りのことばかり考え、興奮は禁じ得ません。

無駄に鼻息が荒いですが、なるべくTwitter(X)ブログをご覧頂いております皆様にも、興奮出来る釣果を目指し頑張って釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

2023年10月1日午前7時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年10月1日午前7時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  ウルメイワシ  シマアジ  青魚  魚料理  タタキ  ネンブツダイ  

【三崎港・北条湾】依然海水温が高く厳しい状況の中なんとかギンガメアジ(メッキ)をGET!(2023年8月27日)

こんにちは。

この日は前回の釣行時にそれなりのサイズのカマスが釣れたことから、一昨年のカマスラッシュ時に倣い、未明の時間帯に真剣にカマス狙いで釣りをするために午前2時半頃に北条湾に到着しました。

例年でもこの時期にカマスはサビキ釣りで釣れるのですが、えんぴつカマス程度のカマスの幼魚が多く、前回の釣行時のように25cmほどのカマスが釣れるのは稀です。

今シーズンはカマスが頻度高く釣れるのですが、サイズがバラバラでこれも今までの北条湾ではあまり記憶がありません。

どうしてサイズ違いのカマスが多く釣れるのかと言う理由については、前回の釣行記事をご覧頂きたいですが、この日はダメ元でサイズの大きなカマス狙いで、釣り方、エサなどを一昨年のカマスラッシュ時に倣い釣りをしてみました。

【参考】気温0度の北条湾で30cmオーバーのカマス爆釣れ!(2021年12月19日)

今の北条湾内は海水の温度が異常に高くなっており、それに伴いサビキ釣り青魚が思うように釣れません。

カマスは適温とされる海水の温度の下限と上限の幅が広く、上限で26度くらいと言われています。

青魚に関しては、現在の北条湾では釣れない…と言って過言でないくらい釣りにくく、釣りに行く度にボウズと背中合わせな状況が続いています。

一度上がってしまった海水の温度は、1日、2日で一気に下がることはなく、例年通りの海水の温度に戻るにはそれなりに時間が掛かります。

下手をすれば、9月いっぱい今のような状況が続く可能性もあります。

そこで起死回生の何か…をいつも考えているのですが、この日は①比較的高い海水の温度に強い、②釣果の実績がある、こういうことから真剣にカマス狙いで釣りをしてみました。

釣り方やエサは上記【参考】の一昨年の釣行記事をご覧下さい。

結論から申し上げますと、マヅメ時に突入する午前4時頃でカマス狙いの釣りは止め、トータルで1時間半ほどカマス狙いの釣りをしましたが、エサの垂らしの部分を2度ほど齧られる程度で、活性も低くスレも酷くカマスを釣り上げることは出来ませんでした。

この日、マヅメ時でカマス釣りを終了したのは、予想外にウルメイワシサビキ釣りで釣れたこと、一昨年の場合は午前3時頃にはカマスの群れが北条湾を出て行く行動をしていたので、その一昨年のカマスの行動に合わせてみました。

しかし、今シーズンサビキ釣りでカマスが釣れる時間は、キレイに午前5時半から午前6時の間なんです。

次回は、マヅメ時も余程サビキ釣りが好調にならない限り、撤収ギリギリまでカマス狙いの釣りをしてみます。

毎年魚の行動は変わりますので、今年の動きに合わせて次回はカマス釣りをしてみたいと思います。

釣果実績もあり、この日も2度エサを齧られるなど、反応もありますので、恐らく数は少なくともカマスの群れがいるのは間違いありません。

そして、この日の全体的な釣行ですが、先ほども申し上げましたが、午前2時半頃より釣りを始め、カマス釣りと平行してサビキ釣りも同時に始めました。



たった1度ですが、前回の釣行時より1度海水の温度が下がりました。

ツイートにもありますが、この日の潮回り(潮汐)は中潮なんですが、前日が若潮でそこから徐々に潮が大きく動くようになるタイミングで、私が釣りを始めた頃は潮の動きとしてはあまり潮が動いていない状況でした。

潮回り(潮汐)


上の画像をご覧頂くと良くお分かり頂けると思いますが、前日(土曜日)の午後3時頃からほとんど潮が動いていないことがお分かり頂けると思います。

この日の場合は、日曜日の午前7:40の干潮での潮止まり以降でないと、本格的に魚の活性が上がってこない潮の動きです。

こういう状況で釣りを始めますが、第一投目から安定のネンブツダイがヒットします。



この日はこのネンブツダイをやっつけてくれる強力な助っ人が4人(匹)も登場。



恐らく4匹全てが兄弟姉妹で、1匹は良くネンブツダイを食べましたが、非常に憶病で車の下から出て来ず、ネンブツダイをあげると一々寝床へ持ち帰り、食べ終わると再び車の下でスタンバっており、そして動画の2匹は非常に仲良しで人懐っこくかなりの至近距離までやってきますが、ネンブツダイをあげると猫パンチを炸裂させるなど、遊びながら食べていました。

もう1匹は何とも冷静な感じで、ネンブツダイをあげると「フンッ!こんな硬い魚食えるか…」バリに臭いだけ嗅いでどこかへ行ってしまいました。

体格からして、まだ完全に大人になっていない猫の兄弟姉妹で、最後までいたのは仲良しな2匹と臆病な1匹でした。

この日も、最悪の釣果を考え、我が家の兄妹猫用にもネンブツダイをストックする必要があったので、サビキ釣りは止めることなく釣りをし続けました。

しばらく釣りをしていて、サビキ仕掛けのエサを付け替えようと竿を上げると、トウゴロウイワシが掛かっていました。



釣りを長くしていると、たまにこういうことがあるのですが、この日釣れたトウゴロウイワシは普通に釣り針が口に掛かっており、サビキ仕掛けの針を自ら食って針掛かりしたと思われます。

トウゴロウイワシが釣れる前に、この竿を持ったのは数分前です。

つまり、このトウゴロウイワシは、竿をセットしてからどんなに長くても10分以内に針掛かりしたと思われるのですが、死んでいたことは元より、身体が硬直していました。

仮に長時間、針掛かりした魚を針に掛けたまま放置し、衰弱して死んだとしても余程長い時間針掛かりした魚を放置しないと死後硬直まではしません。(数時間)

これだけは本当に子供の頃からのなぞで、仮に毒を持った生物がその毒でトウゴロウイワシを殺したとしても、命は尽きてもやはり数分で死後硬直することは考えられません。

唯一考えられるのが「恐怖」なんですが、苦悶死すると人間でも硬直などを始め、その痕跡が遺体の至るところに現れると言われています。

少々話が逸れ掛けましたが、仮にこの日のトウゴロウイワシの場合、サビキ仕掛けに針掛かりしてしまい、自分はその場から逃げることが出来ません。

逃げられないのに、フィッシュイーターが近付いて来る…

しかも、1度だけではなく何度も…

死の恐怖に晒されれば、全身の筋肉は強張り、あまりの恐怖に苦悶しながら絶命する…

つまり、死後硬直が起きているのではなく、死ぬ前から全身の筋肉が硬直しており、その状態で絶命した…

そして、これは泳がせ釣りで活餌に使った魚が死んでしまった場合も、こういう状態で硬くなって死んでいることがあります。

子供の頃からの不思議…答え分かってんじゃん…と、思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、北条湾では秋に虫餌で落ちハゼや鯛系(マダイ・ヘダイ・クロダイ)の魚が良く釣れる年があります。※

※その年で全く釣れない年と、たくさん釣れる年と極端に変わり、去年は全く釣れない年でした。

毎年、北条湾で秋から冬に掛けては虫餌でチョイ投げを釣りをするのですが、これは北条湾に限ったお話しではなく、これら鯛系の幼魚なども釣り上げると普通に針に掛かっているのですが、身体が硬く硬直した状態で釣れることがあります。

魚種は問わず、こういうことが稀にあり、全ての事象がフィッシュイーターなどが関係する「恐怖」によるものなのかがなぞなんです。

この日は、トウゴロウイワシが釣れた時点で、大型のフィッシュイーターの気配もなく、ナブラなども出来ていませんでした。

表面的にはフィッシュイーターの気配は感じられませんでしたが、冒頭のカマスの話に戻ってしまいますが、カマスがこのトウゴロウイワシを何度も襲おうとしていた…

こう考えると全ての合点がいくんです。

先ほど、カマスのスレも酷い…と申し上げました。

サビキ釣りで実際にカマスの釣果は確認出来ているものの、一度の釣行で釣れて3匹が関の山で数釣りが非常に難しい状況にあります。

サビキ仕掛けにトウゴロウイワシが掛かっており、それをカマスが見付け襲おうとしますが、サビキ仕掛けに違和感を感じカマスはアタックしない…

これを何度も繰り返されたのではないか…そしてトウゴロウイワシは恐怖の中、苦悶し続け最後は絶命してしまった…

こうではないか…な…と考えています。

この日はこの絶命していたトウゴロウイワシ以降、トウゴロウイワシは釣れなかったので動画をアップしていないのですが、肝心の大型のフィッシュイーターがまだ入って来てはいませんが、トウゴロウイワシが釣れ始めたということは、泳がせ釣りにも期待したいところです。

トウゴロウイワシはエサ持ちも良く、フィッシュイーター達も好んでアタックしてくる万能な活餌ですので。

ただ、一つ懸念する点が、トウゴロウイワシは汽水域も苦手にせず、水質にはあまり左右されませんが、比較的低い海水温を好みますので、大型のフィッシュイーターしかりですが、今現在の北条湾内の高い海水の温度がどの程度影響が出るかは未知数です。

この後も、粛々とネンブツダイを釣り続け、日の出直前にウルメイワシがヒットします。



ウルメイワシの群れ自体は目視確認出来ていましたが、本当に今シーズンのウルメイワシはスレが酷く、ほとんどサビキ仕掛けを食ってきません。

この日はこれに加え、潮の動きも鈍く活性が幾分低かったです。

相変わらずの高い海水温、魚のスレの酷さ、活性の低さなど、あまり釣れる要素がありませんでしたが、それでも前回の釣行時とは違う、魚の気配をこの日は感じられ、いつもより30分ほど延長して午前6時頃まで釣りをしようと思っていました。

何か釣れてくれないか…藁をも掴む気持ちでアタリを待っていると、竿が根元からしなる強烈なアタリがあります。

ギンガメアジ(メッキ)がヒットしました。



そして、帰路に着け…と背中を押してくれるこの方達が盛大に3匹ヒット。



釣りをしている時間の割りには、釣果がイマイチでゴンズイが釣れた時にはテンションが下がりましたが、この日はサビキ仕掛けを付けた竿を結果的に4本出したのですが、アジ、イワシ類を想定していたのでトリックサビキを使っていました。

ゴンズイやネンブツダイは変わらず釣れ続けますが、地味にギンガメアジのアタリが続き、何度かハリスが切れてバラしていました。

あと2~3匹…なんとかギンガメアジを釣りたい…



ギンガメアジが今寄ってるから、もう少し粘って釣りをしよう…と家内に告げ、エサのコマセのブロックの回りに飛び散っているコマセを海水で流してくれ(掃除)…と家内に頼んだのですが…

何を血迷ったのか、エサのコマセのブロックを全て海へブチまけます。



一瞬私は唖然とし動きが止まる私…

人の話聞いてる??

投げるのではなく、流すんだよ…

新たにコマセのブロックを買いに行ってまで続けるほど、魚全体の活性が高いわけでもなかったので、半ば強制的ですがこの日はこの時点で納竿としました。

総括としましては、とにもかくにも海水の温度次第です。

次回以降、再び海水の温度が上昇すればまた釣れなくなると思われます。

天気の長期予報などを見てみますと、9月中は依然太平洋高気圧が本州をスッポリ覆う予報になっており、これですと気温も下がらず仮に台風が発生しても上手いこと関東を直撃し、北条湾内の海水をシャッフルしてくれるようなことも期待出来ません。

理想的な海水温は25度~26度くらいで安定してくれることです。

真夏のサビキ釣りのメインシーズンの時に、魚を釣ることにこんなにも悪戦苦闘している年は恐らく初めてですが、同時に地味に地球全体が異常気象に見舞われていることも痛感します。

何も魚がいないわけではありませんが、その時々にいる(寄る)魚も異なり、マヅメ時以降に北条湾内に入って来る魚の群れもその日その日で違います。

魚を釣りにくいだけではなく、狙う魚も絞りにくく、外せばボウズもあり得る状況が未だに続いています。

まだ、今の時点では北条湾(湾内)への釣行はお勧め出来ない感じです。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年8月27日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年8月27日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からギンガメアジ、ウルメイワシ、トウゴロウイワシ(ボライワシ)、ネンブツダイです。

三度、ネンブツダイがこの時期にまな板に上がってしまいました。

かなり、屈辱的です。w

ここ3週間ほど、我が家の兄妹猫の食事もネンブツダイ頼みになってきており、これも屈辱的です。w

この日の兄妹猫の朝食は、まずネンブツダイとウルメイワシの中骨をミンチにし、つみれを作りました。

ネンブツダイとウルメイワシのつみれ


これを丁寧にミンチにします。

ミンチにしたネンブツダイとウルメイワシの中骨を、つみれにし一度煮込み火を通します。

ネンブツダイとウルメイワシのつみれ


煮汁は捨てずに、これに片栗粉でとろみを付け、猫缶風の餡を作ります。

トウゴロウイワシとギンガメアジのアラはそのまま素焼きにしました。

焼いたトウゴロウイワシとギンガメアジのアラ


つみれは煮ただけですと、魚特有の生臭さが残るので、香ばしさを出すために焦げ目が付くくらい軽く炒りました。

焼いたトウゴロウイワシとギンガメアジのアラと炒ったつみれ


鯛などが代表格ですが、体高が高い魚は頭(カシラ)の部分は意外と身が取れます。



頭周辺の肉は大半が筋肉で、プリプリしていて結構美味しいんです。

前回はあまりの釣果の悲惨さに、猫の食事に「映え」を求めてしまい、つみれをそのまま猫のご飯用の器に盛り付け餡を掛けました。

団子状のキャットフードなどなく、オマケに妹猫の口より大きかったので、妹猫は食べる気はあったのですが「これどうやって食べるの??」状態で、餡だけ舐めて食べるのを止めてしまいました。

今回のつみれは食べ易く砕き、他は全てほぐし身にしてあげました。

兄妹猫の朝食


これに先ほどつみれを煮た煮汁で作った餡を掛けてあげました。

兄妹猫の朝食


今回は、釣果的にも厳しく、兄妹猫と人間でここまで釣った魚を食べ尽したのは初めてかもしれません。

本来は魚達の大切な命を頂いているわけですから、敬意を払いつつ毎回このくらいキレイに食べ尽さないといけないのかもしれませんが…

食べなかったのはネンブツダイの頭と尾くらいですかね…w



人間用の魚料理は、何とかウルメイワシとギンガメアジのタタキ丼が作れました。

ウルメイワシとギンガメアジのタタキ丼

ウルメイワシとギンガメアジのタタキ

ウルメイワシとギンガメアジのタタキ丼


柔らかくて脂感のあるウルメイワシの身と、相反する締まっていてサッパリとしたギンガメアジの身のコントラストが絶妙でした。

この日までの釣行を見る限り、魚が釣りにくく数も少ないことには変わりはありませんが、自然相手のことですので、いつどうなるかは正直なところ私にも分かりません。

いろんな種類の魚達が北条湾周辺に寄っていることは確かで、湾の中に魚達が入って来ない※…という状況ですので、繰り返しになりますが同じ北条湾岸壁でも製氷所の前や花暮岸壁、釣りが禁止になっていない三崎港周辺、城ケ島内の各釣り場はこの限りではありません。

※北条湾内にどうして魚が入って来ないのか…につきましてはコチラの記事の記事そのもの、及び記事内のリンクをご覧下さい。

上手く言えないのですが、真冬の極寒の時に寒いので露天風呂に早く入りたいのですが、入ると熱過ぎてて耐えられず露天風呂から出てしまう…しかし、また寒いので入る…そして出る…を繰り返しているような状況で、魚達からすれば北条湾内にはエサがたくさんあるから行きたいんだけど、海水の温度が不快過ぎてすぐに出てしまう…これにより活性が上がっている状態というのが、ものの5分、10分で終了してしまっているように見受けられます。

今の北条湾で、メインで釣れる魚の大半は回遊性の魚です。

一つの群れが、仮に30分北条湾内にいたとしても、湾内でも回遊しますので、各釣り人の釣り座に回って来る頻度はそう高くはなりません。

ほとんど1回くらいなので、時間にすると釣れる時間が5分、10分ということになります。

ワンチャンスを確実にものにしないとボウズ…

釣れないことはないけど、数時間釣りをして、このワンチャンで全てが決まる…こういうことから、今は北条湾内で釣りをするのはあまりにリスクが高いということです。

何れ海水の温度は必ず下がります。

繰り返しになりますが、今の北条湾内での釣りはお勧めしませんが、それでも釣りに行く…非常に釣りにくい状況であることは、覚悟の上での釣行が無難です。

ある意味、こういったチャレンジをし、なぜなぜを繰り返し自分なりの釣れるパターンを構築すると怖い者無しにもなれます。

釣りは意外と奥が深く、天気、風、水温、潮汐、潮流、海流、仕掛け、エサ、釣りをする時間、挙げると切りが無いですが、様々な要因が絡んで初めて魚が釣れます。

その釣れない北条湾に毎週釣りに行っている釣りバカからしますと、逆に今の北条湾に釣りに来て欲しい…こう思うこともあります。

どんだけ釣りにくいのかを実感して欲しい…w

最後になりますが、三浦縦貫道での「ワンストップ型ETC」の社会実験が8/31で終了しました。



私は実験開始直後から参加しており、約半年お世話になりました。

普段は回数券を使っていたのですが、非常に細かいことですが、回数券の場合は回数券を買いに行く手間も掛かり※、ETCで精算出来るとクレカ一枚で全て管理出来ますので、なるべく早く導入して欲しいと思っています。

※私は釣行が未明から明け方が多いので料金所で回数券が買えないので。

次回は中潮と潮回りは問題ありません。

本記事を書いているのが木曜日なのですが、次々と台風が発生していますが、相変わらず例年より張り出している太平洋高気圧のお蔭で、台風が全く関東周辺に来てくれません。

猛烈な風雨で一気に北条湾内の海水をシャッフルしてくれると、だいぶ状況も改善されると思いますが、天気の長期予報を見ましても、9月中はこの太平洋高気圧の勢力は弱まらず、本州を覆い続けそうなので恐らく9月中の劇的な改善はないと思っています。

真夏のサビキ釣りのメインの時期に、毎回ショボイ釣果で釣りに行っている本人が一番テンションが下がっていますが、次回も北条湾へ釣りに出掛けたいと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

2023年8月27日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年8月27日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】長潮の北条湾で魚種も豊富にアジ爆釣れ!(2023年8月11日)

こんにちは。

前回の釣行で、ここ1ヶ月ほどの異常に高い海水温が原因で、北条湾内に青魚を始めとする小魚達が入って来ない、留まりにくいことがハッキリしました。

※どうして現在北条湾内の海水の温度は高いのか…現在(2023年8月現在)の北条湾の状況は「コチラ」の記事を参照して下さい。

今年の神奈川県内の夏は、ゲリラ豪雨こそ頻度高く降るものの、長時間の大雨や台風の直撃がありません。

一般的には台風に良い印象をお持ちでない方が大半で、それが普通だと思いますが、自然界に於いては台風でもたらされる大雨や強風の影響が、一定の自然環境を保つ役割を果たしていることもあります。

どうして今年は雨が少なく台風の直撃がないのか…

そもそも台風とはなんぞや??

簡単に申し上げますと、お鍋でお湯を沸かす時の原理と同じで、暖かい海水から水が蒸発する時に生まれる上昇気流(水蒸気)によって出来る低気圧が台風です。

地球上でのお話しですので、鍋とは比較にならない規模の上昇気流が生まれ、上に行けば行くほど気流の速さも加速し、地球の自転が反時計回りであることから、気流の回転は反時計回りに回転します。

これの勢力が一定以上の規模に達すると、その低気圧のことを台風と呼びます。

そして、台風が発生しても台風だけでは進むことが出来ません。

単に反時計回りに回転している巨大な雲の渦でしかないのが台風で、理論上有り得ませんが、仮に外的要因を一切受けませんと、台風の元となる暖かい海水がある以上ずっと同じ場所で回転しています。

夏の風物詩でもある日本の本州を直撃する台風となって進んでくる理由が、これまた真夏に良く聞くフレーズですが、太平洋高気圧です。

台風は太平洋高気圧の影響を受けて、太平洋高気圧の縁を移動して行き、やがて北に進み海水の温度が低くなり、台風のエネルギー源である高い海水の温度の海域を出ますと、お湯を沸かしている鍋の火を止めた時と同じように勢い良く水蒸気が上昇しなくなりますので、勢力が衰え元の低気圧になり、やがて消えてしまいます。

台風の中心が日本の本州など地上に上陸すると、急に勢力が弱まるのは、暖かい海水が蒸発する時の上昇気流が無くなるので、つまり台風のエネルギー源が無くなるので一気に勢力が弱まり惰性で回転しているような状態になります。

そして、これらの台風の進路の鍵を握っているのが、先ほども申し上げました太平洋高気圧です。

コチラ」の記事の写真をご覧頂き、本記事にお戻り頂きたいですが、今年の太平洋高気圧の配置図と平年のものが掲載されています。

先ほど、台風は太平洋高気圧の縁を進むと申し上げました。

平年の太平洋高気圧の気圧配置ですと、太平洋高気圧の縁が日本の本州に掛かっています。

今年の太平洋高気圧の気圧配置ですと、日本の本州をすっぽりと太平洋高気圧が覆ってしまっており、この状態で台風が太平洋高気圧の縁を進むため、今年の台風は九州地方を通過し、中国大陸や朝鮮半島方面に抜けて行ってしまうことが多く、関東地方、神奈川県には台風がやって来ていません。

また、日本の本州、関東地方、神奈川県が太平洋高気圧にすっぽりと覆われているので、フェーン現象などの影響もあり、酷暑、猛暑が続き、そこにきて雨も降らないので様々な物が熱を帯びた状態が続き、暑さが更に暑さを呼ぶような状況になっています。

そして、冒頭の「どうして現在北条湾内の海水の温度は高いのか…」という前回の釣行記事のお話しに繋がるのですが、こうしたことから過去に例がないくらいに、現在の北条湾内の海水温は異常なくらい高くなっています。

ただ、このお話しは「北条湾」に限ったお話で、仮に同じ北条湾岸壁であっても、船道に面し潮通しの良い製氷所の前や花暮岸壁、釣り禁止なっていない三崎港周辺や城ケ島内の各釣り場はこの限りではありません。

私は、北条湾というあの狭い湾、そこに川が流れ込んでおり、少々大袈裟ですが海の生態系の縮図のような、少し特殊な環境である北条湾という場所に魅せられ、毎年毎年様々な変化を見せてくれ、またその変化に柔軟に対応していく魚を含めた様々な生き物を観察することが好きなので、通年を通して魚が釣れない時期でも北条湾に通っています。

今は8月です。

サビキ釣りのメインシーズンです。

現時点では、北条湾以外の場所でサビキ釣りをすればたくさん青魚を釣ることが出来ると思います。

しかし、私は他の釣り場には行かず北条湾に通い、Twitter(X)ブログをご覧頂いております皆様には、他の釣り場をお勧めしているのは、上記の理由からです。

現在の北条湾の海水の温度は27度~29度辺りで推移しています。

この海水の温度では、熱帯に住む魚は別ですが、一般的に言われる青魚や青物にとってはかなり厳しい数字です。

本来であれば、1匹も魚がいなくなってもおかしくない海水の温度ですが、様々なリスクを背負ってでも、限られた極僅かな時間だけでも、青魚も青物もエサを求めてやって来ています。

それくらい魚達にとっては魅力のある餌場であることに間違いはなく、今後この魚達はどういう動きをするのか…釣りをする以上釣果も大事なのですが、個人的には今は一番ここの部分が気になって仕方がありません。

1匹も魚がいなくなってもおかしくない…こう申し上げましたが、ここ半月ほどの釣行で完全に食事をしに来る極僅かな時間以外は、青魚や青物のほとんどの魚が北条湾を出ていると思われます。

小学1年生から一人で釣りに行き、釣り歴40数年…魚の食いが渋い時の釣り方など、多くのことを経験し学んできたつもりですが、そんな私でも魚がいないのではどうすることも出来ません。

これも、今現在の北条湾での釣りを皆様にはお勧めしない理由の一つです。

常夜灯もあり足場も良いので、釣りがし易い場所ですが、皆様は私のように休みの度に釣りに行く釣りバカばかりではないと思いますし、折角釣りに行くのであればやはり魚は釣れた方が良いのは当たり前かと思います。

何れ北条湾内の状況も必ず改善されると思います。

その際は、Twitter(X)や本ブログでアナウンス致します。

少なくとも、8月中の北条湾内での釣りは避けた方が宜しいかと思います。

前振りがかなり長くなってしまいすみません。

この日の釣行の話に戻します。

この日は午前3時頃から釣りを始めました。



魚が釣りにくい原因が釣りに行く度に明らかになっていく中、この日の潮回りは長潮…

釣りを始める前からボウズ覚悟で、調査釣行をするつもりで釣りに行きました。

釣りを開始しますが、予想通りの展開で、水温が高かろうが、潮が動いてなかろうが、元気いっぱい!足下にはこの方達がたくさんスタンバっていました。



20分ほど釣りをしましたが、絶賛念仏祭り開催中!で、ネンブツダイ以外の魚の気配を全く感じないので、マヅメ時に入る時間、午前4時以降に釣りを再開することにし、空針でサビキ仕掛けを海中に垂らしておきました。



午前4時を回り、釣りを再開すると予想通りアジがヒットします。



ここで大事なことが、この日は長潮でした。

先の「釣りを開始します…」のツイート内の潮見表をご覧頂くと、所謂「THE・長潮」の潮の動きで、グラフにすると幾分潮が動いていることが分かりますが、実際にはほとんど潮が動いていないのと変わらないんです。

アジ青魚と呼ばれる魚種の中では、一番潮の動きに敏感で比較的神経質な魚です。

干潮や満潮の時刻、所謂潮止まりのタイミングで露骨に食いが止まり、干満問わず再び潮が動き始めると一気に食ってくる…こういう分かり易い動きをするのがアジなんですが、一番大事なことが大潮でも長潮で「潮」が動いているということが重要で、潮回り(潮汐)は二の次なんです。

長潮のように潮が大きく動かない状況でも、入れ食いになったり、大漁になったりすることはあり、魚達の食事のタイミングが全て潮の動きだけで決まるわけではなく、他の要因も絡んできますので潮回りよりも、潮が干満問わずに動いているタイミングで釣りをすることが肝要です。

これらをこの日の状況に当てはめますと、ネンブツダイが釣れた時のツイート内の文言は、敢えてふざけて言葉を選んでおりますが、ネンブツダイであっても潮の動きで食う、食わないの変化はあります。

この日は午前4時まではまともに釣りをしませんでした。

釣りを開始した時点で、潮は動きが鈍くとも動いている状況でした。

そして、第一投目からネンブツダイは釣れました。

その後、半ばネンブツダイが入れ食い状態になってしまったので、釣りは一旦止め午前4時から再開することにしました。

この日の日の出の時刻は午前4:57です。

概ね、1時間前から少しずつ明るくなっていき、所謂マヅメ時の時間帯になります。

朝マヅメ、夕マヅメと言いますが、一般的に「マヅメ時」とは明け方の薄暗い時間帯を指します。

少し話が逸れますが、北条湾という場所は未明の時間帯などでも、本来夜行性ではないイワシ類やサバ、アジなどの青魚が釣れる釣り場です。

これは、常夜灯の光が海面に届いているため、植物プランクトンが光合成をするために四六時中表層付近を漂っているからです。

常夜灯などがない釣り場、もしくは常夜灯があっても光が弱い釣り場などでは、日中の日差しによって植物プランクトンは光合成を行います。

夜が明け、明るくなり始めると、まず植物プランクトンが海の表層付近に集まり始めます。

これを追って動物プランクトン、動物プランクトンを追って青魚などの小魚、更に言えばこの小魚を追ってフィッシュイーター…という流れです。

こういうことから、マヅメ時は魚の活性が上がる…厳密に言いますと、魚の活性が上がる要因はプランクトンだけが理由ではないので、魚を釣り易くなる…ということです。

そして、北条湾の場合は、先ほど申し上げましたように、常夜灯があることで、どういったことが理由で魚が釣れるのかということが、逆に分かりにくい側面がありますが、明け方になるとアジイワシ類などの小魚が北条湾内に入って来て釣れ始めます。※

※現在はいないと思われますが、北条湾では「居付きのイワシ」に代表されるように、北条湾から出ない青魚の群れも存在しました。そして、北条湾内から出ない青魚達は潮が動いてさえいれば、時間帯は関係なく釣れました。

この日のアジも同じ動きをしていました。

しかし、これも繰り返しになりますが、北条湾は常夜灯があるので未明でアもジが釣れることがあります。

7月の中旬くらいまでは、未明の時間帯に北条湾に到着し、サビキ仕掛けを投入すれば即アジ…頻繁にこういう状況になり、この時はアジの群れはほとんど北条湾から出ず、四六時中湾内にいたものと思われます。

しかし、冒頭で申し上げました、北条湾内の異常な海水温の上昇と共に、マヅメ時の極僅かな時間だけ北条湾内に入って来るようになり、活性高く釣れる時間は10分~20分と本当に短いです。

この10分、20分を外すとボウズもあり得る状況に現在はなっています。

そして、この日はこの後ウルメイワシもヒットしました。



続いてシマアジです。



シマアジはバラしてしまいましたが、40cmくらいのものが掛かり、さすがにサビキ仕掛けでは抜け(海中からタモ無しで引き上げる)なかったので、タモを用意している間にハリスが切れてしまいました。

何れの魚も、釣れた時はその前に釣れていた魚は釣れなくなっていました。

つまり、ウルメイワシが釣れた時にアジは釣れなくなっており、シマアジも同様でシマアジが釣れた時にウルメイワシは釣れなくなっていました。

各々の魚種でどのタイミングで北条湾内に食事に来るかはマチマチですが、滞在時間は非常に短くあっと言う間に北条湾から出て行ってしまいます。

北条湾はプランクトンが豊富なので、魚達は食事をしに必ず来るのですが、異常な海水温を嫌っての行動だと思われます。

最後にオマケ的にこの日はカマスもヒット。



直近1ヶ月ほどの釣果を見てみますと、それなりに魚種は豊富に釣れています。

しかし、繰り返しになりますが、北条湾内は海水温が高過ぎて、各魚達の湾内での滞在時間は極僅か…

北条湾の中に入って来ていますので、通り道に当たる製氷所の前や花暮岸壁、釣り禁止になっていない三崎港周辺の釣り場などの方が、現時点では釣り易く数を釣ることが出来ると思います。

少なくとも、海水の温度が25度くらいで落ち着くまでは、北条湾内での釣りはお勧め致しません。

これこそオマケですが、片付けの際中にサビキ仕掛けを海中に落としたまま竿を畳んでいたらサビキ仕掛けに掛かっていました。



この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年8月11日 北条湾釣行 釣果


釣れた各々の魚種全てが北条湾内にいたのは長くて15分くらいかと思われます。

アジの釣果が多いのは、今シーズンは単純にアジがたくさん寄っているからで、ウルメイワシに関しては数こそ寄っているもののスレが酷い印象を受けます。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年8月11日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からシマアジ、ウルメイワシ、アジ(マアジ)です。

シマアジは例年このくらいの時期に釣れるのは釣れるんですが、一回り小さいサイズが多く、今シーズンはエサが豊富なんだと思われ、北条湾でサビキで釣れる魚は全体的に太っており、サイズも一回り大きめです。

ちなみに、この日はリリースしてしまったので写真には写っていませんが、カマスも例年この時期に釣れますが、他の魚同様に一回り大きい感じです。

こちらはアジの比較写真ですが、上の写真がこの日釣れたアジで、下の写真が6月上旬に釣れたアジです。

アジの比較写真


約2ヶ月で一回り以上成長しています。

サバは早々に北条湾から離れたと思われ、現在は全く釣れません。

イワシ類は群れは寄っているのですが、スレが酷く釣りにくい状況が続いています。

そんな中、今シーズン好調なのがアジで、然程スレは感じず魚さえいれば釣れ、肉付きも良く順調に成長しています。

我が家の兄妹猫の朝食は、マアジとシマアジの中骨(中落ち)を焼いてあげました。



兄妹猫の一食分には少々多かったので、妹猫が若干残してしまいましたが、残りはキレイに兄猫がやっつけてくれました。



人間用の魚料理は、マアジ、ウルメイワシ、シマアジの刺身の三種盛りを、山掛け丼にしてみました。

青魚三種盛りの山掛け丼

青魚三種盛りの山掛け丼

青魚三種盛りの山掛け丼


この日は本当に長潮か…と疑う感じでアジが極短時間入れ食いになりました。



サビキ仕掛けを付けた竿を4本出していたことや、北条湾内での近々の魚の動きが読めていたことから、家内と構えて待っていた感じなので、決して大漁ではありませんが、この数を釣ることが出来た感じです。

今の時期は概ね、午前2時~3時頃に北条湾に到着する感じで釣りに行きますが、サビキ釣りのメインの時期であることや、足場も良く釣りがし易いことなどから、未明にも関わらずかなりの釣り人がいることもあります。

日の出の時刻が近付くにつれ釣り人が更に増えていくことが通常ですが、ここ1ヶ月くらいは逆に日の出の時刻に釣り人が半減…この日に至っては北条湾側の岸壁では私と家内しか釣りをしていませんでした。

それだけ釣りにくく、釣れない表れだと思います。

北条湾という釣り場は、少し特殊な環境であるため、台風や太平洋高気圧など広義の気象の状況にも左右されますし、一筋縄ではいかず、どのタイミングで北条湾内の海水の温度が平年並みに戻るか、現時点で私も数字を出して予想することが難しいです。

トドメは過去に例がない…ということです。

ただ、現状非常に魚が釣りにくく、タイミングを逃すとボウズの確率が極めて高いです。

どんなに遅くとも、9月頃には落ち着いてくると思いますので、それまでは他の釣り場で釣りをすることをお勧め致します。

冒頭で申し上げました通り、私は釣果も大事なんですが、北条湾という少し変わった釣り場に魅せられ、またそこに集まる魚達の動きを観察することも好きで、北条湾という場所に拘って釣りに行っています。

余程のことがない限り、毎週釣りに行く釣りバカです。

皆様におかれましては、頃合いを見てTwitter(X)やブログなどをご覧頂き、その時々の状況をご確認頂ければ幸甚です。

また、ご報告させて頂きます。

2023年8月11日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年8月11日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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過去10年で経験のない異常な海水温…魚達はどういう動きをするのか…(2023年8月)

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【三崎港・北条湾】過去10年で経験のない異常な海水温…魚達はどういう動きをするのか…(2023年8月5日)

こんにちは。

早いもので8月に入りました。

8月、9月、サビキ釣りに於いては魚も釣り易く、釣れる魚もある程度成長し、一番面白い時期なんですが、今シーズンの北条湾ではそんなサビキ釣りに水を差す状況が起こっています。

ブログ執筆時点では、台風6号の影響で神奈川でもあちらこちらでゲリラ豪雨のような雨が頻度高く降りましたが、2023/8/5の実際の釣行時まではほとんど雨が降っていませんでした。

夏を代表する太平洋高気圧が異常に張り出し、日本の本州をすっぽりと覆い、フェーン現象による連日の猛暑…

例年台風はこの太平洋高気圧の縁を進んで行きますが、今年は異常に張り出した太平洋高気圧の気圧配置によって、南の海上で台風が発生しても九州から朝鮮半島、中国大陸の方へ抜けてしまい、例年のように本州に台風自体が近付けない状況が追い打ちをかけています。

例年ですと、定期的に台風や低気圧などによる雨や強風などの影響を受ける北条湾ですが、非常に穏やかな状況が長期間続いています。

北条湾という湾は、ウナギの寝床のように縦に細長い地形をしており、海水が淀み易く湾内の海水がシャッフルされるには、それなりの雨量の雨や強風など、外的要因がないと中々シャッフルされません。

今シーズンはこういった外的要因が少ない上に連日の猛暑…

通常、海水は気温や日差しなどの影響は受けにくく、こういったことが原因で海水の温度が上下することはありません。

海水の温度は、暖かい海流や冷たい海流のなどの影響を受けて温度が変わります。

そして、この日の北条湾の海水の温度はとうとう30度にも迫る28.5度でした。



ここで誤解や勘違いをして頂きたくないのが、私が計っている海水の温度は北条湾の表層付近の海水の温度です。

水深が深くなれば、この限りではなく、通常の海水の温度であると思われます。

北条湾の深部には川が流れ込んでいますが、それほど大きな川ではなく、北条湾全体に流れを作ったり、影響を及ぼすことはほとんどありません。

オマケに先述しました通りの地形ですので、潮の流れもほとんどなく外的要因がないと、ろ過装置や水の循環器がない水槽を屋外に置いてある状況と変わらず、表層付近と海底付近での温度差が生まれ、且つ暖かい水は上に溜まりますので、尚のこと表層付近の海水の温度は上がります。

更に北条湾は狭い湾ですので、通常は受けない日差しや気温の影響を受けている可能性も否定出来ません。

一例ですが、北条湾は様々な魚が釣れる湾でもあり、私自身が専門でやっていないので、Twitterやブログでは話題に上りませんが、クロダイなども良く釣れる釣り場で、団子で狙うクロダイなどの釣りでは今の北条湾の表層付近の海水温の上昇による影響はほとんどないと考えられます。

私がやっているサビキ釣りや泳がせ釣りでは、モロに影響が出てしまうんですが、なぜサビキ釣りや泳がせ釣りでは影響が出るのか…

先述しました通り、北条湾の深部には川が流れ込んでいます。

この川から有機物が運ばれ、その有機物に植物プランクトンが集まります。

今度は植物プランクトンを求めて動物プランクトンが集まります。

動物プランクトンを求めて青魚や小魚達が集まります。

青魚や小魚を求めて、所謂フィッシュイーターが集まります。

ざっくり言うと、こういうサイクルで北条湾には様々な青魚や青物が集まるのですが、一番のポイントは植物プランクトンで、植物プランクトンは光合成をする必要があるため、海面の表層付近を漂います。

この植物プランクトンが起点となり、各々が求めるエサが必然的に表層付近に集まります。

魚達には適温とされる海水の温度には上限があります。

この日のように28.5度ともなると、青魚や青物と呼ばれる魚達の、適温の海水温の上限は超えており※、仮にエサを食べるためであっても、常にこの海水温の層にいることはありません。

※その種での違いはありますが、一般的に青魚・青物の適温の海水温の上限は24度~26度くらいと言われています。

前回の釣行時の海水温は26度でした。



ここ1ヶ月ほど、釣りに行く度に海水温が上がっており、ずっと懸念しておりましたが、一時的にでも下がることはなく、とうとうこの日の28.5度という温度に到達しました。

十数年北条湾に釣りに通っていて初めて見た海水の温度です。

先ほども申し上げましたが、表層付近から海底付近、上から下まで全て同じ海水の温度ということは有り得ず、基本的には水深が深くなればなるほど海水の温度は下がります。

こういう状況の時に、プランクトンを求めてやって来る青魚や小魚達はどういう動きをするのか…

考えられることは自分達(青魚)の適温とされる海水の温度の層まで潜る…(水深の深い層を泳ぐ)

北条湾から出る…

大まかにこの二つが考えられます。

実際はどうだったのか…この日の釣行で見ていきたいと思います。

この日もTwitterのフォロワーさんのお子さんに釣りをレクチャーすることもあり、様子見を兼ねて少し早めに現地に赴き、午後4時頃から釣りを始めました。

ただでさえ、うだるような暑さでやる気が出ない状況で、更にテンションを下げてくれるこの方がまず釣れます。



前回の釣行に続き、この日もここからが長かったです。



マヅメ時を過ぎ、日没の時刻になっても一向に青魚のアタリすらありません。

陽が出ている間は、大群でコノシロの群れが北条湾内に入って来ていました。



良くご覧頂くと、あちらこちらで水しぶきが上がるのですが、これはコノシロが飛び跳ねている様子で、根拠があるわけではなく、私の想像の域を出ませんが、恐らくコノシロはエサとなるプランクトンを食べていたんだと思いますが、高い海水の温度を嫌い飛び跳ねていたと思われます。

ナブラに代表されるように、魚は往々にして自身に身の危険が及ぶと、海面から飛び出す行動を良くします。

エサは食べたいけど、自分達にとって居心地の悪い海水温に反応し飛び跳ねていたと思われます。

前回の釣行で、嫌というほどコノシロは堪能したので、敢えて行きませんでしたが、恐らくコノシロの群れが寄っていた、北条湾の深部に行ってサビキ釣りをすればコノシロは入れ食いだったかもしれません。

そして、もう一つポイントがありまして、どうしてこの日のコノシロの群れは、北条湾の最深部に集まっていたのか…

コノシロは海の食物連鎖で言いますと、所謂青物などよりは下の階層に位置し、イワシなどと同じフィッシュイーターとして他の魚を食べるのではなく、自らが捕食される側の魚です。

この手の魚は、敵に追い込まれ易い狭い場所などを嫌います。

しかし、この日コノシロの群れがいたのは、北条湾の最深部。

万が一、フィッシュイーターがやって来れば、あっと言う間に追い込まれ、下手をすれば一網打尽にされ兼ねない場所です。

そんな危険な場所になぜ…?

恐らく、北条湾の深部の川の影響で、幾分海水の温度が低かったことが考えられます。

極力、自分達がストレスを感じない場所で食事をしたい…そこで行き付いたのが、リスクはありますが海水の温度が低い北条湾の深部だった…ということだと思われます。

そして、トドメはこちらの状況なのですが、かなりの大群でコノシロの群れは北条湾内にいましたが、前回の釣行時はコノシロ祭りが開催されるほど爆釣れ!だったコノシロがこの日は1匹も釣れませんでした。



少しでも海水の温度が低い場所を求めて集まっていた…ということの表れで、それがこの日は北条湾の最深部、通常はエサを食べる時に一定の範囲で北条湾内を回遊しながらエサを食べますが、広範囲に回遊はしておらず湾深部の極限られた狭いエリアだけを回遊していたと思われます。

そして、日没からおよそ20分後、ようやくアジがヒットします。



このアジが釣れたことで通常であれば北条湾内にいてもおかしくない青魚や小魚達が、北条湾から出ておりエサを食べる時だけ湾内に入って来ていることがハッキリしました。

アジが釣れるまで、タナを変え全ての層でサビキ釣りをしてみましたが、1回もアタリはありませんでした。

そして、ムツもヒットします。



釣れれば、今シーズン寄っているムツっ子のサイズはかなり大きく、食べても美味し魚なのですが、如何せん群れの数は少ないと思われます。

サビキ釣り終了をお知らせしてくれるこの方もヒット。



クサフグが釣れた時は、ほとんどアジのアタリはなくなっており、最初のアジが釣れてから20分ほどでアジの活性の高い状況が終了…というよりも、再びアジは北条湾から出て行ったと思われます。

最初のアジが釣れるまで、タナを変えてみたり、アジに有効なサビキ仕掛けに交換したり、出来ることは全てやり、且つコンスタントにネンブツダイは釣れていたことなどから、魚全体の活性は決して低くはなくアジの群れがいればネンブツダイ同様に釣れていたと思います。

しかし、この日は日没前にアジは釣れませんでした。

日没前にアジの群れは北条湾内にはおらず、日没後極短時間だけアジの群れは北条湾に現れた…ということだと思います。



前回の釣行時も同じでしたが、未明から釣りをしていて、あまりにネンブツダイしか釣れないので、日の出前に撤収する方がかなりいました。

それくらい、釣れる時間は極短時間で、そもそもアジを始めとするウルメイワシの群れなども、ほとんどの時間帯で北条湾内にはおらず、お食事タイムの一瞬だけ湾内に入って来る…こういう動きをしています。

今の北条湾は釣れないわけではありませんが、釣れるタイミングを読み誤ると全く釣れない可能性が高く、ビギナー向けの釣り場とはお世辞にも言い難いところです。

当たり前の話なんですが、魚が1匹もいない釣り堀で釣りをしているのと何ら変わりません。

ブログ執筆時点で、語弊のある物言いになってしまいますが、久しぶりに本州に直撃しそうな台風7号に期待をしています。

台風が直撃しなくても良いですが、数時間暴風域に入り、北条湾内の海水がシャッフルされるだけでも、状況は改善されると思われます。

台風の進路が変わったり、台風の影響であまり改善されなかったりするようなことがあれば、恐らく8月いっぱいは今のような非常に釣りにくい状況が続くと思われます。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年8月5日 北条湾釣行 釣果


ボウズこそ免れた感じで、あまり長い時間釣りをしない私が約5時間釣りをしてこの結果です。

悲惨です。w

こちらは一応釣れた魚種です。

2023年8月5日 北条湾釣行 釣れた魚種


ご説明は不要かと思いますが、上がアジ(マアジ)、下がムツです。

サイズは共に18cmほどです。

釣果がこの悲惨な状況なので、当然人間用の魚料理はありません。

何とかギリギリ我が家の兄妹猫の1回分の食事が作れた感じです。



調査も兼ねていましたが、普段よりもかなり粘って釣りをしてしまったので帰宅が遅くなってしまいました。

兄妹猫にはご飯を待たせてしまい申し訳なく思いました。



例年の今の時期ですと、日中を含めいつどんな時間にサビキ釣りに行っても、何がしかの青魚が釣れるのが北条湾なんですが、今シーズンは全く違い、北条湾という場所と魚を良く理解していないとボウズもあり得る状況が続いています。

ネタバレ的になってしまいますが、本記事を執筆しているのが2023/8/12で前日の8/11の山の日に釣りに行って来ました。

短時間しか活性が上がらない…魚が北条湾内に入って来ない…この状況に変わりはありませんでしたが、長潮にも関わらずそれなりに釣れ、次の釣行記事では良い情報もお知らせ出来ると思います。

なる早で釣行記事をまとめますので、今暫くお時間を下さい。

次回の釣りは上記釣行で、その次は中一日空けて8/13に釣行予定です。(本記事執筆時が8/12です)

潮回りは中潮と潮の動きに問題はなく、あとは台風の影響がどの程度出ているか…で釣りに行けるか行けないかが決まる感じです。

最悪釣りはしなくとも、現地に赴き北条湾の様子や海水の温度などを計り状況をTwitterにてお知らせ致します。

また、ご報告させて頂きます。

※この日は帰路に着くのが遅くなってしまい、普段リンクを貼っております北条湾岸壁、花暮岸壁の様子を撮影した動画はありません。悪しからずご了承下さい。

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【三崎港・北条湾】釣り開始30分で撤収??アジ爆釣れ・入れ食い!(2023年7月23日)

こんにちは。

この日は普段よりは幾分遅い、午前3時前に北条湾に到着しました。

この日の潮の動きとしては、北条湾に到着直後から潮が大きく動く状況で、既に湾内でフィッシュイーター大暴れ…こんなことも想像しながら北条湾を目指していましたが、さすがにそれはなく静まり返ったベタ凪の北条湾が目の前にありました。

思いの外釣り人はおらず、幾分釣り座に余裕がある感じでいつもの釣り座を確保。

すぐさま釣りの準備に取り掛かりました。

1本目のサビキ仕掛けを付けた竿の準備が完了し、早速家内に釣りを始めてもらいますが、サビキ仕掛けを投入した途端にアジがヒットします。

この日の状況はこんな感じです。



このツイートでネタバレ的になってしまいますが、最初の一投目でアジがヒットし、入れ食いとまではいかずとも、忙しない感じでアジが釣り開始直後から釣れ続けます。



アジ~からの、念仏~…的な流れは、北条湾ではままあることですが、お驚き桃の木、アジに続いて釣れたのはナント!コノシロです。



コノシロは夜行性ではなく、エサを全く食べない、反応しない…ということもないのですが、あまり暗い時間帯に活発に動く魚ではなく、未明に連続ヒットしたのには驚きました。

北条湾で釣れるコノシロは成魚サイズで、小骨の多い魚なので下処理に時間が掛かり些か面倒です。

1匹くらいであればネタ的には嬉しいのですが、何匹も釣れても少々困ってしまう魚です。

そこで、冒頭の釣りを開始します…のツイートなんですが、アジもそれなりに釣れていたので、コノシロ祭りになるのであれば本当に帰ろうと思っていました。

私はサビキ釣りの仕掛けを付けた竿を毎回4本出すのですが、ちょうど4本目の準備が終わった時に最初のコノシロが釣れました。

マジか…

この時間からコノシロはキツイな…

準備が終わったと同時に片付け??

コノシロが3匹以上釣れるようであれば帰ろう…

コノシロであっても、釣れないより釣れた方が良く、嬉しくないわけではないのですが、いくらなんでも北条湾に到着して30分くらいしか経っていません。

魚を釣ること、釣った魚を食べること、これを軸として釣りを趣味にしているわけですが、私の場合は海や魚を観察することも好きで、折角の休日に釣りに来ているのでせめて日の出の時刻までは釣りをしたい(いろいろ観察したい)…という気持ちがありました。

先週はこういう魚がこういった釣り方で釣れたから、今週も同じだろう…ではなく、毎回同じではない、自然の大どんでん返しのなぜなぜを分析し、一つの答えに辿り着くまでのプロセスが好きなんです。

この後、地味にコノシロが2匹目、3匹目と釣れてしまいます。

4匹目が釣れたら帰る…

すると、急にアジとコノシロのアタリが無くなります。

ん??

と思っていると、釣り開始直後からの興奮を一気に冷まし、冷静さを取り戻させてくれるこの方がヒット。



続いてこの方もヒット。



急なこの展開…何かがおかしい…

今日の釣りの神様の悪巧みは何だ??

ネンブツダイ、クサフグが釣れた辺りで、15分ほどアジとコノシロのアタリがパタリと止まりますが、再びアジが釣れ始めます。

アジやコノシロは、イワシ、サバなどのように常に泳いでいる魚ではなく、回遊性は比較的低い魚なんですが、アジもコノシロも主食としているのはプランクトンで、未明の時間帯などは常夜灯の位置や、今の時期ですと同じサビキ釣りをしている方はそれなりにいますので、一時的に自分が釣りをしている場所から群れが移動することはありますが、概ね数十分待てば魚の活性が高い時はまた元に戻って来ます。

30分も40分も待ってもアタリが復活しない場合は、この限りではなく別の要因を考えた方が良いです。

再びアジのアタリが出始めたので、コノシロを警戒していましたが、コノシロの群れは完全に私達の釣り座付近からは離れたようで、この日はこの後コノシロのアタリはありませんでした。

釣り開始直後からアジが結構釣れてしまったので、鮮度を保つことも考えますと、日の出の時刻までが、釣りをするのは限界です。

再びアジが釣れ始めたのは良いのですが、その時点でかなりの数を釣っており、我が家の兄妹猫の朝夕のご飯、人間用の魚料理…と考えても、食べ切れるか微妙な数です。

そこにトドメのコノシロもいます。(30cmオーバーが3匹)

魚の調理方法等で、意図的に時間を置いてから食べる場合は別ですが、釣りで釣った魚はその日のうちに食べ切る…つまらないことですが、私はこれをモットーとしており鮮度が落ちてから食べるのであれば、スーパーの鮮魚コーナーで買って来ても同じです。

日の出までの残りの時間は、魚を釣る…というよりはいろいろ様子を見るための釣り…ですので、少しずつ片付けをしながら釣りを続けました。

普段であれば、マヅメ時以降に釣れることが多いウルメイワシが、マヅメ時前にヒットします。



ウルメイワシに関しましては、日の出以降も釣りを続ければ結果も変わったと思いますが、依然としてスレが酷く足下にかなりの数の群れが寄りますが、針掛かりする率はかなり低いです。

ちなみに、この日は未明の時間にウルメイワシが釣れました。

前回の釣行では、フィッシュイーターが大暴れし、ウルメイワシの群れを追っていたので、ウルメイワシは一匹もサビキ釣りで釣れませんでしたが、この日は早々にヒット…ということは…

この日はフィッシュイーターはいなかったということです。(少なくとも前回の釣行時にウルメイワシを追っていたフィッシュイーターはいませんでした)

その後、いよいよサビキ釣りの仕掛けを付けた竿を1本だけ残し日の出の時刻を待ちました。

すると、最後の最後でカマスがヒット。



今北条湾で釣れるカマスは頑張って20cm程度で、概ね15cm~18cmくらいのものが主です。

群れの数はあまり多くなく数釣りが難しいです。

食べるにしてもサイズが微妙なことなどから、私は特にムキになって狙ってはいませんが、カマス狙いでサビキ釣りをするのであれば、カマスの食性からもトリックサビキよりスキンが付いたサビキ仕掛けが有効です。

特にシラススキンのサビキ仕掛けに一番反応があるように感じています。

そして、カマスを最後に、この日は納竿としました。



ツイートにもありますが、この日はネンブツダイしかりクサフグも1匹しか釣れませんでした。

北条湾で釣りをしたことがある方はお分かり頂けると思いますが、この釣り場はネンブツダイしかいないのか…?と言いたくなるくらいネンブツダイは良く釣れます。

ネンフグ祭りが開催されることもしばしばで、北条湾でサビキ釣りをすれば必ず釣れる魚種です。

アジ爆釣れ!未明にコノシロ!ウルメイワシ、カマスもヒット…これだけ全体的に魚の活性が高かったのに、この日はなぜネンブツダイ、クサフグ共に1匹ずつしか釣れなかったのか…

アジやコノシロ、ウルメイワシやカマス、釣れないだけで他の魚もいた可能性もありますが、ネンブツダイは成魚でも15cmほどで、クサフグはネンブツダイよりは大きくなりますが、たかが知れており、何より青魚やコノシロ、カマスの泳ぐスピードには敵いません。

特にカマス(アカカマス)は成魚になると時速150キロにもなるスピードで泳ぐ魚です。

1匹ずつしか釣れなかったこの日も、足下にはネンブツダイもクサフグもそれなりにいたんです。

いるんですが、他の強豪達に圧倒され、エサ(アミコマセ)のそばまで近寄れず、遠巻きにおこぼれに預かっている状態なので、サビキ仕掛けに掛からないんです。

同じエサを求めていても、先述しました泳ぐスピード、魚体の大きさ、こういったことに長けている種がいると、劣っている種はどうしても引くしかありません。

逆の言い方をしますと、ネンブツダイやクサフグ入れ食い…の時は、これらの強豪がいない…もしくは、活性が低くエサを追っていない…ということなんです。

釣れる魚で、今現在目の前の海の中はどうなっているのか…が分かります。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年7月23日 北条湾釣行 釣果


コノシロが邪魔をして、アジなどの小魚が見えにくいですが、この日は私にしては釣り過ぎな感じでした。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年7月23日 北条湾釣行 釣れた魚種


ご説明は不要かもしれませんが、上からコノシロ、アジ(マアジ)、ウルメイワシ、カマス(アカカマス)です。

コノシロは35cmほど、カマスが20cmほどです。

カマスは数釣りが難しい感じですが、例年ですと今の時期に釣れるカマスはえんぴつカマスと言って、15cmくらいのまんまえんぴつのようなカマスが釣れることが多いのですが、今シーズンは一回り大きい感じでサイズの割りには太っています。

アジもだいぶ成長し18cmくらいのものが主で釣れており、頑張らなくてもお刺身に出来るサイズになってきました。

この日の兄妹猫の朝食は豪華にウルメイワシ、カマス、アジ、コノシロの中落ちを焼いてあげました。



今シーズンはアジが好調なので、毎回兄妹猫のご飯はアジがメインになってしまい、例年ですと青魚以外が混じったりして妹猫がそれなりに残すのですが、大好きな青魚なので妹猫が全く残しません。

兄猫は毎回お残りにありつけず、ただただ待つ割りには何も残っていないお皿を舐めるバカ猫みたいなんですが、兄猫がガッツいて食べるというより、妹猫がご飯を食べる速度が異常に遅いんです。



今回の朝食は、釣り過ぎた感が否めないので、普段より残すことを前提で多めにあげました。



兄猫は自分のご飯も普段より多く、案の定妹猫が幾分の残したので、残りを食べて久しぶりに大人しく寝床へ帰って行きました。

兄妹猫の夕食は釣り過ぎたアジのみです。



夕食も朝食同様に多めにアジをあげたので、妹猫が幾分残しました。



人間用の魚料理は、アジは漬け丼、コノシロは三枚に卸し骨切りをしてフリッターにしてみました。

釣った魚を調理する際に、フリッターにする魚は骨が気になる魚や皮が堅いなど、少々食べるのに手間が掛かる魚が多いのですが、この釣った魚のフリッター用の衣は片栗粉と卵だけを溶いて作っています。

片栗粉だけですと高温の油で揚げても焦げにくく、卵だけで溶くことで衣が強靭な膜の役割をしてくれます。

この衣で大抵の魚には対処出来るのですが…

成魚のコノシロの骨は一枚上をいっていました。w

食べて食べられないことはありませんでしたが、少々骨が気になる感じでした。

余談ですが、コノシロとコハダを違う魚だと思っている方が意外と多く、光物の寿司ネタで有名なコハダ。

コハダはコノシロの幼魚です。

シンコ⇒コハダ⇒ナカズミ⇒コノシロと呼び名が変わる出世魚で、コハダは10cmくらいのコノシロの幼魚のことです。

コノシロやサバは酢締めにした身を調理して食べることが多いですが、これは日持ちさせる役割と骨を柔らかくする役割があります。

お酢で骨を柔らかくする魚料理ですと、アジの南蛮漬けなども、一度油で揚げたアジをお酢に浸すのは骨を柔らかくするためです。

釣れないより釣れた方が良いことは言うまでもありませんが、釣れても一筋縄では調理出来ないコノシロですが、今シーズンはしばらくコノシロも北条湾周辺におり、今後もコノシロが釣れる可能性が高いので、何とか簡単にコノシロをやっつけられる魚料理を早々に考えます。

小骨が多いことを除けば、非常に美味しい魚ですので、小骨に負けずに釣れた際は召し上がってみて下さい。

そんなコノシロのフリッターがこちらです。

コノシロのフリッター

コノシロのフリッター

コノシロのフリッター


恐らく、今北条湾で釣れている成魚サイズのコノシロの骨は、高温の油ではやっつけられないと思いました。

そうなると、やはりお酢に頼るか、ミンチにするか…

次回以降、コノシロが釣れた際はこの辺を中心に調理してみます。

続いてアジですが、アジは今回は漬け丼にしてみました。

今の時期はサビキで釣れた青魚を、ほぼ毎回刺身にするので、例年ですと生ワサビを常備し、すり卸して使っていたのですが、昨今の物価高騰と今年はワサビ自体が不作なのかいつも生ワサビを売っているスーパーでもほとんど売っておらず、今年はこれのお世話になっています。

ワサビ醤油


ベースの醤油が溜まり醤油で、それにワサビを溶いてあるものがお勧めです。

三枚に卸したアジの身に、全体的にワサビ醤油が回るように軽く混ぜ合わせ冷蔵庫で20分~30分ほど寝かせておけばOKです。

ワサビ醤油とアジの身を混ぜる


酢飯※をどんぶりに盛り、酢飯の上にワサビ醤油に漬けておいたアジの身を盛り付ければ完成です。

※酢飯でなくても問題ありません。お好みで白米でも大丈夫です。

アジの漬け丼

アジの漬け丼

アジの漬け丼


これは文句無しに激ウマでした。

そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

2023年7月23日 北条湾定食


最後にライブ配信についてですが、Twitter(現X)のAPIの制限は着実に行っているようで、とうとうライブ配信に使っていたアプリ、ツイキャスでのライブ配信(Twitterへの投稿)が出来なくなりました。



ツイキャスは一度のライブ配信が30分で、30分ごとの更新が面倒でしたが、画質も良く非常に見易かったので使っていました。

Twitter(X)にも元々ライブ配信の機能はあるのですが、重い上に画質が悪く常夜灯の明かりのみの中、薄暗い場所でのライブ配信にはあまり向いていません。

唯一良いところと言えば、ライブ配信の時間的制約がなく、一度配信すれば私が意図的に配信を停止しない限りずっと配信され続けます。

ライブ配信に使っておりますデバイスのバッテリーの都合上、車からバッテリーを充電しながら配信しているため、トイレ等々で車を使う時は一時的にライブ配信を止めておりますが、今後はそういったことがない限り、その釣行の最初のツイートがライブ配信のツイートになります。

ツイキャスの時のように、タイムラインにライブ配信のツイートだらけにはなりませんので、対象の釣行時のタイムラインを遡り、ライブ配信のツイートから宜しければご覧下さい。

余談というか、余計なお世話ですが、Twitter(X)のAPIを使ったサービスが主軸だったベンチャー企業などは、今後どうするのかな?と思ってしまいます。

本ブログでも、特に出来なくなったことで影響はありませんが、ブログを更新すると自動的にTwitter(X)に投稿してくれる機能がありましたが、随分前に投稿出来なくなり今も更新時に自動投稿は出来ません。

今現在、実際の釣行とブログの更新にズレがあり、リアルタイムでなくてすみません。

お盆のお休みを利用し、このズレを解消するつもりですので、今暫くお時間を下さい。

次回は、猛暑の影響がついに北条湾にも?

コノシロ祭り開催される?…です。

コノシロの小骨に勝てるのか…

釣り方から捌き方、コノシロの特徴など、詳細に解説させて頂きます。

コノシロに興味のある方は必見…手前味噌で恐縮ですが、なるべく詳細にまとめさせて頂きます。

また、ご報告させて頂きます。

2023年7月23日午前5時頃の北条湾岸壁周辺の様子
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【三崎港・北条湾】フィッシュイーター大暴れ!サビキ釣りは厳しい結果となりました(2023年7月17日)


こんにちは。

前回前々回の釣行は、Twitterのフォロワーさんの息子さんに釣りのレクチャーをしながらの釣行でしたが、この日はいつも通り家内と二人での釣行でした。

釣りはどうしても自然相手のことなので、こちらの都合は一切お構いなしであることは仕方のないことですが、こういう日こそビギナーの方と一緒に釣りが出来ればな…と思ってしまうくらい、気象や海の状況的には完璧でした。

雨の心配も一切なく、暑がりな私には少々厳しいですが、風もほぼ無風、潮回り(潮汐)は大潮、夏なので仕方ありませんが、暑いことを除けば非常に釣りがし易い状況でした。



午前2時半過ぎに北条湾に到着し、早速釣りの準備を始めます。

三連休最終日でしたが、釣りをするには最適な状況であることからか、未明にも関わらずそれなりに釣り人はおり、釣り座は埋まりつつありました。

1本目のサビキ仕掛けをセットした竿の準備が整い、家内が早速釣りをし始めますが、サビキ仕掛けを入れた途端に、待ってました!と言わんばかりにネンブツダイがヒット。



ほぼ100%に近い確率で、毎回ネンブツダイからスタートなので、「今日、海ん中どうスか?アジとかいます??」とか聞きたくなるくらい、毎回第一投目でヒットします。

今シーズンは本当にアジが好調で、この日も第二投目でアジがヒット。



この後、ややネンブツダイが多めな感じでコンスタントに釣れ続けますが、潮止まりの時間までまだ30分ほどある状況で、且つ大潮の割りには幾分食いが渋い感じでした。

この時は然程気にせず、釣りを続け、午前3時半頃の潮止まりの時間を迎え、その後同じような間隔でアジとネンブツダイが再び釣れ始めます。

潮止まりの時間を超え、これから大きく潮が動くタイミング…

この辺りで少し違和感を感じ始めます。

ん…

なんだ?

この微妙な感じの食いの渋さは…

もしや…

フィッシュイーターが既に北条湾内にいるのでは…

湾内は非常に静まり返っており、一見すると大型の魚がいるようには感じないのですが、この予想は的中し次第にアジすらほとんど釣れなくなり、たまに釣れるのはネンブツダイ…のみとなっていきます。

釣りを始めて1時間ほど、潮も大きく動き始めるタイミングで、フィッシュイーターが大暴れし始めます。

海面にはフィッシュイーターから逃げるために、ウルメイワシが作るナブラがいくつも出来、食うか食われるかの死闘を見ていると迫力満点で興奮はしますが、サビキ釣りとしては壊滅的で、ほぼフィッシュイーターから狙われることがないネンブツダイだけ地味に釣れ続けます。



それなら、毎回やっている泳がせ釣りでフィッシュイーターを狙えば良いだろ??

と、私も思いますし、私の釣りのスタイルをご存じの方は、そう思うと思いますが、これまた非常にもどかしい状況で、一応アジを活餌に泳がせ釣りをしていたのですが、フィッシュイーターが追っているのはウルメイワシの群れ。

アジはあまりにフィッシュイーターが暴れているので、戦々恐々として釣れない状況になっているだけで、アジの群れはフィッシュイーターには追われていません。

そもそも論として、アタックをしていなかっただけで、私が釣りを始めた時には、既に北条湾内にフィッシュイーター達はいたものと思われます。

追われるウルメイワシの群れも既に北条湾内にいた…というか、ウルメイワシの群れが北条湾内にいたので、それを追ってフィッシュイーター達がやって来た…が正しいですが、いくらフィッシュイーターがアタックをしてこないとは言え、あの狭い北条湾内に天敵がいればウルメイワシ達は自分達が飯を食っている場合ではないので、まず釣れません。

仮にウルメイワシが釣れたとしても、弱り易く、バケツの中で元気な状態でストックすることも難しく、泳がせ釣りの活餌として使うのは非常に困難です。

そこで、こういう状況でも釣れていたアジやネンブツダイを活餌に…という発想もあるのですが、やらないよりマシ…という感じでネンブツダイを活餌に使ったことは何度もありますが、せいぜいイカに齧られるくらいで北条湾でネンブツダイを活餌にしてまともなフィッシュイーターが釣れたことはありません。

じゃぁ、アジなら?

となりますが、前回の釣行記事でも書かせて頂きましたが、どうしても牛丼が食べたくて、牛丼屋に入ったのに「すみません…今日、サラダしかないんスよ…」と言われて、じゃぁ、サラダで…という人はいないと思います。

まして、フィッシュイーターがターゲットとしているウルメイワシが目の前にたくさんいるのに、尚のことこぞってアジを食ってくる可能性は極めて低く、ハッキリ言ってやるだけ無駄状態です。

フィッシュイーターの大暴れタイムが40分ほど続き、日の出の時刻を迎えます。

陽が昇るにつれ、ナブラもほとんど出来なくなり、夜明けと共にフィッシュイーター達は北条湾内から出て行ったと思われます。

次第にウルメイワシ達も落ち着きを取り戻し、自分達の食事を始め北条湾内での回遊範囲が広がって行き、足下まで回って来るようになりました。



実際に北条湾でウルメイワシを狙って釣ったことがある方はお分かりかと思いますが、今シーズンはスレが酷く回遊している群れの数に比して、中々針掛かりせず釣り針を咥えてもすぐに離してしまいます。

足下までウルメイワシが回遊して来る=ウルメイワシの活性が高いということで、ウルメイワシ達は完全にお食事モードに入っています。

こういう状況の時に、今シーズンはウルメ職人の家内の出番なんですが、アミコマセを付けたトリックサビキを海面スレスレに落とし、竿は置き竿ではなく持ち竿で、サビキ釣りは基本的に向こう合わせ※で釣る釣りですが、一瞬ウルメイワシが釣り針を咥えた瞬間に軽くこちらから合わせるようにすると、針掛かりさせ易いです。

※向こう合わせ=魚がエサを咥え釣り針が自然と掛かるの待つ合わせ方

そして、大事なことが上記の海面スレスレにサビキ仕掛けを投入…なんですが、ウルメイワシは北条湾内にたくさんいるプランクトンを求めてやって来ています。

植物プランクトンが光合成をするために表層付近を漂い、それを求めて動物プランクトンが集まり、更にその動物プランクトンを求めているのがウルメイワシです。

つまり、ウルメイワシのエサが表層付近にいるので、ウルメイワシの群れも表層付近を回遊しています。

活性が低い=お食事タイムでない時は、ウルメイワシは概ね海面から1m~2mほど下の層を泳いでいます。(これは北条湾内に限ったタナです)

家内はウルメイワシが表層付近を泳ぎ始め、足下に回って来ると持ち竿で海面スレスレのタナでウルメイワシを釣っています。



ウルメイワシの活性が高い状態が40分ほど続き、回遊頻度も下がり始めた頃、帰れ…と背中を押す方が釣れます。



こちらは、超ミニミニなゴンズイの稚魚が作る群れ、所謂ゴンズイ玉なのですが、このゴンズイ達がハッキリ見える海水の透明度で、明らかに魚が泳いでいれば分かる状況です。



先ほどまでハッキリと魚影が見える状況でウルメイワシの群れが足下を泳いでいましたが、完全にウルメイワシの回遊もなくなったところで、私は釣りの片付けに入りました。

片付けている間も、家内は地味に釣りを続けていたのですが、これまた今シーズンは数釣りは出来ていませんが、例年に比べて釣れる頻度が高く、例年よりも多くの群れが回って来ていると思われるカマスがヒットします。



完全にえんぴつカマスは脱し、もう少し大きく、あと1ヶ月もすれば立派に塩焼きや一夜干しで食べられるサイズのカマスが好調です。

片付けも完了し、この日はここで納竿としました。



そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年7月17日 北条湾釣行 釣果


釣れた魚を並べて、魚種をご説明しているいつもの写真を撮り忘れてしまいましたが、釣れたのはアジ(マアジ)、ウルメイワシ、カマス(アカカマス)です。

本当にこの日は厳しい…というより、悔しい釣行でした。

気象や海の状況なども良く、現に全体的に魚の活性も非常に高かったです…が…

この全体的に…

当然のことですが、フィッシュイーターなどの大型の魚も含まれます。

先述しました通り、泳がせ釣りも活餌に難あり…

サビキ釣りはと言えば、魚達が戦々恐々としてしまい釣れない…

悔しかったですね…

目の前に、サビキでのターゲットのウルメイワシやアジもたくさんおり、恐らく青物と思われる大型の魚もいる…のに…

晩秋に毎年私は青物を年に数本上げていますが、これはトウゴロウイワシ様様なんです。

トウゴロウイワシは弱りにくく、成魚でも20cmほどにしかならない魚で、活餌にもってこいの魚です。

近年は夏場でも、シーバスを始めとした青物などの大型の魚も北条湾内に入って来るのですが、毎年泳がせ釣りの場合は活餌に難があり、上手いこといきません。

トウゴロウイワシは高い水温を嫌いますので、早くても9月の下旬頃にならないと北条湾内には入って来ないと思います。

ではルアーは??

という話にもなりますが、青魚や青物と呼ばれる魚は、年魚※ではなく数年生きる魚です。

※年魚=鮭などのように1年で寿命を全うする魚

青魚も青物も産まれてから群れで旅に出て、次第に自分達の餌場を見つけて、その餌場を回る感じで回遊します。

今釣れているウルメイワシは産まれて2年目くらいの個体の群れだと思われ、恐らく去年初めて北条湾にやって来て、餌場とし今シーズンも回遊して来たと思われます。

魚は意外と賢く、どんどん知恵を付けていきます。

それが所謂「スレ」で、危険なポイントをどんどん学習していきます。

ここが、釣りの醍醐味の一つでもあり、魚との知恵比べなんですが、青物などは青魚よりも長く生きる魚で、青魚よりも一枚上手です。

北条湾にやって来る青物の危険ポイントの中に、既にルアーはインプットされており、ほとんど反応しません。

通年、毎週ほぼ同じ時間(青物が出現する時間)に釣りに行っている私でも、ルアーで青物を釣っている人は今まで見たことがありませんし、実際に青物がアタックを繰り返している時にルアーを投げてみてもほとんど反応がありません。

それが故に泳がせ釣りに拘っているのですが、如何せん今の状況ですと毎回指を咥えて見てるだけ…状態で、何か策がないものかいろいろ試しているのですが、今のところ結果が出せていません。

結果が出ましたら、当然のことですがブログで詳報させて頂きます。

釣果が釣果ですので、この日の兄妹猫の食事は朝食のみですが、アジとカマスを焼いてあげました。



ツイートにもありますが、グリルに並べると魚の成長の早さを実感すると言いますか、1ヶ月ほど前までは同じアジでももっとたくさん焼いてあげないと、猫2匹分のご飯が作れませんでした。

それが、今はだいぶ数は減りアジがどんどん成長しているのを実感します。



今年はアジが好調なことは非常に良いことなのですが、兄猫にとっては意外と困り事で青魚大好きな妹猫が毎回完食してしまいます。

妹猫のご飯の残りを、大人しく健気に兄猫は待つのですが、今シーズンは毎回ほとんど何も残りません。

少々不憫に思っています。w

人間用の魚料理はと言いますと、今シーズン初ですが、アジとウルメイワシでお刺身丼を作りました。

アジとウルメイワシのお刺身丼

アジとウルメイワシのお刺身

アジとウルメイワシのお刺身丼


アジもウルメイワシもいよいよ難なくお刺身に出来るサイズになってきました。

ウルメイワシは特にですが、足が早い(腐りやすい)という理由だけで生で一般に流通しない魚です。

ウルメ節など、加工食品はありますが、ウルメイワシのお刺身を食べられるのは、まさに釣り師の特権かと思います。

ウルメイワシとマイワシですと、マイワシの方がやや骨も太く身が硬いです。

味はウルメイワシの方が甘味が強いです。

今の時期は鮮度を保ったまま持ち帰ることが重要です。

1匹釣れる度に、クーラーボックスを開けて魚を入れたりせず、数匹釣れて魚が息絶えたらまとめて入れる、海水を氷で冷やす、またはロックアイスなどを更に砕き、海水をシャーベット状にするなど、折角釣った青魚の鮮度を落とすことなく持ち帰ることをお勧め致します。

これを確実に実践するかしないかで、釣り師の特権を味わえるか、スーパーの鮮魚コーナーの売れ残りの刺身にしてしまうかが変わります。

釣った魚を美味しく頂くには、道具(包丁)と鮮度を保つためのお金は絶対にケチらない方が無難です。

最後になりますが、釣り禁止…とか以前の問題だと思いますが、自分で出したゴミは全て持ち帰って下さい。



コロナ禍以降、急に釣りをする人が増えて、北条湾も非常に汚くなりました。

特に私がご紹介しておりますサビキ釣りで使うエサ、アミコマセは腐ると腐敗臭も酷く、今の時期はすぐに乾燥しカピカピに乾いてしまい流せなくなります。

釣りをしている最中も小まめにこぼれたアミコマセをバケツで汲んだ海水で流すなど、釣り場の環境維持をお願い致します。

地味に仕事が忙しく、リアルタイムを謳っておきながら、釣行とブログの更新が追い付いておらず申し訳ありません。

次回は泳がせ釣りの活餌の代用のエサ、そして今シーズン第二弾の刺身系の魚料理も登場します。

ブログの更新はなる早で行いますので、今暫くお時間を下さい。

また、ご報告させて頂きます。

2023年7月17日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
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【三崎港・北条湾】時化(シケ)真っ最中の北条湾釣行・厳しい結果となりました(2023年7月9日)

こんにちは。

この日は雨こそ降ることは無さそうでしたが、かなりの強風が予想される予報が出ていました。

私は「tenki.jp」の天気予報を利用しているのですが、北風(北条湾の奥、崖側から城ケ島方面に吹き下ろす風)の時は概ね予報通りなのですが、南風(城ケ島側から北条湾の奥に向かって吹く風)の時は予報が外れることも多く、概ね予報より1m~3mくらい風が弱いことが多いです。

もちろん、ピンポイントで北条湾の気象状況を予想しているわけではなく、あくまで「三浦市」の予報なのでズレがあって当然ですが、この日の風速の予報は9mでした。

まともに9mの風が吹いている中での釣りですと、サビキ釣りは仕掛けに釣り針がたくさん付いていることや、概ね長めの磯竿で釣りをすることから、特に危険ですし釣りになりません。

この日は予報が若干外れることに期待し釣りに行きました。

北条湾に到着すると、私の予想通り風速は6m~7mほどでした。



これなら何とか釣りは出来るな…さすが俺…などと天狗の鼻を伸ばしていたのも束の間、北条湾に到着し1時間もしないうちにあれよあれよと予報通りの強風になっていきます。

海水を汲んだバケツくらいの重さがないと、全て風で飛ばされ、釣りの準備をするのも車の陰に隠れながらでないと出来ない状況になってしまいました。

今回の釣行はかなり失敗の巻き…外したな…

この日はTwitterのフォロワーさんの息子さんに釣りをレクチャーする予定もあり、今更予定を変更し帰るわけにもいかず、何とか風が収まってくれるのをひたすら祈るしかありませんでした。

フォロワーさんのご家族との待ち合わせの時間は午前4時。

私は午前2時半頃から、当日の状況を確認する意味も含め釣りを始めました。

風は収まるどころか、どんどん強くなっていきます。



フォロワーさんの息子さんは小学生の低学年。

事前のやり取りで、今回の釣行を非常に楽しみにしているのを聞いていました。

とにかく風が少しでも収まってくれ…

祈りながら釣りをしていましたが、無情にもどんどん風は強くなっていきます。

午前3時半を回っても一向に風速が弱まる気配はありません。

釣りはどうしても自然相手ですので、こちらの都合に合わせてくれることなどなく、むしろこちらが合わせて釣りをしなければなりません。

釣りを楽しみにしていることとは相反して危険な状況…

さすがに釣りをしないで帰る…という選択肢はあまりに酷なので、どこかで風収まった時に釣りはしてもらい、最悪車の中で待機してもらおう…こう考えていました。

すると、待ち合わせの午前4時になる頃、急に風速が弱まります。

この時ほど、釣りの神様に感謝したことはありませんが、何とか釣りが出来そうなレベルまで風が弱まります。

先に私が釣りを始めており、一応今シーズン好調なアジの釣果は確認出来ました。

釣りを開始して、強風の中第一投目からまずはこの方。



食いは渋いものの、ネンブツダイに混じりアジも釣れ始めます。



全くお呼びでありませんが、この方も順調に釣れました。



この感じであれば、何とかアジは釣らせてあげられるだろう…という状況でフォロワーさんと合流しました。

この日の日の出の時刻は午前4時半頃でした。

フォロワーさんと合流し、釣りの準備をしている間にどんどん明るくなっていきます。

問題はここからで、この時化(シケ)の状況がどう影響するか…

外海が荒れると、湾や入り江など比較的波が穏やかな場所に、青魚などの回遊性の魚は特に一時的に避難することがあり、今まで釣れなかった魚が爆釣れ…などということもありますが、これは言い方を変えますと、通常の回遊ルートから外れた行動をしており、普段定期的に入って来ていた魚達が入って来ない(通常の回遊ルートを回らない)…こういうことも有り得ます。

この日まともな魚の釣果はアジしかありません。

今シーズンの流れでいきますと、日の出の辺りでイワシ類やサバ北条湾内に入って来ています。

イワシ類やサバ+αが入って来る可能性もありますが、イワシ類やサバすら入って来ない可能性もあります。

オマケに潮の動きも鈍く、潮回り(潮汐)は小潮です。

全体的な状況を勘案しますと、正直申し上げて釣れない確率の方が高い状況でした。

当然風が強いので、海面には波が立ち海の中の様子は全く分かりません。

イワシサバの群れが、北条湾内にいるのに活性が上がらず釣れないのか…

それとも、北条湾内に入って来ていないのか…

日の出の時刻から1時間ほど経過し、今シーズンのイワシサバの動きからすれば、既に数匹釣れていてもおかしくありません。



それから更に1時間が経過します。

ん…

今日は、イワシ、サバは無理か…

何とかフォロワーさんの息子さんに釣らせてあげたい…

しかし、こればかりは私にはどうすることも出来ません。

本当に微妙な違いなんですが、サバとイワシでは反応するサビキ仕掛けにも違いがあります。

好む色はほぼ同じなんですが、何れフィッシュイーターの側に回るサバはスキンの付いたサビキに良く反応します。

一方イワシ類の場合は、極力サビキ仕掛けの釣り針に何も付いていない、銀色の針のサビキ仕掛けが有効です。

サビキ仕掛けを小まめに替え、何とか釣らせてあげようと奮闘しますが、無情にもアタリすらありません。

すみません…今日はサバ、イワシはダメかもしれません…とフォロワーさんとお話しをしていると、ようやくきました!サバっ子がヒットします。



来た!たぶん来ますよ!小まめにコマセを付けてみて下さい!

しばらくすると、フォロワーさんにウルメイワシがヒットします。

後が続かず、入れ食い!大漁!とはいきませんでしたが、何とか形には出来ました。

これは恐らく時化の影響ですが、普段より1時間ほど遅くイワシ、サバが北条湾内に入って来ました。

この日は、これから時化ます(海が荒れます)…というタイミングで釣りをしました。

釣りをしていた時に、既に北条湾内にいた魚であっても、海が荒れるとどうしても魚の食いは渋くなります。

同じ青魚でもアジは違う動きをしますが、イワシ、サバは常に泳いでいる魚で自分達の回遊ルートを持っており、一言で言ってしまえばたくさんの餌場を基本的には同じサイクルで回っています。

しかし、この日のように海が荒れると、通常の回遊ルートは辿るものの、各餌場に現れる時間が変わったり、回遊して来ないこともあります。

そして、この動きは同じ種であれば、全ての魚が同じ行動をするわけではなく、群れ単位で各々の群れの動きは変わります。

例えば、青魚でもなく回遊性の魚ではありませんが、私が釣りに行くとほぼ毎回トップバッターとしてツイートしているネンブツダイ。

以下のツイートは約1ヶ月前、2023/6/11の釣行時に釣れたネンブツダイです。



こちらはこの日釣れたネンブツダイです。



ネンブツダイ自体が成魚でも10cm~13cmくらいにしかならない魚なので、分かりにくくて恐縮ですが、6/11に釣れたネンブツダイの方が大きく、この日釣れたネンブツダイは一回り小さいのがお分かり頂けるでしょうか。

実際に近々で北条湾にサビキ釣りに行かれた方であればお気付きだと思いますが、最近釣れるネンブツダイは小さいサイズのものが多いと思います。

同じ種類の魚を何ヶ月も釣り続けていると、同じ群れがずっといるとお思いの方が多いですが、実は魚の成長度合いや産卵などでかなり頻繁に同じ種でも群れが入れ替わっています。

サバなどは特にそうですが、同じ青魚でもイワシ、アジに比べて成魚になるとかなり大きくなる魚で、何れはフィッシュイーターの側に回る魚です。

今まで20cmオーバーのサバが釣れていたのに、いきなり15cmくらいのサバにサイズダウンした…

こんな経験をお持ちの方も多いと思いますが、20cmクラスのサバは違う餌場を求めて北条湾を旅立ち、新たにサイズの小さなサバの群れが回って来ていることを示しており、当たり前の話ですがある日突然痩せてしまったわけではありません。

平時でもこうした動きが頻繁に行われ、基本的に釣れる魚の種類が同じなので気付きにくいんですが、北条湾を離れて行く群れ、新たに寄って来る群れ…この入れ替わりがかなり頻繁に行われており、時化などを切っ掛けに突然青魚達の回遊ルートから北条湾が外れてしまい、回って来る群れの数がいきなり減ることもあります。

北条湾という場所は、他の餌場に比べプランクトンが豊富なので、余程のことがない限りいきなり全く青魚が釣れなくなる…ということは考えにくいですが、時化の前と後では釣れる魚が劇的に変わることがあります。

また、冒頭でも申し上げましたが、時化の直後などは普段は北条湾に入って来ない魚が、海が荒れている影響で一時的に避難して来ることもあり、思わぬ釣果を得ることもあります。

この日は釣行のスケジュールを変更することが出来なかったため、釣りを強行しましたが、本来であればこの日の翌日以降に釣りをすると、思いがけない魚が釣れたり、たくさんの青魚の群れが湾内に逃げ込んで来ていて、爆釣れ!入れ食い!になった可能性はゼロではありません。

結果として、この日以降、風の強い日が続いたので、そういう時は尚のこと可能性はあったと思います。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年7月9日 北条湾釣行 釣果


本来やらない方が良い、これから海が荒れるタイミング、且つその後大荒れの中での釣りにしては、釣れただけマシだと思っています。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年7月9日 北条湾釣行 釣れた魚種


ご説明は不要かと思いますが、上がゴマサバ、下がマアジです。

何とかフォロワーさんの息子さんにも、アジ、ウルメイワシを釣らせてあげることが出来、我が家の兄妹猫のご飯も朝のみですが作ってあげられるだけのアジが釣れて良かったです。

そして、その兄妹猫の朝食は釣果の都合上、朝食一食のみですが、全てアジ…オールアジ…焼きアジのほぐし身です。



兄妹猫のご飯用の器に盛ったアジのほぐし身ですが、冗談抜きでそのままご飯に盛って、少し醤油を垂らして食べたいくらいでした。

1ヶ月ほど前は、まだアジもサイズが小さく、骨も気にならなかったことから、頭などは手で潰してあげていましたが、さすがに頭や中骨は気になるサイズになってきましたが、逆に数が釣れなくてもそれなりに身が取れるので、実際に食べている兄妹猫も今の方が美味いと思います。



兄猫の食いしん坊ぶりと、美味いからなんだと思いますが、着席して腰を下ろすこともなく、立ったまま着地した姿勢でしばらくガッツいていました。

兄猫はこの日も大人しく妹猫がご飯を残すのを健気に待っていましたが、青魚大好きな妹猫が残すはずもなく、もっと欲しいオーラを放ちながらいつまでもその場に座っていました。

人間用の魚料理は、兄妹猫の残りのアジとサバを天ぷらにしました。

サバとアジの天ぷら

サバとアジの天ぷら

サバとアジの天ぷら


青魚は本当に油との相性が良いので、調味料は岩塩だけで十分美味いです。

そして、何度もこういったお願いはしておりますし、逐一こういうことを言っているわけではなく、ツイートやブログに書かず黙って掃除していることもありますが、今回は汚れだけでなく無用な殺生もしてあったのでツイートさせて頂きました。



今の時期はコマセも魚の死骸もすぐに腐敗し悪臭を放ちます。

北条湾は海釣り施設ではなく漁港です。

言わば、漁を生業としている方達にとっては職場です。

自分の職場のオフィスの入口にゴミを捨てられたらどう思いますか?

腐敗した魚の死骸をブチまけられたらどう思いますか?

私達は勝手に釣りに行っているだけで、私達釣りをする人間のためにある場所ではありません。

そして、魚が釣れない腹いせなのか、良くネンブツダイやフグ、ヒトデなど外道として釣れる魚をわざわざ地上に放置する方がいます。

腐って悪臭を放つこともそうですが、持ち帰らないのであれば必ず海に返して下さい。

無用な殺生をして良いわけがありません。

特に北条湾というこの場所は、地元の方の住宅も目と鼻の先にあります。

この状態で悪臭を放ち、風でも吹けば臭いが住宅街にも届くと思います。

自分の自宅に延々と腐敗臭が届く環境ってどうですか?

コチラは製氷所の前に車を停められないようにしているバリケードを良くご覧下さい。



最初はパイロンでした。

次はパレット。

そして、とうとうH鋼。

地元の方が迷惑している怒りの表れだと私は思います。

大半の釣り人はルールを守りモラルを持って釣りをしていると思います。

他の方が汚したところまで掃除しろ…とは言いません。

最低限、自分で汚した場所の清掃、出したゴミは全て持ち帰って下さい。

そして、持ち帰らない魚は必ずリリースして下さい。

よろしくお願い致します。

最後になりますが、三浦縦貫道のETCの社会実験が8/31まで延長されたようです。

夏休みなど、休みも多くなる時期ですし、普段より頻度高く三浦縦貫道をご利用になる場合は、割引もありますし登録してみては如何でしょうか。※



※私は神奈川県道路公社の回し者ではありません。w

私は社会実験開始時から登録していますが、最初の頃はセンサーが上手く反応しない…などありましたが、今はかなり改善されスムーズにレーンを通過出来ます。

次回は三連休なので、気象の状況など様子を見て、出来れば2回釣りに行ければと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

2023年7月9日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年7月9日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

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