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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  ヘダイ  マダイ  ウルメイワシ  カタボシイワシ  トウゴロウイワシ  青魚  

【三崎港・北条湾】時化の影響か青物は現れず大潮らしからぬ魚の動きでした(2023年10月1日)

こんにちは。

今シーズンの秋の青物釣りは、幸先良く9/39/10と二週続けてショゴをGET!し、スタートダッシュを決めたものの、その後が続きません。

【参考】
明け方にメッキ入れ食い&今シーズン初の青物をGET!(2023年9月3日)
前週に続きメッキ入れ食い&2週連続でショゴをGET!(2023年9月10日)
2023年度シルバーウィーク4回の釣行まとめ(2023年9月17日・18日・23日・24日)

青物が釣りにくい原因の一つとして、潮の動きが関係しています。

マヅメ時から日の出後1時間の間に、干満問わず潮止まりのタイミングが重なり、本来であれば魚が一番活発に動く時間帯に潮の動きが止まってしまいます。

こちらは、去年の同じ時期にカンパチを釣った日のツイート(ポスト)です。



大満足の1匹・70cmのカンパチをGET!(2022年10月16日)

こちらは今シーズン、二週続けてショゴを釣った日のツイート(ポスト)です。



前週に続きメッキ入れ食い&2週連続でショゴをGET!(2023年9月10日)

そして、こちらがこの日、釣りを開始する時のツイート(ポスト)です。



各ツイート(ポスト)内の、潮見表のキャプチャー画像に注目して頂きたいのですが、未明から明け方に掛けての潮止まりのタイミングが、カンパチ、ショゴを釣った日は、マヅメ時前に潮が止まり、この日は日の出の時刻の直前で潮の動きが一旦止まっています。

潮止まりの時刻を基準とし、その前後30分はどうしても魚の動きが鈍くなります。(潮が止まるまでの30分と再び潮が動き出した後の30分)

青魚や青物は特に潮の動きに敏感な魚ですので、潮の動きが鈍くなると露骨に食いが渋くなります。

マヅメ時、陽が昇り始め、徐々に明るくなる薄暗い時から、日の出を迎えてその後1時間程度が一番青魚、青物共に動きが活発になる時間帯です。

私は釣りを生業としているわけではありませんので、海の状況、気象の状況、狙う魚の動き等々、釣りをする上での条件が一番良い時に必ず釣りが出来るわけではなく、船釣りなどのようにある程度魚が釣り易い状況をお膳立てされた釣りでもなく、陸っぱりからそれなりのサイズの魚を釣るとなると、ほんの些細なことで魚が釣れる釣れないが左右されてしまいます。

ある意味、好条件でも悪条件でも与えられたフィールドの中で、魚との知恵比べをすることも、こういった陸っぱりから大物を狙う釣りの醍醐味でもあるのですが、とは言え釣りに来ている以上、出来れば毎回釣果は上げたいものです。

一言で潮の動き…と言いましても、上記のように干潮や満潮で潮の動きが止まるタイミング、潮汐の種類、所謂大潮、中潮、小潮、若潮、長潮などがありますが、潮汐と潮止まりで言いますと、潮汐よりも潮止まりの方が、魚が釣れる釣れないには大きく影響します。

潮汐の種類で大潮と小潮では、当然大潮の方が魚の動きは活発になりますが、魚の動きに差はあれど潮さえ動いている時間であれば、それなりに魚達の活性は上がります。

しかし、潮止まりでは、文字通り潮(動き)が止まります。

先ほど申し上げましたが、潮止まりの前後30分、潮止まりの時間に向けて徐々に潮の動きが鈍くなり何れ止まります。

一旦潮が止まり、再び徐々に潮が動き始めます。

マヅメ時に入り陽が昇る(日の出)まで、約1時間程度掛かります。

そして日の出の時刻を迎えてその後1時間、この計2時間の間が青魚、青物共に活性が上がり易く勝負の時です。

カンパチやショゴが釣れた日とは違い、この日も先述しました通り、マヅメ時から日の出後の1時間、勝負の時の計2時間の間に潮止まりのタイミングが重なり、勝負の2時間のうち1時間は無駄になってしまいます。

当然釣れる確率は下がり、非常に釣りにくい状況が生まれます。

今シーズンは10月、11月と、全ての日曜日がそうではありませんが、ほとんどの日曜日が、このマヅメ時から日の出後1時間の間に潮止まりの時を迎えます。

前振りが長くなってしまい恐縮ですが、この日の釣行を見ていきたいと思います。

この日は上記の潮の動きの問題にプラスして、時化という状況でもありました。

外海が荒れると、良い点としては、普段は北条湾内に入って来ない魚が、時化により一時的に避難の目的で北条湾などの湾や入り江に逃げ込み、思いもよらない釣果に繋がることがあります。

悪い点として、上記とは逆に普段は北条湾内に定期的に入って来ている魚達が、時化の影響で各餌場を回遊するルートが変わり、全く湾内に入って来ない…という状況に成り得ます。

一匹も魚がいない釣り堀で、何時間釣りをしても魚は絶対に釣れません。

その釣り堀で釣りをしている状況と何ら変わりません。

早速釣りを開始しますが、釣りを開始した時のツイート(ポスト)の定番になりつつあるこのお二方が早速登場。

第一投目からいつものこの方です。



そして、釣り開始時には既に車の下でスタンバっていたこの方。



ネンブツダイしか釣れないので、早くもネンブツダイに飽き始めます。



ある程度お腹も満たされ、寝床へ帰ったのか、他の釣り人の方のところへ行ったのかは分かりませんでしたが、私達の元からはいなくなってしまったので、風も強まってきたことなどもあり、午前4時半頃まで車で仮眠することにしました。



前々週は、まだ未明にいた、恐らくカマスと思われるフィッシュイーターの存在は確認出来ましたが、この釣行の前週とこの日は、未明にいるフィッシュイーターは確認出来ず、もしかすると北条湾から離れたかもしれません。

こういうこともあり、釣りに行く時間こそ変えていませんが、釣りを開始して様子を見て、ネンブツダイ以外の魚が釣れる気配がない場合は、ここ数回の釣行から午前4時半頃まで仮眠するようにしています。

今シーズンの傾向の一つですが、午前4時半以前に釣りをしても、釣りをするだけ無駄という状況で、恐らくネンブツダイ以外は何も釣れないと思います。

チョイ投げなど、虫餌での投げ釣り等は試していませんが、少なくともサビキ、泳がせでの釣果は望めないと思います。

午前4時半過ぎに釣りを再開しましたが、かなり久しぶりですがカタボシイワシがヒットします。



今シーズンは北条湾内にカタボシイワシはほとんど入って来ませんが、周辺海域にはおりこの日は時化の影響で湾内に入って来たものと思われます。

カタボシイワシに続き、トウゴロウイワシウルメイワシと続きます。





大潮とは思えない食いの渋さでしたが、地味にトウゴロウイワシウルメイワシが釣れ続けます。

日の出の時刻を回り、意外な魚達がヒットします。

この日の釣行で、一番良かった出来事でした。

まずはマダイの幼魚、チダイ、カスゴ、チャリコなどと呼ばれますが、小さくても釣ったばかりの鮮やかなピンク色、姿形が本当にマダイは美しいと思いました。



次はヘダイです。



シロチヌ(白チヌ)などとも呼ばれ、銀色のフォルムが、こちらもまた非常にキレイでした。

この2匹の鯛が釣れたということが、非常に良かった出来事で、磯焼けがだいぶ改善されてきた証と言えると思います。

数年前、岸壁の縁にビッシリといたウニをここ数年見掛けません。

恐らく地元の漁業者の方々の駆除、ウニの利用促進が図られ、以前の北条湾に戻ってきたものと思われます。

磯焼けが酷くなる前は、北条湾では今の時期から春先くらいまで、虫餌でチョイ投げをすると良く釣れたのが鯛系の魚でした。

釣果を挙げることが難しい時期に、チョイ投げとは言え釣りを楽しませてくれる魚の一つが鯛でした。

ここ5年くらいは、晩夏から晩秋まで青物やカマスが北条湾内に入って来るようになり、そちらの釣りが主体になっていますが、次回以降チョイ投げもどこかで久しぶりに試してみようと思っています。

この日は強風の中、泳がせ釣りの活餌にするトウゴロウイワシだけは順調にストック出来たので、幾分粘ってみたのですが時化の影響もあってか、青物と思われるフィッシュイーターは姿を現わしませんでした。



早いもので、この日の釣行から10月です。

年々、青魚も青物も、北条湾内にいる時間が短くなっており、そういった意味での釣りにくさもある中、今シーズンは冒頭でお話ししました、潮止まりのタイミングが良くない日が多いです。

日曜日だけで数えましても、釣りに行ける日が11月末までで10回を切っています。

2ヶ月…と考えますと、だいぶ時間があるように感じますが、回数で考えますと悠長なことを言ってられる場合ではなく、今シーズンは異常なまでに上昇した北条湾内の海水の温度も、これから一気に下がっていくと思われます。

こういう、極端な海の中の変化も、魚達にとっては良いことではなく、突然今まで釣れていた魚が釣れなくなってしまう要因にもなり兼ねません。

今シーズンはスタートこそ良かったですが、ショゴレベルではなく、やはり成魚サイズの青物を釣りたいところです。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年10月1日 北条湾釣行 釣果


大潮らしからぬ感じで、全体的に食いが渋い…というよりも、群れの数が少ない印象を受けました。

恐らく強風による時化の影響もあったと思います。

こちらは、この日釣れた魚種です。

2023年10月1日 北条湾釣行 釣れた魚種


左上がヘダイ(平鯛)、左下がマダイ(チダイ・カスゴ・チャリコ)、右上がカタボシイワシ、右の真ん中がウルメイワシ、右下がトウゴロウイワシ(ボライワシ)です。

この日はフィッシュイーターが姿を現わさなかったので、地味にトウゴロウイワシが釣れ続け、もう要らん…というくらい釣れてしまったので、鯛2匹とウルメイワシは人間が頂き、兄妹猫にはトウゴロウイワシとカタボシイワシを分けてあげました。

兄妹猫の朝食は似非イワシコンビです。



ツイート(ポスト)にもありますが、トウゴロウイワシとカタボシイワシはイワシを名乗っていますが、全くイワシと関係ない魚です。

見た目がイワシに似ていることから、イワシの名が付いていますが、トウゴロウイワシはギンイソイワシという魚の仲間で、別名ボライワシとも言われるようにボラに近い魚です。

カタボシイワシもイワシに似ていることから、イワシの名が付いていますが、イワシとは全く無縁の魚でニシンに近い魚でサッパの仲間です。

体格も違いますので、当たり前の話なんですが、人間が食べて美味い…と思うものが、必ずしも猫も美味いと思うわけではなく、脂があっても青魚レベル、我が家の兄妹猫が一番好んで食べるのがカタボシイワシやトウゴロウイワシなんです。

この日は帰宅が遅くなってしまったこともあり、朝食…と言っても、実際にご飯を食べたのは午前11時近くなってしまいました。

大好きなトウゴロウイワシの匂いと、お腹が減っていたこともあってか、普段はカメラの後ろで待機しており、家内が抱っこしに来るのを待っている妹猫がフライングで登場してしまいます。



満足してくれたようで何よりでした。

兄妹猫の夕食は、トウゴロウイワシのみなんですが、トウゴロウイワシはその身の色合いからも脂感をあまり感じませんが、今くらいの時期から冬に掛けては、トウゴロウイワシなりに脂がのります。



ツイート(ポスト)内の指に身をのせている写真ですが、白い部分はトウゴロウイワシの脂の塊です。

家内の指がテカっているのも、トウゴロウイワシの脂です。

このくらいの脂感が我が家の兄妹猫は好みなようです。



人間用の魚料理は鯛2匹で鯛めし、ウルメイワシの刺身にすりゴマを和えたすりゴマ和えを作ってみました。

ヘダイとマダイの鯛めし


特に出汁などは入れず、腸を取り除いた各鯛をご飯と一緒に炊いていきます。

炊き上がったら一度鯛を器に出し、鯛の身をほぐしてお米と混ぜ合わせれば鯛めしの完成です。

ヘダイとマダイの鯛めし


出汁などは入れなくても、鯛の風味は十分に感じられます。

お好みで軽く塩を振って食べると、より鯛の風味が強くなります。

今回はこの鯛めしの上に、軽く叩いたウルメイワシの身をすりゴマと和えた、すりゴマ和えをのせて丼物にしました。

ウルメイワシのすりゴマ和え


鯛めしの上にウルメイワシの刺身にゴマを和えたものをのせていますので、お好みではありますが、ワサビ醤油ではなくたまり醤油など、濃い口の醤油を垂らして食べるのがお勧めです。

ゴマの風味とウルメイワシの身の甘味、鯛の出汁を吸った米と鯛の身が良く合い激ウマでした。

今シーズンは記事冒頭でお話し致しました、明け方に潮止まりのタイミングを迎える日が多く、イマイチスッキリしない釣れ方の釣行が多く、今後も同じような状況が続き魚が釣りにくいと思います。

早いもので10月に入り、青物が狙えるチャンスも少なくなっていきます。

昨年は本記事を執筆している日(2023/10/9)辺りから本格的な青物ラッシュが始まりました。

釣りにくい状況に変わりはありませんが、やはり今の時期は釣り行かずとも釣りのことばかり考え、興奮は禁じ得ません。

無駄に鼻息が荒いですが、なるべくTwitter(X)ブログをご覧頂いております皆様にも、興奮出来る釣果を目指し頑張って釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

2023年10月1日午前7時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年10月1日午前7時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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テーマ : 釣り    ジャンル : 趣味・実用


Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  北条湾  ウルメイワシ  トウゴロウイワシ  アジ  マダイ  イイダコ  

【城ヶ島・三崎港・北条湾】活性の低い北条湾・数はイマイチでしたが魚種は豊富に釣れました(2019年11月17日)

こんにちは。

日中でも気温が低くなり、いよいよ冬ですね。

真冬に北条湾でイワシ類が釣れるようになり数年経ちますが、海水温の上昇によるものなんだろうな…と改めて思わせるような記事が今週はありました。



サクラエビ自体の生態がいろいろ解明されていないこともあり、諸説ありますが、通常時に生活している水深が150m~300mとかなり海の深い場所で生活しているエビだということは分かっています。

今まで静岡の駿河湾で主に獲れていたサクラエビですが、駿河湾はかなり水深の深い湾です。

近年、駿河湾でサクラエビ漁が不漁のニュースが頻繁に流れていました。

駿河湾に流れ込んでいる河川の汚染などが原因だと言われていましたが、不漁の原因のどの仮説も確証を得るに至っておらず現在まできていますが、隣の神奈川県の相模湾でサクラエビが獲れるようになったというニュースがありました。

汚染などが原因で、サクラエビが駿河湾で生活しにくくなって相模湾に行ったのか…単に相模湾でサクラエビが生活出来る状態になってサクラエビが相模湾へ生活の範囲を広げたのかは分かりませんが、一つの要因として通年を通しての海水温の上昇がサクラエビの漁場の変化に現れていると思います。

全く釣れない…や、異常に釣れる…ということではありませんが、私が瞬間的にパッと思い付く魚でも、スズメダイとアイナメ。

スズメダイは私が子供の頃(約40年ほど前)は、神奈川近海ではあまり釣れる魚ではありませんでした。

スズメダイは暖かい海域を好む魚で、40年ほど前は東海以南で良く釣れる魚で、神奈川近海ではほとんど見たことがありませんでした。

しかし、今では北条湾でも日中などに岸壁のヘリなどを良く観察していると、至る所で当たり前のように泳いでいます。

そして、もう一つはアイナメ。

同じく40年ほど前は、秋以降になると(観音崎などのように通年を通して釣れる場所もありました)チョイ投げやブラクリなどで簡単に釣れる魚の代表格でしたが、近年はほとんど釣った記憶がありません。※

※最近はサビキ釣りを通年でしているということもありますが。

アイナメはスズメダイとは逆に冷たい海域を好みます。

岩礁地帯や岩場、テトラポッドの周りなど姿を隠せる場所を好み海水温が下がる秋以降は、食欲も旺盛になることから良く釣れ、食べても美味しい魚でした。

ニュース記事のサクラエビもそうですが、北条湾のイワシも、その他の魚達も、やはり海水温の上昇ににより年々生活海域に変化が起こっていると改めて思いました。

私達、釣り人にとっては同じ場所に釣りに行っていても、その年その年で違う魚を釣ることが出来、バラエティに富んだ釣りを楽しむことが出来るので良いことですが、漁師の方達にとっては少々困った問題だと思います。

さて、この日の釣行ですが、この日はいつも一緒に釣りに行っている家内が国家資格の試験があったので、かなり久しぶりにぼっち釣行となりました。

釣り場や帰りの車中での楽しみのビールはお預け。

この週は天候等、特に懸念することもなく、また潮的には前回同様非常に釣れる潮の動きでしたが、前回の空振りもあるので過度な期待はせず、午前1時起床で淡々と準備をします。

長年家内と釣りに行っていると、意図的に分けているわけではありませんが、自然と準備などで役割分担が出来てしまっています。

普段家内が準備している物を忘れないようにだけ注意し、自宅を出発。

ごく普通の日曜日の未明の道路…という感じで、車も少なく軽快に飛ばし北条湾を目指します。

県道26号線を城ケ島方面に左折し、あと少しで北条湾という時に、恒例のいつもの便意が…

「うぅぅぅ…先にトイレか場所取りか…」

やはり、そこはいくら人の気配を感じないとはいえ、心境としては釣り座を確保しゆっくり用を足したい…

ということで、先に北条湾で釣り座を確保することに。

ダイブセンターの所を曲がり釣り人の数は…

先にトイレに行っても良かったな…と思うくらい釣り人はいません。

さすがに寒くなってきたせいか、週を追うごとに未明の釣り人の数は少なくなってきていると感じました。



この日は先ほども申し上げましたが、前回同様潮回り的には文句なく、中潮な上に午前1:22の干潮の潮止まり以降非常に潮位に変化がある上げ潮のタイミング。

一般的には魚の活性も上がり、気温は寒くとも熱気に包まれた活気ある北条湾になっていてもおかしくありませんが、「おや?今日は長潮(一番潮が動かない潮回り)ですか?」と聞きたくなるような、非常に静かな北条湾が目の前に。

釣り人も少なく、北条湾周辺を通る車も少ない。

やや風はあるものの、轟音を立てるほどの風速でもない。

規則正しく海面にさざ波が立ち、魚の気配も感じない。

クソ…先にトイレに行けば良かった…

と思うものの、先に場所取りに来てしまったので、軽く内股になりながらダッシュで釣りの準備を開始します。

取り急ぎ、サビキ仕掛けとチョイ投げをセットし、頭の中に西部警察のオープニングの音楽が流れながら超ダッシュでトイレを目指してアクセル全開。

和式のトイレがイマイチ苦手なもので鼻暮岸壁には行かず、トイレはいつも城ケ島側まで行くのですが、夜中の3時前なのに凄い確率で大の方が使用中…

あぁぁぁぁぁ…

仕方ないので、障害者用のトイレを借りて用を済ませます。

危機を乗り越え、気持ちを新たにこの日の北条湾を観察します。



北条湾に到着した時、やけに暖かいな…と感じたのですが、気温を計ってみると13度。

内陸にある自宅付近はこの日は10度でした。

自宅より、北条湾の方が暖かい…こうなってくると個人的にはいよいよ冬だな…と実感します。

そして、この日の海水温も先週に続き19度。

海水温が下がったわけではないので、トウゴロウイワシあたりが居てもおかしくないのにな…としばし観察していると、何やらパチャパチャ、パチャパチャと水の音がします。

目を凝らし良く見ていると…

何やら小魚が海面ギリギリの所を大群で泳ぐ姿が…

足元に来た時に薄ら魚影が見えたのですが、おそらくワカシかイナダらしき大型魚がゆっくり泳いでいました。

この時の大型魚は活性高く小魚を追い回すのではなく、ただただゆっくり北条湾内を泳いでいるだけ。

アタックしてこないとはいえ、小魚達にとっては近付かれるだけでやはり反応します。

一番話にならない状況です。

まだ、大型魚が活性高くアタックしていたりすれば、活餌で大型魚そのものも狙えますが、肝心の大型魚はお食事をする気はゼロ。

そして、その大型魚が居るお蔭でトウゴロウイワシを始め、仮にイワシ類が居たとしても、とても飯なんか食ってる場合じゃないのでまずサビキ仕掛けは食ってきません。



完全に魚の気配がなく、全くアタリが無いなら、逆にスッキリ諦められるのですが、一応大小魚影は見ているので魚が居ることは分かっています。

しかし、釣れないことも分かっています。

魚は居るのに釣れず、無駄な時間だけが刻々と過ぎていく…

後ほど貼るライブ配信動画でも、配信開始後からしばらく椅子に座りほとんど何もしない私が映っていると思います。

蛇の生殺しというか、スッキリしない、なんかモヤモヤがある感じで、いつになったら食ってくんだ…と苛立つような時間だけが過ぎていきます。

15分ほどすると、大型魚が回遊して来なくなり、トウゴロウイワシがアタり始めます。



大型魚が活性高く小魚を追い回しアタックしているなら、すぐさま活餌でぶっ込みますが、活性が低いので取り敢えず様子を見ることにします。



ツイートにもありますように、北条湾はエイが入ってきますので、活餌で大型魚を狙う場合は、注意しようがないのですが注意というか留意して下さい。

私も去年1本、今年も1本竿を持って行かれています。

個人的には、北条湾の状況を見て、ワカシやイナダ、カンパチ、シーバスなどのフィッシュイーターの大型魚が北条湾内に入って来ており、且つ活性高く小魚を追い回していない時や、北条湾内に大型魚が確認出来ない場合は活餌でのぶっ込みはやらないようにしています。



そして、若干ですが、全体的に活性が上がってきます。

このタイミングで活餌のぶっ込みをセット。

そして、トウゴロウイワシだけでなく、ウルメイワシもアタり始めます。



ただ、この日は終始ウルメイワシの食いも渋く、タナも深めでした。

次にお呼びでないヤツの活性も高くなります。



チョイ投げに全然嬉しくないゴンズイの一荷が…

この時は、チョイ投げの竿が一気に引きずられ、合わせると非常に重くこ気味良いグイグイ引く感触がありました。

これが鯛であればそこそこのサイズなはず…

しかし、ゴンズイ…

しかも一荷…

はぁ…(*´Д`)

家内が居ないとこの惨憺たる状況…俺は運を持っていないのかな…

この日は幸いなことに、気温は然程低くなかったのでそこまで落ちませんでしたが、徐々にテンションが下がっていきます。

ウルメイワシの食いも渋く、忘れた頃に1匹釣れる…こんな感じです。

テンションを上げる要素を見つけられず、スマホを弄りながら椅子に座っていると…

ガツン!

と一気に下に持っていく大きなアタリが!

これはトウゴロウイワシじゃない…



なんとアジ

去年の今の時期より今年は海水温が19度と高めですが、例年ですとこの時期には既にお目に掛かれないアジのヒットにテンションが上がり始めます。

よーし!この調子でガンガンいこうぜ!

と、チョイ投げの仕掛けもエサを付け替えリフレッシュしようと巻き上げようとすると…

何やら全く動かないけど重い…

なんだ?海底のゴミでも引っ掛けたか…?

上がってきたのはこちら。



なんと!タコ!(イイダコ

暗がりな上に、タコ自体が興奮しており、本来の体色ではないので、ツイート時点では「タコ」としかお伝えしませんでしたが、帰宅後良くみたらイイダコでした。

イイダコに関しては文末で詳しくお話させて頂きます。

釣り上げた時に、恐らくイイダコではないかなと思ったのですが、上記体色以外にもこの日釣れたこのイイダコは、イイダコの割りにかなりサイズが大きいかったので確認しました。

イイダコは概ね、胴体(所謂頭の部分※)が10cmほどのものが主に釣れます。

※タコの「頭」と呼ばれている部分は厳密には胴体です。

これは15cm強あり、イイダコにしては大きいサイズになります。

そして、まさかの珍客にテンションも上がりましたが、この後が続きません。



待てど暮らせど上がらない魚の活性。

大型魚は元より、トウゴロウイワシしかり、ウルメイワシしかり、ダラダラと釣れる感じでこの日は終始活性は低かったです。



このツイートのあたりで、久しぶりのぼっち釣行だし、帰ろうか悩みます。

しかし、この日はアジやイイダコなどは釣れましたが、あまりに全体の釣果の数が乏しい…

いくらなんでももう少し数が欲しいな…と釣りを続けることにします。

結局、思ったような釣果は得られず、日の出の時刻も迫り、チョイ投げのエサのアオイソも残りあと2匹。

ちょうど良いので、残りのアオイソ2匹を付けて最後に投げてそれで終わりにしよう…と、最後の一投を投げ込んだら…



最後の最後にマダイ(稚鯛・チャリコ)がヒット!

若干小さいのでリリースしようと思っていたのですが、ガッツリ針を飲み込まれてしまい死んでしまったので持ち帰ることにしました。

ツイートの時系列と前後してしまうのですが、この日は以下のツイートする前に有り得ないはハプニングがありました。



ちょうどマヅメ時くらいを境に、北条湾内に居たフィッシュイーターの大型魚がワカシかイナダっぽい魚から、シーバスに入れ替わります。

ワカシやイナダ、カンパチが小魚を追い回す時は、横方向に追い回すより、真下から一気に上に向かって追い回し、自らの魚体は海面から出ることはほとんどありません。

一方、シーバスの場合横や斜め下からターゲットに向かって行き、場合によっては自らの魚体が海面から出ます。

これは、実際に北条湾で大型魚が小魚を追い回している姿を見て頂くと一目瞭然です。

ちなみに、ワカシやイナダ、カンパチの追い駆け方と「海鵜」の追い駆け方は非常に似ています。

陽が昇ってから、ワカシやイナダ、カンパチが小魚を追い回すような感じで、小魚達が逃げ回っている場合は概ね海鵜が追い回しています。

良く観察していると、ヒョッコリ海面に黒い長い首を持った鳥が姿を現します。

それが海鵜です。

マヅメ時など、海面スレスレを低空飛行して餌場に飛んで行く姿を見たことがある方もいらっしゃるかと思います。

少々前置きが長くなりましたが、有り得ないハプニングとは、今シーズン三度目なんですがイナダがサビキ仕掛けにこの日も掛かってしまいました。

音だけになってしまうんですが、後ほど貼るライブ配信動画の「2時間16分00秒(2:16:00)」のタイムスタンプ時に、まるで釣竿を地面に叩き付けたような「ガシャーン」という音が入っています。

その後、私がタモを持ってウロウロし、更にその後しばらく画面に姿を現さなくなるのですが、この時何が起きていたのかと申しますと、竿受けに置いてあった竿が一気に弾き飛ばされ、海に落ちます。

竿をすくい上げようとタモを持って行くのですが、イナダが掛かった竿は一旦グングン沖に持って行かれます。

しかし、イナダが掛かった針を外そうと反転し、岸よりに竿が流れてきます。

何とか活餌を付けたぶっ込みの仕掛けを竿に絡ませ手繰り寄せます。

この時、まだイナダは針から外れておらず掛かっていたのですが、実は落ちた竿は前回もイナダがサビキ仕掛けに掛かってしまい持って行かれた竿の代替えの竿。

くのぅぅぅぅぅ…1ヶ月に1本ずつ竿なんか買ってられるか!

と、イナダを釣り上げることよりも、竿を救出することを優先させ、後先考えずぶっ込みの仕掛けを絡ませたので、仮にイナダを釣り上げるなら、4.5mの磯竿と3.9mの投げ竿を同時に右手で持ち、且つイナダと格闘し、更に左手でタモを操らなければいけないという、物理的に不可能な状況だったので魚影は確認出来ましたが、釣り上げることは出来ませんでした。

これを最後にこの日はワカシ、イナダの姿を見ることはありませんでした。

良いことか、悪いことかは一旦置いといて、シラススキンというサビキ仕掛けは、今シーズンになってから気になり使ってみました。

白いスキンのサビキ仕掛け
シラススキンのサビキ仕掛け


写真のシラススキンの針のサイズは6号ですが、このシリーズはMAXのサイズで8号の針のサイズの仕掛けがあります。

10月下旬頃から、トウゴロウイワシ対策や、サイズの小さなウルメイワシが釣れないように敢えてMAXのサイズの8号のシラススキンのサビキ仕掛けを使っています。

そのお蔭で、何れの魚も小さいサイズの魚は釣れにくくなり、しっかりと食ってきて釣れる魚がそれなりのサイズになったことは良いのですが、弊害というか、8号のシラススキンのサビキ仕掛けを使うようになってイナダが食ってきてしまう事態が発生しています。

当然、針のサイズが大きいので、スキンのシラスも大きくなるのですが、イナダは完全に小魚だと思って食ってくるのだと思います。

以前、一度シラススキンのサビキ仕掛けを明け方、遠投して巻いてくる時にイナダが掛かったことがありました。

この時は写真の6号の針のサイズのシラススキンのサビキ仕掛けだったのですが、5分ほど格闘しましたが掛かった瞬間からハリスが持たない…という印象を持ちました。

一度、8号のシラススキンのサビキ仕掛けで、イナダと格闘してみたいですが、恐らく厳しいかな…と思っています。

ブログをご覧頂いたりして、シラススキンのサビキ仕掛けをお使いの方がおりましたら、夜間帯や未明、朝夕のマヅメ時にサビキ釣りをする場合は、ワカシやイナダには有効で食ってくることがあることをご留意頂ければと思います。

そんなハプニングがあった、久しぶりのぼっち釣行の釣果はこんな感じになりました。

2019年11月17日 釣果


数的には非常に寂しい感じになりました。

2019年11月17日 釣れた魚種


こちらはこの日釣れた魚種ですが、左上からマダイ(稚鯛・チャリコ)、アジ(マアジ)、ウルメイワシ、トウゴロウイワシ、そして説明は不要かと思いますが、右がイイダコです。

数は寂しいですが、釣れた種類としては中々面白い感じになったかと思います。

そして、いつもの兄妹猫の朝食は最近固定化されつつあるトウゴロウイワシを焼いたもの。

兄妹猫の朝食は釣りたてのトウゴロウイワシを焼いたもの


この日はぼっち釣行で、自宅にいた家内が普段通りに朝ご飯をあげてしまったので、おやつ的になってしまったのですが…



案の定、妹猫はお腹いっぱいだから要らん…と。

食いしん坊の兄猫だけ食べてくれました。

そして、人間用の料理はと言いますと、マダイとイイダコは一緒に炊き込むことにしました。

名付けて「タイタコご飯」とでもしておきます。



そして、タコについてですが、実はタコは非常に種類が多いです。

その中で、一般的に釣りで釣れるタコは、マダコ、イイダコ、ミズダコ、場所によってはヒョウモンダコなどです。

マダコは茶褐色、イイダコは茶色、ミズダコは赤色、ヒョウモンダコは赤色の体色に斑点(斑紋)があります。

ただ、これはタコ自体が落ち着いている時の一般的な体色で、興奮したり、住んでいる海域の環境で体色は変化します。

ぶっちゃけ、あまり体色は当てにならないです。

マダコは体表が比較的ツルツルしており、ミズダコは肌が荒れている人のような体表で赤味が強いです。

ヒョウモンダコは大きさがイイダコと良く似ており、イイダコと間違えて噛まれることがあります。

また、ヒョウモンダコは毒を持っており、噛まれると最悪死に至ることもあります。

ヒョウモンダコは良く見ると、興奮しても消えない斑点(斑紋)が身体全体にあります。

そして、イイダコにも斑点(斑紋)がありますが、イイダコを正面から見た時に目の少し下、足の付け根に左右均等に大きな斑点(斑紋)が二つしかありません。

イイダコの斑点(斑紋)


写真の斑点(斑紋)は、釣り上げたばかりなどイイダコが興奮状態にあると消えてしまうことがあります。

肝要なのは、ヒョウモンダコかそうでないかを釣り上げた時は確認するようにして下さい。

あとはタコが死んだ後や、落ち着いた状態の時に細かく観察し種類を判別するようにして下さい。

一般的に釣りで釣れるタコは、ヒョウモンダコ以外は食べられます。

コチバサミなどを使い、素手では触らず針等を外しクーラーボックスなどへ入れて下さい。

産卵期に岸壁にへばり付いていたりするのは大半がマダコです。

チョイ投げなど、投げ釣りや底を探る釣りで良く釣れる比較的サイズの小さいタコは大半がイイダコです。

ここからはイイダコが釣れた時の捌き方を簡単にご説明させて頂きます。

※グロテスクな画像もありますので、苦手な方は読み進めないで下さい。

タコは慣れてしまうと、魚を捌くよりもずっと簡単です。

まずは、一般的に言われる頭。

頭と言われますが、実際はタコの胴体です。

この胴体の中に、タコの内臓があります。

イイダコの場合、腸や目、口(口ばし)などを取り除かず、そのまま茹でたり蒸したりして食べますが、今回のイイダコのように胴体が15cmにもなると、目や口ばしは最低でも取り除いた方が無難です。

まず腸の取り除きかたですが、胴体を中指で押しひっくり返します。

イイダコの胴体をひっくり返す


タコの内臓は胴体と筋で繋がっているので、内臓を指で押しながら邪魔な筋をハサミで切っていきます。

ベロっとひっくり返したら、口ばしと繋がっている部分を切り落とします。

※イイダコが小さく胴体に指が入らない場合は割り箸などで押してひっくり返して下さい。

イイダコの内臓とクチバシを切り離す


そして内蔵と繋がっている、全ての筋を切り離し内蔵を取り除きます。

次に目です。

目は目の周りを指で押すと、目玉が飛び出すので簡単に取り除けます。

イイダコの目を取り除く


軽く目の周りを押すとピョンと飛び出します。

そして、最後にイイダコを逆さにし、足の内側の付け根にあるイイダコの口、口ばしの周りをハサミで切り取っていき硬い部分を全て取り除いて下さい。

タコは当たり前ですが、骨が無いので包丁で捌くよりもハサミで捌いた方が捌き易いです。

そして、これは余談ですが、イイダコの産卵期は今くらいの時期から夏前までが産卵期です。

この日釣れたイイダコは、イイダコ的にはかなり大きい方なのでもしかしたら…と思っていたら、やはり持っていました、卵を。

イイダコの卵


黒い部分は内蔵で、その下の粒々した黄色み掛かったものがイイダコの卵です。

※卵は左右対称に反対側にもう一つあります。

このイイダコの卵は、実はイイダコ的にはかなり大きく、一般的なイイダコの場合米粒大ほどの大きさしかありません。

ここからはこの日の人間用の料理の話に戻ります。

イイダコの内臓等を取り除いたら、あとは食べ易い大きさにブツ切りにします。

イイダコとマダイのタイタコご飯


お米を研いで、その上にマダイとブツ切りにしたイイダコをのせます。

ちなみに、マダイの上に二つのせてあるのがイイダコの卵です。

これに、普段白米を炊く時よりも多めの水を入れ炊き上げます。

そして炊き上がりがこちら。

炊き上がったタイタコご飯


マダイの身をほぐし、イイダコとお米と混ぜ合わせ、お茶碗に盛れば「タイタコご飯」の完成です。

イイダコとマダイのタイタコご飯


タイタコご飯を炊いている時の匂いが既に絶品でした。

味も文句無しで、タコの風味の中にほんのり邪魔しない程度でマダイの風味があり、軽く塩を振るだけでおかず無しでガンガン食べられる感じでした。

そして、ウルメイワシの小さいサイズと1匹だけ釣れたアジはフライにしました。

まずは、背開きで三枚に卸し中骨を取り除きます。

背開きにしたウルメイワシ


これに衣付けて油で揚げていきます。

中骨を取り除いてあるので、軽く衣がキツネ色になれば問題ありません。

ウルメイワシのフライ


ウルメイワシとアジのフライの完成です。

ちなみに手前の右側の若干幅広のフライがアジです。

そして、残りの大きいサイズのウルメイワシは今の時期が一番美味しいウルメイワシのお刺身に。

ウルメイワシの刺身


正直言って、マイワシは釣りたいですが、今の時期ですとマイワシよりウルメイワシの方が刺身はダントツに美味いです。

ちょうど良い脂感で非常に甘味が強いんです。

そして、恒例のこの日の「北条湾定食」はこちら。

2019年11月17日の北条湾定食


釣果としては数が物足りなかったですが、幸いなことに種類が釣れてくれたので何とか形にすることが出来ました。

しかし、意外なシラススキンの効果にここ数週間は驚いていますが、ここまできたらサビキでイナダを釣り上げてやろうかな…なんてことも考え始めました。

イナダが掛かった隣の活餌の竿には一度たりとも反応がなく、よりによってサビキに食ってくるとは…

そして、これが今シーズンはもう三回目。

来週もこの日と同じ、土日共に中潮と悪くありません。

一週間、何か策を考えてみたいと思います。

そして、この日のライブ配信動画です。



上記、ブログ記事の文中でもお話し致しましたが、サビキ仕掛けにイナダが掛かった瞬間が音のみですが、お聞き頂けると思います。

タイムスタンプは「2時間16分00秒(2:16:00)」あたりです。

宜しければご覧下さい。

来週も頑張って釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

釣行時リアルタイム更新・釣り用Twitterアカウント(ライブ配信も行っております)

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テーマ : 釣り    ジャンル : 趣味・実用


Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  北条湾  ウルメイワシ  マイワシ  トウゴロウイワシ  サッパ  マダイ  

【城ヶ島・三崎港・北条湾】11月最初の釣行・サッパとの闘いが始まりました(2019年11月3日)

こんにちは。

11月に入り、今年も残すところあと2ヶ月を切りました。

時が経つのは本当に早いものです。

この週は、ようやく台風や発達した低気圧など、異常な大雨を降らせる話題もなく穏やかな一週間でした。

釣り用のTwitterのタイムラインも、台風や雨に関するツイートは一つも無く大した事を呟くこともなく一週間が過ぎていきました。

そんな中、唯一少し気になった記事がこちら。



罰金が一気に300倍も驚きますが、とうとうウナギの稚魚にまで暴力団が手を出しているのか…と驚く…というよりビックリしました。

私は四十半ばのオッサンなのですが、私の中での暴力団のイメージというと、風俗や露店、ダフ屋、車のブローカー、総会屋、不動産、シャブ…等々、大きなお金が動く裏に居るようなイメージを持っていましたが、いよいよウナギですか…だいぶ地味な分野に手を出しているんだな…と少し残念な感じにも似た気持ちになりました。

本当はダメなので、あまり詳細はWEB上で細かくお話し出来ませんが、子供の頃はお小遣い稼ぎで私もウナギの稚魚を捕りました。

江ノ島の片瀬川の河口付近ですが、昔はあんな場所でも時期になると結構獲れたものでした。

今はウナギの稚魚は捕っていないので、どこでどのくらい獲れるのか分かりませんが、個人的にはもっと厳格な資源管理を国が主導して行わないと、いつかスーパーの店先からウナギの蒲焼が消える日が来るのではないのか…と案じています。

と、ウナギとヤクザの話はこれくらいにして、この日の釣行ですが、ここ一ヶ月くらいは北条湾内にかなりの数と頻度でフィッシュイーターの大型魚が、夜間帯や未明に入って来ており、一晩中小魚を追い回している様子を嫌というほど目撃しています。

釣り上げることは出来ておりませんが、シラススキンのサビキ仕掛けにも食ってくるような状況で、なんとか年内に活餌で1本釣りたいな…と思っており、目の前で繰り広げられる大型魚の迫力ある捕食シーンが頭から離れず、前週の興奮を引きずったまま一週間が過ぎていきました。

この週は私も土曜日が休みの週だったので、世間一般と同じ三連休でした。

土曜日、日曜日、月曜日…どこに照準を合わせ釣りに行くか…



土曜日と日曜日だと比較的風が弱い日曜日か…



月曜日だと、三連休中一番潮の動きが鈍く、オマケに未明から明け方だと一雨あるかもしれない予報。

大まかにこういったことから、いつも通りの日曜日の未明に釣りに行く予定を立てますが、この週は本当は月曜日の未明に行きたかったんです。

三連休の潮や天気の状況をツイートした後も、実は散々月曜か…日曜か…ギリギリまでずっと悩んでいました。

気温も下がってきて、だいぶ冬を意識させてくれる陽気になり、そこで未明の冷たい雨…

出来れば避けたい…

しかし、日曜だと三連休の中日…

滅茶苦茶釣り人が多いのではないか…

釣り座取りに奔走し、忙しない状況で且つ、隣近所とカツカツの間隔で釣りをするか…

ちなみに土曜は三連休の中で一番風が強く、とにかく風が強い日のサビキ釣りは釣りにくい上に、危険ですし、最悪釣りにならなくなります。

雨よりも私の中では風のウェートは大きく、釣りに行く日を選べる状況であるならば、風の強い日は一番釣りに行きません。

こんなことから、既に土曜の釣行は外されており、日曜と月曜で悩んだのですが、今回は冷たい雨より人混みを取り日曜に釣りに行く事を決定します。

日曜日の未明の午前2:25が干潮の潮止まり。

小潮ながら、この潮止まり以降、朝マヅメ、日の出までを勝負とし午前1時起床予定で前日就寝します。

夕方、早めに床に就きますが、宅配便の配達で2度起こされ、午後21時以降ようやく静かに眠りに入れるかな…と思いきや、兄妹猫が大運動会を始め家の中を走り回ります。

寝ている私の腹を容赦なく踏み台にしキャットタワーへジャンプ。

頼むから寝かせてくれ…

ようやくその願いを聞いてくれたのが、午後23時頃…

もう2時間しかないじゃんか…

少しでも寝なきゃ…

焦れば焦るほど冴える目…

深夜になり気温も下がり、当然室内の温度も下がってきます。

するとこうなります。



布団に入れろ…と猫パンチ炸裂。

結局、こんなことをやっていてほぼ眠ることが出来ず、日付を跨いで午前0:30。

もういいや…起きよう…(*´Д`)

家内が起きてくるまで、少しずつ釣りの準備をして待ちます。

絶対明け方眠くなるのですが、この時点では目はガン開きで冴えており、北条湾の状況を想像するだけで鼻息荒く興奮してきます。

家内も起き、残りの準備をサッサと終え自宅を出発します。

車で移動を開始すると、当たり前ですが他の車や人を目にします。

その数が、やはり連休の中日のせいかいつもより若干多く感じます。

そうなると、何の魚が釣れるか…という興奮から、釣り座が空いているか…の焦りに変わり、アクセルを踏む足にも力が入ります。

保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路と軽快に飛ばし、鼻息荒くハンドルを握りますが、当然そんなことはあり得ないのですが、走っている乗用車全てが北条湾を目指しているのではないか…そんな要らぬ心配までし始めます。

三浦縦貫道へ入り、トンネルをを通っていると、トンネルの出口付近にハザードを点けて停まっている1台の車が。



ツイート内の安全に関するお話しも大事なのですが、抜き際にチラリと見ると釣り道具がどっさり積んであります。

もちろん、この方が北条湾を目指しているかどうかは分かりませんが、眠気も吹っ飛び「もしかしたら既に激混みなのでは…」釣りに行く日を間違えたか…

北条湾へ向かう途中、終始落ち着かず釣り座のことばかり考えていましたが、ようやく北条湾へ到着。

いよいよダイブセンターの所を曲がり岸壁へ…

マジか…

お気に入りの釣り座はおろか、最近固定されつつあったダイブセンターの前まで既に埋まっている状態。

トドメは既に車を停めるスペースにも困る感じ。

完全に釣りに行く日の選択をミスった感じです。

実際に到着したのは午前2時半過ぎ。

一足遅かった感じで、あちらこちらで釣りの準備をする方、車を駐車スペースに移動する方などでこれから釣りを始める感じの方がたくさんいました。

まるで自動車教習所で、縦列駐車の練習を一斉にやっているような光景が目の前に。

完全に場所が無いので、かなり久しぶりに対岸の花暮岸壁に行ってみますが…

こちらはもっと場所が無い…

これじゃ、どこ行っても同じだな…

今日はこのまま帰って明日出直すかな…そんなことを考えていると、ダイブセンターの前で釣りの準備をしていたように見えた釣り人が道具を片付け車で移動しようとしていました。

これは逃しちゃならんと、急いでダイブセンターの前に急行します。

これでどうにかこうにか釣り座を確保。

久しぶりに、釣行のノッケからバタバタと駆けずり回りました。



私が釣り座を確保した時は、午前3時頃だったのですが、その時点で空いている釣り座はツイート内のいわき丸さんの船首側のみ。

写真だけですと、場所も駐車スペースも空いているように見えるのですが、ここは2隻の船が係留されており、船や係留ロープが邪魔で釣りがしにくい場所です。

キレイにここしか空いていませんでした。

そして、釣りを開始していくのですが、海水温に関しては前回大雨直後で17度でした。

冷たい大量の雨の影響で一時的に下がっている…とお話し致しましたが、読み通りでこの日の海水温は19度でした。

この海水温はほぼ例年通りで、ここから徐々に下がっていき、15度を下回るようになると青魚はマイワシのみしか釣れなくなると思われます。

今年の冬は10度台になった海水温がどこまで下がるか…で真冬のサビキ釣りがどうなるか変わってきます。

仮に12度以下になると、基本的にはマイワシも釣れなくなります。

マイワシが生活出来る海水温の下限が約12度です。

その下限の12度になるまで北条湾内に留まるかも分かりません。

近海に比較的海水温の高い水域があればそちらに移ると思います。

北条湾周辺になぜマイワシが真冬でも居付き、越冬するのかというと圧倒的に豊富且つ安定したエサです。

北条湾はウナギの寝床のような細長い地形をしており、それにより湾内の海水は滞留しやすく流れも穏やかです。

そこに湾深部の川から適度に有機物が流れ込み、それを食べるプランクトンもたくさんいます。

通年を通して安定してエサが豊富にあることで、マイワシを始めとするイワシ類は自分達が生活出来るギリギリ限界の水温まで我慢していると思われます。

北条湾の中で、大型魚がイワシ類を追い回していると、生け簀の中に小魚を離したようで、一見すると圧倒的に大型魚が有利なように見えますが、これは外海に出るよりはるかにイワシ類にとっては捕食されるリスクが圧倒的に減ります。

そもそも身体の大きさが捕食側の大型魚と圧倒的に違います。

これはイコールで体力差が生じます。

泳ぐスピードも違います。

ウサイン・ボルトが小学生を追い駆けるレベルです。

この状況の中、外海に出ると隠れる場所もなければ、広大な海しかありません。

まさに陸上競技場でまともにボルトに小学生が追い駆けられるわけです。

敵いませんよね?

そして、外海に出れば潮の流れも速いです。

北条湾のように沼のような穏やかな場所ではないので、常に泳いでいる習性があるイワシ類は食べても食べても体力を消耗し易いです。

そこにきてボルトに追い駆けられるリスクが高い…

北条湾のような所謂内海よりも、もっと豊富にエサがある場所は確かに外海にはたくさんあります。

スーパーで売っているマイワシが、北条湾で釣ったマイワシより太っていて脂がのっているのは、そういう豊富にエサがあるところにいるマイワシを捕っているからです。

しかし、豊富なエサだけを追い求めると、一旦ボルトに狙われると捕食されるリスクが各段に上がってしまいます。

外海のように広大な陸上競技場でボルトに追い駆けられれば100%小学生は敵いません。

しかし、ジャングルジムでボルトと小学生が鬼ごっこをしたら、身体の大きなボルトは俊敏に動けませんが、身体の小さい小学生はスイスイジャングルジムの中を突き進めます。

全体的なバランスを考えた時に、一番自分達(イワシ達)が生き延び易い環境が、海水温の上昇で北条湾周辺に整い、ここ数年は通年を通してマイワシを始めとするイワシ類や青魚が真冬でも北条湾周辺に居付いているのだと思われます。

さて、前振りが長くなってしまいましたが、この日の釣りの話に戻ります。

この日も家内にはチョイ投げから始めてもらったのですが、釣り開始からしばらくチョイ投げもサビキもアタリはなく、風もほぼ無風だったので非常に静かな時間が流れていきます。

隣りの釣り人達の会話があまりの静けさに丸聞こえな状況の中、アタってはこないのですが北条湾の表層付近を何やら大量の魚の群れが泳いでいました。

しばらく海の様子を観察していると、魚影などは確認出来ずとも、所謂フィッシュイーターのような大型魚が北条湾内に入っているのは明らかでした。

泳いでいるのが見える小魚の群れは、何とも言えない緊張感があり、コマセもサビキ仕掛けもガン無視。

全く食ってくる気配がありません。

こりゃ、大型魚が居なくならないとしばらくダメだな…

お尻をキュッと閉めなければならないような緊急事態は発生していなかったのですが、軽く恒例の便意がありアタリの無いこのタイミングでトイレに行きます。

トイレから戻って来ると、家内がトウゴロウイワシが釣れた…と。

トウゴロウイワシでも、食ってくるということは、大型魚は少し遠くに離れたのではないか…

そう思い、3本全てのサビキ仕掛けにコマセを付けて若干深めに落としてみます。

すると、幸先よくマイワシがヒット。



先週に続き、中々型も良く、これが20匹くらい釣れてくれればその時点で帰るのにな…

幸い眠気も無く、テンションも上がり始め、次のアタリを待っているとガツン!と大きなアタリが!

毎度のことですが、心が躍ったのはここまでです。

その後、一気に強烈な食い上げ…

釣り上げる前にテンション爆下げ。

そうです、この時期の厄介者サッパです。



ハァ…(*´Д`)

今日も、トウゴロウイワシサッパに悩まされるのか…



そして、思わず口からついて出るほど釣れるのはサッパサッパサッパ

幸先良く釣れてくれたマイワシはどこ吹く風…

最初の1匹以降釣れません。

かなりテンションも下がり、予想通り眠気が襲ってきた時、放置していたチョイ投げの竿がズズズ…と引きずられます。

一気にテンションも上がり、巻き上げる竿に何かがのっている重い感触が。

釣れたのはこちら。



再びテンション爆下げ。

この日は寝てないこともあって、気力が続きません。

しかし、やらなければ釣りは釣れません。

なんとか気力を振り絞り、釣りを続けると、前回同様釣り上げた時に既に息絶えているマダイマダイの稚魚)が釣れます。



これは原因をご存じの方がいらっしゃいましたら、逆に教えて欲しいくらいなのですが、不思議なんですよね。

魚の色や死後硬直をしてないことなどから、釣り針に掛かった時は間違いなく生きており、釣り針に掛かってから何がしかの理由で死んだものと思われます。

置き竿にしていると言っても長くて20分程度です。

餌を付け替えたり、仕掛けを移動させたりは小まめにしておりますので。

この日も、死んだ原因が不明なので念のため持ち帰らず海へ返して来ました。

そして、アタり方も小潮らしい、釣れないわけではないけど活性も高いとも言えない…オマケにたまに釣れるのはサッパサッパサッパが続きます。

さすがにほぼ一睡もしていない状況で、だいぶ睡魔に負けそうになり、喉元まで「少し寝てくる…」と家内に言いそうになった時、ウルメイワシがヒットします。



心が折れかけていた時に、久しぶりにサッパ以外の魚が釣れたことで若干気を持ち直します。

しかし、コンスタントにウルメイワシが釣れるのは良いのですが、この日寄って来たウルメイワシの群れはサイズが非常に小さい…

お呼びでないサッパは成魚サイズ。

一方、釣れて欲しいウルメイワシは超ミニサイズ。



眠気云々ではなく、何となくスッキリしない何とも言えないテンションで、マイワシがもう一度回って来て欲しい…と願いましたが叶うことはありませんでした。

そして、この日比較的好調だったウルメイワシですが、非常に珍しく稀なんですが、釣れるタナが底スレスレ。



同じ青魚でも、アジやサバはその日の海の状況や潮の流れの速さ、海水温等々で釣れるタナが上下することは多々ありますが、イワシ類はあまり変化しません。

この日は表層付近に終始大型魚が居たためか、泳ぐ層がかなり深かったです。

こういったことも、元来ある習性ばかりでなく、イワシ類も生き延びるために日々知恵を付けているのかな…などと思ったりもしました。

そして、空が薄っすらと明るくなり始め、所謂マヅメ時に突入した頃、徹夜した時にくる独特の覚醒状態に入ります。

徹夜した明け方に、身体は眠いと言っているのに、異常に目がギラギラして冴える事ってありませんか?

そんな状態になり、目の前で小魚を追い回している大型魚でも狙おうかと思いましたが、これ以上長居すると家に帰ってから魚を捌くのが困難になるので少しずつ私は片付けをし、残りの釣りは家内に託します。

そして、足元でサビキをやっても、この日は釣れるのは小さいウルメイワシか大きなサッパ。

これが逆であればまだ良かったのですが…

こういうことから、マヅメ時の最後の釣りは、シラススキンのサビキ仕掛けを投げてみました。

ビールを飲みながら、片付けをしていると、何やら家内の竿が大きくしなっています。

何が釣れたんだ?

何か分かんないけど、何か掛かった…イワシっぽくないけど…

釣れたのはこちら。



意外にもマダイマダイの稚魚)。

ある程度釣果も上がり、これ以上釣らなくて良い…こんな時に、良くマヅメ時にサビキ仕掛けをそのまま投げて巻いてくるのですが、足元に寄らない魚など結構意外な魚が掛かることがあります。

過去の例ですと、さすがにサビキ仕掛けでは釣り上げられませんでしたが、イナダ、釣り上げられた魚ですとワカシ、サヨリ、カマス、セイゴなどです。

※勘違いや誤解が多いので「投げサビキ・サビキ仕掛けを投げること」について少々解説させて下さい。

本ブログ、または北条湾釣行時に限って言う「投げサビキ・サビキ仕掛けを投げること」は、一般的な投げサビキのお話ではありません。

一般的な投げサビキとは、スキンやサバ皮などの疑似餌が付いたサビキ仕掛けにコマセカゴやコマセ網を付け、飛ばしウキを付けて岸から離れたところにいる魚の群れを狙う釣りですが、本ブログ、または北条湾釣行時に限って言う「投げサビキ・サビキ仕掛けを投げること」は、トリックサビキでもスキン付きのサビキでも、そのサビキ仕掛けをそのまま遠投しリールを巻いて手繰り寄せる釣り方です。

以下に参考の動画を貼っておきますので、誤解の無いようご注意頂ければと思います。



今の時期の北条湾は一年の中でも一番豊富にたくさんの魚種が集まる時期です。

サビキ釣りと一緒に他の釣りも試してみると、意外な釣果に結び付くかもしれません。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2019年11月3日 釣果


こちらはこの日釣れた魚種です。

2019年11月3日 釣れた魚種


写真左上からマイワシ、左の真ん中がサッパ、左下がマダイマダイの稚魚)、右の上がウルメイワシ、右の下がトウゴロウイワシです。

厳密にはこれ以外にゴンズイが釣れましたが、それはどうでも良いですね。w

そして、我が家の兄妹猫の朝食はいつもと変わり映えなくトウゴロウイワシを焼いたものです。

兄妹猫の朝食は釣りたてのトウゴロウイワシを焼いたもの


いくらかトウゴロウイワシなりに脂がのってきたのか、この日釣れたトウゴロウイワシは焼いている時にかなり脂が滴りました。

焼いていても非常に良い匂いがして美味しそうでした。



そして、前回良型のサイズがそれなりの数釣れたマイワシですが、この日はなんと最初に釣れた1匹だけ。

この1匹のマイワシは十分お刺身に出来るのですが、一緒に刺身に出来る魚が他に居ない…

1匹だけ刺身にしてもね…

ということで、所謂「映え」的にはイマイチなんですが、素焼きにしてみました。

マイワシの素焼き


ボソボソした感じになっちゃうかな…と思ったのですが、意外と脂感があり焼きでも十分美味しかったです。

そして、同じく1匹しか釣れなかったマダイですが、やはりサイズがネックで刺身などもやって出来ないことはありませんが、無駄が多くなってしまい勿体ないので、今回も無駄なく食べられる鯛飯にしました。

研いだお米に鱗を剥いで腸を取り除いたマダイをのせます。

鯛飯の下ごしらえ


普通に米を炊く時より多めの水で炊いていきます。

炊き上がりがこちらです。

炊き上がった鯛飯


マダイの身をほぐし炊けた白米と混ぜ合わせます。

お茶碗に盛って鯛飯の完成です。

鯛飯


この日のウルメイワシは本当にサイズが小さく、料理もどうしようかかなり迷ったのですが、久しぶりに天ぷらにしてみました。

まずは、鱗を剥ぎ、腸を取り除き、頭を落とし、背開きで三枚に卸します。

今回はウルメイワシのサイズが10cm~12cmくらいのサイズが中心だったので、中骨は残してあります。

背開きにしたウルメイワシ


これに天ぷら粉を付けて油で揚げていきます。

青魚と油の相性は抜群なので、油っぽい味が好みの方は衣を固めにし、サッパリしていた方が良い方は衣を薄く(水っぽく)して下さい。

ウルメイワシの天ぷら


個人的にオススメなのは、岩塩を付けて食べてみて下さい。

少し塩気があるだけで、ウルメイワシの風味が強いので十分美味しく頂けます。

そして、タイトルの「サッパとの闘い」ですが、釣りをする時で言えば、強烈な引きで縦横無尽に暴れることでサビキ仕掛けをグチャグチャに絡ませます。

出来るだけサビキ仕掛けを無駄にしないサッパとの闘いがあります。

いざ釣り上げて食べる時の闘いで言えば、身の割りに太く、硬く、多い骨。

私のように猫でも居れば、ある程度の大きさまでであれば猫のご飯として最適ですが、この日…というか、この時期に北条湾で釣れるサッパは20cmクラスの成魚サイズが多いです。

このサイズになってしまいますと、野良猫で魚をバリバリ食べることに慣れている猫であれば問題ありませんが、家猫ですと喉に骨が刺さったり、上手く呑み込めず吐いたりしてしまいます。

ミンチにしたり、家猫でも食べられる調理法が無いわけではありませんが、何れも手間が掛かります。

良型と言えば良型のサイズなので、サッパとは言え折角釣れたのにリリースしてしまうのも勿体ない気が…

何とか調理が簡単で、美味しくサッパを食べる方法はないのか…

ネットで調べてみても、サッパの食べ方と言えばママカリなどの酢の物が主流です。

身が少なく、中骨が硬く、トドメに小骨まで多い…

そんなジレンマに近い状況で、個人的にもいろいろ試したのですが、いろいろ試しているうちにサッパの身の質が極端に水分が少ない事に気付きました。

一言で言うとパサパサなんです。

そして、もう一つサッパの特徴としては体表のヌメリから出る強烈な生臭さ。

ボラも体表のヌメリが生臭いのですが、サッパはボラのようにその生臭さが身に移ることがほとんど無い事にも気付きました。

これらから、前回作りましたサッパの梅煮※と、今回これからご紹介しますサッパの唐揚げを是非お試し頂きたいと思います。

※サッパの梅煮の作り方は前回のこちらの記事をご覧下さい。

まず、梅煮からご説明させて頂きますが、梅煮の作り方は上記リンク先をご覧頂きたいのですが、この梅煮は作ったら一晩寝かせてから食べてみて下さい。

先に申し上げた通り、サッパの身は極端に水分が少ないので、一晩寝かせることで身に味が浸み込み時間が経てば経つほど美味しくなります。

サッパは骨も硬いですが、身も水分が少なくしっかりしているので、煮崩れしにくく圧力を掛けて骨を柔らかくするまで煮ても大丈夫です。

また、これはたまたまだったのですが、私は仕事柄朝ご飯をおにぎりにして毎日持って行きます。

前回作ったサッパの梅煮は、家内と酒のつまみにしていたので作ってから5日経っても少し残っていました。

さすがに、味が浸み込み過ぎて少し味が濃くなってきた時に、木べらで叩いてそぼろのように細かくしてご飯にのせて食べてみました。

これが激ウマ!

サッパの梅煮のそぼろ


残っていたものを思い付きで慌てて撮ったので、少々汚らしいですがサッパの梅煮を叩いたものがこれです。

ご飯にのせて食べた後に、まだ若干残ったので翌日の朝食のおにぎりの具にしてみました。

これまた、おにぎりを握って時間が経っても非常に美味しく、釣った直後にする生臭さがウソのように一切臭みを感じることなくおにぎりの具に最高でした。

これらを踏まえ、今回唐揚げを作ってみました。

まずは、鱗を剥ぎ、腸と中骨を取り除き、頭を落として背開きで三枚に卸します。

背開きにしたサッパ


見た目通り、平べったく身が薄いサッパですが、骨や身が硬く魚を捌くのに慣れていない方でも捌き易い魚ですので、良く切れる包丁をご用意の上、慎重に捌いてみて下さい。

それに市販の唐揚げ粉をまぶし油で揚げていきます。

いきなり高温の油で揚げると焦げてしまいますので、比較的低い温度でサッパを投入しそこから油の温度を上げていって下さい。

中骨は取り除いてあるので、骨に火を通さなきゃ…と極端に意識しなくても、普通に鶏肉を唐揚げにする感じで、表面に焦げ目が付けば大丈夫です。

そして出来上がりがこちらです。

サッパの唐揚げ


サッパの唐揚げです。

今回、ご紹介させて頂いた二品で共通した食感が、サッパは鶏肉なんです。

鶏のむね肉やササミに近い食感なんです。

釣り上げた瞬間から、調理の仕方でこんなにも印象が変わる魚も珍しいと思いました。

骨が多く、非常に硬い魚であることには変わりありませんので、煮る時間や揚げる時間は味見をしながら調節してみて下さい。

北条湾で今の時期にサビキ釣りをすると、避けて通れないのがサッパ地獄です。

去年の今頃の本ブログ記事でもサッパと悪戦苦闘している様子がお分かり頂けると思います。

是非、お試し頂ければと思います。

そして、この日の「北条湾定食」はこんな感じになりました。

2019年11月3日 北条湾定食


久しぶりに刺身無しになりました。

ここ一ヶ月以上、毎回釣行時に大型魚の回遊を目撃しており、チョイ投げでも鯛系の釣果も確認出来ています。

繰り返しになりますが、今の時期が一番北条湾は魚影が濃くいろんな釣りが楽しめると思います。

来週は土曜が中潮、日曜が大潮とまた活気ある北条湾を見ることが出来るかもしれません。

こちらはこの日のライブ配信動画ですが、この日は先に申し上げた通り、車を停める場所にも困るような状況でしたので、変な角度からの撮影となってしまい、イマイチ見にくいかもしれません。

宜しければご覧下さい。



来週も頑張って釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】大潮らしい大小多種多様な魚の寄り方の北条湾でした(2019年10月27日)

こんにちは。

ブログを書き出す際に、その週のインパクトがあったネタなどを、一週間を思い返す意味でも冒頭に書いているのですが、この週もインパクトがあった出来事と言えばやはり大雨に関することでしょうか。

理屈は台風と大差ないのですが、たくさんの湿った空気が海上で発生し、それが陸地に流れ込み大雨を降らせる…ざっくり言うとこんな感じですが、これだけの湿った空気がそもそも発生すること自体が、如何に関東近海の海水温が高いのかということを物語っていると思います。



幸いなことに、私はなんとか実害無く今に至っておりますが、実は私の妹が台風19号で大規模な水害に合った武蔵小杉でドッグサロンを経営しており、店舗の目と鼻の先まで水が迫ってきたと言っていました。

10月も最後の日曜日でしたが、水害は他人事ではなく、明日は我が身…ということを実感させられる月でした。

この週の金曜日に降った大雨。

釣り的に言うと、気温も低く冷たい雨が相当量降りました。

希望的観測で言えば、冷たい雨で海水温が下がってくれれば…

しかし、一方ではあまりの雨量に北条湾内に真水が入り過ぎイワシ類が湾内を避けてなければ良いな…こんな事を考えながら大雨の金曜日以降を過ごしておりました。

釣行前日の土曜日は、半日だけ仕事だったのですが、風もなく陽気が非常に穏やかで、少し汗ばむくらいでした。

「あぁ…釣り行きてぇな…」

久しぶりの絶好の釣り日和に、仕事が終わった午後から釣りに行こうか悩みます。



午前中で仕事を終え、自宅に帰った後いろいろネットで調べてみますが、現に穏やかな陽気、潮も中潮等、ネットで得られる情報で特に問題になる点もなく、15:41の満潮の潮止まり以降を狙い、だいぶ釣りに行く方向に傾きますが、前述した大雨…これがどうしても引っ掛かりました。

仮に大雨で北条湾内に真水がたくさん流入しても、1日あればだいぶ元に戻るだろう…

万に一でも、外す可能性があるのであれば、確実な方で…且つ、日曜日は大潮だし…

こんな感じで土曜日の釣行は止め、いつものように日曜日の午前1時起床で釣りに行くことにしました。

前回(10/20)の釣行時の海水温が21度。

その前の週までは、例年より海水温は高めで、前回ようやく例年に近い海水温まで下がりました。

それから一週間。

どんな魚が新たに北条湾内に入っているか楽しみでなりませんでした。

そして、この日もいつも通り午前1時に寝坊することなく起床。

釣り道具を車に積み込み、やや遅れ気味で自宅を出発。

この日は前回のガラガラだった道路がウソのように、未明の午前2時過ぎにも関わらず車だらけ。

商用車以外の乗用車も多く、未明にも関わらず走りにくい感じでした。

自宅を出発直後から北条湾到着まで、終始走りにくい感じで家内も「なんか、今日は釣り場混んでそうだね…」と。

ちょっと余談ですが、正確な統計を取っているわけではないので、あまりいい加減なことも言えないのですが、大潮の日って夜中でも結構車が走っていたり、夜中に人が活動していることが多い気がします。

海の中の生物だけではなく、些か人間にも影響があるのかな…と思っています。

ちなみに、横浜横須賀道路を車が走っていなさ過ぎて不安になった前回の潮回りは小潮です。

大潮の日に釣り場が混むのは、海釣りでは大潮の日は魚が活発に動きますので、釣り人がたくさん来るのは分かるのですが、釣りとは関係ないところでも、大潮の日って小潮の日より人が多く活動している気がします。

そんなことを感じながら、釣り座が空いていることを願い一路北条湾を目指します。

そして、北条湾に到着し様子見で岸壁をグルりと一周しますが、思った通りで普段より若干釣り人が多い感じでした。

当然、お気に入りの釣り座は空いておらず、この日も最近定位置になりつつある、ダイブセンターの前に釣り座を構えます。



この「釣り開始」のツイートも、北条湾到着直後にツイートしているわけではなく、最低限の釣りの準備をした後にツイートしています。

北条湾到着直後は、いつもより釣り人はやや多い…程度だったのですが、普段と明らかに違うのが、北条湾の岸壁に入って来る車が途切れなかったんです。

引っ切り無しにどんどん車が入って来ては釣り座が空いていないか確認し、製氷所の方に抜けて行く…

私がダイブセンターの前に釣り座を構えてしまったので、ほぼこれで釣り座は埋まった感じになっていました。

午前3時でこの状況です。

どう考えても、マヅメ時にはいっぱいになります。

明け方には混む雰囲気がムンムンに漂い、出来れば混む前に帰りたいな…と、家内にも気合いを入れるよう話し早速釣りを開始します。

まぁ、鼻息荒く気合いを入れても釣れるかは別問題なのですが…

この日も家内にはチョイ投げから始めてもらい、一人鼻息荒くサビキ仕掛けを付けた3本の竿で釣りを開始します。

そして、海をじっくり観察すると…

何がしかの群れはたくさんいます。

海の透明度も高く、時折勢い良く足元を何がしかの群れが泳いで行きます。

しかし、何かが違う…何か変…

釣りを開始したのがほぼ午前3時。

4:03の潮止まりまで約1時間あります。

活性高くガツガツ食ってきてもおかしくないのに…

しかも、この日は大潮。

すると家内が…

あそこ、何かおっきい魚が小魚を追い回してる…

そうです、この日も前回、前々回同様、所謂フィッシュイーターなどの大型魚が湾内におり、活発に小魚を追い回していました。

かーーーーっ、参ったな…これじゃサビキを食ってくるわけがない…

しかも、この日は複数匹おり、あちらこちらで逃げ惑う小魚の群れが確認出来ました。

もうこうなると、作戦もへったくれもなく、自分の釣り座付近から大型魚が居なくなってくれるのを願うしかなく、魚は目の前にたくさんいるのにピクリとも動かいない3本の竿を眺めること約15分。

この日最初のアタリが元気も勢いも無く、申し訳なさそうにチョンチョンとアタります。

釣れたのはこちら。



トウゴロウイワシです。

前回同様、スタートがトウゴロウイワシ

軽く出鼻をくじかれた感じで、若干テンションが下がります。

まぁ、でもトウゴロウイワシでも食ってくるということは、大型魚が今はそばに居ないということ、これは良しとするか…

無理矢理良い方向に捉え、次のアタリを待ちます。

すると、ガツンと大きなアタリが!

までは良いのですが、その後すぐに強烈な食い上げが…

釣り上げる前に分かりました。

サッパです。



サッパは針掛かりすると、一度下方向に走り、その後は食い上げるか横に走るのがアタリの特徴です。

魚のサイズの割りには引きが強く、釣りとしては楽しいのですが、この縦横無尽に走ることがサビキ仕掛けをグチャグチャに絡ませます。

サッパが掛かった際は、とにかくまず大きく竿を上に上げ、釣り糸を弛ませないようにします。

釣り糸を弛ませ、モタモタしているとサビキ仕掛けがグチャグチャに絡み、サビキ仕掛けがいくつあっても足りません。

先ほどの釣り開始のツイート内にありますように、この日の海水温は前回から更に一気に下がって17度でした。

これは、若干この週の金曜日に降った雨の影響もあると思われ、例年より1~2度ほど低いので若干再び海水温が上がる可能性はありますが、20度付近の海水温ですとトウゴロウイワシサッパは動きが活発になり北条湾では良く釣れます。

何をどうやっても今の海水温ですと、北条湾にトウゴロウイワシサッパは集まり易く、どうしても釣れてしまいます。

サッパが寄っている時、活性が高い時は気を抜かず、アタリがあったら即座に合わせ、釣り糸を弛ませることなく釣り上げて下さい。

後ほど、釣果の写真でもお伝えしますが、この日釣れたサッパは最大が20cmを超えていました。

このサイズになると、動きも非常に俊敏で、私のように数本サビキ仕掛けの竿を出す場合、最悪隣りの竿とお祭りもします。

サビキ仕掛けを無駄にしないためにも、ご留意頂ければと思います。

そして、一番お呼びでないコンビが次々にヒットし、この日もコマセを付けずにしばらくサビキ仕掛けを放置しようとしますが、サッパは活性が高いと空針にもガンガン食ってきます。

ふざけんなよ…

と、一度竿を全て陸に上げますが、当たり前ですが、これでは他の魚も釣れません。

くぬぉぉぉぉぉ…

仕方ない…

怒りを抑えて真面目に釣りをするか…

気持ちを切り替え全てのサビキ仕掛けにコマセを付けて再度釣り開始。

すると…

竿先が海中に潜ってしまうくらいの大きなアタリが!

食い上げや横に走らないのでサッパではありません。

一気にテンション爆上げで竿を握り締めます。

釣れたのは…



サイズが同じくらいだと、釣り上げた時にサッパとマイワシは見分けにくいので、一瞬サッパかと思い爆発的に上がったテンションが、爆発的な怒りに変わろうとした瞬間にマイワシだと分かり、再び爆発的にテンションが上がります。

マイワシは前回、今回と海水温が下がったことで再び北条湾に戻って来たと思われます。

この日までの状況を総合的に勘案すると、今シーズンの冬はマイワシウルメイワシが北条湾に居付くのではないかと思っています。

ただ、あまり海水温が下がり過ぎるとウルメイワシは外海へ出て行ってしまいます。

マイワシよりウルメイワシの方が、生活出来る海水温の下限が高いので、この先どこまで北条湾の海水温が下がるかによると思います。

そして、マイワシが寄っていることが分かり、ここで家内にもチョイ投げは止めてサビキ釣りに参加してもらいます。

ほどなくして、ウルメイワシもヒットします。



いや~さすが大潮、寄ってる魚種も多いし、湾内に活気があるね…などと思っていると、いきなりその活気が無くなり、街灯にキラキラ反射していた魚達が全く居なくなります。

ん??

なんだ?

なんかおかしいな…

アタリもピタリと無くなり、海の様子を見るのに覗き込んでいると…



「うわぁっ!」と思わず声が出るほど迫力がある、イナダらしき魚影が足元を泳いでいきました。

釣れなくてもその迫力に興奮しました。

この日はこれ以外にも、最低あと2匹、しかもかなり泳ぎが速い魚種が北条湾内に入っていたとみられ、まるで生け簀に生きた小魚を離したような状況を何度も目撃しました。

当然、普段より真面目に活餌のぶっ込みもやったのですが、残念ながらヒットすることはありませんでした。

真面目に…というと、真面目に釣りをしていないみたいですが、ライブ配信の動画をご覧頂くとお分かり頂けると思いますが、サビキ釣りも活性が高くなるとかなり忙しなくなるので、いろんな釣りをしたいとは思っているのですが、正直手が回らないというのが本音です。

あくまで私のメインの釣りはサビキ釣り。

ここは変えないで、出来る範囲で他の釣りもご紹介出来ればと思っています。

故、普段も活餌のぶっ込みなどの道具は準備して行っているのですが、出来る時と出来ない時があり、この日に限って言えば確実に大型魚が湾内に入っていたのでやってみましたが、釣果には結び付きませんでした。

活餌でのぶっ込み等、活餌で釣りされている方、これからやってみようかな…とお思いの方がいましたら、使う活餌は小まめに変え、且つイワシ類を使うことをお勧め致します。

私は先に申し上げました通り、サビキ釣りをメインとしており、また自分達(家内と大人二人)が食べ切れない量の魚は釣らない、且つなるべく釣りをする時間を短くしたい…という観点から釣れたイワシ類は活餌には使わず、活餌のぶっ込みをやる時はトウゴロウイワシ、サッパ、ネンブツダイなどが釣れた時にこの魚達を活餌として使っています。

トウゴロウイワシ、サッパ、ネンブツダイは弱りにくく餌持ちが良いというメリットはありますが、やはりイワシ類に比べると各段に大型魚の食いが劣ります。

元気にピンピン泳がなくても良いので、活餌で大型魚を狙うのであれば断然イワシ類を活餌で使う方が食ってきます。

イナダ等が北条湾内に入って来なくなっても、北条湾付近では冬はヒラメなども釣れます。

下手な鉄砲数撃ちゃ当たる…で、サビキ釣りに行かれる際に、活餌で大どんでん返しを狙ってみては如何でしょうか。

補足ですが、ヒラメを狙うのであれば製氷所の前付近の潮通しが良い場所でやってみて下さい。

ヒラメは潮通しの良い場所を好み、北条湾内にはあまり入って来ません。

そして、この日はこんなこともありました。



これは、チョイ投げに掛かった稚鯛(マダイの稚魚)です。

釣り上げた時に、既に息絶えていました。

私も30年以上釣りをしていますが、針掛かりした魚を釣り上げて既に死んでいた…という経験は初めてです。

釣りのドラマや映画などで、明らかに死んでいる魚を針に掛けて釣り上げたシーンを撮ったような状態です。

良く観察すると、口の中に泥のような黒い物質がギッシリ詰まっていました。

しかし、魚は鰓で呼吸するので、生きていれば口の中にギッシリ何かが詰まることはありません。

まして、それで窒息することなどありません。

当たり前ですが、魚は肺呼吸ではなく鰓呼吸なので。

写真を良く見ると稚鯛の腹や尾鰭の部分にも少し黒いものが付着しているのが分かると思います。

釣れた稚鯛をバケツに汲み置いた海水で洗ってみると、その黒い物質は強い粘り気があり、バケツの中でジャブジャブ洗ったくらいでは取れないんです。

また、稚鯛の色を見て頂くと、物理的に有り得ませんが、万が一でも既に死んでいた稚鯛が偶然釣り針に掛かったということも、鮮やかな魚体の色から考えられません。

この黒い物質だけで考えると、イカやタコなどが釣れた稚鯛を捕食しようと掴んでいた時に、私が釣り上げるために巻き上げたのでビックリして墨を吐いて付着した…とも考えられるのですが、既に死んでいることを考えると、イカなりタコなりがどこかを齧った痕などがあってもおかしくありません。

仮に捕まえた瞬間であった場合は、稚鯛が完全に息絶えていることが不自然です。

イカやタコなどは、死んだ魚も食べますが、その場合イカやタコが死んだ稚鯛を食べようと思った時に私が巻き上げビックリして墨を吐いた…つまり、その前に稚鯛の身体に傷を付けずに殺した何者かがいるということです。

恐らく、付着していたのはイカやタコの墨だと思います。

今回、一応鯛なので猫用に持ち帰ろうか悩んだのですが、最終的に捨てたのは身体に傷を付けずに魚を殺すということは、毒を使って殺した可能性が否定出来ないので止めました。

海の中には貝やウニ、ウミウシ、魚、ウミケムシなどたくさんの毒を持った生き物がいます。

フグのように体内に毒を持つ者、毒針を持つ者、毒針を放つ者等々、いろんな殺傷の方法でいろんな毒を持った生き物がいます。

仮に毒針が死んだ稚鯛の身体のどこかに刺さっているのに気付かず手で触れてしまったり、火を通しても毒性が落ちない毒が稚鯛の体内に残っていたりすると危険なので今回は少々勿体ない気もしましたが持ち帰ることを断念しました。

往々にして魚は針掛かりすると、針を外そうと暴れるので弱ることはあります。

しかし、人間でも同じですが、仮に今回釣れた稚鯛の口と稚鯛の口に刺さった同じ比率の針が人間の口に掛かり外そうと暴れて体力的に弱ることがあっても、致命傷ではないので死に至るには相当の時間が必要です。

魚体(身体)に傷一つ無く、口に針掛かりしかしていない魚が死ぬということは、釣り針以外の何がしかの致命傷を負っているということです。

間違って釣り針が釣れた魚の心臓を一突きにでもなっていない限り、というか、明らかな致命傷が見つからないのに釣れた魚が死んでいる時は、持ち帰ることは避けた方が無難です。

今回はこのような軽いハプニングで持ち帰ることは出来ませんでしたが、チョイ投げも一応釣果は確認出来ています。(前回前々回も釣果は確認出来ています)

北条湾で投げ釣りが楽しめるのは、一年の中でもあまりありません。

釣果が確認出来ている今は、サビキ釣りと併せてお楽しみ頂ければと思います。

また、恐らく今回の稚鯛に付着していた墨らしきものはイカの墨だと思います。

タコの墨はあまり粘り気が無く、イカの墨は粘り気があります。

タコの墨であれば、釣り上げる際に海中で全て洗い流されてしまうと思います。

そういうことからも、この日北条湾内にイカも入って来ていた可能性もあり、大潮らしい豊富な魚種が活性高く活動していた活気ある北条湾でした。

改めて魚影が濃いなと思いました。

そんなこの日の釣果はこんな感じです。

2019年10月27日 釣果


サイズ的にサッパとマイワシが目立ちますが、ウルメイワシもそれなりに釣れました。

久しぶりのマイワシの釣果で今シーズンの冬もマイワシが北条湾で越冬してくれることを祈っています。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2019年10月27日 釣れた魚種


上からマイワシ、サッパ、ウルメイワシ、トウゴロウイワシです。

マイワシとサッパは20cmほど。

中々釣り上げる時は引きも強く楽しめました。

そして、この日の我が家の兄妹猫の朝食は、前回同様サッパとトウゴロウイワシの素焼きです。

兄妹猫の朝食は釣りたてのサッパとトウゴロウイワシの素焼き


この日は喜んで良いのか分かりませんが、サッパのサイズがほとんど成魚のサイズの20cmクラスが多く、素焼きで全部猫に食べさせるには大き過ぎたので小さめのものをチョイスしました。



先代猫の夏ちゃんは、焼いてほぐし身にしてあげないと食べてくれなかったので、素焼きでバリバリ食べてくれると手間も掛からず釣って来た甲斐があります。

食べ切れなかった残りは冷凍保存しました。

しばらく大好きな焼き魚でいけそうです。

そして、毎回焼き魚をあげる時は、焼いてからうちわで扇ぎだいぶ冷ましてからあげているのですが、妹猫は極端な猫舌で熱かったのか手で皿から出して食べていました。



器用に一つずつ出していました。w

そして、人間用は一番困ったサッパから。

この日のサッパは本当に参りました。

まず、釣れるサイズが大き過ぎる…

12cm~15cmほどですと、素焼きにしてそのまま猫に食べさせることが出来るのですが、20cmクラスになるとそれは無理。

仮にイワシ類でも厳しいかもしれませんが、サッパは特に骨が多い上に骨が硬い…

野良猫で魚を食べ慣れていれば問題ないと思いますが、子猫の時は野良でしたが今は家猫で食べ慣れてないので無理にあげると吐いてしまうんです。

そうなると人間が食べなければなりません。

釣果が乏しい時は、サッパ料理にも熱が入りますが、如何せんこの日はマイワシもウルメイワシも釣れました…

主役はいるので厄介者でしかないサッパ。

仕方ないので圧力鍋で梅煮を作ることに。

頭と腸を取り除いたサッパ


まずは、サッパの頭を落とし腸を取り除きます。

梅煮の煮汁


こちらは梅煮の煮汁ですが、サッパの身が浸るくらいの水にみりん:1、酒:1、醤油:2の割合で煮汁を作り、そこにお好みの量の梅干し、生姜のスライスを入れます。

サッパの梅煮


適当な大きさにブツ切りにしたサッパの身を入れて、圧力が掛かり始めたら15分ほど…煮たのですが…

この15分という基準は今までの15cmくらいのサッパを煮た時の基準だったのですが…

この日煮たサッパほぼ全て20cm。

15分煮て試しに食べてみると…

バリバリに骨が硬い…

再度追加で10分ほど煮て、ようやく中骨が気にならないくらいの柔らかさになりました。

20cmサイズですと、約25分くらい煮た方が良いです。

サッパの梅煮


そして完成したのがこちら。

サッパの梅煮です。

サッパは若干生臭さがありますが、臭いも気にならず、骨も気にならず、無駄なく食べられ中々美味しかったです。

そして小さいウルメイワシは頭から丸ごと唐揚げにしました。

腸を取り除いたウルメイワシ


まずはウルメイワシの腸を取り除きます。

そして、唐揚げ粉を軽くまぶし油で揚げていきます。

ウルメイワシの唐揚げ


揚げている最中に軽いハプニングがあり、揚げ過ぎてしまい焦げてしまいました。

危なく炭にするとこでしたが、何とか食べられる状態に出来ました。

見た目は酷いですが…w

生のタマネギのスライスと一緒にポン酢で頂きましたが、頭や骨も気にならず、こちらも無駄なく美味しく頂けました。

そして、この日のメインのマイワシは、大きいサイズのウルメイワシ、同じく大きいサイズのトウゴロウイワシと共にイワシの刺身の三種盛りにしました。

厳密にはトウゴロウイワシはイワシを名乗っていても似非イワシですが…w

イワシの刺身の三種盛り


まずは三枚に卸します。

卸した身の大きさからも、この日のマイワシ、サッパのサイズが大きかったことがお分かり頂けると思います。

お皿に盛り付ければ完成です。

イワシの刺身の三種盛り


イワシの刺身の三種盛りです。

今の時期に釣れるトウゴロウイワシですが、イワシの仲間ではないので身がキレイな白身です。

マイワシやウルメイワシと一緒に、大きいサイズのトウゴロウイワシが釣れた際は、大きいものだけ持ち帰り一緒に刺身にして盛り付けると、身の色の紅白が映えて見栄えは良くなると思います。

トウゴロウイワシは骨が硬く大きくならない魚なので敬遠されるだけで、味は淡泊で非常に美味しい魚です。

また、イワシ類のように足が早く身が緩くならないので捌き易い魚です。

秋の今の時期しかトウゴロウイワシは釣れませんので、イワシ類と一緒に釣れた際は是非お試し下さい。

北条湾定食 2019年10月27日


そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

一年の中で、今の時期が一番北条湾で釣りをして楽しい時期だと思います。

小物釣りから大物釣りまで、足場も良く、夜間は街灯がある釣り易い場所でたくさんの釣りが楽しめます。

今の時期は臨機応変に対応出来るように、いろいろな道具を揃えて釣りに行くと思わぬ釣果が得られるかもしれません。

来週は三連休です。

土曜日から中潮、小潮、小潮と大潮に比べると魚の活性は低いかもしれませんが、海水温も例年並みに下がりたくさんの種類の魚が寄っています。

来週も頑張って釣りに行きたいと思います。

この日のライブ配信動画です。

宜しければご覧下さい。



また、ご報告させて頂きます。

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】台風通過後の北条湾釣行・良型のウルメイワシが好調でした(2019年10月14日)

こんにちは。

今年は本当に台風の大型化が顕著で、地球温暖化や海水温の上昇を肌で感じることが多いです。

極論、毎年やってくる台風の3~4つのうちの1つが必ず今回の台風19号や台風15号のような大型台風ですと、場所によっては人が住めなくなるのではないか…なんていうことも頭を過る感じです。

私の住んでいる地域では、前回の台風15号ほどの暴風はあまりなく、音的な感覚で言うと少し拍子抜けする感もありましたが、今回の台風19号は台風接近前から長時間に渡ってかなりの量の雨が降りました。

前回の台風15号での首都圏の混乱もあり、私の勤めている会社でも木曜日の段階で土曜日の休みが決定しましたが、正直あまり嬉しくない三連休。

土曜日⇒台風19号通過、日曜日⇒多かれ少なかれ台風の後片付け&恐らく高速道路はほぼ通行止め、月曜日⇒最悪自宅等々に被害が出る&高速道路が通行止めで結局釣りに行けない…と、こんな最悪のシナリオも考えられる状況で、釣りに行くことが非常に遠く感じていました。

金曜日の段階で、ある程度の食料や酒を買い込み自宅に籠りますが、前述の通り若干拍子抜けする感じで台風は過ぎ去り、13日の日曜日の朝は台風一過の清々しい朝陽が。

13日の日曜日は午前3時頃に目が覚めてしまい、風雨の収まった静かな自宅付近を窓越しに眺めますが、特に大きな異変は感じられず少しずつ釣りに行けるのでは…?釣りに行きたい…という気持ちが込み上げて来ます。

心のどこかで、たぶん今日(13日)はいろいろとまだ障害があり無理だろうな…と思いつつもネットで調べられることを調べまくります。

思い付くことを一つ一つ消去法で潰していき、素直に諦めた原因はやはり高速道路でした。



ここまで真っ黒で、神奈川県全域の高速道路がほぼ全滅では、無理に釣りに行っても時間とお金の無駄…諦めの悪い私も13日の日曜日は素直に家で釣り道具を弄ることにしました。

そして日の出後、自宅付近の状況を確認すると共に、避難させてあった自分の車をコインパーキングに取りに行きます。

普段使っている生活道路を通ろうとすると…



なんと倒木…w

自宅が軽く森の中にあるのですが、周りに木々が生い茂り、清々しさを感じ良いこともあるのですが、台風の時はデメリットしかありません。

自分の車を、駐車場があるにも関わらず、わざわざお金を払ってコインパーキングに避難させるのも、台風通過後の車はツイート内の写真の地面のような状態になります。

濡れた葉っぱや大量の折れた木々が車を覆い尽し、その後の洗車が大変な事この上ないです。w

そして、13日(日)の昼過ぎ、いろいろ調べ何とか釣りには行けそうで、あとは高速道路の通行止めの解除を待つばかりとなります。

しかし、横浜横須賀道路以外は徐々に通行止めが解除になっていく中、頑なに横浜横須賀道路だけ全面通行止め。



一部区間の通行止め解除も無く、とにかくひたすら全線で通行止め…

13日(日)の午後の段階では、翌14日(月)の未明に9割方釣りに行く気満々だったので通行止めが解除にならない横浜横須賀道路に苛立ち始めます。

夕方になっても解除になりません…

もしかして、大規模な崖崩れとか…大きな木の倒木…

復旧に時間が掛かるような出来事が起きているのでは…

何とか通行止め解除を見届け、安心して床に着きたかったのですが、起きている間に通行止め解除にはならずに軽く飲み過ぎて就寝します。

気が張っていたのか、キレイに午前1時に起床。

急いでパソコンの電源を入れ、横浜横須賀道路の通行止めの情報を確認します。

道路公団の皆さんありがとう…

無事、通行止めも全線で解除されており、釣りの準備をして自宅を出発。

通行止めが解除され、ほとんど車が走っていない横浜横須賀道路を軽快に飛ばします。

あとは北条湾の状態だな…と案じながら、スイスイと走り北条湾へ到着。

すると、「ん??なんかヤケに暗いな?」

なんとこんな日に限って、北条湾の街灯が全て消灯。



この日は終始風が強く、金曜日の夜からずっと飲みっぱなしなこともあり、若干気持ち悪い上にお腹もゴロゴロ…

ムキになって真っ暗な中釣りをしてもロクなことはないだろう…と、私にしては珍しくマヅメ時まで車で仮眠することにします。

この日の満潮の潮止まりは5:03。

そして日の出が5:45。

満潮の潮止まり以降を狙うことにします。

胃薬を飲み、軽く仮眠をし、調子も良くなり釣りを開始します。



しかし、如何せん街灯が無く真っ暗なので海の様子が全く分かりません。

前日(10/13)に台風通過後の北条湾の状況を予測したブログ記事を書いたのですが、記事に書いた内容を確認することも出来ません。

真っ暗ながら海の様子を伺うと、今今サビキで狙える魚が活性高く寄っている様子は無いので、取り敢えず家内には投げ釣りから始めてもらいました。

ここ数週間、虫餌のアオイソメを必ず用意し、マヅメ時を狙って少し投げているのですが、一応狙っているのは落ちハゼや落ちギス。

しかし、この日も台風の影響の大雨で海水温が下がっているかと思いきや、依然前回と変わらず海水温は24度。

ちょっと、落ちハゼや落ちギスを狙うには海水温が高いかな…という感じです。

恐らくこの日も投げ釣りは目ぼしい釣果は無いだろうな…

そんな感じで、後に本腰を入れるサビキ釣りでどの仕掛けを使うか…撒き餌はどうするか…など道具や海を見ながら検討していると…

家内が「なんか釣れた…暗くて何が釣れたか分かんないけど…」と。

なに?

何が釣れたんだ??

と懐中電灯を片手にダッシュしますが…

夜釣りのお供、ゴンズイ※です。

※ゴンズイは群れで回遊し鰭に毒針がありますので素手で触らないようにして下さい。ナマズのような体形で身体が柔らかく、通常の魚のようにピチピチ跳ねるような動きはせず、ウネウネ身体を捻るような動きをしますので針を外す際に良く毒針で手を刺される方が多いです。コチバサミなどでしっかりとゴンズイを掴み、針を外す際は指ではなくペンチなどで外して下さい。



街灯も無く真っ暗…飲み過ぎで気持ち悪く、いつもの釣り開始時間より押しており、ただでさえテンションが下がる要素が満々な時にトドメのゴン吉…

前日は台風一過の…を理由に、こじつけに近い、釣れるであろうネタでビール片手に一人盛り上がっていましたが、厳しい現実を見せられます。

くそ…このままじゃ帰れんぞ…何とかせねば…

投げ釣りは止めてサビキにするか…と、家内の竿にサビキ仕掛けを準備していると…

再び家内が「なんか釣れた…暗くて何が釣れたか分かんないけど…」と。

なに??

と、思うものの、期待すると外れた時のインパクトがデカイからな…と、期待せずに懐中電灯で照らします。

おっ!?

これは鯛じゃ…



ここのところ、サビキオンリーで久しく投げ釣りをやっていなかったので、久しぶりに釣りましたが、マダイの稚魚(稚鯛)です。

北条湾での投げ釣りは、海底に船を係留するロープが沈めてあり、砂地な割には意外と根掛かりが多く、魚種によって釣れる釣れないの時期がかなり明確なので、北条湾に釣りに行って必ず投げ釣りをすれば釣れる…というわけではないのですが、時期を見て投げ釣りをすると、先に申し上げました①落ちハゼ、落ちギス、②今回のマダイ、③アナゴやマゴチなどの釣果は確認しております。

①秋~冬の時期
②秋~冬・春~梅雨の時期
③晩春~梅雨の時期

(注)長い時間置き竿にするとヒトデの餌食になります。

今今の時期で言いますと、夜間やマヅメ時は鯛、マヅメ時、日中はハゼやキスを狙えると思います。

一番良いのは、北条湾の海水温が20度~22度くらいになると確率が高くなると思います。

ちなみにマダイは北条湾では最大40cmほど、観音崎では最大62cmを釣ったことがあり、何れもショボイぶっ込みの仕掛けにアオイソメの一匹掛けです。

ネットなど見ていてもあまり情報として出てこないのですが、横須賀から三浦、三崎周辺はかなりマダイが釣れるポイントが多いです。

チョイ投げでぶっ込んでおくと意外な釣果に結び付くかもしれません。

この後、投げ釣りは案の定海底の係留ロープに根掛かりし、テンビンごとロストするのでこの日の投げ釣りはここで終了。

家内もサビキに切り替え釣りを続けます。

二人でサビキを始めますが、一向にアタリすらない…

強い風に煽られ、時折竿受けに置いた竿が飛ばされそうになりながら釣りを続け、マダイが釣れたことで上がったテンションが下がり始め、追い打ちをかけるように雨が降り出します。

気温が19度で風が5m~6mと、体感温度で寒いと感じる中の雨…

気持ち悪いし、お腹はゴロゴロいってるし帰りたい…

腹を括り、日の出までやってダメなら帰ろう…

だいぶ明るくなり、そろそろ帰り支度を始めようかな…と思ったその時…

家内の竿にアタリが…

結構、帰る気満々だったので嬉しいんだか、残念なんだか分からないテンションになりますが、一応待望のウルメイワシがきます。



よーし!

この日は何回も腹を括り直しますが、更に腹を括りある程度ウルメイワシを釣って帰るぞ!と一念発起!

そして、入れ食いとまではいかないものの、かなりハイペースでコンスタントに釣れ続けます…が…

しかし、この日も釣れるウルメイワシのサイズがバラバラ…

参ったな…これだとまた調理に困るぞ…

ウルメイワシは弱いので、一度釣り上げてしまうとリリースしても大半が死んでしまいます。

こんな時に釣りのお供でも居ればな…と、ボソッと呟くと家内が…

「横にいるじゃん、猫じゃないけど…」と。

なに??

久しぶりの登場、冬場の釣りのお供のアオサギです。

釣りのお供のアオサギ


通年を通して、写真の大きい方の個体と、もう一回り小さい個体のアオサギが北条湾には良く飛来してくるのですが、夏場など所謂湧く状態になり海面近くに青魚の群れが浮いてくる時は自分達でエサを獲ります。

しかし、秋以降冬場に近付き、中々海面近くに青魚の群れが浮いてこなくなると、良く私達のそばに寄って来ます。

ただ、釣りのお供の猫よりも警戒心が強いのであまり私達にも近付かず、釣り人が多くなるとどこかへ飛んで行ってしまいますが、未明や早朝など人の少ない時間帯は飛来するとずっとそばに居る事が多いです。

丁度良いタイミングでやって来たので、この日は10cm~12cmほどのウルメイワシは全てアオサギの胃袋へ。



これで余計なことを気にせず、釣りに集中出来ます。

家内と二人、釣れたサイズの小さいウルメイワシはバンバンアオサギにお裾分け。

15cm以上の比較的大きなサイズのウルメイワシだけ持ち帰りました。

そして、順調に釣れ続けるのですが、なぜだ??と思うタイミングで、いきなりアタリがパタリと無くなります。



状況的にまだ釣れておかしくないのにな…と、不思議に思いながら群れが岸から離れたのかな…などと思い、シラススキンが付いているサビキ仕掛けを投げてみます。

しかし、やはりアタリは無く、原因は良く分からないけど食いが止まったし帰るかな…と、何となく腑に落ちない感じですが、そんなことを考えていると…

突然、尋常じゃない引きが…

なんだ?なんだ?なにが食ってきた?

結局、魚影は確認出来なかったのですが、後ほど貼るライブ配信動画をご覧頂くと、突然私の竿がしなり続け、家内がダッシュでタモ網を車に取りに来る姿が映っていると思います。

掛かった瞬間に、「これはサビキ仕掛けでは絶対あげられない…」と思うも格闘しますが、やはり糸が切れてしまい釣り上げることは出来ませんでしたが、所謂フィッシュイーターなどの大型魚が掛かったと思われ、こいつが原因でウルメイワシの群れが散ってしまい突然アタリが無くなったと思われます。

私もまさかの出来事に少々驚きを隠せませんでしたが、魚の引き方から想像するにイナダやカンパチ、シマアジの類でシーバスやエイではありませんでした。

道具がバッチリの状態でバラすと、完全に自らの釣りの技術不足なので、後からもの凄い悔しさが込み上げてくるのですが、今回は悔しさはなく、掛かった瞬間から逆に道具を守ることを意識したくらいサイズが大きかったです。

今回、このなぞの大型魚が掛かった仕掛けはこちらのシラススキン付きの仕掛けです。

白いスキンのサビキ仕掛け


今までは写真の通り、針が6号のものを使っていましたが、このシリーズはもっと大きな針のバージョンがあるので最大サイズのものを使ってみようと思います。

次回以降の課題として、いろいろ試してみます。

何れにせよ、ウルメイワシ等の青魚を求めて北条湾にかなりのサイズの大型魚が入って来ているのが分かりました。

また、魚の活性が高い時に北条湾では、このシラススキンが有効なことも改めて分かりました。

この日はこの大型魚以外にも、このシラススキンが有効なことが分かる状況がありました。

私が少しずつ帰り支度を始め、家内も半分遊びでシラススキンが付いたサビキ仕掛けを投げていたのですが、ウルメイワシが食ってくる食ってくる状態で、6本針の仕掛けで1本針をロストしているので、5本の針に5匹のウルメイワシ状態で釣れ続けました。



この後、釣り人も多くなりアオサギもどこかへ飛んで行ったので、アオサギが居ないのであれば釣る必要が無いので釣りを止め撤収します。

出だしがグダグダで、一時はどうなることかと思いましたが、結果的に釣果も含め、新たな課題も見付かり中身の濃い釣行となりました。

そして、この日の釣果はこんな感じです。

2019年10月14日 釣果


アオサギにだいぶお裾分けしたので実際に釣れたウルメイワシの数はこの倍以上ありました。

2019年10月14日 釣れた魚種


こちらは説明は不要かと思いますが、この日釣れた魚種で上がウルメイワシ、下がマダイ(稚鯛・マダイの稚魚)です。

余談ですが、〇〇モドキのような、本物に似せた魚や動植物は結構多いですが、マダイモドキと言っても良い「チダイ」※という魚がいます。

稚鯛(マダイの稚魚)のチダイではなく「チダイ」という魚が存在します。

そのマダイモドキのチダイと、本物のマダイを見分けるのは下図の写真の赤丸の尾ビレの色と鰓で見分けます。

マダイとチダイの見分け方


赤丸の尾ビレの縁が黒くなっているのがマダイで、チダイは魚体と同じピンク色です。

また、鰓がマダイよりも横長です。

鰓は魚のサイズで異なり、本物と偽物を並べないと良く分かりませんので、マダイが釣れた際は尾ビレを良く見て、縁が黒くなければチダイ。

縁が黒ければマダイです。

そして、こちらがこの日釣れたウルメイワシの最大サイズと最小サイズです。

2019年10月14日 釣れたウルメイワシのサイズの違い


アオサギにお裾分けしてしまったので、持ち帰ったウルメイワシの中での最小サイズですが、もっと小さいサイズも釣れました。

以前にも申し上げましたが、今シーズンのウルメイワシは生まれた年の違う複数の個体の群れが北条湾に居付くかもしれません。

そして、この日の我が家の兄妹猫の朝食は相変わらず選択肢がないのでウルメイワシですが、ウルメイワシを素焼きにしたもの。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼きウルメ


もうここ何週間とずっとウルメイワシばかりなので、一瞬マダイを…と考えたのですが、やはり小さくても真鯛

これは人間が頂こうと止めました。w



相変わらず、兄猫はサッサと食べ終わり、この日は妹猫を分を横取り。

そして肝心の人間用はと言いますと…

まず、やはり人間が食べよう…と、一度は猫のご飯になりかけたマダイは、見た目が少々寂しいですが、鯛飯にしてみました。

マダイは鱗と腸を取り除きます。

そして、研いだお米の上にのせて、ただ白米を炊く時よりも気持ち多目の水で炊いていきます。

鯛飯の下ごしらえ


そして、炊き上がりがこちら。

炊き上がった鯛飯


小さくても鯛…

炊き上がってお釜の蓋を開けた時の匂いが本当に美味そうなんですよね。

鯛の身をほぐして軽くお米と混ぜ合わせれば「鯛飯」の完成です。

鯛飯


あぁぁ…日本人で良かったな…というような感じの美味さです。

いろんな魚をお米と一緒に炊き込み、〇〇飯とか、〇〇ご飯とか作りますが、当たり前ですが「鯛飯」には敵いませんね。

そして、大サイズのウルメイワシは、捌いている時の脂が強かったので、オーソドックスに刺身にしました。

まずはウルメイワシを三枚に卸します。

三枚に卸したウルメイワシ


三枚に卸す前は、タタキか寿司にでもしようかと思っていました。

所謂「映え」的なものを正直狙ったのですが、捌いている時にヌルヌルするくらい身に脂がのっていて、これはそのまま食べた方が美味いだろうな…と思い急遽変更しました。

ウルメイワシのお刺身


ひねりが無い、単なるお刺身ですが、予想通り脂を感じ非常に美味しかったです。

そして、残った中途半端なウルメイワシはと言いますと…

正直、帰りの道中も何にしようか迷っていました。

ここ数週間、メインがウルメイワシしか釣れていないのでかなりネタが尽きてきて、思い付く料理全てイマイチだな…と思いながら助手席に乗っていたのですが…

なぜか突然、磯部揚げが食べたいな…と漠然と思い、良く考えると「あごの焼き※」が家の冷蔵庫にあった気が…

※山陰地方のちくわみないな練り物。アゴ=トビウオ。

そして何を思ったのか、あごの焼きの穴(ちくわの穴)にウルメイワシを詰めて天ぷらにすることを思い付きます。

作る前は、おぉぉぉぉ…我ながらグッドアイディアくらい思ったのですが…

作ってみて思ったのが、そもそもあごの焼きはトビウオを練って作ったもの。

つまり、元々原料は魚です。

魚になぜ魚を詰める…

ひねりが無さ過ぎないか…

と、いろいろ思うところはありましたが、出来上がったのがこちら。

あごの焼きのウルメイワシ詰め


意外にも、あごの焼きは普通のちくわより塩気が強いので、調味料を何も付けなくても美味い。

そして、意外と練り物の弾力ある魚の感じと、普通の火が通った魚の感じがマッチしていて、なんだか一度で二度美味しいみたいな料理に仕上がり、意外にも美味しかったです。

油との相性も良く結果オーライでした。

せっかく、鯛飯、ウルメイワシの刺身、なぞの磯部揚げ的な料理を作ったので、まとめて定食風に。

北条湾定食


名付けて「北条湾定食」の完成です。

この日の北条湾は、前日(10/13)書いた記事のような懸念点もあまり見られず、若干濁りがありましたが、改めて城ケ島が盾となって、台風などでもあまり荒れない内海(湾)なんだな…と実感しました。

北条湾は青魚達にとっては川からの恵みもあり、プランクトンなどエサが豊富で海が荒れにくい、フィッシュイーターの捕食側の大型魚もエサとなる小魚が豊富に居て追い込み易い、これだけではありませんが、様々な魚が集まり易い環境が整っている、良い釣り場だな…と思いました。

最後に、この日のライブ配信動画です。

ウルメイワシの釣れている間隔や、姿を見ることは出来ませんでしたが、なぞの大型魚が掛かった様子がお分かり頂けると思います。



フィッシュイーター側の大型魚にもシラススキンが有効な事が分かり、これをどうやってサビキ釣りをしつつ釣り上げるか…という新たな課題も見付かったので、試行錯誤してみたいと思います。

来週は土曜が中潮、日曜が小潮と潮回り的にはまあまあな感じです。

来週も頑張って釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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【観音崎】今シーズン2枚目の60センチ超えマダイをGET!

2012年6月15日に一週間ぶりに、観音崎へ夜釣りに行きました。

元々、翌々日の17日に照準を定め下調べを兼ねて行きました。

潮の状況も若潮で潮位の変化もなく、潮だけで言えば「大物」を予感させるような状況ではありません。

当日の潮はこんな感じです。

2012年6月15日の潮


あまり潮位の変化が無い潮なので、この日は遊歩道の先端の岩場に陣取る事に。

※写真は何れも日中に撮影

※1
遊歩道先の岩場

※1:釣り場から東京湾海上交通センター方面を撮影

※2
遊歩道先の岩場

※2:釣り場から横須賀美術館、遊覧船の船着き場、京急ホテル方面を撮影(写真左側が観音崎ビーチ沿いの遊歩道)

※3
遊歩道先の岩場

※3:釣り場から観音崎灯台に向かう遊歩道方面を撮影(階段の上が遊歩道)

このポイントから観音崎灯台下の岩場のポイントまでは、過去にも30~40センチ程度のマダイは何度か釣った事があります。

しかし、浦賀水道に面したこのポイントは、潮位の差がある潮の日は潮の流れが川のごとく早くなりハッキリ言って釣りになりません。(満潮、干潮で潮が動き始めると)

30号以上のおもりを使ってもガンガン流されます。

この日はそれほど潮位の差も無いので、ここに陣取りました。

そして…タイトルにあるマダイはいつ出てくんだ…という話ですが、そろそろ出てきます。(笑)

その前に簡単に今回のデータを。

データを…と偉そうに言うほど私の場合凝ってなく、相変わらずいつものオーソドックスな仕掛けです。

30号の海藻天秤に、ハリス1メートルほどの丸セイゴの16号の1本針。

これに青イソメを1匹掛け。

今回一番驚いた…というか、毎回こんなに効率が良い釣りが出来たら、釣りでご飯を食べられるのでは…

そうなんです!

竿を2本仕掛けたのですが、最初の1投目でガツンガツンと大きなアタリが。

まさかのアタリに大慌てで竿を掴み、格闘すること10分弱。

上がってきたのはこちら。

64.5センチ、4.8キロのマダイ。

観音崎 マダイ 64.5センチ 4.8キロ


一度ガッツリ根に潜られ諦めかけましたが、なんとか根から出てきてくれて釣り上げました。

釣り上げて間一髪だったと思ったのは、根に潜られたこと等々よりこちら。

観音崎 マダイ 64.5センチ 4.8キロ


マダイの唇が切れたらアウトでした。(苦笑)

慌ててあわせたので、少しタイミングが早かったかもしれません。

まだ2回ですが、今シーズンは5月、6月と同サイズのマダイを釣る事が出来ました。

やはりマダイの引きは病みつきになりますね…

この調子でがんばりたいと思います。(^^)

観音崎 マダイ 64.5センチ 4.8キロ
観音崎 マダイ 64.5センチ 4.8キロ

観音崎 クロメバル
同じ日に釣れたクロメバル

マダイ 刺身
マダイの刺身

マダイ アラ汁
マダイのアラ汁


【観音崎】シーバス狙いが…ビックリ仰天!62センチのマダイをGET!

ロップイヤーと猫の動画






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【観音崎】シーバス狙いが…ビックリ仰天!62センチのマダイをGET!

あえてGWを避けて5月7日の月曜日に観音崎釣りに行きました。

だいぶ陽気も暖かくなり、そろそろ夜釣りでシーバスでも…という感じで、日の出間際の早朝を狙って観音崎に3時半に到着。

風も1~2メートル、潮も大潮で到着時はちょうど満潮、これからガッツリ引いていきますという状態。

コンディションはまずまず。

「シーバス」というと大半の方がルアーをイメージすると思いますが、私は大の投げ釣り党で毎年セイゴの1本針に青イソメ…特に大きな意味は無いのですが、もうかれこれ数十年このスタイルでシーバスを釣っています。

ブログTwitterFaceBookをここ1年前くらいから本格的に始め、釣果などもアップさせて頂いているのですが、実は毎回「外道」ばかりで肝心のシーバスにお目に掛かっていません。

ヒットするも根に潜られたり、目の前でえら洗いをくらったり…

故、ブログ等々に1枚もシーバスの写真が無いのです。(苦笑)

今回もシーバスにはお目に掛かれませんでした…が…

今回はビックリ仰天の外道を釣る事が出来ました。

マダイ


ナント!62センチのマダイ

過去にも観音崎で、投げ釣りで30センチ程度のマダイは何度か釣った経験があります。

しかし…これは初めて。

竿が持っていかれそうになるくらいの大きなアタリ。

確実に何かがノッタ感じで、小気味良くグイグイと引く…

時折「ハリスが持たないか…」と心配になるほどでした。

しかし、まさか「マダイ」だと思ってはいないので「なんかシーバスと違うな…」という違和感を感じながら何とか岸近くまで手繰り寄せました。

そうこう格闘すること10分弱…

薄暗い海中にピンク色の綺麗な魚影が…

「えっ!?」( ̄◇ ̄;)

マダイ!?」

タモ網ですくい上げるまで興奮していて余裕がありませんでしたが、上げてみて思ったのが投げ釣りでこんなサイズが釣れるとは…と、人生ならぬ釣りですが「いやぁ~何が起こるか分からんな…」と率直に思いました。

夜釣りでシーバスを狙う時は、去年(2011年)の秋まで猿島と観音崎を結んでいた遊覧船の船着き場から投げます。

船着き場
※1

船着き場
※2


※1:釣りをする船着き場から撮影。右手に見えるのが東京湾海上交通センター

※2:バスロータリー、駐車場、レストハウス側のビーチから撮影。左手に見えるのが釣りをする船着き場。

このマダイの前だと影が薄くなってしまいますが、この日は80センチのクロアナゴもヒットしました。

クロアナゴ


何れも海藻天秤(30号)に丸セイゴの1本針(16号)、青イソメの1匹掛けとかなりオーソドックスな仕掛けです。

飛ばす距離も、50メートルから80メートル程度。

青イソメを1匹掛けで遠投すると青イソメが切れてしまうので。

潮、潮流、潮位はこんな感じでした。

潮


釣り上げた時間は午前5時半~6時頃です。

更にこの日は久しぶりの大漁で30センチ強のイシガレイも釣れました。

近いうちにまたチャレンジしてきます。(^^)

マダイ


血抜き(活き締め)し、鱗を剥ぎ、内臓を現地で取り出しておくと帰ってからの調理が楽になります。

マダイ


さすがに度肝を抜かれたサイズだったので、持参のクーラーボックスに入らず慌ててコンビニへ。

しかし、コンビニにも入るサイズの入れ物は売っていなくて、仕方なくのこの状態で持って帰りました。(苦笑)

マダイのお刺身


養殖とは違い、天然ならではの身の締りと甘味が最高でした。

マダイの一夜干し


半身はお刺身、もう半分とカマは一夜干しにして味噌漬と塩焼きにします。

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
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