前回の釣行は気象の状況も海の状況も最悪で、釣果は期待出来ない中での釣りでしたが、今回は比較的状況的には良く週中より期待をしていました。
オマケに前回の釣行時は、まだボウズの方が良かった…と思うくらいの、2m級のアカエイの餌食になり、ただただ疲れただけの釣行となってしまいました。
長潮で食いが渋い中、釣りの神様からシャレにならない贈り物です。2m近いアカエイです。左腕も限界を超えビールを持つとプルプルしてます。テンション爆下げ…たぶん、そろそろ帰ります。 pic.twitter.com/noLy40G1di
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) May 13, 2023
そして、この日ですが、気象の状況は良い…
未明の気温も寒さを感じることがなくなってきており、釣り人がそれなりにいるのではないか…
こういうことから、普段よりも幾分早めに自宅を出発しました。
因果関係は絶対にありませんが、釣りに行く道中の横浜横須賀道路の通行量が著しく少ないと、現地に着いてから釣り座の確保が困難なくらい釣り人がたくさんいることが多く、この日もまさにそれ…不気味なくらい車が走っていませんでした。
嫌な雰囲気を感じつつ北条湾を目指しました。
北条湾に到着すると見事に嫌な予感が的中。
普段より係留されている船も多かったことは事実ですが、主要な釣り座はほとんど埋まっていました。
不思議なことに北条湾側の岸壁はほぼ全滅だったのに対して、珍しく製氷所の前の釣り座が空いていました。
当初の予定では、前回、前々回と北条湾内の海水温が、雨の影響により一気に4度~5度も下がっており、この辺の確認と魚の動きを見たかったので、北条湾側の釣り座で釣りをしたかったのですが、選択肢がありませんので、この日は私には珍しく製氷所の前の釣り座で釣りをすることにしました。
バタバタしておりツイートしていませんでしたが、釣りを開始してます。気温17度、天候は曇り、風は無風、海水温は18度です。今日は想像以上に釣り人が多く釣り座はほぼ埋まっています。暑くもなく寒くもなく風もなく釣りはし易いです。日の出辺りまでやってみます。 pic.twitter.com/loNfzkdg5d
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) May 20, 2023
前回、アカエイと格闘した泳がせ釣りに使っている竿の先端のガイドが破損していたりと、地味に釣りの準備に時間が掛かってしまい、釣りを開始してからかなり時間が経ってからツイートしました。
ガイドが破損した竿は、恐らく私が気付かなっただけで、アカエイとの格闘の際に、仕掛けを強化したことなども裏目に出て限界を超えてしまったんだと思います。
釣り座が空いていなかったので、製氷所の前で釣りを始めましたが、いつもと違う場所で釣りをすると、何となくワクワクしてしまいます。
何かいつもと違う魚が釣れないか…そんな淡い期待を持ちアタリを待っていましたが…
そんな期待を木っ端微塵に打ち砕く、いつものこの方が第一投目からヒットします。
この方しか釣れません…ネンブツダイです。 pic.twitter.com/rFaFy4WybS
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) May 20, 2023
早く釣りに来た甲斐もなく、また珍しくいつもと違う製氷所の前で釣りをしましたが、サビキ釣りに関しては北条湾内を含め、未明の時間帯はほとんど釣れません。
今シーズンは特に酷いように思います。
この日は折角製氷所の前で釣りをしたので、くまなく観察しましたが、魚がいるけど活性が低く食ってこないのではなく、そもそも魚がいません。
北条湾内で釣りをすることが多いので、製氷所の前や花暮岸壁などでは未明の時間でも幾分は釣果が上がっており、陽が昇ると北条湾の中へサバなどを始めとする、サビキ釣りで釣れる魚達が入って来ているのかな…とも考えていたのですが、花暮岸壁では釣りをしていないので何とも言えませんが、少なくとも未明の製氷所の前にはこの日はネンブツダイ以外いませんでした。
サビキ仕掛けを投入しても念仏ラッシュになるだけなので、一旦サビキ釣りは空針で沈めておきマヅメ時までまともに釣りはしませんでした。
何の魚もいないわけではありませんが、フィッシュイーター達も自分達がターゲットとしている小魚がいないのであれば、当然ながら寄るはずもなく、ルアーやエギの類の釣りは厳しいと思います。
薄っすら空が明るくなり、いよいよマヅメ時。
そろそろやるか…と家内に声を掛け、サビキ釣りを再開させます。
マヅメ時も超え、ほぼ日の出の時刻でアジがヒットします。
アジがきました。 pic.twitter.com/AJEwgepx48
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) May 20, 2023
回って来たな…
日の出後、30分~1時間程度は真面目に釣りをしてくれ…と、家内に頼み小まめにサビキ仕掛けにアミコマセを付けて投入します。
アジが釣れてほどなくして、次から次へと様々な魚が連続ヒット!
まずはメバルです。
メバルがきました。 pic.twitter.com/n4A9Sv1Owk
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メバルは15cm以下のものは全てリリースし、持ち帰ったものは1匹ですが10匹程度釣れました。
次はメジナ(グレ)なんですが、竿受けに置いてあった竿が根元からしなり一気に海中へ引き込まれました。
メジナがきました。 pic.twitter.com/W4iNeZjhRi
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サイズは35cmオーバーで、良く走り強烈な引きは久しぶりに根魚の引きを楽しませてくれました。
そしてようやくサバっ子です。
サバっ子です。 pic.twitter.com/n7xCNVqjJ6
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最後にオマケのウミタナゴです。
ウミタナゴがきました。 pic.twitter.com/5KC5QvT8tm
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久しぶりの五目釣りとなりました。(ネンブツダイは含まず)
サバっ子に関しては、Twitterのフォロワーさんが北条湾内で釣りをしており、同じ時間帯にサバっ子は釣れていたのですが、実際に釣ったサバっ子を見せて頂くと、北条湾内に入っている群れの方が一回り小さく、製氷所の前に寄っていたサバっ子の群れの方がサイズが大きかったです。
純粋にサビキ釣りを楽しむのであれば、現時点では時間帯は明るくなってから、釣り座は北条湾内より製氷所の前、花暮岸壁などの方がサイズの大きな青魚が釣れると思います。
泳がせ釣りに関しましては、この日はフィッシュイーターらしき魚は北条湾内、製氷所の前共に姿を確認することは出来ませんでした。
数年前に話題になりましたウニの食害による磯焼けですが、当時は北条湾の岸壁にも無数のウニが張り付いているのが確認出来ました。
ウニを良く目にするようになり、しばらくメジナも全く北条湾では釣れなくなりましたが、この日のサイズのメジナが釣れたということは、磯焼け対策の効果が出てきた証かと思います。
実際に、年明け以降サビキ釣りの釣果が厳しい時期に、虫餌で純粋に投げ釣りをしてみましたが、アマモなどしばらくお目に掛かっていない海藻類が仕掛けに絡まることが多々ありました。
そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

こちらは釣れた魚種です。

上というか中央の一番大きな魚がメジナ(グレ)、メジナの下の左側がウミタナゴ、右がメバル、上にいってゴマサバ、その下がネンブツダイ、更に下がマアジです。
この日は釣れたサバっ子は全てゴマサバでマサバは混じりませんでした。
兄妹猫の朝食ですが、文中でもお話し致しましたが、本当に未明(暗い間)はネンブツダイしか釣れず、あまりに念仏祭りなので、今日は本当に何も釣れないのでは…と、一抹の不安が過り焦ってネンブツダイを兄妹猫の食事分くらいストックしてしまいました。
マヅメ時になり、アジを皮切りにそれなりに釣れたのですが、アジが釣れ始めた時点で、今度は慌てて生きているネンブツダイをリリースしようと思ったのですが、大半は死んでしまったり衰弱していたので、元気の良いネンブツダイだけリリースしそれ以外は持ち帰りました。
持ち帰ったネンブツダイはすり身にし、練り物風に焼き、あとは小サイズのサバっ子を焼いてあげました。
兄妹猫の朝食はネンブツダイの練り物と焼きサバのほぐし身を作ってあげました。日の出までネンブツダイしか釣れず焦って兄妹猫の朝食用に焦ってネンブツダイを確保したのが仇になりました。頂いた命なので捨てるわけにもいかず持ち帰ったので今日は朝夕と猫用のご飯はたんまりとあります。w pic.twitter.com/g5qoQ2TmPs
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) May 21, 2023
ネンブツダイの練り物は、アンチ念仏の妹猫でも食べてくれるのですが、焼きサバのほぐし身と一緒にあげたことはなかったので、もしかするとネンブツダイは残すかな…と思ったのですが…
兄妹猫の朝食はネンブツダイの練り物と焼きサバです。量が多くなってしまい妹猫は残すかと思いましたが見事に完食。あまりに何も残っていないので兄猫は途方に暮れます。さすがに待った割りに肉片一つもないのは可愛そうだったので、今回は特別に追加で焼きサバをあげました。https://t.co/0j0Sr9IfTD pic.twitter.com/0wMcrBQljw
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) May 21, 2023
予想とは裏腹に肉片一つ残さず完食。
大人しくずっと隣で待っていた兄猫が少々不憫だったので、今回は特別に追加で余った焼きサバの身をあげました。
兄妹猫の夕食はメジナのアラと大サイズのサバっ子を焼いてあげました。
兄妹猫の夕食はメジナのアラと大サイズのサバっ子を焼いてあげました。メジナは中骨の回りの身、所謂中落ちと頭(カシラ)の肩、ヒレ、頬肉ですからね。美味いことは間違いないんですが、根魚が嫌いな妹猫が食べてくれる…w pic.twitter.com/gBY5U9qYvQ
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) May 21, 2023
兄猫は朝食時に追加で焼きサバをあげたことに味を占めたのか、食事が終わっても一向にその場から離れようとせず、当たり前のように追加を待っていましたが、そうは問屋が卸しません。
というより、あげたくても追加の焼き魚がないのですが…w
人間用の魚料理ですが、久しぶりにまともな魚料理が作れました。
アジは片栗粉の衣でサクサクに揚げた唐揚げ、メジナの腹身は塩焼き、残りの身を湯引きした皮と梅肉と一緒に叩いたタタキ、メバルとウミタナゴは梅煮にしました。

アジの唐揚げ



メジナのタタキ


メジナの塩焼き


メバルとウミタナゴの梅煮

久しぶりに作ることが出来た北条湾定食はこんな感じになりました。

この時期になると、困ることの一つが普段使っているサビキ仕掛けが売り切れていることが多いことです。
前回の釣行帰りにサビキ仕掛けと追加しようと釣具店に寄りましたが、あぁ…この時期がきたか…と、案の定愛用しているサビキ仕掛けは全て売り切れ。
30枚まとめて注文してきましたが、少々面白いサビキ仕掛けを見つけたので、次回これを試してみようと思います。

Twitterでは確証も無いので、ブログだけでのお話しになりますが、何が面白いのかと言うと針が赤色なことです。
サビキ釣りは魚の光(反射光)に対する反射で釣る釣り…と私は良く申し上げますが、言ってしまえばルアーやエギなどの釣りに近い釣りなんです。
通常売っているサビキ仕掛けはスキンなどでアミコマセのアミに似せた疑似餌にしてあったり、ケイムラ色に代表されるように魚が好む反射光が出るように工夫されています。
では赤色はどんな反射光が出るのか…
出ないんです。w
厳密には、人間には識別出来る反射光は出ますが、動物で有名なのが猫ですが、魚も猫同様に赤色はほとんど見えていません。(認識出来ない)
見えていないというより、黒色に近い色にしか見えず見えていないのとほとんど変わりません。
キチンと調べたことがないので、私の勝手な解釈ですが釣り針で赤色の物は、そもそも魚に針の存在を認識させないためだと思っています。
つまり魚を「寄せる」ための工夫がされているサビキ仕掛けが多い中、魚に釣り針を「見せない」ための赤色の釣り針のサビキ仕掛け…
真逆の発想が中々面白いと思いました。
写真の赤色の釣り針のチモトが黒い球体のようなものがありますが、これも釣り針を見せないための工夫だと思いますが、私はここに蛍光の緑色の塗料を塗布し、海の中では蛍光の緑色の小さな玉に見せるつもりです。
次回の釣行記事で結果はお伝えします。
最後に少々グロいので【閲覧注意】ですが、今回釣ったメジナは「ウオノエ(魚の餌)」という甲殻類の寄生虫に寄生されていました。
少々グロいので【閲覧注意】ですが、赤丸の所に居る地上にいるダンゴムシみたいなものが魚の舌に寄生する生き物です。メジナを捌いている時に気付きました。 pic.twitter.com/QKcKNSGIm0
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) May 21, 2023

幼虫の時は魚のエラに張り付いていることが多く、成虫になると魚の舌に移動します。
寄生された魚はエサが食べにくくなるので、衰弱したり最悪餓死してしまいます。
鯛系の魚、根魚、アジなどに良く寄生しているのを見掛けることがあります。
宿主が死ぬと、すぐに離れ次の宿主を探すため、釣った魚にウオノエが寄生しており、クーラーボックスやバケツに釣った魚を入れておき、魚が死ぬとクーラーボックスやバケツの中を泳いでいることが良くあります。
万が一、生でウオノエを食べてしまっても、人間に寄生することはなく無害です。
毒等もなく今回のように魚と一緒に焼いてしまい、誤って食べてしまっても問題はありません。
今回の場合は、メジナがサイズ的にバケツに入らなかったので、すぐに氷水(塩水)に浸してしまったので、魚と一緒にウオノエも死んでしまい、寄生したままの状態で発見されたと思われます。
また、寄生されていた魚の身なども食べても問題はありません。
ウオノエは人間には無害ですが、こちらは命を落とすこともありますので要注意です。
クラゲに注意 茅ヶ崎に漂着もピークは海開き前〈茅ヶ崎市〉(タウンニュース) https://t.co/xYhAEnvZ95
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) May 23, 2023
低気圧の通過後や台風の通過後など、海が荒れ砂浜や岩場に浮遊物と一緒に打ち上げられていることが多く、良くビニール袋と間違えて触ってしまう方がいます。
毒性が強く、アナフィラキシーショックを起こしてショック死することがあります。
お子様などは十分にご注意下さい。
次回は潮回りが小潮なんですが、翌日が長潮とかろうじて小潮というだけで、潮回りの周期の末端で潮がほとんど動きません。
海の状況的には厳しいですが、そろそろ何か泳がせ釣りでまともな釣果を上げたいところです。
また、ご報告させて頂きます。
・2023年5月21日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
・2023年5月21日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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