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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  サバ  アジ  ムツ  魚料理  青魚  ネンブツダイ  

【三崎港・北条湾】サバっ子の成長著しくアジも好調でした(2023年5月28日)

こんにちは。

前回の釣行時はまさかの釣り人の多さで、釣り座を選ぶ選択肢もなく、空いていた釣り座がたまたま製氷所の前だったので、私にしては珍しく製氷所の前で釣りをしました。

釣りを開始し、未明の時間帯は念仏祭りが開催され、サビキ仕掛けを投入すればネンブツダイばかり…嫌気が差し、マヅメ時までまとも釣りはしませんでしたが、日の出以降は未明の状況とは裏腹に魚が寄り、35cmのメジナ(グレ)を筆頭に久しぶりにサビキでの五目釣りとなりました。

この日は翌日が長潮という状況で、かろうじて小潮というだけで、ほぼ長潮と変わらないような潮の動きで、海の状況的にはあまり期待出来ない状況でした。

ほとんど潮が動かないので、特段早く釣りに行く必要もなかったのですが、前回の時のように釣り人が多く釣り座の確保が困難なのでは…と、釣り座の確保のためだけに普段より早めに北条湾を目指しました。

北条湾に到着すると、無駄に早く来た時に限ってたいして釣り人はおらず、釣り座も空きまくっており、これ…て、潮も動かないし朝まで念仏祭り状態が濃厚なのでは…

釣りを始める前から、少し疲れた感じで釣りの準備に取り掛かります。



ツイート内の写真に写り込んでいますが、この日も車から最初に荷物を降ろした時に、釣りのお供のキジトラ猫は既にスタンバっていました。



どこかの物陰で見ているんでしょうね…

この子は車から降りて釣り道具を持つと、既に足下にいたります。

かなりの至近距離で圧を感じながら釣りを開始します。

第一投目から予想通りの展開で、念仏祭りがスタートします。



活餌もいませんので、泳がせ釣りは当然ながら出来ません。

サビキ釣りの竿から準備をするんですが、最初のサビキ釣りの竿の準備が終わり、家内がコマセを付けて海に投入した途端に1匹目のネンブツダイがヒットし、ネンブツダイは早々にこの方の胃袋へ。



海水温なども問題ありませんでしたが、最悪の場合は前回の釣行時のように日の出までネンブツダイしか釣れない可能性もあります。

一応、泳がせ釣りの活餌に使うため、ネンブツダイを5匹ほどストックし、それ以外の釣れたネンブツダイは全て釣りのお供のキジトラ猫にあげていたのですが、食べ切る前に次のネンブツダイが釣れてしまうので、この日は珍しくネンブツダイに煽られながら釣りのお供はネンブツダイを食べていました。

すると、潮の動きも鈍く期待度はかなり低かったのですが、ネンブツダイ9に対してアジ1くらいの割合でアジが混じって釣れ始めます。



さすがにこの段階では、アジも数匹しか釣っていないので、釣りのお供にアジはお裾分けしませんでした。

アジが釣れるとバケツにストックし、ネンブツダイが釣れると釣りのお供にあげていたのですが…

ナント!拒否…までしませんが、ネンブツダイをかじって猫パンチなどしながら遊び始め、露骨に違う魚をくれ…と。



改めて動物の嗅覚には驚かされますが、釣りのお供がアジをストックしていたバケツの前でお座りを決め込み始めます。

明らかに、こ・い・つ・をくれ…と。

この日はアジは好調だったので、後に釣りのお供のキジトラ猫にアジもお裾分けしましたが、アジを食べた後はネンブツダイには見向きもしなくなりました。

目の前で跳ねるネンブツダイをただ見ているか、猫パンチをしていました。

釣りのお供にアジをお裾分けして以降、ネンブツダイには全く見向きもしなくなったので釣れたネンブツダイは全てリリースしました。

そうこうしていると、今度はネンブツダイ、アジに混じり、ムツっ子も釣れ始めます。



今シーズンは群れの数が少ないのか、ムツっ子の数釣りが今のところ出来ていません。

個人的には、アジよりもムツの方が好きなので釣りのお供にはこの日はお裾分けしませんでした。

マヅメ時に差し掛かり、空も薄っすら明るくなり始めた頃、いよいよサバっ子が釣れ始めます。



撮影したサバっ子はあまり大きくありませんが、全体的にはかなりサイズアップしてきており、15cm以上のサバっ子が良く釣れるようになってきました。

泳がせ釣りの活餌には少々大き過ぎる感じです。

この日はアジが好調だったことから、泳がせ釣りの仕掛けを付けた竿を3本出し、2本はアジを活餌にし、1本はサバっ子を活餌にしていました。

しかし、フィッシュイーターらしき魚の気配は終始感じず、この日は姿を現わしませんでした。

ちなみになんですが、私は青物などの魚のフィッシュイーターを狙う際に、トウゴロウイワシ、サバっ子を優先し、次にイワシ類、そして最後の手段としてアジを活餌に使うのですが、その理由はイカ対策なんです。

アジはイカの大好物なので、アジを活餌に使った際に、イカの類が泳がせ釣りをしている周辺にいるとかじられて釣りにならなくなるからです。

この日はサバっ子が活餌にちょうど良いサイズのものが中々釣れず、且つまだイワシ類も寄っておらず致し方なくアジを活餌に使用しましたが、そのアジもかじられることは一度もなく北条湾内にはイカの類はいなかったと思われます。

ただ、小アジの群れがこれだけ寄っているのに、イカの類が全くいないということは考えにくく、イカの類を狙うのであれば製氷所の前や花暮岸壁など、城ケ島と本土の間の船道に面した釣り場、三崎港周辺などが無難かと思われます。

そして日の出後、一気に真下に潜る少し大き目のアタリがあり、前回の釣行時に35cmメジナ(グレ)を釣ったことから、きたかっ!と心が躍り一気に合わせますが、空気を読めないこの方がヒットします。



この後、1時間程度はコンスタントにアジ、サバ、ネンブツダイなど釣れ続けますが、みんなストップウォッチでも持ってんの?と言いたくなるくらいキレイにピタリと5時の段階で全く釣れなくなります。

もしや…

イーター出現か??

などと、自分の都合の良い方に考えますが、この日はそうではなく単に魚の活性が下がっただけでした。

露骨にこの後釣れない雰囲気がムンムンに立ち込めていたので、この日はこの段階で納竿としました。



そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年5月28日 北条湾釣行 釣果


アジは未明より入れ食いとまではいきませんでしたが、終始コンスタントに釣れ続けました。

釣りのお供のキジトラ猫にもだいぶお裾分けしました。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年5月28日 北条湾釣行 釣れた魚種


ご説明は不要かと思いますが、上からサバっ子(ゴマサバ)、アジ(マアジ)、ムツっ子(ムツ)です。

例年マサバよりゴマサバの方が成長が早く、概ね今の時期は大サイズのサバっ子はゴマサバ、小サイズはマサバという感じになることが多いのですが、今シーズンは圧倒的にゴマサバが多いのか、マサバが少ないのかは今のところ分かっていませんが、サバっ子に関しましては釣果の大半がゴマサバになることが多いです。

最大サイズですと、18cmほどの個体も釣れ出しており、食べるにしても調理に手間が掛かるサイズで中途半端、泳がせ釣りの活餌として使うには大き過ぎる…といった感じですが、あと2週間もすれば20cmサイズまで成長した個体も釣れ出すと思います。

そして、我が家の兄妹猫の朝食は、今シーズンは本当に小アジが好調なことから再びアジのみ。



焦げ目の付いたアジなど、そのまま醤油を少し垂らしてかぶり付きたくなります。

焼いている時の匂い、つまみ食いをしましたが焼けたばかりのフワフワな身は最高でしたね。

これは青魚大好きな妹猫が残すわけがありません。



妹猫はキレイにアジのは完食し、残っているのは飛び散ったり、お皿の中にある焦げたアジの尾のみ。

兄猫は戸惑いつつも焦げたアジの尾もキレイに食べ尽し、当然のように出てくるであろう…

誰がそんなルールを決めたんだ…と言いたくなりますが、「替え玉」ならぬ「替えアジ」が出てくるのを当然のように待っていましたが、替えアジはないので撮影は強制終了。

ツイート内にあります、妹猫の「妙技」とは一見普通に食事をしているように見えるんですが、ガッツく兄猫とは違い妹猫はマイペースでゆっくり食べるんです…が、自分の好きなものと嫌いなものを食べながら選別しているんです。

以前、分かんねぇだろ…

と、量増しの意味でネンブツダイを混ぜた時に、アンチ念仏の妹猫はお皿の端にキレイにネンブツダイの身だけ避けてあり、「箸で分けたのか?」と真面目に家内に聞くと、「分けたら食べないんだから混ぜたに決まってるでしょ?」と返され、食べながらキレイに避けたのか…と驚いたことがありました。

この日も、焦げたアジの尾だけ避けていて、こちらがその瞬間なんですが…



動画が通常の速度の時にペッと黒いアジの尾がお皿から飛び出した後、同じシーンをスローで再生しているのですが、上手に舌で選別していました。

勢いで何でも食べてしまう兄猫とは大違いだな…と、改めて思いました。

繊細な妹猫に対して、少々がさつな兄猫はいつも妹猫に「シャー」と言われて怒られています。

人間もそうですが、同じ親から産まれてもこうも性格は違い、個体差…個性があるんだな…と思いました。

そして、兄妹猫の夕食ですが実は朝食時に「替えアジ」はあったのですが、一度不憫に思い追加でサバの身をあげたのに味を占めて毎回待たれても困るので、この日は追加のアジも残っており且つサバを全て焼いても1回の食事には多過ぎる量になってしまったので、残りは翌日の朝食時にあげることにし、アジとサバのほぐし身となりました。



夕食時も当たり前のように追加の「替えサバ」を待つ兄猫ですが、お皿を片付け強制終了。



普段の猫缶の時とは、兄妹揃って食べ方が全く違うので、それを見ているだけでも釣って来た甲斐があります。

そして人間用ですが、まだ刺身には少々厳しかったですが、サバっ子は漬け丼、アジとムツは南蛮漬けにしてみました。

小アジとムツっ子の南蛮漬け

小アジとムツっ子の南蛮漬け

小アジとムツっ子の南蛮漬け

サバっ子の漬け丼

サバっ子の漬け丼

サバっ子の漬け丼


ちなみにサバの生食を奨励しているわけではありませんので悪しからず。

サバを生で食べる場合は、自己責任でお願い致します。

サバを生で食べるなんてバカなんじゃないの?

と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、サバをなぜ生で食べないのか…

同じ青魚であるアジ、イワシ類は生で食べるのに、サバはなぜ生で食べないのか…

それはサバが成長するにつれてフィッシュイーターになるからなんです。

ちょうど、今釣れているサイズのサバっ子くらいから、口に入る小魚などは捕食するようになり、だんだん大人のフィッシュイーターになっていきます。

サバは足が早い※ということもありますが、これはイワシ類、特にウルメイワシは足が早いことは同じです。

※足が早い=腐り易い

同じ青魚でも、アジやイワシ類の主食はプランクトンなどの小さな生物です。

サバは成魚になった時の大きさも、アジやイワシよりも大きく成長し、主食がプランクトンなどの小さな生物から小魚に変化していきます。

この小魚を食べる…という点で、アニサキスに感染してる小魚を食べて自らがアニサキスに感染することがあるので、生食は避けるように言われています。

身などに問題があるわけではありません。

そもそも論になってしまいますが、アニサキスは最終宿主として目指しているのは海洋哺乳類の腸です。

海洋哺乳類の腸に辿り着くと、成虫になりやがて卵を産み、寄生した海洋哺乳類の糞と一緒にアニサキスの卵が海へ放出されます。

このアニサキスの卵を小魚が食べ卵が孵化し小魚に寄生します。

その後、更に大きな魚に小魚が食べられ、アニサキスは宿主を更に大きな魚に替え…これを最終宿主である海洋哺乳類に到達するまで繰り返し、海洋哺乳類の腸管で成虫になり卵を産む…これがアニサキスの一生です。

そして、そもそも論ですが、一言で海洋哺乳類といっても多くはクジラの腸に寄生することが多いです。

クジラはご存じの通り圧倒的に他の海洋哺乳類よりも大きく、食べる魚の量も桁違いです。

アニサキスが確率的にもクジラに到達する確率が高いということですが、要はクジラが良く生息する海域に生息するサバ、または回遊ルートにクジラが生息する場所が含まれるなど、何がしかの形でクジラの生活圏に近付くことがあるサバは危険ですが、想像に難しくないと思いますが、毎年GW前後から釣れ出すサバっ子のサイズは10cm程度です。

私はバカの一つ覚えのように毎週北条湾へ出向いていますが、この頻度ではなくとも三崎周辺でサビキ釣りを良くされる方であれば、サバっ子の成長の早さはお分かり頂けると思いますが、一週間もすると数センチ大きくなっており成長の早い魚であることがお分かり頂けると思います。

つまり、10cm程度のサバっ子は産まれて1ヶ月~2ヶ月程度の個体であり、三崎を基準とするならばクジラが良く生息している海域から旅をしてやって来た…ということは考えにくく、サバっ子達の親は三崎周辺のそう遠くない海域で卵を産み、黒潮などの海流に乗って三崎周辺に辿り着いた…と考える方が自然です。

そして、概ね毎年25cm程度に成長するまで三崎周辺で生活し、夏前辺りから少しずつサバっ子達は旅に出て行きます。

こういったことから、奨励はしませんが私は釣りで釣ったサバを生で食べています。

また、サバ自体がサバっ子と呼ばれる通り大きくても20cm程度です。

これを刺身で食べられるように卸すと、身の厚さもたかが知れており、万が一アニサキスがいてもすぐに分かります。

更に言えば、アニサキスは主に宿主の腸管に寄生しますが、寄生した宿主が死んですぐに移動はせず、24時間以内と移動するまでにかなりの時間を要し最終的に筋肉に移ります。

前回の釣行記事でお話し致しました、「ウオノエ(魚の餌)」という寄生虫とは大きく違い、アニサキスは動きが非常に遅い寄生虫です。

私の場合は、猫を含めて家族が一度の食事で食べ切れる量しか釣って持ち帰らないことや、猫に与える場合は必ず火を通し内蔵は基本的に猫にも与えませんし、人間達も食べません。

こちらは以前スーパーで買ったタラの切り身にいたアニサキスです。



【参考】釣った魚とアニサキスについて

寄生虫のみならず、何事も同じだと思いますが、闇雲に騒ぐのではなく正しく知り、正しく怖がることが肝要だと私は思います。

最後になりますが、前回の釣行記事でお話し致しましたサビキ仕掛けを今回初めて試してみました。

赤針のサビキ仕掛け


若干アジの反応が良かったかな…と、思うものの釣れた数の差は数匹程度この仕掛けの方が釣れただけですので、まだ何とも言い難いところです。

明るい時間帯と暗い時間帯で、もう少し使い込んでみないと決定的な違いは分からない感じでしたので、この仕掛けの特徴が分かり次第ご報告させて頂きます。

次回は台風2号と梅雨前線の影響がどう出るか…次第でしょうか。



天気予報を注視し、普段とは違う時間帯になるかもしれませんが、どこかで釣りに行けるタイミングを見計らい、釣りには行こうと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月28日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月28日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  アジ  ネンブツダイ  サバ  メバル  メジナ  ウミタナゴ  

【三崎港・北条湾】サビキで五目釣り・久しぶりに手応えのあるメジナをGET!(2023年5月21日)

こんにちは。

前回の釣行は気象の状況も海の状況も最悪で、釣果は期待出来ない中での釣りでしたが、今回は比較的状況的には良く週中より期待をしていました。

オマケに前回の釣行時は、まだボウズの方が良かった…と思うくらいの、2m級のアカエイの餌食になり、ただただ疲れただけの釣行となってしまいました。



そして、この日ですが、気象の状況は良い…

未明の気温も寒さを感じることがなくなってきており、釣り人がそれなりにいるのではないか…

こういうことから、普段よりも幾分早めに自宅を出発しました。

因果関係は絶対にありませんが、釣りに行く道中の横浜横須賀道路の通行量が著しく少ないと、現地に着いてから釣り座の確保が困難なくらい釣り人がたくさんいることが多く、この日もまさにそれ…不気味なくらい車が走っていませんでした。

嫌な雰囲気を感じつつ北条湾を目指しました。

北条湾に到着すると見事に嫌な予感が的中。

普段より係留されている船も多かったことは事実ですが、主要な釣り座はほとんど埋まっていました。

不思議なことに北条湾側の岸壁はほぼ全滅だったのに対して、珍しく製氷所の前の釣り座が空いていました。

当初の予定では、前回、前々回と北条湾内の海水温が、雨の影響により一気に4度~5度も下がっており、この辺の確認と魚の動きを見たかったので、北条湾側の釣り座で釣りをしたかったのですが、選択肢がありませんので、この日は私には珍しく製氷所の前の釣り座で釣りをすることにしました。



前回、アカエイと格闘した泳がせ釣りに使っている竿の先端のガイドが破損していたりと、地味に釣りの準備に時間が掛かってしまい、釣りを開始してからかなり時間が経ってからツイートしました。

ガイドが破損した竿は、恐らく私が気付かなっただけで、アカエイとの格闘の際に、仕掛けを強化したことなども裏目に出て限界を超えてしまったんだと思います。

釣り座が空いていなかったので、製氷所の前で釣りを始めましたが、いつもと違う場所で釣りをすると、何となくワクワクしてしまいます。

何かいつもと違う魚が釣れないか…そんな淡い期待を持ちアタリを待っていましたが…

そんな期待を木っ端微塵に打ち砕く、いつものこの方が第一投目からヒットします。



早く釣りに来た甲斐もなく、また珍しくいつもと違う製氷所の前で釣りをしましたが、サビキ釣りに関しては北条湾内を含め、未明の時間帯はほとんど釣れません。

今シーズンは特に酷いように思います。

この日は折角製氷所の前で釣りをしたので、くまなく観察しましたが、魚がいるけど活性が低く食ってこないのではなく、そもそも魚がいません。

北条湾内で釣りをすることが多いので、製氷所の前や花暮岸壁などでは未明の時間でも幾分は釣果が上がっており、陽が昇ると北条湾の中へサバなどを始めとする、サビキ釣りで釣れる魚達が入って来ているのかな…とも考えていたのですが、花暮岸壁では釣りをしていないので何とも言えませんが、少なくとも未明の製氷所の前にはこの日はネンブツダイ以外いませんでした。

サビキ仕掛けを投入しても念仏ラッシュになるだけなので、一旦サビキ釣りは空針で沈めておきマヅメ時までまともに釣りはしませんでした。

何の魚もいないわけではありませんが、フィッシュイーター達も自分達がターゲットとしている小魚がいないのであれば、当然ながら寄るはずもなく、ルアーやエギの類の釣りは厳しいと思います。

薄っすら空が明るくなり、いよいよマヅメ時。

そろそろやるか…と家内に声を掛け、サビキ釣りを再開させます。

マヅメ時も超え、ほぼ日の出の時刻でアジがヒットします。



回って来たな…

日の出後、30分~1時間程度は真面目に釣りをしてくれ…と、家内に頼み小まめにサビキ仕掛けにアミコマセを付けて投入します。

アジが釣れてほどなくして、次から次へと様々な魚が連続ヒット!

まずはメバルです。



メバルは15cm以下のものは全てリリースし、持ち帰ったものは1匹ですが10匹程度釣れました。

次はメジナ(グレ)なんですが、竿受けに置いてあった竿が根元からしなり一気に海中へ引き込まれました。



サイズは35cmオーバーで、良く走り強烈な引きは久しぶりに根魚の引きを楽しませてくれました。

そしてようやくサバっ子です。



最後にオマケのウミタナゴです。



久しぶりの五目釣りとなりました。(ネンブツダイは含まず)

サバっ子に関しては、Twitterのフォロワーさんが北条湾内で釣りをしており、同じ時間帯にサバっ子は釣れていたのですが、実際に釣ったサバっ子を見せて頂くと、北条湾内に入っている群れの方が一回り小さく、製氷所の前に寄っていたサバっ子の群れの方がサイズが大きかったです。

純粋にサビキ釣りを楽しむのであれば、現時点では時間帯は明るくなってから、釣り座は北条湾内より製氷所の前、花暮岸壁などの方がサイズの大きな青魚が釣れると思います。

泳がせ釣りに関しましては、この日はフィッシュイーターらしき魚は北条湾内、製氷所の前共に姿を確認することは出来ませんでした。

数年前に話題になりましたウニの食害による磯焼けですが、当時は北条湾の岸壁にも無数のウニが張り付いているのが確認出来ました。

ウニを良く目にするようになり、しばらくメジナも全く北条湾では釣れなくなりましたが、この日のサイズのメジナが釣れたということは、磯焼け対策の効果が出てきた証かと思います。

実際に、年明け以降サビキ釣りの釣果が厳しい時期に、虫餌で純粋に投げ釣りをしてみましたが、アマモなどしばらくお目に掛かっていない海藻類が仕掛けに絡まることが多々ありました。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年5月21日 北条湾釣行 釣果


こちらは釣れた魚種です。

2023年5月21日 北条湾釣行 釣れた魚種


上というか中央の一番大きな魚がメジナ(グレ)、メジナの下の左側がウミタナゴ、右がメバル、上にいってゴマサバ、その下がネンブツダイ、更に下がマアジです。

この日は釣れたサバっ子は全てゴマサバでマサバは混じりませんでした。

兄妹猫の朝食ですが、文中でもお話し致しましたが、本当に未明(暗い間)はネンブツダイしか釣れず、あまりに念仏祭りなので、今日は本当に何も釣れないのでは…と、一抹の不安が過り焦ってネンブツダイを兄妹猫の食事分くらいストックしてしまいました。

マヅメ時になり、アジを皮切りにそれなりに釣れたのですが、アジが釣れ始めた時点で、今度は慌てて生きているネンブツダイをリリースしようと思ったのですが、大半は死んでしまったり衰弱していたので、元気の良いネンブツダイだけリリースしそれ以外は持ち帰りました。

持ち帰ったネンブツダイはすり身にし、練り物風に焼き、あとは小サイズのサバっ子を焼いてあげました。



ネンブツダイの練り物は、アンチ念仏の妹猫でも食べてくれるのですが、焼きサバのほぐし身と一緒にあげたことはなかったので、もしかするとネンブツダイは残すかな…と思ったのですが…



予想とは裏腹に肉片一つ残さず完食。

大人しくずっと隣で待っていた兄猫が少々不憫だったので、今回は特別に追加で余った焼きサバの身をあげました。

兄妹猫の夕食はメジナのアラと大サイズのサバっ子を焼いてあげました。



兄猫は朝食時に追加で焼きサバをあげたことに味を占めたのか、食事が終わっても一向にその場から離れようとせず、当たり前のように追加を待っていましたが、そうは問屋が卸しません。

というより、あげたくても追加の焼き魚がないのですが…w

人間用の魚料理ですが、久しぶりにまともな魚料理が作れました。

アジは片栗粉の衣でサクサクに揚げた唐揚げ、メジナの腹身は塩焼き、残りの身を湯引きした皮と梅肉と一緒に叩いたタタキ、メバルウミタナゴは梅煮にしました。

アジの唐揚げ

アジの唐揚げ

アジの唐揚げ


メジナのタタキ

メジナのタタキ

メジナのタタキ

メジナのタタキ


メジナの塩焼き

メジナの塩焼き

メジナの塩焼き

メバルとウミタナゴの梅煮

メバルとウミタナゴの梅煮

メバルとウミタナゴの梅煮


久しぶりに作ることが出来た北条湾定食はこんな感じになりました。

2023年5月21日 北条湾定食


この時期になると、困ることの一つが普段使っているサビキ仕掛けが売り切れていることが多いことです。

前回の釣行帰りにサビキ仕掛けと追加しようと釣具店に寄りましたが、あぁ…この時期がきたか…と、案の定愛用しているサビキ仕掛けは全て売り切れ。

30枚まとめて注文してきましたが、少々面白いサビキ仕掛けを見つけたので、次回これを試してみようと思います。

赤針のサビキ仕掛け


Twitterでは確証も無いので、ブログだけでのお話しになりますが、何が面白いのかと言うと針が赤色なことです。

サビキ釣りは魚の光(反射光)に対する反射で釣る釣り…と私は良く申し上げますが、言ってしまえばルアーやエギなどの釣りに近い釣りなんです。

通常売っているサビキ仕掛けはスキンなどでアミコマセのアミに似せた疑似餌にしてあったり、ケイムラ色に代表されるように魚が好む反射光が出るように工夫されています。

では赤色はどんな反射光が出るのか…

出ないんです。w

厳密には、人間には識別出来る反射光は出ますが、動物で有名なのが猫ですが、魚も猫同様に赤色はほとんど見えていません。(認識出来ない)

見えていないというより、黒色に近い色にしか見えず見えていないのとほとんど変わりません。

キチンと調べたことがないので、私の勝手な解釈ですが釣り針で赤色の物は、そもそも魚に針の存在を認識させないためだと思っています。

つまり魚を「寄せる」ための工夫がされているサビキ仕掛けが多い中、魚に釣り針を「見せない」ための赤色の釣り針のサビキ仕掛け…

真逆の発想が中々面白いと思いました。

写真の赤色の釣り針のチモトが黒い球体のようなものがありますが、これも釣り針を見せないための工夫だと思いますが、私はここに蛍光の緑色の塗料を塗布し、海の中では蛍光の緑色の小さな玉に見せるつもりです。

次回の釣行記事で結果はお伝えします。

最後に少々グロいので【閲覧注意】ですが、今回釣ったメジナは「ウオノエ(魚の餌)」という甲殻類の寄生虫に寄生されていました。



ウオノエ(魚の餌)


幼虫の時は魚のエラに張り付いていることが多く、成虫になると魚の舌に移動します。

寄生された魚はエサが食べにくくなるので、衰弱したり最悪餓死してしまいます。

鯛系の魚、根魚、アジなどに良く寄生しているのを見掛けることがあります。

宿主が死ぬと、すぐに離れ次の宿主を探すため、釣った魚にウオノエが寄生しており、クーラーボックスやバケツに釣った魚を入れておき、魚が死ぬとクーラーボックスやバケツの中を泳いでいることが良くあります。

万が一、生でウオノエを食べてしまっても、人間に寄生することはなく無害です。

毒等もなく今回のように魚と一緒に焼いてしまい、誤って食べてしまっても問題はありません。

今回の場合は、メジナがサイズ的にバケツに入らなかったので、すぐに氷水(塩水)に浸してしまったので、魚と一緒にウオノエも死んでしまい、寄生したままの状態で発見されたと思われます。

また、寄生されていた魚の身なども食べても問題はありません。

ウオノエは人間には無害ですが、こちらは命を落とすこともありますので要注意です。



低気圧の通過後や台風の通過後など、海が荒れ砂浜や岩場に浮遊物と一緒に打ち上げられていることが多く、良くビニール袋と間違えて触ってしまう方がいます。

毒性が強く、アナフィラキシーショックを起こしてショック死することがあります。

お子様などは十分にご注意下さい。

次回は潮回りが小潮なんですが、翌日が長潮とかろうじて小潮というだけで、潮回りの周期の末端で潮がほとんど動きません。

海の状況的には厳しいですが、そろそろ何か泳がせ釣りでまともな釣果を上げたいところです。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月21日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月21日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】今シーズン1枚目・全然嬉しくないあの大型魚がヒット!(2023年5月14日)

こんにちは。

この日は気象の状況、海の状況共に釣れる要素を探すことが難しいような状況でした。

潮回り(潮汐)は潮の動きがほとんどない長潮、気象の状況は風が強い上に、釣行時間に雨が降る予報、釣行前日までも雨がそれなりに降っており、北条湾内の海水温が下がっていないか気になっていました。

釣りに行っても無駄足になる要素満載でしたが、釣りに行かなければ魚が釣れることはありません。

無駄足覚悟、ダメ元で釣りに行くのですが、状況が悪ければ悪いほど魚の動きも読みにくく、普段より幾分早めの午前3時頃より釣りが始められるように自宅を出発。

北条湾に向かう道中、軽く雨に降られますが、北条湾到着時は雨は止んでいました。

しかし、午前3時以降にそれなりの雨量の雨が降る雨雲が北条湾周辺を通過する予報が出ており、雨が降る前にダッシュで釣りの準備に取り掛かりました。

何とか雨が降り出す前に釣りの準備も終わり、ずっときになっていた海水温を計ってみると…

海水温を計った時点で釣り終了の鐘が鳴ってもおかしくない、ナント!15度。

前回(前週)よりも一気に4度も下がっており、明らかに直前まで降り続けた雨の影響で川から流れ込む真水の量の多さを物語っていました。



こりゃ、厳しいね…

恐らく釣れん…

事前のデータに、更にプラスαで釣れない要素が積み上げられました。

下手すると、ネンブツダイも釣れんかもしれんね…

などと、家内と話しながら釣りを始めると、今度はトドメの雨が降り出します。

しかも、雨粒も大きく結構な雨量です。

如何にも雨雲通過中…的な雨の降り方で、短時間でザッと降っては止み、降っては止みを繰り返します。

気温は16度ですが、数日降り続いた雨の影響もあり、また雨雲も絶賛通過中。

湿度が地味に高く、上下カッパを着ると暑がりな私は地味に額に汗が…

釣れる要素もなく、風雨も地味に強く、まさにアラフィフのおっさんの一人罰ゲーム状態。

この日は雨が降り出してテンションが上がらない中、本当に帰ろうか悩み、念のため雨雲レーダーなど、気象の状況を確認すると…

これまた釣りの神様の意地悪で、30分もすれば雨雲は通り過ぎる予報になっていました。

30分…であれば、雨宿りをしつつ雨雲が通過するのを待つか…

車のリアゲートを屋根代わりに雨雲の通過を待ちながら釣りを続けました。

そうこうしているうちに、雨も弱まり釣りに専念出来そうな状況になった時、「これだけ地面がビショビショじゃ釣りのお供は来ないだろうな…どっかで雨宿りしているだろうな…」と思っていると、私の車の下に何やら怪しい影が…

ん??

あれは…

ナント!釣りのお供が雨宿りしていたのは私の車の下。

車の下からずっと私達の方を見ていました。

完全に雨が止みますが、まだ地面はビショビショです。

すると、右手左手、右足左足に付く水を足をプルプル振って飛ばしながらゆっくり私達の所へやってきました。

釣りのお供のキジトラ猫が登場した途端、「魚は寄せておいたから早く釣ってくれ…」と言わんばかりに、ネンブツダイが突然釣れ出します。



釣りのお供の指示通りに、ネンブツダイを釣って釣れたネンブツダイの大半はこの方の胃袋の中へ。



しばらく念仏ラッシュが続きましたが、その後アジが混じり始めます。



釣れ方としては、長潮らしく魚の活性は低くコンスタント…という流れではなく、時折釣れるという感じで、何とも締りのない釣れ方でした。

ネンブツダイもアジの食いも一旦止まり、今日はここまでか…と思っていると、今度はフグラッシュです。



テンションも上がらず、釣りをしようというモチベーションがどんどん下がっていきます。

しかし、本来猫が嫌う地面が濡れた状態にも関わらず、ずっと釣りのお供がそばから離れません。

現在良く遊びに来てくれる釣りのお供のキジトラ猫は、恐らく1歳~3歳くらいの若い猫だと思われ、とにかく食欲が半端ないです。

フグしか釣れない間も、ずっと魚をくれるのを健気に待っています。

この日は、この釣りのお供がそばに居てくれたお蔭で、朝まで釣りを続けられたと言っても過言ではありませんでした。

フグラッシュも終了し、再びネンブツダイ、アジが釣れ出すと、この日はこの1匹だけでしたがサバっ子がヒットします。



この時点で午前6時くらいで、非常に時間が経つのが遅く感じるダラダラした釣れ方で、ある程度は釣りのお供のお腹も満たされたので、帰り支度を始めようとしていました。

長潮という状況だけでも釣りにくいのに、トドメの海水温の低下は致命的でこれ以上北条湾内で釣りをしても、ほぼ100%この後劇的に釣れ出す…ということはなく、日の出まで様子を見たので6時半には撤収しようと思っていました。

釣りのお供が登場し、ネンブツダイが最初に釣れた時に、実はダメ元でネンブツダイを活餌に泳がせ釣りをしていました。

終始フィッシュイーターの気配は皆無で、サビキ釣りもご覧の感じです。

泳がせ釣りに使っている竿は、普段であれば大型の魚が掛かった際に、竿を持って行かれないようにロープを括り付けてあります。

釣れる要素が限りなくゼロに近い上に、雨で地面が濡れていることから、この日は泳がせ釣りの竿にロープを付けていませんでした。

それだけ私が釣れると思っていないと同時に、帰り支度を始めようとしていた時は、半ば泳がせ釣りをしていること自体忘れていました。

すると…

私はライブ配信が止まっていたので、ライブ配信を再開する作業を車の中でしていました。

ガシャン!

と、竿立てと竿が倒れる音が聞こえてきます。

なんだ…??

あぁぁ、風で倒れたのか…

そう思い、何の気なしに家内の方を見ると、竿を持ち合わせています。

ん??

魚??

何かヒットしたのか??

慌てて車から飛び出し、家内と交代します。

残念ながら、竿を持った瞬間にヒットした魚は分かりました。

以下の動画で、大物との駆け引きの一部始終がご覧頂けます。※

※私がライブ配信をしている時にご覧頂くと最新のライブ配信が表示されます。



ちなみに、この時間になっても釣りのお供は帰らず、ライブ配信の動画に映っています。w

走ることもなく、ただただ重く、強い引き…

忘れかけていた泳がせ釣りの活餌が力尽き、底に沈んでしまいそれを食ってきたものと思われます。

ヒットしたのは、尾まで入れると2mはあろうかというアカエイです。



去年アカエイのお蔭でタモ網の柄が3本折れました。

外道であるエイであっても、出来るだけ釣り針は外してリリースしてあげたいと思い、毎回なるべくタモですくい一度陸揚げして、引っ掛かっている釣り具は全て外してからリリースしており、エイを含めた他の大型の魚用も兼ねて現在は3種類のタモを持ち歩いているのですが、今回ばかりはタモではお話になりませんでした。

ギャフなど、魚自体を何かに引っ掛けて引き上げないとまず上げることは不可能でした。

さすがにギャフは持ち合わせていません。

船で沖合の堤防や島などに渡してもらったり、お金を払って確実に大物がヒットする釣りではなく、あくまで陸っぱりからの釣りですのでギャフまでは用意していません。w

魚のスレについて、前回の釣行記事でお話しさせて頂いたのですが、そのスレ対策と強化を目的に、泳がせ釣りの仕掛けを市販のものではなく自作することにしました。

そして、今回からその自作の泳がせ釣りの仕掛け第一弾を使ったのですが、想定以上の強度があることが分かり、それはそれでエイがヒットしてくれて良かったと思っています。

泳がせ釣りの仕掛けの強化…つまり強度も大事なんですが、やはりなんと言っても一番はスレ対策なので、スレに有効と判断出来ましたら、詳細をお話しさせて頂きます。

強度を持たせるだけであれば、基本は全ての糸を太くすれば良いのですが、それをやり過ぎると今度は糸が魚に見えてしまいスレに対しての対策になりません。

ある程度の強度は持たせつつ、魚にバレない仕掛けを試行錯誤中ですので、今しばらくお時間を下さい。

釣れない要素満載の釣行でしたが、最悪な状況の日に何も釣れないよりはマシかな…などと思いました。

翌日は筋肉痛、帰路の車内でも左手でビールを持つと腕がプルプルしてました。

今シーズンに入ってから、泳がせ釣りでの釣果はこれで2匹目ですが、最初がクロアナゴ…次がこれ…釣りの神様も意地が悪いです。w

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。



お腹いっぱいになったのは、釣りのお供のキジトラ猫だけです。w

当然、人間用の魚料理はありません。

兄妹猫の朝食がかなり怪しい感じになってしまいました。



兄猫の新たな待ちのスタイルもそうなんですが、妹猫が嫌がらせのように焦げたアジの尾だけを残したのには、飼い主として爆笑でした。

何とか5月中に泳がせ釣りで1本上げたいのですが…思うようにいきません。w

まぁ、それが自然相手の釣りの醍醐味でもあるのですが…

この日のように、ここまで悪条件が重なることも珍しいので、当たり前ですが次回はもっと状況的には良いです。

潮回りは大潮、潮の動くタイミングが若干微妙ですが、個人的にはサビキ釣りを含め期待しています。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月14日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月14日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  魚料理  サバ  アジ  ムツ  ネンブツダイ  青魚  

【三崎港・北条湾】GW第四弾!小アジ・サバっ子好調&GWの釣行の総括(2023年5月7日)

こんにちは。

今年のGWは後半が気象の状況に恵まれず、強風や雨続きでイマイチ残念な感じとなりました。

GW中は4/29の釣行に始まり、5/3、5/4、そして今回の5/7と計4回釣りに行きました。

今年は例年に比べ幾分サバっ子の群れが北条湾内に入って来るのが遅く、4/23の釣行時に今シーズン初めてサバっ子の釣果を確認しました。

安定してサバっ子の群れが北条湾内に入って来てくれるかも分からない中でのGW突入でしたが、釣れる時間帯にまだバラつきがありましたが、GW中は4/29の釣行を除いてサバっ子の釣果は確認出来ました。

そして、GW最後の釣行のこの日は、とにかく空の様子を伺いながらの釣りとなりました。

釣りに出掛ける直前の天気予報はこんな感じでした。

20230507_天気予報


雨が降り始めるタイミングこそ、後ろ倒しにズレていき私が釣りに行く未明の時間帯に雨が降る可能性は低くなりましたが、釣りに於いては雨より危険な風、その風速の予測が9m。

風速が8mを超えてくると、さすがに釣りをすること自体が困難になり、特に釣り針がたくさん付いているサビキ釣りですと、危険な上に竿は飛ばされ、釣れた魚から釣り針を外すのも一苦労、竿受けに竿を置いておけない状況になり兼ねず、下手をすればずっと竿を手持ちで釣りをしなければなりません。

釣りが出来る可能性は五分五分。

そんな状況の中、何とか釣りが出来るレベルの風速であることを祈りつつ北条湾を目指しました。

こんな荒天の予報の中、釣りをしに行こうと思う釣りバカは私くらいなものだろう…と、かなりピンポイントで時間を絞り、午前4時半頃に北条湾に到着する感じで自宅を出発しました。

道中、横浜横須賀道路などでは、強風で飛ばされた木々が高速道路上に落ちており、かなりの勢いで車も風に煽られ強く風が吹いていることを感じながら走っていました。

北条湾に到着すると、あまり北条湾内では見掛けない白波まで立っていました。

車から降り、まずは風速の確認をしました。

時折突風的に8m近い強風が吹くものの、常時吹いている風は6m~7mほど。

これならイケる…

釣りをする時間は概ね2時間、途中で風が強くなったり雨が降ってきたらすぐに撤収…こんな感じで釣りを開始します。



海面はご覧の感じなので、釣り開始時から終始海の中の様子は全く分かりませんでした。



あまり強風感が伝わりにくいですが、足下の岸壁付近に白い泡のようなものが映っていますが、波が岸壁に打ち付けられて出来る泡です。

釣りを開始しますのツイート内でも申し上げていますが、釣りのお供のキジトラ猫は、物陰で私達が来るのを待っていたかのように、まるで待ち合わせでもしていたかのように、私達が車から降りると車のそばまでやって来て、最初に釣り道具を持って行く時に付いて来ました。



潮の動きとしては、決して良い状況の時に釣りをしていませんでしたが、思いの外コンスタントに魚が釣れ続けます。

この日のように、外海が強風などで荒れると、普段はあまり湾や入り江の中に入って来ない魚なども、一時的に避難するために入って来ることがあり、荒天時に釣りに行くことをあまり大手を振ってお勧めは出来ませんが、荒天の時に湾や入り江の中で釣りをすると、思わぬ釣果が得られることも事実です。

ツイートの順番は釣りのお供の相手をしつつだったので、釣れた順番ではなくまとめて一気にツイートしておりますが、第一投目から恒例のネンブツダイがヒットします。



この日のネンブツダイは、釣れた全てのネンブツダイが釣りのお供の胃袋に収まりました。

続いてなぜか荒天の時に良く釣れるムツっ子です。



そして、アジが混じり始めます。



アジの動画を撮影している時に映っている人の手は、家内の手なのですが、動画の撮影など悠長にやっていて隙を見せると、釣りのお供に一気に釣った魚を奪われるため、すぐにアジを掴めるようにしていて映ってしまったものなのですが、北条湾に釣りに行かれる方は恐らくこの釣りのお供を見たことがある方もいらっしゃると思います。

釣った魚を釣り針から外している時が、一番魚を奪われ易いので十分ご注意下さい。

魚を奪われることは別にどうでも良いのですが、問題なのが釣り針が外れていない魚を持って行かれると取返しの付かないことになり得ます。

サビキ仕掛けごと持って行かれたり、最悪釣り針が猫の口や身体に絡まったり刺さったり、飲み込んでしまったります。

お一人で釣りをする場合に、猫が近くにいる状況で魚が釣れた場合は、竿立てなどに竿を立て、サビキ仕掛けを宙に浮かした状態で、魚を持ち釣り針を外した方が無難です。

猫はバカではないので、当たり前ですがサビキ仕掛けだけある状態で、サビキ仕掛けを奪うことはしません。

あくまで、魚を狙ってきますので、魚さえしっかり手で掴んでいれば問題ないです。

また、サビキ仕掛けや釣った魚を宙に浮かすことで、猫からすると魚自体を奪いにくくなります。

地べたに置いた状態ですと、狙いも定め易く一瞬の隙を突かれ奪われます。

先ほども申し上げましたが、この時にサビキ仕掛けが猫に絡まることが一番問題です。

お二人以上で釣りをされる場合に、猫が近くにいる状況で魚が釣れた際は、お一人は猫の見張りをしてあげて下さい。

また、こういったことは論外ですが、釣り場に住む動物達のためにも、必ずご自身が出したゴミは全て持ち帰るようお願いします。



そして、そうこうしているうちにサバっ子も釣れ出すのですが、釣りのお供の食欲が全開MAXで見張りをしても動画の撮影が難しく、今回は致し方なくバケツの中のサバっ子を撮影しました。



ライブ配信などの動画をご覧頂くと良くお分かり頂けると思いますが、釣りのお供が釣った魚を待っている時の距離もだいぶ短くなり、私達の動き一つ一つに一々警戒して反応しなくなったのですが、やはり身体には触れさせてくれません。

これは野良であれば当たり前で、無理に触ろうともしていませんし、触る必要もないのですが、先ほどのお話しのように、万が一釣りのお供の猫にサビキ仕掛けなどが絡まれば、その仕掛けを取り除くのは容易ではありません。

北条湾でこれらの猫達に遭遇し、釣った魚をお裾分けするようなことがある際は、この辺にご注意頂き静かに見守ってあげて頂ければと思います。

また、お子様などは特に注意が必要ですが、北条湾にいる猫達は基本的に野良です。

ペットとして飼っている動物もそうですが、動物慣れしていない子供などの、唐突な行動や動きを動物は非常に警戒します。

大人でも犬に噛まれたり、猫に引っ掛かれたりする人の多くは、動物との「間」が取れない人が多く、動物達からすると何を考えているのか分からないので攻撃してきます。

基本的に動物が苦手、自信がない方はあまり動物には近付かず、遠くから見守っていることが安全だと思います。

この後、この日は残念ながらサバっ子がコンスタントに釣れ続けてしまいます。



ツイートにあります、釣れ続けて…釣れるのに6時半で…帰る…?

どういうことかと申しますと、入れ食いではなくとも、一定の間隔でずっと小魚が釣れ続ける=天敵であるフィッシュイーターなどの、小魚達にとって脅威となるものが存在しない…つまりフィッシュイーターはいない…ということです。

この日は荒天が予想され、様子見という意味合いが強く、シャカリキになって釣りをしようと思っていなかったので、フィッシュイーターもいないのであれば予定通り6時半で帰ります…という意味です。

この後、サビキ釣りも泳がせ釣りも大きな動きはなく、この釣行後は再び週一の間隔での釣行になるので、もう少し粘りたい気持ちもありましたが、荒天の予報が出ている中での釣りなのでこの日は大人しくここで納竿としました。

なんだかんだとGWは、一週間強の間に4回釣りに行きいろいろ見えてきたこともあるので、その辺をまとめたいと思いますが、先に簡単にこの日の釣果等々ですが、以下の感じになりました。

まずは釣果ですが、こんな感じになりました。



この日はとにかく釣りのお供の食欲が半端なく、アジとムツはお裾分けしませんでしたが、ネンブツダイ、サバっ子をお裾分けし残った釣果がこんな感じです。

ネンブツダイは全て、ネンブツダイが釣れなくなってからはサバっ子をお裾分けしましたが、実際に釣ったサバっ子はこの倍以上ありました。

兄妹猫達にアジをあげる代わりに、人間はムツをもらいました。

兄妹猫の朝食は、大サイズのサバっ子をチョイスしそれを焼いてあげました。



兄猫はとにかくあっと言う間に食べ終わりました。



兄妹猫の夕食は、アジと小サイズのサバっ子を焼いてあげました。



ツイートにもありますが、焼いたサバとアジの身の匂いが食欲をそそる感じです。



そして、人間用は小サイズのサバっ子とムツっ子を市販の唐揚げ粉ではなく、下味を付けた片栗粉をまぶし、高温の油でサッと揚げ、外はサクサク、中はフワフワの唐揚げを作りました。

サバっ子とムツっ子の唐揚げ

サバっ子とムツっ子の唐揚げ

サバっ子とムツっ子の唐揚げ


軽く下味は付けてあるので、そのままでも問題ありませんし、岩塩など塩でも良いですが、今回は溜醤油にワサビを多めの溶きそれを付けて頂きました。

これがまた、ビールが進んじゃうんです。w

ムツは見た目とは裏腹に、頭の骨格や中骨、鱗なども非常に柔らかく、身の味が濃い魚なので市販の唐揚げ粉などのように、しっかりと調味料が混ざった衣よりもシンプルな衣の方がムツの味を感じ易く堪能出来ます。

余談ですが、ムツを捌く時に腸を出すと思いますが、サバっ子などと比べると驚くほど立派な浮袋を持っています。

物凄く頑丈な風船みたいです。

ムツは深海に住む魚ですので、産卵期や稚魚の時の一時期だけしか浅瀬にはいません。

浮袋が他の魚に比べて大きいことや、骨などの骨格が柔らかいこと、身の味が濃いことなどは、深海に住む魚の特徴の一つです。

私は大好きなんですが、同じ深海に住む魚で簡単に思い付く魚の一つの金目鯛なども、同じような特徴を持ち非常に美味しい魚として有名です。

余談に次ぐ余談で恐縮なんですが、通常であれば梅雨も終わり初夏にムツっ子達は自分達の本来の住む場所である、深場の海へ徐々に旅立って行き、夏本番時には釣れなくなります。

ところが、去年はビックリ仰天!

一度は夏前にムツっ子が釣れなくなり、例年通りかと思いきや、ナント秋にカマス狙いで釣りをしていると、かつて北条湾では釣ったことがない30cmオーバーのムツっ子?ではなく、ムツがヒットしました。

かつてない30cmオーバーのムツをGET!

ムツは成魚で80cmほどになる魚ですので、まだ若魚の段階ではあるものの、本来であればある程度の深さの海域に行っているはずのムツが北条湾に現れました。

これが昨今言われております、温暖化や海水温の上昇と関係あるのか、現時点では定かではありませんが、これも例年にはなかったことで、こういったことも含め、近年の北条湾では毎年ビックリ仰天なことが起こります。

そして、4/23の釣行時に初めて今シーズン初のサバっ子の釣果を確認して、GWを挟み約2週間の釣行の総括ですが、以下の点が気になったことです。

①魚のフィッシュイーターが頻度高く北条湾内に入って来る
②例年にないくらいサバっ子が太っている
③イカの類も魚のフィッシュイーターも、サビキで狙う青魚もスレがとにかく酷い
④サバっ子は2種類の群れが存在する
⑤北条湾内ではルアーやエギでの釣りは厳しい

①については、例年ですと梅雨入り前辺りから、未明の時間帯に何がしかの魚のフィッシュイーターが北条湾内に入って来ることはありましたが、概ねマヅメ時前には湾内から出て行き滞在時間が非常に短く、滞在時間も長く活性が高い状態で長時間北条湾内に留まるのは秋以降に集中していました。

現に本ブログのアーカイブなどをご覧頂いても、青物を始めとするフィッシュイーターを私が仕留めているのは大半が10月、11月です。

去年の晩秋のカンパチを仕留めた辺りから、秋の青物ラッシュが始まり頻繁にフィッシュイーターが姿を現わすようになりましたが、例年であればどんなに長くても年明け辺りでフィッシュイーター達は北条湾にやって来なくなるのですが、それがそのまま年を越し2月、3月のフィッシュイーターが狙う小魚達が北条湾にいない時期を除き、北条湾周辺の海域で小魚がいる場所にはフィッシュイーターが現れ続けていました。

そして、4/23にサバっ子が北条湾内に入って来ているのを確認した後は、フィッシュイーター達も北条湾内に頻度高く入って来ています。

②に関しましては、単純にエサが豊富なんだと思いますが、サバっ子と言えば頭デッカチでどことなくアンバランスな体形をしていることが多いですが、今シーズンのサバっ子は体形が既に「THE・サバ」で、サイズの割りには肉付きが良くそれなりに脂感があります。

現時点で釣れているサバっ子のサイズですと、魚料理を作るにも限られてしまいますが、釣れた際は是非召し上がってみて下さい。

③と⑤はほぼ同じ内容なので、飛ばして先に④についてですが、ツイートの埋め込みだらけになり、少々見にくいかもしれませんが、全て4/23~5/7までの釣果のツイートなんですが、サバっ子のサイズや種類に注目して見て下さい。

2023年4月23日のツイート


※2023年4月29日はサバの釣果が無かったため省略致します。

2023年5月3日のツイート


2023年5月4日のツイート


2023年5月7日のツイート


前半2回の釣行では、マサバ、ゴマサバのサイズがほぼ同じです。

5/4の日はマサバの釣果が確認出来ませんでした。

当初はツイート内でお話ししております通り、たまたま私が釣りをしていた場所にマサバの群れが回って来なかったのかな…?と思っていましたが、5/7の日はマサバの釣果もありましたが、マサバとゴマサバのサイズに大きな差があります。

これが現わしていることは、最初にサバっ子の釣果が確認出来た頃に釣れていたサイズのマサバの群れは、早くも北条湾を離れた可能性があります。

ただ、だからもうサバっ子は少しずつ釣れなくなっていくのか…というと、そういうことではなく、次々にサバっ子の群れは北条湾に入って来るのですが、サイズによって北条湾内に入って来る時間帯、留まる時間の長さが異なるということです。

5/4に釣れたゴマサバのサイズのサバっ子の群れは、概ねマヅメ時から日の出に掛けて北条湾内に入って来ます。

5/7に釣れたマサバの群れは同じ行動をするか、夜間帯に北条湾内に入って来て暗い時間帯はずっと北条湾内に留まる可能性が高いです。

サバっ子に二つの群れが存在する…というその二つとは、サバの種類ではなくサイズのお話しです。

大サイズはマヅメ時以降、小サイズは暗い時間帯…こう思ってもらって大丈夫だと思います。

サビキ釣りだけをするのであれば、マヅメ時辺りを狙って釣りをし、現地でサバっ子を釣って私のように泳がせ釣りをするのであれば、活餌を確保する時間も考慮して釣りに行く感じが宜しいかと思います。

③と⑤に関しましては、魚がスレてしまう原因は単純明快で釣り人が多過ぎる…これに尽きます。

個人的には魚がスレて釣りにくくなればなるほど燃えるので、その辺も含め釣りを楽しんでいますが、今の北条湾には魚はたくさんいますが、サビキ釣りはそこまででなくとも、泳がせ釣りなどは魚を釣ることが難しくなってきているのは事実です。

スレに対する対策は、現在試行錯誤を重ねており、これが有効!というものは見出せていません。

特に⑤に関しては、北条湾は透明度が高い海…というのをTwitterやブログで何度もお話しさせて頂いておりますが、なぜそんなに北条湾内の海水が澄み易いのか…

これは、北条湾の地形が関係しており、北条湾は入口の幅の割りに奥行が深い湾です。

自然にあった地形を利用して造られた湾だからです。

三崎周辺には他にも入り江や湾が存在しますが、入口は広く然程奥行はありません。

こういった湾は、人工的に造られているので、正方形や長方形など整った形をしています。

今回のGW中の強風レベルであれば、通常の入り江や湾は十分に濁りが発生します。

降雨後や強風が吹いた直後などは、それなりに濁った状態がしばらく続き、多少魚がスレていても比較的釣り易い状況が続きます。

しかし、北条湾は奥行がありウナギの寝床のような地形をしているので、風で多少煽られたくらいでは、湾内の海水が一気にシャッフルされるような状況にはならず、濁りが発生しにくい場所なんです。

逆に大量に雨が降った後などは、北条湾は深部に川が流れ込んでいるので、周辺の入り江や湾より北条湾は濁り易いです。

良くも悪くも、北条湾と言う場所は、湾外からの影響を受けにくい場所なんです。

海水も淀み易く、海水が淀むということは流れも少なく、極論を言えば沼のような状況のことが多く、浮遊物が沈殿し易い環境であることも、透明度が常に高い理由の一つです。

以下のツイートは、5/7の釣行時に撮影したもので、釣行2日前より強風が吹き荒れ、釣行時に風速が7mくらいあった時にバケツに汲んだ海水です。



濁りの「に」の字もなく、泳いでいるサバっ子がハッキリと見えていると思います。

イカの類や、ルアーで狙える魚がいないわけではありません。

この透明度の高さで、ターゲットのスレが酷い中、フィッシュイーター達が捕食している魚を泳がせても見破られる状況です。

この状況でシャカリキになってルアーやエギを投げるのであれば、製氷所の前や花暮岸壁などをお勧め致します。

あくまで北条湾内のお話です。

三崎周辺の釣り禁止になっていないエリアにも、北条湾同様にフィッシュイーター達はいます。

確実に北条湾以外の場所で釣りをされる方が釣果に結び付くと思います。

最後になりますが、スレや透明度のお話しにも繋がるのですが、今年のGWは5/3の釣行に尽きます。



完全に活餌がロックオンされ、近くまでフィッシュイーターが寄って来るものの、寸でのところで見抜かれ食ってこなかったものと思われます。

この状況が2時間以上続きました。

スレの酷さを一段と痛感しました。

北条湾に限らず、泳がせ釣りをして、活餌がこれだけ暴れる状況で、2時間以上一度も食ってこない…という経験はあまり記憶にありません。

ぶっちゃけ、30分以内には食ってくるだろう…と、高を括っていました。

もう釣ったも同然…くらいで余裕をブチかましビールなど飲み始めたら…朝から海辺でビールを堪能する2時間になってしまいました。w

非常に悔しく、その悔しさと興奮が収まらず翌日も釣りに行きましたがダメでした。

何とか5月中に1本上げたいところです。

何とか1本…なんですが、次回は潮回りが長潮、ブログ執筆時点での天気予報では雨…なんですよね…w

これから雨が多くなる時期なので仕方ないのですが、釣りの神様に意地悪をされている気分です。

とは言え、釣りに行かなければ釣れるものも釣れないので、頑張って釣りに出掛けたいと思っています。

役者は揃ってます。

何とか、皆様にエキサイティングな情報をお届け出来るように頑張ります。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月7日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月7日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】GW第三弾!期待外れのフィッシュイーターの動きでした(2023年5月4日)

こんにちは。

GWだから出来ることでもありますが、前日の釣行から二日続けての釣行となりました。

GW中に何度か釣りに行こうと思っていましたが、最低でも中一日は空けて釣りに行くつもりでした。

前日の釣行時に釣り糸を通してフィッシュイーターの存在を感じつつも、中々活餌を食ってくれないもどかしい状況が2時間以上も続き、結果的に釣果に結び付けることが出来ず、興奮も冷めない、悔しさも消えない…まさにヘビの生殺し状態で、アラフィフのおっさんには肉体的に少々キツイものがありましたが、翌日リベンジしに行って来ました。



この日は寝坊まではすることなく目が覚めましたが、身体が重く起きるのに時間が掛かってしまい、前日より1時間遅れで北条湾に到着しました。

さすがGWという感じで、未明にも関わらず釣り人はそれなりにおり、ここ1ヶ月ほどはいわき丸さんの前方に釣り座を構えていましたが、北条湾到着時に既に釣りをされている方がいらっしゃったので、この日はいわき丸さんの後方に釣り座を構えました。

私は夏前からは北条湾の比較的奥まった場所で釣りをすることが多いのですが、3月~6月くらいまではいわき丸さんの前方から、北条湾の入口の角付近辺りのどこかで釣りをすることが多いです。

今の時期は北条湾内に様々なイワシ類などを含む小魚達が集まって来る時期で、海水温の状況やその年のフィッシュイーターの動きなどで、北条湾内のどの辺りまで小魚達が入って来ているのか、釣りに行く度に確認しながら釣りをしているからです。

海水温が低過ぎれば、当然小魚達は北条湾の奥には入って行きません。

釣りを開始する時に、毎回釣りを始める時の北条湾の様子をツイートしておりますが、この中で必ずその日の海水の温度を計っています。

この時に計る海水の温度の状況を見て少しずつ釣りをする場所を奥に移動させています。

ちなみにこの日の状況はこんな感じでした。



ここ半月くらいの釣行は、GWが絡むということもあり、釣行回数が普段より多かったのですが、海水の温度は概ね18度~19度で安定していました。

こういうことから、アッサリといわき丸さんの後方で釣りをすることを決めました。

海水の温度が15度~17度くらいですと、その時の気象の状況や風の影響もありますが、北条湾内に小魚達が入って来ても製氷所の横、北条湾の入口の角から北条湾の奥へ向けて、岸壁が出っ張っている場所がありますが、この辺りまでしか入って来ないことが多いです。

そして海水の温度が17度を超えてくると、少しずつ小魚達も北条湾の奥まで入って行くようになり、海水の温度が18度~19度くらいになると、後は放っておいても釣りに行く度にどんどん奥に入って来るようになります。

ただ、奥と言いましても、次の基準がダイブセンターの前辺りで、ここで一旦止まります。

ブログで何度も申し上げていますが、北条湾の深部には川が流れ込んでおり、ダイブセンターから奥は、この川の真水の影響を受け易く、海水の温度が20度を超えてこないと安定的に小魚達が入って来るようにはなりません。

先ほども申し上げましたように、気象の状況なども影響しますので、一概に言い切れることでもありませんが、概ね一つの基準として海水温が20度くらいということです。

例年ですと概ね12月に入ると、所謂青物ラッシュは終了し大型の魚のフィッシュイーターは北条湾に寄り付かなくなっていました。

ところが、去年の晩秋から大型のフィッシュイーターの動きは劇的に変わり、途切れることなく冬を越し北条湾周辺、北条湾内にやって来ています。

冬場はフィッシュイーターの数こそ減り、動きも鈍かったですが、釣りに行く度にその気配を感じ、アタックしている姿も何度も見ました。

こういうことから、冬場はあまりやらない泳がせ釣りを、その時々にサビキ釣りで釣れる小魚を活餌にし、狙っていました。

その外道として釣れたのが、2月の下旬に釣れたクロアナゴです。

このクロアナゴ以降、北条湾周辺では活餌にする小魚が釣れなくなり、約2ヶ月間厳しい釣行が続きましたが、このサビキ釣りで思うように釣果を得られなかった時は、釣れないので釣り人も少なかったこともあり、私には珍しく製氷所の前などでも釣りをしていました。

北条湾では群れを確認することも出来ず、当然釣れることもありませんでしたが、クロアナゴの釣果があった時点で、通り矢の周辺には既にサバっ子の群れが寄っており、この群れを追っているフィッシュイーターも確認出来ていました。

結果的に2ヶ月近い時間を要してしまいましたが、1ヶ月もすればサバっ子の群れと一緒にフィッシュイーター達も北条湾にやって来るだろう…などと当時は考えていました。

北条湾で今シーズン最初のサバっ子の群れを確認して2週間経っていませんが、順調にサバっ子達も北条湾に入って来ており、ここからやるべきことはサバっ子や、他の小魚達、フィッシュイーターなどが、北条湾のどの辺りまで入って来るのかを正確に読むことです。

活餌をサビキ釣りで現地調達してからの泳がせ釣りの場合は、ルアーなどのように移動しながら釣りをする釣りとは違い、平日などの釣り人が明らかに少ない場合は別として、基本的には北条湾に到着すると釣り座の選定から始まり、一度釣り座を構えてしまうと小まめに釣り座を変えながら釣りをすることは難しいです。

北条湾に到着し、空いているからあそこでいっか…的なノリで釣り座を決めてしまうと、大きく的を外すことにもなり兼ねません。

ある意味、空いている釣り座は釣れないから空いている場合や、北条湾は「漁港」ですので漁を終えた漁船が戻って来て接岸する場所だから空いていることもあります。

この日は前日のサバっ子の動きなどから、いわき丸さんの後方でも問題ないと考え、即座に釣り座を決めましたが、釣り人だらけで釣り座を選べる状況でない場合は別として、ある程度釣れる根拠を探した上で釣り座を決めることは重要です。

釣りの準備に取り掛かった時には、地味に空も明るくなってきており、ダッシュで釣りの準備を終わらせ釣りを開始します。

そして、第一投目から恒例のこの方が釣れます。



10分ほど念仏祭りになりますが、徐々にアジが混じり始めます。



ネンブツダイはサバっ子が釣れるまでの繋ぎの活餌として5匹ほどストックし、その他のネンブツダイは全てリリースしました。

この日は1匹しか釣れませんでしたが、今シーズン初のムツっ子の釣果も確認出来ました。



これで役者は揃い、本格的にサビキ釣りのシーズンインです。

なぜ?かは、今のところ分かっていないのですが、ムツっ子は雨や強風など荒天の時に良く釣れます。

強風などの場合は、湾や入り江にいつもより多くムツっ子の群れが避難して来た…とも考えられるのですが、雨に日になぜたくさん釣れるのかという理由が今のところ分かりません。

念仏、アジがコンスタントに釣れ続ける中、釣りを開始して30分ほど、ようやくお待ちかねのサバっ子がヒットします。



サバっ子は1匹釣れた途端に入れ食い状態に。

ん…

この釣れ方だと、まだフィッシュイーターはいないね…

そう思うものの、事前準備は万端にしておくために速攻で泳がせ釣りの活餌をネンブツダイからサバっ子に全て変えました。



鼻息荒くフィッシュイーターの登場を待ちつつ、入れ食いのサバっ子に翻弄されている家内を手伝います。



待てど暮らせどフィッシュイーターの気配は皆無…

昨日はあれほどいたのにどうした…

さぁ!来い!!

フィッシュイーターの気配もないのに一人テンションMAXで、ビールに手が伸びそうなのを我慢して待ちますが…

ある意味、フィッシュイーターが全くいないことを物語っているのですが、サバっ子の入れ食いが止まらず、バケツがすぐにいっぱいになってしまうので、逆に活餌が弱ってしまい本末転倒な状態になっていきます。

一旦、弱ったサバっ子を全てクーラーボックスに移し、バケツをキレイに洗い1つのバケツに3匹ずつストックし、サビキ釣りを一旦止めました。



サバっ子が釣れ始めて1時間ほど経った頃、ようやく活餌の動きが地味に激しくなってきます。



ただ、全力で逃げている…という状況とは程遠く、仮にフィッシュイーターがいたとしても、活餌達の視界に入る距離にフィッシュイーターはいますが、活餌の近くを泳いでおらず、且つフィッシュイーターの活性が低い状況…こんな感じの動きでした。

GWの終盤は、雨は元よりかなりの強風の予報が出ていました。



こういうことから、状況如何によってはGW最後の釣行になる可能性もありましたが、二日続けての釣行で、一見すると潮回りも良く気象の状況も悪くなく、オマケに潮がバリバリに動いている時間です。

いつフィッシュイーターの活性が上がってもおかしくない状況でしたが、前日の釣行時はこの日よりもフィッシュイーターの動きは軽く活餌の至近距離まで何度も寄って来ましたが、結果的に活きを食ってくることはありませんでした。

様々な状況が前日とこの日は酷似しており、恐らく共通の、フィッシュイーターの活性がイマイチ上がらない原因があるのではないか…

そう考え、この日は時間を区切って納竿とすることにしました。



フィッシュイーターの活性が上がらない原因…

今のところ、これです!という理由は見当たらないのですが、スレているということは確実に言えると思います。

ただ、スレだけですと、活餌ではないサバっ子の群れに、もう少しアタックしても良い気もします。

前日もこの日も、表面的に分からなかっただけで、実は海の中では激しい食うか食われるかの激しい死闘が繰り広げられていた…仮にこんな状況だったとすれば、かなりサイズの大きなフィッシュイーターがいたものと思われます。

フィッシュイーターのサイズが大きく成魚に近くなればなるほど、幾多のピンチを乗り越え生き抜いてきた個体ですので、知恵も付きスレは想像以上に酷いと思われ、仕留めることは、中々容易ではありません。

少々話が逸れる上に、些か語弊のある言い方にもなってしまうのですが、上記のような私の勝手な予測ですが、実はもっといろんなことに気付いたり、思い付くことがあるのですが、ある程度私自身で自信が持てるものしかTwitterやブログで言葉にしないようにしています。

闇雲に適当に思い付いたことをお話ししても、無知な人間が出しゃばっているのと何ら変わらず、リアル且つなるべく正確な情報をお伝えしようと思っているコンセプトから外れることにもなります。

今シーズンはサビキ釣りのシーズンイン早々に…というよりほぼ同時にフィッシュイーターも登場しており、去年の成果のカンパチイナダを釣った辺りからかなりスレが酷いことには気付いており、このままいけば北条湾では確実に大型のフィッシュイーターは釣りにくくなる…と思い、サバっ子の釣果も安定し、フィッシュイーターの登場頻度もある程度安定してきているので、泳がせ釣りの仕掛けを、今まで気になったことや思い付いたことなどを参考に少し工夫(加工)してみます。

次回の釣行時より、その工夫した泳がせ釣りの仕掛けでトライしてみるので、一定の効果が確認出来次第ご報告させて頂きます。

魚がスレると釣りにくく、釣果も得にくく、何とももどかしい釣りが続き、心が折れそうになるのですが、このスレこそ本当の意味での魚との知恵比べだと私は思っており、鼻息荒く…やテンション爆上げ…的なノリではなく、沸々と熱い物が込み上げてくる感じで、かなり真剣になっています。

なるべく早い段階で、良い報告が出来るように頑張ります。

結局、この日はリミットの6時半の時点で、フィッシュイーターに大きな動きの変化はなかったのでここで納竿としました。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。



ネンブツダイ泳がせの活餌にしていて、弱ってしまった1匹だけ持ち帰りその他はリリースしました。

ムツっ子はこの日1匹しか釣れませんでした。

アジは1匹だけ15cm程度のものが釣れ、その他のアジは10cm~12cm程度の所謂マメアジでした。

サバっ子に関しては、たまたま私が釣りをしていた場所にゴマサバの群れが寄っていただけだと思いますが、この日のサバっ子の釣果は全てゴマサバでした。

余談ですが、マサバよりゴマサバの方が成長が早く、ゴマサバの方が暖かい海域を好みます。

今回のサバっ子の釣果に関しては、上記のようなことは関係なくたまたまだと思われます。

15cmほどのアジと小さいサバっ子を4匹ほど人間用にもらい、その他の魚は兄弟猫のご飯となりました。

兄妹猫の朝食は、大サイズのサバっ子、マメアジ、ムツ、ネンブツダイを焼いてあげました。



例え1匹であっても、キレイにネンブツダイの身は避けて食べるほどのアンチ念仏の妹猫。

ムツっ子とトレードし、兄猫がネンブツダイを食べる代わりにムツっ子も兄猫が頂き、妹猫にはマメアジとサバっ子のみとしました。



兄猫は多魚種のほぐし身ですが、妹猫はサバとアジのみですからね…

恒例のやらなくて良い毛繕いをしながら、妹猫が残すのをひたすら兄猫は待ちますが…

この日は、少々量が多くなってしまったので、軽く予想はしていましたが、妹猫が久しぶりにご飯を残しました。

兄猫は待っていた甲斐がありました。

兄妹猫の夕食は、サバっ子のみとなりました。



夕食はアジはなくとも、一応青魚のサバのみ、且つ量も多過ぎない…

兄猫が心配そうに、今回はチラ見ではなく思い切りガン見で妹猫のご飯が減っていく様を見ていましたが、残念ながら妹猫が夕食は完食。

呆然としながら、一応妹猫のお皿を確認しに行きますが、無いものは無いです。

ここのところ、今回レベルで何も残っていないと、ご飯を食べていた場所から兄猫が離れず、私と家内の顔を見て「もうないの?」と訴えるようになってしまいました。

兄猫から見て正面に私がおり、左側に家内がいます。

美味いんだろうな…というのは伝わってくるので、次回も兄妹猫のために青魚を釣ってあげたいと思います。

人間用の魚料理は、前日の釣果でアジの南蛮漬けを作ったのですが、それも地味に残っており軽めにしました。

アジは握り寿司、サバは天ぷらにし天むすを作ってみました。

アジの握り寿司とサバの天むす

アジの握り寿司とサバの天むす

アジの握り寿司とサバの天むす


GW中にあと1回くらい釣りに行きたいのですが、如何せん気象の状況が最悪で、特にこの風速では釣りになりません。



釣りが出来るレベルまで、風が収まってくれるのを祈っています。

最後に余談ですが、GWなど普段車を運転しない人が、車を運転する時期はここぞとばかりにネズミ捕りをやります。



注意喚起の意味合いもあると思いますが、ハッキリ言ってカモがネギを背負って走っているわけです。

横浜横須賀道路などは、普段から覆面PC(パトロールカー)が多い高速道路ですが、こういう時期は普段あまりやらない道でも覆面、移動式オービスなどあらゆる方法で取り締まることが多いです。

連休のなどの時は、日中や夜間は取り締まりにくい上に危険も伴うので、ほぼ確実に早朝の車が少ない時間帯に行います。

今は陽が昇るのも早くなり、日の出の時刻が午前4時台です。

午前5時くらいから午前7時、8時辺りまで意識した方が無難です。

ざっくりと覆面PCの特徴です。

・記事執筆時点での主要車両は210系のクラウン(アスリートの方が多く見受けられますが、ロイヤルサルーンも走っています)
・原則サンルーフなし
・屋根を見ると回転灯を収納するボックスの蓋があり、屋根の中央部に四角い切れ目がある
・車が常にピカピカ(若手の警察官が常に洗車しているようです)
・サンデードライバーが多い中、明らかに訓練を受けた人の車の乗り方で車速が一定、且つ車線の真ん中をフラ付くことなく走っている※
・リアのドアガラス、リアガラスに色の濃いフィルムが貼ってある
・一昔前と違い隊員はヘルメットを脱いでおり、必ず2名乗車
・ナンバープレートの地域名が地元
・希望ナンバーはなく分類番号は3から始まる連番(3ナンバー車の場合)
・メインの大きな数字、一連指定番号も希望の番号ではなく勝手に割り振られる連番
・当然のことながら、ローダウンやタイヤのインチアップなどのチューニングはしていない

※これは少し引いて良く見ると一目瞭然です。車の運転に於いて非常に模範的なキレイな走らせ方なんですが、訓練も受けていない、且つサンデードライバーばかりの中では極端に浮き、著しく不自然です。

上記は、原則的に神奈川エリアの高速道路、且つ主要幹線道の話です。

三崎方面に行く場合に通過する神奈川エリアの主要道路での話です。

スピード違反は罰則も重く、罰金もバカになりません。

良く軽微な違反で捕まる方などは、スピード違反で捕まると免許取り消しになる可能性大です。

あくまで釣りから派生してのお話しですので、普段の土日などに大型連休時のような取り締まり強化はあまりないと思いますが、横浜横須賀道路などでは休日の早朝には良くやっています。

スピードを出さないことが一番ですが、折角の楽しい釣りを無駄にすることなく、ご注意頂ければと思います。

数日単位で釣りに行っており、普段の釣行のように一週間程度間が空いての釣行ではなく、海の状況や魚の動きがリアルに分かっている時だからこそ、何とか釣りに行って来たいと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月4日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月4日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】GW第二弾!バリバリにフィッシュイーターの気配を感じるも悔しい釣行となりました(2023年5月3日)

こんにちは。

今年のGWの後半は、天気が荒れる予報が出ていたことなどもあり、釣りに行く日を決めず釣りに行ける気象状況の時に釣りに行っておこう…こういう感じで、この日の釣りに臨みました。

この日の潮回りは大潮で、潮の動き的には期待出来ることもあり、午前3:23の満潮での潮止まりを基準に、午前3時過ぎには釣りを開始出来るように北条湾へ向かいました。

北条湾へ到着すると、2m~3m程度の風速の予報が出ていましたが、ほぼ無風、海面はベタ凪で動きは鈍いものの海面には至る所に小魚が作る波紋が出来ており、既に北条湾内に何がしかの小魚の群れが入っていることが一目瞭然でした。



釣りの準備をしながら海の様子を確認していると、これまた動きは鈍く激しくアタックこそしていませんが、恐らくイカの類と何がしかの魚のフィッシュイーターもおり、時折小魚達がフィッシュイーターから逃げるために海面から飛び出したり、小さなナブラを作っていました。

早速釣りを開始しますが、活性が高いも低いも関係なく第一投目からバンバン釣れるのはこの方達。



波紋を作っているのはサバっ子の群れと思われますが、一番釣れて欲しいサバっ子は全く釣れず、念仏ラッシュになっていきます。

やらないよりはマシですが、この方達を活餌にしたところで、余程のことが無い限りまずフィッシュイーターは食ってきません。

とはいえ、泳がせ釣りの仕掛けを投入しなければ、釣れるものも釣れません。

致し方なく、ネンブツダイを活餌に泳がせ釣りもスタートさせます。

釣りを開始し、10分ほど経つとアジが混じり始めます。



これまた、イカの類がいる時に、アジを泳がせたところでイカに齧られるのがオチで、むしろ小まめに活餌が齧られていないかチェックをしなくてはならない上に、食べても美味しいアジをわざわざイカに提供するのも勿体ないので、活餌には使用せず持ち帰り用にストックします。

更に10分ほど経つと、ようやくサバっ子がヒットします。



しかし、この時はこのサバっ子1匹の後が続かず、一番サバっ子が欲しい時間帯にサバっ子が確保出来ませんでした。

泳がせ釣りの仕掛けを付けた竿は、合計3本出していたのですが、サバっ子を付けた泳がせ釣りの竿は1本、あとはネンブツダイです。

1本だけでもサバっ子を活餌に出来ましたが、フィッシュイーターの活性もイマイチ上がらず、状況的にはかなり厳しい状況です。

そうこうしているうちに、空がどんどん明るくなり日の出の時刻が迫ってきます。

ここでちょっとブレイク…ではありませんが、少し話が逸れますが、どうしてそんなに焦って暗いうちにサバっ子を活餌に泳がせ釣りをしたいのか…?

この日はフィッシュイーターの活性は然程高くはありませんでした。

イカの類は数が少なかったと思われ、アジの釣れ方に大きな変化はありませんでした。

サバもアジ同様にかなりの数の群れがいたと思われますが、たった1匹しか釣れずサバの群れ自体はパニックにこそなっていないものの、緊張状態にあり警戒していたと思われ、自分達の食事どころではありません。

魚の類のフィッシュイーターは、恐らく50cm以上の大型の魚で、30cm~40cmほどの所謂ワカシやイナダサイズの中型の魚ではなく、且つ大型の魚が数匹北条湾内を一定のルートで泳いでいたと思われます。

青物系は特にですが、若魚はとにかく元気良く群れで一斉に小魚達に襲い掛かるように追い回します。

これが50cm以上の成魚に近くなればなるほど、派手なアタックはせず一定のタナを静かに回遊しながら、時折小魚の群れにアタックします。

魚のサイズが大きくなればなるほど、表面的には大型のフィッシュイーターがいることが目視では分かりにくく、若魚の場合はド派手な、見ている私達の方が興奮するようなアタックを繰り返し、勢い余って海面から飛び出したりもします。

これであれば誰が見てもフィッシュイーターがいることは分かります。

小魚の動きから、どういったフィッシュイーターでどのくらいのサイズなのか見当を付け対処しなければならないのですが、夜間や未明の暗い時間に北条湾内に入って来る魚のフィッシュイーターは、大型のサイズのフィッシュイーターが多いです。

大きな魚を釣る…という点が暗い時間帯に拘る理由の一つです。

次は、フィッシュイーターが成魚サイズに近くなればなるほど、彼らも幾多のピンチを乗り越え、知恵を付けて生き抜いてきた個体です。

去年の晩秋のカンパチイナダを釣っていた辺りでも非常に感じましたが、フィッシュイーターのスレが酷く、且つ北条湾は透明度が高い海なので、フィッシュイーターの活性が低い状態で明るくなってしまうと、ハリスや道糸、活餌に付けている釣り針が丸見えで活餌のそばまでやってきても中々食ってきません。

端的に申し上げれば、暗い時間帯に拘る理由は、大きな魚を少しでも釣り易い状況であるから…ということです。

しかし、ここが活餌を現地調達での泳がせ釣りのもどかしいところですが、この日のように北条湾に到着した時に、既にフィッシュイーターが北条湾内にいると、一見すると役者は揃っているように思いますが、フィッシュイーターが既にいるということは、同時にフィッシュイーターが一番好んで捕食する小魚が警戒して釣れないということでもあります。

そうこうしているうちに、とうとう日の出の時刻を迎えます。

完全に明るくなり、未明にいた大型のフィッシュイーターは北条湾内から出て行ったと思われ、明け方以降に新たに北条湾内に入って来たサバっ子の群れも合流しサバっ子が入れ食い状態になります。

全体的に魚の活性が上がり、メバルなども混じり始めます。



こちらはこの日の釣果の写真なんですが、拡大して良くご覧頂くと、概ねサイズは同じくらいに見えますが、明らかに一回り以上小さいサバっ子がいるのがお分かり頂けると思います。

20230年5月3日 釣果


北条湾はプランクトンが豊富な場所なので、小魚達にとっては格好の餌場です。

海水温が上がってきた今の時期の夜間や未明に北条湾内に小魚の群れがいることは極自然で普通のことなんです。

しかし、前述の通り、夜間や未明の時間帯の北条湾は、フィッシュイーター達にとっても格好の餌場となっていて、この毎夜フィッシュイーター達に脅かされる場所だということを、生後間もない個体は知らないがために、単に暗い時間帯は湾や入り江の波の穏やかな場所で過ごす習性やエサがたくさんあるということでやって来てしまいます。

これが、ある程度の大きさに成長し、知恵を付けた個体はエサがたくさんある場所だということを認識しつつ、暗い時間帯に行くと危険な場所…という認識になり、マヅメ時から日の出の辺りで北条湾へやって来て食事にありつくというわけです。

前回の釣行時の記事でも書きましたが、以前北条湾内に四六時中いた青魚は「居付きのイワシ」、そして近年暗い時間帯には姿を見せず、マヅメ時から日の出に掛けて北条湾へやって来る青魚は「通いのイワシ」というわけです。

実際にこの日もサバっ子が入れ食いになったタイミングはまさに日の出の時刻でした。

新たに北条湾に入って来た、大き目のサイズのサバっ子の群れと入れ替わるように、未明にいた大型の魚のフィッシュイーターは北条湾から出て行きました。

しかし、今度はこのマヅメ時から日の出の時刻に、ずっと北条湾内にいる小さな小魚ではなく少し大き目の小魚達の群れ※が、北条湾内に入って来ることを知っているフィッシュイーター達がやって来ます。

※これが所謂「通いのイワシ」です。

本当にいたちごっこなんですが、これの繰り返しが近年の北条湾の状況です。

各々の魚達も生きるために必死なので、いろいろ考え、そして何よりも賢いです。

ここ5年くらいは、こうした青魚青物が非常に多く集まる釣り場となり、魚達の生き抜く知恵が毎年同じ種類の魚が寄っているにも関わらず、毎年魚達の動きが変化していってしまう原因の一つだと思われます。

家内と二人で3本の竿を捌き切れないくらいの入れ食い状態は15分ほどしか続かず、幾分食いが渋くなってきたな…と感じた時に、今度は日の出以降に登場するフィッシュイーターがやって来ました。

未明の時間帯にいた大型のフィッシュイーターとは違い、比較的サイズの小さなフィッシュイーターと思われ、活性が低いもののアタックをするとかなり派手なアタックを繰り返していました。

そして、風もなく波はベタ凪、北条湾内の海水の透明度も高い…

人間が目視で海中を見ても、海底までハッキリ見えるレベルでの透明度の高さ…

するとこうなります。



良くご覧頂くと、3本の竿の竿先が不自然に動いているのがお分かり頂けると思います。

泳がせ釣りの仕掛けを付けており、何れの活餌もサバっ子です。

活きの良い活餌を付けていますが、活餌も釣り針を掛けられ、自由を奪われているので泳ぎも遅く明らかに普通に泳いでいるサバっ子よりも、フィッシュイーターからすれば捕食し易いエサなんですが、ハリス、道糸、釣り針も完全に見えてしまっており、活餌のそばまで来るのですが、違和感を覚えて食ってきません。

オマケにこの日は、潮回りや潮の動きに問題はありませんでしたが、なぜか各フィッシュイーターの活性が低かったです。

フィッシュイーターの食いが渋い時に、この海の透明度の高さでは万策尽きた状態に等しいです。

ルアーやエギなどの釣りで、北条湾では釣れない…と良く申し上げるのは、私自身も年に何度かはやっていますが、こういった透明度の高さ、魚のスレ等々の要素が多過ぎて、活餌ですらスルーされる状況で所謂疑似餌で釣るのはかなり難易度が高いです。

もちろん、フィッシュイーターの活性が恐ろしく高かったり、降雨後など海水に濁りがある場合などは別ですが、原則的に通年を通して北条湾内は海水の透明度が高いです。

他の釣り場よりハードルが高いことは事実です。

翌日も休みなことや、竿先が常に動いている状況、そして時折激しく活餌が暴れます。

あと一歩…

ヘビの生殺しに近い状況で、中々諦め切れませんでした。



その後、完全にサバっ子は釣れなくなり、フィッシュイーターの活性も幾分上がってきましたが、この日は結局泳がせ釣りの活餌を食ってくることはありませんでした。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。



最悪兄妹猫のご飯分くらい釣れれば良かったので、サバっ子に関してはかなりセーブして釣りました。

日の出以降、サバっ子が入れ食い状態になった時にセーブせず釣り続ければ、同じ時間でこの倍くらいは釣れたと思います。

兄妹猫の朝食&夕食はサバっ子を焼いてあげました。



前回の釣行時は釣れたアジを全て兄妹猫にあげましたが、今回はアジは人間が頂くことにしました。



比較的好き嫌いが多い妹猫でも食べてもらえるように、一応飼い主なりに工夫もしているので、本当に最近は妹猫が以前のようにご飯を残さなくなりました。

いつも兄猫が大人しく妹猫が食べ終わるのを待っているのですが、毎回何も残っていないので少し可愛そうでした。w

兄妹猫の夕食も、先述しました通りサバっ子を焼いてあげました。



夕食の食事中に軽くイレギュラーが発生し、兄猫が席を外しそのまま戻って来ないかな…と思ったのですが…



最後はしっかり戻って来て、何も残っていませんでしたが、妹猫のお皿のチェックをしていました。

そして人間用の魚調理は、アジは南蛮漬け、敢えて小さいサイズのサバっ子をチョイスし、ナスとサバっ子の天ぷらうどんを作ってみました。



私は天ぷらうどん、そばの、天ぷらの衣が出汁を吸って幾分柔らかくなっている方が好きなのですが、家内はそれが嫌いなのでお皿に盛り付けました。

サバっ子の成長も早く、釣りに行く度にサイズアップしていますが、今釣れるサバっ子の小さいサイズがベストで、少し大き目のサイズになりますと、そろそろ油で揚げたりしても中骨が気になる感じになってきました。

この日はフィッシュイーターのスレ具合を、かつてないほど痛感しました。

フィッシュイーターを仕留められなかった原因は、スレだと分かっていても悔しさと興奮が収まらずGWだから出来ることですが、続けてそのまま翌日も釣りに行くことにしました。



翌日の釣行については、なる早で記事にまとめさせて頂きます。

最後に余談ですが、この日は陽が昇ってから釣りのお供が遊びに来てくれました。



活餌に使い弱ってしまったネンブツダイやサバっ子を鱈腹食べて帰って行きました。

また、ご報告させて頂きます。

2023年5月3日午前8時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年5月3日午前8時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】サビキ釣りシーズンイン!ようやくサバっ子の釣果を確認!(2023年4月23日)

こんにちは。

ここ数年は、過去のデータが当てにならないほど、毎年魚達の動きが変わってしまうので、4月中にはサバっ子が釣れ出すだろう…と、気長に待とうと思うものの、逸る気持ちが抑え切れず、釣りに行く度に気持ちとは裏腹の結果に撃沈され続けています。

4月も中盤を過ぎ、いよいよ後半戦のこの日も、気持ちだけ先行し空振りに終わるのか…不安と期待が入り混じりながら北条湾を目指しました。

前回までの釣行では、釣りに行く度に恐らくマメアジと思われる小魚の群れが、日に日に数を増し入れ食いにはならないものの、本当に少しずつではありますが、北条湾内の変化も感じ取ることが出来ています。

毎年この時期は、こういったもどかしい感じで過ごしているのですが、何度経験してもまだか…まだか…と逸る気持ちが抑えられない感じで釣りをしています。

この日は、潮の動きに合わせて釣りに行き、午前2時頃より釣りを開始出来るように自宅を出発しました。

やや強い風が吹く予報が出ていたので、強風を覚悟して釣りに行きましたが、現地に着くとほとんど風は吹いていませんでした。



現地に到着し、まずは一服しながら北条湾内の様子を伺いますが、相変わらず魚の気配を感じません。

ツイートにもありますが、まともに魚が釣れ、我が家の兄妹猫に大好きな青魚を食べさせてあげられた釣行の最後が約1ヶ月前。

早いもので1ヶ月まともな釣果に恵まれず、通常であれば釣りから帰ると食いしん坊の兄猫は特にですが、魚を焼いてもらえることが分かっているので、しつこくまとわり付き食べるまで鳴きっぱなしという状況が常でしたが、釣りに行って帰って来てもここ1ヶ月は普通に猫缶が朝食で出てくるので、とうとうまとわり付くこともしなくなってしまいました。

悲しくもあり何という屈辱…

鼻息荒く頑張る気持ちはあるのですが、如何せん肝心の魚がいません…

ハァ…

潮回りも良く、潮も動いているのにこの気配の無さ…

今日もダメかもな…

釣りを始める前から、釣れる気配がない北条湾にテンション爆下げです。

釣りを始めてから1時間ほど、予報通り風が地味に強くなっていきます。



竿先はピクリとも動かず、一向に釣れる気配がありません。



この日は今シーズン一番釣り人がいたのではないか…と思うくらい釣り人がおり、製氷所の前は完全に釣り座が埋まっている感じでしたが、サビキっぽい釣りをしている方を見ても全く釣れている様子はありません。

徐々に風も強くなり、全く釣れる気配がないことから、家内と車内で40分ほど仮眠することにしました。

マヅメ時の1時間、しっかり釣りをして帰ろう…

仮眠後、車から降りると更に風が強くなっており、竿先が揺れてしまい目視でアタリを確認するのがやや難しいくらい風が強まっていました。

アミコマセを付け替えようと、何の気なしに竿を上げるとマメアジが掛かっていました。



しかし、後が続く雰囲気もなく、マメアジはリリースしようと思いましたが、針に掛かって時間が経ってしまっていたようで、たいぶ弱っておりバケツの中に入れた直後に横になってしまいました。

仕方ないので持ち帰ることにしたのですが、相変わらず魚の気配を感じません。



空はどんどん明るくなり、日の出の時刻が刻々と迫ってきます。

ん…

大切な命(マメアジ)を頂いたので、捨てることは絶対にしませんが、あのマメアジ

どうやって捌こう…

あのマメアジを均等に猫2匹分に分けられるのか…

包丁では捌けない…

デザインカッター?

などと、くだらないことを考えつつ、いよいよ日の出の時刻を迎えます。

釣り終盤のライブ配信動画をご覧頂くと、ある程度釣り道具の片付けも終わり、クーラーボックスに腰掛けビール片手にスマホを弄っている私の姿が映っていると思いますが、実はこの時恒例の「撤収します…」の最後のツイートの下書きをしていました。

文面はもちろんサバっ子を始め魚が釣れなかった内容です。

そうこうしていて、フッと釣竿の方を見るとマメアジではない魚と思われる、少し強めの引きで竿先が揺れます。

ん??

なんだ?

何が掛かった?

急いで竿を上げてみると、そこには銀色に光った細長い魚体が…

シコ??(カタクチイワシ)

いや、サバっ子だ!!



釣れたサバっ子の釣り針は家内に外してもらい、急いで海の中の様子を確認します。

すると、サバっ子と思われる小魚の大群が泳いでいます。

万が一に備え、サビキ仕掛けを付けた竿だけは片付けずにいました。

家内に…下手すりゃ10分で釣れなくなる、大急ぎで釣ってくれ、せめて兄妹猫の朝ごはん分は…と伝え家内と二人ダッシュでサバっ子を釣りまくりました。

結局、この後最初の1匹が釣れてから30分ほど入れ食いに近い状態になり釣れ続けました。

4月の4週目でようやくお目に掛かれました。

こうなれば、今シーズンのサビキ釣りのシーズンインと言って良いと思います。

あとは、このサバっ子達が今シーズンはどういう動きをするのか…

概ね15cm以上の青魚は、生後2年目以降の個体で、一度は北条湾という餌場に来たことがあり、こういった群れの行動はマヅメ時から日の出辺りで北条湾に現れることが多いです。

しかし、この日釣れたサバっ子達は産まれて初めて北条湾という餌場に辿り着いた個体で、まだ天敵であるフィッシュイーター達の動きを知りません。

去年辺りから、各段に北条湾にフィッシュイーターが現れる頻度が高くなりました。

例年ですと、初夏の頃まであまりフィッシュイーターは北条湾に現れませんでした。

しかし、近年は完全に北条湾が青物を中心にフィッシュイーター達の恰好の餌場になっており、いつやってくるか現時点では予測出来ていません。

あまり極端にフィッシュイーター達が現れると、それをサバっ子達が嫌い最悪は北条湾から出て行ってしまう可能性もあります。

こうなってくれば、次にムツっ子、そしてイワシ類等々、あとは順を追ってサビキ釣りで狙える各魚が北条湾周辺にやって来ると思います。

念には念を押すのであれば、次回釣りに行ってサバっ子が釣れれば完全にサビキ釣りのシーズンインで、サバっ子達もしばらくは北条湾周辺に居ると思います。

いよいよ、サビキ釣りのシーズンインということで、私が愛用しておりますサビキ仕掛けについて簡単にお話しさせて頂きます。

ブログTwitterで散々お話しさせて頂いておりますが、北条湾に於いては余計なもの※が付いていないサビキ仕掛けが一番釣れます。

※集魚パーツ。スキンやラメ、ファイバー、コマセ網、コマセカゴなど。

とは言うものの、最近は本当にシンプルなサビキ仕掛けというのがあまりなく、やたらといろんなものが付いています。

北条湾は降雨後などは別として、基本的には非常に海が澄んでおり海底がハッキリ見えるレベルです。

海が澄んでいるということは、魚からも人間が良く見え、サビキ仕掛けも良く見えます。

余計な集魚パーツが付いていると、魚達がそれを警戒し、そのサビキ仕掛けだけを露骨にスルーします。

周りは入れ食いなのに、自分は全く釣れない…

こういう経験がおありの方もいらっしゃるかもしれません。

サビキ釣りというのは、釣り針にアミコマセのアミを付けて、そのアミを魚に食わせて釣る釣りではなく、魚の好む臭い(アミコマセ)で魚を寄せ、魚の反射で針を咥えさせる釣りです。

反射とは、夜間などですと蛍光色、日中ですと釣り針等々から出る反射光、この光に反射的に反応してしまう魚の習性を利用して釣ります。

そして、この魚が好む光の色は釣り場釣り場で違い、海底の地形や海藻が多い場所なのか砂地なのか、プランクトンがたくさんいる場所なのかそうではないのか…様々な要因で釣り場ごとに良く反応する色は変わってきます。

北条湾では、白色、銀色、ケイムラ色、蛍光の緑色に良く反応します。

先ほども申し上げましたが、出来る限り何も余計なものが付いていないサビキ仕掛けがベストなのですが、今はほとんど売っていません。

こちらは私が愛用しているサビキ仕掛けです。



画像の一番右のサビキ仕掛け(スピードアジ五目)が一番有効なのですが、これは現在市場に出回っているものが最後で、今後は生産せず廃盤になるとのことです。

その代わりに右から2番目のスピード餌つけ器と書いてあるサビキ仕掛けを現在は使っています。

今のところ、差異はなく問題なく釣れていますが、極端に海の透明度が高い場合、且つ食いが渋い時は釣り針のチモトに付いている、ファイバーを全て切って使うことをお勧め致します。

次はピンクスキンとシラススキンのサビキ仕掛けですが、この2つはイワシ類に効果があります。

ただ、北条湾に寄るイワシ類はスレが酷く、シラススキンが有効な年と、ピンクスキンが有効な年とを交互に繰り返す傾向があります。

また、釣りをする時間帯でも変わってしまい、シラススキンは日の出後、ピンクスキンは夜間や未明に効果がある傾向があります。

何れのサビキ仕掛けも、針の色は銀針。

金針でも釣れないことはありませんが、北条湾では金色、赤色(茶)は魚が警戒する傾向が強く、食いが悪くなります。

そして、もう一手間掛けて有効なのが、全てのサビキ仕掛けの釣り針のチモトに蛍光塗料を塗布することです。

傾向塗料を塗布したサビキ仕掛け


写真のような感じで、使うサビキ仕掛けの釣り針のチモトに蛍光の緑色の塗料を塗布すると、各段に食いが良くなり特に夜間や未明に釣りをする場合は有効です。

そして、コマセカゴやコマセ網は、北条湾は大海原に面したような釣り場ではないので、魚達にわざわざ余計な選択肢を与えるだけで、針掛かりさせる効率を悪くしてしまい逆効果です。

撒き餌を撒くことも同様です。

魚の嗅覚はかなり鋭く、ほんの一摘みのコマセだけでも魚達は臭いを感じ寄って来ます。

釣れないからと焦ってコマセカゴやコマセ網を付けコマセを撒いたり、足元に撒き餌を撒くと魚は寄って来ますが、寄った魚の数の割りには釣れなくなってしまいます。

また、根魚の外道が寄ってしまい、釣りにならなくなります。

天敵のフィッシュイーターなどが小魚達の群れのそばに近寄って来たりしていない限り、入れ食い状態のような時は、基本的には同じ周期で同じ場所をグルグル回遊しながらエサを食べます。

周りは釣れているのに、自分だけ釣れない、もしくは明らかに釣れる数が少ない…という時に参考にして頂きご自身の釣り方を今一度確認してみて下さい。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。



サバっ子はマサバ、ゴマサバ共に釣れ、ゴマサバの方が若干成長が早いようです。

ここから兄妹猫のご飯、人間用の魚料理になっていくわけですが、サバと言えばイワシ類にはない体表のヌメリ。

このサバっ子と呼ばれる、小サバのヌメリを簡単に取る方法をご紹介させて頂きます。

ある程度のサイズになれば、1匹ずつ手もみなどで取り除いても良いですが、このサイズを1匹ずつやっていては日が暮れてしまいます。

まず、こちらの動画をご覧下さい。

※ファイルサイズの都合上Twitterにアップ出来なかったのでYouTubeにアップしました。



まずは、ザルにサバっ子を移すのですが、ザルは金物でもプラスティックでもどちらでも構いませんが、出来れば取っ手が付いているものが良いです。

サバっ子と一緒に氷が入っていますが、サバは足が早い(腐り易い)ので、少しでも冷やしておくために入れてあります。

釣った後、しっかり冷やしてサバっ子の身に締りのある状態が保てているのであれば、特に氷は要りません。

逆に、身が柔らかくなり締まりがない状態で、この方法でヌメリを取り除くとサバの身がボロボロになります。

今回のサバっ子の量で、概ね小さじ2杯程度の塩を入れます。

塩を入れたら、後は手でまんべんなく塩をサバっ子に回し、動画のように振ってヌメリを取っていきます。

ヌメリが取れてくると、ヌメリが泡立ってくるので、これを一つの目安にしヌメリを流水で洗い流していきます。

ヌメリが取れると、サバの身体の色が鮮やかになってキラキラ光ります。

こうなればほとんどのヌメリは取れており、それでもまだヌメリが気になるようでしたら、もう一度同じことを繰り返して下さい。

サバを指で触ってキュッという感触であればキレイにヌメリは取れています。

そして我が家の兄妹猫のご飯シリーズですが、ここ2ヶ月は2月下旬のクロアナゴ3月下旬の子持ちのカタクチイワシに続いて、全てほぼ1ヶ月ずつ間が空いてしまいました。

食いしん坊の兄猫ですら、釣りで釣った魚を期待しなくなっていましたが、ようやくお腹一杯大好きな青魚を食べさせてあげることが出来ました。



朝食で釣った魚が出てきたからか、夕食時は「お魚」というキーワードを出しただけで鳴き始め、釣った魚が食べられることが分かったようです。



この日は猫優先で、人間用は朝晩の兄妹猫のご飯の残りのサバっ子をフリッターにしてみました。

サバっ子のフリッター

サバっ子のフリッター

サバっ子のフリッター


タルタルソースは大葉とチンゲン菜で作った自家製です。

ちなみにまたまた、釣りとは関係ない車の話で恐縮ですが、四輪独立懸架ではない構造の足回りの車ですと、後輪はリアアクスルやホーシングと呼ばれる、棒1本に左右のタイヤが付いているような構造になっており、ローダウン(車高を下げる)やリフトアップ(車高を上げる)をすると※、リアアクスルやホーシングの車軸が左右どちらかにズレてしまいます。※

※ローダウンの場合は左、リフトアップの場合は右。

家内が普段乗っている釣り専用車も数センチですが、ローダウンさせてありずっと車軸が左にズレたまま乗っていました。

車種はフレアワゴンのカスタムスタイルなんですが、これの4WDを購入したことなどから、車種がニッチ過ぎて特に足回りは社外のチューニングパーツがほとんど販売されていません。

釣りで思うような釣果が得られなかったここ数ヶ月…ようやくこの車軸のズレを修正するパーツが販売されており、速攻で購入しこの日は最終の調整をしながらのテスト走行も兼ねていました。

そのパーツがラテラルロッドというパーツなんですが、現地(北条湾)で釣りそっちのけで実は調整していました。

フレアワゴンカスタムスタイル4WD用ラテラルロッド

フレアワゴンカスタムスタイル4WD用ラテラルロッド

フレアワゴンカスタムスタイル4WD用ラテラルロッド


このメッキ加工の棒のようなパーツがラテラルロッドなんですが、何となくお分かり頂けると思いますが、後輪の車軸に掛かる横や斜めの方向の動きを調整、抑制するパーツです。

ラテラルロッドがノーマルのままで車高を落とすと、左側に押し出す力が常に車軸に掛かってしまい、車軸そのものが数ミリではありますが、左にズレてしまいます。※

※車高を上げ下げする高さとズレる幅は比例し数センチズレることもあります。

無理な力が常に掛かった状態で走ることになりますので、路面の凹凸に反発するような動きになってしまいます。

このズレを解消し、ノーマルと同じ位置に車軸を戻すと路面の凹凸に反発するような動きから、路面の凹凸を吸収するような動きになり、これは素人の方でもすぐに気付くと思います。

ちなみに、車に関してはド素人の家内でも気付きました。

FFやFFベースの4WDの場合、リアの足回りの構造がこれと同じ仕様のものが結構あります。

【参考】ラテラルロッドとはなんぞや?

興味がおありでしたら、上記リンク先などご覧頂き、返信にお時間を頂く場合が御座いますが、メールフォーム(PC)やTwitterのメッセージなどからご質問頂いても結構です。

北条湾で釣りをせず、夜中に車を弄ってる変なヤツがいた場合は私の可能性が極めて濃厚です。w

北条湾の状況しかり、車も良い感じになり次の釣行が楽しみでなりません。

GW中は数回は釣りに行こうと思っているのですが、今年のGWは天気があまり良くなさそうです。



また、GW中は普段車を運転しない、所謂サンデードライバーなども多いと思います。

事故にはくれぐれもご注意下さい。



4月中に今一度釣りに行き、そこで今回同様にサバっ子が釣れるか確認したいと思っています。

サビキでの各青魚もそうですが、今シーズンは青物を始めとするフィッシュイーターを何本上げられるか、今から楽しみでなりません。

ようやく寒さからも解放され、釣りがし易くなってきたところにサバっ子の釣果も確認出来ました。

今から心躍る感じで釣りに行くのが楽しみです。

また、ご報告させて頂きます。

2023年4月23日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年4月23日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】もどかしい時間だけが過ぎていきますが…まだダメでした(2023年4月16日)

こんにちは。

タイトル通り、本当にもどかしい時間が過ぎている時は、時間の流れが遅く感じてしまい、焦りが出てしまいます。

過去の釣行を振り返りますと、4月のこのくらいの時期に、サバっ子が釣れていないことはザラにあり、特段おかしなことではないのですが、今か…今か…と待っていると、今シーズンだけが特別遅いように感じてしまいただただ焦ります。

この日は天候がイマイチで、下手をすると雨の中での釣りを覚悟し、久しぶりにしっかりとカッパ等を用意し雨対策をして釣りに出掛けました。

結果として、極短時間の小雨程度の雨は降りましたが、濡れるほどの雨には降られませんでした。

気温の寒暖差のある季節の変わり目ではありますが、歳のせいもあってか、今シーズンはとにかく風邪を引きまくっています。

前回の釣行記事や、今回の記事も釣りに行ってから約1週間後に記事を書いていますが、情報を出し惜しみしているわけではなく、釣りに行くと体調を崩してしまい、この週は特に酷かったのですが高熱と食欲不振で物が食べられず、ずっと寝ていたいような状況でした。

水曜日がピークでしたが、ちょうど週の真ん中。

このままでは週末に釣りに行けない…

気合いで何としても風邪を抑え込む…

気合い…という言い方ですと、語弊がありますが、切っ掛けはどうあれ、気力で風邪に負けないようにすることは、自身の免疫力を高める上でも大事なのではないか…と、つくづく感じた週でもありました。

水曜日をピークに劇的に改善し、現在に至りこうして記事を書くことも出来ました。

当たり前ですが、釣り…行きます!w

ちなみに、この週は体調絶不調だったので、タバコもほとんど吸わない、酒も飲まない、食事もほとんど食べない…物が減らないので買い足さない…如何に飲み食い、タバコに金が掛かっていたのか実感しました。w

釣行後バタバタの1週間だったのですが、風邪を引いてこんな状況になるなら釣りに行かなければ良かった…どういう釣果であれ、あまり釣りに行かなければ良かった…と思うことはないのですが、この日の釣行は事前のデータだけを見ても余程のことがない限り釣れる要素がほとんどありませんでした。

潮回りも若潮、潮の動くタイミングも微妙、更に天候は雨が予想される状況でした。



気温もさることながら、今の時期の北条湾はそれなりの雨量の雨が降ると、川から流れ込む真水の影響で湾内の海水の温度が一気に下がってしまうことが多々あります。

極端に海水の温度が下がってしまうと、仮に北条湾内にサバっ子やムツっ子の群れが入っていたとしても、不安定な海水温を嫌って一度は北条湾内に入ったとしても、再び湾内から出て行ってしまうことがあります。

海水の温度が安定すれば、何れサバっ子もムツっ子も戻って来ますが、この日の場合はこうなる可能性がゼロではなく、先ほど申し上げましたように、負の要素はたくさんありますが、釣れる要素を探す方が難しい状況であったことから、釣行後風邪を引いて久しぶりに釣りに行かなければ良かった…と思ってしまいました。

幸いなことに、現地に到着する直前に雨が止み、北条湾到着時に路面はビショビショでしたが、その後も濡れるような雨には降られず釣りが出来ました。

風はほとんどなく、時折小さなさざ波が出来るものの、ほぼベタ凪で海の様子は良く分かる感じでした。

北条湾到着時からとにかく魚の気配を感じず、釣りの準備をしながらくまなく目を凝らしますが、魚の気配を感じるどころか、如何に潮が動いていないかを実感する光景しか目に入ってきません。

足下や少し離れた場所に、千切れた藻やゴミなどが浮いていましたが、30分近く経ってもほぼ同じ場所を浮遊しています。

大潮など潮が大きく動く潮回り(潮汐)ですと、明らかに潮位に変化がありますので、誰が見ても潮が動いていることは容易に判断出来ますが、小潮以下の潮がほとんど動かない潮回りの時は、海上の浮遊物を良く観察すると潮の動きは良く分かります。

北条湾の場合は、上げ潮で潮が動いていると、岸壁寄りの海水は北条湾の深部(奥)から北条湾の入口の方に流れて行きます。

逆に引き潮の場合は湾の中央部は上記と同じ流れ方で、岸壁寄りの海水は北条湾入口から深部(奥)に向かって流れて行きます。

海底に高低差があって出来る流れではなく、重力で押し引きする水の流れですので、一箇所に流れが集中するのではなく全体的に海水が動きますので、湾の中央部と岸よりでは逆の流れが発生します。

大まかな潮の動きは潮見表などでも分かりますが、ピンポイントで釣り場の潮の動きを読む際の参考にでもして頂ければと思います。

そして、釣りを開始した時は、先ほど申し上げましたように、ほとんど潮が動いていませんでした。

これ…絶対釣れないね…

魚もいなけりゃ、潮も動いてないしね…

とは思うものの、仕掛けを海中に入れなければ更に釣れません。

ダメ元で釣りを開始します。

釣りを開始して15分ほど経過した時、予想に反してサビキ仕掛けにアタリがあります。

ぉぉおおお!

なんだ??

何がきた??

竿を上げてみると…

わざわざ、今日は絶対に釣れねぇから…

青魚は全くいないよ~

と、知らせてくれるこの方が釣れます。



フグの類が釣れてしまう時は、フグはそのフォルムからもお分かり頂けると思いますが、青魚のように高速で泳ぐことが出来ませんので、コマセの臭いなどに青魚などの群れがたくさん寄っている時は、遠巻きにおこぼれに預かっているような状況でエサを食べていますが、青魚達などの大きな群れで動く魚がいない時はサビキ仕掛けのすぐそばまで寄って来ます。

そして、誤って針掛かりして釣れる…という流れです。

釣りを開始する前から釣れない要素満載。

釣りを開始しても釣れないことをアピールされ、一気に撃沈されます。

雨が降っていたら、冗談抜きでフグが釣れた時点で帰っていたと思います。

この後、1時間ほどアタリすらなく、サバっ子の群れは未だ北条湾内には入っていないと思われましたが、マヅメ時以降の状況を見てから帰ろう…と、釣りを続けました。

すると、予想とは裏腹にカタクチイワシがヒットします。



家内と二人、幾分テンションが上がり、10匹で良い…せめて我が家の兄妹猫の朝食分だけでも…と、小まめにアミコマセを付け替え必死に釣りをしますが、願いも虚しくこの1匹以降全くアタリもなく、再びカタクチイワシが釣れることはありませんでした。

空も徐々に明るくなり始め、陽が昇ったら帰るか…などと家内と話していると…

普段は未明の時間帯に登場するのに、時間差攻撃でこの方が真後ろに構えていました。





我が家の兄妹猫もそうなんですが、釣りのお供にせめて1匹だけでも…と、再び家内とダメ元で必死に釣りをしますが、やるだけ無駄状態で、魚の気配もなくアタリも皆無で釣りのお供に詫びながら片付けに入ろうとした時です。

サンマの切り身を付けたぶっ込みの竿先が微妙な感じではありましたが、不自然な動きをしていました。

ん??

風??

魚??

カニ??

タコ??

明らかに不自然な動きで、何かがエサを突いている、食事中、もしくは既に針に掛かっていて力尽きる寸前…

相手が何か分からないので、ダメ元で一気に引き抜きました。

針掛かりした感触もあり、地味に重いんですが、ただ重いだけ…

魚か??

タコ??

カニ??

いや、カニだとすると相当デカイ…(重量感的に)

タコ?少し時期的に早い気が…

魚?

そうだ!!ウミヘビだ…

予想はドンピシャ、釣れても全く嬉しくないダイナンウミヘビです。



さすがの私もここで今回は心が折れました。

もう良い…

今日は帰ろう…

これ以上続けてもきっと釣れん…

まだ、釣りのお供がそばにいたので、片付けの間は万が一の確率で釣りのお供のご飯が釣れるかもしれないので、家内には釣りを続けてもらいました。

片付けの際中に地元の方とお話しをさせて頂いたのですが、その中で気になったことが以下の3点でした。

①宮川、通り矢※周辺の海域までサバっ子の群れが入って来ている。

※通り矢周辺はコロナ禍以降釣り禁止になりました。

②この釣行日の2日前、4/14辺りから製氷所の前、花暮岸壁でカタクチイワシが入れ食い。

③北条湾内ではサバっ子、ムツっ子、カタクチイワシが釣れているのは見たことがない。

まず、①に関しましてはほぼほぼ例年通りで、海水温の状況にもよると思いますが、そう時間が経たないうちに北条湾内にも入って来ると思われます。

②に関しましては、今シーズンの3/26に同じような状況になりました。

ただ、これは一時的なもので長くは続かないと思われます。

その理由はこちらなんですが、子持ちのカタクチイワシで産卵直前の群れなんです。



【参考】釣行時間90分の弾丸釣行!子持ちのカタクチイワシ入れ食い!爆釣れ!

子持ちのカタクチイワシが入れ食いだった、【参考】記事に詳しく解説してありますが、産卵場に向かう前に産卵のタイミングを見計らっているような状況で、恐らく2週間は北条湾周辺おらずほぼ全ての子持ちのカタクチイワシの群れが産卵場に向けて北条湾周辺から離れ、何れ釣れなくなると思います。

③はそのままで、実際に北条湾内で釣りをしている私も今シーズンはまだ釣っておらず※、サバっ子、ムツっ子が北条湾内に入って来るまでは、北条湾内で釣りをしてもロクな魚が釣れず下手をすればボウズになる可能性が極めて高いです。

※サバっ子、ムツっ子に限ります。

近々でご釣行の際は、最低でも製氷所の前、花暮岸壁で釣りをすることをお勧め致します。

次回の釣行から、GWの最初の頃には釣れ出すのではないか…と、思ってはいますが、如何せん自然相手な上に現実的に今は北条湾内では何も釣れないので、別の釣り場に釣りに行かれることをお勧め致します。

次回は中潮と潮回りは悪くありません。

今度は釣りに行って体調を崩さないように、体調管理も万全にし釣りに行きたいと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

2023年4月16日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年4月16日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】動きは出てきているもののまだサバっ子は確認出来ませんでした(2023年4月9日)

こんにちは。

毎年2月の下旬からGW前辺りまでは、北条湾でのサビキ釣りはほとんど魚が釣れない時期なのですが、何度経験しても非常に時間が過ぎるのが遅く感じられ、毎週釣りに行くこと自体心が折れ掛かります。

しかしながら、今シーズンはまだ良い方で、2月の下旬のクロアナゴ前回の釣行でのガザミ、魚料理を作る上で少々難がありますが、何も釣れないよりはマシで、一抹の期待を持ちつつサバっ子が釣れ出すのを待っている状況です。

時間が過ぎるのが遅く感じる…

4月も半ばを過ぎ、この時点でサバっ子が釣れていないと「このまま青魚の群れは回って来ないのではないか…」という不安にも駆られます。

本ブログのアーカイブで、ここ数年の4月の釣行を振り返ってみたのですが、やはり不安と期待が入り混じった微妙な感じで釣りに出掛けており、過去の記事を振り返って読んでいると、フッとある法則に気付き1年置きに4月の上旬にサバっ子が釣れ出す年と、4月の下旬にサバっ子が釣れ出す年を交互に繰り返していました。

釣れ出す時期が1ヶ月も2ヶ月もズレがあるわけではないので、特段気にすることでもないのですが、これも黒潮の流れ方の影響なのかな…と思いました。

広く捉えますと、概ね4月の中旬には釣れ出しており、この日も心躍るほどテンションは高くありませんが、一抹の期待を持ち北条湾へ向かいました。

この日の潮回りは中潮、潮が動くタイミングが良いことから、釣り座が埋まるほどではありませんが、もしかするとそれなりに釣り人がいるのではないか…という思いや、まだサバっ子の釣果も確認出来ておらず、調査的な意味合いから普段より早めに自宅を出発し、午前2時頃に北条湾に到着しました。



北条湾に到着すると、予想とは裏腹に釣り人はまさかのゼロ。

釣り道具だけ岸壁に出し、恐らく場所取りをし車内で仮眠されていると思われる方が一組、釣り道具はありませんでしたが車のエンジンを掛けたまま仮眠されていると思われる方が一組、私達を入れて三組しかおらず且つ釣りをしているのは私達だけでした。



この日は予報では風速が7m~8mほどとなっており、強風の中での釣りを覚悟して来ましたが、北条湾に到着すると風速は1mもないくらいのまさに微風。



海面は完全なベタ凪で、その沼のような湾内には波紋一つ出来ておらず、全く魚の気配を感じません。

釣り人はほぼゼロに近い状況、魚の気配を全く感じない沼のような湾内…

期待して早く来たけど…

たぶん今日もダメなんだろうな…

釣りの準備をしているにも関わらず、帰ろうか悩むほどテンション爆下げです。

取り急ぎサビキ釣りの準備を終え、家内にサビキ釣りを開始してもらい私は他の釣りの準備に取り掛かりました。

何気なく家内の方を見ると、持ち竿でサビキ釣りをしています。

なにもいないだろ…?

竿は竿受けに置いといて良いよ…

すると、家内が…

いや、いるんだよ…

かなりの数が…

大きさはたぶん10cmくらいだけど、小魚の群れが…

釣りの準備を中断し、海の中を覗き込みますが、私は元々目が悪く近年は老眼も酷く、私はハッキリと確認出来ませんでした。

俺は良く見えないけど、サバっ子なのか…?

いや、形はサバじゃないな…

形が細長くない…

じゃぁ、根魚じゃないのか?

いや、数がとにかく凄くて根魚の稚魚ではないと思う…と。

しばらく持ち竿で家内が粘り、その正体を釣り上げます。



10cmほどのマアジの稚魚、豆アジです。※

※後が続けば持ち帰るつもりでしたが、後が続かずバケツの中で豆アジも元気いっぱいだったのでリリースしました。

この後、アジは続かず今度はメバルの稚魚が立て続けに釣れ出します。



ん…

潮の動きと良い魚の活性は低くないな…

しかし、一向に魚の気配は感じず、メバルすら釣れなくなり全くアタリもなくなります。

この日、サビキ釣り以外の釣りは前回の釣行時同様に、サンマの切り身でぶっ込み、マダイ用の1本針にアオイソ(アオイソメ)を房掛けにした投げ釣りをしていました。

全く魚の気配を感じなくなってから、しばらくしてこの2本の竿のエサを替え、再び投げ入れました。

すると、仕掛けを投げ入れた北条湾の中央部で、オモリが着水するとコノシロのような魚体の魚が数匹海中から飛び出しました。

もう1本の竿の仕掛けを、先に投げた仕掛けと近い場所に投げ入れてみると、同じく数匹魚が海中から飛び出しました。

なんだ??

こいつら…?

この日はほぼ満月に近い月齢で、月明りが海面に反射するほど月が明るく、この月明りのお蔭で飛び出した魚の形はハッキリ分かりました。

もしかして…

こいつらフィッシュイーターでは…?

釣り開始直後に豆アジが釣れました。

この日の潮回り(潮汐)は中潮で、月齢はほぼ満月。

釣りをしていた時の潮の動きは、満潮に向けての上げ潮で、1年の中でも中々これだけの好条件下で釣りが出来ない…というくらい釣りをする上では良い条件が整っていました。

トドメを刺すように、海水温も15度。

これで釣れないはずがない…

状況的にはそうなんですが、現実的にはアタリすらなく魚の気配も感じません。

小一時間ほど仮眠をし、午前4時過ぎに釣りを再開しました。

薄っすらと空も明るくなり始め、月明りもあるので普段のマヅメ時よりも海の状況が良く分かりました。

すると…

仮眠前に海中から飛び出したと思われる魚影を発見します。

足下で見たわけではないので、断言は出来ませんが、恐らくシーバスの類。

所謂セイゴサイズのヒラ(ヒラスズキ)、マル(マルスズキ)の幼魚かと思われます。

やっぱな…

フィッシュイーターがいたからサビキで何も釣れなかったのか…

自然というのは常に変化していくものですので、「普通」や「例年通り」という状況の定義はないと思っていますが、どうしても比べるとなると前年度の状況と比較することが多いです。

また、比較をした方が分かり易い、伝え易いということもあり比較してしまいますが、去年までの同時期に北条湾へ現れるフィッシュイーターと言えば、アカエイくらいでした。

こちらは2022年4月17日(去年)にサバっ子を活餌に泳がせておいて釣れたアカエイです。



どうしても、今の時期は釣果を上げにくいので、サビキ以外の釣りもするのですが、前回の釣行時に釣れたガザミなどはラッキーな方で、北条湾内で魚の切り身や死にエサを使って釣りをするとアカエイの餌食になります。

この時も、恐らく泳がせていた活餌のサバっ子が力尽き、海底に沈んだところを襲われたと思われます。

とにかく去年までは、今の時期の北条湾に入ってくるフィッシュイーターはアカエイやダイナンウミヘビくらいしかおらず、泳がせ釣りしかりルアーなどで釣りをしてもやるだけ無駄状態でした。

しかし、今シーズンは去年の晩秋の青物ラッシュで70cmのカンパチから始まり、イナダヒラスズキと続き、今年に入ってからは釣果を得られておりませんが、青物を始めとするフィッシュイーター達が未だに北条湾周辺をうろついています。

これだけのフィッシュイーターが途切れることなく冬を越し、これから本格的なシーズンになるという時まで回遊してくることはかつてありませんでした。

今のこの状況は良い状況なのですが、大手を振って喜べるわけでもなく、狭い北条湾という湾に釣り人しかり、フィッシュイーターしかり、あまりに数が多過ぎて皮肉な話ですが、釣りをする上では弊害になってしまっている側面があります。

これから寄って来ると思われるサバっ子、ムツっ子など生後間もない稚魚や小魚の群れは別ですが、生後1年以上経ち北条湾という餌場を知っている青魚青物、他のフィッシュイーター達は、釣り人が多過ぎる故スレが酷くなっており、魚はいるんですが釣ることが非常に難しくなっています。

また、フィッシュイーターが多過ぎて、狭い北条湾内に数多くフィッシュイーターが入ってしまうと、青魚などの捕食される側の小魚達が北条湾から出て行ってしまうという悪循環も生まれています。

この日、家内が最初に発見し1匹だけ釣った豆アジの群れも、恐らく30cmほどのフィッシュイーター達に追い回され、サビキ仕掛けに全く反応しなくなり、その後は豆アジの群れらしきものは確認出来ませんでしたので、最悪は北条湾から出て行った可能性が高いです。

まだ、4月の中旬なので、恐らく4月中にはサバっ子、ムツっ子が釣れ始めると思いますが、連日これだけ入れ替わり立ち替わりフィッシュイーターが北条湾内に入って来る状況ですので、最悪北条湾内にサバっ子、ムツっ子が入って来ない…という、かつてない状況になる可能性もゼロではありません。

また、繰り返しになりますが、ルアーでフィッシュイーターを狙っても、スレが酷いのでほとんど反応しません。

実際にルアーで魚を釣っている人を近年では見たことがありません。

青物の類は特にですが、完全に北条湾を自分達の餌場として回遊しています。

仮に生け簀にスレた100匹のフィッシュイーターがいて、同じサイズの生け簀にスレていない1匹のフィッシュイーターがいたとしたら、スレてない1匹の方が断然釣り易いです。

スレてしまった魚を釣るのは本当に難しく、釣り堀の魚ももちろんスレているんですが、釣り堀の魚は釣りエサ以外のエサを与えられていませんので、釣れるわけです。

どうしてもルアーで狙うのであれば、寄っている魚を特定し、狙う魚を絞って釣りをされることをお勧め致します。

次回は潮回りが若潮、天候が雨…

そして、サバっ子、ムツっ子が寄っているかも分からない…

雨の中、カッパを着たアラフィフのおっさんの一人罰ゲーム状態になる可能性が非常に高く、釣りに行くモチベーションが保てなくなりそうです。w

しかし、いつ釣れ出すか分からない今の時期、最悪釣りはしなくとも様子だけは見に行ってこようと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

※ツイート内で4月16日とツイートしておりますが、正しくは2023年4月9日に撮影したものです。
2023年4月9日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年4月9日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  魚料理  ガザミ  タイワンガザミ  渡り蟹  ワタリガニ  サバ  

【三崎港・北条湾】サビキ釣りのシーズンインならず…サンマの切り身でガザミをGET!(2023年4月2日)

こんにちは。

前回の釣行時は20cmサイズのカタクチイワシが入れ食いでした。

これでいよいよサビキ釣りもシーズンイン!かと思いましたが、帰宅後カタクチイワシを捌いてみると、100%全ての個体が白子か卵を持った産卵直前の子持ちのカタクチイワシの群れでした。

釣れた個体が100%全て子持ち…

中々あることではなく、完全に産卵のド直前。

サンゴの産卵に代表されますように、海の中の生き物は大潮の潮が良く動く日、且つ新月もしくは限りなく新月に近い時に産卵行動をすることが多く、まさにそのタイミングを計っている状態で、言わば北条湾で産卵をするまで待機しているような状況でした。

カタクチイワシに限らず、産卵前後は概ねどんな魚でも爆食いをします。

その爆食いも相まって、子持ちのカタクチイワシが釣れ過ぎて釣り開始から90弱で帰路に着く弾丸釣行となりました。

前回の釣行記事でも予想しておりますが、これはサビキ釣りのシーズンインとは言えず、一時的なもので産卵場に移動し産卵をした後、再び同じ群れが北条湾に戻って来ることは稀で、概ね違う餌場を目指して旅(回遊)に出てしまいます。

今にも産卵行動を開始しそうな状況でしたので、恐らく前回の釣行から1週間が過ぎたこの日にまだ同じ群れがいる確率は低く、そろそろサバっ子、ムツっ子辺りが北条湾内に入って来てくれていることを祈りながら北条湾を目指しました。

万が一、前回の釣行時のカタクチイワシの群れがいた場合を想定し、普段より早めの午前1時過ぎに北条湾へ到着しました。



釣り道具を車から降ろしながら海面を確認すると、かなり動きは鈍く数も少ないですが小魚が作る波紋が一応出来ていました。

前回の子持ちのシコ(カタクチイワシ)か??

サバっ子、ムツっ子にしてはサイズが大きい…

しかも数も恐ろしく少ないし…

まぁ、でもサビキ(仕掛け)を入れれば食ってくるだろう…

こんな感じで釣りの準備を始め、まずはサビキ釣りから開始しました。

一通りサビキ釣りの準備をし、サビキ釣りは家内に任せ、前回出来なかった他の釣りの準備に取り掛かりました。

家内が小まめにアミコマセを付け替え、サビキ仕掛けを海に投入しますが、一向に食ってくる気配がありません。

サビキ釣り以外の釣りは、活餌に出来る魚が釣れたら泳がせ、サンマの切り身でチョイ投げ、虫餌のアオイソメで投げ釣りの準備をしました。

泳がせ釣りは、エサとする活餌が釣れていないので、一旦保留とし他の釣りも開始しサビキ釣りの様子を伺いました。

小魚が作る波紋の数が時間と共に見る見る減っていき、とうとう波紋が出来なくなっていきます。

釣りをしていた時の潮の動きは、潮回りは中潮で満潮に向けての上げ潮とは言え、潮の動きは非常に鈍い感じでした。

ん…

潮の動きが鈍いから食ってこないのか…?

それにしても、1匹も釣れない…というのは不自然だな…

なんでだ??

答えを探すべく、北条湾岸壁を歩きながら海の様子を伺っていると…

ん??

一瞬の出来事でしたが、もの凄い勢いで海底から真上に向かって何かが近付いて来ます。

えっ!?

あまりの一瞬の出来事に、魚種の判別まで出来ませんでしたが、足下で60cm~70cmはあろうかというフィッシュイーターが、小魚にアタックし勢い余って海中から飛び出しました。

なるほど…

原因はコイツか…

現地で活餌を調達する泳がせ釣りの一番最悪なパターンなんですが、既に北条湾内にそれなりのサイズのフィッシュイーターが数匹入って来ていたと思われ、そのフィッシュイーターがアタックを繰り返していたので、小魚達は戦々恐々としメシなど食っている場合ではなく、逃げ惑っていたのでサビキ仕掛けに全く反応していませんでした。

またこのパターンか…

と、ガックリしますが、一応フィッシュイーターがアタックしていた場所に釣り座を移動させます。

釣り座を移動し、再びサビキ釣りを再開させますが、相変わらずアタリの「ア」の字もありません。

その後、何度かフィッシュイーターがアタックした際に出来る波を確認しますが、空針ではどう頑張っても釣れません。

もどかしい時間が刻々と過ぎ、とうとう波紋も出来なければ、フィッシュイーターの気配もなくなります。

釣り開始から2時間ほど経っていました。

恐らく前回の釣行後、徐々に子持ちのカタクチイワシの群れが産卵場に移動を始め、その残存の群れがまだ少し残っており、カタクチイワシの群れの数も少ない上に、フィッシュイーターが暴れ回っていたのでサビキ仕掛けにも無反応だったものと思われます。

前回の釣行時には気持ち悪いくらい、まさに釣り堀状態で北条湾内にかなりの数のカタクチイワシの群れがいましたが、その時はフィッシュイーターの気配は90分釣りをしていた間、一度も感じませんでした。

しかし、この日、つまりカタクチイワシの群れを確認して1週間の間にフィッシュイーター達はカタクチイワシの群れを発見し北条湾にやって来ていました。

フィッシュイーターの群れが、常に北条湾近海を回遊している証だと思います。

フィッシュイーター達のエサである小魚の群れが、北条湾に入って来ればすぐにフィッシュイーター達はやって来る…

こういう流れが既に出来上がっていると言って過言ではないと思います。

この日の場合は、波紋がどんどん消えていった…カタクチイワシの群れが北条湾から出て行ったので、当然波紋が出来なくなり、エサであるカタクチイワシがいなくなったのでフィッシュイーター達も北条湾から出て行った…この流れで間違いないと思います。

北条湾に到着した時と同じ海だとは思えないくらい静まり返り、魚の気配も感じられず、心が折れ掛かったのが午前3時半頃でした。

あと15分もすれば満潮での潮止まりの時間。

この日は日の出の時刻が概ね午前5時半です。

そこからマヅメ時を逆算して1時間とし、最後の望みは午前4時半から日の出後30分くらいまでの1時間半。

そのタイミングで、何がしかの小魚が北条湾内へ入って来なければ、恐らくサビキ釣りの本格的なシーズンインはまだ先…

そして、今日は何をどうしても魚は絶対に釣れない…

こういうことから、家内と午前4時半まで車で待機することにしました。

午前4時半になり再び釣りを再開させます。

釣りをしている時は、あまり私は寝ることはないのですが、珍しく30分ほど仮眠しました。

起きたタイミングも悪かったのか、中々目が覚めずボーッとしていました。

椅子に座り、一服しながら何の気なしにチョイ投げの竿を見ると…

ん??

ヤケに糸(道糸)が弛んでんな…

糸ふけは取ってから仮眠しましたが、風が若干強かったのでそれで弛んだのか…と一瞬思いましたが、竿先から真下に力なく糸が垂れ下がる感じでかなり不自然な弛み方です。

エサはサンマの切り身。

アカエイの餌食になる覚悟で、死にエサでマゴチ系、アナゴ系を狙っていました。

仕掛けもマゴチ用の孫針の付いた仕掛けです。

風などの影響で糸が弛んだのではなく、明らかに仕掛け(オモリ)が移動し(竿に近い位置に)糸が弛んでしまったこの状況は、タコやカニがのっている(エサを食べている)ことが多いんです。

タコテンヤやカニ網など、それ用の仕掛けではなく釣り針にタコやカニを掛けるのは、タイミングを間違えると一瞬で逃げられてしまいます。(タコやカニが違和感を感じエサを離してしまう)

こういう場合は、極力道糸を動かさず竿を持ち、糸ふけを取った後、スッポ抜ける勢いで一気に合わせます。

予想通りタコやカニがのっていれば、概ねタコやカニのどこかしらの部位に針が掛かります。

そのフォルムからも想像は難しくないと思いますが、タコやカニはエサを食べる時にエサに覆い被さるようにしてエサを食べます。

タコの方が完全に覆い被さるので針に掛け易いですが、カニは足でエサを押さえつけハサミで千切って食べるのでカニの方が針に掛けにくいです。

カニはタコほどエサに覆い被さることはなくとも、エサを足で押さえますので不意を突く感じで一気に引き上げると、足やハサミの節などどこかしらに針が掛かります。

道糸が弛むのは、イカも同じなんですが、タコやカニも出来るだけ自分が安心してエサが食べられる場所にエサを持って行こうとする習性があります。

エサを食べている時、エサに気を取られている時に外敵に襲われることが多いため、障害物の下や付近、自分が隠れられる場所などに持って行こうとします。

このため、エサと一緒に仕掛けごと移動するので、不自然な糸ふけが出来、道糸が弛みます。

結果として釣れなかったので、単なる根掛かりか…と思うような状況も、虫餌や魚の切り身、死にエサなどで投げ釣りをした場合は、単なる根掛かりではなくタコやカニが障害物の周りに仕掛けごと運んだ可能性もあるんです。

そして、このチョイ投げの不自然な糸の弛みで一気に目が覚めます。

これカニだろ…

今は産卵期だしな…

多分、カニだ…

そう信じ渾身の力で一気に引き抜きます。

のった!!

おもっ!

魚の引きのような感触が全くなく、ただ重い、明らかにその重さは水圧…のような重さ…

たぶん、カニだ…




予想は的中、ガザミワタリガニ)でした。

ちなみにカニの場合は、堅い甲羅で覆われているので、釣り針を突きさすのは難しく、釣り針がしっかり掛かっていないことが大半です。

これはタモ入れなどの際も同じで、魚も同じなんですが水の中で生きている生き物は、水中から引き出す瞬間が一番暴れます。

水中から引き抜く際にモタつくと、カニが暴れ掛かっていた釣り針が外れてしまうことが多々ありますので、水中から引く抜く時は躊躇せず、一気に地上まで仕掛けを飛ばすような勢いで引き抜くようにした方が無難です。

言い方を変えれば、地上で生きている人間が頭を掴んで水中に顔を沈められれば暴れますよね?

これと同じことです。

そして、今回は釣れた動画を撮影しているのが、クーラーボックスの中のカニを撮影しています。

カニはハサミも危険ですが、思いの外地上での動きが素早く気を抜くと一気にダッシュされ逃げられてしまうことも多々あります。

足などで軽く踏み、軍手などをはめた上で、ハサミを持ち動画のようにクーラーボックスなどカニが滑って動きにくい入れ物にまず入れてしまうことをお勧め致します。

思わぬ釣果に、一瞬テンションが上がりますが、その後は仮眠前と全く変わらない静まり返った北条湾で、結局この日は納竿まで魚の気配を感じることは出来ませんでした。

北条湾内の海水温も安定してきているので、本当にあと少しだと思っているのですが、今シーズンは早々にフィッシュイーターは見掛けるものの、肝心の青魚が入って来ません。

近年は毎年魚達の動きが、前年度とは大きく変わってしまうので、釣果に結び付けにくく魚の動きを読みにくいのですが、これもまた釣りの醍醐味だと思います。

ここ最近、現地(北条湾)で泳がせ釣りをしに来た…と、Twitterやブログをご覧頂いている方にお声掛け頂きます。

これは、投稿の文字数に制限もないことなどから、ブログのみでのアドバイスにもなりますが、今回のような活餌を現地調達での泳がせ釣りは、釣り場に行ってみないと分からない…所謂、一つの賭け的な釣行になりがちです。

川魚は別として、海水魚の活餌を売っている釣具店は限られると思いますが、私のようにヒマ人で週一で釣りには行けず、限られた時間の中で泳がせ釣りメインで釣行される場合は、アジ等でしたら活餌として売っている釣具店もあると思いますので、事前に数匹活餌を購入の上、釣りに行かれることをお勧め致します。

そして、現地で状況を良く観察し、フィッシュイーターが狙うような小魚がいる場合、もしくはフィッシュイーターが既におり、アタックしている場合などに買った活餌を投入することをお勧め致します。

鼻掛け、背掛けなど、どんな部位でも魚に釣り針を刺すこと自体で魚はどんどん弱ります。

闇雲にいきなり活餌を泳がせるのではなく、些細なことでも構いませんので、フィッシュイーターの気配を感じる時に活餌を使った方が無難です。

正直申し上げて、これが泳がせ釣りでは一番釣果を上げ易いと思います。

ここ5年で括って見てみましても、こんなに早い段階から恐らく青物と思われるフィッシュイーターが北条湾内に入って来るのは見たことがありません。

永遠とフィッシュイーターが北条湾内にいるということはなく、エサが居なければすぐに出て行きますし、ほんの5分、10分のその時を逃すとまず釣れません。

私はあくまで自然の流れに身を任せて…的な、釣れなければ釣れない釣りを楽しんでおりますが、釣果重視であれば活餌は事前に用意した方が無難です。

日の出後30分、午前6時まで粘ってみましたが、サバっ子、ムツっ子を始めとする、他の青魚なども北条湾内に入って来る気配はなかったので、この日はここで納竿としました。

3月に入り1ヶ月で北条湾内の海水温も14度~15度くらいで安定してきました。

13度台に下がることがいよいよ無くなってきたので、恐らく次回(2023/4/9を予定)の釣行時にはサバっ子、ムツっ子が釣れてくれるのではないか…個人的にはかなりの角度でそう思っていますが、如何せん自然相手のことですので断定的には申し上げられません。

どんなに遅くても4/16には釣れ出すと思っています。

仮に最悪4月中にサバっ子、ムツっ子が北条湾内に入って来ない…となると、これは根拠はなく私の勝手な想像ですので、話半分でお聞き頂きたいですが、かなりの数のフィッシュイーター(主に青物)が北条湾周辺をうろついているという可能性もあります。

4月中の釣行は、この辺に重点を置き、良く観察しながら釣りをしていきたいと考えています。

そして、この日の釣果ですが、ガザミとしては大きな方で、甲羅幅で30cmありました。

概ねガザミの成体で25cmくらいと言われているので、ガザミの中では長生きな個体だと思います。

頻繁に釣れるものでもないので、早速帰って兄妹猫達に…と言いたいところなんですが、猫にイカを食べさせてはいけない…という話は良く耳にすると思いますが、イカ同様にタコ、カニも猫には与えない方が良い食べ物です。

イカ、タコ、カニにはビタミンB1を破壊してしまう酵素が多く含まれており、人間でも同じことが言えるのですが、ビタミンB1が欠乏すると「脚気(かっけ)」というビタミンBが不足して起こる疾患を発症します。

全身の倦怠感や筋力の低下、歩行障害などの症状が現れ、最終的には死に至ってしまいます。

人間も尋常ではない量のカニなどを食べれば同様の症状が起こる可能性はあり、あくまで人間がカニなどを食べても平気なのはそもそもの身体の大きさ、食事量などが猫とでは比較になりません。

食べさせたから、必ず脚気が起こり死んでしまうわけではなく、当然猫の個体差はありますが、猫は犬よりも身体も小さく食事量も少ないです。

そういうことから、猫には与えない方が良い食材の一つがカニなんです。

自宅に帰り、いつものように釣ったガザミをシンクに出し、甲羅を洗っていると磯の匂いや海の匂いがするので自分達のご飯だと思い一時的に我が家の兄妹猫が集合していました。



兄妹猫の夕飯後、私の晩酌のつまみを作っていたら催促されてしまいました。

猫は人間の子供の3歳児くらいの知能があると言われており、釣りに行ったことは理解していて、いつもなら魚が食べられるのに何で今日は食べられないんだろう…的な雰囲気をずっと出していました。

次回は鱈腹食べさせてあげられるように頑張りたいと思います。

カニだから人間が食べたわけではなく、こういうことから人間が頂くことになったのですが、ここで少しガザミについてお話ししておこうと思います。

ガザミは関東近海では釣りで良く釣れるカニで、サイズこそ然程大きくなりませんが、味は非常に濃厚で美味しいカニです。

春先から夏の終わり頃に掛けて、キス狙いなどで投げ釣りをしていて外道として釣ったことがある方もいらっしゃると思います。

そして、「ガザミ」というと、タイワンガザミワタリガニというキーワードが良く出てくると思います。

ガザミとタイワンガザミは違う種類ですが、ガザミとワタリガニは同じカニのことを指します。

呼び名が違う理由は諸説あり、ガザミという呼び名を多く使う場所とワタリガニという呼び名を使う場所と様々です。

ガザミは非常に濃厚な出汁も取れ、身に臭みもなく美味しいカニですので、時期などにもよりますがメスが1杯数千円することもある高級食材です。

タイワンガザミは、ガザミに味はやや劣るものの、元々の種は同じですので然程大きな違いはありませんが、一般に流通する場合はそれほど高値は付きません。

まずはオスとメスの見分け方ですが、一番簡単に分かるのがカニの裏側(腹側)にある通称ふんどしと呼ばれる部位を見れば分かります。

ガザミ(ワタリガニ)のふんどし


赤丸の部分ですが、所謂卵を持つ部位で、この日釣れたガザミはメスなんですが、甲羅を下から覆うような形になっているのに対し、オスは縦に長い小さなふんどしが申し訳程度に付いているだけですので、見ればすぐに分かります。

ガザミとタイワンガザミの違いは、オスであれば紫色を主に甲羅全体が青味掛かっているガザミはタイワンガザミです。

この青味掛かった色合いから、タイワンガザミのオスはアオガニとも呼ばれます。

今回釣れたメスのガザミと同じような色をしているオスはガザミ(ワタリガニ)です。

一番厄介なのが、メスのガザミとタイワンガザミの見分け方なんですが、ハサミと甲羅の間の腕のトゲの数が4つであればガザミ、3つであればタイワンガザミです。

すみません、調理している時は、ガザミとタイワンガザミの違いをブログに書こうと思っていなかったので、肝心な部分の写真を撮っていないので、非情に分かりにくくて恐縮ですが、以下の写真を参考にしてみて下さい。

ガザミ(メス)


画像を拡大してご覧頂きたいのですが、赤丸のところは甲羅に隠れてしまっているのですが、右向きのトゲがハサミの下の腕に4本あるのがお分かり頂けるかと思います。

このトゲが4本あればガザミ、3本であればタイワンガザミです。

ガザミが釣れた際に、青色のガザミが釣れればその時点で問答無用でタイワンガザミです。

こちらは以前私が北条湾で釣ったタイワンガザミです。



この色合いであればタイワンガザミです。

今回釣れたガザミと同じような色合いのガザミが釣れた際は、まずガザミをひっくり返してオスかメスかを確認します。

オスであれば、ガザミです。

先ほども申し上げましたように、メスがややこしくガザミもタイワンガザミもメスの場合は色合いはほぼ同じ色なんです。

メスの場合は、先ほど申し上げました、ハサミの下の腕のトゲの数を確認して下さい。

4本であればガザミ、3本であればタイワンガザミです。

そして、ガザミの可食部ですが、特に毒があるわけではないので、基本的にどこを食べても問題はありません(加熱した場合に限る)が、高級な大型のカニではありませんので、身はほとんど取れません。

正直申し上げてカニ味噌や出汁を堪能する食べ方が無難です。

釣れたサイズにもよりますが、ハサミや腕、足などの身が取れるようであればその身、甲羅を開いてカニ味噌、そしてカニのアラで出汁をとって各蟹料理…が無難かと思います。

その中で、身と勘違いし易いエラをご説明しておきます。

カニのエラは当然魚と同じ役割をしています。

カニの場合は、魚のようには泳げず基本的に海底で過ごすことが多いです。

魚のエラも食べることはほとんどしませんが、カニも同じでガザミの場合は砂地の海底を好むため、砂を始め様々な雑菌がエラに付いていることが多く、食べても特段美味しい部位でもなく、味の無いスポンジのようで食感も悪く食べることはお勧め致しません。

魚も同様ですが、一番最初に腐敗が始まるのがエラです。

ガザミが釣れ釣ってすぐに食べない場合は特にですが、出汁を取るなど煮る際にも釣ったガザミが絶命してから時間が経過したものは、エラを取り除いてから調理した方が良いです。

ただ、エラを外しますと、出汁が出る部位や所謂エキス的なもの、カニ味噌なども流れ出してしまうことがありますので、ここは要注意かと思います。

所謂カニのふんどしの裏側に以下の写真のようなものがあります。

ガザミのエラ


これでおよそ半分のエラです。

カニは甲羅の中の半分以上はこのエラが占めていると言って過言ではありません。

今回作ったカニご飯。

カニの炊き込みご飯なんですが、先ほど申し上げたカニ味噌やカニのエキスを無駄なく使うために、エラは外さず一緒に炊き込みました。

魚を丸ごと煮付けたりする際も、事前にエラだけ取り出すことはあまりないと思います。

ただ、カニの場合は体格の割りにエラがかなり大きいので、どうしても気になるようでしたら、調理する前に取り外すことをお勧め致します。

今回作りましたカニご飯ですが、魚介類を捌くことが苦手な方でも簡単に出来ます。

まずは、ガザミを出刃包丁で二つに割ります。※

※牛刀など一般家庭にだいたいある包丁やペティナイフなどではまず切れず、滑って手を切ってしまうことがあります。節や筋に出刃包丁の刃を入れ包丁を手で叩くように切って下さい。

今回は3合のお米に、甲羅幅30cmのカニで調理しました。

下味と臭い消しの意味で、醤油:大さじ1、酒:大さじ2を入れ、普段白米を焚く時よりも多めに水を入れ炊き込めばOKです。

カニご飯


炊き上がるとこんな感じになります。

カニご飯


炊き上がったら、一旦ガザミを取り出し、ガザミの解体作業に入ります。

カニご飯


ちなみに、エラを外すとどこに内臓があんの?

というくらい何も無くなります。

地味に胃袋※があったりしますが、カニの構造が分かっていない方は、恐らくどれが胃袋が分からないと思います。

※胃袋は特段おかしな内容物が無ければ食べても問題ありません。

そうなると、所謂カニ味噌。

胃袋はガザミなどの中型のカニの場合、然程大きくなく下手をすると解体中に流れてしまうレベルなのでムキになって探さなくても良いと思います。

カニ味噌は厳密に言いますと、人間の肝臓、膵臓などの臓器の役割を果たしている内臓で、中腸線と言い「肝膵臓」とも呼ばれます。

これがカニ味噌で、あのカニの濃厚な味わいはここから出てきます。

お米と一緒にガザミを丸ごと炊き込んでいるので、この辺のエキスはお米が吸っていますが、更にガザミを解体し可能な限りの身、カニ味噌を取り出していきます。

今回取れたカニ味噌と身はこんな感じです。

カニご飯


すくなっ!と思われるかもしれませんが、これでもガザミで言いますと、身が取れた方なんです。

ちなみにオレンジ色の物体が、所謂ガザミのカニ味噌です。

今回釣れたガザミは、左足1本と左のハサミが欠損していました。

ガザミの寿命は2年ほどで、サイズ的にももしかすると老蟹で産卵直後のガザミかもしれません。

卵を抱えている時は、普段以上に天敵に狙われます。

命がけで卵を守り孵化させたのかもしれません。

カニ類の足やハサミは何れまた生えてきますが、完璧に再生することは出来ず、脱皮を繰り返すことで少しずつ大きくなっていきます。

今回釣れたガザミは、欠損した足やハサミが付いていた部分に、まだ何も新しい足やハサミの痕跡がなかったので、恐らく足やハサミを失って間もないと思います。

カニご飯ですが、ガザミと一緒に炊き込んだご飯を全体的にほぐし、先ほど取ったガザミの身やカニ味噌を軽く盛り付ければ出来上がりです。

ガザミ(ワタリガニ)のカニご飯

ガザミ(ワタリガニ)のカニご飯

ガザミ(ワタリガニ)のカニご飯


ちなみに釣行の翌日、このカニの炊き込みご飯を、おにぎりにして食べたんですが、そちらの方が風味を感じ易く非常に美味しかったです。

年明けから春先まで、1年で一番魚が釣りにくい時期に、北条湾ではチョイ投げなど虫餌を使った釣りをすると、タコやカニが結構釣れます。

概ね1シーズンで1回はタコやカニを釣っている感じです。

今回はアカエイ覚悟で、死にエサのサンマの切り身を使ったぶっ込みにガザミが掛かりましたが、2月の下旬に70cmの白子を持ったクロアナゴが釣れ、もしかすると生態が似ているマアナゴ、マゴチなどが湾内に入っていないかな…という流れでサンマの切り身を使いましたが、北条湾内で死にエサを使うとかなりの確率でアカエイの餌食になります。

アカエイ自体が、決して小さい魚ではないので、厄介な事この上ないです。

タモの柄が折れたり、竿が折れたり散々な目に何度もあっています。

北条湾内での死にエサでの釣りはあまりお勧め出来ません。

中々サビキ釣りがシーズンインせず、毎回釣りに行ってももどかしい感じですが、いい加減サバっ子、ムツっ子も釣れ始めると思います。

次回は中潮と潮回りは悪くありません。

次回こそは、兄妹猫のためにも青魚を釣りたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
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サビキ釣りでメバル

サビキ釣りでオオモンハタ(幼魚)

サビキ釣りでイサキ(稚魚)

サビキ釣りでカタボシイワシ

サビキ釣りでメジナ(グレ・幼魚)

サビキ釣りでムツ

サビキ釣りでセイゴ(スズキの幼魚)

サビキ釣りでウミタナゴ

チョイ投げでマダイ(幼魚)

サビキ釣りで釣った魚を活餌にヒラスズキ

サビキ釣りで釣った魚を活餌にカンパチ

サビキ釣りでコノシロ

サビキ釣りで釣った魚を活餌にクロアナゴ

サビキ釣りでミナミハタンポ

【番外編】サビキ釣りで釣った魚をエサにアカエイ 北条湾では死にエサや活餌でも活餌が弱ってくるとエイの格好の餌食になります。

青魚(アジ・サバ・イワシ)、毒魚、頻繁に釣れる外道扱いの魚種は掲載しておりません。
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