再びM(マグニチュード)9の地震が発生する可能性について。
これは
北大の統一見解ではなく、あくまでも
森谷武男の個人的な見解です。
現在も東北地方をはじめ日本中が地震活動が大変高い状態ですから、強い地震に備えることは大変重要です。
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再びM(マグニチュード)9の地震が発生する可能性について)
VHF電磁波の地震エコー観測からふたたびM9地震が発生する可能性が高まっていることをお知らせします。
2011年3月11日の 東北地方太平洋沖地震の前に8か月ほどさかのぼる2010年6月27日からえりも観測点において89.9MHzのチャンネルに地震エコーが観測され始めました。
この周波数は北海道東部中標津局の周波数ですが他の複数の観測点における監視から中標津局からの地震エコーではないことが確認されました。
同じ周波数の局は葛巻、種市、輪島、神戸などにありますが地震エコーの振幅が小さく(-100~-110dBから3-4dB上昇する)音声信号にならないのでどの局からかは不明ですが、おそらく東北地方の葛巻と種市の可能性が強いと考えられます。
この地震エコーは8ヶ月続き、2011年1月には弱くなりついに3月09日のM7.3の前震が発生後M9.0が発生しました。
M7.3が前震であることは、これに続く余震群のb値が0.5程度で極端に小さいことで判りました。
しかし確認作業中にM9は発生しました。
地震エコーの総継続時間は20万分を越えてM8以上の可能性がありました。
図は2010年01月01日からの地震エコーの日別継続時間です。
横軸は2010年01月01日からの月日、縦軸は1日毎の地震エコーの継続時間(分)です。
M9.0の発生後、地震エコーの活動は弱かったのですが、いわきの地震M7.0が発生したころから再び活性化し始めました。
そして現在まで昨年後半に観測された状況と良く似た経過をたどっています。
地震エコーの総継続時間は16万分に到 達しました。
もしもこのまま3月11日の地震の前と同じ経過をたどるとすれば、再びM9クラスの地震が発生すると推定されます。
震央は東北地方南部沖から関東地方沖の日本海溝南部付近であろうと考えられます。
震源メカニズムが正断層である場合には海底地殻上下変動が大きいので津波の振幅が大きく巨大津波になる可能性も考えられます。
発生時期は12月から2012年01月にかけてと考えられますが、地震エコーの衰弱からだけではピンポイントでの予想は難しいと思われます。
前震の発生や地震をトリガーする自然現象、つまり磁気嵐や地球潮汐の観測などを監視していくことも重要です。
これからもVHF地震エコーの観測を欠測しないように継続していき、できるだけ頻繁に更新していくつもりです。

2010年01月01日からの地震エコーの日別継続時間
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再びマグニチュード9の地震が発生する可能性があります)
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