前回の観音崎での釣果をブログに書いた際、少し
投げ釣りでの
根掛かりについて触れました。
というのも、今年の
観音崎は例年に無いくらい海藻や藻の繁殖が激しく釣りにくいと感じていました。
私だけなのかな…と、日中の釣り人も多い時間帯に他の
投げ釣りをしている方を観察していましたが、やはり同じく
根掛かりで悪戦苦闘している方を目にします。
潮の状況や天候などにもよりますが、いつもより海藻や藻による
根掛かりは多いと思います。
そう感じていた事もあり、前回のブログ記事に書かせて頂いたのですが、
Twitterを始めいろいろ反響を頂いたので個人的な対策ではありますが、まとめてみようと思います。
あくまで今年(2012年)の
観音崎での対策になります。
オモリや仕掛けを始め、今は様々な道具があります。
参考程度にご覧戴ければ幸いです。
そもそも
観音崎は岩礁地帯に点々と砂地がある地形です。
言ってしまえば、
根掛かりは当たり前なのですが、岩などが障害になる場合は違うポイントや違う場所、違う角度から投げれば回避出来ます。
しかし、今年は海藻や浮き藻が原因です。
波や潮に乗って浮遊します。
干潮時などは海面が海藻や藻で埋まっている事もあります。
海藻や藻を飛び越して投げる事は出来ますが、巻き上げる時にピンポイントで海藻や藻を避ける事は中々難しいです。
結果的に海藻や藻を引っ掛けた状態で巻き上げるか、重さに耐えきれず天秤や針をロストするか…となります。
「
根掛かり対策」というよりは「海藻・藻対策」と言った方が正解かもしれません。
ちなみ私が
観音崎で狙う魚は以下のような感じです。
朝、夕マズメ・夜釣り:スズキ・タイ・メバル・アナゴ・カサゴ等
日中:シロギス・カレイ等
どちらかと言えば、朝、夕マズメ、夜釣りが多いです。
特に狙う魚によって釣り方や仕掛けは大きく変えていません。
変えても針くらいです。
4メートル弱の投げ竿に中型のスピニングリール、それに30号の海藻天秤に日中であれば「うなぎ針」の1本針。
夜釣りであれば「丸セイゴ」の1本針です。
1本針にする理由は、3本、2本針だと魚のヒット率は上がりますが、同時に海藻や藻のヒット率も上がってしまいます。
単純にこういった理由です。
観音崎以外で
投げ釣りをする時は2本針を使う事が多いです。
次に天秤ですが、元々ジェット天秤を愛用していましたが、今年の観音崎に限っては海藻天秤限定で釣っています。
なぜジェット天秤を使わないのかと言いますと、海藻や藻に天秤が引っ掛かり巻き上げてくる際にジェット天秤そのものが変形してしまい使い物にならなくなる事が多々あるからです。

変形したジェット天秤岩礁地帯などでは、ジェット天秤は巻き上げ時の浮遊も早く障害物を避けるのに効果的ですが、如何せん今回は障害物も浮遊しています。
根掛かり対策の効果は薄いと感じています。
そこで海藻天秤なんですが、海藻天秤は大きく分けて2種類あります。
遊動式のものと遊動式でないもの。

2種類の海藻天秤写真の左側が遊動式。
右側が非遊動式です。
私が使っているものは左側の遊動式の海藻天秤です。
なぜ右側の非遊動式を使わないかというと、ジェット天秤同様、針に海藻や藻が引っ掛かった際に重さに負けて天秤が変形して使い物にならなくなることが多々あります。

変形した海藻天秤写真のように引っ張られて広がってしまいます。
最悪、ジェット天秤同様に道糸から切れて天秤ごとロストすることもあります。

遊動式の海藻天秤遊動式の海藻天秤は写真の通り、L字に開いた下側はハリスを通すだけです。
つまり針に大量に海藻や藻が引っ掛かっても、天秤を介していないので天秤そのものが変形することはありません。
ダイレクトに道糸に重さや抵抗が伝わるので、道糸さえ耐えてくれればロストすることはほとんどありません。
また、天秤そのものに余計な力が加わらず、仮に海藻や藻が天秤に引っ掛かっても天秤が変形することは少ないです。
根掛かりとは関係ない要素ですが、ジェット天秤と非遊動式の海藻天秤は「自動あわせ」の要素があります。
遊動式の海藻天秤だと、厳密に言えば置き竿時のアタリは注視した方が良いかもしれません。
ここまでは私も含め、大人の男性が釣る場合を想定してお話させて戴きました。
以下は、該当する方がいらっしゃればお試し下さい…という感じですが、安い上にそこそこ根掛かり対策にもなる仕掛けをご紹介します。
昔風に言うと「捨てオモリ式」とでも言うんでしょうか…(笑)
女性や小、中学生くらいのお子さんが釣りをする場合はちょうど良いかと思います。

ナツメオモリ

ナツメオモリを使った仕掛け中通しのナツメオモリを使った仕掛けです。
写真の上からオモリに入っているのは道糸です。
単純に道糸にナツメオモリを通し、次に適当な大きさに切ったゴム管(※)を通しヨリモドシを結びつけ、仕掛けを取りつけます。
※ゴム管を間に挟むのはヨリモドシにオモリが喰い込まないようにするためです
本来はこの仕掛けが一番、海藻や藻に対する根掛かり対策になると思います。
言い方を変えると天秤が「糸」なので海藻や藻に絡みついても変形の心配もなく、以外とスルリと海藻や藻の中を抜けてきます。
あとはなんと言ってもオモリ(天秤)1個の単価が安いです。(笑)
釣りに行く間隔が空いてしまう方は、少し面倒臭いですが釣るポイントを決めたらナス型などのオモリだけを付けて、投げたいポイントに数回投げ込んで地形や海藻の状況を探り使用する天秤を決めるのも良いかと思います。

ナス型のオモリ潮位や潮の満ち引きでも状況が全然変わってきますので。
最後に自作ではありますが、簡単に使っている針をご紹介します。

シロギス用の1本針写真はシロギス用の1本針の仕掛けです。
市販のうなぎ針の14号に、蛍光玉か蛍光の浮き玉を通し電車結びでハリスを延長したものです。
仕掛け全体の長さが1メートルくらいになるように作っています。
夜釣りでスズキやマダイ等々を狙う時は、針をうなぎ針から丸セイゴの14~16号に変えています。
今まで3本針の仕掛けを使っていた方であれば、針を1本に変えるだけでも根掛かり対策の効果はあると思います。
宜しければお試し下さい。(^^)
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