連日釣りに出掛けられることもあり、半年振りに腰を据えていつのも城ケ島ではなく観音崎に釣りに行って来ました。

観音崎の朝陽
観音崎も城ケ島も私が釣りを始めた小学校1年生から30年以上通い詰めている思い出の釣り場なのですが、中でも観音崎はやはり大物を上げた回数が多いため今でも釣りに出掛ける時のわくわく感は違います。
まさに良い意味での「想定外」が起こる釣り場として印象に残っています。
今年に入り、年明けから観音崎には行っていたのですが、思うような釣果が得られず交互に観音崎と城ケ島へ行き、そのままサビキシーズンに突入し半年程観音崎から足が遠のいていました。
例年ですと、そろそろキスやカレイが上がってもおかしくないので、初日は投げ釣りメインで、二日目は地元の方の情報でアジが上がっているとの情報を頂いたので夜釣りでアジを狙ってみました。
結果から申し上げますと、狙いのアジやキスは一匹も釣れず釣果としては惨憺たるものでした。
数年前から釣れる魚でも感じていましたが、先日あるニュースで今までは寒くて育たなかった果物や野菜の産地がどんどん北上し寒い地方でも栽培が可能になっていると聞きました。
ここ数年、これと同じ現象を海でも感じています。
城ケ島で釣れているイワシやアジ、また観音崎での夜釣りのアジ。
これも例年ですと9月下旬ともなれば沖に離れボートや船じゃないと釣れなくなり、狙う魚も投げ釣りの魚に変化していくのですがここ数年このタイミングがどんどん遅くなってきていると感じます。
半年も来ていないと、正直何が釣れているのかさっぱり分かりません。
また、観音崎に至っては私のブログでも釣果として何回か書かせて頂きましたが、アイナメがまったく釣れなくなりました。
カレイに至っても最後に釣ったのは去年だったと思います。
まぁ、半年振りに二日程釣りに行っただけなので何とも言えない上に、二日とも潮がご覧の通りあまり良くなかったこともありもう少しじっくり釣ってみたいと思いますが、温暖化やエルニーニョ/ラニーニャ現象の影響もあるのかな…と考えてしまいます。

9/22の潮

9/23の潮
実際にこの二日間、他の釣り客の方も投げ釣りは全滅、サビキをしている方が少し釣っているような感じでした。
と…釣れなかった言い訳をツラツラ書いているみたいなので、本題の釣果を。w

9/23の釣果
クロメバル、ウミタナゴ、キュウセンベラのオスとメス。
いつもならリリースしてしまうんですが、サイズがそこそこだったので大きいものだけ持ち帰りました。
どれも食べると美味しい魚なんですが、調理が面倒な上にベラに至っては如何せんこのカラフルな色が苦手という方もいると思います。
ウミタナゴ、クロメバルは煮付けにしました。

クロメバルとウミタナゴの煮付け
鱗を剥ぎ、腸を取り除き、出汁に生姜を刻んで魚に火が通るまで弱火で煮ます。
あまり火が強すぎると魚の種類によっては身が崩れてしまうのでご注意下さい。
このサイズの魚ですと、調理方法はいろいろあるのですが煮付けが一番キレイに身を食べ尽せると思います。
一番大きいウミタナゴは刺身にしました。

ウミタナゴの刺身
白身でコリコリした食感が好きです。
最後にキュウセンベラなんですが、原色バリバリの緑色の方がオスです。
比較的控えめな色の赤い方がメスです。
余談ですが、キュウセンベラは暗くなると砂の中に潜って眠ります。
危険を感じた時などにもとっさに砂に潜ったりします。
潮干狩りの時期の大潮の引き潮の時、少し海水が残る砂地を掘ってみて下さい。
「しまった!!出遅れた!」とばかりに砂の中に取り残されたキュウセンベラがたくさんいます。
どこにでも必ずいる…というわけではありませんが、少なくとも観音崎にはいます。w
潮干狩りの時期は釣りの合間にアサリ取りをすることがあるのですが、この時に出遅れた大きいキュウセンベラは持ち帰ることがあります。
本題にもどして、今回はキュウセンベラのタタキを作ってみました。
キュウセンベラは特に大きなトゲとかはありませんが、ヌルヌルして掴みにくいです。
両手に塩をまぶし軽く身を擦るとヌメリが取れます。
キッチンペーパーやタオル、軍手などをして魚を掴むのもありです。
どちらにしてもある程度は事前にヌメリを取らないと掴みにくいので塩で揉む感じでヌメリを取り除いて下さい。
ヌメリを取り除いたら鱗を剥ぎます。
頭を落とし、腸を取り除いたら中骨に沿って三枚に卸します。
そしてこのカラフルな皮を剥ぎます。
どちらとも言い難いですが、手で皮を剥こうと思えば剥ぐ事が出来ます。
ただ結構皮がしっかりしているので、力ずくで剥くと身がボロボロになってしまいます。
一番安パイなのは包丁で皮引きをすることをお勧めします。
キュウセンベラはオスとメスで身の色も違います。
叩かず、お刺身として食べるならメスの方が身が白身で美しいです。

左がオス・右がメス
今回はタタキなので擦った生姜と一緒にタタキます。

キュウセンベラの切り身
あとは細かく刻んでひたすら叩きます。
切り身を持つとお分かり頂けると思いますが、キュウセンベラの身はモチモチとしていて弾力が凄いです。
また、食べたことがある方は天ぷらが美味しいと良く言われます。
とても油との相性が良く、これで練り物を作ったらもの凄く美味しいと思います。

キュウセンベラのタタキ
このタタキもモチモチ、フワフワとした食感でとても美味しかったです。
投げ釣りをはじめ、至るところで外道扱いのキュウセンベラですが、大きいサイズが釣れたら是非お試し下さい。
地元の釣果パトロールをしているオッサン(良く散歩している方)の話ですと、夜釣りでアジが釣れているらしいので、オッサンを信じ少しアジを狙ってみたいと思います。
しばらくは観音崎と城ケ島を交互に釣りに行ってみたいと思います。
■ロップイヤーと猫の動画


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清々しい陽気でした
9月も下旬に近付くと、パタリとサビキで釣れなくなりますが、今年はもう少しサビキで釣れそうな気配です。
前回は秋を感じるような魚種の五目釣りでしたが、今回はウルメイワシ、サッパ、マイワシの3魚種のみ。
少し寝坊し出遅れて日の出後の釣り開始となりましたが、二時間程度でこんな感じの釣果です。

9/21の釣果
最盛期の真夏のように、爆釣り、入れ食いとはいきませんが、サイズが上がってきているので楽しめました。
中でも今回は数は釣れませんでしたが、そこそこのサイズのマイワシがヒット!

マイワシ
一番大きなもので17cm弱。
時間的にもう少し粘れば数釣りは出来たかもしれません。
ちなみに当日の潮はこんな感じ。

潮見表
潮は決して良くありませんでしたが、この日は適度に海が濁っていたので釣り易かった気がします。
先ほども申し上げましたが、全体的に魚のサイズが上がってきているので脂がのっていて美味しいはもちろんですが、釣っていても結構な勢いで引くので魚もの引きも十分に楽しめます。
今後の天気次第ですが、少なくとも9月中はまだ楽しめそうです。
今回はマイワシはオーソドックスに刺身にしました。
捌いている時から、包丁やまな板に脂が広がり見ていても美味しそうでした。

マイワシの刺身
サッパはいつものように、背開きにし中骨を取り除き素揚げにしました。
そして、数も一番釣れたウルメイワシですが、こちらもマイワシ同様丸々太って脂ものっているので今回は太巻きにしました。

ウルメイワシの太巻き
作り方は至って簡単、巻きす
そこに三枚に卸したウルメイワシの切り身を、巻いた時に均一に(偏らない)なるように並べます。
後は軽く力を入れながら巻いていけば完成。
太巻きをキレイに切るコツとしては、太巻き全体をラップで強めに包みます。
そしてラップごと切り、切ったらラップを剥がしお皿に並べます。
ウルメイワシの切り身を巻く場合は特にお勧めします。
切り身をタタキにしてから巻く場合は比較的崩れにくいですが、切り身の場合切った時にキレイに切れないことが多々あります。
握り寿司を作るよりも手間も掛からず、お子さんと一緒に作ることも出来、食べても美味しいです。
是非やってみて下さい。
そして残りのウルメイワシは天ぷらにしました。

ウルメイワシの天ぷら
僕はこのウルメイワシの天ぷらを岩塩で食べながらチビチビ一杯やるのが大好きです。w
次はマイワシで太巻きが作れるようにがんばります。
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