こんにちは。
この週は週始めから久しぶりにワクワクもせず、
釣りが待ち遠しくもならず、何となくダラダラと週末を迎えいつもの流れて
釣りに行った…という感じでした。
というのも、タイトルにあります通り、この日の潮回りが長潮。
直近でも
6月の最終週が長潮で、死んでしまった海でアイゴだけを釣って帰って来た…というような釣行だっただけに、どうしてもテンションが上がりませんでした。
上記文中のリンクにもありますように、前回の長潮の時の記事で少し「潮」や「潮回り」についてご説明させて頂きました。
この週は土曜日が最後の小潮。
日曜日が長潮。
月曜日が若潮で火曜日以降が
釣りには最適な潮回りの中潮、大潮に向かっていく流れです。
釣りに行く日が選べる状況であるなら、火曜日以降の中潮、大潮を狙うか、土曜日以前の小潮を狙うか、つまり日曜日の長潮は避けた方が無難ということです。
しかし、今現在は私もサラリーマンなので、
釣りを優先してスケジューリングは出来ず、
釣りに行くなら土日祝祭日になってしまいます。
一定のサイクルで潮は回っていますので、仕方ないのですが、選りによってなぜまた日曜日に長潮…という感じで、先にも申し上げた通り大漁が期待出来ないことからテンションが上がりませんでした。
また、この週は中学生の頃から毎年欠かさず行っている平塚の七夕祭りもあり、普段よりは酒が進む上に短時間睡眠で釣りに行く…という若干スケジュールがハードだったため軽く疲れていました。w
ほぼ毎年同じ流れなのですが、
サビキで青魚を釣り、七夕祭りに行きビールの飲みながら屋台で好きな物を食べると「あ~ぁ、今年も夏がきたな…」と実感します。
ちなみに仕事を替え、都内に通勤しなくなってからは年一回唯一電車に乗るイベントにもなっています。w
そして、5年くらい前までは屋台で選ぶ食べ物も串焼きなど、ガッツリ肉が食べられたのに年々食べる量も減り、選ぶ食べ物が肉から遠ざかっていることを実感しています。
目は欲するのですが、実際には食べ切れないので諦める…これの繰り返しです。
唯一電車に乗るイベントでもありながら、年々老いていく自分を感じるイベントにもなっています。w
さて、釣りと関係ない七夕祭りの話はこれくらいにして、釣りの話に戻しますと…
直近の
長潮の際の釣行の記事でお話しさせて頂きましたが、魚は潮位の変化(干満の差や潮汐)が大きいほど食いが良くなり、小さいほど食いが渋くなります。
少し違う言い方をしますと、魚のお食事タイムが長い時間続くか、一瞬で終わるか…ということです。
故に、ほとんど潮位に変化の無い「長潮」であっても、魚のお食事タイムはあるんです。
ただこれが、大潮の時は2時間以上続いたりするのに対して、長潮だと5分とかで終わります。
長潮の日に釣りに行く…と予定を立てて仮に24時間で考えても、魚のお食事タイムを24時間の中のピンポイント5分をドンピシャで狙うのはほぼ不可能です。
大潮などの時は24時間の中で1時間半~2時間くらい連続して魚のお食事タイム(入れ食いなどで釣れ続ける)が、潮位に変化があるタイミング(干潮や満潮に向かって潮が動いている時間帯)に合わせて最低2回、多いと4回くらいあります。
これに対して長潮だと、ほとんど潮は動かないのですが、微妙に潮が動いたタイミングで短いと本当に5分くらい、長くても30分程度のお食事タイムが小刻みあります。
そして、長潮の場合この5分や30分単位のお食事タイムが24時間の中でどのくらい起こるか予想出来ません。
お食事タイムが起こる条件として共通しているのは潮が動いていることなんですが、如何せん長潮の場合潮が動いているのかいないのかを見分けるのも一苦労です。
私が
Twitterや
ブログで潮見表のアプリのキャプチャー画像を良く投稿していると思いますが、画像では長潮でも緩やかに潮位の変化があるように見えますが、実際に海面を見てそれを見分けるのは至難の業です。
また、範囲が「向ヶ崎」となってはいますが、
北条湾はちょうど東京湾と相模湾の境目に位置しており、どの潮見表でも若干(1~2時間程度)の差を感じます。
ちなみに私が使っている潮見表のアプリですと、観音崎とかでは意外と時間のズレが無くドンピシャなことが多いです。
潮見表はあくまで参考なので、時間のズレが生じるのは仕方ないのですが、長潮の場合は1日を通してほとんど潮が動かないので、動いたタイミングを逃すと次いつ釣れるか分かりません。
長潮の場合、大潮のようにザックリ大雑把に…という感覚が通用せず、非常にシビアな状況を読まないと釣れず、読み間違えると釣れないのにダラダラと何時間も釣りをする羽目になります。
お子様釣れで長潮の日に釣りに行かれる場合などは、釣り以外で海で遊ぶ準備もして行った方が無難かと思います。
そして長潮の日の釣れるタイミングですが、投稿のタイムスタンプなどを参考にして頂ければと思いますが、以下のような感じです。
釣りを開始したツイートです。
立て続けに
サバ2匹、
アジ1匹が釣れました。
サビキ仕掛けの竿を2本出しており、2本で3匹、10分掛からないでパタリとアタリが止まりました。
そして最初に釣れてから30分ほどアタリは無く、
アジがいきなりアタリ始めます。
そして15分ほどで一旦終了。
その後、今度はサイズの小さな
サバがアタリます。
10分ほどで終了しました。
この時に釣った
サバを活餌に大型魚を狙う仕掛けを投入し、登場がいつもより遅めとはいえ、待たせてしまったニャンにもお裾分けをしました。
そして更に30分、竿がピクリとも動きません。
少々、人間が食べる分も乏しく、ニャンも自発的に寝床へ帰らずまだお腹が満たされていない状況。
しかし、夜も明け、長潮であることからあまり粘っても時間の無駄かな…と思い始めた頃、
サバの群れが入れ替わったのかと思うくらい、今度は大サイズの
サバが釣れ始めます。
サイズは20cmほど。
丸々太って前回同様、サバを手で掴むだけで美味しそうに感じるくらいパンパンです。
この時は20分くらい釣れ続けました。
だいぶ待たせてしまったニャンにも「待たせたな、やっと釣れたぞ!」とお裾分けをしますが、さすがのニャンも20cmクラスですとサバの頭が噛み砕けないようで悪戦苦闘していました。
数匹食べた後、お腹も満たされたのかゆっくり寝床へ帰って行きました。
最後の20分の格闘も終え、人間の食べる分もそれなりに釣れ、ニャンも帰った頃、フッと気付くと綺麗な朝焼けが。
私はだいたい陽が昇る前に帰路に着くので、久しぶりに朝焼けを見ました。
片付けの手を一旦止め、ビールの飲みながらしばし休憩。
この日の長潮は前回とは打って変わって、非常に小刻みに魚の活性が上がったり、下がったりしていました。
前回の時は魚が1匹も居ないのではないか…と思うくらい魚の気配を感じませんでした。
同じ潮回りで、潮位の変化も同じくらいでも、釣れ方が全く違い釣れるか釣れないかを読むのが非常に難しいのが長潮の特徴とも言えます。
この日も、魚の活性が下がり、ピタリとアタリが止まった後は、前回同様魚が1匹も居ないのではないか…と思うくらい静まり返ります。
気配も消えます。
しかし、魚がどっかに行ってしまうわけではなく、魚自体は足元を普段通りに回遊しています。
お食事タイムでないので、エサに反応しないだけです。
こういった時に、焦って撒き餌をバンバン撒くと、潮の動きの影響を受けにくい根魚などの外道がバンバン集まって来てしまいます。
特に日の出後は外道の種類も増え、アイゴなどの毒を持つ魚も集まって来てしまいます。
毒を持つ魚はそれはそれで刺されたりすれば危険です。
フグなどは、
サビキ針のサイズが小さいとハリスを切られてしまいます。
そういった弊害や、そもそも青魚を釣りたいのに外道が釣れると一々針を外すのも面倒ですし、何より時間の無駄です。
効率良く
サビキ釣りで結果を出すのであれば、夏場の今、
サビキ釣りのシーズンに撒き餌は不要です。
潮回りなどでは、先にも申し上げた通り、魚の気配を感じず、群れが離れてしまったのではないか…と思うこともあるかと思います。
しかし、一度寄り付くと8月下旬から9月上旬までは基本的に寄り付いた場所から青魚は離れません。
ただ、ここで一点、私がブログでご紹介させて頂いている
北条湾は湾の最深部に川が流れ込んでいます。
大雨が降った後など、著しく大量に真水が湾内に入り込みますと、一時的に塩分濃度が薄まり、これを青魚は嫌います。
そういう場合は塩分濃度が元に戻るまでは、一時的に別の場所に移動することがあります。
ただ、塩分濃度が薄まるレベルの真水は、通常の雨ではそこまで薄まりません。
北条湾内が明らかに茶色く濁っている場合などは注視して頂いた方が良いかと思います。
強気のサビキ釣り…とでも申しますか、サビキ仕掛けの針は6号くらい、撒き餌は撒かない、この二点を徹底するだけでもスムーズなサビキ釣りが実践出来ると思います。
適切な表現ではないかもしれませんが、明らかにサビキ釣りをしている釣り人が居て、その方がバンバン撒き餌を撒いていたら10mくらい離れた場所に釣り座を構えると良いと思います。
外道はみんな撒き餌に寄って行きます。
青魚は基本的に回遊しているので、撒き餌がバンバン撒かれ、そこにエサが大量にあったとしても一箇所に留まりエサを食べ続けることはしません。
一定のルートでエサがありそうな場所を回遊し、泳ぎながらエサを食べます。
しかし、外道の根魚やフグなどは回遊しないので、エサがあればずっとそこに留まり続け、どんどん仲間が寄って来ます。
サビキ仕掛けでフグを大量に釣っている方がいる場合、静かに10mほど距離を置き、撒き餌はまかず静かにサビキ釣りをすれば外道に悩まされることなくサビキ釣りを出来ると思います。w
そして、最近サビキ釣りと平行して活餌で大型魚を狙う仕掛けですが、この日は恐らくシーバス(スズキ)と思われる魚影は確認出来ましたが、湾内をグルグル回遊しているだけで、青魚を追い駆け回している様子はなく、釣れたサバで狙ってはみましたがアタリはありませんでした。
この日の釣果はこんな感じです。


サバに関しましては、生餌に使ったり、いつものニャンに小さいものはお裾分けをしたので、数はもっと釣れました。
アジに関しましては5匹という結果となりました。
下の写真ですが、釣れた魚種をお伝えしているのですが、この日は待望のウルメイワシが釣れました。
上からウルメイワシ、
アジ、
マサバ、ゴ
マサバです。
先週の記事で、五目釣りが出来、いよいよ今年お目に掛かれていない魚種はウルメイワシです…とお伝えしましたが、なんと!長潮のこの日今年初めて釣れました。
サイズ的にはまだまだ小さいですが、例年通りの青魚の顔ぶれです。
今年はサバを始め、全体的に幼魚にも関わらず釣れる青魚に脂がのっています。
ウルメイワシも例年通りですと、8月にかけてどんどん太っていきます。
フライも良し、刺身も良し早く太ってくれないか楽しみです。
この日のサバも先にも申し上げた通り、太っていて見るからに脂がのっており美味しそうだったので、我が家のニャンの朝食は先週同様焼きサバにしました。


先週は猫用の焼きサバは、サバを2匹使いましたが、若干大きくなり太っていたのでサバ1匹で足りました。
ちなみにサバをほぐしている時につまみ食いしたのですが、本当に美味しいです。
塩や醤油無しで、このままで十分美味しかったです。

そして、残りのサバは炙りシメサバ丼に。
サバを三枚に卸し、サバの身が半分くらい浸る量のお酢を皿に入れます。
三枚に卸したサバの身を10分ほど浸し、白く身の色が変わったらお酢から取り出します。
どんぶりに白米、または酢飯を盛りその上に酢に浸したサバの身をのせます。
※ご飯のせるのがシメサバなので既に酸っぱいです。お酢が苦手な方は白米の方が無難かもしれません。
ガスバーナーでサバの身の表面を軽く炙ります。
サバの身が小さいので焼き過ぎに注意して下さい。
表面を焦がし、焼いたサバの脂の甘味と生のサバの脂の旨みを同時に口の中で味わうのが醍醐味ですので、焼き過ぎてサバの身全てに火が通ってしまうと単なる酸っぱい焼きサバになってしまいますので。
写真の炙りシメサバ丼も、見た目的には表面をもっと焦がした方が見栄えは良いのですが、これ以上炙るとサバの身全体に火が通ってしまうので止めました。
今回のアジは、先週まで刺身系の料理が多かったのでフライにしました。

アジは背開きで中骨を取り除き開きます。
ウルメイワシは腸だけを取り除き頭から丸ごとフライにします。

今年は本当に全体的に釣れる青魚に脂がのっていて、このサイズのアジですと幾分油で揚げてもパサつくのですが、今年釣れるアジはとてもジューシーでした。
ウルメイワシもアジほどのジューシーさはありませんでしたが、美味しかったです。
潮回りが長潮ということから、当初釣果を期待せず惰性で行った釣行でしたが、結果的には今年初のウルメイワシが釣れたり、更にサイズアップしたサバが釣れたりと、一定の釣果を得られて良かったです。
いよいよ例年通りの魚種も実際に釣ることが出来ました。
今年はあとは生餌で何か釣りたいと思っています。
来週は連休です。
普段よりは釣りに行く時間帯の選択肢が増えますので、生餌での釣果を優先し釣りに行く時間帯を決めたいと思います。
ここ2ヶ月で竿を持って行かれたり、3度針掛かりさせるも何れもバラしています。
いい加減釣り上げないと恥ずかしいので、気合いを入れてがんばりたいと思います。
また、ご報告させて頂きます。
【補足情報】
今週の注目記事です。
専門家ではないので、これが何を意味しているのか詳細は分かりませんが、海水温の上昇であったり例年には無い何かが海の中で起こっているのかもしれませんね。
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