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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  魚料理  北条湾  ウルメイワシ  サッパ  ウミタナゴ  メバル  

【城ヶ島・三崎港】釣れると青魚のサイズはビッグですが数が減ってきたように感じました(2019年1月27日)

こんにちは。

いよいよ1月最後の日曜日が終わりました。

ブログでもお伝えしておりますように、例年通りですとそろそろイワシ達も産卵期に入るので、順次外海に出ていく時期となります。

とは言うものの、ここ数年は毎年いつもと違う状況が生まれ、いろいろと予想しにくい状況が続いています。

Twitterでもご質問頂いたのですが、私が最近は未明から明け方や、夜間帯に釣りをしていませんが、これも去年はマイワシの群れがメインだったので、暗い時間帯でもマイワシが湧く時間帯に行けば釣れました。

しかし、今年はマイワシよりウルメイワシ、カタクチイワシ(シコイワシ)、サッパ等の青魚がメインで居付いており、サッパは暗い時間帯でも釣れますが、ウルメイワシやカタクチイワシは暗いと中々食ってこないので、仕方なく私も明るい時間帯に釣りに行っています。

と、去年と今年で居付く青魚もこれだけ変化しており、今後どうなっていくのか正直分からない…というのが本音です。

イワシ類を始めとする青魚が産卵の時期を感じ取り、産卵に向けた行動を開始するのも、海水温であったり、潮流であったりと海の中の変化が切っ掛けとなります。

そもそも10年前に、真冬のこの時期に海水温が15度をコンスタントにキープしていることなどなく、冬に岸からイワシがサビキで釣れることもありませんでした。

海水温の高さなどから、個人的見解ではありますが、少しずつイワシ類の産卵場所や行動する範囲が北に上っていくのではないか…と思っています。

あと5年もすると、四国、和歌山辺りで釣れて釣れていた魚が関東、関東で釣れていた魚が福島辺りで釣れる…なんてことも起こるかもしれません。

良いか悪いかは別として、私は漁師ではなく、魚を獲って生計を立てているわけではないので、楽観視しながらこの変化をある意味楽しんでいる節もありますが、毎年釣りを通して地球全体が暖かくなっているんだな…と実感しています。

ちょっと釣りとは関係ないのですが(すぐ戻ってきます!)、今後は夏場の台風が日本にとっては一つの脅威となり、各地で水害が毎年発生するのではないかとも思っています。

そんな予想が難しくなっている状況で、今分かる目の前のことで言えば、今年は銀色の針と昼間の釣行がカギになっています。

個人的には人も少なく、道路も空いている未明や夜間帯の釣りを好んでおりますが、釣りに行くならやはり釣れないと意味がありません。

この週は土曜日の14時半頃の潮止まりから、2時間程度の釣行を予定していましたが、如何せん風が強い。




冬であろうと、無風で雨が降っている方が釣りはし易く、快晴でも風が強い方が釣りになりません。

何とか風が5m以下にならないかな…と、ギリギリまで迷ったのですが、予報も翌日の日曜日のお昼頃まで強風の予報。

自宅がある内陸でも6~7m近い強風。

仕方がないので、土曜日の釣行は諦めます。

もしかしたら日曜日も厳しいかもな…

と思いつつも、先にも申し上げた通り、この時期はいつ釣れなくなってもおかしくない時期。

個人的にも少しでも釣りを楽しみたいという事と、皆様に状況をお伝えすべくなんとか釣りに行くタイミングを図っていました。

予報も少しずつ変わってしまうのですが(当たり前ですが…)、直近で見た予報が日曜日の15時半の潮止まりの辺りから風も落ち着く予報になりました。

本来、翌日仕事なので、あまり日曜日の午後から釣りに行きたくはないのですが、この週はこのタイミングしかありませんでした。

気合いを入れて日曜日の昼過ぎに準備をし自宅を出発。

チャチャと釣って、サッサと帰れるといいな…と、お前は釣りをする気があるのか?何しに行くんだ?と突っ込まれそうなくらい、現地に向かう途中から帰路に着くことを考えながら現地へ向かいます。

そして、毎回通る度に気になっていた看板を通り過ぎ現地に到着。




そんなに腰が重いなら無理に働かなくても…と、ツッコミを入れたくなる看板です。




現地に着くと、予報通り風は落ち着いており、時折少々強い風は吹いていましたが、明らかに今後落ち着いていく雰囲気でした。

風も落ち着き、陽気も良く、日差しが暖かく、さぁ~サッサと釣って帰りますよ~明日仕事だし…

釣りの準備をしながらも、すでに帰路に着く事を考えながら準備をします。

家内の竿を準備し、いつも先に釣りを開始してもらい、私はツイートやライブ配信の準備をし、そこから自分の竿の準備をするのが最近の流れで、大抵この間に何か釣れます。

チラッと家内の方を見ると、いきなり椅子に座りスマホをクリクリ…

「コマセ付けたのか?」

と、聞くと「付けて入れてあるけど何もいないもん…」と…

なに??と、海を覗き込むと…

そこには、まるで水替えを終わらせたばかりの水槽のような、美しく透き通った海が目の前に…

いや~綺麗な海だね~

いや、そうじゃない…

完全に底まで見えて、底近くにメジナの稚魚かスズメダイの稚魚がいるのがハッキリ見えます。

サビキ仕掛けを見てみても、ヨリモドシまで見えそうな勢いでクッキリ仕掛けが丸見え。

これじゃ、仮に群れが寄って来ても食わないよね…

この時点で、サッサと釣って計画は完全に消えます。

私の竿の準備を終わった頃、家内の竿にアタリが…

と、同時にこの方も登場。




家内の竿のアタリはバレてしまったのですが、不思議とアオサギが来る時は北条湾内に青魚の群れが居る時が多いんです。

不思議と…というより、恐らくアオサギは青魚の群れは見えていて、鵜のように海中に潜ったり、トンビのように両足で海面近くの魚を掴んだり出来ないので、人間に頼っているのだと思われます。

夜間は自分で捕まえるのですが、日中は魚からアオサギが丸見えない上に、鵜やトンビのように機敏に動けないので自ら獲ることはないのだと思います。

ただ、この日最初に目撃した群れはおそらくサッパなんですが、明らかに群れが小さくなっていました。

そして、アオサギに急かされながら粘るも、私もスマホをクリクリするしかないくらい、全くアタリがありません。

この後、1時間近くピクリとも竿が動きません。

青魚が居ないわけじゃないけど、今日はマジでボウズか…と、一抹の不安が過り弱気なツイートをした後…







ようやくアタリが出始めます。

まずは、ウルメイワシ




続いてサッパ




待ちに待ったアオサギのご飯です。




この後は、不定期な間隔ですが、一応アタリはありました。

この日メインで釣れたのは、ウルメイワシサッパなんですが、釣れる魚のサイズはかなり大きいサイズでした。

ウルメイワシ、サッパ共に20cm超えも釣れるんですが、釣れる間隔が不定期な原因は、全体的な魚の数というより群れそのものが減ってしまっているように見受けられました。

以前、ブログでもお話し致しましたが、青魚は一定の場所に留まってエサを食べずに回遊しながらエサを食べます。

先週までは、活性が上がると群れが入れ代わり立ち代わりサビキ仕掛けの傍にやってくるのですが、この日は群れの数が少ないので次の群れが回ってくるまでにタイムラグが生まれていました。

しかし、そんな中あまり嬉しくありませんが、サッパはウルメイワシよりコンスタントに釣れました。

ここぞとばかりにサッパをアオサギにお裾分けしていると…




日中なのでトンビに狙われます。

私の頭上スレスレを何度も飛ばれました。w

ようやくアタリが出てきたので、なんとかウルメイワシを釣りたいのですが、やはりサッパの方が釣れてしまう…




そして、トンビに続いてこの方もシレッと登場。

この日はアオサギもニャンもだいぶお腹が満たされたを思います。




陽も暮れかかり、最後のマヅメ時に期待します。

本当はマヅメ時にマイワシが釣れないか期待しましたが…

陽が暮れ始めて釣れ始めたのはこちら。




まずはウミタナゴ

続いて…




メバルの稚魚です。

この日は、だいぶサッパが釣れたのでメバルの稚魚は大半をリリース。

ウミタナゴメバルは、ウルメイワシと入れ替わるように釣れ始めました。

この日の釣れ方の総括としましては、ポイントはまず記録的なこの降雨の無い連続日数です。

今週末(2月初旬)には、ようやく降雨の予報も出ていますが、今現在は本当にキレイに澄んだ海になっています。

強風などでも多少海は濁りますが、全体的には濁らず表層部の一部だけなことが多いです。

こうも海が澄んでしまうと、手の施しようが無いのですが、要はウルメイワシの目をどうやって欺くかということです。

海が澄み切っている今、こうなると薄暗い時を狙うしかありません。

しかし、ウルメイワシは真っ暗になると食ってきません。

もうお分かりだと思いますが、朝夕のマヅメ時、ここを狙うことで効率良く釣ることが出来ます。

一つの基準が、北条湾の場合街灯があります。

夕方であれば陽が傾き始め、この街灯が点灯するまで。

明け方であれば、街灯が消灯して完全に陽が昇り切るまで。

この薄暗いタイミングです。

今の北条湾の状況は、青魚の数も減り、完全に海も透き通っていて、悪い意味でかなり突き詰めた究極の状況と言って過言ではないと思います。

潮の動きももちろん大切で、湧きやすい時間帯を狙うことも大事なのですが、これが完全に明るい時間帯ですと、サビキ仕掛けの周りにコマセの臭いにつられてイワシ類が寄って来ても、コマセには反応するけどサビキ仕掛けはスルーとなることが多いです。

潮の動きほど影響は受けないとはいえ、魚の習性として薄暗い時は大なり小なり動きが活発になります。

今はこのタイミングを狙うのが無難かと思います。

もちろん、雨が降り良い感じで海が濁ってくれれば、今まで通り日中の潮の動きをみたタイミングで釣った方が釣果は上がると思いますが、この先海が濁るほどの雨が降るまではマヅメ時を狙った方が無難です。

そもそも前例が無いので予想しにくいのですが、2月の下旬から3月の上旬を一つの基準にどんどん青魚の数も減り釣れなくなっていくと思います。

その後GW辺りを基準に今年のサビキ釣りがシーズンインすると思われます。

去年までは、冬場に海水温を計っていなかったので同時期の海水温がどのくらいだったか正確に分からないので何とも言い難いのですが、今年の海水温の推移を見ていると、とても真冬の海の海水温ではありません。

日中に釣りをしていても、小一時間も釣りをすればオモリが温められて、海中から引き揚げた際にオモリが温かく感じるほどです。

去年の同時期の本ブログの記事を見ると全く青魚が釣れていないわけではないので、恐らく海水温が1度程度今年より低かったのかな…と思います。

ウルメイワシ、カタクチイワシは約14度、マイワシで約12度くらいがイワシ達が活動出来る海水温の下限のラインです。

今後雨が降るまではマヅメ時を、一定の濁りが出て来た場合は銀色の針のサビキ仕掛けを使用し、潮止まりの時間を基準に前後2時間くらいを狙ってみて下さい。

ちなみに、先週実験しました集魚板ですが、やはり無いよりはあった方が良い気がしますが、特別にお勧めするほどでもないので、集魚板はお持ちであれば使ってみる…程度で宜しいかと思います。

さて、この日の釣果はこんな感じになりました。

2019年1月27日 釣果


少々分かりにくいですが、ウルメイワシとサッパは概ね20cmくらいのサイズを持ち帰って来ました。

ウルメイワシもサッパもサイズの大きいものはマヅメ時に集中して釣れました。

そして、我が家の子猫の兄妹に好評なので、最近はあえて狙って釣っていますが、この日もウミタナゴメバルは子猫の兄妹の晩御飯に。

ウミタナゴとメバルの姿焼き


姿焼きにしてほぐし身にします。

ウミタナゴとメバルの姿焼き


焼けた魚の臭いを嗅いでいても美味しそうでした。




残さずペロリと平らげました。

そして人間はと言いますと、久しぶりに持ち帰ったサッパは圧力鍋を使って生姜煮に。

サッパの生姜煮


まずは頭と尾を切り落とし、腸をキレイに取り除きます。

今回はサッパのサイズも20cmほどだったので、中骨が柔らかくなるように5cmくらいの厚さにブツ切りにします。

ブツ切りにしたサッパが浸るくらいの水を圧力鍋に入れ、そこへ酒:1、みりん:1、醤油:2の割合で調味料を加えます。

お好みでスライスした生姜を入れて一緒に煮ます。(サッパは若干青臭いので生姜やネギ、味噌を使うと食べやすくなります)

圧力を掛けて15分ほど煮れば完成。

サッパの生姜煮


中骨も柔らかく、ホロホロになっており非常に美味しかったです。

今回サッパは、釣り上げてみてサッパなりに太っており、サイズも大きかったことから持ち帰りました。

カルシウムもバッチリ摂れて、たまには良いかと思います。

そして、この日は狙って釣ったとはいえ、ウミタナゴも25cm弱のそれなりのサイズのものが釣れたので、こちも人間用に「鯛飯」ならぬ「ウミタナゴ飯」を作ってみました。

ウミタナゴ飯


研いだお米(3合)に鱗を剥いで腸を取り除いたウミタナゴをのせます。

出汁や調味料は一切入れず、炊く時の水の量を通常よりやや多目にし普通に炊いていきます。

鯛の風味には負けますが、ウミタナゴの風味を味わうためにも出汁や調味料は使わず炊いてみて下さい。

ウミタナゴも美味しい魚なんですが、それなりのサイズでも如何せん平べったい魚なので刺身にするにも手間ばかり掛かり、あまり身が取れません。

焼いても、煮ても良いのですが、個人的にはこのウミタナゴ飯が一番風味も味わえ、手間も掛からず、無駄なく、美味しく食べられると思います。

炊き上がったウミタナゴ飯


そして炊き上がりはこんな感じに。

ウミタナゴの身をほぐしてご飯と混ぜ合わせれば完成です。

ウミタナゴ飯


白米に白い身なので、写真だと若干分かりにくいですが、ただ一緒に炊くだけで生臭くなることもなく、お米から立ち上がる湯気にウミタナゴの風味が混じって、とても美味しそうな臭いになります。

お好みで軽く塩を振っても良いですが、このままで十分美味しいです。

お吸物とお新香でもあればお茶碗一杯食べられる感じです。

そして、最後にウルメイワシですが、こちらは今回はネギトロならぬ「ウルトロ」で、ネギと一緒にタタキにしてみました。

三枚に卸したウルメイワシ


ウルメイワシを三枚に卸します。

単にお刺身にする場合は、然程神経質にならなくても大丈夫ですが、タタキにする場合は包丁で細かく切り刻みますので、水気はキチンと取っておかないとベチョベチョになりますのでご注意下さい。

ネギと一緒に叩いたウルメイワシ


刻んだネギと一緒に包丁で叩いて出来上がり。

これを酢飯の上にのせれば「ウルトロ丼」の完成です。

ウルトロ丼


本物のネギトロには脂感は叶いませんが、それでも中々食べられない脂ののったウルメイワシはやはり最高!

ワサビ醤油を掛けて頂きます。

いつまで釣れてくれるか分かりませんが、とにかく今の時期のウルメイワシは脂がのっています。

しかも週を増すごとにサイズも大きくなってきています。

20cmオーバーが10匹も釣れれば十分大人一人分の丼物は出来ると思います。

この日も、大サイズのウルメイワシはマヅメ時の20~30分の間に一気に釣れました。

釣れるその時を待つ時間の方が圧倒的に長いかもしれませんが、脂ののりとサイズ的に申し分ありませんので是非釣って頂きたいと思います。

一応、この日のライブ配信動画も貼り付けておきます。



来週はいよいよ2月です。

本当に1年は早いです。

ちなみに、釣り用のTwitterアカウントの運用を開始したのが去年の2月。

本当にアッという間です。

来週は中潮、大潮と潮回り的には問題ありません。

ただ、降雨の予報も出ており、雨と風次第となると思います。

久しぶりに雨が降って濁りが戻ってくれると良いのですが…

依然、寒さは厳しいと思いますが、来週も頑張って釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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テーマ : 釣り    ジャンル : 趣味・実用


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【城ヶ島・三崎港】脂ののったシコ・ウルメ・まだまだサビキ釣り好調です(2019年1月19日)

こんにちは。

この週は土日共に大潮、天気も両日共に晴れ、問題は風だったのですが、土曜日は終日風が穏やかな予報だったので、土曜日の15時付近の満潮後から夕マヅメを狙って釣りに行くことにしました。

気温も高く、車の中で陽がモロに当たり続けると汗ばむほどで、この時期としては暖かく穏やかな釣行となりました。

仕事の都合で、若干予定より遅れて自宅を出発。

久しぶりの、まさに釣り日和に、釣る場所があるか心配しながら現地へ向かいました。

少し釣りとは違うお話なんですが、城ヶ島や三崎港へ向かう場合、多くの方が横浜横須賀道路から三浦縦貫道を通ると思います。

通ったことがある方はお分かりだと思いますが、三浦縦貫道はETCが利用出来ません。

三浦縦貫道自体がNEXCOの管轄ではなく神奈川県道路公社という県の管轄化の道路であり、同じ有料道路でも管理している所が違うのでETCを利用出来ません。

昔から知っていたとはいえ、このご時世、完全にETCに慣れ料金所=ノンストップで走っていると、たかだか数分の料金収受も、とても無駄な時間を取られている気になります。

そこで私は今までは三浦縦貫道は電子マネー(SUICAやPASMO)を利用していましたが、先日料金所を通る際に「回数券」の文字がたまたま目に入ります。

私が運転免許を取得した頃は、当然ETCなどなく現金収受か回数券でした。

すっかり「回数券」という言葉も忘れていましたが、回数券は当時から概ね10回分で1回分無料。

電子マネーですと、料金収受はスムーズになりますが、それに対しての「電子マネー」割引みたいなものはありません。

今回、その回数券のことを思い出したので料金所で購入してみました。

三浦縦貫道の回数券


20回分購入して22回分の通行券が付いてきます。

たかが数百円ですが、少しお得になるのとレシートの受け渡しもなくなり通行券を渡すだけなのでとてもスムーズに料金所を通過出来ます。

今回はどこで回数券を売っているのか分からなかったので料金所で購入しましたが、城ヶ島や三崎港へ行く途中のセブンイレブンでも売っているようです。(24時間購入可)

私のように頻繁に城ケ島三崎港方面へお出掛けになる方は購入してみては如何でしょうか。

販売所の詳細は以下のリンクをご覧下さい。

三浦縦貫道路(三浦サンサンライン)

話を釣りに戻します。

この時期には珍しく、日差しも暖かく穏やかな陽気の中、北条湾に到着します。

予想通り、釣り人はそれなりに居るのに、私がいつも釣りをする場所が、まるで私のために空けてあるかのように空いています。

一瞬「ん??」と気にはなったものの、急いで釣り座を構えます。

そして、釣りの準備を開始すると、なぜこの場所が空いていたのかすぐに分かります。

釣り場の目の前の海を遮るように、船の係留ロープが横に走っていました。

少し釣りにくいけど、持ち竿でやれば出来るかな?と、そのままそこで釣りを開始します。

この係留ロープは釣り船のいわき丸さんの船の係留ロープなんですが、このいわき丸さんの船頭(船長)さん、もう何年も顔は合わせているのですが、船に乗らないので会話はあまりしたことがありません。

しかし、そのちょっとした行動というか気遣いというか、とても優しく粋な方だと私はいつも感じています。

この日も、私が釣りを開始すると、帰り際に湾中央部から張ってあるロープを引き、船を湾中央部に寄せ、釣りをしている場所の横に張られたロープを岸壁から離して帰って行きました。

それ以外にも、釣り船の出港の時間に私が釣りをしていると、船を岸から離した後、北条湾を出るまでとても静かに航行してくれます。

恐らく船のエンジン音や波などで魚が散らないように気を使ってくれているものと思います。

こういった、言葉には一々出さない小さな気遣いがとても粋で人柄の良さを感じます。

そもそも、北条湾は海釣り施設ではなく、私達が勝手に行って、勝手に車を停め、勝手に釣りをしています。

漁業関係の方、釣り船関係の方などの邪魔にならないように気を付け、最低限自分達が出したゴミは持ち帰り、ルールやマナーを守り釣りをして行きましょう。

すみません、話の流れが北条湾に到着した後からまた逸れました。

再び話を釣りの話に戻します。

北条湾に着き、風もほぼ無風でこの日は本当に穏やかな陽気でした。

ジャージに突っ掛けだけで、寒さ対策をすることなくそのまま釣りをすることが出来たくらいでした。




海水温も異例の前週よりも1度上がり16度。

もう冬の海の海水温ではありません。



これはこの日のライブ配信動画です。

マイクで拾う風の音もほぼなく、波も穏やかで釣りをし易かった状況がお分かり頂けるかと思います。

そして、この日はまた新たな実験をしてみました。

もうかなり昔の小学生の頃、江ノ島や小田原の早川港などで有効だった魚の形をした集魚板を使って釣果に差が出るか実験してみました。

ちなみに、あっ、少し話が逸れますが、すぐに帰って来ます。w

小田原の早川港では、銀色の針だけのサビキ仕掛けに、この集魚板を付けてエサを付けずにトリックサビキを遠投します。(オモリをサビキ釣りをする時よりも重い10号以上のオモリに変更します)

真夏にこれだけで25cm~30cm近いカマスが入れ食いでした。

早川港の出入り口付近に赤い灯台(赤灯)と白い灯台(白灯)があります。

その灯台の下から、外海に向かって投げると当時は本当に良く釣れました。

クーラーボックスと磯竿1本、サビキ仕掛けと集魚板だけ持って釣りに行っていました。

現在は、大規模な護岸工事をしてから釣れなくなってしまい、最近は私もあまり早川港には釣りに行っていません。

集魚板は、当時サビキ釣りではかなり必須なアイテムでした。

今シーズンはウルメイワシを始め、カタクチイワシ、サッパなどが北条湾に残っていることから、銀色の針が有効に働きます。

そこで、久しぶりにこの銀色の集魚板を使うと効果があるか試してみました。




今回はホログラム付きの集魚板と、ただのアルミの板だけの集魚板と、この2種類を使用。

そして竿は3本、サビキ仕掛けはケイムラの銀針オンリーの仕掛けを3本の竿全てに同じ針のサイズのものを使いました。

銀色の針オンリーのサビキ仕掛け
今回使用したサビキ仕掛け


ライブ配信の動画内の配置で言いますと、一番右の家内が使用している赤い竿はただのアルミの板の集魚板を使用。

真ん中の青い竿はホログラム付きの集魚板を使用。

一番左の赤い竿は集魚板無しです。

サビキ仕掛けは先に申し上げた通り、上記写真の仕掛けを3本とも同じものを使っています。

と、こんな感じで釣りを開始します。

予想通り、海は透き通っており、海の中に落としたサビキ仕掛けも見えてしまうくらい。

さぁ!いざ実験開始!

と意気込んだら、何やら背後から視線を感じます。

ライブ配信動画で良いポジションに陣取っているんですが、先週に続き釣りのお供のニャン登場。




先週に続きお早い登場で…

鋭い視線で急かされます。

釣り開始から10分ほどアタリも無く静かな時間が過ぎていきます。

まぁ、陽気も良いし、今日はゆっくりやろうぜ…と、ビール片手に余裕をかまそうとすると背後から鋭い視線が…

海を眺めていると何やら銀色の魚影が一気にやって来ます。




カタクチイワシの群れでした。

続いてウルメイワシ




そして、ようやくニャンのご飯が釣れます。

サッパ登場。




全体的に言えることなのですが、青魚の産卵期前のこの時期、青魚のサイズがその種の最大サイズに大半の魚がなっており、このサッパも持ち帰って人間が食べても良いくらいのサイズでした。




そして、サッパはもちろんこの方の胃袋へ。

そうこうしていると、ちょっと姿が痛々しいですが、先週に続きこの日も元気に姿を見せてくれました。




残念ながら、まだ釣り針は足に刺さったままでしたが、先週よりは足に釣り針が刺さっているのに慣れたのか、片足で立つことはなく、特に針を気にする様子などもなく元気な様子でした。




ただ、足に異物が刺さっている状態に変わりはなく、自ら外したりして飲み込まないか心配です。

あまり、この状況が続くようでしたら、また三浦市の方に連絡を入れてみようと思っています。




釣れた魚もいつも通り食べていました。

釣りに話を戻しますと、この間もコンスタントにカタクチイワシが釣れ続けます。

アオサギが来た頃、トウゴロウイワシが釣れます。




これはもちろんアオサギへ。

この後も時折、サッパが釣れ続け、ちょうど良い感じでニャンとアオサギと交互にお裾分けを出来た感じです。

そして、陽も暮れかかり日没直前に待望のマイワシがきます。




この日、マイワシは残念ながらこの1匹だけでしたが、サイズは20cm弱とそこそこでした。

本来、一番釣れて欲しいマイワシですが、今シーズンは去年より圧倒的にマイワシの群れの数が少なく、マイワシに限ってはマヅメ時から夜間帯の方が釣れるように思います。

今シーズンはマイワシは1回の釣行で5匹以下と惨憺たる状況ですが、数匹釣れる時は日中ではなく夜間帯かマヅメ時です。

しかも、マイワシに限っては針の色はあまり関係ないように思います。

金色の針に掛かっていたこともあり、銀色に良く反応するのはウルメイワシカタクチイワシ、サッパのように思います。

釣れ方の総括としましては、集魚板の効果は一定数あったように思います。

有る無しで言えばあった方が良いですが、マヅメ時から夜間帯はほとんど効果はありません。

完全に日中に釣行される場合は付けてみては如何でしょうか。

また、ホログラム付きとただのアルミ板ですと、若干ただのアルミ板の方が食いが良かった気がします。

特筆して記するほどではなく、あまり変わりはないと言っても良いかもしれません。

ウルメイワシに関しては、集魚板がある竿にしか掛かりませんでした。

カタクチイワシは針が銀色であれば食ってくる感じです。

先にも申し上げましたが、どの青魚も産卵期が近いということもあり最大サイズのものが多くいます。

この日は20cmオーバーのウルメイワシが3匹釣れました。

一見するだけで、その大きさと太った身でとても美味しそうに見えます。

このサイズになると引きもそれなり強く、釣りとしてもかなり楽しめます。

あと1ヶ月もすると、恐らく釣れなくなってきます。

銀色の針のサビキ仕掛け、集魚板を持ってお手すきの日中にフラッと釣りに行かれては如何でしょうか。

今の時期であれば、100匹、200匹の勢いではなくとも、何がしかの青魚が釣れサイズもそこそこなことから、数を釣らなくても釣って楽しく、食べて美味しい釣りになると思います。

まぁ、物理的に100匹とか釣ると、帰ってから捌くのが大変で、それが嫌になると思います。

適度な数を釣り、是非食べてみて下さい。

今シーズンはウルメイワシが居付いています。

この時期の、最大サイズの脂ののったウルメイワシは、逆に言うと中々食べられません。

マイワシはともかく、ウルメイワシはあまり流通していないので、これこそサビキ釣りならではの食材かと思います。

さて、肝心の釣果は…と言いますと…

2019年1月19日 釣果


サッパ、トウゴロウイワシは全て釣りのお供のニャンとアオサギにお裾分け。

ウミタナゴは、この日は狙って釣りました。

我が家の子猫の兄妹に好評なもので、もっと釣りたかったのですが、上手くいかないもので、この日は海水温が16度と高く、ウミタナゴの食いが渋かったです。

ちなみに、北条湾でこの時期にサビキ釣りをすると、外道で良く釣れるウミタナゴとメバル。

青魚に比べて食べる部分が少なく、捌くのに手間も掛かるので嫌う方もいますが、実は非常に美味しい魚です。

このウミタナゴとメバルは、今北条湾で釣れている青魚と相反する部分があって、海水温が15度以上だと青魚は好調になり、15度を下回るとウミタナゴ、メバルの活性が上がり良く食ってきます。

現在は、私は皆さまに状況をお伝えする目的で、釣りを開始する際に毎回海水温を計っていますが、普通海水温を計って釣りを開始する方はあまりいないと思います。

マヅメ時などは特にですが、青魚よりウミタナゴ、メバルが先に釣れたり、食いが良い時は海水温が15度以下で青魚の動きが鈍い、逆に青魚が先に釣れ食ってくる時は海水温が15度以上でウミタナゴ、メバルの食いが渋いと思って頂いて大丈夫です。

こういったことからも、その時の海水温を予測し釣り方や仕掛けなどを工夫してみて下さい。

ウミタナゴ


粘ったのですが、2匹しか釣れませんでした。

写真の下のウミタナゴの腹の辺りに赤いツブツブが写っていると思いますが、これはウミタナゴの卵です。

勢い余って卵の入った袋を切ってしまいましたが、今の時期の珍味の一つです。

ウミタナゴの姿焼き


いつものように姿焼きにします。

ウミタナゴのほぐし身+茹でカタクチイワシ


身をほぐして、今回は茹でたカタクチイワシ付き。




今回も美味そうに食べてくれました。

そして、ウルメイワシやマイワシが釣りたくて粘ってたのですが、釣れるのはカタクチイワシばかりで、たいぶニャンやアオサギにあげましたが、それでも結構な数になってしまったカタクチイワシ。

全部捌くのは面倒なので、今回は煮干しを作る要領で我が家の兄妹猫のおやつにすることにしました。

サイズごとでカタクチイワシを選別


人間も少しは食べたいので、大サイズのカタクチイワシを選別します。

そして、選別した小さいサイズのカタクチイワシを沸騰したお湯にブチ込みます。

再度、沸騰させ2~3分程度煮たらザルにあけます。

粗熱を取り、干し網などに敷き詰め干します。

一夜干しにしたカタクチイワシ


今回は子猫のおやつなので、あまり干し過ぎて硬くならないように作っていますが、煮干しにする場合は数日天日干しにすれば出来上がり。

今の時期は空気が乾燥しているので干物作りには最適です。

釣れたマイワシやウルメイワシを開いて一夜干しにし、焼いて食べても美味しいです。

カタクチイワシの一夜干し


基本的に煮干しは腸を取り除きません。

今回も子猫が対象なので取り除いていませんが、人間が食べる場合は、サビキ釣りで釣ったカタクチイワシの腸は取り除くことをお勧め致します。

サビキ釣りで釣った魚は全ての魚に言えるのですが、胃袋にコマセのアミがたくたん詰まっていることが多いです。

取り除かないとアミも一緒に食べることになります。

人間がアミを食べることは問題無いのですが、コマセのアミは臭いがキツイです。

茹でても、焼いても、干しても、コマセのアミの独特の臭いが残ってしまい、食欲が湧く食べ物ではなくなってしまうので、人間が食べる場合は、基本的に腸は取り除いた方が無難です。

カタクチイワシの一夜干しのおやつも中々好評でした。

そして、肝心の人間はと言いますと…

マイワシ、ウルメイワシ共にビッグサイズでした。

数こそ釣れませんでしたが、十分大人一人分の刺身は出来るので、先週と違い今週は青魚のみなので漬け丼を作ってみました。

まずはマイワシ、ウルメイワシ共に三枚に卸します。

三枚に卸したマイワシとウルメイワシ


次に漬け丼のタレを作ります。

漬け丼のタレ


みりん、酒共に1に対して、醤油:2の割合で、切り身の量に合わせてタレを作ります。

お好みでワサビを一緒に入れます。

今回はワサビを入れました。

タレに切り身を投入


三枚に卸した切り身をブツ切りにし、タレの中へ入れます。

たまに混ぜ合わせながら、10分ほど漬け込みます。

マイワシとウルメイワシの漬け丼


漬け込んだら、温かい白米の上に盛り付けて完成。

激ウマです!

新鮮な青魚の脂ってしつこくなく、本当に上品な脂感且つ非常に甘味があるんですよね。

ウルメイワシ激ウマでした。

そして、先ほど選別した大サイズのカタクチイワシはフライにしました。

カタクチイワシのフライ


サビキで釣った青魚の鉄板メニューですが、これも非常に美味かったです。

この記事をお読みの方で、猫を飼っている方は是非カタクチイワシで猫のおやつを作ってみては如何でしょうか。

手間も掛からず、頭から丸ごとで栄養満点。

もちろん、腸を取り除いて人間用でも問題ありません。

カタクチイワシは、一度群れが寄ると入れ食いになる確率が非常に高いです。

他の青魚を釣りたくて粘っていると、今回のように結果的にカタクチイワシだらけになることが多々あります。

カタクチイワシの場合、アタリがあっても1分程度あわせず放置しておくとこんな感じになり、数が釣れます。




これは7本針のサビキ仕掛けに全部の針にカタクチイワシが掛かった時の動画です。

1回で7匹釣れたら、1時間釣りをするだけでかなりの数になります。

リリースするにも、イワシ類は鱗が剥がれるだけで弱ってしまい、結果的に死んでしまいます。

捨てるのも勿体ないですが、全て捌くのも手間です。

であれば、腸も取り除かず、熱湯にブチ込み干すだけです。

是非、お試し下さい。

来週は中潮、小潮と潮周りはイマイチですが、いつ釣れなくなってもおかしくない時期です。

頑張って来週も釣りに行きたいと思います。

今の時期は一年で一番イワシ類も脂がのっており、最大サイズが釣れる時期です。

お手すきの時にでも、是非ご釣行下さい。

また、ご報告させて頂きます。

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  魚料理  北条湾  ウルメイワシ  トウゴロウイワシ  カタクチイワシ  シコイワシ  

【城ヶ島・三崎港】今シーズンのサビキ釣りのポイントは「日中」と「銀色の針」です(2019年1月14日)

こんにちは。

3連休2回目の釣行となったこの日は、潮止まりから2時間以内に釣りは開始し、その後日の出まで釣りをする感じで行って来ました。

2019年1月14日 釣行時間


本ブログでも、何度かお話しさせて頂いておりますが、ここ北条湾のクセの一つに潮止まりを基準に前後2時間以内が一番青魚の活性が上がり易く湧くことが多いです。

また、今シーズンの傾向として、夜間帯より日中の方が釣果が上がっており、この2時間というキーワードと夜間帯から明るい時間へ移行するタイミングでどんな変化があるか試してみようと思い、この時間帯を選び釣りに行って来ました。

現在は釣行そのものをYouTubeにてライブ配信も行っており、皆様にもリアルタイムではなくとも、釣行そのものを撮影しておりますので、お手すきの際にでも時間によってどのように釣れ方の変化があるのかお分かり頂ければと思っております。

入れ食い等になってしまって手が離せない時は別ですが、そうでない場合はその時々に気付いたことをライブ配信時にチャットへ投稿しております。

宜しければ、こちらも併せてご活用頂ければと思っております。

そして、この日は午前5時頃から午前7時頃までを目安に釣りをすることに。




車に荷物を積み込むために家を一歩出ると…

そこには明らかに、この後放射冷却でどんどん気温が下がっていくであろう寒空が…

車の屋根は霜で真っ白。

風が少しでも弱い事を祈りながら現地へ向かいます。

幸いにも現地に着くと風はほぼ無風。

予報では4mほどの風となっていたので非常に助かりました。

正月休み明けの3連休とあってか、いつもより釣り人は少なく釣りをする場所もかなり空いていました。

いつもの場所に釣り座を構えようと、車から降りると…

ナント!冬場は滅多に姿を見せなかった釣りのお供のニャンが、既にいつもの釣り場に待機していました。

まるで「場所取りしといたから早く魚を釣ってくれ…」と言わんばかり。




今日で確信したのですが、去年は今の時期にはニャンは姿を見せませんでした。

毎年、春先から暖かくなり始めると、家内と「ニャンは元気に冬を越したかな…」と話をしていました。

そして、春先からGWくらいの間に登場し、あぁ今年も元気に冬を越したんだね…と安堵する…こんなことを繰り返していました。

それが今年は定期的に今の時期になっても姿を現します。

何を確信したかと言いますと、例年は冬になるとサビキで青魚が釣れなかった…もしくは釣りをする人が少なかったんだと思います。

今年は釣りをする人も増え、釣果もそれなりに上がっている証拠だと思いました。

当然、釣れなければ釣りをする人はいません。

釣りをする人がいなければ魚ももらえないのでニャンも来ません。

通年を通して、何がしかの青魚が釣れることが当たり前になってきた証なのかもしれません。




この日もたくさんのサッパをたいらげ明け方寝床へ帰って行きました。

さて、肝心の釣りですが、ここのところ気温は低く雪の予報も出るなど、陸上は完全に冬ですが海水温はほぼ毎回15度で安定しています。

これが14度を下回る日が続いたり、12~13度あたりで安定してしまうと、一気に青魚が釣れなくなる可能性があります。

この日も海水温は15度と海の状況的には悪くありませんでした。

場所取りをしてくれていたニャンに至近距離から急かされながら釣りをスタートさせます。

夜間帯は分かりにくいですが、ライブ配信動画をご覧頂くと一番右の家内の竿は銀色オンリーの針のサビキ仕掛け。

真ん中の青い竿と一番左の赤い竿は金銀交互の針のサビキ仕掛けで釣りを開始しました。



3本の竿を1~2回程度エサを付け替えるとアタリが出始めます。

まずはサッパ。




これは銀色の針の仕掛けに掛かりました。

続いてトウゴロウイワシ




これは金銀交互の針のサビキ仕掛けに掛かりました。

そしてウミタナゴ。




これも金銀交互のサビキ仕掛けの針に掛かりました。

そしてもういっちょ、メバルです。




これも金銀交互の針のサビキ仕掛けに掛かりました。

そして、サッパを中心にこの魚種の感じで明け方まで一定間隔で釣れ続けます。

サッパは銀色の針、その他の魚は金銀交互の針の仕掛けに食ってきました。

サッパに関しては、金銀交互の針の仕掛けにも食ってくるのですが、銀色の針にしか掛かっていませんでした。

まとめると、サッパは明らかに銀色の針に反応していました。

その他の魚は、針の色ではなく、金銀交互の針のサビキ仕掛けはチモト(針の根本)に蛍光塗料が塗ってあるので、恐らくその緑色の蛍光色に反応していたのだと思います。

アミコマセのアミ(小エビ)は、海中に入れると緑色の蛍光色を発光します。

※虫餌のアオイソメなども緑色の蛍光色を発光します。

緑色の蛍光色は、実はこの色を夜発光するエサは非常に多く、この色に多くの魚が反応します。

夜間帯にサビキ釣りをして、どうしても釣れずボウズ逃れをするならば、こういった緑色の蛍光色を発光する仕掛けや発光体を使って釣りをすると何がしかの魚は釣れると思います。

そうこうしているうちに、空が薄っすら明るくなり始めます。

ここから50分程度が最後の戦いと気合いを入れ直したその時…

お腹を満たしたニャンはトコトコと寝床へ帰って行きます。

そして、待ってました!とばかりに入れ替わりに飛んで来たのがこの方。




ニャン用のサッパはもう釣らなくて良いから…と、竿を1本しまおうとしていた時に登場。

仕方ないので、しまい掛けた竿を再び出し、アオサギ用にサッパを釣ります。

そして、アオサギ登場と間を置かず釣れたのが、似非イワシのトウゴロウイワシではなく、正真正銘のイワシ類のカタクチイワシ




これは金銀交互の針のサビキ仕掛けに掛かったのですが、カタクチイワシの場合、口が大きくキレイに針が口に掛かることがあまり無いので、正直どちらの針に反応して食ってきたのか詳細は分かりません…が、たぶん銀色です。w

薄暗くなって来た頃、待望のウルメイワシがきます。




前回は夕マヅメに掛けて釣りをし、暗くなるとパタリとアタリが止まりました。

今回は朝マヅメに掛けてで、明るくなり始めると釣れ始めました。

今シーズンは完全に、暗いと釣れません!と言い切って大丈夫です。

故、寒いこともありますし、日の出前、日没後の北条湾でのサビキ釣りはオススメ致しません。

そして、この日はこの後が大変というか、イマイチというか、実験としては面白かったのですが、なんだか悔しい感じの釣りとなります。

後ほど、釣果報告の部分でもお話し致しますが、この日のウルメイワシは本当にビッグサイズで大きかったです。

釣り上げた瞬間に何が釣れたのか迷うくらいデカイ。

久しぶりに20cmオーバーが混じりました。

サイズには申し分なく、20匹も釣ればだいぶ食卓を飾れるくらいの大きさです。

そして、何が悔しかったのかと申しますと、目の前に活性の上がったウルメイワシがたくさん居るのに全く針掛かりしない…それこそ指を咥えてただ見てるだけ状態。

12日に幾分雨が降ったので、多少なりとも海が濁ることを期待したのですが、期待も虚しくとてもキレイな澄んだ海が目の前に。




これは、動画ですと非常に分かりにくくなってしまうんですが、肉眼で見るとトリックサビキをコマセに通して、それを海中にただ沈めるだけで、もの凄い勢いでコマセ目がけて泳いで来ます。

しかも、先に申し上げた通り、サイズの大きな群れなので泳ぎに迫力もありますし、魚のサイズが大きいことが海中に居ても分かるんです。

網ですくった方が絶対早いし確実でした。w

あまりの海の透明度の高さに、サビキ仕掛けの直前で勢い良く泳いで来たウルメイワシが避けているのまで丸見えです。

ニャンとアオサギがサッパで腹いっぱいなのに腹立つわ…

ということで、前回お約束した実験を試みます。

サビキ仕掛けの金色の針を取り除く実験


金色の針を全て切り落とし銀色の針だけ残します。

サビキ仕掛けの金色の針を取り除く実験


少々分かりにくいですが、銀色の針が3本だけ残っています。

前回の記事でもお話ししましたが、そもそも海が澄んでいて仕掛けがウルメイワシにも丸見えなので、ここから劇的に変わり爆釣れになることはほぼありません。

しかし、ウルメイワシの活性は上がっており、コマセに対しての反応は凄いです。

サビキ仕掛けをコマセに通し、海に沈めたら一摘みほどコマセをサビキ仕掛けの近くに投げ入れると、勢い余って針を食ってくるヤツが必ずいます。

結果として、6本針があったサビキ仕掛けの半分の金色の針を取り除いたにも関わらず、銀色3本の針にしてから釣れ始めます。

これに関しては、海がもう少し濁り、普通に入れ食いになっている時に、比較対象の竿(仕掛け)を2本用意して改めてご報告致します。

実際に効果はあったのですが、写真と文章だけではこの記事をお読みの方はイマイチ分からないと思いますので。

そして、この日の釣果は結果的にこんな感じになりました。

2019年1月14日 釣果


最初のウルメイワシが釣れてから20分ほどしか釣りをしなかったので、数は釣れませんでしたが、本当にウルメイワシは丸々太っていてサイズも大きく、釣りとしても楽しめましたし美味そうでした。

メバルとウミタナゴ


メバルとウミタナゴは我が家の子猫の兄妹の朝食に。

子猫1匹でこのくらいのサイズのメバルやウミタナゴ、メジナ2匹で量的に丁度良いので、それ以外の魚は全てニャンとアオサギにお裾分けして来ました。

メバルとウミタナゴの姿焼き


いつものように姿焼きにしてほぐし身に。



そして人間は…と言いますと、今回はウルメイワシのサイズが良かったことから、トウゴロウイワシとウルメイワシで紅白のお刺身の擦りゴマ和えを。

三枚に卸したウルメイワシとトウゴロウイワシ


まずは、20cmに近いサイズのウルメイワシとトウゴロウイワシを三枚に卸します。

三枚に卸したウルメイワシとトウゴロウイワシ卸したのブツ切り


切る身の(叩く)大きさが分かるように、敢えて三枚に卸し並べた状態でブツ切りにしました。

叩いてしまうと、せっかくの赤身と白身がグチャグチャになってしまうので、適度な大きさに。

擦りゴマ和えのゴマ


ゴマの量は風味を付けるだけなので、刺身に絡めば問題ありません。

多過ぎるとゴマ感が強くなり過ぎてしまいます。

擦ったゴマ


ゴマの粒が無くなるまで良く擦ります。

ウルメイワシとトウゴロウイワシを入れます


ゴマを擦ったら、そこへ先ほどブツ切りにしたウルメイワシとトウゴロウイワシの身を投入し、擦ったゴマと混ぜ合わせます。

ブツ切りにした刺身と擦ったゴマを和える


全体的にゴマと刺身が混ぜ合わさったら、酢飯ではなく温かい白米の上に盛り付けます。

ウルメイワシとトウゴロウイワシの擦りゴマ和え


ちなみにこの白米は、前回作ったメジナとウミタナゴの鯛飯ならぬ、メジナとウミタナゴ飯?です。w

ここに食べる直前に、醤油をお好みの量かけます。

白米とゴマと刺身と醤油の絶妙なバランスが最高です。

たまに私は作るのですが、今回ゴマで和えてしまいましたが、良型のウルメイワシとトウゴウロウイワシが釣れた時は単純にお刺身や軽く叩いただけの刺身も見た目が楽しめます。

キレイにウルメイワシは身が赤身、トウゴロウイワシは白身なので紅白で見た目がキレイに出来上がります。

トウゴロウイワシとカタクチイワシの唐揚げ


そして、カタクチイワシと小さいサイズのトウゴロウイワシは唐揚げにしました。

微妙にやっつけ仕事感が漂っていますが…w

総括としましては、ここ最近マイワシにお目に掛かっていないので何とも言えませんが、そろそろ早い個体ですとイワシ達は産卵期に入ります。

3月くらいまでに徐々に産卵期に入った群れから北条湾を離れ産卵場所に向かいます。

ここまで来たら、確実にウルメイワシも今シーズンは北条湾で越冬すると思いますが、丸々太ったウルメイワシを釣り的にも、食事的にも楽しめるのもあと数週間から1ヶ月半くらいだと思います。

その後、少しブランクを置き、今度は来シーズンのサビキ釣りがスタートします。

恐らくサバっ子(サバの稚魚)あたりから釣れ始め、徐々にイワシなども釣れると思います。

今は寒さとの闘いになりますが、日中に効率良く釣りに行き、是非あと少し脂ののったウルメイワシを楽しんで頂けたらと思います。

そして、この日は大変残念なことがありました。

これは以前から皆様にお願いをしておりますが、再度お願いしたいと思います。




いつもの釣りのお供のアオサギですが、この日は飛来してからずっと片足を上げた状態で立っていました。

なんで片足上げてんのかな…

と、気になっていたんですが、飛んで来た時はまだ薄暗く良く分からなかったのですが、明るくなってその原因が分かりました。

上げている右足の、ちょうど人間で言う膝の辺り(人間とは逆に折れる足の部分)に釣り針が刺さり、釣り糸が垂れ下がっています。

Twitterで少しでも皆様に状況を知って頂きたくツイート致しましたが、如何せん画像サイズが小さいので拡大しても良く分からないと思いますので、以下に最大サイズの画像をのせておきます。(宜しければ上記ツイートを拡散(リツイート)させて頂ければと思います)

宜しければ、スマホで画像をダウンロードし拡大してご確認頂ければと思います。

釣り針の刺さったアオサギ


サムネイル表示させていますので、タップして頂ければ元サイズで表示されます。

そしてこちらは前回の釣行時、2019年1月12日に撮影した同じ個体です。

釣り針の刺さったアオサギ


両足をしっかり地に着けて立っています。

釣りをする者として、釣り場を汚さないことは最低限のルールでありマナーだと私は思っています。

しかし、全ての人が同じ考えで無いことは理解出来ますし、強制するつもりもありません。

ただ、釣り針だけは必ず使ったものはご自身で処分して頂ければと思います。

私も釣れない時など、手が空いた時は釣り場で捨てられた釣り針を拾うようにはしていますが、全ての針を拾うのは物理的に無理です。

皆様のご協力をお願い致します。

人間の勝手な行動で、最後に一番苦しむのは自然界の動物達です。

しつこいですが、釣り糸は良い…とは言いませんが、必ず釣り針だけはご自身で処分して頂くようお願い致します。

帰宅後、三浦市に電話をし鳥獣に関する担当部署へ電話を繋いでもらいました。

明確に部署が存在するわけではなく、取り急ぎ三崎港を管轄している部署の方が、明日(1/15)に現地に赴きそれと思われる個体を探し確認して頂けるとのことでした。

その後、どういう対応になるかは現時点では不明とのことでしたが、そのまま放置する方向ではなく釣り針をどうやって取り除くか…という方向で対応したいとのことでした。

状況から、釣り針が刺さっていることで、すぐに死んでしまうようなことはないと思われますが、万が一自ら外そうとして外れた釣り針を飲み込んでしまうと死に直結することもあります。

全ての方が動物が好きなわけではないと思いますが、わざわざ動物が困ったり苦しんだりすることをやる必要はないと思います。

ルールやマナーを守れることは、日本人としての美徳だとも思っています。

北条湾で多くの釣り人が、釣って楽しく、食べて美味しい釣りが出来るように、皆様に重ねてお願い申し上げます。

この件に関しましても、進捗や気付いたことがありましたら、Twitterやブログで発信させて頂きます。

来週は大潮です。

マヅメ時と釣果が上がっている時間帯が被るタイミングもあります。

来週も頑張って釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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【城ヶ島・三崎港】雪の予報の中での短時間釣行(2019年1月12日)

こんにちは。

この週は、正月休みボケも冷めやらぬ中、週末はまた3連休という状況。

長期連休の後は、個人的にはスロースタートが望ましく、一向に仕事に身が入らない中、火曜日には既に釣りのことばかり考えていました。

しかし、天候や潮の状況が良くない上に、私が釣りに行きたい時間と釣果の実績がある時間帯が上手く被りません。

こればかりはいくらWEB上の情報を眺めていても、私の都合に合わせた状況に変わることはありません。

状況が良くない中、無理に行くより1回程度様子見に行ってゆっくり休むか…とも考えましたが、そこは釣りバカ。

釣る時間帯は意識せず、行ける時間に短時間釣行することにしました。







当初は敢えて釣果の実績が上がっていない時間帯を狙おうかと思っていたのですが、週末につれて気温が低く雪が降るかもしれないという予報に変わっていきます。

しかも風がかなり微妙な感じ。

強風でもなく、穏やかでもなく釣りは出来るけど、雪が降るほどの気温の中ではかなり厳しい釣りが予想されます。

状況的にあまり贅沢を言っていられなくなってきたので、準備が出来たら釣りに行く…余計なことは考えずとにかく粛々と釣りに行くことにしました。

そして、当日の土曜日。

夕方から雨か雪の予報なので、サッサと仕事を終わらせ北条湾を目指します。

自宅周辺は既に雨が降っており、気温が低く冷たい雨に一瞬怯みますが、幸いにも風がほぼ無風だったので気合いを入れて自宅を出発。

北条湾に向かう途中、雨も止み風も強く吹いている所もなく、自宅周辺よりもむしろ天気の状況は良くなっていきます。

道も混んでいるところもなく、スイスイと走り予想より早く北条湾に到着。




思っていたより釣り人はいましたが、正月に帰港していた大型船なども無く、閑散とした感じでいつもの場所に釣り座を構えます。

風も無く雨もまだ降っておらず、これなら全然イケるじゃん!と一瞬思いましたが、車から降りると…寒い…

さすがに雪の予報が出ているだけあって、肌に刺さるような寒さ。

サッサと釣って帰るぞ…と諸々準備をしていると、少し離れた場所でおそらく※団子で釣りをされていた方が見事なクロダイを釣り上げます。

※主にクロダイなどを釣る釣り方で、食わせエサを練り餌で包み込み団子状にして釣る釣り方。撒き餌には食わせエサを入れない団子を作りボンボン釣るポイント付近へ投げ込みます。川で釣る鯉の吸い込み釣りに似ています。

これを見て一気にテンション爆上げ!

サビキ釣りをしに来ているにも関わらず、全然関係ない釣りをされている方の釣果を見て、寒いので身体から湯気が出るんじゃないかと思うくらい興奮し釣る気満々に。

ここのところ、Twitterのみならず血迷ってライブ配信なども始めたので、さりげなく自らが釣りをするまでにいろいろと準備に時間を取られます。w

先に竿の準備をし、家内に釣りを始めてもらっているのですが、クロダイを釣り上げているのを見て興奮冷めやらぬ中、一投目から20cm近いウルメイワシがきます。

これで更に、蒸気機関車が警笛を鳴らしているかのように「ポーッ!」と一気に噴き出すようにテンション爆上げ!




そして立て続けにメバルトウゴロウイワシ、サッパと続きます。










この時点では、海を覗くと海中にたくさんの銀色の魚影が確認出来ます。

ここのところ、雨が降らない連続日数も記録的なものとなっており、この日もかなり海が澄んでいました。

見えていた魚影の数の割りには食いが渋かったのも、この高い透明度の影響かと思われます。

ちょっと話が逸れますが、そんな高い透明度の中、神経質なクロダイを日中に釣る…この日クロダイを釣られた方は相当やり手だと思います。

傍から見ていても、恐らく長くクロダイを専門で釣られているのではないかな…という雰囲気でした。

話を戻します。

そして、少し間を空けてウミタナゴがきます。




この辺りから、時折ポツリポツリと雨が降り始め風も強くなってきます。

一瞬帰ろうか迷ったのですが、この日釣れたウルメイワシはサイズ的には文句無しなんですが、先に申し上げた通り数が釣れていませんでした。

もう少し数が欲しいよね…ということで粘ることに。

「あれっ!雨降ってない?」

残念ながら家内が雨が降り出したことに気付いたので、仕方ないので車へ退避させ一人粘ることに。

すると…




入れ替わるようにこの方が登場。

そしてエライ近距離。




こちらも仕方ないので、ストックしておいたサッパとメバルの稚魚をお裾分けします。

この辺りからサビキ仕掛けを海に投入し、仕掛けに付いていたコマセが海中でバラけると青魚らしき魚影が一気に寄って来るのは目視で確認出来るのですが、針掛かりすることはありませんでした。

恐らく高い透明度と曇りという天候が原因かと思われます。

曇りや夜間帯で街灯のみの弱い光ですと、サビキ仕掛けの反射も弱くなり魚達の反応が鈍くなることがあります。(日没に向けて陽も落ちてきたので)

この日はコマセを投げ入れると、バーッと寄って来て激しくコマセを食べていました。

決して活性が低かったわけではなく、針掛かりしにくい条件が整っていたということだと思います。

こういった状況ですと、北条湾に限って言えば銀色のトリックサビキが一番釣果が上がっているので、対応策が無いに等しいのですが、コマセを投げ入れてそのコマセはガツガツ食っているようであれば、ピンク色のスキン(疑似餌)の付いたサビキを、トリック仕掛けと同じようにアミコマセのブロックの中を潜らせて釣ると効果がある場合があります。

コマセカゴやコマセ網を使うのではなく、あくまでトリックサビキと同じ要領で。

普段、北条湾ではトリックサビキの針の反射を利用して、青魚のキラキラ光るものに反射的に反応し食ってくる習性を利用して釣っています。

しかし、この日のように青魚が反射的に反応するほどの強い光もなく、海の透明度も高くサビキ仕掛けが丸見えで警戒されてしまう時は、逆に仕掛けをエサ(アミ)に似せて臭いで寄せて釣る方法の方が効果があります。

コマセカゴやコマセ網を使って、その中にアミコマセを入れて釣るのではなく、トリックサビキの要領で釣る理由は、コマセカゴやコマセ網のように、大量にコマセを撒き何となく仕掛けの傍に青魚をおびき寄せるのではなく、微量をコマセの臭いで仕掛けギリギリまで青魚を寄せてサビキ仕掛けの針を「アミ」と勘違いさせて食わせるためです。

大量にコマセを撒くと、群れがバラけて仕掛けの傍に寄って来る青魚の割合が減ってしまい非効率になってしまうんです。

ピンポイントでサビキ仕掛けにしかコマセの臭いが付いていない場合、青魚達はそれを目がけて寄って来ます。

これが、コマセ網やコマセカゴで大量に海中にコマセを撒くとあちらこちらにエサや臭いの元があるため、効率良くサビキ仕掛けの傍寄せることが出来ません。

最後の手段とは言いませんが、この日のような状況の場合は試してみて下さい。

そもそも透明度が高くて釣れない時は、基本的には魚達にも仕掛け全体が見えてしまっている可能性が高いです。

必ず釣れるというものではなく、可能性はゼロではない…くらいの気持ちでやってみて下さい。

結局、この日はこの後ウルメイワシを始め、青魚が釣れることはありませんでした。




そして、締めにメジナ(グレ)がきます。

この後はメバル入れ食いのメバル地獄が始まります。

喜んだのは釣りのお供のアオサギだけ。

※どうでも良いのですが、ライブ配信動画の終盤をご覧頂くと隣で静かに釣れる魚を気にし、ひたすら待ち続けるアオサギの姿が映っています。また、距離感をお分かり頂けると思います。

後ほど、釣果の写真をご覧頂ければお分かり頂けると思いますが、サビキ釣りの釣果というよりウキ釣りの釣果みたいな感じになります。

この日は、先に申し上げたクロダイを釣っていた方の団子の撒き餌の効果が相当あったと思われます。

根魚が相当集まっていました。

夜間帯などですと特に意識した方が良いですが、釣り座を構える際に近くに主にウキ釣りなどで、撒き餌をたくさん使っている方がいる場合は、別の場所が空いているのであれば少し距離を置いた方が無難です。

そもそもウキ釣りとサビキ釣りでは狙う魚が全然違いますので、根魚のオンパレードになり釣りにならなくなる場合があります。

もちろん、この日のようにクロダイ用の団子の練り餌も、調合している練り餌の内容によっては青魚も反応し寄ってきます。

しかし、メバルメジナ、ウミタナゴなどが群れで居る場合、青魚達は警戒して避けて通り寄ってきません。

また、たまに見かけるのですが、サビキ釣りをしている方でもバンバン撒き餌を撒いている方を見掛けます。

サビキ釣りで撒き餌を使うこと自体は普通のことですし、一般的には当たり前です。

しかし、ここ北条湾ではある意味魚影が濃いとも言えるのですが、根魚が多く撒き餌を撒くと根魚の嵐になり釣りにならなくなることがあります。

今の時期は特にですが、青魚達は北条湾周辺の狭い範囲をグルグル回って回遊しています。

遠くにいる魚を寄せるわけではなく、一定の周期で回遊している群れにアピールするだけなので、トリックサビキを入れたり出したりしているだけで、十分撒き餌の効果はあります。

イワシの群れなどを見付けると、どうしても自分の前に留まらせたいし、たくさん寄せたい気持ちは良く分かります。

以前にもお話し致しましたが、青魚は基本的に同じ場所に留まることが出来ず、常に泳いでいないといけない魚です。

イワシ達も、たくさんご飯がある場所でずっと食べ続けたいと思いますが、それが出来ないのでグルグル回って泳ぎ続けます。

効率良く青魚をたくさん釣るためにも、北条湾でサビキ釣りをする場合は撒き餌を撒かないことをお勧め致します。

総括としては、この日は本来であればあと1時間程度遅い時間に釣りをする予定でした。

潮止まり後の2時間を過ぎてから、本来であればあまり釣果が上がっていない時間帯にやろうと思っていましたが、天候などの兼ね合いから潮止まり後の2時間以内に釣りをし終了してしまいました。

ということで、時間帯での変化は分かりませんでしたが、今シーズンは日中(明るい時間帯)しか釣れない、銀色のサビキ針にしか反応しない、この2点は言い切る形でも過言ではないくらい顕著に結果が現れていると思います。



これはこの日の釣行時のライブ配信動画です。

左側の青い竿は金銀交互の針のサビキ仕掛けを使用しています。

右側、家内が使っている赤い竿は銀色オンリーの針のサビキ仕掛けを使用しています。

ウルメイワシ、サッパ、トウゴロウイワシは全て銀色オンリーの針のサビキ仕掛けで釣れました。

私が使っていた金銀交互の針のサビキ仕掛けは、ナント!釣れたのはメバルだけ。

露骨でしたね…

そして問題なのが、釣り具屋さんに銀色オンリーのサビキ仕掛けが売り切れ状態ということ。

この日使った仕掛けは、売り切れで無いので仕方なく針のサイズが3号のものを使いました。

メジナは厳しかったですね…釣り上げた時に針が曲がっていました。

しかし、無いものは無い…

じゃぁ、銀色オンリーの針のサビキ仕掛けを作っちゃえ…

次回は1/14(月)に釣りに行く予定なのですが、金銀交互の針のサビキ仕掛けの金色の針を全て切り落として使ってみようかな…と。

針を半分落とすことになるので、3本針のサビキ仕掛け…

てか、3本しか針の無いサビキ仕掛けってメチャクチャ効率悪そうですが…w

でも、これでそれなりに釣れたら完全に金色の針は今シーズンは厳しいということになります。

実験してみます。w

そしてこの日の釣果はこんな感じになりました。

2019年1月12日 釣果


メバル、サッパはアオサギにお裾分けしました。

パッと見、サビキ釣りの釣果っぽくありませんが…w

子猫の夕飯用のメバル


そして、我が家の子猫の兄妹の夕飯用に4匹だけメバルを持ち帰りました。

メバルの姿焼き


いつものように姿焼きに。

メバルのほぐし身


メバルのほぐし身です。

ある意味ぜいたくです。

また、臭いが美味そうなんですよね。




ペロリと完食してくれました。

そして、肝心の人間は…と言いますと。

背開きにしたウルメイワシとトウゴロウイワシ


ウルメイワシとトウゴロウイワシは天ぷらにすることに。

ウルメイワシとトウゴロウイワシの天ぷら


ウルメイワシとトウゴロウイワシの天ぷらです。

サイズは申し分ないんですが、もう少し数が欲しかったです。

そしていつもニャン兄妹のご飯なので、たまにはウミタナゴとメジナは人間が食べることにしました。

「鯛飯」ならぬ…メジナとウミタナゴ飯?

メジナとウミタナゴ飯


研いだお米の上に腸と取り除いたメジナとウミタナゴをのせます。

鯛飯はもちろんのことですが、この手の魚と一緒にお米を炊くと簡単で意外と美味しいんです。

とくに釣りで釣れた中途半端なサイズで、且つ捌くのに手間が掛かるけど美味しい魚にはもってこいです。

腸を取り除いて、米の上にのせて、水を入れてスイッチオンですから。

ただ、この場合に手を抜かずにしっかりとした方が良いのは、腸をキレイに取り除くこと。

お米が白いということもあり、内臓などが残った状態ですと炊き上がりの見た目がキレイにならない場合があります。

しっかりと取り除き、良く水洗いすることをお勧め致します。

メジナとウミタナゴ飯


炊き上がりはこんな感じです。

そして魚の身をほぐして、炊き上がったお米と混ぜ合わせます。

メジナとウミタナゴ飯


粉末ダシや塩など、余計なもの一切入れずただ魚だけを入れてお米と一緒に炊いてみて下さい。

魚本来の旨みと香りを楽しむことが出来ると思います。

北条湾でサビキ釣りの外道として釣れる魚ですと、今回のメジナ、ウミタナゴを始め、メバル、カサゴ、ハタ、セイゴ、チヌあたりでしょうか、これは実際に私が釣って料理した魚種です。

どれも非常に美味しかったです。

まずは、今の時期ですとウミタナゴは皆さん釣られてると思います。

是非、ウミタナゴでやってみて下さい。

ちなみに、炊く時にお水の量を普段ただの白米を炊く時より、若干多めにした方がふっくら炊き上がります。

ブログを書いている現在は日曜日です。

明日(1/14)の未明から朝マヅメ辺りを狙ってまた北条湾にサビキ釣りに行きます。

宜しければ、Twitterライブ配信をチェックして頂ければと思います。

明日、またご報告させて頂きます。

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  魚料理  北条湾  カタクチイワシ  ウルメイワシ  ウミタナゴ  ライブ配信  

【城ヶ島・三崎港】大丈夫?未だに釣れるシコ・ウルメ(2019年1月6日)

こんにちは。

早くも2019年2度目の釣行となったこの日ですが、とにかく風が強くて釣りになりませんでした。

Twitterでもお伝えしておりましたように、早い段階でこの日が強風であることは分かっていました。




風の一つの基準が5mを超えると竿受けから竿が飛ばされ、道具も水を入れたバケツなど、重たい物以外は飛ばされる可能性があり、安全性の面からも原則的に釣りはやらない方が無難です。

飛ばされた竿や道具を咄嗟に拾おうとし、海に転落したり転んだりする危険性があります。

私も当初は、土曜日の夕方の満潮時を狙って行くつもりでおりましたが、暮れの釣行時に釣り用に使っております車のドアハンドルがもげるというハプニングがあり、その修理の関係で6日の日曜日しか時間が取れず止む無く、強風と分かっている日曜日のいつもの時間に釣りに行きました。

2019年1月6日 釣行時間帯


潮見表の赤丸の時間帯をメインで狙いました。

ただ、満潮時はまだ暗いことが予想され、状況に寄っては潮の動きが止まった後から朝マヅメくらいは釣りをしてみようと思っていました。

とにもかくにもこの日は風次第。

Twitter1/6の状況をお知らせした後、前日にもう一度状況を確認するとお知らせした時よりも、更に風の状況が1m強くなっており釣りに行くのを止めようか迷いました。

しかし、未明から朝マヅメに掛けての、潮止まりのタイミングでの釣行は2週間近く行っておらず、この時間帯の釣れ方に何か変化があるか気になり、釣りをするしないは現地で判断することにし、取り敢えず北条湾に行ってみることにしました。

当日は午前3時起床で、ダラダラと準備をし午前4時頃自宅を出発。(風も強いし気温も低いのでテンションが上がりませんでしたw)

玄関を出た瞬間に、そのまま扉を閉めたくなるような強い風と低い気温。

マジか…ここでこんだけ寒いんだから海辺はもっと寒いよね?

北条湾へ向かう途中の横浜横須賀道路でも風に煽られまくります。

枯れ葉や小枝が道路に散乱し、明らかに強風が吹いていることを聞いてもいないのに、視覚的に教えてくれます。

正月休み最終日とあってか、道路はほとんど車は走っておらずかなり空いており非常に走り易かったです。

現地に到着すると、北条湾の海面に激しくさざ波が立ち、船は大きく揺れ、こちらも聞いていないのに視覚的に風が強いことを教えてくれました。




どうぞ、どうぞお好きな所で釣りをして下さい…と、言わんばかりに釣り人の姿がありません。

覚悟を決め、釣りの準備に入るもあまりの強風に手で竿を抑えておかないと飛ばされて釣りが出来ない状態。

持っている竿も風上から風下へ大きくしなり、竿を抑える力で無駄に体力を消耗します。

ここで得意の釣りをする時間を決めます。

厳しい状況下ですと、時間を区切ると意外と頑張れるんですよね。

そして、この日は釣れようが釣れまいが午前7時で撤収。

若干壊れかけ、半ば無理矢理釣りモードのスイッチを入れます。

ちきしょー、今日はアオサギも居ねぇじゃんか…

一人で寒さと強風に耐えていると、数人の釣り人がやってきます。

これでいくらか気持ち的に救われました。

よ…し、あの人達より多く釣ってやるぞ…

知り合いでも何でもないのに勝手にロックオン。

凍り付きそうだった心に吹けば消えそうな小さな火が点きます。

そして待望のアタリが!




おぉぉぉぉおお!マイワシか!

サッパは暗いと平べったいこともあって一瞬マイワシと見間違えることがあります。

サッパと分かり、心にともった小さな火が消えかかります。

すると、今度は一気に竿を持っていく大きなアタリが…




もうアタリの時点で分かりましたが、ウミタナゴがきます。

これは、我が家のニャン兄妹の朝ごはんになるので、消えそうだった火が安定的にともり始めます。




続いてトウゴロウイワシ。




そして、気付くと隣にシレッとやって来ていました。

今までストックしていたサッパを全てあげます。

サッパは万が一にでも、風が弱まったら活餌でブチこもうと思っていましたが、そもそも北条湾内にこの日は大型魚の気配もなく、風は弱まるどころか、時間が経つにつれて少しずつ強まっていったので、アオサギが来た時点で活餌計画は破棄し全てあげました。

そして、釣り開始から1時間ほど、ようやくウルメイワシがきます。




心の火が…とか、ふざけたお話でなく、ウルメイワシが釣れたあたりでかなり風も強くなってきており、冗談抜きで早く湧いてくれないと釣りをする時間が無くなってしまう…と、願うものの、この日はウルメイワシが湧くことなく終了します。

そして、少し時間を置いて、ウルメイワシの代わりにカタクチイワシ(シコイワシ)が釣れ始めます。





20分程度と非常に短時間でしたが、一気に入れ食いになります。

そして、まさか20分で爆釣れタイムが終了すると思わなかったので、余裕をブチかましビール片手に釣れたカタクチイワシをアオサギにもお裾分けしていたらアッという間に爆釣れタイム終了…

マジか…自分達の食べる分をもう少し確保すれば良かった…と思うものの後の祭り。

また、さざ波だけが立つ海へ戻りました。

そして、食いも止まったし風も強くなってきたから帰ろう…と、竿を1本片付け、帰り支度をし始めた時、今度はメバルの稚魚が入れ食いになります。

これは全てアオサギの胃袋へ。

少し、メバルを釣りながら様子を伺いましたが、すぐにイワシ類が湧く気配が無かったので、予定通り午前7時で納竿としました。

さて、この日の釣れた魚種と釣行の一連の流れを駆け足でお話ししてきましたが、この日釣りをしていて感じたことを以下にご報告させて頂きます。

1月に入り相変わらずカタクチイワシウルメイワシ、サッパが釣れました。

この日の海水温は14度。

若干海水温が下がってきたかな…とはいえ、依然14度あたりをキープしています。

そして、当たり前ですが年を越して今は1月。

2月までもう1ヶ月ありません。

何を言いたいかと申しますと、2月中旬以降からイワシ類は早い個体ですと産卵期に入ります。

マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシとそれぞれ種類で若干の差はあるものの、イワシ類は通年を通して産卵期であり、生息している海域で産卵時期が異なります。

主に春と秋に産卵し、秋に産まれた稚魚が晩春から初夏に掛けてサビキなどで良く釣れます。

去年のデータ(本ブログ記事)を見ますと、2月の中旬からパタリとサビキ釣りで釣果が上がらなくなっています。

これは、北条湾で越冬したマイワシが産卵のために外海に出て行ったからだと思われます。

今年はウルメイワシやカタクチイワシまで北条湾で越冬しそうですが、この産卵時期はほぼ変わりなく2月~3月に掛けてはほとんどのイワシ類は釣れなくなると思います。

その後、約1ヶ月程度サビキ釣りでの釣果が厳しい時期があり、その後またサバっ子から始まりサビキ釣りが楽しめるシーズンが来ると思います。

そして、去年から今年に掛けての冬は去年のマイワシ以外にウルメイワシやカタクチイワシも北条湾を始め岸近くで越冬しました。

あくまで私の想像ですので、何となく大塚がそんなこと言ってたな…程度で記憶しておいて頂ければと思いますが、「湘南名物生シラス」などでも有名なシラス、そもそもシラスはイワシの稚魚です。(主にカタクチイワシ)

近年シラス漁は不漁続きで、年々漁獲量が減っているのですが、今年はもっと不漁になるのではないかな…と思っています。

越冬するマイワシに始まり、サビキ釣りでイワシ類が釣れる時期がどんどん晩秋にズレ込んでいった時期と、近年のシラスの不漁の時期が被るんです。

そして去年から今年に掛けてはとうとうイワシ御三家が揃って北条湾で越冬しそうです。

当然、シラスを捕食していた魚達を始め、北条湾という狭い範囲で見てもイワシ類が居付くことで良くも悪くも他の魚達への影響も今年の春以降様々な形で現れてくると思います。

実際にマイワシなどの値段も上がっていますが、何れイワシ類が超高級魚と呼ばれる日もくるかもしれません。

そんな事も頭の片隅に置きながらサビキ釣りを楽しんで頂けたらと思います。

そして、この日約2週間ぶりにいつもの未明から朝マヅメに掛けて釣りをしてみましたが、やはり今シーズンは完全に陽が昇ってからの方が釣果は上がりますね。

個人的にこれは新たな課題として、現在なぜなぜをしている最中なのですが、この日の20分ほど湧いた時、かなりの強風で海面が荒れていたにも関わらずかなりの数のイワシ類の群れが泳いでいるのが確認出来ました。

なぜ、暗いと食ってこないのか…未だ「これだ!」という答えは見つかっておりません。

釣り開始当初は家内は車で休んでいたのですが、6時頃から釣りに参加します。

この時に竿を2本にし、片方を金銀交互のトリックサビキ、片方を銀色オンリーのトリックサビキで釣りをしました。

今シーズンは、この銀色の針に反応するのがかなり顕著で、歴然と銀色オンリーの針に食ってきました。

恐らく、北条湾ではマイワシ、アジはあまり針の色は関係なく、カタクチイワシ、ウルメイワシは銀色の針に反応するのだと思います。

そうすると、マイワシしか釣れなかった去年と、銀色の針の方が釣果が上がる今シーズンとで説明が付きます。

こういったことからも、銀色オンリーのサビキ仕掛けは常備した方が無難です。

昼夜問わず銀色の針の方が今シーズンは食いが良いです。

最後になりますが、サビキ釣りの釣り方について、フッと家内から質問されて気付かされたのですが、稀にパックに入って売っている液状になったアミコマセにトリックサビキを通して釣りをされている方を見掛けます。

液状のアミコマセ


上の写真のような商品は、コマセカゴやコマセ網に手を汚すことなく入れることが主の目的で、トリックサビキを通して使うことは主に考えられておりません。

以前、本ブログでサビキ釣りはルアーなどに近く、針の反射の光に反応するイワシの性質を利用して釣る…と、申し上げましたが、確かに反射を利用することが主になりますが、サビキ仕掛けの針にもそれなりにコマセが付いていないとそもそもサビキ仕掛けの近くに魚が寄って来ません。

臭いで寄せて反射で釣るんですが、液状になっているアミコマセにトリックサビキの仕掛けを通すと、一見すると仕掛けにコマセが付いているのですが、針先などにアミが刺さることはほぼなく、ただくっ付いているだけなので、海中に入れた途端に流れてしまいます。

これですと、臭いでサビキ仕掛けの傍まで魚が寄って来ないんです。

逆の言い方をすると、これで釣れる場合はシャクリだけで釣れます。(エサを付けずにサビキ仕掛けを上下に揺すること)

大半の方は、ブロックのアミコマセの中にトリックサビキを通してお使いだと思いますが、このブロックのアミコマセにトリックサビキを通すとほとんどはただくっ付いているだけですが、針の半分くらいには針先にアミが刺さっており、海中に沈めてもサビキ仕掛けにアミが残ります。

これにより、臭いで魚達が寄って来て反射で針を食ってくる…ということです。

パックで売っているアミコマセの場合、液状になっているのでサビキ仕掛けを通した時に抵抗が無さ過ぎて針にアミが刺さりません。

解凍したブロックのアミコマセくらいは抵抗が無いと針先にはアミが刺さらないので、結果的に海中では空針で釣っているのと同じ状態になります。

そして、釣っている側(釣り人)はエサが付いていると思っているため竿もシャクらないので余計に釣れません。

アミコマセの臭いがどうしても気になるという方は、使い捨てのビニール手袋などを利用し、コマセが手に付かないように工夫をされるなどした方が良いと思います。

※余談ですが、私は小さなタッパーに石鹸を入れて持ち歩き、釣りが終わった直後は除菌クリーナーで簡単に手を拭き、帰る途中の公衆トイレなどで手を洗って帰ります。

また、事前にアミコマセのブロックを買っておいたけど、解凍し忘れた…これは、諦めて途中の釣具店などで解凍済みのアミコマセのブロックを買って行くことをお勧め致します。

結果的に寒い中頑張って釣りをしても釣れません。

去年、マイワシ爆釣れを楽しんでいた時、家内が解凍したアミコマセのブロックを、自宅から持って来るのを忘れて、慌てて近くの釣り具店にコマセのブロックを買いに行ったのですが、真冬にカチンコチンのコマセのブロックを買って来て言葉を失ったことを覚えております。w

そして、この日の釣果ですが、こんな感じです。

2019年1月6日 釣果


暮れから正月中、日中に釣りに行って釣果が良かった印象が残っており、余裕をブチかましビール片手にアオサギにバンバンお裾分けをし過ぎたことが敗因かもしれません。w

ウミタナゴは我が家の食べ盛りの子猫の兄妹の朝食に。

ウミタナゴ

ウミタナゴの姿焼き


姿焼きにしてほぐし身にします。

ウミタナゴのほぐし身


なかなか美味しかったようで完食でした。




人間はと言いますと…

背開きにしたウルメイワシとトウゴロウイワシ


ウルメイワシとトウゴロウイワシは背開きにしてフライにしました。

カタクチイワシは腸だけ取り除きかき揚げに。

ウルメイワシとトウゴロウイワシのフライとカタクチイワシのかき揚げ


私の予想が当たってしまうと、あと1ヶ月ほどで北条湾でのイワシ釣りも一旦お休みなるかもしれません。

今シーズンは明らかに日中の方が釣果上がっているので、私もなるべく明るい時間帯に釣行しようと思います。

以下の動画はこの日の釣行時のライブ配信動画です。



2時間近くあるので、通しで見るのはキツイと思いますが、風の音などからも非常に強風だったことがお分かり頂けると思います。

今後も、このライブ配信はなるべく皆様にリアルな今の北条湾の状況をお伝えするべく試行錯誤して参ります。

ちなみに、電源は車から取るしかない…と、車のバッテリーも交換しスマートフォン用の三脚も新たに購入。

私は凝り性なので、ここで家内から「ライブ配信が主ではなく、釣りが主なので…」と注意を受けたので、恐らく機材的に何か新調は出来ないと思いますが、今ある中でいろいろ高めていきたいと思っています。

皆様に少しでも簡単に釣果をあげて頂くための情報提供を今後も心掛けて参りますので、よろしくお願いします。

来週は成人の日で3連休ですね。

潮回り的には小潮とイマイチですが、頑張って釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する50代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

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