早いもので8月も終わりですね。
待ち遠しかった夏もアッという間に過ぎていき、そろそろ各所で秋を感じ始める時期になりました。
日の出も5時台になり、そろそろ起床時間を午前2時にしようと毎回思うのですが、この日は潮回りが最悪で長潮。
今週は潮回りが厳しい感じです。潮位の変化がほとんど無くダラダラした潮の動きになりそうです。土曜の日中は風が強い予報となっています。時間的にタイトですが土曜の未明から午前中がタイミングとしては一番無難かと思います。次の狙い目は日曜の日中ですかね。曇り予報で風も比較的穏やかです。 pic.twitter.com/f6WvEuqBxh
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 23, 2019
ツイートの潮見表をご覧頂いてもお分かり頂ける通り、この時間帯がいける!と決め兼ねるような、何ともダラダラ潮が動くことが分かる曲線のグラフになっています。
一応、狙い目として未明から明け方にかけての引き潮時、釣りはやっても日の出まで、こう決めて前日の釣りの準備を終えます。
短時間での弾丸釣行は望めないので、長期戦※を想定し午前1時起床で釣りに行く事にしました。
※私の場合釣行時間が2時間を超えると長期戦としています。
長潮、若潮は当たり外れの差が大きく、外すと本当にアタリは皆無で、この海って魚いるの?と言いたくなるような状況に陥ります。
意外と論理的に物事を捉え、根拠を示し筋道を立てる方なのですが、小学1年生から約40年釣りをしてきて、この長潮、若潮だけは「こうだからこう…」「こういう時はこう…」みたい法則的なものが存在せず、毎回釣り場に行ってみないと分かりません。
ただ、以前のブログでもお話し致しましたが、釣れない潮回りと言いつつ、大物を釣ったり、有り得ない大漁になったりすることがあったのも事実です。
釣れない…と思って釣りに行っているから、大どんでん返しのインパクトが大きく記憶に残っているだけかもしれませんが…
しかし、総体的には釣れない…それも完敗に近いボウズなどになることの方が多く、やはり釣れない潮回り…という印象の方が大きいです。
そんな長潮のこの日、寝坊することもなく午前1時に起床。
お盆休みも終わり、ただの普通の日曜日なので、恐らく釣り座に困ることもないだろう…しかも潮は長潮…
鼻息荒くシャカリキになって現地を目指さないで、たまにはゆっくり行こう…と、ダラダラと釣り道具を車に積み込もうと玄関を開けると…
なに?路面が濡れてる??
予報は曇りでしたが、雨マークは無く雨が降るとは思っていませんでした。
しかし、雨雲が過ぎた後のようで、ポツリポツリと弱い雨が降っているだけで、程なくして止むだろう…という感じでした。
準備も整い自宅を出発。
保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路と進むと…おいおい、頼むぜ…弱いながら自宅付近より雨が強くなっていきます。
長潮で釣れない上に雨に濡れながらの釣り…?
今シーズンは5月の終わりから7月の終わりまで、丸々2ヶ月雨の中での釣りばかりで、こうも雨に悩まされた年も珍しいです。
今年のお盆休みは上手い具合に長期連休も取れ、それなりに釣りに行けたので、現地に着いて雨だったら今日は釣りは止めよう…そう決めて北条湾へ向かいます。
潮も長潮で、一発勝負的なところがあるので、いつ釣れるかも分かりません。
それに私は大の暑がり。
一時期よりは湿度が低くなったとはいえ、今の湿度でカッパを着て汗だくになりながらの釣りは勘弁して欲しい…
そう思い、7割方現地に着いたらトンボ返りで帰る気になっていましたが、横浜横須賀道路の衣笠インターあたりで完全に雨が止みます。
その後は、軽く雨が降った形跡が残るものの、道路はだんだんドライに。
これならいけるかな?
一応、釣りをするモードに切り替え現地に到着します。
ダイブセンターを曲がり北条湾へ入って行くと…
最初に目に入ってきたのは、車の少なさ。
おっ!釣り人少ないじゃん、夏休み後だしみんな釣りなんか来ないのかな…?
と思い車を進めて行くと…
釣りを開始します。気温25度、天候は曇り、風は時折2~3mほどの風が吹く感じで、海水温は26度です。釣り人は普段より少なめですが、今日も係留されている船が多く、釣り座に困る感じです。横横の衣笠インター辺りまで雨が降っていました。北条湾は降っていません。 pic.twitter.com/NOikSHX3lM
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 24, 2019
確かに普段より釣り人は少ない感じでしたが、よくよく見ると係留されている船の位置がなんともいやらしい…
パッと道路から係留されている船を見ると、係留されている船と船の間で釣りが出来そうな間隔があるように見えるのですが、そこには係留ロープが張られていて釣りが出来ない状況でした。
お盆辺りから定位置になりつつある、いわき丸さんの後方に釣り座を構えますが、こちらもなんとかロープをかわしようやく3本釣竿が出せるような状況でした。
私が北条湾へ到着した20分ほど後に、高齢のご夫婦がいわき丸さんの前方に釣り座を構え、この日はこれでほぼいっぱい。
その後も、何組か製氷所の前から私達がいる辺りまで釣り座を求めてウロウロし、しばらくすると居なくなり、またしばらくすると戻ってくるを繰り返していました。
この日は北条湾だけではなく、花暮岸壁や他の釣り場も混んでいたのかもしれません。
ちなみに私が撤収する頃には、釣り座が空くのを待つ方までいました。
長いこと北条湾に釣りに来ていますが、待たれたのは初めてでした。
余談ですが、Twitterやブログを良くご覧頂いている方は既にお分かりだと思いますが、私は釣りをしながらビールを良く飲みます。
ビールを飲み始める時は、釣果としては十分な数が釣れており、いつ帰っても良い状態で、釣りをしているフリをしていることが多いです。
中には非常識な方もいらっしゃるので、おもむろに片付けると強引に割り込んでくる方もいます。
帰り際に気分を害するのも嫌ですし、ゆっくりビールを飲みたいということからすぐに片付けを始めず、真面目に釣りをしているのは家内だけ…という状況があります。
この日は、前回姿を見せてくれた、釣りのお供の茶トラ猫がまだ来ていなかったので、もしかしたら来てくれるかな…と待ちながらビールを飲んでいました。
まさか、後方で場所待ちされているとは思わなかったのでダラダラ釣りをしていましたが、明け方に釣りに来る方で、北条湾到着時に釣り座に困る感じで、Twitterをご覧頂いている方がいましたら、必ずそろそろ帰ります…的なツイートをしますので、お声掛け頂ければすぐに片付けます。
日の出までやってみます。ちなみに私の竿は数調整のため空針です。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 24, 2019
こんな感じのことをボソッと呟き、ビールを飲んでいると思います。
また、誰かが直前まで釣りをしていた釣り座は、既に十分コマセが効いているので同じサビキ釣りであればすぐに釣れることが多いです。
新しい釣り座で魚を寄せるところから始める手間が省けます。
明らかにまだ釣りをしている時は、少々ご遠慮願いたいですが、ツイート内容やビールを飲んでいる時は遠慮無くお声掛け下さい。
ウルメイワシの食いが止まりました。 pic.twitter.com/TvPtdNY42W
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 24, 2019
この日は一度食いが止まり、釣りのお供のニャンを待っていたら再び湧き始めた時に私は撤収しました。
撤収します。突然湧き始めました。 pic.twitter.com/Xvw4Z1ZG32
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 24, 2019
片付けをしている目の前がこんな感じです。
片付けを始めた理由もこれで、この状態では空針のサビキ仕掛けを入れておくだけで釣れてしまいます。
お裾分けするニャンも居ないのに、これ以上釣っても捌くのが大変なだけなので釣りを止めました。
長潮に限ったお話ではありませんが、いつ青魚の活性が上がりいつ食わなくなるか分かりません。
折角活性が上がっているなら、もう釣らなくて良い私達はサッサとどきますので遠慮なくお声掛け下さい。
話をこの日の釣りの話に戻します。
少し、話が前後してしまう感じになりますが、この日の釣りを開始するツイートをご覧頂くと、気温が25度で海水温は前回と同じ26度でした。
そして、最初に釣れたのがこちらの超豆アジ。
活き餌にも迷うようなサイズの豆アジです。 pic.twitter.com/VqCNsW6HEH
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 24, 2019
そして、このウルメイワシを挟んでカタクチイワシ(シコイワシ)の稚魚が釣れます。
ウルメイワシがきました。 pic.twitter.com/uEa4sF20PE
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 24, 2019
こちらがカタクチイワシの稚魚です。
これまた超ミニサイズのカタクチイワシがきました。 pic.twitter.com/V1S9rFuenV
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 24, 2019
ここ数回の釣行で、ブログやTwitterでお話することなく、しばらく様子を見ていたのですが、ここ数回の釣行時にムツが釣れなくなりました。
気温はともかくとして、前回の釣行時のブログ記事でもお話し致しましたが、海水温が26度の週が続くと、次第に海の中が秋になっていくと思います…とお話ししました。
この日の豆アジとカタクチイワシは、新しい個体(群れ)が北条湾に入って来たことを意味していると思います。
後ほど画像を貼りますが、この日のメインの釣果はウルメイワシでした。
ウルメイワシもサイズが今シーズンの中では一番バラバラで、10cm強のものから20cm弱まで非常に幅が広かったです。
これも、新たに新しいウルメイワシの個体(群れ)が入って来ていると思います。
気温や湿度は、まだしばらくは真夏のような状況が続くと思いますが、海の中は今後順調に海水温が下がっていけばどんどん秋の色が濃くなって来ると思います。
実は前回から、この海の中が秋になっているか試す実験を始めています。
この日もやったのですが、まだ成果は出ていませんが、釣りを開始した直後に普段は撒かない撒き餌を撒いています。

特に拘った撒き餌ではなく、アジパワーとアミ姫を混ぜたものです。
そもそも、本来であればイワシ類やサバ、アジなどの青魚は海水温が下がり秋から冬になるにつれて少しずつ釣れなくなり、外海に移動していくのがセオリーな行動です。
しかし、近年は毎年何がしかの青魚が北条湾に居付き越冬しています。
今シーズンに至っては、北条湾で子持ちのイワシ類の釣果がありました。
イワシ類は本来は近海で越冬したり、産卵することはしない魚なので今年の秋から冬に突然釣れなくなってもおかしなことではありません。
そこで、普段使わない撒き餌を使って青魚以外の魚の状況や、少しでも多くの魚種を釣ってみて今シーズンの秋から冬への傾向が少しでも掴めれば…と考えています。
真夏の頃の海水温の28度から26度になり、それが2週続きました。
このまま徐々に海水温も下がっていってくれれば、また違う魚種も釣れ始め、それはそれでサビキ釣りが一層面白くなると思っています。
また、この日は入れ食いになる状況が2度ありました。
当然、空針のサビキ仕掛けにも食ってくるのですが、この日は3本竿を出し、シラススキン、銀色の針のみのサビキ仕掛け、金色銀色交互の針のサビキ仕掛けの3通りで釣りをしましたが、金色が混じったサビキ仕掛けには1度も食ってくることはなく、アタリも1度しかありませんでした。
露骨に白、銀色に反応していました。
大型魚に関しても、未明にボラが数匹居ただけで、それ以外の魚が居た気配はありませんでした。
そして、この日の釣果はこんな感じです。

釣りのお供のニャンを待ってしまったので少々釣り過ぎました。

こちらは釣れた魚種ですが、説明せずともお分かり頂けると思いますが、上がウルメイワシで下がカタクチイワシ(シコイワシ)です。
ちなみに最初に釣れた豆アジは、我が家の兄妹猫に生であげようかな…と思い、当初は持ち帰るつもりでいたのですが、バケツの中で元気に泳ぐ姿を見てだんだん可哀そうになりリリースしました。
そして、釣りのお供ののニャンは来てくれませんでしたが、我が家の兄妹猫には毎度のウルメイワシを焼いたものと、この日は生のカタクチイワシを。

妹猫は生の魚は嫌なようで残してしまいました。
残した生のカタクチイワシは兄猫がしっかりと頂きました。
勢い良く美味そうに食べてくれるのは良いのですが、少し兄猫はせっかちでドジなところがあり、思い切りむせるのですが、横で冷静に冷たい視線を送る妹猫が何とも言えず面白かったです。
嬉しい事なんですが、お兄ちゃん猫の殿。美味いのか焦って食べて思い切りむせて、その姿を冷静に見る妹猫の姫が笑えました。w pic.twitter.com/tFa2kjVrF2
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 25, 2019
そして、人間用はと言いますと、夏休みも終わりに差し掛かり今更感もあるのですが、お子様に喜ばれるウルメイワシ料理を…と思い、こんな感じにしてみました。
まずは、本ブログでも頻繁に登場しますウルメサンド。

この日は本当にウルメイワシのサイズにかなりバラつきがあり、小さいものをチョイスして頭から丸ごとフライにし、それをパンに挟んだだけです。
野菜と一緒にチーズを挟んでも美味しいです。
そして、次はお子さんが自分で釣った魚と一緒に少しでも野菜を食べてくれれば…とウルメサラダ。
まずは、ウルメイワシを三枚に卸します。

三枚に卸した身に片栗粉をまぶします。

片栗粉をまぶした身を、フライパンに多めにオリーブオイルをひき、焦げ目が付くまで焼いていきます。

焼きあがったら野菜と混ぜ合わせ、青じそドレッシングやポン酢、オリーブオイルだけを掛けてその上に岩塩を降り掛けても美味しく頂けます。
マヨネーズとかでも美味しいのですが、ウルメイワシの風味が飛んでしまうので、ウルメイワシ感を味わいたい場合はオススメ致しません。
そして最後はウルメハンバーグ…なんですが…
少々失敗しまして、軽く捌くのが面倒臭く手を抜いたのがいけないのですが、ウルメイワシは三枚に卸し身だけをご使用下さい。
今回は頭と尾を切り落とし、腸を取り除いたものを使いましたが、若干中骨が気になりました。

この状態ではなく三枚に卸した身をご使用下さい。
心のどっかで「骨気になるんじゃね?」と思いながら「ミンチにするから大丈夫だろ?」と。
手を抜くとロクなことはありませんね。w
そして、このウルメイワシと浅葱(ネギ)、味噌を適量一緒にフードプロセッサーでミンチにしていきます。

あまり味噌を入れ過ぎるとしょっぱくなることがありますので、ご注意下さい。

これを適当な大きさにまとめ、フライパンで焼いていきます。
ちなみに、これにパン粉をまぶしフライでも、そのまま油で揚げても美味しいです。
この時点ですでにナメロウになっており、変な言い方ですがこのまま醤油を付けて食べても美味しいくらいです。

片栗粉を軽くまぶし、フライパンにオリーブオイルを多めにひき、焼いていきます。

焦げ目が付いたら出来上がりです。
焼く時は強火や中火ではなく、弱火でじっくり焼いて下さい。
ひき肉と違い脂分が少ないので火が通りにくいです。
ウルメハンバーグの上に掛けてあるのは、トマトピューレに生のたまねぎのスライス、浅葱の微塵切り、塩、麺つゆで味を調え作った適当なソースです。
青魚とトマトって個人的には合うと思っておりまして…
即席で適当に作りました。
元々、味噌を混ぜてありますので、そのままでも十分美味しく頂けます。
お子様向けですと、ケチャップとかが一番無難かと思います。
私は子供の頃、身体が弱く、好き嫌いも多く、魚が好きではありませんでした。
自分が釣った魚を食べることで魚が食べられるようになりました。
是非、お子さんと一緒に釣って楽しく、食べて美味しいサビキ釣りをして頂ければと思います。
来週は土曜日が大潮、日曜日が中潮です。
潮回りも良く、少しずつ北条湾も秋の気配を感じ始めました。
また、違う魚が釣れることを期待したいと思います。
最後に、この日のライブ配信ですが、今回も配信が2回に分かれてしまいましたが、どちらもウルメイワシが入れ食い状態の映像が映っているかと思います。
宜しければご覧下さい。
ライブ配信①
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 24, 2019
ライブ配信②
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) August 24, 2019
また、ご報告させて頂きます。
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