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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  北条湾  サバ  アジ  ムツ  マサバ  マアジ  

【城ヶ島・三崎港・北条湾】久しぶりのボッチ釣行で前日のリベンジ!(2020年6月29日)

こんにちは。

この釣行の前日(2020年6月28日)、天気予報が大外れで濡れるわ、釣れないわの惨憺たる釣行のリベンジに早速行って来ました。

私は基本的に土日、祝祭日休みなので、平日に釣りに行くことがほとんどありません。

月曜日の未明に釣りに行くなんて、いつ行ったか記憶に無いくらいです。

雪辱を晴らすために行くわけですから、当然事前に普段よりも気合いを入れて天気を確認。

釣りに行く時間帯はいつもと同じ未明の時間帯。

平日なので、朝の通勤ラッシュ前には帰宅するつもりで、釣行の計画を立てました。

釣りをする予定の時間帯は、三浦半島周辺に前線や低気圧はなく、今度こそ間違いなく晴れるはずです。

前線や低気圧が無いので風も穏やかな予報です。

恐らく、釣り人も少なく、ここのところ人でごった返していた北条湾ではなく、人がいない静かな環境で釣りが出来るであろう…と、たまの平日の釣行に期待します。

潮回りは前日(2020年6月28日)に続き小潮。

天気や風は前日より格段に良い状況になりましたが、前日に降った雨の量が多いことと、小潮という潮回りであまり潮が動かないことが気になっていました。

寝坊することもなく、いつも通り午前1時に起床。

前日から大半の釣り道具は車に積みっぱなしにしてあったので、大した準備をすることもなく自宅を出発します。

さすがに月曜日の未明。

多くの人が朝を迎えれば仕事なわけですから、どこの道路もガラガラ。

これから他人が仕事だ…という時に、釣りに向かっていることが、何だか少し得したような気分になりながら北条湾を目指します。

いつもより15分ほど早く北条湾に到着します。

様子見で北条湾をグルりと一周しますが、様子など伺わなくても、釣り人は私以外に一組しかおらず、どこでもお好きな所でどうぞ状態。

コロナ以前の冬場の釣行を思い出すくらい釣り人がいません。

「いや~なんか人がいないと気持ちが落ち着くな~」などと思いながら、この日は久しぶりにいわき丸さんの前方に釣り座を構えます。



人もおらず、風もほぼ無風、北条湾に波もなく、まるで沼のような状態で、不気味ささえ感じる雰囲気です。

この日は、当然家内は仕事なので、久しぶりのボッチ釣行。

当たり前ですが、全ての準備を一人でやらなければなりません。

まぁ、昨日より数が釣れて、二三品魚料理が作れれば良いからゆっくり釣りをするかな…

などと、思いながら釣りの準備をしていると…

北条湾の海面を良く見ると、北条湾を埋め尽くすようにあちらこちらで波紋が出来ています。

大型魚やボラがいる気配はなく、恐らく波紋を出しているヤツらは小サバの群れです。

竿を普段通り3本出そうとしていましたが、万が一第一投目から入れ食い…とかになると、今日はボッチなのでとてもじゃありませんが、捌き切れません。

急遽、竿を2本に変更し準備をします。

ライブ配信や釣りを開始します…のツイートをし、いよいよアミコマセを付けて本格的に釣りを開始します。

海面の至る所に出来る波紋が物語るように、いきなり小サバがヒットし、入れ食いとまではいかないにせよ、次々とヒットします。



続けてアジがヒットします。



少し時間を置いて今度はムツ



ムツに関しては、この日は結果的に4匹釣れるのですが、まだ北条湾から離れていないのが不思議です。

例年ですと、今の時期はほとんど釣れず、釣れるサイズも15cmほどが最大で、この日釣れた20cm弱というのはあまり釣れません。

これも海水温の上昇や黒潮の蛇行など、海の中の変化によるものなのかな…と思いました。

20cmサイズのムツと言えば、すでに水深50m~100mくらいの深場に移動していておかしくないサイズです。

最終的にムツは60cmくらいになる魚なのですが、成長と共に深い水深の場所に移動し、700m級の深海にも潜ります。

とても、美味しい魚なので、北条湾で釣れてくれること自体は嬉しいのですが、年々魚達の生息海域の変化が早くなってきているように感じます。

去年からのお話ですと、カタボシイワシなんかも以前は北条湾では釣れない魚でした。

海水温の上昇と共に、生息海域が年々北上しているものと思われます。

すみません、また話が脱線しました。

この日の釣行の話に戻ります。

この後も、一定間隔で釣れ続け、ボッチ釣行ということもあり、ツイートも出来なければ、水も飲めない、タバコも吸えない…釣り開始当初に想像していた、ゆっくりした釣り…はどこ吹く風で一人忙しなく魚達に翻弄されます。

後ほど貼るライブ配信動画をご覧頂ければ、私が一人忙しなく魚に弄ばれている姿がご覧頂けます。

空針のサビキ仕掛けを海に落としておいてもそれに食ってくる状況です。

とはいえ、この日の潮回りは小潮で、潮回りとしてはあまり良い状況ではありません。

むしろ、入れ食いでないにしろ、この活性の上がり方がラッキーな状況で、いつパタリとアタリが止まってもおかしくありません。

釣れる時に釣らなければ…という思いと、喉が渇いた…タバコも吸いたい…腰も痛い…と葛藤の末、少し休憩することにします。



案の定、休憩後にサバの食いが渋くなります。

海面を見ると波紋も無くなり、ツイートは致しませんでしたが、時折釣れるサバアジムツに混じりクサフグが釣れ始めます。

海面の波紋が無くなり、表層付近にクサフグが集まり始めたようで、サビキ仕掛けの上から3本の針にクサフグが掛かります。

逆に小サバは下から2本の針に掛かります。

こういう状況であれば、サビキ仕掛けを落とすタナを深くすれば良いのですが、一人で複数本の竿を出す場合、今の時期(釣れる青魚が20cmクラス)は竿と竿の間隔を広めに開けないと、小サバが掛かった際に横に走られると隣のサビキ仕掛けとお祭りをしてしまいます。

サビキ仕掛けもぶっちゃけ安くないですし、一匹のサバに三本の竿のサビキ仕掛けをグチャグチャにされたこともあります。

ボッチ釣行の痛いところですが、この日はクサフグが釣れるのを覚悟の上で、サビキ仕掛けのタナは深くしませんでした。

そうこうしていると、俄かにタナは深めのままでサバの活性が上がります。

渋滞を避ける意味もあり、5時頃には自宅に戻りたかったので、このまま釣りを続ければもっと釣果は上がったと思いますが、この日はここで撤収することにしました。

二日続けての釣りということや、この日はボッチだったのでかなり腰が痛くなりました。w

これは撤収時の動画ですが、このくらい人がいないと非常に釣りがし易いんですがね…w



そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2020年6月29日 北条湾釣行 釣果


サバが丸々太っているのは、いつもと同じなんですが、やはりこの日驚いたのはムツですかね。

昨日(2020年6月28日)の釣行時のブログ記事でも触れましたが、ムツは雨の日や降雨後に非常に釣れやすいのですが、サイズや未だに釣れることが気になります。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2020年6月29日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からサバ(マサバ)、アジマアジ)、ムツです。

そして、帰宅後に気付いたのですが、この日もサバはマサバしか釣れませんでした。

あまり意識したことが無かったのですが、前回マサバしか釣れなかった時は2020年6月14日の釣行時です。

2020年6月14日も終日ではありませんが、天気は前日から雨なんです。

もしかすると、マサバよりゴマサバの方が真水(塩分濃度の濃淡)に敏感に反応するのかもしれません。

翌週の2020年6月21日の釣行時は、今まで通りゴマサバの釣果が確認出来ています。

そして、直近で雨も降っておらず、当日の天気も晴れです。

この日は先ほど申し上げた通り、深いタナは攻めなかったので分かりませんが、雨が降って真水が北条湾に大量に流れ込むと、極端に深い層に潜るか、一時的に北条湾を出て避けていると思われます。

ウンチクに近い話で、今のところマサバ、ゴマサバ共にサイズに大きな違いもなく、小サバレベルですとマサバ、ゴマサバでそこまで味に違いもないので、釣れればどっちでも良いと言えば、どっちでも良いのですが…w

一つ言えることは、青魚はほぼ全般の魚が汽水域を嫌います。

見た目ではあまり分かりませんが、北条湾という湾は非常に雨の影響で釣果に差が出る釣り場です。

ただ、その雨水が流れ込むお蔭で、青魚達の豊富なエサがあり、それを求めて常に青魚がやって来る場所でもあります。

釣りに行かれる日の直近で雨が降ったり、当日が雨であったりする場合は、こういったウンチク的な要素が非常に役に立つと思います。

雨の日に有効な仕掛けは…どのくらいの雨量だと、どのくらいのタナまで潜るのか…

大変恐縮ではありますが、ここについて話し始めると非常に長くなってしまうので、興味を持って頂けるようでしたら、どこかのタイミングで必ずお話ししておりますので、ブログ内をサーフしてみて下さい。

そして、我が家の兄妹猫の朝食は、最近ド定番の焼きサバのほぐし身です。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼きサバのほぐし身


以前、たくさんサバが釣れた時に、実家の長老猫、ハルばあさん用に持って行ってあげたら、思いの外好評だったので、今回は実家の猫と娘の家の猫にもお裾分け。



このハルばあさんは猫缶は一切食べず、ドライフードも銀のスプーンしか食べないという、ふざけたグルメ猫なんですが、焼きサバは好評なようです。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼きサバのほぐし身


この日も朝方私が帰って来たので、朝ご飯は焼きサバだと分かったらしく、グリルの前で待ち伏せし、早くよこせとうるさかったです。



実家の長老グルメ猫にもお墨付きを頂いた、北条湾産焼きサバのほぐし身、何回食べても美味いようです。

ペロリとたいらげました。

そして、人間用ですが、当初は帰宅後すぐに刺身系にしてしまおうと思っていたのですが、疲労と腰痛ですぐに捌かず数時間冷蔵庫に置いてしまったので、サバがかなり色落ちしてしまい、見た目も悪い上に身が少し緩くなってしまったので、時期的には少々ズレていますが、サバはつみれ鍋を作ってみました。

まず、サバは刺身にする時と同様に三枚に卸します。

三枚に卸した身の皮は剥ぎ、腹骨は気になるようなら取り除いて下さい。

次にフードプロセッサーにサバの身と、お好みでネギや擦った生姜を入れます。

小サバのつみれ鍋


フードプロセッサーでサバの身をミンチ状にします。

小サバのつみれ鍋


ミンチ状になった身を、今度は適当な大きさに丸めます。

小サバのつみれ鍋


お好みで、お好きな野菜やキノコなどと一緒に鍋で火が通るまで煮込みます。

個人的には、水炊きのような感じで煮て、味ぽんを付けて食べるのが好きなので、私は鍋に入れるのは水だけで煮込みますが、味噌ベースにしたり、おでん出汁で煮込んだりしても美味しいです。

小サバは、成魚のサバほど、身に臭みが無いので比較的どんな味の鍋にも合います。

サバを捌く際に、ヌメリはキチンと取った方が良いです。

ヌメリが残っていると生臭くなります。

そして、出来上がりはこんな感じです。

小サバのつみれ鍋


小サバのつみれ鍋です。

今回はエリンギと水菜を一緒に煮込みましたが、エリンギからも出汁は出ますし、釣りたてということもあり小サバからも結構出汁が出ます。

火が通ったら、塩で味を調えるだけでも美味しく頂けます。※

※小サバのつみれ鍋の残り汁と、残ったエリンギでこの後炊き込みご飯を作りましたが、非常に美味しかったです。

次はアジとムツですが、こちらは刺身系で「アジとムツのタタキの擂りゴマ和え」です。

私は良く擂りゴマと釣った魚を和えて刺身で食べるのですが、青魚はもちろんのこと、このアジとムツとゴマが非常に良く合います。

口に運ぶまでは「THE・ゴマ」なんですが、口に入れるとアジとムツの風味が全然ゴマに負けないんです。

ゴマというと、かなり自己主張の強い食べ物…という印象がありますが、アジとムツの風味もゴマに負けないのですが、この組み合わせがかなりベストマッチなんです。

作り方は至って簡単です。

アジとムツは刺身にする要領で三枚に卸し、タタキといってもミンチ状になるまで叩かず、ブツ切りくらいにします。

そして、和えるゴマは擂り鉢で擂ります。

アジとムツのタタキの擦りゴマ和え


適量のゴマを擂り鉢に入れます。

ゴマ感をしっかり出し、ゴマゴマした方良い方はガッツリ、ゴマの形が無くなるまでしっかり擂って下さい。

アジとムツのタタキの擦りゴマ和え


私はゴマの粒が少し残るくらいで擂るのを止めています。

そして、ブツ切りにしたアジとムツの身を擂ったゴマの中に投入します。

アジとムツのタタキの擦りゴマ和え


しっかりゴマと身が絡むように和えていきます。

まんべんなくアジとムツの身にゴマが付いたら、お皿に盛り付けて完成です。

アジとムツのタタキの擦りゴマ和え


アジとムツのタタキの擂りゴマ和えです。

食べる時に、醤油を少し垂らして食べて下さい。

手前味噌で恐縮ですが、絶品です。

是非、青魚やムツが釣れた際にお試し頂きたいと思います。

そして、恒例の本日の北条湾定食はこちら。

本日の北条湾定食


いくらか定食感が出たかな…と思っています。w

なんとか、格好が付く感じでリベンジ出来て良かったです。w

次回はもう早いもので7月ですね。

その7月最初の週末は土日共に大潮です。

まだ梅雨明け宣言は出ていないので、天気がどうなるか心配ですが、潮回りは申し分ありません。

最後になりますが、こちらがこの日のライブ配信動画です。

前日(2020年6月28日)のように雨の中、車内から撮影したわけではないのでピンボケはありません。

久しぶりのボッチ釣行で、坊主のオッサンがあっち行ったり、こっち行ったり忙しなく翻弄されています。

宜しければ、ご覧下さい。



次回も頑張って北条湾にサビキ釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

釣行時リアルタイム更新・釣り用Twitterアカウント(ライブ配信も行っております)

トリックサビキでのサビキ釣りのやり方(動画)

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】天気予報大外れ!土砂降りの中での北条湾釣行(2020年6月28日)

こんにちは。

この日はブログのタイトルにありますように、天気予報が大外れ。



これは、いつもの金曜日にその週末の天気や風、潮の状況などをお伝えしておりますツイートですが、金曜日の時点で日曜日の未明の予報は晴れで風速は2mほどとなっています。

金曜日のツイート後、高を括って「潮回りは小潮だけど、今週も余裕かな…」などと安易に考えていました。

するとどうでしょう…

土曜日のニュースで日曜日は午前中を中心に雨が降るかも…的なことを言っています。

まぁ、雨と言っても日の出以降に降るのかな…などと思って、今一度天気予報を確認すると…

おいおい…金曜日の予報はなんだったの?

変わり過ぎだろ…とツッコミを入れたくなるくらい、未明の3時は雨、6時は大雨、その後も強い雨が降り続く予報になっていました。

以降、数時間置きに小まめに天気予報をチェックしますが、数時間ごとに雨になったり曇りになったり天気も風も予報がコロコロ変わり落ち着きません。

こりゃ、ギリギリまでコロコロ変わるだろうし、行ってみないと分かんないね…と、この日は天気予報を当てにするのを止めました。

結局、そんなこんなでいつも通り、日曜日の午前1時起床で釣りに行くことにします。

床に就くまでは、何とか曇りで天気も持ち応えてくれていました。

午前4時半頃まで持ってくれよ…と祈りながら仮眠を取ります。

寝坊することなく午前1時に起床。

起きてすぐに外を確認。

おぉおお!まだ雨は降ってないな、そのまま明け方まで持ってくれよ…と祈りながらダッシュで準備を整え自宅を出発しようと玄関を出たその時…

ポツリ、ポツリと雨が…

しかも雨粒がデカイ。

何という意地悪なタイミング。

車内で家内に雨雲レーダーを確認してもらうと、内陸は雨雲が既に掛かっており、今後も雨雲が掛かり続ける予報ですが、三浦半島は30分もすれば雨雲が抜ける予報でした。

これなら、北条湾に着いた頃は丁度雨が降ってないかもな…と、アクセルを踏む足にも力が入ります。

六ッ川を過ぎた辺りで雨も止み、「良いね、その調子で雨よ降らないでくれよ…」と祈りながら北条湾へ向かいますが、衣笠インターの辺りで大粒の雨が…

結局、北条湾へ着くまで雨が止むことはなく到着します。

雨粒は大きいのですが、土砂降りではないのでカッパを羽織れば何とか釣りは出来そうな感じでした。

この日はいわき丸さんの後方に釣り座を構え釣りを開始します。



天気のせいもあってか、この日は久しぶりに釣り人も少なく釣り座にも余裕がありました。

あの金曜日の天気予報はなんだったんだ…と軽くキレ気味で釣りの準備を開始します。

準備をしている間にどんどん強まる雨…

一通り準備をし、落ち着いて釣りが出来る状況になった頃は、もうほとんど本降りです。

そんなバタバタな状況でも、時折海を観察していたのですが、この日は大型魚の気配もなく、雨などの日には良く姿を現すボラの姿も見えません。

海面には大粒の雨が落ち、小さな波紋が無数に出来ており、青魚などの様子はほとんど伺えません。

ここ1ヶ月ほどは目にしなかった、静かな魚の気配を全く感じない大雨の北条湾が目に前に…

取り敢えず、いつものように竿を3本セットし、タナは普段と同じ表層付近を狙ってみます。

釣り開始10分ほどでやや小さなアタリがあります。

サバアジのアタリではありません。

ん??なんだ?ムツか?

この日最初にGET!したのは、食いが渋い時など、釣れない日を象徴するクサフグです。



降りしきる雨の中、一番出会いたくないヤツです。w

ここで少しフグが釣れてしまう時の状況をご説明させて頂きたいのですが、皆様も水族館などで、さかなクンが大好きなハコフグやハリセンボンなどが泳いでいるところをご覧になったことがあると思います。

フグ全般に言えることですが、泳ぎが上手な魚には見えませんよね?

当然、クサフグも例外ではなく、泳ぎは上手ではありません。

本気を出すと、見た目以上の速さで泳ぎますが、当然のことながら青魚のような素早い動きは出来ません。

また、エサ取り名人…の異名を持つくらい、同じ場所にヘリコプターがホバリングしているかのような状態で留まり、おちょぼ口でチョコチョとエサを齧り取ります。

泳ぎが上手でない魚が、おちょぼ口で時間を掛けてエサを食べられる状況…

もうお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、そうです、そこには青魚の群れは居ないということを表しているんです。

青魚は大群で、且つ常に泳ぎながら口を開けてプランクトンなどのエサを捕食します。

青魚の活性が高く、たくさんの青魚の群れがサビキ仕掛けのそばを回遊している時は、フグや根魚(ウミタナゴやメバル、メジナ、アイゴなど)はコマセの臭いにつられてそばまで来ますが、サビキ仕掛けには近付かず一定の距離を保って遠巻きからおこぼれに与ります。

フグが釣れてしまうということは、動きも遅く、食事にも時間が掛かるフグがゆっくりお食事タイムを堪能出来る余裕がある…つまり大群で一気に押し寄せる青魚の群れがそこにはいないということです。

では、なぜこの日は普段青魚が釣れるタナに青魚が居なかったのか…

①土砂降りの降り方の大雨。
②潮汐がほとんどない小潮。

大きな理由としてはこの二点です。

本ブログを良くご覧頂いております方は、同じような内容の繰り返しになってしまいますが、①については北条湾の地形はウナギの寝床のような細長い地形をしており、潮流や潮汐の影響を受けにくく北条湾内の海水が滞留し易いという特徴があります。

雨の降り方が弱くても、長い間雨が降り続いたり、この日のように土砂降りの雨が降っている最中、もしくは降雨直後は表層付近の塩分濃度が一時的に薄くなり、汽水域などを嫌う青魚の群れが散ったり、塩分濃度が濃い深場に潜ったりします。

②に関しましては、土砂降りの雨の中、この日は最悪な条件が重なりましたが、潮回りが小潮で潮の動きが鈍いということは、まず青魚の活性が上がりません。

次に潮汐が弱いので、北条湾内が沼のような状況になり、海水と真水(雨)が混ざりにくく、最悪海水と真水の層が出来てしまいます。

この日は、実は中々ここまで悪い条件が重なることはない…というくらい悪い条件が重なっていました。

釣りをする時間帯の中に、潮止まりのタイミングもありました。

潮回りが小潮とはいえ、その中でも潮が動くタイミングと動かないタイミングが当然あります。

潮止まり付近は、徐々に潮の動きが鈍くなり最終的に潮の動きが止まり、潮止まり後、徐々に潮が動き始めます。

小潮の中でも、更に潮の動きが鈍いタイミングで釣りをしていました。

アミコマセを一摘み海に投げ入れると、ほぼ真っ直ぐ下に落ちていく時は潮の動きがほとんどない時です。

投げ入れたアミコマセが、北条湾に向かって左側(北条湾の出口方向)に流されていく時は潮が動いている時です。

北条湾では満潮時(上げ潮)は、北条湾の深部に向かって押し込むような形で潮が満ちていきます。

北条湾の中央部は、北条湾の深部に向かって(北条湾に向かって右側)流れ、最終的にその力が左右に分散されるので、干満問わず足下では基本的に北条湾の出口方向(北条湾に向かって左側)に向かう流れが起こります。

干潮時(引き潮)は力もへったくれもなく、単純に北条湾全体の海水が引っ張られるので、北条湾の出口方向(北条湾に向かって左側)に向かって流れます。※

※大潮や強風、大量の雨などの影響で流れ方が変わる場合があります。

海面に浮いている浮遊物などでも良いですが、潮の流れ(潮汐)があるかないかを確かめる際は撒き餌やアミコマセを投げ入れた時に流されるか流されないかを良く観察して下さい。

潮の流れは無いよりあった方が当然魚の活性は上がり易いです。

ただ、あまり魚の活性が上がらない…と言われる小潮以下(長潮、若潮も含め)であっても、1d24hで考えて、魚達は大潮になるまで活性は上がらず何も食べないのか…というと、当然そんなことはありません。

小潮の場合は活性が上がっても、極短時間であったり、ダラダラと食いが渋い状態がずっと続いたり、大潮など時のように分かり易い感じで活性が上がらないというだけで、1d24hのうちのどこかで釣れるタイミングは必ずあります。

しかし、24h北条湾に張り付きずっと釣りを続けることは不可能なので、そのタイミングで釣りに行ければラッキーということです。

今回の釣行の場合、これを私は見事に全て外した…という感じです。

上記申し上げましたフグが釣れてしまうことや、コマセを海面に落として潮の流れを確認する…などは、この日のように大雨の中釣りを続けるのか、休憩を挟むのか、撤収するのか…などの判断材料の一つとして頂ければと思います。

こればかりは、事前に調べることは難しく、北条湾に行かないと確認出来ないことですので。

この日の釣行の話に戻ります。

最初に掛かった魚がクサフグという幸先悪いスタートでしたが、これでこの層には青魚はおらず、やはり雨の影響で深いタナに潜っていることが分かったので、全ての竿のタナを普段サビキ仕掛けを落としているタナより一ヒロ(大人が両手を広げた長さ)ほど深く落としてみます。

クサフグが釣れてから15分ほど経って、ガツン!と真下に潜るアタリが!



アジということで、若干テンションが上がりましたが、如何せん雨が弱まるどころかどんどん強くなります。



私はかなり暑がりで、この日は湿度が高くTシャツ一枚でも軽くおでこに汗が滲むような状況のところ、カッパに長靴、頭にはタオルを巻き、その上に帽子という完全防備で釣りをしないとビショビショなるくらい雨が本降りに。

釣りに集中すると忘れてしまいますが、時折我に返ると軽く頭が痛く気持ち悪い…

ん??もしや熱中症??

しかし、カッパを脱ぐわけにはいかないので、水を飲んで凌ぎます。

アジが釣れて10分ほど、今度はサバがきます。



サイズは前週よりも更に上がって丸々太っていました。

これはこれでテンションは上がるのですが、とにもかくにも食いが渋過ぎる…

概ね10分に1匹魚が釣れる感じなんですが、仮にこのペースで釣れ続けたとしても1時間で6匹しか釣れません。

暑さとどんどん強まる雨、非常に食いが渋い釣れ方…

心が折れ掛かり、撤収しようかな…と思っていた時…ムツがきます。



まだ北条湾に居たんだな…と純粋に思いながら幾分やる気が出ますが、容赦無い雨でいよいよカッパが役に立たなくなってきます。



幸いなことに、雨とは裏腹に風は到着時よりどんどん弱まりほぼ無風になったのですが、カッパが役に立たなくなってきたところで撤収を決めます。

この日は、釣りをする時間帯にこれだけの雨が降ることが分かっていれば、釣行自体を止めたと思いますし、ここ3週間ほど釣果も好調でサバのサイズも週を追う事にアップしていたことなどから釣りをしましたが、久しぶりに天気予報を始め全て外した感じの釣行でした。

ブログを書いている今、午前中の雨がウソのように晴れてきましたが、明日もお休みなのでリベンジするか迷っています。w

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2020年6月28日 北条湾釣行 釣果


雨の中1時間半ほど頑張りましたが、いやはや情けない釣果です。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2020年6月28日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からサバ(マサバ)、アジムツです。

例年ですと、そろそろムツは北条湾から出て行ってもおかしくないのですが、まだ一部の群れが残っているようです。

正確な理由は今のところ良く分からないのですが、ムツは雨の日や降雨直後に良く釣れます。

汽水域が得意であるとか、何がしかの雨(真水)との関係があると思いますが、露骨に雨の日に良く釣れます。

去年は、台風接近の中釣りに行ったことがあったのですが、その日はムツしか釣れませんでした。

釣れた魚の数がかなり寂しいので、人間と猫にどうやって振り分けて、どういう料理にするか散々悩んだのですが、一番大きなサイズのサバを1匹ずつ我が家の兄妹猫にはお裾分けしました。

サバの成長が今シーズンは本当に早く、週を追う事に明らかに大きくなっており、20cmオーバーはザラに釣れます。

この日は20cmオーバーのサバを1匹ずつ兄妹猫にあげたのですが、猫1匹の1回の食事にサバ1匹で丁度良い感じでした。

サイズもさることながら、丸々と太っていてこの日のサバは本当に脂がのっていました。



焼いていて、本当に良い匂いがして、猫達も待ちきれない様子でしたが、私達も焼ける匂いに食欲がそそられました。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼きサバのほぐし身


成魚であったり、秋口のサバとは違い、まだサバの子供であることは否めないので、どうしても脂感よりパサパサ感の方が通常は強いのですが、ホクホクとした食感に良い感じで脂感があり猫にあげるのは少々勿体ない気もしました。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼きサバのほぐし身


最近は、さすがに覚えたのか、私達が朝二人で帰って来ると、この焼きサバのほぐし身がもらえると分かっているようで、まだ何も準備していない時から早くよこせとうるさくなってしまいました。



画面左の妹猫は好き嫌いが激しく、猫缶なども嫌いな缶詰だと一口も食べない…とか、あるのですが、このサバのほぐし身だけは兄猫には絶対あげないオーラを放ちながら毎回完食します。

そして、人間用は久しぶりに握り寿司を作ってみました。

北条湾握り


左の二貫がサバ、真ん中の一貫はムツ、右の二貫がアジです。

恒例の北条湾定食を作るほど数が釣れなかったので、今回は「北条湾握り」とでもしておいて下さい。w

ここにイワシ類が入ると、結構様になる北条湾握りになると思いますが、如何せんまだアジなどもサイズが微妙な上にイワシ類が北条湾に寄り切っていないようなので、今しばらくお時間を下さい。

手前味噌で恐縮ですが、どの握り寿司も優劣を付け難くマジで美味しかったです。

数が釣れなかったわりには、形に出来たかなと思います。

最後になりますが、この日は風がほぼ無かったので釣りをしました。



サビキ釣りは特にですが、雨より風が強い方が事故にも繋がり易く危険です。

サビキ釣りは仕掛けに付いている針の数が多い上に、使う竿が磯竿がメインで長さもあり風の影響を受け易いです。

風が強い日は無理な釣行は避けた方が無難です。

そして、こちらはこの日のライブ配信動画です。

さすがの大雨だったので、車内から撮影していたのですが、窓に付く水滴にピントが合ってしまい見にくいですが、宜しければご覧下さい。



来週は土日共に大潮と潮回り的には問題ありません。

大型魚なども北条湾内に入って来て、サバも入れ食い…など、久しぶりに海を見ているだけで興奮するような活気ある北条湾になってくれることを期待しています。

明日(2020/6/29)…まだ若干迷っていますが、家内は仕事なので久しぶりのボッチ釣行でリベンジしようと思っています。※

翌日(2020年6月29日)リベンジして参りました。

釣りに行く時間帯はいつもの未明です。

宜しければ、Twitterをチェックしてみて下さい。

また、ご報告させて頂きます。

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】もうサバっ子とは呼ばないで!今シーズンはサバの成長が早い気がします(2020年6月21日)

こんにちは。

いよいよ県を跨いでの移動の自粛も解除となり、渋滞や混雑が予想される週末。

いつものように北条湾サビキ釣りに行きました。

週中も高速道路の交通情報などで、朝夕の通勤時間帯の渋滞がいくらか出始め、少しずつコロナ騒動以前に戻りつつあるんだな…と実感しながら過ごしていました。

自粛警察の方々のパトロールも、経済活動の再開具合を見てか、私の各SNSへの職務質問的なリプライも各段に減りました。

普段通り、日曜日の未明に釣りに行ったのですが、前日の土曜日のニュースで観光地や行楽地に人がドッと押し寄せているニュースを見て「明日も確実に混むだろうな…」と漠然と思っていました。

私はズーラシアという横浜の動物園の近くに住んでいるのですが、家内からメールで中原街道がズーラシア渋滞で凄いことになってる…と。

まぁ、今まで何か月も学校は休み、外に出て思い切り遊ぶことも出来ず、子供達もそりゃ遊びたいよね…と、翌日の釣りも、天候、潮ともにまたとない好条件なので、混み合うこと覚悟で気合いが入ります。



ん…この状況で釣れない…ということはまず有り得ない…

明日は釣り座の確保が一番の課題だな…と、普段にも増して寝坊厳禁!

しかし、気合いが入れば入るほど冴える目。

結局眠くならず、床に就いたのが22時。

遅く寝た割には、意外とスッキリ起きることが出来、3時間ほど仮眠しいざ北条湾を目指します。

自宅のそばにショットバーがあるのですが、ここ数ヶ月コロナの影響だと思いますが、お店を閉めていました。

しかし、この日は久しぶりに営業しており、これまた店内が溢れんばかりの客で賑わっていました。

深夜2時過ぎに、いきなり人でごった返す状況を目にします。

いや~こりゃ、マジで釣り座が無いかもな…

出鼻をくじかれ、何となく嫌な空気を感じながら北条湾を目指します。

各制限も解除され、天気も良く、出歩くことを懸念する要素が無い中、予想通り保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路とコロナ以前の車の数に戻りつつあり、久しぶりに夜中にも関わらず走りにくい状況。

進めば、進むほど、人の動きを感じることが多く、釣りの神様がとうとう「今日は行ったって釣り座なんか空いてねぇぞ…」と耳元で囁き始めます。

だいぶ北条湾へ向かう道中で不安を煽られ北条湾に到着します。

坂を下り、北条湾にドン付く交差点を左折。

すると、前週同様なんか暗い…

花暮岸壁も真っ暗です。

ん??今日は暗くなる要素なんか何もないはず…



嫌な予感は的中で、2週続けて北条湾の街灯が消灯。

なんだ…また真っ暗か…

とブツブツ言いながら様子見で北条湾を一周しますが…

上の動画では、真っ暗なので釣り人までは見えませんが、駐車している車の数からご想像頂きたいですが、到着時に既に釣り座はほぼ埋まっている感じです。

街灯が点いていればまだしも、こうも真っ暗な状況であまり隣近所と距離が取れない場所に釣り座を構えるのもなんだしな…などと考えていると、いつも北条湾に係留されている久五郎丸という漁船の後ろが空いていました。

この場所は、地元の方が車を停めるスペースの真後ろにあたり、竿の取り回しがしにくいので、あまり好んでこの場所で釣りはしないのですが、この日は仕方ありません。

ここに釣り座を構えて準備に取り掛かります。

前週同様、真っ暗なので対岸の道の街灯が、北条湾の海面を照らし反射する光で海面の状況が良く分かります。



オマケに風はほぼ無風。

波もなく、まるで沼のような海面が一面に広がっています。

さ~て、サバの様子はどうだ?

活性は高いか?

サビキ入れたら入れ食いか?

どうだ?んん??

釣り座も何とか確保し、一安心しながら釣れることしか頭になく、余裕をブチかまして、まだ竿も出していないのに、30分くらいで帰るかな…などと鼻歌が出そうな勢いで調子にのっていると…

釣りの準備をしながら、何度海面を見ても波紋も出来なければ、表層付近をサバっ子が泳いでいる様子も見当たりません。

なに??

この潮回りと、この天気でまさか釣れないってことはないよね?

家内の竿だけ準備し、しばらく目を凝らし海面を眺め続けていると…

時折、一部分だけでワッと湧くように波が出来、瞬時に消えます。

それが湾内のあちらこちらで起こっていました。

これ…追われてるよね?(大型魚に)

しかし、アタックしている様子はなく、至って静かです。

大型魚が活性高くアタックしていれば、大型魚なり青魚なりが海面から飛び出したり、もっと激しい波が出来ます。

しかし、サバっ子と思われる青魚が立てる波も、ちょっとビックリして海面から顔が出ちゃいました…みたいな小さな波です。

しばらく観察していると、とうとう大型魚らしき魚が目の前を泳いで行きました。



ツイートにもありますように、活性高く小魚を追い回すこともなく、ただただ静かに泳いでいるだけ。

映画のジョーズで出てくるサメが、海面から背びれを出して静かに近付いてくるシーン…そんな感じです。

街灯が点いていれば魚種が判別出来たかもしれないレベルで、表層付近で背ビレを畳んで静かに泳いでいる…この日は大型魚に関しては終始こんな泳ぎ方で北条湾内をグルグル回っていました。

そしてこの大型魚、恐らくシーバスではありません。

且つ、魚体のサイズが60cmくらいはあったと思われます。

これは、泳ぎ方や立つ波からほぼ間違いないと思います。

大型魚を発見してから、10分ほどするとポツリポツリとサバっ子がアタり始めます。



ここで、この日の釣れ方の特徴をご説明しておきたいのですが、すみません…少々長くなるかもしれません。

まず、先ほど申し上げましたように、北条湾に到着後、家内の竿だけ準備し、違和感を覚えた北条湾の様子を私はしばらく観察していました。

家内の竿には、釣りスタート時に必ず付けるサビキ仕掛けはこちらです。

青魚に有効なサビキ仕掛け


このサビキ仕掛けの特徴は、余計なものがほとんど付いておらず、針は全て銀針です。

北条湾では通年を通して、一番釣果が上がり易く安定した釣果を出すサビキ仕掛けです。

今回も最初に準備した際に、家内の竿にはこのサビキ仕掛けを取り付けました。

そして、私はいつも長さの違う竿を2本、釣りを開始する際に準備します。

5.4mの長い竿の方にはこちらのサビキ仕掛けを使います。

白いスキンのサビキ仕掛け


このサビキ仕掛けは、シラスに似せた白色のスキンが付いています。

北条湾で釣れる青魚は、銀色の針や金具が反射する白色の光に良く反応します。

また、シラスに似せたスキンなので、ワカシやセイゴなどが小魚と勘違いして稀にヒットします。

マヅメ時などには特に有効で、過去に何度かワカシやセイゴ、ボラ(トド)などを釣り上げました。

また、他のサビキ仕掛けより、針のサイズのわりにハリスが太いことも特徴です。

故、多少大きなサイズの魚でも、なんとか持ち堪えてくれます。

そして、もう1本の3.6mの竿にはこちらのサビキ仕掛けを使います。

アジに有効なサビキ仕掛け


このサビキ仕掛けの特徴は、金針、銀針が交互に付いています。

また、チモトに蛍光の緑色の塗料が塗布してあります。

ハリスも短く、釣れた魚が他の針に絡みにくいという特徴もあります。

今回の釣れ方の特徴の主役はこのサビキ仕掛けなんです。



そして、前週の記事で蛍光の緑色に光るイカか何かの幼生のお話を致しました。



この何がしかの子供達が、海面を覆い尽し刺激を与えられると光る現象は1年の中で1~2週間程度しかなく、長くても3週間です。

1週間に1回のペースで釣りに行く私ですと、1年を通して1回見るか見ないかというレベルです。

1年という括りで見ますと、非常に短期なお話なんですが、この海面が緑色に光る現象が起きている時は、通常北条湾では白色の反射光や銀針が有効とお話ししておりますが、この時だけは蛍光の緑色に青魚達が極端に敏感になることがあります。

この日は、街灯が消えており、余計に海中ではこの緑色が映えたんだと思います。

私が北条湾の観察を終え、自分の竿を準備し上記のサビキ仕掛けを投入した途端、その竿にしかサバっ子が掛からない状況がしばらく続きました。

途中で、家内の竿にも同じサビキ仕掛けを付け替えて釣りをしましたが、私が使用している5.4mの竿のシラススキンのサビキ仕掛けはそのまま使い続けましたが、釣れる頻度は歴然でした。

また、今回の主役のこのサビキ仕掛けは通年を通してアジには非常に有効です。

アジは夜行性ではないのですが、他の青魚に比べ神経質な魚です。

釣れるタナもサバなどより深めで、日中より夜間帯の方が釣り易いです。

アジがサバやイワシより釣りにくいという理由の一つに、アジは海中で止まる(留まる)ことが出来ます。

サバやイワシ類は常に泳いでいる魚で、泳ぎながら口を開きプランクトンなどを捕食します。

一方、アジはヘリコプターがホバリングするように、同じ場所に留まることが出来ます。

故、サビキ仕掛けのそばに来ても、サバやイワシのように突進してくるのではなく、近寄って良く吟味し食べるか食べないかを決めることが出来ます。

サバやイワシ類の場合、ある意味ブレーキが壊れた車みたいなもので、サビキ仕掛けの直前で「ヤベッ!エサじゃなくて針だし!」と気付いても回避し切れず針掛かりしてしまうということがあります。

この違いも釣り易いか釣りにくいかの理由の一つです。

また、アジはサバやイワシ類より雑食性で、比較的何でも食べます。

プランクトンはもちろんですが、エビやカニ、イソメ類など種類も多いのですが、その中のエサに概ね共通しているのが、そのエサが蛍光の緑色に光る物質を持っています。

一つの例で言いますと、投げ釣りなどでおなじみのアオイソメ。

針に付けて、アオイソメの身をちぎった時に、アオイソメの体内から緑色の体液が出ると思います。

この体液は夜間海中で見ると、蛍光の緑色に光り、アオイソメ自体に海中で刺激を与えると薄っすらアオイソメ自体が緑色に光ります。

アジに関しましては、臭いのみならず目で見てエサを捕食しますので、北条湾でサビキ釣りをする際に何本か竿を出されるようであれば、蛍光の緑色を何がしかの形であしらったサビキ仕掛けをお使いになるとアジも釣り易くなると思います。

緑色に反応しますよ~というツイート内にありますように、サビキ仕掛けを繋ぐヨリモドシの上に蛍光の緑色のビーズなどを付けるだけでも効果はあります。

先程申し上げましたように、今シーズンはもう海面が光る状況も終わってしまうと思いますが、頭の片隅にでも置いといて頂ければと思います。

この日の釣行の話に戻ります。

サバっ子が入れ食いに近い状態になってから20分ほど経ち、薄っすら空が明るくなり始めた頃、アジも混じり始めます。



前回の釣行時に、稀なサイズのムツっ子が釣れましたが、この日は釣れませんでした。

いよいよ、ムツに関しては北条湾を離れたかもしれません。

また、来年北条湾に帰って来てくれることを祈ります。

そして、これはこの日の撤収時(午前5時頃)に撮影したものですが、県を跨いでの移動の自粛も解除され、いよいよ釣り人の数も北条湾でのサビキ釣りのメインシーズン突入といった感じです。



午前4時過ぎくらいから、ひっきりなしに北条湾に車が入って来ました。

ご自身が出したゴミはお持ち帰り頂き、限りあるスペースですので、釣り座は譲り合いサビキ釣りを楽しんで頂ければと思っています。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2020年6月21日 北条湾釣行 釣果


サバっ子の成長が例年より早い気がします。

この日は20cmオーバーも釣れ、「サバっ子」から「小サバ」くらいに格上げになった感じです。

しかも、かなり丸々と太った個体が多かったです。

そして、こちらは釣れた魚種です。

2020年6月21日 北条湾釣行 釣れた魚種


上から、ゴマサバマサバ、アジです。

前回の釣行で、ゴマサバが1匹も釣れず何か異変でもあったのかと思いましたが、その時たまたま釣れなかっただけだったようです。

まだ、ゴマサバマサバ共にサイズに若干の相違がありますが、最大サイズはどちらともほぼ同じで、同じように成長していると思われます。

毎年必ずではないのですが、ムツが釣れなくなり夏本番までの間に、北条湾には良くカマス、サヨリが入って来ることがあります。

カマスは夜間帯からマヅメ時、サヨリは日中に釣れることが多いです。

ただ、カマス、サヨリは岸近くに中々寄り付きません。

北条湾の中央部を回遊することが多く、岸で足元にサビキ仕掛けを落としていると中々釣れません。

そこで、マヅメ時などは、6/7の釣行時の記事でご紹介しました、トリックサビキをそのまま投げる「投げサビキ」を時間がある時にでも試してみて下さい。



この動画で釣れているのは、カマスやサヨリではありませんが、要領としてこういう感じの釣り方です。

そして、今シーズンは大型魚にアタックされた傷を持っている個体が多いと思います。



毎年、この時期はサバでもイワシでもアタックされた際に傷付いた傷を持つ個体が一定数はいるのですが、割合が高い気がします。

恐らく、それだけ多種多様な大型魚が頻度高く北条湾に入って来ているのではないかと思います。

また、これは目視で確認したわけではないので、あまりいい加減なことも言えませんが、今シーズンはシーバス以外の大型魚が多く入って来ていると思われます。

ボラやシーバスは例年と同じように見かけますが、ボラやシーバスじゃない大型魚も良く見掛けます。

目視で確認しているわけではないので、あまり魚種について言及は避けたいところなのですが、泳ぎ方や波の出来方、アタックの仕方などから、青魚系の大型魚、ワカシやイナダ、カンパチあたりが入って来ているのかな…と個人的には予測しています。

この日はヒットすることはありませんでしたが、大型魚らしき魚が北条湾内にいる時は、私も小まめに活餌を付けて投げ込んでいます。

こちらもサビキ釣りと併せて結果をご報告出来るように頑張ります。

そして、変わり映えもなく、しばらく同じメニューが続くと思われる、我が家の兄妹猫の朝食は、前回同様焼きサバのほぐし身です。

我が家の兄妹猫の朝食は焼きサバのほぐし身


この日のサバは、日本的な朝食のイメージの鮭の切り身を焼いたものと、味噌汁、ご飯みたいな、人間の朝食のおかずでもイケるんじゃない?と思うくらいのサイズになってきました。

サイズももとより、この一週間で一気に太り掴むと、美味そう…と思うくらい丸々と太っていました。

我が家の兄妹猫の朝食は焼きサバのほぐし身


この時期の稚魚にしては珍しく、脂感もあり焼いていて本当に良い匂いがしました。



そして、人間用は、私はサビキで釣った青魚のフライが大好物なんですが、いよいよフライに出来るサイズになったので迷うことなくフライに。

背開きにしたアジとサバ


まずは、サバとアジを背開きで三枚に卸していきます。

中骨は取り除き、これに衣を付けて油で揚げていきます。

サバとアジのフライ


頭から丸ごとフライや唐揚げにするわけではなく、中骨も取り除いてあるので本当に軽く火が通ればOKです。

衣に薄く色が付いたら取り出して下さい。

稚魚な上に、釣りたてで身に水分を多く含んでいるので、軽く火を通すだけの方がふっくらモチモチで美味しいです。

あまり火を通し過ぎると、身の水分が飛んでしまいパサパサになる上に風味も薄くなってしまいます。

この食感と味は、釣りたての稚魚だから出来る味です。

軽く盛り付けるとこんな感じです。

サバとアジのフライ


お子様には人気のメニューになると思います。

そして、フライを作った際に良く作るのが、フィレオサンドです。

サバとアジのフィレオサンド


今回はアジが2匹だけ釣れたので、そのアジとサバで一つずつ作ってみました。

サビキは数が釣れますので、一度全部フライにして食べ、残ったフライはパンに挟むのもありだと思います。

こちらもお子様には喜んで頂けるメニューかと思います。

個人的には、マックのフィレオフィッシュよりも美味しいと思っています。

最後に20cmオーバーのゴマサバはタタキにしました。

ここで一つお願いですが、私は自分で釣ったサバはマサバ、ゴマサバ共に生で食べます。

しかし、サバは寄生虫が寄生し易い上に足が早い(腐り易い)魚です。

生で召し上がる時は、自己責任でお願いします。

ただ、今まで岸から釣ったサバに寄生虫がいたことは、約40年釣りをしていますが無いことも事実です。

魚を捌いて寄生虫が出来てきたことは何度もありますが、概ねスーパーや鮮魚店で買って来た鱈やサバです。

また、今今北条湾で釣るサバは最大でも20cm台です。

このサイズの魚を捌いて、仮に寄生虫がいればすぐに分かります。

誤って寄生虫ごと食べてしまうということはほぼ有り得ません。

帰宅後に釣ったサバを生で食べる場合は、釣ってバケツなどに常温で放置せず、氷水ですぐに冷やした方が鮮度が落ちにくいです。

クーラーにロックアイスなどを入れ、そこに氷が半分浸かるくらいの海水を入れます。

真水ではなく海水です。

海水を冷やした氷水に浸けておくと、色落ちがしにくく身も緩くなりにくいです。

真水ですと、身は緩くなりにくいですが、色落ちしてしまいます。

海に釣りに行っているので、海水は目の前にただでいくらでもあります。

足の早い青魚を夏場に冷やす場合は、海水の氷水で冷やした方が無難です。

そして、サバのタタキですが、まずは三枚に卸します。

三枚に卸したサバ


刺身にする場合、包丁を入れるギリギリまで氷水で冷やしておくと身が緩くならず調理し易いです。

そして、三枚に卸したサバを今度は適当な大きさにブツ切りにします。

そこに、今回は大葉とネギを混ぜて一緒に叩きます。

薬味の大葉とネギ


今回は冷蔵庫に大葉があったので、この組み合わせにしましたが、ネギと生姜、ネギと味噌でナメロウ風など、組み合わせはいろいろあります。

そして、出来上がった「サバのタタキ丼」です。

サバのタタキ丼


この丼を作って、料理の名前を途中で何も言わず、出来がって出す際に「はい、アニサキス丼」と言って家内に出したら「〇ね、お前が食べろ…」と言われました。

ちなみに、完食した家内は、ブログを書いている時点では元気です。w

そして、シャレで毎回お伝えしております、今回の「北条湾定食」はこちら。

2020年6月21日 北条湾定食


なんとか、今回は前回お約束した通り、刺身系の料理を追加することが出来ました。

今回は、北条湾が混み合っていたことや、街灯が全て消灯していたことなどから、ライブ配信は行いませんでした。

次回は何とかお届け出来るように頑張ります。

最後になりますが、完全な真夏になると暑さで動きが鈍るのですが、今の時期の北条湾で未明や夜間帯で釣りをすると、蚊みたいな小さな虫が飛んでいると思います。

蚊もいるのですが、その飛び回っている小さな虫の大半が「ヌカカ」というハエの仲間の虫です。



これが非常に厄介で、刺されると人によっては痒みではなく痛みが続きます。

刺されると言っても、厳密に言うと蚊のように皮膚に針を突きさすのではなく、ヌカカの場合は皮膚を噛みちぎって出血させます。

家内は皮膚が比較的弱く、ヌカカに刺されると赤く腫れ、場合によっては痒みではなく痛みが出ます。

腫れも中々引かずしばらく続きます。

更に厄介なのが、市販の虫よけスプレーはあまり効果がありません。

そんな中、私より家内の方が刺される頻度が明らかに高いんです。

臭いそうな雰囲気から言えば、オッサン街道まっしぐらの私の方が臭いそうなんですが、刺されません。

じゃぁ、ヌカカはオヤジ臭が苦手なのか…それも違うと思うんですが、上記のヤフーの記事のコメント欄にもありますが、私は非常に暑がりで、夏場は良く清涼感のあるシーブリーズのようなボディーローションを良く付けます。

現在愛用しているローション
現在愛用しているローション


これからの時期は特に明け方急激に湿度が高くなることがあるので尚更付けます。

確証は何もなく、現実的な状況だけのお話ですが、シトラス系の匂いをヌカカは嫌うのかな…と思っています。

もし、今今ヌカカでお困りの方がいましたら、一度お試し下さい。

比率で言いますと、家内が5カ所刺されたとすれば、私は1カ所くらいの違いです。

また、ヌカカとは違いますが、こんな記事もありました。



宜しければ、ご一読下さい。

このペースでサバっ子が成長すると、来週はかなり良い型のサバが釣れると思います。

ビールが止まらなくなる、サバっ子のフライが揚げ放題です。w

今年は、少し本腰を入れて北条湾内に入ってくる大型魚を狙ってみたいと思っています。

来週は土日共に小潮と、潮回りはイマイチですが、頑張って釣りに行きたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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釣りに行く際の天候や潮の状況の調べ方につきまして

こんにちは。

掲題の、釣りに行く日の天気や海の情報をどうやって調べているのか…というご質問を頂きまして、コメント欄でご返信させて頂こうかと思ったのですが、リンクは貼れてもコメント欄には写真や動画などをアップすることが出来ないので、記事として書かせて頂こうと思いました。

以前にも、釣りに関して使っているアプリは何ですか?とご質問を頂いたことがありました。

中には、インターネットなどを駆使して、私がアプリやサイトをたくさん使っている…と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はかなりアナログなんです。

スマホ用に使っているアプリは「釣り気分」という潮に関しての予測をしてくれるアプリだけです。

釣り気分

釣り気分


なぜ、このアプリを使っているかと言いますと、答えは単純で余計なものが無く純粋に釣り場の潮や日の出、日没の時間のみを検索することが出来るからです。

私がTwitterに投稿している潮回りのキャプチャー画像は、このアプリのものです。

スマホ、PCを含め、釣りに使っているアプリケーションはこの一つだけです。

次に釣り用に頻繁に閲覧しているサイトは「tenki.jp」の天気予報のサイトのみです。

tenki.jp


このサイトも、天気予報が良く当たる…や、精度が高い…とかではなく、単純にサイトの構成が見易く欲しい情報を検索し易いから使っています。

Twitterに投稿しておりますキャプチャー画像は、tenki.jpの「三浦市の3時間予報」のページのキャプチャー画像を投稿しておりますが、釣りに行く日が100%晴れの予報で全く雨が降らないことが分かっている時以外は、トップページから入り日本列島全体の気圧配置や雨雲の位置などを確認しています。

高気圧が近く(釣りに行かれる場所の)にある場合は、高気圧のヘリだけ気にすれば問題ありませんが、低気圧がある場合は予想進路などから等圧線の間隔などを注視し、サイト内の予報を参考に何時にどこでどのくらいの風が吹き、雨雲の具合はどんな感じか…などを自分なりに予測しています。

釣り自体がそうですが、自然相手のことなので、天気や潮を含めた海の中の状況、魚の寄り具合、釣れ方なども全く同じ状況が起こるということはまず有り得ません。

少し話が逸れますが、以前私がIT関係の仕事をしていた時、あまりの忙しさに数年間全く釣りが出来ない時期がありました。

時間的余裕が出来、久しぶりに釣りを再開するかな…と再び釣りキチになったのが約10年前なのですが、その時は数年間釣りから離れていたのでどこでどういう魚が何の仕掛けとエサでどのくらい釣れるのか…などが全く分からずかなりネットで調べました。

しかし、比較的新しい情報であっても、中身が無く読み終えてもだから何?と言いたくなるようなものが非常に多かったです。

私もブログに関しては、娘や家内に無駄に話が長い…と怒られるので、人のことは言えないのですが、最終的にはやはり自分の「感覚」が一番当てになると思っています。

私のように、通年を通して毎週北条湾に入り浸ってる変態な方はあまりいないと思いますが、仮に毎週釣りに行かれるとしても違う場所に行かれると思います。

その、良く釣りに行かれる場所の地形や海の状況…

例えば地形で言えば、外海に面しているのか…

近くに山があるのか…

風を遮る建造物などがあるか…

これを北条湾に置き換えますと、取り敢えず城ケ島が目の前にあり、反対側には山がありますが、ほぼ外海に面している釣り場と言えると思います。

こういう場合は、強い風は吹き易く天気がコロコロ変わり易いと言えます。

天気予報では終日強風…になっていても、その風を吹かせている原因が低気圧であるのなら、低気圧がこれから北条湾に近付くのか、既に低気圧の中に北条湾はあり、これから低気圧が抜けて行くのか…で大きく変わります。

これから近付く場合は、しばらく強風が続く可能性が高いです。

しかし、抜けて行く最中であれば突然風が止むことが多々あります。

気象予報士の試験をするわけではないので、このまま様々なパターンのお話を続けますといつになっても終わらないので、都度お調べ頂ければと思いますが、肝要なのは小さなことでも流さずに疑問を持つことだと私は思っています。

そのなぜなぜの感覚が、最終的には釣果を上げられる釣り師に繋がると思います。

似通った天気や潮の状況なのに、前回と全く魚の動きが違う…なんでだ…?

サンゴが大潮の日に一斉に産卵することも、彼らは時計を持っているわけでもなく、周りのサンゴ達と事前に申し合わせをし、スケジュール表を持ち、そのスケジュールを管理しているサンゴがいるわけではありません。

非常にシビアな単位の条件が整った時に、皆が間違えずに一斉に産卵をします。

広義で言えば、北条湾で青魚が湧き、入れ食いになるのも、その条件が整った時に入れ食いになります。

気象と海の中の環境は切っても切り離せず、なぜなぜを繰り返していくと、自ずと天気にどうしても詳しくなります。

まずは手始めに、釣りに行く日の潮回り、天気を事前に調べ、ご自身がお住まいの場所の風の強さを確認します。

そして、釣り場に到着した際に、どのくらい自宅と釣り場の風速にズレがあるか確認し、これが自宅で釣り場の風速を予想して当たるようにして頂ければと思います。

風は何もない所では吹きません。

ご自身がいらっしゃる場所が快晴で、風が吹くような原因が見当たらなくても、少し離れた所に風を吹かせる何かがあります。

風速のズレが読めるようになると、その風を吹かせる原因に目がいくようになります。

一見、水の中にいる魚には、風なんか関係ないように思われがちですが、特にサビキ釣りなどのように大型種の稚魚や青魚を狙う場合、強風で海が荒れるとエサの食いが渋くなり深場に潜ります。

気象と潮の動きには関連性が無いので、気象的には無風で快晴、潮は大潮のタイミングが一番釣れます。

しかし、これがピンポイントで合致した時を選んで中々釣りには行けないと思います。

釣りに行くタイミングを図るのももちろんですが、ご自身が釣りに行かれる際の釣り場の状況の予想が的確に出来れば、事前にいろいろ準備も出来ると思います。

相手にするのが自然でなければ、ネットにたくさんある情報だけでいろいろ予測も可能かと思います。

しかし、自然相手ですと、価値のある情報を探す手間を、自身の感覚の精度を上げるために使った方が手っ取り早いですし確実かと思います。

私はなるべくリアルタイムで、誇張や脚色をしない生の情報をお届けしているつもりです。

私が釣りをしている時の気象や潮の情報などを見ながら、ライブ配信でどういった魚がどのくらいの間隔で釣れているのかなど状況を分析して頂くだけでも意味があるかな…とは思っています。

最後になりますが、私は保土ヶ谷バイパスの本村インター周辺に住んでいます。

ここの風速より、北条湾は1m~2mほど風が強く吹いていることが多いです。

また、自宅付近も盆地になっており、自宅周辺、横浜横須賀道路が雨であっても北条湾は降っていないことが多いです。

天気予報も完璧ではありません。

あくまで目安で。

海で釣りをするので、海のことばかりに目が行きがちですが、少しだけ天気にも目を向けて頂ければと思っております。

また、別途釣果報告をさせて頂きます。

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】ムツっ子のサイズアップ!サバっ子も変わらず好調!(2020年6月14日)

こんにちは。

この週も、コロナに関しては大きな動きはなく、東京アラートも解除され、ステップ3へ移行し経済活動の幅も広がりを見せ、一先ずコロナ収束へ向けての動きが多かったです。



コロナが落ち着きを見せてくれることは大変良いことなのですが、釣りに行きにくいという点では、今度は「梅雨」入りが宣言されました。



こればかりは、毎年起こる自然現象なので致し方ないですが、出来れば週末は晴れで他の日にドカッと雨が降ってくれないかな…と勝手に思ってしまいます。

そんな状況の中、梅雨らしい週末の天気。



予報も少し時間が経つと、コロコロと変わりますが、1日の中のどこかの時間帯に雨マークがあるような予報。

曇りの予報も、雨の心配がない晴れに近い曇りであれば良いですが、かなり雨に近く少し予報が外れるとすぐに雨が降り出しそうな曇りの予報です。

せめて風だけは穏やかに…と願いますが、予報では強くなったり弱まったりを繰り返す、こちらも何とも不安定な予報です。

そんな中、コロナなどにより特に釣りに行かない方が良い懸念点も無いことから、この週も釣りに行くことを決定します。

そして、この週も私は土曜日もお休みだったのですが、天気予報のツイート時点では、私が好んで釣りに行く時間帯、日曜日の未明の時間帯が、まるで「釣りに来い!come on!come on!」と言われているかのように雨ではなく曇りの予報で風も穏やかです。

釣りの神様が俺に優しい…何か裏があるな…

と勘ぐってしまうくらいのピンポイントの好条件。

まぁ、悪条件でもほとんど同じ時間帯に釣りに行くのですが、折角の釣りの神様のお計らいなので、この日もいつもと同じ日曜日の未明、午前1時起床で釣りに行く事にしました。

寝坊することなく午前1時に起床。

準備を整え自宅を出ると…

霧雨なんですが、地味に雨量が多い、外に立っているとビショビショになる系の霧雨が降っており、全然釣りの神様は俺に優しくないし…とブツブツ言いながら自宅を出発。

この時期は寝室の窓を少し開けて寝ることが多いのですが、翌々考えれば雨音はしないのに道路を走る車のロードノイズが明らかに水を弾く音がしていました。

そりゃぁ、水も溜まるよね…と。

保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路、三浦縦貫道、R134…と進めど、進めど状況は変わりません。

コロナの影響というより、悪天候の影響か、未明の車の数は前回よりも少ない感じでした。

スイスイ順調に走りいつもよりも早めに北条湾へ到着します。

フッと気が付いたのが、北条湾に近付くとなんだか北条湾や対岸の花暮岸壁の辺りがやけに暗い…

雨の影響?霧?などと思い北条湾へ入って行くと…

こんな雨の日に限って、いつも煌々と点いている北条湾の街灯がこの日は全て消灯。

マジか…雨なのに真っ暗か…

暗がりの中、いつものように様子見で北条湾周辺を一周すると…

先程の道路の状況とは打って変わって、未明にも関わらずたくさんの釣り人がいました。

午前3時前で、ほとんどの釣り座が埋まっている感じでした。

結局、この日も3回連続で同じダイブセンターの前に釣り座を構えますが、この日はここしか空いていなかったので、ここで釣りをしました。

幸いにも風はほとんどなく、これだけが唯一の救いでしたが、釣り座を探したりしている間に、最後の最後で釣りの神様が手助けをしてくれたのか、雨が幾分弱くなり次第に雨が止みました。

よーし!このチャンスを逃すな!サッサと釣ってサッサと帰るぞ!

と一念発起し家内にも気合いを入れます。



雨が降り出しそうなことと、潮回りが小潮であること、街灯が消灯しており真っ暗なことを除けば風も弱く非常に釣りはし易いです…

というか、良い事は風が無いことだけで、それ以外の条件は悪条件なので言い回しがおかしいですね。w

釣りの準備をしていると、街灯が無いお蔭で、対岸の道路の街灯が海面に反射し、海面の様子が普段よりもハッキリ見えます。

その海面をじっくり観察していると、動きは活発ではないものの、何がしかの群れがたくさん海面付近を泳いでおり、時折波紋がたくさん出来ていました。

この日の最大の釣りのポイントは、釣りを始める直前まで雨が降っていました。

オマケに前日はかなりの雨量の雨が降りました。

何度もお話しておりますが、北条湾は湾の深部に川が流れ込んでいます。

北条湾の湾の形もウナギの寝床のように細長い地形をしており、潮流や潮汐での潮の流れの影響を受けにくく湾内の海水がシャッフルされにくい特徴があります。

オマケにこの日の潮回りは小潮です。

釣りを開始します…のツイート内の潮見表をご覧頂いても分かりますように、ほとんど潮が動きません。

潮汐、所謂潮の満ち引きによる海水の動きも鈍いので、雨によって北条湾の深部にある川から流れ込んだ真水が湾内に滞留する可能性が極めて高い状況です。

このように真水が北条湾内に大量に流れ込むと、最悪、真水と海水の層が出来て分離します。

海水は真水よりも重いので、海面付近は塩分濃度が薄くなります。

こうなると、真水は元より汽水域を青魚は嫌うため、普段サビキ釣りをして釣れる水深よりかなり深めになることがあります。

こういう状況の時に、北条湾で釣りをされる場合はこのお話を思い出して頂ければと思います。

ただ、この日に限って言えば、確かに雨が降り続きましたが、私が釣りに行った時点では青魚が深場に潜るほどではなかったために、海面近くを回遊していたと思われます。

概ね、2日~3日雨が降り続くと、海面付近が汽水域状態になって塩分濃度が薄くなり、青魚の泳ぐ層が深くなっていきます。

そして、この日はもう一つポイントがありまして、この時期は魚のみならず海に住む生き物の多くの赤ちゃんが産まれる時期です。

この時期に良く見られる現象として、夜間や未明の暗い時間帯に釣りをすると、海水をバケツに汲む時など、バケツが海面に着水した時に、蛍光の緑色を発色する小さな生き物を見たことがあるかと思います。

海水に衝撃を与えると海水や海面が光る光景です。



発光する光が非常に弱いため、高感度カメラなどで撮影しないと非常に見にくく、この動画ですと暗い場所で動画自体を拡大して何度かご覧頂かないと分からないかもしれませんが、これは恐らくイカか何かの幼生で他にも同じように蛍光の緑色に発色する生き物がたくさん現れる時期です。

今のところ、北条湾では撒き餌は使わなくても数釣りは出来ますので、余計な外道を集めないためにも、私はサビキ釣りのメインシーズン中は撒き餌を使わないことをお勧めしておりますが、どうにもこうにも食いが渋く致し方なく撒き餌を使う場合は、お使いになる撒き餌にアミコマセのアミか潰したオキアミを混ぜて使って下さい。

アジパワーなどの粉物の撒き餌を練り、その中に必ず上記のどちらかのアミを入れて下さい。

アミコマセのアミは、半生タイプの常温保存可能なパックに入っているものではダメです。

半生タイプのものは、防腐剤なども入っており海中に投下した際に蛍光の緑色を発色しません。

ただの冷凍されているものは、解凍し海中に投下するとツイート内の動画のように蛍光の緑色を発色します。

一番肝要なことは、海中で蛍光の緑色に発色することが大事です。

特に夜間帯や未明に釣りをする場合は更に重要になってきます。

今の時期は、青魚の群れもこの蛍光の緑色に敏感に反応します。

私は今の時期は長くても1時間半、短ければ30分ほどしか釣りをしないのでアミコマセのブロックを一つ買っても使いきれません。

食いが渋い時はわざわざ撒き餌を作らず、アミコマセのみを定期的に撒いて撒き餌代わりにしています。

元々、青魚は白色や緑色に反応する習性があります。

今の時期は、この小さな幼生も彼らのエサになるので蛍光の緑色に良く反応します。

食いが渋くてどうしようもない時などに、思い出して頂ければと思います。

少々話が脱線しましたが、頭の片隅にでも置いて頂いて読み進めて頂ければと思います。

この日の釣行の話に戻ります。

釣り開始10分ほどで家内がここのところド定番のサバっ子を釣り上げます。



この日は目の前にサバっ子の群れが湧くほどいるのが分かり、たくさんの群れが回遊していたのですが、潮の動きが鈍いせいか活性高く入れ食いにはなりませんでした。

終始、一定間隔で釣れ続ける…そんな感じでした。

しばらくサバっ子ばかりが釣れ、他の魚も釣れないかな…などと思っていたら、何やらサバと違うアタリが…



ムツっ子です。

まさにこの動画のムツは18cmほどだったのですが、このサイズになっても北条湾内にいることは珍しいです。

ムツは最終的には60cm以上にもなる大型種で、基本的には深海100m~700mに住む魚です。

10cm~15cmくらいになるまでの時期を北条湾のような波の穏やかな浅瀬で過ごし、成長と共に深海へ移動していきます。

今回釣れた20cm近い個体ですと、深海100mくらいの場所に移っていてもおかしくありません。

このサイズが釣れたということは、いよいよムツも北条湾から離れる時が近いかもしれません。

そして、ムツが釣れ始めた同じタイミングでアジも釣れ始めます。



アジも、前回のサイズよりは幾分成長し、豆アジからは脱出したかな…と思いますが、如何せんまだまだサイズが小さいです。

寿司にしても、1匹で1貫は握れない感じです。

そして、そろそろ帰ろうかな…と漠然と考え始めた頃、釣り開始当初から度々アタリがあり、針掛かりさせることが出来ない魚がいました。

アタリがカワハギに似ており、クイッと少し引っ張っては針を離す…また引っ張っては離す…合わせると上手いこと離す…で一向に針掛かりさせられない憎いヤツがいました。

そして、そのアタリが再び出始めます。

クソ…絶対に針掛かりさせてやる…

と、釣りキチのプライドを掛けて挑みます。

少し話が逸れますが、磯焼けが起こる以前はカワハギやウマズラハギなども北条湾で良く釣れました。

恐らく磯焼けが原因だと思いますが、ここ数年はお目に掛かっていません。

そんなこともあり、アタリは非常にカワハギに似ている…

カワハギだったら嬉しいな…と、一抹の期待を持ち挑みますが、これまた中々敵もやるもので、中々針に掛かりません。

風が強かったら分からないレベルの小さなアタリ…

竿受けに置いた竿に手を添え、全神経を指先に集中させます…

このエサ取り名人的なアタリ…

やはりカワハギでは…

次軽く引いたら合わせるぞ…

よし!こい!くるんだ!

よし!掛かった!のった!

さすが俺!とか自分で自分を褒めながら巻き上げます。

かなり小気味良くグイグイ引きます。

これ、カワハギだったらかなりデカイぞ…

そして釣り上げたのがこちら。



20cmほどのクサフグです。

あの熱い戦いはなんだったのか…

俺はフグに燃えていたのか…

早々に針を外し海へお帰り頂き、改めて磯焼けが激しくなってから根魚が釣れなくなったな…と実感しました。

この時点で釣った魚の数としては、私的には少し釣り過ぎたなという感じだったのですが、夜が明けてから北条湾の様子を見たくて竿を1本だけ残し釣りを続けました。

こちらも良くご覧頂かないと分かりにくいのですが、時折波紋が出来たり、海中でサバっ子の腹が反射して白く光るのがお分かり頂けると思います。



この日は未明から、ずっとこんな感じで目の前にたくさんのサバっ子の群れがいるのは分かるのですが、この状況の割りには食いが渋かったです。

雨のわりには海も澄んでおり、海中の群れまで肉眼で確認出来るので、まるで釣堀で釣りをしているみたいなんですが、入れ食い状態には一度もなりませんでした。



こちらは撤収時に撮影した動画ですが、北条湾到着時よりは若干釣り人の数は減りましたが、お子さん連れの方などもおり、悪天候のわりには釣り人が居た感じです。

大型魚に関してはボラが数匹湾内に入ってきた程度でした。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2020年6月14日 北条湾釣行


今回はやはりムツっ子が嬉しかったですね。

こちらは釣れた魚種です。

2020年6月14日 北条湾釣行 釣れた魚種


何回も確認したのですが、今回はこれだけサバっ子が釣れたのに、ゴマサバはゼロで全てサバっ子はマサバです。

今までにあまり記憶がない釣れ方で、ゴマサバの群れが居なかったのだと思いますが、それが何を意味しているのか今のところは分かりません。

概ね、サバっ子の動きは成長の度合いはその年々でマサバとゴマサバの違いは出ますが、マサバ、ゴマサバともほぼ同じ時期に釣れ始め、同じ時期に釣れなくなり行動を共にしているような動きが多かったです。

それが一方の群れだけが完全に居ない…ということは過去に例が無くこれが何を意味しているのか、今後注目していきたいと思います。

そして、この日の我が家の兄妹猫の朝食は、しばらく同じメニューが続きそうですが、前回同様焼きサバのほぐし身です。

我が家の兄妹猫の朝食は焼きサバのほぐし身


焼いているうちから早くよこせとうるさかったです。

我が家の兄妹猫の朝食は焼きサバのほぐし身


毎度のことながら、アッという間に完食でした。



焼いている間もコンロに猫パンチをするくらいでした。

美味いんだと思います。

そして、人間用ですが、今回は釣れた数も魚種もそれなりだったので、まずサバっ子は圧力鍋で骨まで柔らかく煮込みました。

作り方も圧力鍋さえあれば非常に簡単です。

まず、サバっ子の頭を落とし腸を取り除きます。

以前、カタボシイワシの白子と卵を取り出す時にご説明したように、頭を落としたらサバっ子のお腹の部分に水を入れ水圧で少し浮いた腸を摘まんで引き抜きます。

カタボシイワシの白子と卵の取り出し方

優しく引き抜くと、胃と腸がキレイに取り除けます。

腹身を包丁で切って腸を取り出しても良いのですが、釣ったばかりの魚は熱を通すと身が骨から剥がれ易く、今回のように圧力を掛けて煮る場合、少しでも切れ目を入れずに煮込まないと煮崩れしてサバっ子がボロボロになってしまいます。

サバっ子の煮物


頭を落とし、尾を切ります。

残った胴体の部分が少し大きい場合は半分に切り、10cm強のサイズのサバっ子は半分に切らなくても十分火が通ります。

出汁はサバっ子から出るので基本的には入れなくて大丈夫だと思いますが、そこはお好みで調整して下さい。

サバっ子が浸るくらいの水を圧力鍋に入れ、そこに醤油、みりん、酒、生姜のスライスを入れて一煮立ちさせます。

煮汁の味をみて、薄い場合は調整して下さい。

サバっ子の煮物


そして、先ほど輪切りにしたサバっ子を圧力鍋に入れて、圧力が掛かり始めたら10分ほど圧力を掛けて煮込んで下さい。

10分煮込んだら、骨の柔らかさを確認し、まだ骨が気になるようであれば更に5分ほど煮込んで下さい。

あまり長い間圧力を掛けて煮込むと煮崩れしてしまいますので、ご注意下さい。

そして、完成したサバっ子の煮物がこちらです。

サバっ子の煮物


所謂、サバ缶の醤油味をイメージして頂ければ良いのですが、サバ缶ほど脂感はなく少々ボソボソした感じになりますが、臭みも無く骨もホロホロで味が濃くないサッパリとしたサバ缶みたいです。

酒のつまみには最高です。

そして、この日釣れた中で一番嬉しかったムツっ子ですが、こちらはアジと一緒に炊き込みご飯を作ってみました。

まず、ムツの鱗を剥ぎ、ムツ、アジ共に腸を取り出します。

ムツとアジの炊き込みご飯


ムツっ子は鱗も小さく柔らかいので、気にならない方は剥がなくても大丈夫です。

下処理をしたムツとアジを研いだお米の上にのせていきます。

ムツとアジの炊き込みご飯


基本的に、ムツもアジも味がしっかりした魚なので、出汁は必要ないと思いますが、お米3合に対して大さじ1の粉末出汁と、大さじ1のオリーブオイルを入れて炊くと、お米によりしっかりした味が付き、しっとりした炊き上がりになります。

純粋にムツとアジの味を楽しみたい方は何も入れずにそのまま炊いて下さい。

そして、炊き上がりはこちらです。

ムツとアジの炊き込みご飯


炊飯器から出る湯気の匂いが既に美味しそうでした。

このムツとアジの身をほぐし、炊き上がったご飯と混ぜ合わせます。

ムツとアジの炊き込みご飯です。

ムツとアジの炊き込みご飯


おかず要らずで、そのまま食べても飽きませんし、おにぎりにするとより風味を感じられて美味しいと思います。

北条湾では、ムツは1年の中で5月~6月くらいの極短い期間しか釣れないのですが、これがまた、本当に美味しい魚なんです。

見た目とは裏腹に、頭や皮、骨、身も柔らかく、何と言っても味が濃い魚で、煮て良し!焼いて良し!揚げて良し!の魚です。

今シーズンはもう長いことは釣れないと思いますが、是非北条湾にご釣行の際は狙って釣って食べてみて下さい。

同じ北条湾でサビキで釣れる魚の中でも、個人的には、マイワシやウルメイワシよりも好きな魚です。

そして、去年からシャレでやっておりました、「北条湾定食」。

その日に釣れた魚の料理で、何となく定食っぽくご紹介しておりましたが、去年の秋以降釣果が思うように振るわず、釣れる数も魚種も少なく、厳しい釣行が続きやっと厳しい冬を乗り越えたと思ったら昨今のコロナ…

そんなこんなでご紹介出来ておりませんでしたが、本年度初の「北条湾定食」がようやく出来ました。

2020年6月14日 北条湾定食


品数が少なく、少々寂しいですが、何とか形に出来ました。

今後は、もう少し刺身系などを増やせるように頑張りたいと思います。

北条湾は三崎、城ケ島周辺の一部なんですが、唯一湾に川が流れ込んでいる場所で、実はこれにより周辺海域と大きく海の中の環境が異なります。

汽水域を好む魚も集まれば、大型種の稚魚や青魚が豊富なプランクトンを求めてやってきます。

プランクトンが豊富な理由も、北条湾の深部に川が流れ込むことで多くの有機物が流れ込んで来ます。

これにより、プランクトンが活発に活動し、魚達のエサも豊富になります。

また、その稚魚や青魚を求めてフィッシュイーターの大型魚も集まります。

三崎周辺や対岸の城ケ島の延長線上にある釣り場のように見えますが、実は環境が全く異なる…

こんなことを実感頂けると、北条湾の奥深さの魅力にハマる方もいらっしゃるかと思います。

コロナが終息したわけではないので、危機意識は持ちながらになりますが、普段通りの北条湾に戻りつつあります。

地元の方々に配慮しながら、ゴミを捨てず、モラルある行動を心掛け、今後も北条湾での釣りを楽しんでいければと思っております。

こちらはこの日のライブ配信動画ですが…

先にお伝えしましたように、この日は北条湾の街灯が全て消灯していたので、日の出近くまでは真っ暗で良く分かりません。

オマケに私は上下黒色のジャージを着ているのでもっと分からないと思います…が、徐々に見えるようになってきますので、宜しければご覧下さい。

湧いているのに、入れ食いにならない、そういった時の釣れる間隔などはお分かり頂けるかと思います。



次回は土日共に大潮です。

潮回り的にはバッチリです。

個人的にはムツっ子がもう少し北条湾に居てくれないかな…と願っております。

釣りに行くかの判断は、またコロナ関連の動きなどを考慮し決めたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

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