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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  北条湾  魚料理  ウルメイワシ  サバ  アジ  イサキ  

【城ヶ島・三崎港・北条湾】サバの食いも渋く海水温の低さを物語る以外な稚魚が…(2021年8月29日)

こんにちは。

連日うだるような暑い日が続き、日中は猛暑日、夜間は熱帯夜と、とにかく「暑い」の一言に尽きる一週間でした。

猛暑日


暑いことを除けば、雨の心配は全くない週末、多くの人出も予想されますが、そんな中この日も北条湾サビキ釣りに出掛けました。



この週は土曜日が中潮、日曜日が小潮と若干ですが潮の動きも変わるので、選べる状況にあるならば土曜日に釣行する方が良い感じでした。

私は仕事の兼ね合いなどもあり、日曜日の未明の時間帯がベストなので、この日もいつものように日曜日の未明の釣行でスケジュールを立てました。

狙う時間帯は以下の感じです。

2021年8月29日 潮見表


ポイントは朝マヅメと日の出です。

ここのところの釣行記事で、毎回お話しをさせて頂いておりますが、夜間や未明の時間帯はウルメイワシ北条湾から出てしまっています。

そこにきて、今シーズンはマイワシの群れも夜間や未明の時間帯は北条湾からウルメイワシと一緒に出ているようで、ほぼウルメイワシと同じような行動をしていると思われます。

どちらも全ての群れが出ているわけではありませんが、夜間や未明の時間に北条湾内にいる数は極僅かだと思われます。

サバに関しては、こういった一連の動きはしていないように見受けられますが、週を追う事に群れの数が減って来ており、少しずつ北条湾から群れが離れ出しているように思います。

また、今シーズンは大型の青魚系のフィッシュイーターがほとんど北条湾へ入って来ません。

こんなに入って来ない年も珍しく、過去に記憶がありませんが、城ケ島周辺海域にはいると思われますが、大半の群れは東京湾内へ入っていると思われます。

こういうことから、今シーズンは釣果を優先するのであれば、北条湾ではなく東京湾内の各釣り場、横須賀、横浜、川崎(東扇島)をお勧め致します。

この日は特に寝坊することもなく午前0時半に起床。

ダラダラと釣りの準備をし自宅を出発します。

雨の心配がない週末だからか、未明の横浜横須賀道路の交通量も多く、どの辺が緊急な事態が起こっていると宣言をしているのか…と思うくらいです。

スイスイと順調に走り、午前2時半過ぎに北条湾に到着。

北条湾岸壁に入って行くと…

こちらも…

どの辺が緊急な事態が起こっていると宣言をしているのか…と思うくらいの釣り人が…

ほぼほぼ釣り座は埋まり、場所によっては真夜中に密…

久しぶりに、あまりの釣り人の多さに帰ろうか悩むほどでした。

取り敢えず様子見で北条湾岸壁を一周しダイブセンターの前に車を停めました。

車から降り更に様子を伺っていると、本当に釣り人の数が多くかなり真剣に帰ろうか悩みましたが、北条湾の海面を良く見てみると、何やら波紋がたくさん出来ています。

これを見てしまうと…

エンジン始動…

釣りキチのスイッチON!

若干狭いですが、贅沢も言っていられないので、ダイブセンターの前に少し空いていたスペースを釣り座として確保。

今回はここで釣りを開始しました。



釣りの準備をしながら波紋が出来る海面を観察していると、どうも違う二種類の波紋が出来ています。

一つは普段通りの15cm~20cmくらいのサイズの、恐らく青魚の群れと思われる波紋。

もう一つは、もっと小さな10cmくらいの魚の群れのナブラです。

海面を見ているだけでは、どうしてあまり見たこのない波紋が出来るのか理解出来ず、この日は家内の竿に針のサイズが小さくなり針掛かりしにくくなることを前提にケイムラの4号の針のサビキ仕掛けをセットし釣りを開始してもらいます。

あの小さな魚の群れの正体が知りたい…

一心にこの思いだけで、家内に奮闘してもらいます。

釣りを開始して10分もしないうちに、マルフジのトリックサビキアジがヒットします。



いや…

嬉しいけど、今釣れて欲しいのは君じゃない…



活性高く、今にも入れ食いになるのではないか…と思うくらい、波紋とナブラがあちこちに出来ています。

明らかにナブラなんですが、それを追い回すフィッシュイーターらしき魚はどこにも見つかりません。

おかしい…

何でナブラが出来ているんだ?

そして、空気を読めないヤツがバッシャン、バッシャンとジャンプをし始めます。



お前は少し静かにしていてくれ…群れが散るだろ…

軽くボラにイラつきながら釣りを開始して20分ほど…

ようやくナブラを作っていた正体が分かります。



10cmほどのイサキの稚魚です。

これで合点がいきました。

恐らく大型のフィッシュイーターはおらず、ナブラを作らせていたフィッシュイーターはサバです。

そりゃ、大型のフィッシュイーターが居なくてもナブラが出来るわな…

と、納得すると同時に、そもそもなんでこんな時期にイサキの稚魚が北条湾に居んの??

という、新たな疑問が…

イサキの適正水温は20度~22度くらいで、今今の北条湾の海水温は幾分高過ぎて本来であればイサキが嫌う海水温です。

私は釣りを開始する前に海水温を毎回計りますが、三崎港城ケ島の至るところで海水温を計っているわけではなく、自分が釣りをする釣り座の足下の海水温しか計っていません。

当然潮通しが悪い北条湾内より、城ケ島と本土の間の船道では海水温は異なり、更に城ケ島の外海に面している場所などではもっと変わります。

恐らく、イサキの稚魚の群れは自分達が意図して北条湾内に入って来たのではなく、サバの群れなどに追われて追い込まれたものと思われます。

そして、何よりイサキが好む比較的海水温の低い海域が、三崎港周辺、城ケ島周辺海域に存在するということです。

こうしたころからも、例年より暖流の流れが城ケ島周辺海域に流れておらず、東京湾へ入る割合が増え、その暖流と共に様々な青魚が東京湾へ集中していることが分かります。

いろいろ自分の中でのなぜなぜの答えが分かり、合点がいったのは良いのですが、如何せん釣れるのはマメアジとイサキの稚魚…

まるで、春先の釣行に戻ったようで、釣果的にはテンションガタ落ちの状況に、更にテンションを落とすヤツが釣れます。



隣りのビギナーの方が、恐らくネンブツダイと思われる魚を釣り「わぁ~金魚だ~」と喜んでいるのを聞き、かなり遠い昔に私も金魚だ~と言っていたのを思い出しました。

そして、もう落ちたテンションが地に着きそうなのに、その地に着きそうなテンションを完全に地に落とすヤツが釣れます。



フグやネンブツダイ、イサキの稚魚、体形や身体の大きさなどから、20cm近い青魚がサビキ仕掛けのそばを回遊していれば、小さい魚や泳ぎが苦手な魚はサビキ仕掛けの近くに寄り付くことが出来ません。

寄り付くことが出来なければ、当然針掛かりすることもありませんが、釣れてしまう…ということは…

そうです。

いないんです…20cmクラスの青魚の群れが…

先ほども申し上げましたが、イサキの稚魚の群れにナブラを作らせていたのは、恐らくサバの群れで未明の時間帯にサバの群れは北条湾内にいました。

しかし、この日は湾の中央部に集結して、波紋は出来るものの未明の時間帯には岸近くに一向に寄り付きませんでした。

全ての原因がそれではありませんが、一つの原因として考えられるのが、この日の釣り人の異常な多さです。

話声や足音、ライト類など、こういったことに魚が警戒心を持ってしまうと、陽が昇り明るくなるまで岸近くには寄って来ません。

先に申し上げた、釣り人が多過ぎて帰ろうかと思った…のは、釣り人が多過ぎてウザいからではなく、極端に釣り人が多いと人間が発する音などに敏感に反応し魚が警戒心を持ってしまい釣れないからなんです。

コロナ禍になり、去年など顕著でしたが釣りをする人が一気に増え、北条湾でも異常なくらいの釣り人が押し寄せました。

今年の1月まで20cmオーバーのマイワシがバンバン釣れ、それに伴い釣り人も多く押し寄せました。

その際もこの日のようにマイワシの群れは北条湾の中央部に集まり、あまり岸近くに寄らなくなりました。

時間と共に、通常ではあまり入らない北条湾の深部にマイワシの群れが集まり始めます。

これも本ブログ記事で何度もお話しをさせて頂いておりますが、北条湾の深部には川が流れ込んでいます。

平時であれば、それほど塩分濃度に差が出るようなことはありませんが、基本的にイワシ類は海水温や海水の塩分濃度が変わる場所などを嫌います。

オマケに北条湾は縦に長いウナギの寝床のような細長い湾なので、あまり深部に入ってしまうと、フィッシュイーターなどに追い込まれ易くなり、自殺行為なんです。

それでも、本来自分達が好まない場所に移動する…ということは、如何に彼らも人間を意識して北条湾内に居るのかが如実に表れている行動と言えます。

この日のサバの群れも例外ではなく、週を追う事に数が減っていっているように見受けられますが、まだまだそれなりの数の群れが北条湾内に残っていましたが、朝マヅメまで岸近くに寄って来ることはありませんでした。

この日などは特に、サバ達にとってはエサとなるイサキの稚魚もいるわけですし、リスクを侵してまで岸に寄る理由がありません。

こいうことから、この日の勝負の時間を割り出します。



家内にもその旨を伝え、時間になったら一気に勝負に出るんだ…

午前4時を10分ほど回り、ちょうど日の出の1時間前…

予想がドンピシャ!

ウルメイワシがヒットします。



しかし、この後ポツポツとは釣れますが、まだ北条湾内に入って来た群れが少ないのか後が続きません。



いよいよマヅメ時に突入。

最後の勝負の時…と気合いが入ります。

すると、突然足下が騒がしくなります。

何がしかの群れ(サバかウルメイワシ)が物凄い勢いで回遊し始めたと思った瞬間…

サバがヒットします。



これを皮切りにほぼ入れ食い状態が15分ほど続きます。

こちらは撮影自体は時間がズレていますが、こんな状態になりました。



残念ながら釣れたサバはこの1匹だけで、入れ食いで釣れたのはウルメイワシでした。

すると、その入れ食いの最中、珍しい珍客が…



キントキダイの仲間です。

ハタ系、キントキダイ系の魚は、北条湾では何気に釣れますが、このキントキダイが釣れる…ということも、イサキ同様に例年より三崎港、城ケ島の周辺海域の海水温が低いことが分かります。

結局、この日は釣り自体は2時間ほどやっていましたが、まともに魚を釣っていた時間は20分ほどです。

サビキ釣り…という点だけでお話しをさせて頂けば、やはり今シーズンは東京湾の各釣り場をお勧め致します。

北条湾でサビキ釣り…の場合は朝マヅメ~夕マヅメの間、日の出以降での釣行をお勧め致します。

そして、この日の釣果ですが、自分でもなぜ忘れたのか分からないのですが、釣果全体の写真を撮り忘れていまい、魚種のみの写真しかないのですが、こんな感じになりました。

2021年8月29日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からサバ(マサバ)、ウルメイワシ、アジ(マアジ)、ネンブツダイ、イサキです。

サバで22cm弱です。

本当はこのサバ狙いでこの日は釣りに行ったのですが、残念ながらサバの釣果はこの1匹だけとなりました。

このサイズのサバをフライかフリッターにして食べたいのですが、中々数が釣れません。

イサキの稚魚は、当初はリリースしていたのですが、あまりに釣れるので途中から持ち帰りました。

そして、アジも数匹釣れたので、アジ、イサキ、ウルメイワシを人間用にし、サバは我が家の兄妹猫の一番の好物なので焼いてあげることにしました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのサバとネンブツダイを焼いたもの


サバは本当に丸々太っていて、脂が凄かったです。

兄妹猫の朝食は釣りたてのサバとネンブツダイを焼いたもの


焼いてしまうと、ネンブツダイの貧弱さが強調されてしまいますが…w

そして、ほぐし身を作っていたら、1匹のネンブツダイが子持ちでした。

ネンブツダイの卵


この卵もしっかり兄猫のご飯にのせてあげました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのサバとネンブツダイを焼いたもの


まさに猫まんまなんですが、匂いは非常に美味しそうでした。



ツイートにもありますが、妹猫は器用にサバの身だけを食べ、ネンブツダイは残し去って行きました。w

すかさず、妹の食べ残しをお兄ちゃんが食べていましたが…

残さずしっかり食べなさい!と言いたいところですが、しっかり味が分かって食べているんだな…と改めて感心してしまいました。

そして、人間用はアジとイサキで南蛮漬け、ウルメイワシはタタキ丼を作りました。

こちらは南蛮漬けですが、あまり釣りの記事には登場しませんが、一応ブログのタイトルにもなっておりますように、我が家には親子のウサギがおりまして、そのウサギ用にストックしておいたニンジンを今回は拝借してトッピングしました。

アジとイサキの南蛮漬け

アジとイサキの南蛮漬け

アジとイサキの南蛮漬け


ウルメイワシのタタキ丼は、トッピングに拘ってみました。

まずはウルメイワシを三枚に卸します。

三枚に卸したウルメイワシ


ウルメイワシもだいぶ太ってきて、脂がのってきましたね。

拘ったトッピングですが、生ワサビと大葉の微塵切りとネギです。

特に生ワサビですが、チューブなどのワサビと違い、生ワサビは全然辛くありません。

口の中で広がる香りと言いますか、清涼感がウルメイワシの身の甘さを際立たせてくれます。

すりおろした生ワサビ


三枚に卸したウルメイワシの身と、ネギを一緒に叩きますが、叩き具合はお好みで調節して下さい。

今回は、少し身の形が残るくらいで叩きました。

酢飯の上に微塵切りの大葉をのせ、その上にネギと一緒に叩いたウルメイワシの身を盛り付け、生ワサビで作ったワサビ醤油を掛けて出来上がりです。

ウルメイワシのタタキ丼

ウルメイワシのタタキ丼

ウルメイワシのタタキ丼


最近では輸送技術の発達やバイヤーの買い付け方の変化などで、稀にスーパーなどでも生のウルメイワシを目にするようになりましたが、元々は足が早いので市場に流通しない魚でした。

近年でもどこにでも必ず売っている魚ではないので、ウルメイワシは是非お刺身で食べて頂きたいと思います。

ハッキリ言って、個人的にはマイワシより美味いと思います。

そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

2021年8月29日 北条湾定食


最後になりますが、この日一番効果があったサビキ仕掛けはこちらです。



このケイムラのシリーズは5号の針がMAXで現在注文はしているのですが、入荷はいつになるか分からないとのことで入荷待ちの状態です。

今回は、敢えてイサキを釣るために、以前買って使っていなかった4号の針のサイズのケイムラのサビキを使用しましたが、ウルメイワシも一番ケイムラのサビキ仕掛けに食ってきました。

他にはマルフジのトリックサビキとシラススキンのサビキ仕掛けを使いましたが、この日はシラススキンは壊滅的に釣れませんでした。

マルフジのトリックサビキはアジが反応していました。

晴天続きで特に強風などもこの週は吹きませんでした。

釣りを開始します…のツイート内の海水温を計っている写真をご覧頂くと、バケツの中の海水の透明度がお分かり頂けるかと思いますが、かなり透明度は高かったのでシラススキンのサビキ仕掛けは警戒され釣れなかったものと思われます。

コロナ禍以降、釣り需要が高過ぎて、サビキ仕掛けなどを始め釣り具の入手が困難になってきており、以前からケイムラに代わるサビキ仕掛けはないものか…と探していたのですが、少し興味を引くサビキ仕掛けを見付けたので次回試してみようと思っています。

そのサビキ仕掛けはこちらです。

スピードアジ五目


針が金銀交互なことが少々懸念されるところですが、全体的には非常にシンプルで北条湾では一定の効果が期待出来そうです。

この日は朝マヅメ以降、足元に寄って来た群れがウルメイワシが中心だったこともあり、ケイムラが一番効果が出ましたが、サバがメインで寄っていればシラススキンでもいけたと思います。

何れにせよ、今シーズンは特に青魚の群れが東京湾に集中しており、例年に比べ北条湾周辺の青魚の群れは全体的に絶対数がかなり少ないと思います。

活性が上がった時に、効率良く数を釣るには、サビキ仕掛けの選定は非常に重要になってきます。

次回はこの辺を踏まえて結果をご報告させて頂きます。

そして、こちらはこの日のライブ配信動画です。

日の出近くの極短時間だけ入れ食い状態になっており、それ以外はほとんど釣れていないことなどがご覧頂けると思います。

宜しければご覧下さい。



次週は土曜日が中潮、日曜日が大潮です。

潮回り的には期待出来そうです。

新しいサビキ仕掛けを試しつつ、また北条湾へサビキ釣りに出掛けたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

【特別リンク】こちらは緊急事態宣言・パラリンピック開催に絡む交通規制等のリンク集です。

・東京2020大会関連の交通規制 - TSM(交通システムマネジメント) 高速道路入口閉鎖等の交通規制
・休日、夜間割引について
・【首都高】東京2020大会開催期間中の料金・ルート検索(日中1000円増し・未明半額)
・東京2020大会開催期間中の会場周辺のリアルタイム交通情報

宜しければご活用下さい。

釣行時リアルタイム更新・釣り用Twitterアカウント(ライブ配信も行っております)

トリックサビキでのサビキ釣りのやり方(動画)

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】サバの群れは北条湾を離れ始めたかもしれません(2021年8月22日)

こんにちは。

前回は前線、前々回は台風と二週続けて週末の天気が雨模様となり、風は若干強いものの久しぶりに雨を意識しなくて良い天気予報となり、この日は釣り人が多く来ることが予想されました。

しかも、潮回りは大潮ときてます。

これは間違いなく釣り人は多いはず…

一応、緊急事態宣言が発令中ではありますが、正直申し上げて日々の生活の中でその緊張感は全くと言って良いほど伝わってきません。



金曜日のツイート時点でも、天気、潮ともに釣りに行く事を阻む問題はありません。

ツイート内で細かいことは割愛…と言いつつ、潮見表の赤丸は狙い目の時間帯を表しています。

この午前10:51の干潮での潮止まりを境に、前後の下げ潮、上げ潮の時間帯など、釣れるタイミングのお手本のような潮の動きの曲線に見ているだけで気分は大漁になってしまいそうです。

遅刻厳禁で気合いを入れて、午前0時半起床予定で早々に床に就こうとしたんですが…

前回、前々回と天気も雨模様で釣果自体は数もあまり釣れず、大漁…というわけではなかったのですが、釣れた魚種に文句はなく今回は期待出来る要素が多く、軽く興奮し遠足前日の小学生のようになってしまい中々眠気がきてくれません。

そんな中、私はNHKの「ブラタモリ」というTV番組が好きなのですが、放送予定が不定期で放送するとすれば土曜日の午後7時半からなのですが、なんと…この週は放送する週でした…

いかん…

ブラタモリを観たら寝坊する…

早く寝なければ…

と、心の中で自分に言い聞かせますが、気が付けばビール片手に爆笑していました。w

結局、しっかりエンディングまで見終わり、それでも眠気がこないので強制的に床に入りました。

もう想像に難しくない展開で、案の定1時間ガッツリ寝坊。

急いで釣りの準備をし、起床から20分ほどでダッシュで自宅を出発。

幸いにもどの道路もガラガラでした。

カッ飛んで北条湾を目指し30分ほどで到着します。(通常は40分ほど掛かります)

案の定、到着時は釣り座は埋まっている感じで、無理に割って入れば場所がないことはない…みたいな状況です。

様子見で北条湾岸壁をグルりと一周し、ダイブセンターの前に戻ると、幸いにもダイブセンターの左斜め前の釣り座が空きました。

タイミング良く、ルアーをされていた方がポイントを変えたようで、キレイにその一角だけ空きました。

なんという絶妙なタイミング…ありがとう…釣りの神様…と心の中で感謝しながら早速釣りの準備に取り掛かります。

前回の釣行時の釣れ方、例年のウルメイワシの動き、そして近々で頂いた釣果情報などを元に、この日は日の出までサバ、朝マヅメでウルメイワシ…と予想を立てていました。

そもそもこの日は、潮の動きだけで言いますと、日の出以降に青魚の活性が高くなり易い状況でした。

私が釣りに行った未明から明け方の時間帯は、潮は動いてはいるのですが、潮汐の変化は乏しく釣れても一定間隔でポツポツ釣れる感じで、入れ食いのような状態にはなりにくい潮の動き方でした。

オマケに例年のウルメイワシの動きですと、夜間や未明の時間帯は多くのウルメイワシの群れが一旦北条湾から出て、朝マヅメ、日の出以降に北条湾に戻って来るという動きをしています。

サバに関してはこういった動きはなく、群れがいれば終日北条湾内にいると思われます。



こういったことから、陽が昇り始めるまではサバ狙いで釣りを開始します。



先ほども申し上げましたが、入れ食いのような状態になる要素がないので食いが渋いという予想はしていましたが…

これ…

魚がいないね…

どうしてアタリが無いだけで、青魚の群れがいないと分かるのかは「こちら」の記事で詳しくご説明させて頂いておりますが、この日も10分近く海中に入れておいたサビキ仕掛けの針に、アミコマセのアミがキレイに残ったままの状態が続きます。

サビキ仕掛けのそばに全く青魚の群れが寄って来ていない証なんです。

当然ナブラ的な現象も起こりません。

大型魚のフィッシュイーターの類も皆無です。

風音以外、非常に静まり返っていて魚の気配を全く感じません。

参ったね…こりゃ…サバもいねぇのか…

何とかしようとは思うのですが、魚がいないのではどうすることも出来ません。

万策尽きたような状況に、仕方ない…朝マヅメに賭けるか…と思っていたのが午前4時頃です。

この日の日の出の時刻は午前5:05です。

ちょうど日の出の1時間前で、本当に微妙に空の色が変わり始めたかな…という頃にウルメイワシがヒットします。



釣れた瞬間は「おぉぉぉお!ウルメが入って来たか!(北条湾内に)」と思いましたが…

いや、いくらなんでも、まだマヅメ時にもなっていないのにそれはないな…こりゃ、湾から(北条湾)出なかった群れだな…

夕マヅメ以降、日没頃に北条湾から大半のウルメイワシの群れは出て行きます。

これは以前にも本ブログに何度かお話しさせて頂きましたが、恐らく大型のフィッシュイーターから逃れるための行動なんですが、全てのウルメイワシが同じ行動をするわけではなく、そのまま夜間や未明の時間帯も北条湾内に留まる群れもいます。

ただ、数は圧倒的に少ないです。

ウルメイワシが1匹釣れて、軽くテンションが上がりますが、その少しだけ上がったテンションを押し下げるヤツが釣れます。



この方がおいでになるということは、これもサビキ仕掛けのそばに青魚の群れがいないことを物語っています。

基本的に青魚の群れは、それなりの数で群れを作ります。

且つ、フグなどよりは泳ぎにも長けていて、その青魚の群れがサビキ仕掛けのそばを頻繁に回遊していると、どうしても泳ぎが上手ではないフグは遠巻きにサビキ仕掛けを見ているような状態で、おこぼれのアミなどを頂戴しています。

しかし、青魚の群れがサビキ仕掛けの近くに寄っていない時は、どん臭いフグでもゆっくりサビキ仕掛けのそばでアミを頂戴することが出来るので、針掛かりしてしまうこともあります。

そして、30分ほどフグしか釣れず刻々と時間だけが過ぎ、とうとうマヅメ時に突入してきます。

おいおい…頼むぜ…まさか、今日の釣果はウルメイワシ1匹とかないよね?

笑えないんだけど…w

本日の魚料理は!

ウルメイワシの握り寿司二貫!

とかないよね?

と、いよいよタイムリミットの日の出の時刻まで30分と迫り、焦りが募り始めた時にサバがヒットします。



これを皮切りにコンスタントに釣れ始めます。

続いてアジです。



そしてマイワシがヒットしますが、この頃から極短時間ではありましたが入れ食いになります。

時刻はちょうど日の出の15分ほど前です。



この後10分ほど入れ食い状態になりますが、まるで号令をかけたかのようにいきなり食いが止まりました。

食いが止まり10分ほど粘ってみたのですが、食ってくる気配がなかったのでこの日はここで納竿としました。

結果としてこの日はサバは1匹しか釣れませんでした。

この日釣れた、サバ、アジ、ウルメイワシ、マイワシ何れの魚種も夜行性ではありません。

アジは夜釣りのイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、何れの魚種も特段夜間に活発に活動したり、夜間にエサを獲ることに長けていたりする夜行性ではありません。

しかし、夜間に釣れないか…というとそういうわけでもなく、特に北条湾の場合は街灯の光が海中に差し込んでいるので、夜間でも青魚が釣れ易い場所です。

サバに関しては夜間に北条湾から出るという行動はありませず、群れがいればもう少し未明の時間帯に食ってきてもおかしくなかったのですが、釣れ方などからサバの群れは北条湾から少しずつ離れ出したかもしれません。

サバが北条湾から離れ出していたとすれば、例年より半月ほど早いと思います。

今年は、恐らく銚子沖を流れる暖流が、例年より太平洋側を通っており、相模湾側にあまり暖かい海流が入って来ていないと思われます。

こうしたことから、今年は東京湾へ青魚の群れが集中しており、北条湾では例年のような爆釣れ状態にあまりなりませんが、城ケ島周辺海域の海水温が例年より若干低いことも、サバが例年より早く北条湾を離れ始めた原因かもしれません。

本当は今今釣れる丸々太ったサバをフライにして食べたかったのですが、残念な結果となりました。

ちなみに、ウルメイワシが夜間に北条湾から出る行動は2年ほど前から始まりました。

彼らも生きるために必死なんだな…ということなどを実感するとともに、こういった行動は恐らく北条湾という特異な地形と環境の湾だからの行動で、夜間に北条湾を出てどこにいるのか…というと、恐らくそんなに遠い場所に行ってはおらず、本土と城ケ島の間の船道の潮の流れが緩やかな場所に集まっていると思われます。

私は、もう何年も製氷所の前で釣りをしていないので、あまりいい加減なことは言えませんが、夜間や未明など暗い時間帯にウルメイワシをサビキで狙うのであれば、製氷所の前の方が釣れるかもしれません。

何れにせよ、暗い時間帯の北条湾内にはウルメイワシの群れは入っていないと思われます。

夏もピークを過ぎつつあり、これから秋に向かっていくわけですが、依然東京湾の方が青魚の釣果は好調で、サビキで青魚を釣る…という点だけを捉えるなら、横須賀、横浜、川崎(東扇島)への釣行をお勧め致します。

春先からの北条湾での釣行を振り返ってみても、今年は例年にないくらい釣果の数は少ないです。

以前のブログ記事でもお話しさせて頂きましたが、私は小学生の頃から40年近く北条湾という場所に釣りに行っています。

約40年間、北条湾という場所を見続けてきて、思い返せば予想出来なかったくらいたくさんの変化がありました。

釣れる、釣れないの前に、私の場合は北条湾という釣り場が今後どういう風に変化していくのかを見続けていたい…という想いがあります。

ただ、ブログでお話しさせて頂いております内容は釣りですので、やはり釣れなければ意味がありません。

そういう観点から申し上げますと、フィッシュイーターの類を含めて釣果を優先するのであれば、今シーズンは東京湾への釣行をお勧め致します。

爆釣れ…は今シーズンはほとんどありませんが、釣れる魚自体は順調に成長しており、釣果の大半が20cmくらいのサイズになってきています。



数は思うように釣れなくても、釣りそのものとしては、引きもそれなりに強く非常に楽しめる時期かと思います。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2021年8月22日 北条湾釣行 釣果


しつこいですが、もう少し数が欲しいところです。

この日は実際に釣りをしていたのは1時間半くらいです。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2021年8月22日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からサバ(マサバ)、マイワシ、ウルメイワシ、アジ(マアジ)です。

このまま釣れ続けてくれれば、あと1ヶ月もすればだいぶ太ってくれるとは思いますが、今今釣れるマイワシは本当に痩せています。

この日は10分程度入れ食い状態になった時に、ウルメイワシに混じる感じでマイワシも釣れました。

これはまだ確約は出来ませんが、もしかするとマイワシもウルメイワシ同様、暗い時間帯は北条湾を出ている可能性があります。

今今の北条湾でのサビキ釣りは、朝マヅメから夕マヅメの間の潮が動いている時間帯を狙う方がベストだと思います。

この日一番効果があったサビキ仕掛けはこちらです。



この日は北条湾自体が雨の影響なども受けておらず、至って平時の北条湾で透明度も高かったです。

夜間や降雨の影響、濁りなどで魚へのアピールが必要な場合は、前回の釣行時のように発光する光などを利用すると効果がありますが、至って平時の透明度の高い普段の北条湾であれば極力余計なもの(ピンクスキン等)がない、且つ仕掛け全体の色が白色や銀色で統一されたサビキ仕掛けが有効です。

この日はシラススキンが圧勝でした。

他に使ったサビキ仕掛けは発光プランクトンとマルフジのトリックサビキですが、トリックサビキに若干反応がありましたが、発光プランクトンはほぼ無視されているような状況でした。

この日の我が家の兄妹猫の朝食は、今回は結構ゴージャスだと思います。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼いたサバ・ウルメイワシ・アジのほぐし身


1匹しか釣れなかったサバは、サイズも大きいので人間用に…と思ったのですが、なんと言っても一番の好物がサバなので兄妹猫にお裾分けしました。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼いたサバ・ウルメイワシ・アジのほぐし身


サバ、アジ、ウルメイワシなので、本当に焼いていても良い匂いがしました。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼いたサバ・ウルメイワシ・アジのほぐし身


美味かったと思います。



この日も普段の猫缶だとご飯を残す妹猫も完食、お兄ちゃんはサバの皮が少し残っていた妹猫のお皿を名残惜しそうに舐めていました。w

そして人間用は、今シーズンは恐らく初だと思いますが、ウルメイワシやマイワシが釣れるこの時期に私は良く作るのですが、ウルメイワシとマイワシのお刺身のすりゴマ和えを作りました。

まずは当たり前ですが、ウルメイワシとマイワシを三枚に卸します。

三枚に卸したウルメイワシとマイワシの身


すり鉢に適量のゴマを入れます。

すりゴマ


そして、ゴマをすっていきますが、荒くするか細かくするかはお好みで調節して下さい。

すりゴマ


三枚に卸したウルメイワシとマイワシの身を、一口大に骨切りをするように斜めに切っていきます。

切った身をすったゴマと和えます。

ウルメイワシとマイワシのすりゴマ和え


全体的にキレイにゴマが付くように和えていきます。

ウルメイワシとマイワシのすりゴマ和え


ここからはお好みですが、ゴマと和えたウルメイワシとマイワシの身をそのままお皿に盛り付けても良し、ただの白米の上にのせて醤油を垂らして食べても良し、酢飯の上に刺身丼のような感じで盛り付けて、ワサビ醤油で食べても良しです。

ただの醤油で食べるのも結構美味しく頂けますが、今回は酢飯の上に大葉の微塵切り、その上にすりゴマ和えをのせて、薬味に浅葱、生ワサビでワサビ醤油を作って食べました。

生ワサビと浅葱


ドカっと豪快にすりゴマ和えを盛り付けて完成です。

ウルメイワシとマイワシのすりゴマ和え

マイワシとウルメイワシのすりゴマ和え

ウルメイワシとマイワシのすりゴマ和え


どこぞのサプリメントではありませんが、DHAEPAセサミンなど身体に良い油を効率良く摂取出来る健康食でもあります。

固い話は抜きにしても、イワシやサバなどとゴマは非常に相性が良く、余程ゴマが苦手でない限りハマると思います。

大した魚料理ではありませんが、いろいろご紹介させて頂いている魚料理の中でも一押しでお勧めしたい一品です。

是非お試し下さい。

そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

2021年8月22日 北条湾定食


マイワシとウルメイワシのすりゴマ和え丼です。

生ワサビはツーンとくる…というより、口の中で香りが広がるような感じなので、ゴマとワサビと青魚の風味、甘味が混ざり合って、すみません…自分で言うのもなんですが…激ウマ!です。

本当に、皆様に一度お試し頂きたいです。

そして、こちらはこの日のライブ配信動画になります。

釣り終盤で、一瞬だけ入れ食いになっており、その時の日の出具合(明るさ)などお分かり頂けるかと思います。

宜しければご覧下さい。



早いもので次週で8月も終わりです。

次週は土曜日が中潮、日曜日が小潮と潮回り的には少々微妙な感じです。

お時間に余裕があるようでしたら、土曜日の釣行をお勧め致します。

最後になりますが、約2週間前ですが、こんな痛ましい事故もありました。

※時間が経過するとリンクが切れていることがあります。



昨今は気象状況の変化が非常に激しく、時には天気予報すら当てにならないことがあります。

こちらはゲリラ豪雨の様子ですが、動画開始直後にかなり前方が白く見えていますが、光の反射などで動画が上手く撮影出来ていないわけではなく、雨雲の境目で相当量の雨が降っていて雨で白くなっているんです。



まるで境界線でも引いてあるかのように突然大雨になります。

台風なども勢力が強いまま日本に接近する回数も増え、水害も各地で起こっています。

釣りは自然を相手にします。

風雨には特に気を配り、少しでも不安がある場合は無理はせず、安全に釣りをお楽しみ頂ければと思います。

想像をはるかに超えたスピードで危険が身に迫ることも、今後はどんどん増えると思います。

次週も頑張って北条湾へサビキ釣りに出掛けたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】雨と風を読んでピンポイントでの弾丸釣行!(2021年8月15日)

こんにちは。

前回の釣行時は台風、今回は前線と連休や週末に風の強くなる予報となってしまい、釣りに行けるかどうかギリギリまで分からない状況が2週連続で続きました。

城ヶ島や三崎港周辺は子供の頃から何十年も通い続けた場所で、その土地のクセみたいなものを身体が覚えているというような「勘」に近いものが大半を占めていますが、今回は記事のタイトルにもありますように、かなりピンポイントで風とを予測して短時間の弾丸釣行に行って来ました。

を降らせ、風を起こす気象現象というのは、たくさんありますが、代表的なものが台風、低気圧、前線があると思います。

NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」ではありませんが、私は気象予報士ではないのであまりいい加減なことも言えないのですが、上記で挙げた3つの気象現象だけでも、ある程度のメカニズムを知っておくと、釣りに行くべきか行かざるべきかの判断をする際に役に立つと思います。

台風というのは、一言で言えば低気圧が巨大化したものです。

今回、中国地方などに線状降水帯を生み出し、広範囲に水害をもたらした雲は「前線」です。

低気圧というのは、海水の温度が高い地域で、海水が蒸発する際に起こる上昇する気流が元になります。

つまり台風のエネルギー源は海水が蒸発する際の上昇気流で、お鍋でお湯を沸かした際に出る上に登る湯気と同じものです。

これが次第に渦を巻き、巨大な雲の塊りを形成し、エネルギーが供給され続ける間はどんどんその渦は回転し回転する速度も増していきます。

勢力の弱いものを低気圧、ある一定以上の勢力のものを台風と言います。

そして、今回の前線ですが、これは暖かい気団※と冷たい気団が「地上」でぶつかる線(場所)のことを言います。

※空気の集まり

湿った暖かい空気が冷たい空気とぶつかり冷やされれば雲が出来ます。

気温と湿度の高い日に、エアコンを入れた車などの窓ガラスが曇るのと同じ原理です。

雲が吸収し切れなくなった水分はとなり地上に降り注ぎます。

乾いたタオルに水を垂らした時に、最初のうちはタオルが吸収すると思います。

水をタオルに垂らし続ければ、タオルは水を吸収し切れなくなり水滴となって滴ると思います。

これが雨が降る原理です。

どちらも湿った空気が雲を作り雨を降らせるのですが、その湿った空気がどこからやってくるのかが一番のポイントです。

台風は海上で発生し、湿った空気の供給源は海水です。

つまり海水の温度に非常に影響を受け易く、海水温の高い海上、且つ太平洋高気圧※の縁を進んで行き、勢力が弱まったり、急に強くなったり、台風自身が進む速度も進路もコロコロ変わります。

※日本の太平洋側に進んでくる台風の場合です

台風は海水の温度や太平洋高気圧の張り出し方で進路が決まり、且つ雨量は勢力によって異なります。

そして、当然台風の勢力が強くなればなるほど風も強くなります。

一方、前線はと言いますと、そもそも地上の空気の塊り同士(寒暖)がぶつかることで雨雲が発生しますので、急に巨大化したり、進路がコロコロ変わることなどもあまりなく、一度発生するとほぼ予報通りに進みます。

雨量も線状降水帯が発生しない限り、大きく変わることはあまりありません。

ちなみに、線状降水帯は一定の場所で雨雲が積乱雲に発達してしまい、そこを前線が通過する間同じ場所に大量の雨を降らせ続ける現象のことを言います。

何となくでも良いので、低気圧と前線の違いがお分かり頂ければ幸いです。

こちらは釣りに出発する直前にキャプチャーした雨雲レーダーの画像です。

2021年8月15日 雨雲レーダー


赤丸の辺りが城ケ島です。

一方、こちらは釣りに出発直前のNHKのニュース映像です。

2021年8月15日 NHKニュース


近県のニュースではないとはいえ、これから関東にも同じレベルの雨が降るとニュースでしきりに伝えていました。

こちらは同じく釣りに出発直前の天気予報です。

2021年8月15日 天気予報


雨雲レーダーのキャプチャーが画像の左上に午前3:55のタイムスタンプがあると思いますが、私の自宅から北条湾までは概ね40分弱です。

どれだけチンタラ北条湾へ向かっても午前5時には着くと思います。

雨雲レーダーのキャプチャーが画像をご覧頂くと、雨が猛烈に降っている、つまり前線の中心であろう赤色の位置は甲信越から北関東方面に流れています。

3時間予報で午前6時の風速の予報が4mです。

同じく3時間予報で午前9時の風速の予報が9m。

こういうことからも、仮に午前5時に釣りを開始し、1時間釣りをしても大雨、強風にはならない…と予測しました。

また、この予測は当然釣りに行く直前に決めたことではありません。

前日の土曜日から前線の動きに注目し、最悪は釣り中止も視野に入れながら検討した結果です。

今回は雨を降らせ、強い風を吹かせる原因が前線であることから、容易にこういった予測が出来ました。

台風の場合は、短いスパンでコロコロ状況が変わるので、中々思った通りの状況にならないことが多いですが、台風の場合でも小まめにチェックしピンポイントでの釣行は十分に可能です。

ただ、海水浴に行くわけではないので、単純に雨が降らず、風が吹かなければそれで良いというわけではありません。

あくまで、魚を釣りに行きますので、こういった気象の状況且つ潮の動きを含め、魚の動きも読まなければ釣れません。

こちらがこの日の状況です。



ちなみに、上記のツイートは8/13(金)にツイートしておりますが、天気予報がだいぶ変わっているのがお分かり頂けると思います。

ご存じの方も多いと思いますが、私は普段は日曜日の未明に釣りに行きます。

日の出以降の釣りというのはかなり稀で、この日は気象状況に合わせたことがお分かり頂けると思います。

その限られた釣りが出来る気象状況の中でも、なぜ午前5時から釣りが出来るように北条湾へ行ったのかと申しますと、答えは以下です。

2021年5月15日 潮見表


赤丸の時間帯、午前3:15の干潮での潮止まりから、午前9:44の満潮での潮止まりの中で、潮見表の背景の色が薄くなっている時間帯が一番潮が動く時間帯なんです。

天気の状況を考慮し日の出以降の一番潮が動く時間帯の、動き出す直後を狙って行きました。

こちらは北条湾へ向かう途中と、帰路の際のドラレコの映像です。

北条湾へ向かう途中。



帰路の際。



北条湾へ向かう途中と、北条湾から帰る途中は大雨だったことがお分かり頂けるかと思います。

そして、実際に北条湾に無事到着し釣りを始めるわけですが…



釣り人はほとんどおらず、地面は乾いています。

降っているか降っていないか分からないくらいの微量の雨が降っていましたが、風もほぼなく釣りをすることに何も難はありません。

さすが…俺…的な、予想がドンピシャに当たった喜びに浸っているヒマはなく、もうそこまで強風の時間帯が迫っています。

竿もこの日は私と家内1本ずつ。(普段は3本出します)

荷物も突然の雨や強風に備えて必要最低限で釣りを開始します。

普段行っております、ライブ配信もこの日は割愛しようかな…と思ったのですが、取り敢えず釣りを開始した時は雨も降っておらず風もなく、何と言っても私には珍しい日の出後の釣りだったのでライブ配信はさせて頂きました。

ライブ配信やツイートの前に、取り敢えず2本の竿をセットします。

あとは家内に任せ、諸々準備をしていると…

うわぁぁぁぁ…

なんだこりゃ??

上がんない…

何やら家内が一人で叫んでいますが、強風や雨の前に釣るだけ釣って早々に撤収しなければいけないので、準備を優先しバラしても良いので家内ことは無視します。w

何とか一人格闘を続け「デカッ!」と言いながら釣り上げたのが20cmオーバーのサバマサバ)です。



そして、そのサバを処理していると、もう1本の竿に今度は丸々太ったウルメイワシがヒットします。



釣りを開始して15分くらい経った頃、予想より早く風が強くなってきます。



雲行きも怪しく、マズイな…雨がくるかもな…

ウルメイワシがコンスタントに釣れ続け、私もほんの僅かですが釣りに参戦します。

我が家の兄妹猫と人間用のご飯分くらいは釣れたので、私は忙しなく今度は釣りの片付けに入ります。

この時点で釣り開始から20分ほど。

諸々片付けが終わり、最後に家内の竿を片付けようとすると、予想通り雨がポツポツ降り出します。

ダッシュで片付けを済ませ、こちらは帰り際に撮影した動画ですが車に乗り込んだ瞬間に本格的な雨が降り始めました。



釣り自体は30分ほどしかしませんでしたが、依然ウルメイワシサバが好調なようでどちらも握った瞬間にニヤけてしまうくらい丸々と太っています。

この辺の状況を確認出来ただけでも、成果はあったと思いました。

魚体の長さは然程でもないのですが、太っていることで重量感が凄く先調子※の竿ですと少々釣り上げにくい感じの太り方です。

※釣り竿においての調子とは、竿が曲がる支点のことを指し、その支点が竿先に近い竿先が柔らかく良く曲がる竿のことを「先調子」、支点が胴元に近く竿先があまり曲がらない硬い竿のことを「胴調子」と言います。

本来は「釣行記」なので釣りをしている時のことをもっとお話ししたいのですが、この日は30分程度しか釣りをしていないので話すことがありません。w

すみません…

この日一番反応があったサビキ仕掛けですが、そろそろ北条湾でのサビキ釣りに於いて、一定の効果がある…と認定してあげても良いかな…と思う、発光プランクトンのサビキ仕掛けに一番食ってきました。



釣りを開始します…のツイート内の、海水温を計っている画像があると思いますが、その画像からもお分かり頂ける通り、この日も北条湾の海水の透明度は高く、ほぼ濁りがありませんでした。

ただ、北条湾周辺も全く雨が降らなかったということはなく、一定量の雨水(真水)が入ったことからか、普段よりもウルメイワシサバも食ってくるタナが半ヒロ※くらい深かったです。

※一ヒロ(ひとひろ)=大人が両腕を広げた長さ。半ヒロ(はんひろ)=大人が片腕を伸ばした長さ

表層付近の真水や塩分濃度が薄い場所を嫌い、泳ぐ層が深くなることは、雨が長く降り続いた後や台風などの際は北条湾では良くあることです。

降雨直後や、降雨時はいつもの表層付近でアタリがない場合は半ヒロずつくらいタナを深くしてみて下さい。

タナが深いとなぜ発光プランクトンのサビキ仕掛けが有効なのかと言いますと、一番効果があったサビキ仕掛けをツイートしております、ツイート内のリンクをご覧頂きたいですが、マルフジのトリックサビキも同様なのですが蛍光の緑色の塗料がどちらのサビキ仕掛けも塗布してあり、いくら透明度が高いとは言え水深が深くなれば光は届きにくくなり、蛍光の緑色に発光することが青魚へのアピールになります。

オキアミや虫餌なども同じですが、オキアミは蛍光の緑色に発光する器官を持っています。

虫餌のゴカイ類、イソメ類も体液が蛍光の緑色に光る物質を持っています。

サビキ仕掛けで使うアミコマセのアミも同様です。

この日のように、食いが然程悪くない時は、アミコマセの臭いで青魚を寄せて、蛍光色や銀色、白色の反射光などの光に対して反応してしまう習性を利用すると青魚を短時間で効率良く釣ることが出来ます。※

※光の色についてはこの記事の内容は北条湾に於いてのお話しで、釣り場によって反応する光の色は変わることがあります。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2021年8月15日 北条湾釣行 釣果


魚を握るだけで太っていて美味そうな感じでした。

こちらは釣れた魚種です。

2021年8月15日 北条湾釣行 釣れた魚種


ご説明は不要かと思いますが、上がサバ(マサバ)、下がウルメイワシです。

サバが20cm強、ウルメイワシが20cm弱といった感じです。

この日の我が家の兄妹猫の朝食は、かなりゴージャスになりました。

大好きなサバとウルメイワシを焼いたほぐし身です。

兄妹猫の朝食は釣りたてのサバとウルメイワシのほぐし身


このほぐし身に少しお醤油を垂らして人間がご飯で食べても絶対美味いはずです。

兄妹猫の朝食は釣りたてのサバとウルメイワシのほぐし身


グリルを開けて魚を並べて焼き始めると、ご飯をもらうまでずっとこうです。

そろそろ喋るんじゃないかと思うくらいずっと鳴いてます。w



美味かったと思います。



ご飯が猫缶の時は、妹猫はキレイに舐め取らず少し必ず残します。

いつも妹猫が食べ終わると、その残りをお兄ちゃんが食べるのですが…

今回は美味かったのか肉片一つ残さず食べてしまいました。

やらなくて良いであろう毛繕いなんかしながら、チラチラ横目で妹猫の残りを確認するのですが、段々残りが少なくなりとうとう全部なくなるのではないか…という頃にはガン見です。w



何れにせよ、美味しかったようで何よりです。

人間用はと言いますと、前回もお刺身系で違うものを…とも考えたのですが、待ちに待った丸々太ったウルメイワシなのでやはり刺身で食べたいと思いウルメイワシとサバの漬け丼を作りました。※

※サバを生食する際は自己責任でお願いします。

まず、三枚に卸します。

三枚に卸したウルメイワシとサバの身


お好みで醤油にワサビを入れた漬け丼の醤油ダレを作り、そこに三枚に卸したサバとウルメイワシの身を骨切りするように斜めに一口大に切って入れます。

漬け丼のタレに浸す


醤油ダレと良く混ぜ合わせて10分ほど冷蔵庫に入れておきます。

漬け丼のタレに浸す


これを今回は酢飯の上に大葉を微塵切りにしたものを敷き、その上に好きなだけ漬けをのせ、最後に浅葱を散らして出来上がりです。

ウルメイワシとサバの漬け丼

ウルメイワシとサバの漬け丼

ウルメイワシとサバの漬け丼


こちらは余ったウルメイワシとサバの漬けです。

ウルメイワシとサバの漬け


漬け丼にかなり贅沢に身を盛りましたが、この日の釣果で大人1.5人前くらいは出来ます。※

※兄妹猫にあげた分を入れれば余裕で大人二人前は出来ます。

そして、久しぶりの北条湾定食はこんな感じになりました。

2021年8月15日 北条湾定食


毎回釣りに付き合ってくれる家内に久しぶりにまともな刺身を食べさせてあげられました。

私も食べましたが、ウルメイワシは太っているものの、脂感は然程なくサッパリしていて身に締りがありそれはそれで非常に美味しかったです。

北条湾へサビキ釣りに行きさえすれば、しばらくはこのご馳走にあり付けそうです。

最後になりますが、緊急事態宣言も発令中の中での今回の釣行ですが、コロナ対策を無視し危険度が高い中、釣りに行くことを奨励しているものではありませんので、誤解の無いようご了承下さい。

2021年8月15日 防災メール


防災メールも未明からずっとこんな感じです。

趣旨をご理解頂ければ幸いです。

こちらはこの日のライブ配信動画になります。



釣行時間も30分、私にしては珍しい日の出後の釣行、釣果もコンスタントにあり、ピンポイントで北条湾の風雨が無かったタイミングでの釣行だったことなどもお分かり頂けると思います。

宜しければご覧下さい。

次回は土日共に大潮です。

一週ずつサバもウルメイワシもサイズアップしているのが良く分かります。

この日釣れたくらいのサイズですと、引きもそれなりに楽しめ、まさに「釣って楽しく、食べて美味しいサビキ釣り」が出来る時期かと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】台風の恩恵?成魚サイズのマイワシの釣果を確認!(2021年8月9日)

こんにちは。

サバっ子祭りが終了し、約2週間ほぼボウズという釣行が続き、状況などからも事態が好転する気配もなく、今後の北条湾はどうなってしまうのだろう…と案じていたところ、前回の釣行で丸々と太ったサバウルメイワシの釣果が確認出来、もう次の釣りに早く行きたくて仕方がありませんでした。

その興奮冷めやらぬまま、月曜日へ突入していきますが、考えることは釣りのことばかり。

そんな中、次回釣行予定の週末より、娘夫婦がお盆休みに入るため釣りに連れて行って欲しいと連絡が入ります。

ただでさえ、状況が好転し俄然やる気満々の時に、「ここは父として威厳を見せる絶好の機会!」とばかりに、無駄にテンションMAXで一人オリンピックが開催されんばかりの状態になります。(無観客の予定です)

何を話していても二言目には釣り

何を考えていても二つ目には釣り

とにかく釣り釣り釣り…

こんなに週末が待ち遠しいのもかなり久しぶりな気がしましたし、まるで毎日遠足の前日のような状態で過ごしました。

しかし、釣りの神様も相当意地悪なもので、台風という課題を私に用意してくれます。



クソ…よりによって何でこのタイミングで台風なんだ…

当初は8/8(日)にいつものように釣りに行き、9日の祭日は家でゆっくりしようと考えていました。

台風情報は小まめにチェックしていましたが、台風10号が関東に一番接近するタイミングと、普段私が良く釣りに行く未明の時間帯がこれでもか…というくらいにドンピシャになって行きます。

この週末は土、日、月と3連休で潮周りは何れも大潮。



潮回りに問題はなく、あとは天候次第でした。

しかし、この時点での予報で、普段天気予報であまり見ない「豪雨」という表示が…

天気予報


そもそも天気予報なので、予報が外れ良い方向に転ぶことも十分考えられるのですが、元の天気がこの状態ではいくらか良い方向に天気予報が変わったところでたかが知れてます。

絶対に釣りに行くな!というこの天気予報に、今回は大人しく従い日曜日の釣行は諦めました。

釣りの神様も意地悪ですが、私も諦めは悪い方なので、普段ならどこかのタイミングで30分、1時間だけでも…と釣りが出来るタイミングを血眼になって探すのですが、この時すんなり諦めたのにはある理由がありました。

その理由は後ほどご説明致しますので、上記の天気予報の終日の風速を覚えておいて下さい。

今回の釣行は普段釣りをしない娘夫婦も同行するので、そういった意味でも無理はせず翌日の未明にリスケしました。



このツイート時点ではまだ風速6mほどとなっていますが、釣りの神様も意地悪をしたり、手助けをしたり忙しいですが、この後どんどん予報の風速は弱まります。

この日は最終的には日の出以降、日中の時間帯には再び強風が吹く予報になったこともあり、北条湾へ午前1時半頃到着予定で出掛けました。

同じ大潮でも、更に潮が大きく動く日中の方が釣果は得やすいのですが、台風が連続発生し二つの台風の何がしかの影響を受けるであろう日の、ほんの僅かな隙を突くような釣行なのでそこまで贅沢を言っていられません。

予定通り午前1時半前には北条湾に到着し釣りを開始します。



到着時は釣り人は然程多くなく、幾分釣り座にも余裕がある感じでした。

風も気温28度の蒸し暑い熱帯夜には、このくらい風があった方が涼しく感じるくらいの3m~4mほど。

釣りは素人の娘夫婦達でも問題なく釣りが出来る状況です。

早速釣りの準備をし釣りを開始します。

風が3m~4mほどあるので、海面にはさざ波が出来、海の中の様子は分かりません。

上記ツイート内の海水温を計っている写真をご覧頂くとお分かり頂けると思いますが、台風通過直後の割りには海水に濁りも無く透明度は高かったんです…が…

が…です…

先ほど申し上げた…

>その理由は後ほどご説明致しますので、上記の天気予報の終日の風速を覚えていて下さい。

この一文と以下の一文。

>同じ大潮でも、更に潮が大きく動く日中の方が釣果は得やすいのですが…

この日は完全な新月で月が見えない周期です。

私が本ブログで良くお話しする、新月寄りの大潮の日なんです。

月齢は概ね4週で1周※1、潮汐は概ね2週で1周※2のサイクルで回っています。

※1:厳密には4週周期ではないのでズレが生じます。

※2:厳密には2週周期ではないのでズレが生じます。

こういったことから、1ヶ月に新月よりの大潮※1、と満月よりの大潮※2の日が概ね1回ずつ訪れます。

※1:月が見えない、または三ケ月など月が隠れている状態

※2:言葉通り満月、月の大半が見える状態

同じ大潮でも、月が少しでも多く見えている大潮の方が、魚は活発に活動します。

この日のように完全な新月だと、大潮であっても活性が上がりにくく、青魚がいたとしても食ってくるタイミングがかなりシビアになります。

>同じ大潮でも、更に潮が大きく動く日中の方が釣果は得やすいのですが…

この一文はそれを意味しています。

私が釣りをした未明の時間帯も満潮に向けて潮は動いており、決して条件的には悪くはありません。

しかし、こういった時は何とももどかしい…という感じのイマイチ活性が上がらず、ダラダラとした感じで釣れることが多いんです。

故、釣りをする時間帯を選べる状況であるのなら、少しでも大きく潮が動くタイミングで釣りをすることをお勧め致します。

そして、お待たせしました、散々引っ張ったこの一文ですが…

>その理由は後ほどご説明致しますので、上記の天気予報の終日の風速を覚えておいて下さい。

これは、台風や低気圧が近付き、海が荒れると大半の魚は波の穏やかな湾や入り江などに一時的にでも避難します。

今回の予報の風速が終日続いたとするならば、外海まではいかない所謂近海の範囲くらいにいる青魚は確実に近くの波が穏やかな場所に逃げ込みます。

危険も伴いますので、あまりお勧めは出来ないのですが、私は良く台風が近付くと、台風の進路などから一時的にでも風が弱まるタイミングを予測し、ピンポイントで(30分~1時間程度)釣りに行くことがあります。

こういう場合は、潮や海水温、恐らく近海にいるであろう魚種なども考慮した上で、どれか一つでも欠ければ無駄足になるので行きませんが、条件が整うと釣りに行きます。

もうTwitterブログで情報発信をさせて頂いて、3年以上になりますので、台風の時期に「こいつバカだろ…」という日に釣りに行き、カッパを着てびしょ濡れになりながら釣りをしているツイートなどを目にした方もいらっしゃると思いますが、これが意外と穴なんです。

一見、北条湾内の海水に濁りが無いなど、あまり台風の影響は受けていないように見えても、台風や低気圧の影響は意外と大きなもので、その影響を受けていることが多々あります。

思わぬ大物や普段釣れない魚が釣れるタイミングでもあります。

今回はここに期待して釣りに行きました。

度々お話ししておりますように、この日は娘夫婦が釣りに同行していたので、私は基本的には釣りはせずサポート役に回りました。

釣りを開始して10分も経たないうちに、いきなり娘がマイワシを釣り上げます。



マイワシ云々の前に、そのサイズのデカさに一様にみんな驚きます。

娘がデカッ!なに?これ?と。

家内が良く見て…

えっ!?

これマイワシだよ!と。

一応、マイワシの証でもある、体側の斑点です。



サイズは成魚サイズの25cmほどありましたが、非常に痩せていました。

次に今度は家内がトウゴロウイワシを釣り上げます。



釣り上げた瞬間、私が「おっ、なんだウルメか?」と聞くと…

ん??なんだこいつ?ボラ??

いや!違う!トウゴロウイワシだよ!

特段、トウゴロウイワシは釣れても嬉しくない…と言いますか、どちらかと言えば外道扱いされる魚ですが、今回は今まで見たことがないようなサイズで20cmありました。

一般的には、トウゴロウイワシは成魚でも15cmほどにしかならないと言われており、20cmあるトウゴロウイワシは見たことも聞いたこともありません。

かなり驚きました。

驚かされる魚が釣れたことは非常に嬉しかったのですが、予想通りこの日は終始食いが渋く後が全く続きません。



何とも言えないダラダラした感じで、時折何がしかの魚が釣れる…という感じで、今度はサバがヒットします。



そして、また時間だけが過ぎていき、忘れた頃にアジがヒットします。



前回の釣行時に確認出来た、ウルメイワシがこないな…と思っていると、そのウルメイワシもヒットします。



完全な五目釣りで、数が釣れれば文句無しなんですが、まるで「今、北条湾内にいるお魚集合!」と言われ、自己紹介だけして去って行くような、1魚種1匹みたいな感じでとにかく食いが渋く後が続きませんでした。

そして、とうとうヤツがやって来ます。



かなり激おこでした。w

さかなくんではありませんが、娘は小さい頃からハコフグなど、とにかくフグ系が大好きでかならず一度はバケツで泳がせ、泳ぎを見てからリリースします。

この日もバケツの中で泳がせ、しばらく見ていました。w

そして、最後の望みはマヅメ時。

このマヅメ時に活性が上がらなければこの日は無理だと思っていました。



そのマヅメ時も、この日はマヅメ時と満潮での潮止まりの時間が重なるので、活性が上がる可能性は極めて低く、予想通り状況に変化はなく実家に立ち寄らなければならないこともあり、あまり粘らず撤収しました。

そして、この日釣れた巨大なトウゴロウイワシとマイワシは台風の影響?恩恵?だと思います。

トウゴロウイワシは成魚になると外海に出る…とかはなく、トウゴロウイワシが住み易い環境であれば、岸近くでも外海でもどこにでもいる魚です。

しかし、この日の北条湾内の海水温は25.5度ありました。

これは、トウゴロウイワシが好む海水温よりやや高く、通常であればこの海水温の海域にはいないはずなんです。

北条湾でトウゴロウイワシが釣れる時期も、秋口から冬を越して夏前には北条湾から出て行ってしまいます。

海が荒れたことなどにより、一時的に北条湾内に避難して来ていたのではないかと思っています。

また、マイワシも同様で、恐らく城ケ島周辺近海に居た群れが、台風の影響により北条湾内に入って来たものと思われます。

海水温などの海の中の条件的には、マイワシが好む環境が整っていますので、そのまま居付く可能性はゼロではありませんが、再び北条湾から出て行ってしまう可能性は高いと思われます。

個人的には、マイワシの群れは居付き、北条湾内でたくさんエサを食べてどんどん太って欲しいと思いますが、そうは問屋が卸さない気もします。

そして、この日最も釣果があったサビキ仕掛けはこちらです。



これ以外にはマルフジのトリックサビキ、発光プランクトンを試しましたが大半の魚はシラススキンのサビキ仕掛けで釣れました。※

※サビキ仕掛けの種類や詳細はツイート内のリンク先でご確認下さい。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2021年8月9日 北条湾釣行 釣果


サイズは20cmクラスが主でした。

これで数が釣れてくれれば文句無しなんですが…

こちらはこの日釣れた魚種です。

2021年8月9日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からマイワシ、サバ(マサバ)、トウゴロウイワシ、ウルメイワシアジ(マアジ)です。

こちらは各魚の切り身です。

青魚の切り身


上段の左からマイワシ、トウゴロウイワシ、アジウルメイワシ、下段の左からサバ、ウルメイワシです。

これらの身と大葉、浅葱を一緒に叩いて、名付けて「青魚の五目タタキ丼」を作りました。

青魚の五目タタキ丼


何とか娘夫婦に釣ったばかりの青魚の刺身を…と思っていたのですが、如何せん数が数なので若干大葉と浅葱が多めですが、ご容赦下さい。w

特に娘婿が美味いを連発しながら食べてくれたので良かったです。

この日は実家で調理したので、北条湾定食と我が家の兄妹猫の朝食はお休みさせて頂きました。

そして、この日のライブ配信動画ですが、前回も設定に不備があって動画が何本にもなってしまいましたが、この日は配信は続くのですが、なぜか途中でピントがズレてしまう現象が頻発しました。

良く確認し、結局原因はカメラのレンズに強風により飛び散った細かい潮が付いてしまっていて、その汚れを認識してしまうためピントが合わなくなっていたようで、気付いたのがもう撤収間際だったのこの日も何本にも別れてしまいました。

申し訳ありませんが、前回同様埋め込むとこの記事そのものが重くなってしまうので、今回もリンクを貼らせて頂きます。

宜しければご覧下さい。

ライブ配信①
ライブ配信②
ライブ配信③

※ライブ配信動画③の動画のタイムスタンプ38分付近で三浦市の防災関連のアナウンスが録音されています。花暮岸壁側の岸壁にスピーカーがあり、早朝、深夜関係なく警報が発令されるとアナウンスされます。警報の内容にもよりますが、原則的には警報が発令された場合は速やかに釣りは止めることをお勧め致します。ちなみにアナウンスと一緒に風の風切り音も録音されていますが、この日は車の車内から窓を開けた状態で録画しており、カメラそのものは車内にありました。風の強さなどもお分かり頂けると思います。

次回は土日共に小潮と潮回りはイマイチですが、台風などで海が荒れるこもなく、サバ、ウルメイワシが回って来ていることは確実なので、久しぶりにゆっくり釣りが出来ればと願っています。

また、ご報告させて頂きます。

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  北条湾  ウルメイワシ  サバ  マサバ  イワシ  魚料理  

【城ヶ島・三崎港・北条湾】待ちに待った!いよいよウルメイワシがやって来ました!(2021年8月1日)

こんにちは。

前回前々回とほぼボウズに近い釣行でした。

サバっ子が北条湾から出て行ってしまった事実は受け止めざるを得ない状況で、サバっ子祭りが開催されていた時は、あれだけ鬱陶しかったサバっ子すら釣れないであろう状況に、何とも心にポカンと穴が開いてしまったような感覚でこの日は釣りに行きました。

心の片隅に、次は何が寄って来るのかな…という期待が全くないわけではありませんが、それよりも何の魚も寄っていない、釣れない北条湾へ敢えて釣りに行くことに自宅を出る足も重く、チンタラ釣りの準備をしてこの日は自宅を出発しました。

釣果情報を調べても、間接的にネットのニュースなどでも、今シーズンは明らかに東京湾へ青魚の群れが集中的に入っており、冗談抜きで北条湾では今後青魚をサビキで釣ることが出来ないのではないか…そんな不安すら過る状況です。

やる気がないわけではないのですが、どうせ行っても釣れない釣り…軽く30分ほど寝坊をし午前2時過ぎに自宅を出発。

ここのところは、午前0時台や1時台に自宅を出発することが多く、完全な未明の時間帯に横浜横須賀道路を走ることもなかったので、走っている車の少なさがヤケに新鮮に感じながら北条湾を目指しました。

スイスイと走り40分弱で北条湾に到着します。

北条湾到着時は完全に無風で、蒸し暑さが強調され汗っかきな私は立っているだけで汗が額から滲み出てきます。



釣りの神様も意地悪なもので、前回、前々回とほぼボウズの私の目の前に、完全な無風状態なのでまるで何も魚がいない沼のようなベタ凪の北条湾を用意してくれました。

対岸の街灯がキレイに反射し、波が全くないことも分かりますが、同時に魚の気配も全く感じません。

釣りの準備をこれから始めようというのに、その静かで穏やかな、不気味ささえ覚えるような北条湾を目の前に、まだサビキ仕掛けすら竿にセットしていないのにテンションはどんどん下がります。

一通り釣りの準備も終わる頃、恒例の便意が…

本物の緊急事態宣言は明日から(8/2~)ですが、私独自の緊急事態宣言を家内に発出し城ケ島のトイレへと駆け込みます。

私独自の緊急事態宣言は解除され、「釣りを開始します…」などのツイートをトイレでしていると、家内からLINEが…

LINE


サバを釣った動画が送られてきました。

おぉぉぉお!

サバっ子とは言え、久しぶりの青魚に興奮を覚えます。

ん?

サバ??

なぜサバっ子と言わない?

考え過ぎか…

などと考えながら用を済まし釣り場に戻り、釣れたサバっ子を確認すると…



サイズがサバっ子ではなく、普通にサバでした。w

当然活餌にはデカ過ぎますし、とにかく丸々太っています。

ツイートには帰って来た…と書き込みましたが、北条湾から出て行ったサバっ子が戻って来たのではなく、また違う新たなサバの群れです。

例年ですと、6月下旬から7月上旬に釣れ出しておかしくない20cmサイズのサバの群れです。

サバっ子が戻って来たと思ってトイレから微妙なテンションで戻って来ましたが、このビッグサイズのサバを見て一気にテンション爆上げ!

俄然釣る気満々でサビキ釣りに没頭します。

しかし、イマイチ活性が低い…



サバの群れが表層付近に浮いてくることもなく、ベタ凪の北条湾のどこに群れがいるのか分からないような状況です。

突然大きく竿がしなり、左右前後に大きく走り、バラしも結構ありました。

活性がイマイチ上がらないので、家内と極力バラしがないように、針掛かりしたサバは全て釣り上げるぞ…と気合いを入れサバ狙いでサビキ釣りに集中します。

サバだと思って釣り上げた魚が、タイミング良く針から外れたので、家内に「そのサババケツに入れて…」とお願いすると…

サバじゃない…

えっ!?

何が…??

これウルメだよ…

なに!!

何と、今シーズンは下手をしたら北条湾ではお目に掛かれないのかな…などと思い始めていたウルメイワシがヒットします。



いや…嬉しかったですね。

サバも含めて、全然数も釣れておらず、もっと頑張って釣らなければならない状況だったのですが、なんだかもうお腹一杯…という感じでウルメイワシの釣果が確認出来ただけでもう帰っても良いような気になりました。

以前釣れていた、まさにサバっ子というサイズのサバの群れが北条湾を離れ、前回、前々回とほぼボウズでこの時は本当に北条湾に青魚が何もいなかったと思います。

この一週間強で完全に北条湾内に入っている魚の群れが入れ替わりましたね。

正直、この時期までサバしか釣れず、挙句の果てにはそのサバまで北条湾から出て行き、一週間強とはいえこの時期に北条湾に青魚がいないということは過去に記憶がなく、本当に今シーズンはどうなることかと思っていましたが、約1ヶ月遅れで例年通りに戻りつつあると思います。

この日は魚全体の活性が非常に低く、コマセにはそれなりに反応するのですが、サビキ仕掛けは完全に見抜かれスルーされ続けました。



夜明け前から、時折こういう状況にはなり、足元に群れが寄り今にも入れ食いになるのではないか…という状況は何度もありましたが、結果として一度も入れ食いになることはなく終始活性は低いままでした。

こういう状況だったので、確約しては申し上げられませんが、 ウルメイワシ以外の青魚等々が北条湾内に入って来ているかもしれません。

サバっ子が北条湾から出て行き、新たなサバの群れ、ウルメイワシが北条湾に入って来た…など、こういう状況が大きく変化する時は総じて海流の流れが大きく変わったり、城ケ島近海の海水温に著しい変化があったりと、海の中で大きな何がしかの変化があった時に起こります。

そうすると、今回釣果として結果は出せなかった魚種が同じように北条湾周辺海域に集まっている可能性は非常に高いです。

また、それを追ってフィッシュイーターの類の大型の青魚が寄っている可能性も十分あります。

青魚は基本的に寒流ではなく、暖流…暖かい海流と共に行動します。

その暖流はサバだけに影響を与えるわけではなく、青魚、ひいてはそれ以外の回遊魚にも影響を与えますので、こういうタイミングでは思わぬ魚や大物などが釣れる可能性も非常に高くなります。

釣果からもお分かり頂けるように、この日はウルメイワシの群れはまだ多くなかったと思われます。

確認出来た大半の群れは、ほとんどがサバの群れかと思われ、更に大きな海の中の変化が起こらない限り、どんなに短く見積もっても9月の上旬くらいまではこの状況が続くと思われます。

私が勝手に呼んでおります「イワシ御三家」。

マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシなんですが、この3種のイワシの中で一番海水温に敏感なのがウルメイワシなんです。

たった1匹のウルメイワシの釣果が確認出来、もうそれだけで帰っても良いと思った理由の一つが、この好む海水温の上限、下限の幅が狭いウルメイワシが寄って来たということは、大半の青魚が寄ることが出来る環境に今の北条湾はある…ということで、極端な言い方をすれば放っておいても次第に各々の青魚達が寄って来て、次第に釣れ出すことを暗示しているからです。

ウルメイワシは足が早い(腐り易い)ので市場にあまり流通せず、市場に流通しないので獲ったところで値段が付かないので雑な扱いをされますが、実は非常に美味しい魚です。

今では輸送技術の向上等々で、鮮魚に力を入れているスーパーなどでは生のウルメイワシを目にすることもありますが、一昔前はウルメ節などの出汁用の干物でしか目にすることが出来ませんでした。

言い方を変えますと、釣りをする人間や魚を扱うことを生業としている人しか生で食べることが出来ない魚です。

週を追うごとにウルメイワシの群れの数は増えていくと思われます。

是非、たくさん釣ってお刺身で食べて頂ければと思います。

また、ウルメイワシに関しては、去年、一昨年の傾向ですと、終日北条湾内に群れはおらず、夕マヅメ以降は北条湾を出て、朝マヅメ以降に北条湾に入って来る…を繰り返しました。

これは恐らく、夜間に北条湾内に入って来るフィッシュイーターから逃れるための行動だと思われます。

青魚達にとってなぜ北条湾が良い環境の場所なのか…というお話は何度もお話しさせて頂いておりますが、北条湾は湾の深部に川が流れ込んでおり、エサであるプランクトンが三崎港城ケ島周辺海域では圧倒的に豊富なんです。

故、様々な魚の稚魚や青魚が北条湾に入りたいのですが、そうは問屋が卸さないのが北条湾の地形で横幅が狭く縦に長いウナギの寝床のような形をしており、イワシ類などの青魚や稚魚達はフィッシュイーターに追い込まれ易い場所なんです。

各々の魚種や群れなどで、同じ種類、同じサイズの魚達でもみんな知恵を絞っていろんな行動をするもので、この夜間は北条湾から出る…という行動をしたのは2年前に初めてウルメイワシの群れがやり始めました。

キレイに決まって日没、日の出で行動します。

活性の高い時など、朝マヅメ以降北条湾の入口から表層付近をウジャウジャと泳ぎ、まるでたくさんの兵士がドラムロールに合わせて行進してくるかのようです。

10年ほど前に真冬に暖かい海域の外海に出て行かず、北条湾内で越冬するマイワシの群れ「居付きのイワシ」が登場したのも、「ここ(北条湾)、ご飯もあるし、ちょっと寒いけど、遠くに行くと疲れるし、ずっとここに居ていんじゃね?」みたいな感じで居付き始めたのかな…なんて思いますし、みんな子孫繁栄のために必死に知恵を絞って生きているんだな…と思います。

こういうことから、夜間や未明は全く釣れない…ということはありませんが、去年、一昨年の傾向から見ますと、ウルメイワシを狙うのであれば朝マヅメ以降がベストかと思います。

この日は活性も低く、釣れたといっても1匹だけですので、もう少し様子を見る必要はあると思いますが、次…とか言ってますと一週間単位ですので、あっと言う間に時間が過ぎてしまいますので。

そして、この日は釣り自体は2時間弱やっていましたが、釣果はこんな感じになりました。

2021年8月1日 北条湾釣行 釣果


もう少し数が欲しいところですが、釣れないと完全に思って行った釣りだったので興奮はしました。

こちらは釣れた魚種です。

2021年8月1日 北条湾釣行 釣れた魚種


説明は不要かと思いますが、上がサバ(マサバ)、下がウルメイワシです。

数が釣れていないので何とも言えませんが、ゴマサバは釣れませんでした。

サバは最大サイズで微妙に20cmに届かない19cmくらいです。

サバっ子祭りの時のサバっ子と違い、丸々と太っていてパンパンでした。

本当に釣れた数が微妙で、頑張れば人間用で大人一人分の何がしかの魚料理が出来る感じですが、そうすると我が家の兄妹猫の朝食が無くなります。

自宅に帰る途中は久しぶりの魚料理だしな…今日は兄妹猫にはご飯は我慢してもらうか…などと思っていましたが…



サバを焼いているからこう(鳴く)なのではなく、帰宅しクラーボックスを弄り出すと食べるまでずっとこうなんです。

ビールも同じ形のクーラーボックスに入れているので、帰宅し飲まなかった余ったビールをクーラーボックスから出す時はニャーの一声もないのですが、魚が入っているとこうなるんです…が、スーパーで買った生の魚では鳴かないんです。

ちゃんと匂いを嗅ぎ分けているんだな…といつも感心します。

このニャーニャーに根負けし、兄妹猫の朝食を優先しました。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼きサバのほぐし身


本当にパンパンに太っていました。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼きサバのほぐし身


ちょっと醤油を垂らして人間が普通にご飯が食べられる感じです。

兄妹猫の朝食は釣りたての焼きサバのほぐし身


サバっ子祭りの時のサバとは違い、サイズも大きくなりさすがに頭や骨は厳しいので、ほぐし身にしてあげました。



主にニャーニャー鳴くのはお兄ちゃんなのですが、マイペースな妹と違い瞬殺で食べ終わり、妹が残すのを近くでいつも待ちます。

普段の猫缶の時は、お皿に食べ残しがあるのですが、釣ったサバの時は洗ったんじゃないか…というくらいキレイに舐め取ります。

人間が食べたって美味しいわけですから、やはり美味いんだと思います。

人間用はと言いますと、サバ1匹※とウルメイワシ1匹で久しぶりに握り寿司を作ってみました。

※サバを生食する場合は自己責任でお願いします。

サバとウルメイワシの握り寿司


右がウルメイワシの握り寿司で左がサバの握り寿司です。

ウルメイワシはまだまだな感じでしたが、サバはもう十分脂感もあり非常に美味しかったです。

次回はもっと数を釣って、久しぶりにお刺身をたくさん作りたくなりました。

そして、この日一番効果があったサビキ仕掛けはこちらです。



メインがサバだったので、シラススキンのサビキ仕掛けが有効だったと思われます。

オールマイティに一番実績のあるケイムラのサビキ仕掛けは、使い果たしてしまい注文してはあるものの、入荷は未定でいつ手に入るか分からない状況です。

青魚に有効なサビキ仕掛け


このケイムラのサビキ仕掛けは北条湾ではイワシ類に有効なので出来るだけ早く入手したいところですが、昨今の釣り需要の高さを感じますね。

そして、ライブ配信動画ですが、なぜかこの日はすぐに配信が止まってしまい3つに分かれてしまいました。

埋め込むとこのページそのものがかなり重くなってしまうので、今回はリンクを貼っておきます。

宜しければご覧下さい。

ライブ配信①
ライブ配信②
ライブ配信③
ライブ配信(別角度)

次回は土日+月曜日がお休みですね。

何れも大潮と潮回りは絶好調です。

サイズアップした新たなサバの群れ、ウルメイワシの釣果も確認出来ました。

だいぶ例年より遅いスタートになりましたが、北条湾でのサビキ釣りのメインシーズン到来かと思います。

また、サビキ釣りメインの釣行に切り替え、青魚をバンバン釣りたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
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