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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  北条湾  カマス  夜釣り  エサ釣り  ウキ釣り  海水温  青魚  青物  

【三崎港・北条湾】海水温の急激な上昇について~現地で海水温を計って来ました(2022年1月30日)

こんにちは。

この日は釣りに行くことは行ったのですが…



北条湾到着時の状況は、気温4度、風は3m~4mほど、天候は曇りでした。

潮回りは中潮と悪くはなかったのですが、3m~4mの風が吹いていれば、当然体感温度はもっと低く感じられ、オマケにそんな極寒の中、人の事は言えませんが釣り人も多く、主要な釣り座は既に埋まっている感じでした。

去年の12月から始まったカマスラッシュですが、年を越し1月からは北条湾を離れるカマスの群れも出て来ており、今今のカマスの群れはかなり小さく極限られた場所にしか寄り付きません。

故に、カマスの活性が…とか、釣り方が…とか以前に、カマスの群れが寄り易い場所に仕掛けを投げ入れることが出来る釣り座を確保することが大前提となってきており、釣り座次第で全てが決まってしまう…と言い切っても過言ではない状況となっています。

そのポイントというのが下図の場所です。

カマスの群れが居たポイント


赤丸の辺りにオレンジ色の施設船が停泊しており※、その船の後方直近の場所か、北条湾岸壁の入口の角の場所の釣り座を確保しないと、ほぼ釣れない…と言って過言ではない感じです。

※2022年1月30日現在

赤の塗り潰しの辺りにカマスの群れが集中し易く、そこに仕掛けを投げ入れないとほとんど釣れません。

前回の釣行時は、このオレンジ色の施設船の後方直近に釣り座を確保することが出来ましたが、家内がオレンジ色の船寄り、私はその隣で釣りをしました。

家内との距離はたった2m~3mほどですが、私にはほとんどアタリがありませんでした。

前回の釣行記事:依然カマス好調!このままカマスが根付く(居付く)可能性は?(2022年1月23日

群れが小さい故、かなり釣り座で左右されてしまい、この付近の釣り座を確保出来ないと無駄足になるというのが現状です。

そんな状況の中、この日も未明に釣りに行きましたが、極寒の中かなり釣り人も多く、元々私は人混みが苦手なので未明に釣りに行くことが多く、寒いとか寒くない以前に釣り人の多さ、狙っていた釣り座が確保出来ないことから、この日は早々に釣りをしないことを決め、主要ポイントの海水温を計って帰って来ました。

正直なところ、こんなことを言ってはいけないかもしれませんが、カマスラッシュでの釣り人の多さにウンザリしていると同時に、サビキ釣りですと「サビキ」という仕掛けで、イワシ類、アジ等々様々な魚が釣れますが、ぶっちゃけカマスしか釣れない状況に飽きてしまった…という本音もチラホラ見え隠れしています。w

そんなカマスしか釣れない状況が変わるかもしれない…という兆しがあったのが前回の釣行のタイミングでした。

前回の釣行に当たり、潮や気象、海水の温度などを調べていると…フッと気が付いたのですが、日中に若干海水の温度が上昇するということは多々あることですが、この時は逆転しており、なぜか未明の方が海水の温度が上がっていました。

ん??

なぜ??

なんで夜中の方が海水温が高いの?

釣りをしている最中もずっと気になっており、そのことばかり考え釣りから帰宅し更に詳しく調べた結果…

それまで12度~13度くらいで推移していた海水温が、3日ほどで一気に17度まで上昇していきます。

その後、1度下がり現在は16度付近で推移しております。

広大な海の水(海水)の温度が1度上がるだけでも、莫大なエネルギーが必要で、3日で4度も海水温が上昇する…ということは確実に海の中で大きな変化が起こっています。

海水温


キャプチャー画像は2022/1/27のものですが、1/23付近を境に一気に海水温が上昇していることがお分かり頂けると思います。

この日の釣行前日(2022/1/29)の海水温の状況はこんな感じです。



この海水温の急激な上昇について、先行してまとめた記事を書きましたので、こちらも併せてご覧頂ければと思いますが、この日は現地で主要な釣り場の海水の温度を、実際に海水を汲み上げて計って来ました。

先行記事:海水温の急激な上昇について

海水温を計った場所は以下です。

海水温計測場所


赤丸は北条湾岸壁入口にありますダイブセンターの前、水色の丸は釣り船の佐円丸さんの船が係留されている北条湾深部の場所、茶色の丸は花暮岸壁の北条湾側の北条湾の入口付近、黄色の丸は城ケ島の冷凍倉庫の並びで海上保安庁の船が係留されている場所です。

赤丸のダイブセンターの前が13度。

13度


水色の丸の北条湾の深部が8度。

8度


茶色の丸の花暮岸壁が15度。

15度 花暮岸壁


黄色の丸の城ケ島側が15度。

15度 城ケ島


こちらはGoogle Mapです。



現在カマスラッシュに沸く北条湾ですが、北条湾に釣りに来られた方の多くは、一年中サビキでイワシが釣れる場所…という認識の方も多いと思います。

「居付きのイワシ」という、真冬の海水温が下がる時期になっても北条湾から出て行かず、北条湾で越冬するイワシの群れが現れて10年ほどになりますが、今回のように北条湾内で場所によってこんなに海水の温度に差がある…ということは、ここ10年でもあまり記憶にありません。※

※去年から今年に掛けてはイワシ類の群れが居付くことはなく晩秋前に北条湾から出てしまいました。

北条湾という湾は、湾の最深部に狭塚川という川が流れ込んでおり、その影響で北条湾の深部の海水温が下がることはありますが、ここまで温度差が出るというのはかなり稀なことだと思います。※

※北条湾の最深部と入口で倍近い温度差がありました。

しかし、去年から今年に掛けて、この海水温に差が出る現象は今回が初めてではありません。

2022/1/3の釣行時も、やはり北条湾内でかなり海水温に差が出ていました。

1/3の釣行記事:リベンジ成功!いつまで続く好調なカマス&北条湾の海水温の謎!(2022年1月3日)

どうして、こういった海水温の変化が生まれるのか、現時点では理由はハッキリしませんが、何れにせよ一桁台の海水の温度では、北条湾と城ケ島の間の船道のエリアで海水温が16度ほどあり、仮にその暖かい海流によって青魚などが城ケ島周辺海域に現れたとしても、北条湾に入って来ることはまずないと思います。

1/3の釣行後、しばらくこういった海水温に差がある状態が続きましたが、次第に解消され前回の釣行時は北条湾内で著しい海水温の差はありませんでした。

しかし、再び同じ湾内での著しい海水温の差が出ています。

青魚のみならず、現在寄っているカマスの群れも、カマスが追っている小魚達がこの海水温には耐えられませんので、尚の事北条湾の深部へ行けば行くほど何も釣れないと思います。※

※メバルやウミタナゴ等々、低い海水温を好む根魚などは釣れると思います。

この海水温の差が出る現象については、いくつか思い付くこともありますが、確証がなく私の想像の域を出ませんので、ハッキリ分かりましたら改めてお伝え致します。

総括致しますと、2月の第一週目で急上昇した海水温が再び下降に転じなければ、このまま15度~16度をキープし続け、その暖かい海流によって青魚青物が城ケ島周辺海域にやって来る可能性は十分にあると思いますが、今今の北条湾は先述しました通り湾内の海水の温度が安定しないため、北条湾内に入って来る可能性は低いと思われます。

また、今今寄っているカマスの群れに関しても、海水温の上昇によりエサとなる小魚などが増える可能性もあるため、根付く(居付く)可能性も有り得ますが、上記と同じ理由で北条湾内の海水温が安定しないため、エサとなる小魚は北条湾の深部に入らない可能性が高く、結果としてカマスが釣れるポイントも先述しました通り極限られたエリアの状況が続く可能性が高いです。

去年の晩秋から青物ラッシュ、そして今今も続くカマスラッシュ、ここ10年ほどのサビキ釣りで好調だった居付きのイワシなど、北条湾は魚が釣れる場所…とお思いの方も多いかもしれませんが、しばらくは釣りにくい釣り場…になってしまうかもしれません。

【参考】
成魚サイズのマイワシ入れ食い!(2021年1月17日)
若潮の北条湾でメッキをGET!(2021年10月31日)
トウゴロウイワシを活餌にマゴチをGET!(2021年11月3日)
リベンジ成功!マゴチに続きトウゴロウイワシを活餌にイナダをGET!(2021年11月7日)
長潮の北条湾でエイ!エイ!エイ!なんとかイナダをGET!(2021年11月14日)
気温0度の北条湾で30cmオーバーのカマス爆釣れ!(2021年12月19日)

カマスに限ったお話しですと、北条湾以外で釣れるポイントはないか探してみようと思っています。

北条湾…という場所をホームにしておりましたので、出来ることなら北条湾での釣りをお伝えしていきたいのですが、釣れる魚(カマス)と釣れる場所が、こうまで限定されてしまうと釣り座を確保出来るか出来ないかで全てが決まってしまい、正直釣りになりませんし、釣りの本来の楽しみの魚との駆け引きが十分に出来ません。

変な物言いになってしまいますが、釣り堀で釣りをする場所をくじ引きで決め、一方の釣り堀は魚がたくさん入っており、一方の釣り堀は1匹も魚がいない釣り堀で釣りをする…みたいな状況です。

特にカマスをウキ釣りで狙う場合は、仕掛けを流す必要があり思いの外釣り座を広く使います。

狭い釣り座に割って入って身動きしにくい状況で釣りをするのも疲れますし、カマス以外に釣って面白い魚が寄っていないかなども含めて次回以降、調査優先で釣りをして参ります。

次回は土日共に中潮と潮回りは悪くありません。

また、ご報告させて頂きます。

2022年1月30日 午前2時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年1月30日 午前2時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】海水温の急激な上昇について

こんにちは。

前回の釣行前から、日中よりも夜間の方が城ケ島周辺海域の海水温が高いことに気付き、前回の釣行時より小まめにWEB上でのデータではありますが、海水温をチェックし続けています。

前回の釣行(2022/1/23)後の海水の温度は以下です。※

※自宅に帰って来てからWEBで確認したものです。

海水温


前回の釣行日の2022/1/23を境に、一気に海水温が上昇していくのですが、季節に応じた自然な海水温の上昇とはとても思えない状況になっています。

前回の釣行記事(2022/1/23)

こちらは、前回の釣行前に、毎週その週の週末の気象や潮の動き、海水温などの状況(予測)をツイートさせて頂いておりますが、その時の海水温の状況です。



この時点での海水温は12度です。

そして、釣行時に北条湾で計った海水温は13度です。※

※実際に北条湾の海水を汲み、私自ら温度計で計っています。



更に釣り(1/23の釣行)から帰宅しWEB上で確認しましたのが、先ほどの釣行後のキャプチャー画像にあります15度。

このWEB上での海水温の出典元は「神奈川県水産技術センター」が公開しております「リアルタイム海況データ・ 三崎瀬戸」というページのものです。

神奈川県水産技術センターと北条湾の位置関係は以下のような感じです。

神奈川県水産技術センター


赤丸が北条湾、四角で囲ってある場所が神奈川県水産技術センターの場所です。

こちらはGoogle Mapです。



水産技術センターは潮通しの良い船道に当たり、北条湾内はお世辞にも潮通しが良いとは言い難いので、実際に北条湾に出向いて計った海水温とWEB上でのデータでは多少の差異はありますが、あったとしても1度程度かと思います。

今回、まさに今起こっている海水温の急上昇はそういうレベルの話ではありません。

2022/1/23から1日で1度ペースで海水温が上がっていきます。

こちらは1/24の海水温です。



そして1/25。



更に1/26。



ツイート内で、16度~17度で落ち着く…と申し上げていますのは、一度17度まで上昇し、その後下降に転じ16度で海水の温度が推移しているためです。

ツイート内で触れております、トンガで発生した海底火山の噴火につきましては、噴火と海水温の上昇のタイミング的なものと衝撃波による津波が発生しており、またその衝撃波は地球を1周以上した上に、気圧も2hPaも上昇させるレベルのものでした。

津波を起こすレベルの衝撃波であれば、海流の流れを変えることも考えられないか…と、単純に思ったものであり、私は専門的な知識は有しておりませんので、軽く聞き流して頂ければと思います。

海水温が急激に上昇している原因については、現時点では分かりませんが、現実に海水温は上昇しており、今後の北条湾での釣りについて何らかの影響があるものと思われます。

近年、北条湾に頻繁に釣りに行かれたことがある方でしたら、海水温の上昇…で真っ先に思い浮かぶことが青魚の動向かと思います。(サビキ釣り)

こちらは2021/1/17の釣行時のツイートです。(去年の1月です)



海水温は15度です。(北条湾内)

この釣行時の釣行記はこちらです。

成魚サイズのマイワシ入れ食い!(2021年1月17日)

海水の温度…という点だけで申し上げますと、当然これだけ一気に海水温が上昇するということは、相当な量の暖かい海水が城ケ島周辺海域に流れ込んできており、黒潮が蛇行しその続流※が城ケ島周辺海域に流れ込み易くなっていると考えることが自然かと思われ、黒潮などの暖流と共に行動することが多い青魚の群れが回ってくる可能性は高いと思われます。

※続流(黒潮続流)=千葉の房総半島に黒潮がぶつかった後、枝分かれになり東京湾、相模湾方面に弧を描くように流れ、最終的には再び黒潮と合流する暖流のこと。

更に言えば、青魚や暖かい海流を好む様々な魚の稚魚などが回ってくれば、それを追って青物等々のフィッシュイーターの類の魚が回遊してくる可能性もゼロではないと思います。

また、今今北条湾に入って来るカマスについても、更にカマスのエサとなる青魚や小魚が回ってくれば、カマスの群れが根付く(居付く)可能性もゼロではないと思います。

釣り…という点だけでお話しさせて頂ければ、マイナス要素よりもプラスに転じる要素の方が多いと感じています。

海水の温度が16度~17度で落ち着いてくれれば、大半の青魚は生活していけます。

私も次回の釣行時はいろいろな釣りが出来るように準備をしていこうと思っております。

また、しばらくは海水の温度変化についてもTwitterにて状況をお伝えして参ります。

週末の釣行が楽しみです。

また、ご報告させて頂きます。

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【三崎港・北条湾】依然カマス好調!このままカマスが根付く(居付く)可能性は?(2022年1月23日)

こんにちは。

本ブログを長くご覧頂いております方の中には、「三崎周辺のサビキ釣りのブログ…」というような認識の方もいらっしゃるかもしれません。

去年の晩秋より、青物ラッシュ、それが終わってカマスラッシュという流れで、だいぶサビキ釣りのお話しもしておりませんが、サビキ釣り以外の釣りを皆様にご紹介出来ていること自体それはそれで楽しいのですが、サビキ釣りばかりしていて腕が鈍ってきたのか、現在はカマスラッシュのカマスに毎週翻弄されっぱなしで、なんだかんだと年明けの2回目の釣行(1/3)以降、毎回カマスの群れがいることは実感出来ているにも関わらず釣果を上げることが出来ていません。

【青物ラッシュ~カマスラッシュへ】
メッキ(ギンガメアジ)を釣った釣行記事
マゴチを釣った釣行記事
イナダ(1回目)を釣った釣行記事
イナダ(2回目)を釣った釣行記事
30cmオーバーのカマスを釣った釣行記事

毎回釣りに行き試行錯誤を繰り返し、これでイケるだろ!と対策をすると、あと一歩…というところで時合い終了…という感じです。

次の時合いのタイミングまで、数時間待てば釣果を得られるかもしれませんが、元々釣りをする時間は短い方な上に、冬真っ只中の現在、凍えながら次の時合いのタイミングを待つくらいなら次回に宿題は持ち越そう…という感じです。

現在北条湾で絶賛開催中のカマスラッシュは、去年の12月から始まりました。

カマスは北条湾で通年を通して釣れますが、この時期にこれだけ多くのカマスの群れが北条湾へ大量に押し寄せるということは、近年では稀でかなり驚いています。

カマスの群れが出現した頃は、それまで北条湾に大量のカマスの群れはおらず、回遊性のカマスの群れで全くスレ※ていませんでした。

※ルアーや釣りエサに魚が慣れてしまい警戒され食いが渋くなること。

エサを付けた釣り針さえ放り込めば、誰でも釣れるような状況で、近々ではだいぶ落ち着いてきましたが、一時は物凄い数の釣り人が押し寄せました。

北条湾でカマスが釣れ始めて2ヶ月ほど経とうとしていますが、毎日毎日ルアーと魚の切り身でカマスを狙って誰かが釣りをしているわけです。

カマスもアホではないので、あっと言う間にスレていき、現在では活性が高い状況でも食いが浅く非常に針掛かりしにくくなっています。

そのスレっぷりといったら、想像を遥かに超えるスレ方で、毎回何がしかの対策をしてはいくのですが、必ずカマス達に「次回までに考えておいてね♪」と宿題を渡され続けました。

寒い上に釣れない…

釣りを長くされている方は、一度は釣りに行けども行けども釣れなくて釣りを止めようかな…という分岐点に立ったことがあると思いますが、まさにそんな感じでこの日を迎えました。

その分岐点で私は釣りを続けることを選択したので、今でも釣りをしているわけですが、対象とする魚がいるのに釣れない…

釣れない原因、理由が必ずあります。

カマスからのムカつく宿題を毎回渡され続け、「寒いからこの時間帯に釣りに行こうかな…」という自分本位な妥協は一切せず、ムカつくカマスになり切って、カマス目線で釣行計画を立て、対策をしてこの日は釣りに臨みました。



当日の状況はこんな感じでした。

日曜日に日付が変わった後の午前2時頃の干潮での潮止まりから、最長で朝マヅメのタイミングまでを狙いました。

風もあるので当然気温通りの体感温度ではなく、明け方に向けて気温も下がり出来れば釣りをしたくない時間帯です。

ここのところは土曜日の夕方からの釣行が多かったですが、この日はいつもの未明の時間での釣行なので、各道路も空いており問題なく北条湾に到着します。

この気温ですので、あまり釣り人はいないかな…と思っていましたが、予想とは裏腹に釣り人はそれなりにおり、釣り座も埋まりつつありました。



前回の釣行時は、いわき丸さんの釣り船の辺りまでしかカマスが回遊して来ず、その時はいわき丸さんの後方に釣り座を構えていました。

2022年1月15日 北条湾釣行 ライブ配信動画

私達が釣りをしていた立ち位置については、上記のライブ配信動画のリンクを参考にして頂きたいですが、海に向かって左側に私、右側に家内という配置で釣りをしました。

ちょうど、私達が釣りをしていた場所が、カマスの回遊範囲の際で、私は何度かアタリがありましたが、たった2m~3mの距離ですが家内には一度もアタリがありませんでした。

こういうことから、この日はいわき丸さんの前方に釣り座を構えました。

1月に入ってから、釣りに行く度にカマスの絶対数が減っており、カマスラッシュが始まった去年の12月とでは雲泥の差で群れが小さくなってきています。

当然、カマスが回遊する範囲も小さくなり、同じ北条湾岸壁で釣りをしていても、釣れる人、釣れない人がかなり露骨になってきています。

この日は先ほど申し上げましたように、干潮での潮止まりが午前2時頃です。

上げ潮で潮が動き出し、そのタイミングでカマスの活性が上がるとすれば午前2時~午前3時の間にアタリがあるはず…

最初の1時間でアタリが出なければ、午前4時~朝マヅメの間…と予想し家内に伝えます。

早速釣りを開始しアタリを待ちますが、一向にアタリはありません。

やはり、午前4時過ぎかな…と思い、家内と車に避難しようと思ったのですが、その時に製氷所の前でウキ釣りをしている人がたくさんいることに気付きます。



製氷所の前は潮の流れが早過ぎてカマスの群れはいないと思うんだけどな…

年明けの1/3の釣行時は、私は製氷所の横の角、北条湾の入口付近で釣りをしてカマスが入れ食いでした。

家内に「あの製氷所の横の角で釣りをしている人を見てきてくれ…」と頼み、家内が戻って来ると…

角のおじさん釣れてるよ…

なに??

いろんな意味で予想の当たり外れがあり、カマスの活性が上がる時合いのタイミングの予想は当たりでした。

しかし、カマスの群れの回遊範囲は外れで、想像以上にカマスの群れが小さくなっていました。

急いで製氷所の横に釣り座を変更し、今今ですとこの製氷所の横、つまり北条湾の入口の角にオレンジ色の施設船が停泊しているのですが、その船の周辺を狙って釣りをしてもらいました。

家内には釣りに専念してもらい、いわき丸さんの前方の釣り座から製氷所の横まで、一人荷物を黙々と運びます。

一通り荷物も運び終わり、あとは車を移動するだけ…という段階で…恒例の便意が…

迫りくる便意にダッシュで車に乗り込み、軽く内股になりながら、家内に「トイレに行って来る…」と告げる余裕もなくアクセル全開で城ケ島のトイレを目指しました。

何とか間に合い、出すものを出して一息ついていると…家内からLINEが…

LINE


でかした!良くやった!予想通り!

再びダッシュで釣り座に戻り、私も釣りに参加します。



そして、この釣り座でもカマスの群れの回遊範囲の際で釣りをすることになります。

後ほど貼る、この日のライブ配信動画②以降の動画で立ち位置の詳細はご確認頂きたいですが、海に向かって左側に家内、右側で私が釣りをしています。

ここでも家内と私の距離は2m~3mくらい離れていましたが、私の方にはカマスの群れがほとんど回って来ませんでした。

家内に10回以上アタリがあって、私は1回あるかないかです。

この日の全体的な釣行の流れはこんな感じで、カマスの活性はそれなりに高く、エサに反応はするのですが、スレてしまっているので食いが浅くバラしを連発しました。

本当は朝マヅメ辺りまでカマスの群れが北条湾内にいるのかも探りたかったのですが、時合いも終わりアタリも無くなり、何より寒かったので、マヅメ時の状況確認は次回以降とし午前5時半頃に納竿としました。

家内と二人で釣りをしていましたが、私の釣り座までカマスが回遊して来ないので実質的には家内一人で釣りをしていたようなものです。

総括的に今後の対策と傾向のお話しをさせて頂きたいのですが、まず一番大事なことは釣りに行かれた時にカマスの群れがどこにいるのかをじっくりと探ることです。

魚がいない釣り堀で何時間釣りをしても絶対に魚が釣れないことと同じで、カマスの群れが回遊して来ない場所でいくら釣りをしても絶対に釣れません。

前回の釣行時と、今回の釣行時で露骨に表れていましたが、家内と私の釣りをする場所がたった2m、3m程度の距離で、一方はアタリがバンバンあるのに、一方はアタリが全くと言って良いほどありません。

イワシ類などは常に泳ぎ続けていなければなりませんが、カマスは全力で泳ぐと100キロ以上のスピードで泳ぐとも言われており、また目が非常に良い魚です。

遠い場所にいる獲物でも瞬時に見分け、あっという間にエサを捕食します。

こういうことから、イワシ類などは必然的に回遊範囲が広くなりますが、一方のカマスは言い方を変えれば無駄に泳ぎ回らなくて良い魚なんです。

故、カマスの群れが北条湾に入って来て、一度居場所を決めるとほとんどその場所から動きません。

ただ、カマスが居場所を決める要素は、カマスがエサとしている魚等々の場所で決まるので毎回同じ場所にいるわけではありません。

カマスの群れを探す…というより、エサとして追っている魚の群れを探す感じです。

こちらはこの日カマスの群れがいたポイントです。

カマスの群れが居たポイント


赤色の塗り潰しの辺りにカマスの群れが集結していました。

赤丸の場所は私達が釣りをしていた場所です。

キャプチャー画像を拡大して頂くと、私達が釣りをしていた場所に台船が係留されていると思います。

今今はこの場所にオレンジ色の施設船が停泊しており、その周辺にここ数週間はカマスの群れがいることが多く、花暮岸壁側からでもアタリはあります。

カマス狙いで釣りをされる場合は、闇雲に釣り座を決めるのではなく、なるべく広範囲でカマスの群れがいる場所を予測し釣り座を決めることが肝要かと思います。

次はカマスの活性が上がり、時合いになるタイミングをキチンと読むことです。

カマスは意外と神経質で、潮の動きにも非常に敏感に反応します。

このタイミングを間違えると、カマスがいない場所で釣りをしていることと何ら変わらなくなってしまいます。

潮回りのサイクルは大潮、中潮、小潮、長潮、若潮※の順で概ね2週間のサイクルで回っています。

※大潮がなく中潮から始まるサイクルもあります。

概ね、1日の潮汐の中で潮位の変化がある潮汐と、あまり潮位に変化のない潮汐のタイミングが1回ずつあります。

可能な限り一番大きく潮が動き、且つ潮位に差があるタイミングで釣りをすることがベストです。

こちらはこの日と、前日の土曜日の潮見表の比較画像です。

比較写真


1日の違いなので、ほぼ同じような潮の動きですが、赤丸の時間をご覧頂くと干潮での潮止まりの時間が若干違います。

これが1週間掛けて少しずつ潮止まりの時間がズレていきます。

カマスだから…というわけではなく、海の魚は潮の動きに影響を受けますので、海釣り全体に言えることでもありますが、カマスは特に潮の動きに敏感なので、この辺も意識しておきませんと折角釣りに行き、カマス自体はいるのに全く釣れない…ということになり兼ねません。

ちなみに、この日は完全に時合いのタイミングに突入したのは午前4時頃からでした。


次にカマスがスレてしまっていて、食いが浅いことについての対策ですが、前回の釣行記事で釣り針とエサについてお話しさせて頂きました。

まだ湾内にカマスの群れがいることは確認出来ましたが…(2022年1月15日)

まずエサですが、この日はダメ元でオキアミと生エサのアオイソメを試してみました。

日中と夜間などの違いもあると思いますが、アオイソメもオキアミもアタリはありませんでした。

カマスは雑食性の魚なので、アオイソメなどの虫エサ、オキアミなどのエビやアミ、カニなども捕食します。

釣り場釣り場で反応するエサは大きく変わるので、効果がある…と確約は出来ませんが、今今の北条湾にいるカマスの群れは、ルアーや魚の切り身には相当スレている状況なので、日中などの釣りでは効果があるかもしれませんし、魚の切り身やルアー以外でカマスが反応するエサを見付ければ、かなりバラしは減ると思います。※

※食いが深くなり食い付きが良くなります。

この日一番効果があったエサはやはりサンマの切り身で、以下の写真の小さくカットされたサンマの切り身が、如何せん釣果が3匹なので何とも言い難いところではありますが、一番針掛かりさせ易かった感じでした。

極小のサンマの切り身


釣り針については、以下の写真の「チンタメバル」は一定の効果があったと思います。

チンタメバル


一連のエサと釣り針が、なぜスレたカマス対策に良いのか…という詳細については前回の釣行記事をご覧下さい。

そして、この日はもう一つスレたカマス対策をしました。

ハリスは写真のチンタメバルの針を使用したので0.8号、それに合わせて道糸を1号のものにサイズダウンさせて釣りをしました。

カマスは口に鋭い歯があるので、道糸もハリスも太いに越したことはないのですが、これは北条湾という場所だからと言って過言ではありませんが、北条湾は通年を通してかなり透明度が高い湾(海)です。

カマスがエサなどに慣れ、スレているということは、当然釣り糸にも慣れています。

今今の北条湾で釣れているカマスのサイズは25cm前後のものが主です。

道糸、ハリス共に切れやすくなり微妙なところではありますが、釣りをする糸が太く、カマスに警戒されアタリが減るより、アタリはあるけど釣り糸が切れる方が釣果を得る確率は上がると思います。

ある意味釣りの「腕」次第とも言えますが、カマスがいない場所で釣りをするのと同じことで、カマスに見向きもされないよりは、相手にされることがまず肝要かと思います。

そして、最後ですが、タイトルにもありますように、今今の北条湾にいるカマスがこのまま根付く(居付く)可能性はあるのか…という点です。

かつて、北条湾に居付きのカマスが居たということは恐らくなく、少なくても私が子供の頃から30年以上釣りに行っていて聞いたことや感じたことはありません。

去年の12月からカマスラッシュが始まり、徐々に海水温が下がっていき、例年ですと2月の上旬くらいまでは少なくとも海水温は下がり続けます。

恐らくその頃にはカマスの群れも北条湾を離れるだろうな…と思っておりました。

しかし、この週は何となく毎日海水温を確認していたのですが、日中の方が通常は海水の温度は上がりますが、夜間や未明に海水の温度が若干ですが昼間より上がっていることに気付きました。

当たり前ですが、日光の照射によるものではなく、こういう海水の温度の変化の仕方は少しずつですが、城ケ島周辺に暖流が流れ込んで来ている可能性が非常に高いです。

こちらはこの日釣りから帰った後にキャプチャーしたものですが、実際に釣りをしていた時に北条湾で計った海水温は13度でした。

海水温


※キャプチャー画像の出典先:神奈川県 リアルタイム海況データ・三崎瀬戸

海水の温度を計っている場所が違うので、多少の差異は当然あるのですが、日曜日の潮や天気の状況をお伝えしております、冒頭で貼りましたツイート内の海水温は12度です。

厳密には金曜日(2022/1/21)にツイートしており、約3日で3度も海水温が上昇したことになります。

この短期間でこれだけ海水の温度が上がるということは、相当な量の暖かい海水が流れ込んで来ていることになり、この暖かい海水と共にカマスのエサとなる小魚や青魚系の魚が北条湾周辺にやって来ると、このままカマスが根付き、居付きのカマスになる可能性も十分あり得ます。

元々カマスは回遊性の習性の魚ですが、比較的適応出来る海水の温度範囲が広く、年魚※ではなく7年程度は生きる魚です。

※年魚=1年で寿命を終える魚

通年を通して自分達(カマス)が適応出来る海水の温度であり、そこにカマス達のエサもあればわざわざ回遊という旅に出る必要はありません。

ヤマメ(川)とサクラマス(海)は元は同じ魚です。

卵から孵った時はみんなヤマメとして産まれてきます。

川は海とは違い、肉食の魚がエサを獲ることは大変なことで、海のように多種多様にエサとなる生物もいません。

川でエサを獲ることが苦手なヤマメが川を下り海へ出て、サクラマスになって生まれた場所に戻ってくると言われています。

カマスも同じで自分達が生活していく上で難がなければ、無駄に動かずそこに居付くことは自然なことです。

現に、去年は居付きませんでしたが、居付きのイワシが北条湾に登場したことも同じことです。

回遊魚の代表のような青魚のイワシが通年を通して北条湾に居付いていました。

回遊性の魚が一定の場所に居付き、その居付いた魚が産んだ子供達も同じように居付くか…というとそこは必ず居付くとは限りません。

しかし、1回居付くと、その個体が死なない、もしくは生活出来ない環境に海が変化しない限り寿命をその場所で全うすることがあります。

また、この海水温の上昇は、本来私がメインでやっておりました、サビキ釣りにも関しても朗報です。

例年より早めにサビキ釣りが楽しめるようになるかもしれません。

しばらく要チェックです。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2022年1月23日 北条湾釣行 釣果


打率5割以下です…w

本当に釣り座次第、且つスレていて食いが浅かったです。

2022年1月23日 北条湾釣行 釣果(カマス)


最大サイズで26.5cmほどです。

去年の12月に釣った30cmオーバーのカマスの群れは恐らくもう北条湾にはいないと思われます。

気温0度の北条湾で30cmオーバーのカマス爆釣れ!(2021年12月19日)

ほぼ全て25cm前後です。

釣果は3匹でしたが、丸々太っていたこともあり、それなりにアラから身も取れるので、この日も我が家の兄妹猫の朝食はカマスのアラを焼いたものとなりました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのカマスのアラを焼いたもの

兄妹猫の朝食はカマスのアラを焼いたもの

兄妹猫の朝食は釣りたてのカマスのアラを焼いたもの


最近、妹猫が釣った魚を食べなくなってしまったのですが、前回カマスが釣れた時は久しぶりに完食してくれました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのカマスのアラを焼いたもの


今回も食べてくれるか心配でしたが…



妹猫がいつになくキレイに食べ尽し、あれよあれよとカマスの身がなくなり、妹猫の食事が終わるのを傍で待っていたお兄ちゃんが、名残惜しそうにいつまでもお皿を舐めていました。w

キレイに完食してくれると、やはり釣ってきた甲斐があります。

そして、人間用はと言いますと、久しぶりのカマスの釣果でもあったので、まだご紹介していない魚料理にしようか悩んだのですが、家内のリクエストもあり、前回同様で恐縮ですが今回もみりん干しにしました。

兄妹猫の朝食用にアラを出さなければいけないこともあり、普通に三枚卸しにしました。

三枚に卸した身を、みりん:1、醤油:1、お好みで砂糖を入れた漬けダレに30分~1時間程度漬けておきます。※

※カマスのみりん干しの作り方はコチラの記事を参考にして下さい。

カマスのみりん干し


余分な漬けダレを水切り、干し網などで半日~1日程度干します。

約8時間程度屋外に干したものがこちらです。

カマスのみりん干し


これをグリルで焼けば完成です。

みりんに漬けると焦げやすいのでグリルで焼く時はご注意下さい。

カマスのみりん干し

カマスのみりん漬けの一夜干し

カマスのみりん干し


3週間ほど、毎回カマスの気配を感じながら、釣果を上げることが出来ず、悔しい釣行が続きましたが、何とか釣果を上げることが出来て良かったです。

繰り返しになりますが、急な海水温の上昇で思わぬ展開になりそうな予感もしています。

カマスが根付く(居付く)か…海水温の上昇によって、何か新たな魚が回ってくるか…

ワクワクしながら次回の釣行を想像しています。

次回まで、海水温の変化は今までにも増して注視し、場合によっては次回からサビキ釣りも復活させようか考えております。

ご覧頂いております皆様も、いい加減カマスばかりの釣行記事も飽きてしまうと思いますし。w

次回は土日共に中潮と潮回りは悪くありません。

そして、こちらはこの日のライブ配信動画ですが、ライブ配信①はいわき丸さんの前方で釣りをしていた時のもので、ライブ配信②③が製氷所の横に釣り座を変えた後のものです。

度々ライブ配信が止まってしまった上に、製氷所の横での釣りは車から釣り座が離れていることや、街灯からも離れているので見にくいかもしれませんが、私達が釣りをしていた立ち位置などはお分かり頂けると思います。

宜しければご覧下さい。

2022年1月23日 北条湾釣行 ライブ配信動画①
2022年1月23日 北条湾釣行 ライブ配信動画②
2022年1月23日 北条湾釣行 ライブ配信動画③

また、ご報告させて頂きます。

2022年1月23日 午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年1月23日 午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  北条湾  カマス  夜釣り  エサ釣り  ウキ釣り  時合い  

【三崎港・北条湾】まだ湾内にカマスの群れがいることは確認出来ましたが…(2022年1月15日)

こんにちは。

徐々に城ケ島近海の海水温が下がる中、北条湾カマス狙いで釣りに行って来ました。

釣り当日の状況はこんな感じです。



本ブログのアーカイブで、去年の1月に書いた釣行記事を見直しますと、ミニマムの海水温で13度。

例年ですと、概ね13度~14度で下げ止まっていた海水温が、今年はラニーニャ現象の影響もあってか、未だ下げ止まらず地味に下がり続けています。

去年の今頃ですと、爆釣れ!とまではいかずとも、まだマイワシなど青魚の釣果も確認出来ており、海水温が13度辺りで下げ止まってくれれば、ギリギリカマスが追っている小魚達も現在の海水温に耐えられ、まだ北条湾内へカマスが入って来ることも考えられますが、かなり際どい状況になってきました。

下手をすれば、すでにカマスの群れが北条湾を離れている…

正直申し上げて、現在の北条湾カマスの群れが離れてしまうと、壊滅的にサビキでは何も釣れないので、北条湾では何の魚も釣れないと思います。(メバルなどの根魚は除く)

カマスの群れが北条湾を離れれば、コロナ禍で第6波が猛威を振るう中、釣り人も減り快適に釣りが出来るかもしれませんが、何も釣れない北条湾リポートを毎回発信し続けるか、新たな釣り場に釣りに行くか、そんなことも考えながらこの日も北条湾を目指しました。

ちなみに、北条湾以外ですと、私の中で第1候補に挙がっていた観音崎は、「冬の観音崎は寒過ぎるから嫌…」と家内に既に拒否されています。w

仮にカマスが未だに北条湾におり、釣れるとしても日没後、完全に陽が沈んだ後の18時頃からと予想しておりました。

しかし、今今の北条湾はカマス狙いの釣り人が尋常じゃないくらい押し寄せています。

毎回毎回釣り座の取り合いで、正直それだけで疲れてしまいますが、これだけカマスラッシュになれば致し方ない事かなと思っています。

釣り座を構えるのにも難があるので、この日も早めに自宅を出発し2022/1/15の午後4時半頃より釣りを開始します。



運良くこの日はいわき丸さん(釣り船)の後方に釣り座を構えることが出来ました。

この辺り※に釣り座を構えられなければ、この日は北条湾岸壁から花暮岸壁、最悪城ケ島に渡りアタリのある場所を探しながら釣りをしようと思っていました。

※いわき丸さんの釣り船の周辺

いわき丸さんの後方に釣り座を構えることが出来たので、移動での釣りは止めてじっくりこの場所でカマスを狙うことにします。

先ほども申し上げましたが、この日もとにかく釣り人だらけでした。



明るいうちは予想通りアタリもありません。

刻々と時間が過ぎていき、ひたすらその時を待ちます。

釣りを開始します…のツイートでお話ししておりますが、この日は地元の釣り師の方の姿が見当たりませんでした。

これは、もしや…すでにカマスは北条湾から離れたのではないか…一抹の不安を抱きながら釣りを続けていると…

いました!一人!

高齢のかなり身軽な軽装で、本当に釣り竿1本にクラーボックス、仕掛けも電気ウキではなく、本当に無駄のない所謂ウキ釣りで釣りをされている方が。

この方を見付けただけで、非常に安堵しました。

よ~し!

きっと来るぞ、カマスは!



風が無いことが唯一の救いでしたが、気温がどんどん下がっていく中、アタリも全くない状態で過ごす1時間半は非常に長く感じます。



すると、私の心のよりどころだった、高齢の方が帰られます。



マジか…

もうカマスが離れ始めていて、数が減ってるのかもしれないな…

帰り際なども、モタモタ道具を片付けることもなく、ササっと釣り竿とクラーボックスを車に積みあっと言う間に帰って行きました。

潔い…というか、その切りの良さにこの日は釣れないのかな…と更に不安になりました。

心のよりどころを失い、下がる気温が坊主頭に突き刺さる中、自分の勘を信じ釣りを続けます。

すると…

18時を目前に、北条湾の入口方向から、魚種までは判別出来ませんが10cmほどの小魚の群れが北条湾の深部に向かい泳いで行くのを目撃します。

これは…

くるね…

きっとくるよ、カマス…

家内にそう告げ、いつアタリがあっても良いように準備を促します。

それから1時間ほど、予想とは裏腹に一向にアタリがありません。

ん…

予想は外れたか…?

と…思っていると…

19時前、一応予想した時間内にアタリがあります。



ハリスが切れてしまったので、ハリスが0.8号の針から1号の針に交換し再びアタリを待ちます。

後ほど貼るライブ配信動画から、私達の立ち位置をご覧頂きたいのですが、私が左側、家内が右側で釣りをしています。

動画には映っていないと思いますが、私の左側にいわき丸さんの船があります。

仕掛け、タナ、エサも同じものを使っているのですが、家内には一度もアタリがありません。

本人的には(家内)自分の釣り方がいけないのだろう…と思っていたようですが、後ほど詳しく解説致しますが、たった2m~3mの差なのですが、家内の場所までカマスが回遊していないんです。

私にだけアタリが連発しますが、如何せん食いが浅く針に掛かりません。

何度も針を変え※試行錯誤しますが、そんなこんなとモタついている間に時合いが終わってしまいました。

※針の交換はハリスが切れたためではなく、針掛かりし易い針に交換しました。



18時~19時半の間が勝負…

こうツイートしたことは当たっていたのですが、そこを予測出来たのになぜ釣り上げられない…

屈辱的で悔しくてたまりません。w

カマスに負けた瞬間でした。w

この日はこの時点で帰ろうかな…とも思いました。

しかし、悔しさが勝りました。



この時点でこの日カマスがいる範囲はほぼ完璧に予測出来ていました。

ツイートにもありますように、ダメ元で花暮岸壁側に回ります。

釣り座


青丸から赤丸の位置に移動しました。

ここで1時間ほど釣りをしましたが、時合いも終わり活性が低いなりアタリがありますが、やはりここでも食いは浅く針掛かりさせられませんでした。

この場所でのアタリ方で、なぜ針掛かりしないのか…という点についてある確証を持ちました。

総括的に以下にこの日カマスの群れが居た場所、針掛かりさせられなかった原因、それについて考えた対処法を順に解説させて頂きます。

まず、この日カマスの群れがいたポイントです。

カマス居たポイント


大まかに赤線から赤線の間、赤丸の周辺にカマスの群れがいました。

いわき丸さんの後方で釣りをしていた時は、まさに私と家内の間が際で私の釣りをしていた場所がギリギリのラインでした。

それ故、家内には一度もアタリがありませんでした。

このカマスの群れが毎日どこに居るのか…は、カマスがその日その日にエサとして追っている小魚の動きに連動して毎日変わります。

北条湾に於いて、群れを形成して泳ぐ魚を狙う際、イワシなどの青魚の場合はエサとしているプランクトンは概ね平均的に湾内におり、イワシ類などはフィッシュイーターに追われながら食事をしていると言っても過言ではなく、どこをどう泳ぐかはイワシ達が決めています。

一方、去年の晩秋の青物ラッシュの際のイナダ類、今今のカマスなどは、彼らがまさにフィッシュイーターで、追うエサ(小魚)の動きによって行動範囲(泳ぐルート)が決まります。

こういうことから、青魚などの場合は泳ぐルートに一定の規則性があり、それを読み切ればどこにイワシ類が回ってくるのか確実に分かります。

カマスなどのフィッシュイーターの場合は、終日同じ小魚の群れに張り付いているわけではなく、夜間になると北条湾という場所に食事をしに来て、そこにいる小魚を見付けて追い駆けるので、どこにエサとなる小魚がいるのかを見分けることが重要なのですが、それを毎回釣りに行く度にカマスのエサとなる小魚探しからはさすがに出来ません。

カマスを釣るのですが、カマスがどこに回って来るのかを探るには、エサとなる小魚がどこにいるのかを探すことが肝要です。

そして、これは毎日変わります。

イワシ類の場合は、同じイワシ類の群れが北条湾を入ったり出たりしており、このイワシ類の動きを読むので何度も釣りに行けば、その群れが北条湾から完全に離れない限り自ずと動きは読めてきます。

カマスも同じ群れが北条湾を入ったり出たりしているわけですが、そのカマスの群れの動きはエサによって変わってしまい、且つ毎回同じエサを追うわけではないので毎日変わってしまいます。

こうなると、エサとなる小魚などの居場所を見極めるか…

足を使って小まめに移動しアタリがある場所を探すか…になってしまいます。

今回は、正直申し上げてかなりベストな場所に釣り座を構えられたと自負していました。

しかし、カマスの行動範囲の際で釣りをしていた…ということになります。

カマスとの知恵比べで言えば、この釣り座を選んだ時点で、この日はマイナススタートだったわけです。

そして、針掛かりさせられなかった点についてですが、まずはこちらの潮見表をご覧下さい。

潮見表


赤丸の時間帯に私は釣りをしていました。

その他の状況などは、冒頭で貼りました「釣りを開始します…」のツイートをご覧頂きたいですが、状況的にはこの日の中では最も魚の活性が上がり易い状況で釣りをしていました。

実際にも概ね1時間半ほどでしたが、それなりに活性も上がりアタリがありました。

カマスの動きも予想通りで、特段おかしなことはないのですが…

が…です…

釣りをしていて一番感じたことが、かなりカマスがスレ※てきてしまっているということでした。

※魚が釣りの仕掛けやエサに慣れてしまって食いが渋くなること。

冷静に考えれば当然のことですが、カマスを狙って釣りに来た釣り人が、集中している時間帯に北条湾で釣りをされたことがある方は良くお分かり頂けると思いますが、北条湾岸壁に所狭しと横一列に並びエサ釣り、ルアーと入り乱れて一斉にエサ(疑似餌)※を海へ投げ込んでいるわけです。

ウキ釣り、ルアー釣り。

北条湾にいるカマスは、釣り堀で釣りをする人間のエサ(釣り針付き)しか与えられない環境にいるわけではありません。

カマス達もバカではないのでいい加減怪しげなエサは覚えます。

それ故、アタリの回数の割りにはどのアタリも食いが浅く、針まで咥えたのは恐らく2~3回だけだと思います。

しかも、同じカマスの群れを相手に毎日誰かが釣りをしているわけです。

また、カマスの群れが少しずつ減っているとも感じました。

そろそろカマスラッシュが始まり2ヶ月ほど経ちますが、その日その日のカマスの群れがいる範囲がかなり小さく限定的になってきています。

海水温が下げ止まる様子もないことなども懸念点の一つですが、群れの数も減る中、これだけカマス自体がスレてしまうと数釣りは中々厳しいと感じました。

という状況になると…

釣りにくくなればなるほど…

「釣りキチ」は、俄然ケツに火が付きます。

釣行日翌日に朝一でビール片手に家内と近くの釣具店に急行しました。

一つ前の本ブログの記事で「カマスを釣る際のポイント(釣りエサ編)」という記事を書かせて頂きましたが、エサに関してはこの日はキビナゴよりサンマの切り身に反応が多かったです。

キビナゴの場合は、半分に切ってしまうとガン無視。

1匹掛けで何度かアタリがありましたが、食いが浅いのでエサの垂らしの部分だけ食われるか、キビナゴ自体が針から外れてしまい針掛かりしませんでした。

その対策として、極小のサンマの切り身を次回試してみようと思っています。

こちらは通常のサンマの切り身です。

サンマの切り身


こちらは極小のサンマの切り身です。

極小のサンマの切り身


比較写真です。

比較写真


食いが渋い時などは通常のサンマの切り身も使う予定ですが、この極小のサンマの切り身を1枚掛け、もしくは縫い刺しで2~3枚掛けで、なるべくエサを大きく見せつつ、垂らしの部分を極力少なくしようと思っています。

そして、この日一番試行錯誤し、結果として「たぶん今日持ち合わせている針では無理だ…」と撤収を決めさせた釣り針は、次回はこれでやってみます。

チンタメバル


これは活餌などでの泳がせ、チヌなどを狙う団子系の釣りなどに重宝する、針が横に広くフトコロの面積が広い針です。

釣り針の名称

丸セイゴの同サイズの針との比較写真です。

比較写真


左がチンタメバル、右が丸セイゴです。

赤色の矢印の間が広いことがお分かり頂けるかと思います。

比較写真


泳がせ釣りなどの場合は、そもそも活餌も釣り針も狙う魚が丸飲みすることが前提で、団子などの練り餌系の釣りでは針が横に広いことで団子が落ちにくくなるという利点があります。

泳がせ釣りの場合は、上記のようにエサごと丸飲みが前提で、針が横に広いことで魚の口の中のどこかに針が引っ掛かる確率が高くなります。

今今の北条湾のカマスは先述した通り、かなりスレてきておりエサは目立つように大きくなければ食ってきません。

しかし、この日の釣行時のようにカマスがスレていることにより、食いも浅くエサを一気に丸飲みしなくなってきています。

エサを大きく付けないと食ってこないけど、そうすると垂らしの部分も長くなり、食いが浅いので針に掛からない…というジレンマが出てきます。

エサを目立つように大きく付けつつ、垂らしの部分を極力無くし、且つカマスの口の中での針掛かりの確率を上げる…ということが一応一番の狙いです。

ここまで準備して、次回の釣行時には既にカマスの群れは去っていた…というオチも有り得ますが、一応カマスの群れがまだ居た場合は試してみます。

2022/1/3の釣行以来、アタリは毎回あるにも関わらずカマスを釣っていません。

リベンジ成功!いつまで続く好調なカマス&北条湾の海水温の謎!(2022年1月3日)

明らかにこの時よりもカマスがスレて釣りにくくなっています。

カマスの群れの数も減り、カマス自体がスレてきて、より釣ることが難しくなっていけばいくほど燃えるものがあります。

釣れないこと自体は確かにつまらないのですが、釣れないから試行錯誤を繰り返し、あれやこれやと考えている、釣るためのプロセスもまた釣りの楽しみだと思って毎回楽しんでおります。

必ずや次回は釣果を出せるようにがんばります。

最後にこちらはこの日のライブ配信動画です。

釣れていないので、正直見どころはありません。

ライブ配信③が花暮岸壁側に移った際のライブ配信動画です。

2022年1月15日 北条湾釣行 ライブ配信動画①(夕方)
2022年1月15日 北条湾釣行 ライブ配信動画②(夜間)
2022年1月15日 北条湾釣行 ライブ配信動画③(花暮岸壁)

次回は土日共に中潮と、潮回り的には問題ありません。

また、ご報告させて頂きます。

2022年1月15日 午後9時半頃の花暮岸壁周辺の様子
2022年1月15日 午後9時半頃の北条湾岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】カマスを釣る際のポイント(釣りエサ編)

こんにちは。

少し時間が空いてしまいましたが、カマスを釣る際のポイントについて「釣り針&ハリス編」と「仕掛け編」のお話しをさせて頂きましたが、今回は釣りエサについてで、このシリーズはこれで最後です。

どの項目も釣りに於いてはとても大事なことですが、仕掛けや針に関しては、同じ魚を釣るのであれば、釣り場が変わったからといって、そうそう大きな変化があることではありませんが、「釣りエサ」に関しては、釣り場釣り場で多種多様に変わります。

カマスは「根付き(居付き)型」と「回遊型」の大きく分けて二種類のカマスがいます。

二種類と言っても元は同じカマスで、産まれた海域で変化します。

根付き型から産まれたカマスは全て根付きになるわけでもなく、産まれて成長するにつれて群れを形成し、その群れの方針…とでも言いましょうか、根付くのか回遊するのかはそのカマスの群れ次第です。

ヤマメとサクラマスの違いのような感じです。

ヤマメとサクラマスは、元は同じ魚です。

川で産卵し、最初は全てヤマメとして産まれます。

川より海の方がエサが豊富なので、一説には川でエサを獲ることが苦手な個体が海へ下る…と言われています。

カマスがなぜ根付き型と回遊型に分かれるのか、詳細なことは分かっていませんが、この二種類では食べるエサはだいぶ変わってきます。

カマスは元々、雑食性で基本的には何でも食べます。

根付き型のカマスは小魚なども食べますが、独特の細長い口を利用し狭い場所にいる甲殻類(カニなど)なども捕食し食べています。

もちろん、虫エサ(イソメやゴカイ類)も食べます。

一方、回遊型のカマスは基本的には小魚を主に捕食し、エサとなる小魚と共に行動することが多いです。

北条湾では、毎年カマスは釣れますが、今の時期に北条湾に大群で押し寄せることは珍しく、この群れに関しては回遊型のカマスだと思われます。

少々余談ですが、今は簡単にネットでいろんな情報をたくさん目にすることが出来ます。

当然、釣り媒体もかなりの数があり、同じ魚について、あっちのサイトとこっちのサイトで言っていることが違う…ということなどもあると思います。

今回はカマスについてのお話しですが、根付き型と回遊型がいるからと言って、ヤマメとサクラマスのように成魚になると姿形が変わってしまう…ということはなく、当たり前ですがカマスはずっとカマスです。

魚の形が変わるわけではないので、釣り針や仕掛けなどは要点だけ抑えていれば、基本的には然程神経質にならなくても大丈夫ですが、エサに関しては釣り場釣り場で大きく異なることが多いので、釣り媒体などを参考にする場合は、釣り場を言及しているサイトを参考にすることが肝要です。

YouTubeなどの動画も然りです。

どいう釣り場で、何の魚を、どういう釣り方で、何のエサで釣っているのか、ハッキリと明確に言及している媒体を参考にすることをお勧め致します。

今回、釣り針、仕掛け、エサの3つの項目に分けてお話しさせて頂いておりますが、一番大事なことがエサです。

そして、今今の北条湾に集結しているカマスの群れは、先述しました通り回遊型のカマスだと思われます。

回遊型であれば、当然カマスが主にエサとして捕食しているものは小魚です。

甲殻類や虫エサなどもカマスは食べますが、今今の北条湾に入って来ているカマスの群れは恐らくガン無視だと思います。

ウキ釣りで効果があったエサを以下に4つほど、順次ご紹介させて頂きます。

まずはド定番のキビナゴです。

キビナゴ


食いが渋い時は1匹掛けにし、活性が高い時は針掛かりを良くする意味でも、半分に切って使うことをお勧め致します。

キビナゴのエサを付け方はコチラの記事でご紹介しております。

次はコノシロの切り身です。

コノシロ


コノシロの切り身自体は、あまりカマスの食いが良いとはお世辞にも言えないのですが、カマスの食いが渋い時などは、コノシロの切り身の皮の色に反応してくることがあります。

キビナゴも同じですが、銀色の皮の色に反応してきます。

コノシロの切り身の方が、キビナゴに比べ面積が大きいので、食いが渋い時などに切り身を半分に切らず、1枚掛けでお使い下さい。

次はサンマの切り身です。

サンマの切り身


活性高く食ってくる時は、断然サンマの切り身がお勧めです。

食いが良い時はコノシロの切り身のように1枚掛けではなく、サンマの切り身を半分に切ってお使い下さい。

針掛かりもさせ易くなります。

次はサバの切り身です。

サバの切り身


カマスは基本的には、嗅覚より視覚に頼ったエサの捕食の仕方をしますが、全く嗅覚を使っていないか…というとそうではなく、やはり臭いにも反応します。

確証があるわけではないので、あまりいい加減なことも言えないのですが、サンマとサバの場合、切り身の脂の臭いに寄って来るのかな…と思っています。

そして、サンマ、サバの皮の色が今の北条湾ではベストなんだと思います。

こちらは、恐らくカタクチイワシの稚魚で、この群れを追って北条湾にカマスが集結していると思われます。



この動画を撮影して、1ヶ月くらい経っている(記事執筆時)ので、カタクチイワシの稚魚がもっと大きくなっていると思われますが、この稚魚の色にサンマ、サバの切り身の皮の色が非常に近いんです。

海水の濁りや、潮回り、潮汐などで変わってしまうのですが、仮に海水に濁りがある場合などは、より銀色に光るキビナゴやコノシロ、海水が済んでいる場合はサンマ、サバ、キビナゴなどがベストかと思います。

どういう条件下でも、オールマイティに食ってくるのはキビナゴかと思います。

たくさんエサを買わず(私のように頻繁に釣りに行かない方はエサが無駄になってしまうので)、無難に攻めるのであればキビナゴがお勧めです。

釣り針、仕掛け編でも申し上げましたが、今回お話しさせて頂いております3つの項目については、あくまでも北条湾という釣り場に限ったお話しで、他の釣り場でも一助程度にはなると思いますが、釣果を確約するものではありませんので、予めご了承下さい。

次回の釣行で、まだカマスの群れが北条湾にいれば、試してみたいと思っているのですが、鮭の皮もコノシロ同様に反応するかな…と思っており、試した際は改めてご報告させて頂きます。

鮭の皮につきましては、「皮」だけ売っており、上記でお話ししました各エサは魚の「身」も付いているので、塩で締めるなどしても長く使っているとどうしても身がふやけてきます。※

※死んだ魚の身が海水に浸かり続けるため。

ふやけて若干長くなった身をカマスにかじられエサだけ取られる…ということも起きます。

鮭の皮だけであれば、皮を適当な大きさに切って使えば、ふやける心配はないのでテストしてみようと考えています。

基本的にどのエサも、エサの付け方はキビナゴの付け方と同じで問題ありません。

サバ、サンマ、コノシロなどの身を1枚掛けする際は、縫い刺し(縫い掛け)で何度か釣り針を身と皮に通し、最後は必ず釣り針の先端を身(皮)から出して下さい。

針先を身(皮)から出しておかないと、バラしが多くなります。

皆様の大漁を祈りつつ、また釣果報告をさせて頂きます。

カマスを釣る際のポイント(仕掛け編)
カマスを釣る際のポイント(釣り針&ハリス編)
カマスを釣る際のポイント(釣りエサ編)

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Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する50代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
【猫とウサギ】お礼とお知らせ
【ウサギの家族】ママウサギ永眠

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■我が家のウサギの親子が「うさぎの時間」というウサギ専門誌に掲載されました
うさぎの時間に掲載されました

■50歳を目前にしたオッサンが何を血迷ったかTikTokを始めました
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