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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  北条湾  サバ  アジ  カマス  イワシ  青魚  

【三崎港・北条湾】サビキ釣りの調査釣行!じわじわと兆しは見えてきていますが今回もまだダメでした(2022年3月27日)

こんにちは。

この日は前回の釣行後に潮などの状況を調べた時点で釣れないであろうことは分かっていましたが、恒例の一週間に一度の北条湾への調査釣行に行って参りました。

悪条件なことは潮の動きだけではなく、この日はプラスで釣りを始める直前まで荒天となり、悪条件に悪条件が重なる稀に見る最悪の状況で釣りに行きました。





ビギナーの方でも潮見表を見るだけで、潮に動きもなく魚の活性が上がりにくいことは容易に想像出来ると思います。

ここまで悪条件が重なるのであれば、何もわざわざ釣りに行かなくても良い…とも思うのですが、いつ北条湾サビキ釣りで釣れる魚達が入って来るか分からない今の時期、釣果がないと毎回同じ状況のように見えますが、一週間で少しずつ状況も変わっていきますので、釣れなくても現地の状況を目で見て確認することは釣りキチとしては特に行かねばならない時期なんです。w

99%は釣れない調査釣行になると予想しておりましたので、この日は日の出の1時間前、午前4時半頃(マヅメ時)より釣りが始められるように北条湾を目指しました。



北条湾到着時は、製氷所の前に数組の釣り人がおりましたが、北条湾側の岸壁に釣り人はゼロ。

直前まで強風&それなりの雨量の雨が降っており、まるでアマゾン川の水か…と思うほど、海水は濁りバケツに汲んだ海水ですらバケツの底が見えないほどでした。

風は釣りを始めてから徐々に弱まり、海面はベタ凪に近くなっていきますが、とにかく濁りが酷く海中の様子は全く分かりません。



単純計算で1ヶ月に4回釣りに行くとすれば、1年で48回釣りに行くとします。

自分の理想とする釣り場の状況の時に釣りが出来るということはほとんどなく、概ね何かが欠けていたり、何かが残念な状況で釣りをすることが多いです。

この日は海の中の状況はこれでもかっ!というくらい最悪でしたが、気象的には曇りではあったものの、なんだか気持ちが落ち着く最高の状況でした。



上下ジャージで寒くもなく暑くもなく、風も心地良い程度の風速で、雨上がり特有の匂いと潮の香り…

そして、なんと言っても周りに一人も人がいない…

お笑い芸人のヒロシさんがソロキャンプに行くのが良く分かるような状況でした。

聞こえてくるのはピーヒョロロロロロ…というトンビの鳴き声と他の小鳥のさえずり…

そして波の音…

私事ではありますが、婿殿(娘婿)が薬剤師の国家試験にも合格し、一つ肩の荷が降りた状況でもあったことから、魚が釣れなくてもこういう環境に身を置き心の底からリラックス出来ました。

肝心の釣りは全くアタリもなく、カマスラッシュの時に大量に買い揃えてあったエサも、そろそろ使えなくなるので処分を兼ねてウキ釣りでカマスを狙ってみましたが、全く反応はありませんでした。

唯一釣れたのはこちらの方。



クサフグの割りにはそれなりにBIGでしたが、丁重に釣り針を外し海へお帰り頂きました。

あまりにリラックス出来る状況が整ったので、この日は早々に頂きました。



日の出の時刻から1時間ほど経った頃、サビキ仕掛けの竿の回りを囲むように何がしかの魚の波紋が出来始めます。

先にも申し上げた通り、海水は濁りが酷く海中の様子が全く分からないので、魚種の判別までは出来ませんでしたがサイズにすると10cm~15cmほどの魚の群れでした。

活性が低く、動きも遅く、サビキ仕掛けに食ってくることはありませんでしたが、恐らくサビキで使っていたアミコマセに反応し寄って来たと思われます。

それ以外にも、ボラは目視で確認出来ました。

また、恐らくトウゴロウイワシと思われる釣果があった旨、ブログ記事にコメントを頂きました。

地味にではありますが、1週間ごとに北条湾内に入って来る魚が増えていることは実感しております。

今回の釣行が3月最後の釣行となり、3月中にサビキ釣りで釣果をお示し出来なかったことは残念ですが、本当にあと一歩、すぐそこまできている感じです。

あと1ヶ月は掛からないと思います。

来週、再来週あたりでは何がしかの魚が釣れ出すのではないのか…と感じております。

ただ、現時点で釣果実績があるわけではないので、今しばらくはサビキ釣りのみならず、他の釣りも同様に北条湾以外の場所へご釣行されることをお勧め致します。

サビキ釣りであれば、こんなニュースもこの週はありました。



釣果は好調なようです。

特にサビキ釣りであれば東京湾内の各釣り場をお勧め致します。

少々余談ですが、後ほど貼るこの日のライブ配信動画をご覧頂くと、ライブ配信動画の終盤で地元のご老人の方と私が話をしているのが映っていると思います。

相手のご老人の方が私を覚えているのかは分かりませんが、たまに話し掛けてきてくれる方で、私はご覧の風貌なのであまり人から話し掛けられることはないのですが、物怖じしないというか気さくにいつも話し掛けてきます。

私が子供の頃のお年寄り…という感じで、知恵の宝庫というか、知識の宝庫というか、歴史の生き証人…という感じでもうかれこれかなり長い間たまに話し掛けてきてくれていますが、いつも勉強になることを教えて下さいます。

去年の秋口のウルメイワシが釣れていた話から、その次の青物ラッシュ、去年の師走から今年に掛けてのカマスラッシュの話のあと、ひょんなことから東日本大震災の話になりました。

東日本大震災が発生した時は、城ケ島の岩場で岩海苔を取っていたそうで、下を向いて作業をしていた時に、突然車酔いのような状況になり気分が悪くなり顔を上げたそうです。

歳のせいで気持ち悪くなっているのかと思ったら島(城ケ島)全体が揺れていて驚いたそうです。

地震だ…と気付き慌てて自宅に帰り、その後北条湾を見に行ったそうです。

房総半島が津波は押さえてくれたけど、津波の後の引き波が凄かった…と。

北条湾内から海水は無くなり、海底がモロに出てまるで海底に全ての船が置いてあるかのようだったそうです。

ちなみに自宅に帰る時に、地上から北条湾にあるはずの船が一隻も見えないことに違和感を覚え北条湾を見に行ったら海水が無かった…と。

北条湾内の海水が全く無くなるなど、私が生きている間に1度あるかないかのことです。

私はお年寄りの方に聞いてみました。

「津波の引き波があった後、この辺で獲れる魚とかに変化はありましたか?」と。

俺はなんでかは分からないけど、良いことなんだけど、今まで獲れなかった魚が獲れるようになったね…と仰っていました。

もちろん、海水温の上昇がなければ青魚や青物がこんなにたくさん城ケ島や北条湾周辺にやって来ることはありませんが、東日本大震災の津波の影響も「居付きのイワシ」の登場に関係していたのかな…と思いました。※

※震災以前から北条湾では時期になると青魚は釣れており居付き(通年)で釣れるイワシの登場のことです。

時期的にも、居付きのイワシが登場したのが約10年ほど前です。

東日本大震災から今年で11年です。

タイミング的にバッチリで、冷静に考えれば合点がいくことなんですが、私にとっては意外に盲点でした。

ちなみにそこから話が膨らみ、こんなことも教えてくれました。

このご老人の方はまだ産まれていなかったそうですが、関東大震災の際は城ケ島を津波が乗り越え城ケ島、三崎の街は全滅したそうです。

関東大震災の際も津波の引き波で北条湾から城ケ島まで歩いていけるほど、城ケ島周辺の海水もなくなったそうです。

幸いにもご老人のご両親は助かったそうですが、城ケ島の山を津波が乗り越え全て流された…と伝え聞いているそうです。

更にこんなことも仰っていました。

南海トラフが起こったら、ここ(城ケ島・三崎)は津波から逃れる術がない…たぶん関東大震災と同じことになるだろう…と。

俳優のでんでんさんが被ると死ぬほど似合う組合帽。

この組合帽を斜めに被り、物静かで小柄な方です。

この場を借りて、いつもためになるお話しを聞かせて頂きありがとうございます。

最後に、釣りに関してのお話しでこのご老人の方とのお話しを締めたいと思います。

一つ気になることを仰っていたのが、東北でイワシが死ぬと北条湾へイワシが入ってくるのが遅い(少ない)と仰っていました。

理由は分からない…とのことでしたが、ここからは私の一個人の想像の域を出ませんので、内容に確証もなければ確約出来るものでもありませんので、予めご了承下さい。

これから想像出来るのは、東北の沖合では親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかり、この場所が格好の漁場を生みます。

今年も東北(青森)でイワシの大量死がニュースになっていました。

格好の漁場なんですが、イワシ類などの青魚にとっては海水温が極端に下がったり、暖かい海域への逃げ道を塞がれてしまうとこういう現象が起こります。

通常はイワシ類などの青魚や青物と呼ばれる魚達は、この黒潮に乗って回遊します。

寒流である親潮と暖流である黒潮がぶつかっても、通常であれば自らが死んでしまうほどの冷たい海水がある場所にイワシ類が行くことはないのですが、恐らくこの大量死が起こってしまう年の黒潮は流れ(勢い)が弱いのではないか…と思いました。

これに北条湾を当てはめると、太平洋側の日本の陸上の縁に沿うように流れる黒潮は、房総半島にぶつかり黒潮の本流(東北方面に流れて行く流れ)と続流(東京湾や相模湾方面へ弧を描くように流れる流れ)に分かれます。

黒潮の流れが強い年は、続流の流れも強いので相模湾方面へ流れていく流れも当然強く、城ケ島や北条湾周辺にも暖かい海流が流れ込み易くなります。

一方、黒潮の流れが弱いと、相模湾方面へ流れる流れが弱く、流れる量も少なくなり、真っ直ぐ東京湾へ暖流が流れ込み易くなります。

現状でも東京湾では青魚や青物の釣果が好調ですが、城ケ島で多少釣果が確認出来ているだけで、北条湾では未だに青魚や青物の釣果はなく、その差は歴然です。

こういう状況などを鑑みても、黒潮の流れが弱いと考えるといろいろと合点がいきます。

とは言うものの、それでも北条湾でサビキ釣りをするのであれば、青魚が回って来てくれるのを待つしかないのですが、尚更青魚、青物を狙うのであれば現時点では東京湾の各釣り場へ釣りに行かれることとお勧め致します。

この日の釣行は、何と言っても海の状況が悪過ぎました。

次回は土曜日が大潮、日曜日が中潮と潮の動きとしては悪くありません。

余程気象の状況が悪くなるようなことがなければ、もう少し細かい状況が分かると思います。

結局3月の釣果はこの日釣れたクサフグ1匹。

私の40年超えの釣り人生史上、恐らく初めての経験です。

カマスは釣れるけど極寒…も困りましたが、暖かく快適に釣りが出来ても魚が釣れないのも困りものです。

とは言え、ここまできたのでゆっくり青魚、青物の回遊を私は北条湾で待ち続けます。

釣果のない釣行記…だんだん釣りブログではなくなってきてしまいそうですが、次回も北条湾へ頑張って釣りに行って参ります。

また、ご報告させて頂きます。

2022年3月27日 北条湾釣行 ライブ配信動画

2022年3月27日午前7時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年3月27日午前7時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】サビキ釣りのシーズンインまであと一歩…歯がゆい感じです(2022年3月21日)

こんにちは。

この日は前日(2022/3/20)の釣行※の帰り際に、サビキ釣りのシーズン中を彷彿とさせる小魚の群れの波紋が現れ、急遽2日続けてこの日釣りに行くことを決定し、波紋が現れた日の出以降の時間帯を狙って北条湾サビキ釣りに行って来ました。

サビキ釣りのシーズンイン間近?(2022年3月20日)

昨日の今日での釣行で、全体的な釣りの流れはほとんど変わりません。

2022年3月の第3週目の北条湾サビキ釣りの現在の状況は、上記リンクの昨日の釣行記事をご覧下さい。

端的に、この日気になったことを少しお話しさせて頂きます。

天候や潮の動きは以下の感じですが、前日とほとんど変わりません。



前日の帰り際に現れた小魚の波紋は、日の出の時刻を30分ほど過ぎた頃に現れました。

そこを踏まえ、且つマヅメ時も視野に入れ、午前4時半頃から釣りが始められるように北条湾を目指しました。

前日より気温が低い予報であったり、風も若干強め、3連休最終日ということなどからか、この日は北条湾到着時はほとんど釣り人がいませんでした。

釣りに来た…と思われる方の車は数台停まっており、中にはエンジンが掛かったままの車もありましたが、実際に釣りをしている人は少なく、釣りを始める前から何も釣れない雰囲気がムンムンに出ていました。

しかし、そこは前日に小魚の群れを見ています。

気落ちすることなく、且つ日の出後1時間程度釣りをして帰る…と決めており、短時間決戦な釣行なので淡い期待を持ちながら粛々と釣りの準備を始めます。

釣り座も前日と同じ、ダイブセンターのやや斜め前を確保。

可能性はゼロではありませんが、私の中では90%くらいの確率で、北条湾ではもうカマスは釣れないと思っており、この日は風も強いことからカマス狙いのウキ釣りはせず、サビキ釣りに集中しました。



風が強く、海面にさざ波が立っているので、全く海の中の様子が分かりません。



釣りはしても2時間程度、1キロのアミコマセを使い切るには時間が短いので、撒き餌代わりにコマセを撒きながら釣りをしました。

かなり小まめに頻度高く、コマセも付け替え真剣に2時間サビキ釣りをしてみましたが、結局この日もサビキ釣りで釣果を確認することは出来ませんでした。

サビキ釣りとは少し話がズレるのですが、この日は日の出後1時間程度釣りを続け、久しぶりに明るい時間に北条湾全体を良く観察しました。

昨日の釣行記事内で、ウニの食害による磯焼けの話をしましたが、その辺の調査も兼ねて細かく注視し岸壁の縁を見ていたのですが、未だにウニも確認出来ますが、ウニとは違うある別の生き物を見付けました。

「ウミウシ」です。

ウミウシは世界中に何千種といるので、一概には言えない部分もあるのですが、元は貝の仲間で貝殻が退化したり体内に埋没してしまった軟体動物です。

エサとしているものは、良く知られているのが海綿なんですが、藻や海藻も食べます。

磯焼けにより、ここ数年は北条湾でもほとんど見掛けませんでしたが、この日は岸壁にへばり付き海藻を食べているのを目撃しました。

動画や写真に撮りたかったのですが、如何せん風によるさざ波+ウミウシ自体が擬態化しており、非常に分かりにくいので撮りませんでした。

なぜウミウシのお話しをしたのかと申しますと、昨日の記事でも書かせて頂きました磯焼けが改善傾向にあり、藻や海藻などをエサとするウミウシも戻って来た…という点と、実はウミウシが好む海水温と青魚が好む海水温は非常に近いんです。

どちらかと言えば、ウミウシの方が適温とされる海水温の範囲は青魚に比べ狭いのですが、そのウミウシが元気にエサを食べているということは、当然青魚が北条湾に入って来ても十分に生活していけます。

とにかくウミウシは種類が多いので、一概には言えないのですが、一般的にウミウシの産卵期は4月頃~夏前と言われており、今は産卵に向けての爆食いする時期でもあります。

以下の写真のような、漁船などを陸揚げする場所の浅瀬に、おびただしい数のウミウシが密集するのをご覧になったことはないでしょうか。

漁船を陸揚げする場所


こちらは上記写真を撮った場所の縁を映したものですが、地味に海藻が生えているのがお分かり頂けると思います。



海の中に生えている海藻
ツイート①の場所の写真




海の中に生えている海藻
ツイート②の場所の写真


一度食べ尽され、ほぼ完全に無くなってしまった海藻は昨日、今日で一気に生えてくるものではありませんので、地味ではありますが、少しずつ元に戻りつつあり、一度はいなくなってしまった生き物達も戻って来ています。

余談ですが、稀に水質に問題がない河口などで突然魚が大量死…などというニュース記事をご覧になったことはありませんか?

都心部などに多い、護岸を人工的に造った河口などでは海底(川底)にヘドロが溜まり易く、このヘドロが分解される時に大量の酸素を必要とします。

海藻(水草)なども乏しく、二酸化炭素を吸収する効果や、光合成での酸素の供給なども少ないことから、河口のような狭い場所に大量に魚が押し寄せると酸欠を起こすことがあります。

北条湾も深部に川が流れ込んでおり、細長い地形且つ水深もさほど深くない湾で、ヘドロこそありませんが地形的には似通っています。

こういった点でも、藻類や海藻が多くあった方が魚達は過ごし易く、エサとなるプランクトンも多くなります。

青魚…という括りだけですと、直接的に藻や海藻が増えることでたくさん集まってくる…などの効果はありませんが、青魚であってもサイズが小さければ小さいほど、自分達の身を守る上では重要な役割を果たします。

また、青魚以外の小魚や稚魚なども同様で、それを追ってさらに大型のフィッシュイーターもやって来ます。

数年前から磯焼けが激しくなり、次第にほとんど海藻が無くなり、去年から今年に掛けてここ数年ではなかったほど海水温が下がり、サビキ釣りでの釣果が厳しい状況となっていますが、釣り場としては総体的に北条湾は良い方向に向かっていると思います。

正直申し上げて、いつになったら北条湾でのサビキ釣りで魚が釣れるのかは分かりません。

夏まで釣れないかもしれません。

しかし、この良い状況に向かっていることで、少しずつ北条湾に魚以外の生物も含めて戻って来るのではないかと思っています。

北条湾という釣り場をホームにしている私としては、まさに今が正念場でもう釣果がない釣行が続き1ヶ月になります。

子供の頃から釣りをしてきて、ここまで釣りに行く度に釣果がゼロというのも初めての経験です。

ここまで来たら、脇目は振らず、このまま釣れなくても北条湾へ通い続けます。

そして、サビキ釣りで釣果が出始めましたら、今年からはサビキ釣りオンリーではなく、活餌の釣りにも力を入れエキサイティングな釣行をお届け出来るように頑張ります。

次回は土曜日が小潮、日曜日が長潮と潮回りの末端中の末端で、潮の動きとしては既に終わっていますが、めげることなく釣りに行きたいと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

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【三崎港・北条湾】サビキ釣りのシーズンイン間近?(2022年3月20日)

こんにちは。

最後にカマスの釣果があったのが、2022/2/23の釣行時ですので、気象の状況で釣りが出来なかった1日を入れてそろそろ1ヶ月釣果のない釣行が続いております。

ここ数年、一年中何がしかの魚が釣れる釣り場として絶好調だった北条湾ですが、10年一昔前のロクな魚が釣れない二流の釣り場に逆戻りしたような感じですが、性懲りも無く毎週北条湾へ通い続けております。

ブログTwitterをご覧頂いております皆様にも、インパクトに欠けるつまらない釣行内容しかお届け出来ず申し訳なく思うと同時に、それでもご覧頂いておりますことに感謝をし、毎週釣りに行く励みになっております。

直近2回の釣行時は、魚の「さ」の字も感じないくらい魚の気配がなく、釣りをしている時から「ブログに何書こう…」と悩んでしまうほどネタが無く、正直申し上げましてブログを書くこと自体止めようか悩んだほどでしたが、今回は釣果こそありませんが、いくつか皆様にご報告した方が良いことがありましたので、順を追って端的にご報告させて頂きます。

この日の気象や潮の状況はこんな感じでした。



海水温は若干上下しておりますが、乱高下…というほどではなく、潮も良く動き天気も問題ありませんでした。

釣りという点で見ますと、まずまずの状況と言えると思います。

遅くとも午前2時頃から釣りが出来るように北条湾を目指しました。

午前2時頃から午前4時半頃までが一番潮が大きく動くタイミング、その後マヅメ時を迎え日の出…となる流れです。

且つ、上げ潮のタイミングと、魚達にとって活性が非常に上がり易い条件が整っています。



北条湾に到着すると、釣り人は然程多くなく、釣り座には幾分余裕があり、「再びカマスラッシュ到来??」と一瞬思ってしまうほど、なぜかカマス狙いと思われるウキ釣りをしている人が大半でした。

カマスに関しては、恐らく北条湾ではもう釣れません。

城ヶ島周辺にまだ群れはいると思われ、ネットなどに釣果報告も挙がっていますが、3~4時間釣りをして1匹…とかいうレベルで、且つ城ケ島内のポイントでの釣果が多く見受けられます。

カマスが何の魚の群れを追っているのか、魚種までは分かりませんが、釣果実績がある場所を見ている限り、徐々に沖合に群れが移動しています。

仮に、今後北条湾に青魚や何がしかの魚の稚魚の群れが入って来たとしても、余程のことがない限り、カマスの群れが北条湾に戻ることはないのではないか…と思っておりますが、カマスが北条湾で釣れる可能性もゼロではありません。

今まさに自分で言ったことを、自分で否定するようですが、一応この日を含め釣りに行く度にウキ釣りでカマスを狙って釣りはしていますが、北条湾ではアタリすら無いのが現状です。

毎年この時期は遠方の漁港からイカ?底引き網?の漁をする、普段停泊していない漁船が北条湾に停泊します。

そういうことからも、停泊している船の数が多く、釣り座が限られるのですが、この日も前回同様にダイブセンターのやや斜め前に釣り座を構えました。

この日も風はほぼなく、終始北条湾内は沼のように波がほとんどありませんでした。

のっぺりとした海面に全く魚の気配を感じない中釣りを開始します。

釣り開始直後から、魚がいない…釣れない…の雰囲気ばかり感じ、必死に魚が釣れる要素を探しますが、ついて出る言葉や目に付くことは釣れない要素ばかりです。







寒くて耐えられない…というわけではありませんが、このツイートの後しばらく車で様子を見ることにするのですが、決定的に魚がいない…釣れない…の理由がこちらなんです。

ヒトデ


北条湾で投げ釣りをすると必ず掛かり、小まめに仕掛けを移動させないと格好の餌食になるのがこのヒトデ。

ヒトデも海に住む生物ですので、潮の動きの影響を受けます。

この日は当然ヒトデの餌食になることも分かっていますので、小まめにチョイ投げの仕掛けを動かしますが、それでも何度かヒトデが掛かりました。

タイミング的には潮も大きく動いており上げ潮の状況です。

ヒトデが活発に活動している証拠なのですが…

ということは…

そうです。

海の中は、海で生きる生物の活性が非常に上がり易い状況にあり、それでもウキ釣りのカマス、サビキ釣り、チョイ投げに全く魚のアタリがないということは、魚がそこにいないんです。

こうなると、何がしかの変化が起こるタイミングに、何がしかの魚の群れが北条湾内に入って来ないと、ほぼ100%釣れません。

この「何がしかの変化」とは、潮の動きが変わるタイミング(干潮から満潮へ、またその逆)や、日の出日の入り、マヅメ時、これに時には天気も関係します。

雨が降り出した直後やまたその逆などです。

こういうことから、この日は1時間半ほど車の中で待機することにしました。



そして、午前4時半頃、最後の望みに賭けます。



そして日の出の30分ほど前になると、俄かに北条湾内にも変化が現れてきます。



ハッキリ魚影が確認出来たのはボラだけでしたが、他のもサビキでも釣るのが難しいくらいの小魚の群れが姿を見せました。

更に日の出の15分ほど前になると、今度は海鵜が姿を現します。



青魚や青物を狙う釣りの場合、こういった鳥の動きも良く観察し、その鳥の動きを読めるようになると、どこに魚の群れがいるのか簡単に分かるようになります

魚の群れがいる場所と言いますと、一般的に良く知られているのが「ナブラ」かと思います。

ナブラとは小魚が大型のフィッシュイーターに追い回され、海面付近に追い込まれ逃げ場を失い海面から飛び出す現象のことを言いますが、水平線しか見えないような広大な海の真ん中では鳥の動きでどこにナブラが立っているのか見付けます。

ナブラは見た目も派手なので、一度見れば覚え易いですが、北条湾などでは海鵜やアオサギ、トンビ、カモメの動きを良く観察するとどの辺に魚の群れがいるのか分かります。

去年の晩秋の青物ラッシュの際は、夜が明けてもフィッシュイーターのアタックが続いていると、トウゴロウイワシのナブラ目掛けてトンビやカモメが上空から何度も急降下してトウゴロウイワシを獲っていました。

この日、海鵜を撮影した時は、まだ北条湾内に小魚の群れが入って来ておらず、潜水して小魚を捕まえる動画は撮影出来ませんでしたが、日の出間際のタイミングでこういった海鳥達がやって来てスタンバイ状態になるということは、ほぼ100%このあと何がしかの小魚の群れが北条湾に入って来ることを彼らは知っているので待っています。

ただ、今今の北条湾の場合、海鵜が待っている小魚がサビキ釣りの対象になるかは別の話です。

サビキ釣りでは釣れない小さいサイズの魚かもしれませんし、ボラなどのあまりサビキ仕掛けでは釣れない魚種かもしれませんので、鳥=サビキで大漁!ではありませんので、悪しからずご了承下さい。

一つの目安程度にお考え下さい。

この日はこの後、上記の恐らく海鵜が待っていたであろう魚の群れの波紋を目撃することになります。

日の出の時刻と共に、この日は片付けを開始しました。

竿を完全に片付け、家内が最後に岸壁に落ちたコマセを海水で流していると「これ見て」と私を呼びました。

行ってみると、サビキ釣りのメインシーズンを彷彿とさせる小魚の群れの波紋が無数に出来ていました。

慌てて動画を撮影したので上手く撮影出来ませんでしたが、画面中央付近の右側、漁船の船首付近を良くご覧頂くと、小さな波紋が出来ているのがお分かり頂けるかと思います。



波紋の大きさから、魚のサイズはかなり小さく10cmくらいの魚かもしれませんが、突然湧くように波紋が出来始めました。

片付けの際に、余ったアミコマセを家内が海へ撒いた臭いで寄って来たと思われます。

そして、この魚の群れを海鵜は待っていたのではないかと思います。

しばらく家内と二人で波紋を眺め、何の魚なのか確認したかったのですが、残念ながら魚種の判別までは出来ませんでした。

小魚の群れが北条湾内に入って来た時は、既に釣りを止めてしまっていたので、釣果としてお示しは出来ませんでしたが、徐々にではありますが、いよいよ北条湾にも新たな魚の群れが入って来ていることは間違いありません。

ただ、何度も申し上げておりますが、釣果として確認出来ていないので、この日の波紋の主もサビキ釣りで釣れる魚種の群れかは分かりません。

全体的に良い方向に向かっているとは思いますが、現時点ではまだ北条湾に釣りに行っても無駄足に終わる可能性の方が高いと思われます。

最後になりますが、サビキ釣り…だけではなく、様々な釣りをする上で、この日は北条湾が良い方向に向かっているということを実感出来ることがありました。

藻


こちらはチョイ投げの針に引っ掛かってきた「藻」の一種なんですが、海水温の上昇により、ウニが1年中活発に動き回ることで問題になった磯焼けが酷くなる以前は、投げ釣りなどでは当たり前のように針などに引っ掛かってきましたが、ここ数年はあまり見たことがありませんでした。

特に北条湾は透明度が高い海、且つ然程水深が深くないので陽の光が海底に届き易く、以前はこういった藻の類や海藻類などが豊富に生えていました。

これが、ウニが起こした磯焼けが酷くなり、次第に藻や海藻も無くなり、ウミタナゴやメジナなどの根魚、産卵をしにやって来ていたハゼや鯛類などもほとんど釣れなくなっていきました。

本ブログのアーカイブなどをご覧頂くと、毎年1月~4月くらいまでは青魚に混じってウミタナゴやメジナ、メバルなどの釣果が挙がっていたことがお分かり頂けるかと思いますが、この時期は下手をすればサビキ釣りでの釣果が根魚だけ…という日も珍しくありませんでした。

今年はメバルが数回釣れただけで、メジナ、ウミタナゴに至っては釣った記憶がありません。

この日はかなりの頻度で、この藻の仲間がチョイ投げの仕掛けに絡まり、かなりの広範囲で生えているのではないかと思われます。

ここのところの気温の上昇、海水温も地味に上昇しており、天気も良かったので一気に成長した可能性があります。

三崎周辺では、この磯焼けの原因のウニを単に駆除するのではなく、三浦特産のキャベツを食べさせて「キャベツウニ」として販売しています。

キャベツウニについて 神奈川県

キャベツウニに色々と食べさせてみた 神奈川県水産技術センター

未だに北条湾岸壁など、岸壁の縁を見ますとウニが張り付いてはいますが、こういった取り組みの成果が出始めているのかな…と感じました。

海中に藻や海藻があると、小魚や稚魚の逃げ場になり、ゆりかごの役割をします。

且つ、北条湾はプランクトンが豊富※な場所なので、たくさんの種類の魚が寄り付きます。

※北条湾にプランクトンが豊富な理由はコチラの記事をご覧下さい。

そして、その小魚を求めて大型の魚もやって来ます。

産卵場としても適しますので、産卵前の大型魚なども狙えるようになります。

海の中の状況は悪い方へは一瞬で変化してしまいますが、良い方向への変化は時間が掛かります。

今年、この調子で藻や海藻などが順調に増えてくれれば、来年は更に違った北条湾を見ることが出来ると思います。

長期的な目線ですが、非常に良い傾向だと感じました。

この日の釣行でも、全く魚の気配を感じなければ、明日(2022/3/21)の春分の日は自宅でゆっくり過ごそうと思っておりましたが、帰り際に小魚の波紋を見てしまったので…行って参ります!

また、ご報告させて頂きます。

2022年3月20日 北条湾釣行 ライブ配信動画

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  サバ  夜釣り  アジ  カマス  イワシ  青魚  

【三崎港・北条湾】サビキでは良い兆候がありましたがカマスラッシュは終了したと思います(2022年3月13日)

こんにちは。

ここのところ釣果的に厳しい釣行が続き、何とか魚を釣りたいという気持ちはいつになくMAXですが、この日の釣行はそんな燃え上がる気持ちをこれでもかッ!というくらい徹底的に鎮火するような潮の動きに、さすがの私でも魚が釣れる要素を見付けられないまま釣りに行きました。



ツイート内の潮見表をご覧頂ければお分かり頂けると思いますが、この潮の動きでは、明け方から未明まではまず釣れない…ある程度釣りをされたことがある方であれば一目瞭然かと思います。

私もしがないサラリーマン故、完全に海の状況に合わせた釣行のタイミングを選ぶことも出来ず、釣れないことは分かっていましたが、様子見でいつものように北条湾釣りに行って来ました。

午前3時半頃から昼過ぎまでほぼ潮位に変化のない潮の動き。

ハッキリ言って、この時間内であればどのタイミングで釣りをしても、状況的には然程変わりません。

日曜日に所用もあったことから、早めに釣りに行き、実際に釣りをしてみて様子が分かったタイミングで帰ろうと思って釣りに行きました。

そもそも釣れないことが分かっていながら、なぜ〇〇の一つ覚えのように毎週北条湾という場所に釣りに行くのか…と言いますと…

一般的にはその時々でくまなく釣果情報などを検索して、自分が釣りたい魚が釣れている場所に釣りに行かれる方が大半かと思いますし、以前は私もそうして神奈川県内のあちこちで釣りをしていました。

子供の頃から散々釣りをしてきて、1年の四季の中で北条湾ほどいろんな顔を見せてくれる釣り場もなく、特にここ5年ほどは同じ季節でも前年と全く違う魚が釣れることが多く、今年は何が釣れるだろうか…という、ワクワクが止まらなくなり、もうかれこれ10年ほど北条湾という釣り場に毎週通い続けています。

そして、この釣れない今の時期。

確約は出来ませんが、恐らくどんなに遅くとも4月中には何がしかの魚の群れが回ってくると思います。

これが、いつ、どんな魚が回ってくるのか、これを一早くキャッチし回って来た魚を確実に仕留めるには、今の釣れない時期に細かく状況をチェックすることがとても重要です。

例えば、これは過去に例が無く、本当に予想外で釣り具の準備やその他の対策が後手後手になり、結局仕留められませんでしたが、去年の晩秋の青物ラッシュ。

例年、青魚などの群れが北条湾へ入ってくると、ワカシやイナダ、シーバスなどの類のフィッシュイーターは毎年その青魚の群れを追って北条湾内へ入って来ます。

毎年のことなので、気が向いた時に活餌で狙ってみたりしていましたが、あくまでサビキ釣りをメインとしていたので、然程真剣にフィッシュイーターの類の魚は狙っていませんでした。

ところが、去年の晩秋の青物ラッシュの時は様子が違いました。

明け方近くなり、フィッシュイーターが北条湾内に入って来て青魚達を追い回します…ここまではいつものことなんですが、どう考えてもイナダレベルのサイズではない大型魚がアタックを繰り返していました。

まるでクジラが海面から飛び出す時のように、大型魚が近付いてくると海面が盛り上がり物凄い量の水しぶきが飛び散ります。

その迫力に家内と二人、釣りそっちのけで見入ってしまうほど豪快で、感動すら覚える様でした。

これ…

ちょっとやってみるか…(狙ってみるか)

こう思った時には時既に遅し…なことが多いんです。

イナダ、シーバスレベルの魚を釣るための、ぶっ込みの泳がせ釣りの仕掛けは常備しており、半ば遊び半分で狙ってみたところ、恐らくその大型魚と思われる魚が何度か針掛かりしました。

一度は足下まで手繰り寄せますが、優に70cmは超えており、家内が地べたに寝そべって必死にタモ入れを試みますが、結局道糸が切れバラします。

薄暗いとは言え、ハッキリ魚影は見ており、その胸ビレ、背ビレなどの長さや体色などから、キハダマグロの幼魚ではないかと思っております。

この青物ラッシュの時期は、釣りに行く度、キハダマグロの幼魚であろう魚を針に掛けますが、まともに釣り上げられたのはイナダばかり。

イナダ(1回目)を釣った釣行記事
イナダ(2回目)を釣った釣行記事

30分以上格闘し、両腕が筋肉痛になった日もありました。

毎回釣りに行く度に反省会をし、釣り具を強化しますが、先にも申し上げましたように、私もしがないサラリーマン故、釣りに行けても1週間で1回程度です。

釣り上げられない釣行が続き、次回、次回と繰り返しているとあっという間に1ヶ月が過ぎ、エサとなる小魚の群れも北条湾を離れ出し、次第にフィッシュイーター達も北条湾へやって来なくなります。

これは何もフィッシュイーターのような魚を狙う時だけに限らず、同じ回遊魚のイワシなどの青魚にも言えることです。

同じイワシでもマイワシなのか、ウルメイワシなのか、カタクチイワシなの、はたまたアジなのか、サバなのか、それ以外の魚なのか、どの種類の魚が寄って来ているのか、また寄って来る要素が多いのかで先手、先手で少しずつ準備をし、今の時期のように釣れない時期は釣りに行きませんと、いざ魚が寄って来ていても、ただ魚の群れが泳いでいるのを見ているだけ…と、少なくともその1回の釣行は無駄足になってしまいます。

こういうことから、私は安定して釣果が上がっている時よりも、むしろ今のように「待ち」の状態で釣れない時の方が、かなり神経質になっています。

この日の釣行も釣れないことは分かっていましたが、こういう視点で午前2時頃より北条湾でチョイ投げ、サビキ釣り、カマス狙いのウキ釣りをしてきました。



Twitterのタイムラインをご覧頂ければ、釣れない状況は一目瞭然なので、釣行の細かい流れは割愛しますが、気になった点を簡単にいくつかお話しさせて頂きます。

まず、カマスについてですが、北条湾でのカマスラッシュは終了…と見て良いと思います。

ただ、三崎港、北条湾を含む城ケ島近海から全ていなくなったか…というと、そうではなく、どうしてもカマスを狙うのであれば城ケ島に渡った方が無難かと思います。

北条湾周辺はかなりカマスもスレてきており、且つ数も相当減っていることから、数釣りは難しく少しでも釣果を上げるのであれば城ケ島内で釣りをされた方が宜しいかと思います。(冷凍倉庫前~京急ホテル裏)

これは実際に私が釣ったわけではないので、何とも言い難いですがネット上には近々でも城ケ島からですとカマスの釣果報告が上がっていました。

続いてチョイ投げですが、こちらは鯛系(クロダイ、マダイなど)ののっ込み※の時期なのでやってみましたが、この日はアタリは皆無で、エサすらかじられた様子もありませんでした。

※のっ込み=産卵期に入り浅瀬にやってくる+産卵前に体力を付けるために爆食いをする時期。

ただ、鯛系に関しては、如何せん潮がお伝えした通りほぼ動かない潮回りだったので、今後に望みを掛けたいと思っております。

肝心のサビキ釣りに関してですが、後ほど貼るライブ配信動画などをご覧頂くと、釣り開始直後はほぼ無風で北条湾内が完全にベタ凪だったことがお分かり頂けると思います。

北条湾は風がなくベタ凪になると、元々海水が淀み易いくらい潮の流れがないので沼のように完全に街灯の光が反射するレベルで全く波がなくなります。

極論を言えば葉っぱが1枚海面に落ちてもキレイな波紋が出来るような状況になるのですが、この日はその北条湾内の海面に時折魚が作る波紋が出来ていました。

かなり魚の動きも遅く、魚影まで確認は出来ませんでしたが、何がしかの魚の群れが居たことは間違いありません。

こちらも如何せん、潮の動きが前述した通りなので、活性は恐ろしく低く仮にサビキ釣りで釣れる魚の群れであっても、食ってくることはなかったと思います。

海水温が安定しませんが、ミニマムで13度を下回らない状況で推移しておりますので、この海水温を維持してくれれば次第に青魚の群れも北条湾内に入って来る可能性は高いです。

海水温


※ブログ執筆時、2022年3月15日午後7時半頃です。

※出典元:神奈川県水産技術センター・リアルタイム海況データ・三崎瀬戸

前週までは、波紋なども出来ず、魚の群れも確認出来ず、全くと言って良いほど魚の気配を感じませんでしたが、この日のこの波紋は個人的には期待して良いのではないか…と思っております。

あとは、仮にサビキ釣りで釣れる魚であれば、何の魚が寄っているか…により、その後に続くフィッシュイーターの類の魚も予測出来ると思います。

この日は何がしかの魚の群れがいることは分かりましたが、潮を始めとする海の状況が悪過ぎ、活性が上がる可能性が極めて低いので粘らず早々に撤収しました。

次回(週末)の三連休は大潮、中潮、中潮と潮回りは期待出来ます。

カマスラッシュも終了し、まだ今シーズンのサビキ釣りでの釣果実績はありませんので、今しばらく様子を見る必要はあると思いますが、いつ青魚の群れが北条湾に入って来てもおかしくない状況になってきました。

また、ご報告させて頂きます。

2022年3月13日 北条湾釣行 ライブ配信動画

2022年3月13日午前4時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年3月13日午前4時頃の花暮岸壁周辺の様子

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する50代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

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