この週は暑さとの闘いでした。
2ヶ月ほど前は、釣りをしている時に防寒着を着ていたのがウソのように、ある日突然真夏になったような日が続きました。
オマケに釣りに行った翌日には驚きの梅雨明け宣言。
関東甲信などは過去最短の梅雨に 7月に入ると戻り梅雨も(ウェザーニュース) https://t.co/zBoQHygRSI
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 27, 2022
そんな暑がりな私には厳しい日が続きましたが、釣行予定の日曜日も容赦なく酷暑の天気予報が出ていました。
日曜日の状況です。土曜日と同じく潮の動き的には日の出以降が宜しいかと思いますが、如何せん風が強い予報となっています。風速はコロコロ変わりますので、ご釣行予定の方は小まめに天気予報をチェックした方が無難です。皆様の大漁を祈っております。【直近の釣行記事】https://t.co/7s6KkFwzri pic.twitter.com/FC3bN4d6pV
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 24, 2022
もう、気温と湿度を見ただけで家から出たくなくなる感じです。
日の出以降は一気に気温が上がる…
そう予想し、潮の動きを考慮しつつ気温が上がる前に帰路に着きたかったので、この日は普段より1時間ほど早く自宅を出発し北条湾を目指しました。
自宅を出た途端にかなり強い風が吹いていました。
おいおい…予報は3mとかそのくらいじゃなかったっけ??
保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路を走っていてもガンガン車が風に煽られます。
車を運転していてかなりの強風なことが伝わってきます。
三浦縦貫道を降り、三崎方面へ走っていても、途中にある木々が大きく揺れ、確実に強風が吹いていました。
なんだか最近、天気予報が良く外れるな…頼むぜ…
などと思いながら北条湾に到着しますが、北条湾内の海面を見るだけで強風なことは一目瞭然。
案の定風は強いのですが、風が強いお蔭で若干肌寒い…
暑がりな私が肌寒いということは…家内はガクブル ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
釣りを開始します。気温23度、天候は晴れ、風は6m?7mほど、海水温は23度です。風が強いのでジャージの上を着ていても若干肌寒い感じです。強風の影響か釣り人はほとんどいません。今は釣り人がいないので問題ありませんが、今日は係留されている船が多く釣り座が限られる感じです。 pic.twitter.com/PkKOKfqX1s
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 25, 2022
前日の土曜日は30度超えの酷暑で、夜間になっても気温が中々下がりませんでした。
釣り場に着いて「寒い」というキーワードは微塵も予想しておらず、天気も快晴な予報であることからカッパも持って来ていません。
当然、防寒を意識した上着なども持って来ておらず、家内は時折車の陰に隠れながら釣りをすることになります。
釣りを開始するのですが、海面は強風で煽られ荒れているので、海の中の状況が掴みにくいのですが、何となく魚の活性が低い?もしくはいない?ような違和感を感じながら釣りを始めます。
前回の釣行まではほぼ第一投目で何がしかの魚が釣れていたのですが、この日は第五投目でようやく竿先が風で揺れているのか、魚が掛かっているのか分からないレベルのやる気のないアタリがあります。
縁起の良いスタートではないです…ネンブツダイです。 pic.twitter.com/iAh5eZAl83
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 25, 2022
釣れたのはネンブツダイで、サイズ的にサバっ子は泳がせ釣りの活餌には厳しいサイズになってきてしまったので、当初は「良いね、良いよ、活餌で使うからどんどん念仏釣ってくれ…」などと家内に話していましたが、20分もしないうちにバケツがいっぱいになるほどネンブツダイしか釣れません。
これ…
着いた時(北条湾に)の違和感が当たってるかもね…
あんまし良くないね…状況が…
少し大き目のアタリがありますが、今度はフグ(クサフグ)です。
これまた困りました…魚の活性が低いことを物語っていますね…フグ(クサフグ)です。 pic.twitter.com/dGvnbgMQV7
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 25, 2022
魚の活性が低いということもあるんですが、これは到着時に感じた違和感が当たっている証拠なんです。
この違和感については後ほど詳しくお話し致します。
そして、フグがヒットした後、幾分魚の活性が全体的に上がってきたようで、ここのところ恒例な感じの魚達が釣れ出します。
まずはサバっ子です。
4時からとか大ウソでした。w サバっ子がきました。 pic.twitter.com/WO9YkOtU2t
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 25, 2022
続いてアジ(マアジ)。
アジがきました。 pic.twitter.com/mdzKI4APKY
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 25, 2022
そしてムツっ子です。
ムツっ子がきました。 pic.twitter.com/p7mzjDWFTX
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 25, 2022
上記のツイートのムツっ子が、概ね例年北条湾で釣れるムツっ子のレギュラーサイズなんですが、この日もレギュラーサイズのムツっ子より一回り以上大きなムツっ子がヒットしました。
ムツっ子もかなりデカくなってきました。 pic.twitter.com/V1xZRRcI8c
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 25, 2022
そして最後にウルメイワシです。
ウルメイワシがきました。 pic.twitter.com/cL330PXPIy
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 25, 2022
前回の釣行時同様に、この日も先ほどお話ししました、ネンブツダイを活餌に泳がせ釣りをやりましたが、フィッシュイーターの類の魚の気配もなく、活餌に傷が付いたり等の動きもありませんでした。
今日は釣行時のツイートで一度も触れませんでしたが、泳がせ釣りもネンブツダイを活餌にしやっていましたが、フィッシュイーターの類の魚の気配もなく、活餌にこれと言った変化もありませんでした。https://t.co/vrGoZSsn1N
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 26, 2022
先ほど申し上げた「違和感」ですが、サバっ子の群れがいない…という雰囲気を感じたんです。
実際にこの日も釣れてるし、前回も釣れているのにいないとはどういうことだ…?と、思われると思いますが、冒頭でお伝えしました「過去最短の梅雨明け」に始まり、7月に入っていればまだしも、6月中にこの酷暑…というのも、あまり記憶にない方が多いのではないかと思いますが、昨今は本当に気象の状況や海の状況が非常に読みにくいです。
今まで感じた、そういった違和感を細かいところまで全てピックアップすると、とんでもない長いお話しになってしまいますので、今回はこの日感じたサバっ子についてのみお話しさせて頂きますが、上記のように海の状況が読みにくい…ということは、当然魚の動きも読みにくくなります。
北条湾に寄って来るサバっ子は、寄って来る時はゴマサバ、マサバ関係なくほとんど同じタイミングで北条湾にやって来ます。
しかし、北条湾を離れるタイミングはゴマサバの群れがまず北条湾を離れ、その後半月から1ヶ月程度遅れてマサバの群れが順次離れて行き、マサバの場合はしばらく離れない群れも現れることもあり夏の終わり頃(8月の下旬)まで釣れる年もあります。
マサバとゴマサバが好む下限の海水温は双方ともあまり変わらず15度くらいです。
上限の海水温はマサバの方が冷水を好む傾向があり20度ほどなのに対して、ゴマサバは25度くらいまでの海水温でも問題ありません。
また、ゴマサバは海洋性が強く外海を主な生活の場とします。
そして、北条湾でサビキ釣りで釣ることが出来る青魚の中で、他の青魚達との一番の違いはマサバ、ゴマサバ共に成長するとフィッシュイーターの側に回る魚だと言うことです。
30cmを超えてくると、ほぼフィッシュイーターの仲間入りで、サバっ子時代に食べていたようなエサではなく、小魚などを主に食べるようになります。
もちろん、サバっ子時代も元々フィッシュイーターの素質を持っていますので、自分より小さい小魚を襲うこともあります。
そもそも海水の温度などの問題はクリア出来ているのに、なぜ北条湾にやって来て一定期間を過ぎると再び北条湾を離れて行くのか…
今年、最初に釣れたサバっ子がこちらです。
波紋の正体はこいつでした。サバっ子です。 pic.twitter.com/1ipJrCNo0v
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) April 16, 2022
10cmほどの、本当にまだ魚の稚魚…という言葉がしっくりくる感じです。
サバっ子達がある程度の大きさに成長するまで、敵から身を守り易く、且つエサ(主にプランクトン等)が豊富な場所が北条湾なんですが、今現在北条湾で釣れるサバっ子は25cmを超えるものもいます。
当然サバっ子1匹のサイズが大きくなれば、食べるエサの量も増えます。
北条湾周辺にずっとい続けると、今度はエサが足らなくなってきます。
外洋性の性質を持つサバでも、渡り鳥のようにある日突然全ての鳥が次の越冬地へ向けて旅立つことはなく、まずは北条湾を出たり入ったりを繰り返します。
そして、次第に外海へ向けて順次旅に出て行くのですが、この日は恐らく北条湾をサバっ子の群れが出たり入ったりを繰り返しており、北条湾に到着した時はほとんど北条湾内にサバっ子の群れがいなかったものと思われます。
このように、ひっきりなしに忙しなく動く魚がいない時は、先ほど申し上げましたフグの恰好の的になります。
フグは見た目のフォルムからも、当然サバっ子のように俊敏に泳げません。
サバっ子達がいると、遠巻きからアミコマセなどのおこぼれを貰いますが、サバっ子達がいないと動きがゆっくりなフグでもサビキ仕掛けのすぐそばまで来ることが出来ます。
そして針掛かりしてしまいます。
フグが釣れる…ということは、近くに青魚のように群れで俊敏に動く魚がいないという一つのバロメーターなんです。
釣り開始当初にサバっ子が釣れなかったのは、全体的に魚の活性が低かったこともあると思いますが、アジがヒットした辺りではこの日の中では一番魚の活性は高く、コンスタントに一定間隔で釣れるアジとムツとは違い、突然バタバタと釣れ始め、すぐにパタリとアタリが無くなる…をサバっ子は繰り返していました。
サバっ子の回遊頻度とまさにバッチリなタイミングでした。
イワシやサバは常に泳いでいる魚で、爆釣れ!入れ食い!状態の時に、足下に同じ群れのサバやイワシがずっといて、その同じ群れの魚達が釣れ続けているわけではなく、北条湾が生け簀状態になっており、順次違う群れと入れ替わり泳いで来た時にたまたまサビキ仕掛けを食ってしまった魚が釣れており、北条湾の中をグルグル回るように種は同じでも、違う群れがひっきりなしに泳いでいます。
爆釣れ!入れ食い!状態になるには、潮の動き等々、他の要素も必要ですが、原則的に北条湾内のサバなりイワシの密度が非常に高い状態で魚達が入れ替わり立ち替わり泳いでいるということです。
時期でお話ししますと、サバっ子のこういった動きは例年より半月ほど早いのですが、サバっ子のサイズなどから考えますと、恐らくサバっ子の群れが北条湾を出たり入ったりを繰り返しており、潮の動き的には問題ないけどサバっ子が全く釣れない…という時も出てくるかと思われます。
この日も日の出以降に、地元の方にお声掛け頂いたのですが、この日の釣行前日の土曜日は、日中は確認していないと仰っていましたが、少なくても朝方は全くサバっ子が釣れていなかったと仰っていました。
とは言うものの、いきなりすぐにサバっ子が全く釣れなくなるということはなく、北条湾周辺にはサバっ子の群れはおり、サバっ子の行動範囲が広がり北条湾内でのサバっ子の密度が低くなった…というイメージですので、北条湾に限らず製氷所の前や花暮岸壁など、釣りをする場所を変えてみるのもありだと思います。
この日の釣果はこんな感じになりました。

こちらは釣れた魚種なんですが、ネンブツダイを撮影し忘れてしまいました。

上からマサバ、ゴマサバ、アジ(マアジ)、ムツ、ウルメイワシです。
この日の我が家の兄妹猫の朝食はサバっ子とネンブツダイを焼いてあげました。

ちなみにこの日釣れたネンブツダイは子持ちが多かったです。

焼いてしまったので、少々分かりにくいですが、中骨の右側にあるオレンジ色の塊りが卵です。

当然、ネンブツダイの卵も入っています。
子持ちネンブツダイの卵も丁寧にほぐしてあげましたが…
妹猫は腹が立つくらいキレイにネンブツダイだけ残しました。w
本日の我が家の兄妹猫の朝食は大きなトラブルもなく淡々と食事をしていました。妹猫はキレイにサバっ子のみ食べ尽し、あまり好きではないネンブツダイを残しましたが、そこは待ってました!とばかりに兄猫が最後は完食しました。 pic.twitter.com/MtGcjZFG0F
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 26, 2022
そして、我が家の兄妹猫の夕食は、兄妹揃って大好物なサバっ子のみを焼いてあげました。

週を追うごとに焼いたサバっ子が普通に美味しそうになっていきます。

特に焼いている時の匂いがたまりませんね。
夕食は兄妹揃って大好物なサバっ子のみを焼いてあげました。妹猫のサバっ子がどんどんなくなるのを心配そうに見つめますが、案の定妹猫には珍しくお皿を舐める勢いで完食。朝食時はネンブツダイが残りましたが、夕食はあまりの何も無さに兄猫がかなり戸惑っていました。w pic.twitter.com/K1bdyH0oB2
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 26, 2022
兄妹猫がサバっ子を食べるのを見ていても「これは美味いだろうな…」と思ってしまいました。
猫缶やこの日の朝食のように気に入らない魚が入っていると、妹猫はまずお皿など舐めないのですが、珍しくお皿の小さな肉片まで舐め取りました。
あまりに何も残っていなくて、戸惑いながらお皿を二度見する兄猫に笑ってしまいました。
そして人間用はと言いますと、サバのタタキの山かけ丼とアジ、ムツ、ウルメイワシの炊き込みご飯を作ってみました。
まずはアジ、ムツ、ウルメイワシの炊き込みご飯ですが、本当にシンプルにお米と一緒に炊くだけです。
研いだお米の上に魚を並べます。

お好みで粉末出汁、味の素などを入れて味付けは調節して下さい。
基本的にはアジとムツが入っていればそれなりに出汁は出ますので、何も入れなくても問題ありません。
炊き上がるとこんな感じになります。

少々面倒ですが、魚を一度取り出しほぐし身を作り、再びお釜へ戻しご飯と混ぜ合わせます。
そして、お茶碗に盛れば完成です。

アジ・ムツ・ウルメイワシの炊き込みご飯

次はサバのタタキの山かけ丼です。
サバは三枚に卸し余計な水分をキッチンペーパーなどで拭き取ります。

身に残った腹骨は取り除いた方が無難ですが、血合い骨はピンセットなどで一々抜かなくても今のサイズであれば叩いてしまえば気にならなくなります。
大葉、ネギと一緒に叩き、酢飯の上に盛り付ければ完成です。

※サバを生食する場合は自己責任でお願いします。
【参考】釣った魚とアニサキスについて
そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

浅漬けのキュウリ、揚げびたし、味噌汁のナスは自家製です。

元々日除けと我が家のウサギの親子のおやつのために野菜を育てているのですが、今くらいの時期になると次から次へと実が生り食べる方が追い付かなくなるんですよね…w
不格好ですが、採ったばかりの野菜は本当にみずみずしくて、勝手に毎日成長してくれるので有難いです。
早いもので次回は7月に入ります。
土日共に中潮と潮回りは問題ありません。
次回も頑張って北条湾へサビキ釣りに出掛けたいと思います。
また、ご報告させて頂きます。
・2022年6月26日午前5時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
・2022年6月26日午前5時半頃の花暮岸壁周辺の様子
・2022年6月26日 北条湾釣行 ライブ配信動画①
・2022年6月26日 北条湾釣行 ライブ配信動画②
・2022年6月26日 北条湾釣行 ライブ配信動画③
・2022年6月26日 北条湾釣行 ライブ配信動画④
・2022年6月26日 北条湾釣行 ライブ配信動画⑤

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