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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  サバ  アジ  青魚  ムツ  青物  メバル  

【三崎港・北条湾】動きは出てきているもののまだサバっ子は確認出来ませんでした(2023年4月9日)

こんにちは。

毎年2月の下旬からGW前辺りまでは、北条湾でのサビキ釣りはほとんど魚が釣れない時期なのですが、何度経験しても非常に時間が過ぎるのが遅く感じられ、毎週釣りに行くこと自体心が折れ掛かります。

しかしながら、今シーズンはまだ良い方で、2月の下旬のクロアナゴ前回の釣行でのガザミ、魚料理を作る上で少々難がありますが、何も釣れないよりはマシで、一抹の期待を持ちつつサバっ子が釣れ出すのを待っている状況です。

時間が過ぎるのが遅く感じる…

4月も半ばを過ぎ、この時点でサバっ子が釣れていないと「このまま青魚の群れは回って来ないのではないか…」という不安にも駆られます。

本ブログのアーカイブで、ここ数年の4月の釣行を振り返ってみたのですが、やはり不安と期待が入り混じった微妙な感じで釣りに出掛けており、過去の記事を振り返って読んでいると、フッとある法則に気付き1年置きに4月の上旬にサバっ子が釣れ出す年と、4月の下旬にサバっ子が釣れ出す年を交互に繰り返していました。

釣れ出す時期が1ヶ月も2ヶ月もズレがあるわけではないので、特段気にすることでもないのですが、これも黒潮の流れ方の影響なのかな…と思いました。

広く捉えますと、概ね4月の中旬には釣れ出しており、この日も心躍るほどテンションは高くありませんが、一抹の期待を持ち北条湾へ向かいました。

この日の潮回りは中潮、潮が動くタイミングが良いことから、釣り座が埋まるほどではありませんが、もしかするとそれなりに釣り人がいるのではないか…という思いや、まだサバっ子の釣果も確認出来ておらず、調査的な意味合いから普段より早めに自宅を出発し、午前2時頃に北条湾に到着しました。



北条湾に到着すると、予想とは裏腹に釣り人はまさかのゼロ。

釣り道具だけ岸壁に出し、恐らく場所取りをし車内で仮眠されていると思われる方が一組、釣り道具はありませんでしたが車のエンジンを掛けたまま仮眠されていると思われる方が一組、私達を入れて三組しかおらず且つ釣りをしているのは私達だけでした。



この日は予報では風速が7m~8mほどとなっており、強風の中での釣りを覚悟して来ましたが、北条湾に到着すると風速は1mもないくらいのまさに微風。



海面は完全なベタ凪で、その沼のような湾内には波紋一つ出来ておらず、全く魚の気配を感じません。

釣り人はほぼゼロに近い状況、魚の気配を全く感じない沼のような湾内…

期待して早く来たけど…

たぶん今日もダメなんだろうな…

釣りの準備をしているにも関わらず、帰ろうか悩むほどテンション爆下げです。

取り急ぎサビキ釣りの準備を終え、家内にサビキ釣りを開始してもらい私は他の釣りの準備に取り掛かりました。

何気なく家内の方を見ると、持ち竿でサビキ釣りをしています。

なにもいないだろ…?

竿は竿受けに置いといて良いよ…

すると、家内が…

いや、いるんだよ…

かなりの数が…

大きさはたぶん10cmくらいだけど、小魚の群れが…

釣りの準備を中断し、海の中を覗き込みますが、私は元々目が悪く近年は老眼も酷く、私はハッキリと確認出来ませんでした。

俺は良く見えないけど、サバっ子なのか…?

いや、形はサバじゃないな…

形が細長くない…

じゃぁ、根魚じゃないのか?

いや、数がとにかく凄くて根魚の稚魚ではないと思う…と。

しばらく持ち竿で家内が粘り、その正体を釣り上げます。



10cmほどのマアジの稚魚、豆アジです。※

※後が続けば持ち帰るつもりでしたが、後が続かずバケツの中で豆アジも元気いっぱいだったのでリリースしました。

この後、アジは続かず今度はメバルの稚魚が立て続けに釣れ出します。



ん…

潮の動きと良い魚の活性は低くないな…

しかし、一向に魚の気配は感じず、メバルすら釣れなくなり全くアタリもなくなります。

この日、サビキ釣り以外の釣りは前回の釣行時同様に、サンマの切り身でぶっ込み、マダイ用の1本針にアオイソ(アオイソメ)を房掛けにした投げ釣りをしていました。

全く魚の気配を感じなくなってから、しばらくしてこの2本の竿のエサを替え、再び投げ入れました。

すると、仕掛けを投げ入れた北条湾の中央部で、オモリが着水するとコノシロのような魚体の魚が数匹海中から飛び出しました。

もう1本の竿の仕掛けを、先に投げた仕掛けと近い場所に投げ入れてみると、同じく数匹魚が海中から飛び出しました。

なんだ??

こいつら…?

この日はほぼ満月に近い月齢で、月明りが海面に反射するほど月が明るく、この月明りのお蔭で飛び出した魚の形はハッキリ分かりました。

もしかして…

こいつらフィッシュイーターでは…?

釣り開始直後に豆アジが釣れました。

この日の潮回り(潮汐)は中潮で、月齢はほぼ満月。

釣りをしていた時の潮の動きは、満潮に向けての上げ潮で、1年の中でも中々これだけの好条件下で釣りが出来ない…というくらい釣りをする上では良い条件が整っていました。

トドメを刺すように、海水温も15度。

これで釣れないはずがない…

状況的にはそうなんですが、現実的にはアタリすらなく魚の気配も感じません。

小一時間ほど仮眠をし、午前4時過ぎに釣りを再開しました。

薄っすらと空も明るくなり始め、月明りもあるので普段のマヅメ時よりも海の状況が良く分かりました。

すると…

仮眠前に海中から飛び出したと思われる魚影を発見します。

足下で見たわけではないので、断言は出来ませんが、恐らくシーバスの類。

所謂セイゴサイズのヒラ(ヒラスズキ)、マル(マルスズキ)の幼魚かと思われます。

やっぱな…

フィッシュイーターがいたからサビキで何も釣れなかったのか…

自然というのは常に変化していくものですので、「普通」や「例年通り」という状況の定義はないと思っていますが、どうしても比べるとなると前年度の状況と比較することが多いです。

また、比較をした方が分かり易い、伝え易いということもあり比較してしまいますが、去年までの同時期に北条湾へ現れるフィッシュイーターと言えば、アカエイくらいでした。

こちらは2022年4月17日(去年)にサバっ子を活餌に泳がせておいて釣れたアカエイです。



どうしても、今の時期は釣果を上げにくいので、サビキ以外の釣りもするのですが、前回の釣行時に釣れたガザミなどはラッキーな方で、北条湾内で魚の切り身や死にエサを使って釣りをするとアカエイの餌食になります。

この時も、恐らく泳がせていた活餌のサバっ子が力尽き、海底に沈んだところを襲われたと思われます。

とにかく去年までは、今の時期の北条湾に入ってくるフィッシュイーターはアカエイやダイナンウミヘビくらいしかおらず、泳がせ釣りしかりルアーなどで釣りをしてもやるだけ無駄状態でした。

しかし、今シーズンは去年の晩秋の青物ラッシュで70cmのカンパチから始まり、イナダヒラスズキと続き、今年に入ってからは釣果を得られておりませんが、青物を始めとするフィッシュイーター達が未だに北条湾周辺をうろついています。

これだけのフィッシュイーターが途切れることなく冬を越し、これから本格的なシーズンになるという時まで回遊してくることはかつてありませんでした。

今のこの状況は良い状況なのですが、大手を振って喜べるわけでもなく、狭い北条湾という湾に釣り人しかり、フィッシュイーターしかり、あまりに数が多過ぎて皮肉な話ですが、釣りをする上では弊害になってしまっている側面があります。

これから寄って来ると思われるサバっ子、ムツっ子など生後間もない稚魚や小魚の群れは別ですが、生後1年以上経ち北条湾という餌場を知っている青魚青物、他のフィッシュイーター達は、釣り人が多過ぎる故スレが酷くなっており、魚はいるんですが釣ることが非常に難しくなっています。

また、フィッシュイーターが多過ぎて、狭い北条湾内に数多くフィッシュイーターが入ってしまうと、青魚などの捕食される側の小魚達が北条湾から出て行ってしまうという悪循環も生まれています。

この日、家内が最初に発見し1匹だけ釣った豆アジの群れも、恐らく30cmほどのフィッシュイーター達に追い回され、サビキ仕掛けに全く反応しなくなり、その後は豆アジの群れらしきものは確認出来ませんでしたので、最悪は北条湾から出て行った可能性が高いです。

まだ、4月の中旬なので、恐らく4月中にはサバっ子、ムツっ子が釣れ始めると思いますが、連日これだけ入れ替わり立ち替わりフィッシュイーターが北条湾内に入って来る状況ですので、最悪北条湾内にサバっ子、ムツっ子が入って来ない…という、かつてない状況になる可能性もゼロではありません。

また、繰り返しになりますが、ルアーでフィッシュイーターを狙っても、スレが酷いのでほとんど反応しません。

実際にルアーで魚を釣っている人を近年では見たことがありません。

青物の類は特にですが、完全に北条湾を自分達の餌場として回遊しています。

仮に生け簀にスレた100匹のフィッシュイーターがいて、同じサイズの生け簀にスレていない1匹のフィッシュイーターがいたとしたら、スレてない1匹の方が断然釣り易いです。

スレてしまった魚を釣るのは本当に難しく、釣り堀の魚ももちろんスレているんですが、釣り堀の魚は釣りエサ以外のエサを与えられていませんので、釣れるわけです。

どうしてもルアーで狙うのであれば、寄っている魚を特定し、狙う魚を絞って釣りをされることをお勧め致します。

次回は潮回りが若潮、天候が雨…

そして、サバっ子、ムツっ子が寄っているかも分からない…

雨の中、カッパを着たアラフィフのおっさんの一人罰ゲーム状態になる可能性が非常に高く、釣りに行くモチベーションが保てなくなりそうです。w

しかし、いつ釣れ出すか分からない今の時期、最悪釣りはしなくとも様子だけは見に行ってこようと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

※ツイート内で4月16日とツイートしておりますが、正しくは2023年4月9日に撮影したものです。
2023年4月9日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年4月9日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する50代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
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