三陸沖~房総沖で「M9」30年以内に30%-地震調査委
東日本大震災に伴う見直しで確率が10ポイント上昇した。
三陸沖北部から房総沖の海溝寄りでは、太平洋プレート(岩板)と陸側プレートの境界部でM8以上と推定されるプレート間地震が過去約400年に3回発生。
大震災もこの領域を震源域に含んでおり、今回で計4回になった。
この領域で起きる地震は、揺れは比較的小さいが、海底が大きく動いて津波が高くなる「津波地震」として知られ、明治三陸地震のほか江戸時代の慶長16(1611)年に三陸沖、延宝5(1677)年に房総沖でも起きた。
また、大震災の震源域の北端に当たる三陸沖北部では最大M7.6が30年以内に90%、南端の茨城県沖では同7.2が同90%以上の高い確率で起きるとした。
一方、大震災の発生直前の確率は30年以内で最大20%だったと試算。
同87%とされる東海地震の発生確率などと比べて低い数字で起きたことも分かった。
会見した阿部勝征地震調査委員長は「防災対策は数字にとらわれないで進めてほしい。(大震災の震源域の)隣接地域でM8前後を誘発する可能性も指摘されており、余震に注意してほしい」と話した。
(MSN産経ニュース)
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