ハッカー集団「アノニマス」、米調査機関を攻撃-窃盗金をXマス寄付

さらに、これはクリスマスに合わせた、1週間にわたる複数の目標への攻撃の始まりにすぎないとしている。
アノニマスの支部と名乗る集団の1つは、窃盗の目的は、クレジット情報を基に個人の銀行口座などから百万ドルを引き出し、クリスマスプレゼントとして複数の慈善団体に寄付することだとしている。
領収書の画像も投稿されている。
簡易ブログサイト「ツイッター」には、アノニマスにリンクされたアカウントによって、ストラトフォーが厳重に保護している機密の顧客リストと称するデータへのリンクが投稿されている。
リストには米空軍やマイアミ警察署も含まれている。
アノニマスが入手した200ギガバイトのデータのごく一部と主張するリストの残りには銀行や法執行機関、防衛関連の請負業者、テクノロジー企業などが含まれている。
動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載されたストラトフォーの会社概要によると、同社は米テキサス州オースチンを本拠地とし、リスク管理を目的とした政治・経済・軍事情報の分析を行っている。
ウェブや電子メール、動画を介して会員に有料でリポートや分析データを配信している。
同社は会員宛ての電子メールで、ウェブサイトが不正侵入されたことが発覚し、サーバーと電子メールを一時停止していることを明らかにした。
AP通信が会員から入手したジョージ・フリードマン最高経営責任者(CEO)の署名入りの電子メールには、「われわれは流出した会員情報の範囲を入念に調査している」とあり、「犯人の特定に向けて警察と緊密に協力している」と記述されていた。
ストラトフォーに電話をかけたが25日の時点では応答がなかった。
米空軍の広報官は電子メールで、「明白な理由により」米空軍は特定のぜい弱性や脅威、対応についてはコメントしないとし、「米空軍は今後も状況を監視し、通常どおり必要に応じて空軍のネットワークや情報を保護するための措置を講じる」と述べた。
マイアミ警察署の広報担当者は、同署がストラトフォーの顧客であるかどうかは確認できないとし、同署にかかわるセキュリティー違反については特に情報は得ていないとした。
アノニマスは、クレジットカード情報の一部は暗号化されていなかったために入手可能だったとしている。
ストラトフォーの顧客リストと主張するデータを公開してから数時間後、アノニマスは暗号化されたファイルへのリンクをツイッターに投稿した。
それによると、ファイルにはストラトフォーの顧客リストに含まれる個人の4000件に及ぶクレジットカードやパスワード、自宅住所データが含まれている。
(WSJ)
■ハッカー集団アノニマス/Anonymousの攻撃先一覧
■アノニマス/Anonymousのプレスリリース動画一覧
■被害公表の顧客再び標的か ハッカー集団が報道
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