クシクラゲ新種発見 なが~い「のど」特徴
佐世保市の九十九島と三重県で採取されたクラゲが、「海の宝石」と呼ばれるクシクラゲの新種だと東海大海洋学部准教授の堀田拓史(ほりたたくし)さん(53)らが発表し、研究論文を載せたオランダの博物館刊行の学術誌オンライン版の配信が始まった。

体の中心線に沿って、細長く白く光る部分が咽頭(いんとう)。その右先端に口、左先端付近に胃がある。
堀田さんが鳥羽水族館(三重県)の学芸員だった2001年4月、鳥羽港に漂っていたのを見つけ、初めて採取した。
奇形などの可能性を消すため複数集めようと探していたところ、2010年3月に九十九島水族館海きらら(佐世保市)職員が九十九島で採取。
堀田さんと海きららの秋山仁(ひさし)クラゲ・魚類課長が共同で発表することになった。
長崎でみつかったクラゲは全長31ミリ。
約150種いるクシクラゲの一種。
同じ科に分類される他種に比べ、口と胃を結ぶ咽頭(いんとう)の長さ(全体比)が倍以上あることなどから、新種と判断したという。
属名の後に「長い喉(のど)」を意味する「ロンギグラ」をつけて「バトキュロエ ロンギグラ」(和名ノドナガチョウクラゲモドキ)と命名した。
海きららでは17日から、館内の「クラゲ研究室」でこの新種のクラゲのビデオ映像を放映する。
(asahi.com)
クシクラゲ
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