タイタニック号沈没の「真犯人は月」、米研究者が新説

1517人が命を落とした同事故は、深夜に氷山に接触したことが原因と言われている。
同大で月の役割を研究するチームを率いる物理学者ドナルド・オルソン氏は「タイタニックの航路に異例なほど大量の氷山があった理由は、月との関係で説明できる」と語った。
1912年4月15日未明に沈没したタイタニック号をめぐっては、エドワード・スミス船長が氷山警告信号を軽視したように見える点について、研究者たちは頭を悩ませてきた。
スミス船長は、タイタニック号運航会社のホワイト・スター・ラインで最も経験豊富な船長であり、北大西洋航路は何度も航海していた。
タイタニック号の処女航海の船長に選ばれた理由も、知識と注意深さを買われてのことだった。

オルソン氏によると、タイタニック号が衝突したのと同じグリーンランド氷山は通常、カナダのニューファンドランド・ラブラドル沖の浅水域にとどまり、融けて小さくなるか、潮位が高くなって再び浮くまで南に向かって動き出すことはないという。
同氏が率いるチームは、1912年1月に月が地球に接近し、その引力で海面が高まったことで、通常よりはるかに多い氷山がタイタニックの航路にも入り込んでいたとする海洋学者ファーガス・ウッド氏の推測を調査。

調査の結果、「極めて珍しい」出来事が起こっていたことが分かった。
同年1月4日は、月と太陽が一直線に並び引力が強まる大潮の状態で、さらにほぼ満月だった月が1400年の間で最も地球に近づいていたという。
加えて、その前日は1年で地球が太陽に最接近していた日だった。
オルソン氏は「この条件によって月が地球に与える潮汐力を最大化させた。驚くべきことだ」とコメント。
タイタニック号に迫った氷山があれほど大きく大量だったことは、当時のスミス船長には知る由もなかっただろうと述べた。
(ロイター)
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