ダニが真空でも生存-金沢医大・阪大、電子顕微鏡で確認
真空状態での生存確認は世界初といい、宇宙技術などへの応用が期待できるという。
研究成果は14日付の米科学誌「プロスワン」オンライン版で公開された。
石垣靖人・金沢医大准教授によると、研究で使用したのは、観察対象に電子線を当て、反射してきた電子から得られる像を観察する「走査型電子顕微鏡」。
電子線は空気に遮られるため、観察対象を真空状態の容器に入れる必要があり、生きたままの生物観察は不可能とされてきたという。
研究グループは生きた状態での観察法を模索し、石垣准教授が10年秋、金沢市近郊の山で採取したダニの一種「キチマダニ」(体長約1ミリ)が真空容器内で動いていることを発見。

キチマダニ
走査型電子顕微鏡にかけ、約30分間、キチマダニが足の節を曲げたりする様子の撮影に成功した。
キチマダニは実験後も約2週間、空気のある中で生きていたという。
(毎日jp)
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