「ヒッグス粒子」観測を可能にした実験装置「LHC」
欧州原子核研究機構(CERN)は2012年7月4日、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)での実験において、長年探索してきたヒッグス粒子とみられる粒子を観測したと発表した。
ヒッグス粒子の発見に役立った実験装置のひとつが、高さ22m、全長44m、重量7000tの大型粒子検出器「ATLAS」だ。
LHCの中でもいちばん大きい実験装置となる。



ATLASは、LHCによって7TeVまで加速された2本の陽子ビームを検出器の中心で衝突させ、その衝突によって発生する粒子を精密測定するために作られた。
日本を含む世界から2,200人の物理学者が集まって実験を行っている。
ATLASで捕えられた信号は、興味深いデータだけがネットワークを通じて各国の「地域解析センター」に送られ解析される。
そのデータはネットワークにより共有されており、物理学者たちはさまざまな場所から実験結果を解析している。
データ量は年間1PBを超える。
CMSでは、地球の磁場の10万倍に相当する磁場を作り出す巨大なソレノイド磁石(超伝導ケーブルの円筒形コイルからなる)が利用されており、ヒッグス粒子、暗黒物質、余剰次元を確認する実験において使用される。
CMS実験には、37カ国から2,000人の科学者らが共同で取り組んでいる。
(MSN産経ニュース)
■長年探索してきたヒッグスボゾンとみられる粒子を CERN の実験で観測
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