思い返せば去年の9月は全日曜日、祭日が雨というまさかの天気で結局9月は一度も釣りに行けず、尻切れトンボのような状態で冬に突入したのを思い出しました。
今年も秋雨は天気で感じるものの、週中に天気が悪くなり週末は晴れるという流れで何とか先週、今週共に釣りに行くことが出来ました。
この日も先週同様、未明にも関わらずイワシの群れがバシャバシャと音を立てながら泳ぐ状況で、サビキで釣るより網ですくった方が早いんじゃないかという感じでした。
この日の潮はこんな感じです。

この日は釣りを開始して1時間ほどしてキャプチャー画像を撮ったので時刻は釣り開始時刻ではありません。
中潮ながら潮が上げてくるタイミングでの釣りでコンディションはまずまずでした。
陽気も若干湿度は高いものの、気温が低いため涼しく感じとても釣り易い陽気でした。
例年ですと、この時期、特にマイワシが釣れ始めるとサビキ釣りの1年の集大成と言っても過言ではないくらい魚種に富み、サイズの大きな魚が釣れます。
一番釣って楽しく、食べて美味しい時期と言えると思います。
この日も魚種で言えば、マイワシ、ウルメイワシ、シマイサキ、マアジ、マサバが釣れました。
そんな中、今年はアジ狙いに拘って釣りをしてきたのですが、この時期のアジは20cm~30cmくらいのものがサビキ釣りでも釣れることがあります。
ただ、アジもバカではないのかサイズが上がるにつれ、針掛かりしにくくなります。
マメアジくらいのサイズは釣れるのですが、20cmオーバーは中々釣れません。
そこでこの日はアジ専用の仕掛けを用意し、普段より1本多く竿を出すことにしました。
言い方を変えると、サビキ仕掛けで竿を増やしてもイワシの群れに襲われると釣りにならなくなり、魚が掛かったまま少しでも放置するとイワシ類は縦横無尽に泳ぐため仕掛けがグチャグチャになってしまうから…というのもあります。
アジ専用の仕掛けと言っても至って簡単なもので、飛ばしウキでのカゴ釣りのウキを外したもの…と思ってもらえれば良いかと思います。
仕掛けはこんな感じです。


中通しのオモリに中通し式のカゴを付け、その下にカゴ釣り用の仕掛けを付けて釣ります。
カゴはテンビン式のものでも問題ありません。
横付け式の網はオススメしません。
この仕掛けにオキアミを針に付けて釣るのですが、イワシなどもエサを食ってきます。
そうすると前述した通り、仕掛けがグチャグチャになることがあります。
何度か試して中通し式が一番仕掛けが絡みにくかったです。
カゴの中に入れる撒き餌は、サビキで使うアミコマセで問題ありません。
もちろん専用の撒き餌を使っても問題ありません。
そこでこの仕掛けを使う意味ですが、イワシ対策が理由ではありません。
一番大事なのは、どんな魚でも同じですが大きくなるにつれ彼らも知恵を付けていきます。
つまり、針が見えていると食いが渋くなります。
サビキの場合、疑似餌が付いていたり、アミコマセを潜らせる釣り方でも疑似餌や針がむき出しになっています。
そこでオキアミで針をキチンと隠すということが大事になってきます。
アジ用の仕掛けに関しては丸セイゴの10号~12号くらいの1本針でも問題ありません。
オキアミはMサイズくらいが無難ですが、お使いになる針に合わせてサイズを変えてみて下さい。
オキアミが大き過ぎて針から飛び出し過ぎると、オキアミの先端だけ食われてこれはこれで針掛かりしません。
針にオキアミを付けて、針に合わせてオキアミの頭を取ってしまう方法もありますが、オキアミをエサにする場合は出来るだけオキアミの頭は残しオキアミの目が付いている方が食いは良くなります。
そしてこの日の釣果ですが、こんな感じになりました。



良型のアジは1匹しか釣れませんでしたが、アジ専用の竿で釣りました。
サイズは約20cm。
その他、持ち帰った魚はマイワシとサバ。
ウルメイワシ、小さなアジはいつものこの方の胃袋へ。

釣りを開始したのが午前3時半頃ですが、この日は釣り開始早々に登場したので釣りたてをお腹いっぱい食べて帰りました。
今回は良型のアジは1匹しか釣れませんでしたが、先月より太り脂のノリも良かったです。
そして今回の料理はこんな感じに。

アジのお刺身

サバとマイワシの天ぷら

三枚に卸したマイワシ

マイワシの太巻き

マイワシのタタキ

マイワシご飯
マイワシご飯は酢飯ではなく、温かいご飯にタタキを載せてワサビ醤油をかけて食べました。
酢飯ではなくても十分美味しかったです。
少し余談なのですが、私はサビキ釣りでウキを使いません。
夏場のサビキ釣りは、私もブログで申し上げている通り簡単に誰でも出来て良く釣れる釣り。
どうしても釣り場が混み合うことが多々あります。
そんな中、ウキを使うと狭いスペースを活用出来ず、潮の流れが速いと仕掛けがアッという間に流されて釣りにならなくなることもあります。
かと言って地べたに置き竿だと万が一大きな魚が掛かった時に竿を持っていかれたり、持ち竿だと長時間持っていると疲れてしまいます。
そこで使っているのが、船釣り用の竿受けです。

船釣り用の竿受け
しかし、中々船用だとサイズが合うものが無いのが現状です。
船だと挟む場所が薄いため、陸地で挟めそうな場所があっても厚過ぎて挟めないことが多いです。
実際、私が使っている竿受けもネジ穴の位置を少し加工して合わせています。
参考までの使っている商品の画像を載せておきます。



ネットを使って探せば何かしらあるかもしれませんが、参考にして頂ければと思います。
最後に、特にこの時期のイワシの群れが大群で押し寄せる時期に良く見かける鳥なのですが、あまりの狩りの下手っぷりに毎回笑わせてもらっている鳥の写真を撮ってみました。

狩りが下手な鳥
暗いので非常に分かりにくいですが、この写真はたまたま魚を咥えているところです。
私は鳥には詳しくないので、なんという鳥かは分からないのですが、この時期に良く船を係留するロープなどにとまり海面に上がってくるイワシを狙っています。
元々、水が得意でないのか、気合いを入れてイワシを狙い顔を突っ込むも溺れそうになったり、一時間以上頑張るも一匹も取れなかったりと、釣れたイワシを投げてあげたいくらいです。
不器用な狩りの姿に癒されます。
来週も良型のアジ狙いで行ってみたいと思います。
またご報告させて頂きます。
■ロップイヤーと猫の動画


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