土曜日から秋雨前線の停滞により、雨が降ったり止んだりが続き、雨雲が通過するタイミング如何によっては釣りに行けない雰囲気が漂う週末。
土曜日から天気予報、雨雲レーダーと睨めっこをしていました。
土曜日の夜遅くから日曜の未明にかけては曇りの予報。
しかし、日曜日の早朝からまた雨が降る予報、こんな感じの天気の中、多少の雨なら釣りをしようとカッパ持参で一路城ケ島へ向かいました。
金曜日辺りから寒気も入り込んできて、肌寒いを通り超し普通に寒い…まさに冬の一歩手前くらいまで気温が下がり「もしかするともうサビキは厳しいかな…」などと思いながら現地に到着。
時折小雨も降る中、さすがに釣り人もいないだろう…などと思っていましたが、想像していたより釣り人が居てビックリしました。
余談ですが、私は小学1年生から一人で電車に乗り釣りに行く釣りキチでした。
まぁ、今思えば小学1年生の私を良く一人で釣りに行かせてくれたな…と親に感謝すると共に、この経験がかなり幼少期より社会経験が出来たと思っています。
始発の電車に乗って夕暮れ前に家に帰って来る約束で行かせてもらっていました。
出先で困っても頼る人がいません。
鳴いていても助けてもらえるわけではないので、とにかく分からないことは近くの大人に聞きまくる。
たくさんの親切な大人の人に助けてもらい、大人との接し方や社会のルールを勉強したと今となると思います。
と、私の幼少期の話はさておき、当時はかなりの釣りブームでした。
ここ1~2年、その頃を思い出すくらい釣りをする人が増えている気がします。
また、インターネットの発達によって情報共有が早いので、良い釣り場の情報はアッという間に拡散されます。
この日、雨にも関わらず想像以上に釣り人がいるのに驚くとともに、私が子供の頃の釣りブームとは少し違う形の釣りブームを何となく感じました。
雨ということもあり、釣り場が混み合うことは無いと思い、この日は普段より1時間ほど遅く家を出発しました。
現地に着いたの午前4時。
霧雨が降る中釣りの準備をし釣り開始。
雨以外では無風のベタ凪と釣りをしやすいコンディションでした。
ベタ凪なので当然波はありません。
ということは魚の群れが泳いでいれば一目瞭然なのですが、なぶらや群れらしい波が全くない…
何となく嫌な予感がし、釣りの準備をしながら海面の様子を伺っていると…「アッ!今日は釣れる!」と確信出来ました。
確信出来た理由はこちら。


魚を捕るのが下手な鳥
以前ブログでご紹介させて頂いた魚を捕るのがビックリするくらい下手な鳥、そうヤツがいました。
海面に魚の群れが頻繁に現れる時(時間)しかこの鳥は姿を現しません。
不思議とこの鳥の姿が消えると、次第に魚の群れもいなくなります。
ある意味一つのバロメーターなんです。
予想通り、10分程度待つと、この日も釣りをするより網ですくった方が早いという状況に。
もの凄い数のマイワシの大群が押し寄せ、湾内が全てマイワシだらけになりました。
何とか動画を撮りたいと思いつつも、スマホかしょぼいデジカメしかなく夜間のため中々海面の様子の動画撮影には成功しないのですが、夜中ということもあり、いたる所でピシャピシャ跳ねるマイワシの大群はかなり不気味な様相を呈しています。
でも…この鳥は結局のところ私達が帰るまで1匹も捕ることが出来ませんでした。w
そして釣りを開始し、程なくして入れ食い状態に。
雨のため、頃合いを狙ったかのようにいつものこの方も登場。
この日はマイワシ以外は釣れなかったので、オールマイワシという贅沢な朝食に。
ここでまた少し余談なのですが、サビキ釣りをしているとマイワシやサバの体表に張り付いている(寄生)甲殻類の虫のような物を見たことがあるかと思います。
これは「イワシノコバン」というフナムシなどの仲間の等脚類という生き物です。
※イワシノコバン
寄生している様が気持ち悪いですが、寄生していた魚を食べても特に害は無く、個人的にはこの虫をマイワシから剥がして海に戻すか、剥がしたマイワシをいつものニャンコにあげています。
無難なのは無理に剥がしたり、触ったりせず、張り付いている魚が釣れたらリリースする方が良いかと思います。
いろんな青魚に寄生しているのを見るのですが、ダントツでマイワシ、サバが多いと感じています。
やはり、虫からしてもマイワシ、サバは美味しいのかな?などと思ってしまいます。
話が逸れまくりましたが、今回の釣果はこんな感じです。

1時間ほどの釣果ですが、ニャンコにお裾分けをした分も入れればこの倍は釣れました。
陸上は冬を思わせる気温でしたが、釣果は夏を思わせるものとなりました。
そして料理は、今回は釣れたのが全てマイワシということもあり、先週同様圧力鍋を使って骨まで食べられる煮付けにしました。

下ごしらえをしたマイワシ

マイワシの味噌煮
マイワシは頭と尾を切り腸を抜きます。
今回は赤味噌をベースに砂糖の代わりに黒糖黒飴を使い生姜と一緒に煮ました。
※調味料の分量などの参考に
お好みで味噌も白味噌や合わせ味噌、赤トウガラシを入れてピリ辛風、ゴマをすりおろしてゴマの風味を強くしたり、いろいろお試し下さい。
マイワシは足が早く、すぐに身に締りがなくなり崩れてしまいます。
釣りたては色艶も良く、身も締まっており、風味も強いのでクセのある食材と合わせても決して引けを取りません。
釣り場から自宅に持ち帰る際も、保冷剤ではなくロックアイスなど氷と水で冷やすと鮮度も長持ちします。
クーラーボックスに氷を入れて3/1くらい海水を入れた中に入れておくと、より色落ちもせず身も崩れません。
真水より海水(人工海水でも可)の方が長持ちします。
手に持った時の感触や見た目の鮮やかさは、やはりスーパーで売っているマイワシとは比較になりません。
もちろん味も違います。
是非お試し下さい。
またご報告させて頂きます。
■ロップイヤーと猫の動画


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満ち引きはあまり関係ありませんが、原則的に潮が動いている時間帯に回って来ます。
ですので、だいたいこの時間帯とは言い難く、潮が動いている時間帯のどこかの1時間~1時間半くらいが一番イワシの活性が上がります。
一気にやって来て、一気に去っていく…みたいなイメージでしょうか。
意外と猫や鳥も一つの目安になります。
不思議なもので、いつもイワシをあげている猫も釣れない時は早々に引き上げたり来なかったりします。
また、アジは夜釣りで釣れますが、イワシは基本的に夜行性ではないので、街灯がある堤防で街頭の光が海面に届いている場所の方が釣れます。
今週は気温が低い日が続きそうなので、これで海水温が一気に下がらなければ来週もまだいけると思います。
またご報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
> いつも楽しく見させてもらっています!
> 現在マイワシは早朝何時ごろから回ってる感じでしょうか?