伊勢湾台風ばりの勢力の強い台風が接近する中、影響が出る前に城ケ島へサビキ釣りに行って来ました。
※【台風21号】戦後最大級の高潮被害『伊勢湾台風』に似た状態
普段であれば、こんな最悪のコンディションの日にわざわざ釣りに出掛けるほど釣りキチではありません。

台風21号
何より、高潮に加え風雨が凄く、洪水時に氾濫しそうな川の様子を見に行って流される人達と然程変わりません。
しかし、そろそろサビキシーズンが終わりに近付いており、一週間でどんどん海の様子も変わっていく時期。
前日からネット等で海の状況や台風情報をかき集め、実際の天候と照らし合わせタイミングを見計らっていました。
当然、行くタイミングが早ければ早いほど、台風はまだ南方にあり影響が出にくくなります。
まず、普段通り午前1時~2時に起床。
ボーッとしながらパソコンの電源を入れ、なるべくリアルタイムな情報を検索。
そして、次に窓を開け雨の様子を確認。
窓を開けた瞬間にトリプルプレーでスリーアウトチェンジ。
もの凄い豪雨。
車の運転も危険なくらいの豪雨で、自宅前の道が川のようになっていました。
その後も90分サイクルくらいで起きたり、寝たりを繰り返すものの豪雨の雨音が止むことはありませんでした。
そんなこんなで飼い猫に起こされて7時前に起床しました。
この段階では、既に釣りに行くことは完全に諦めていましたが、何となく雨雲レーダーを見ていました。
雨雲レーダーの三浦半島の予報を見ると、奇跡的に8時半くらいから10時半くらいまで三浦半島付近だけ雲が途切れる予報。
一気にテンションも上がり、このタイミングしかない…と、台風の情報や潮の情報を見ました。
当日の潮はこんな感じです。

中潮で午前6時半頃から引き潮。
これが上げ潮のタイミングなら行きませんでした。
お分かりと思いますが、台風が近付くと平常時より気圧が低くくなり海面を持ち上げる力が働きます。
台風は反時計回りに回転し、今回の台風の進路ですと、台風本体の右側の風が関東地方には影響を及ぼします。
ということは、南方から陸に向けての風が次第に強まることが予想され、上げ潮のタイミングで万が一風が強まると高潮の影響をモロに受けてしまい、最悪波にさらわれるなどの事故に直結してしまいます。
と、偉そうに語る以前に、本来ならばこのような天気での釣りはオススメ致しません。
行った本人がブログに書いていて言うのもなんですが…w
話を戻しますと、このようなことから、先ほど申し上げた雨雲が切れるタイミングを狙って城ケ島へ向かいました。
途中の横浜横須賀道路も川のような状態になっており、さすがに走る車の数も商用車を除いては疎らな状態。
そして城ケ島に到着。
さすがに誰もいないだろう…と思っていましたが、居ました猛者が2人ほど。w
台風接近のため、大型船も湾内に避難しており、港の雰囲気がいかにも台風に備えている…そんな印象を受けました。
モタモタしているヒマはなく、必要最小限の道具だけ準備し、慌ただしく釣り開始。
写真を撮り忘れたのですが、湾内にたくさんの鳥、カモメやカモ、シラサギ等々普段こんなにたくさんの種類の鳥が集結しているのは見たことがありませんでした。
近くに森等、鳥たちが住みやすい環境が整っていることも大きく影響しているのかな…そして、鳥達も台風に備えているのかな…そんなことも感じました。
揃って湾内の静かな場所に避難しているようでした。
そしてこの日の海の様子は、近くの川から大量の雨水が流れ込んできたようで、茶色く濁っており、これはこれで釣りには良い条件でした。
あまり川の水が流れ込み過ぎると真水を嫌い魚が散ってしまうこともあるのですが、適度な濁りは魚の目をくらましてくれるので、針掛かりしやすくなります。


風雨も強く、写真を撮るのも一苦労だったので分かりにくい写真で恐縮ですが、海の真ん中のあたりが少し茶色くなっているのがお分かり頂けるでしょうか?
そして実際に釣りをしていたのは40分ほど。
今回はサビキ釣りを楽しむ…というよりは、まだイワシが回って来ているか確認したかったという気持ちの方が強かったので20匹弱釣れたところで、風がいかにも台風の横風に変わってきたので撤収しました。
当たり前ですが、いつもの猫も姿を現しませんでした。
前述した通り海が茶色く濁っていたので今回はシャクリだけで釣ることが出来ました。
シャクリとは、サビキ針にアミコマセ等を付けず、ただサビキ針を上下にシャクるだけです。
著しく活性が高くなっている時や、雨の日の翌日など海が濁っている時にエサ無しで釣ることが出来ます。
地元の方が自転車などでヘラ竿とサビキ針、クーラーだけ持って登場しアッという間に釣りをして、気が付くと帰っている…なんてことがサビキ釣りだと良くあります。
いつもの猫も登場せず、なるべく短時間で切り上げたかったこともあり、今回はイワシの選別はせずマイワシ、ウルメイワシ共に持ち帰りました。
そして釣果はこんな感じです。

バラしてしまったのが悔やまれますが、実は20cm弱のアジもヒットしました。
釣れた魚の詳細としては、天候は最悪でしたがマイワシ、ウルメイワシ共にサイズは20cmくらいのものがメインで、特にウルメイワシは丸々と太っておりかなり肉厚になってきたと思います。
普段ウルメイワシは、いつもの猫の朝食となってしまうので、実は持ち帰ったのが久しぶりで、魚を捌いている時に突然お刺身で食べたくなり握り寿司を作りました。
肉厚で捌いている傍から脂がどんどん包丁に付き、見ていて「素」で美味そう…と思ってしまいました。

ウルメイワシの握り寿司
そして残りのマイワシとウルメイワシは、最近軽くハマっている圧力鍋で骨ごと食べられる煮付けに。

横に黒い斑点があるのがマイワシ、斑点が無く青光りしているのがウルメイワシです。

イワシのトマト煮
今回は少し変わった煮付けにしてみました。
イワシのトマト煮。
水、酒、みりん、和風出汁、ここまでは一般的な煮付けと分量は変わりません。
水をやや少なめにし、ホールトマト、セロリ、ニンジン入れて圧力鍋で30分ほど圧力を掛けます。
圧力が抜けたら少し煮詰め、味の調節をして下さい。
セロリを圧力鍋で煮込むと意外とセロリ特有の臭いや風味が飛びます。
セロリが苦手な方でも食べやすくなると思います。
今回少し気になったのは、ブログの記事中でも申し上げましたが、ウルメイワシがだいぶ太ってきました。
食べられないほどでは無いのですが、ウルメイワシは元々マイワシより骨がしっかりしています。
そこに加え、肉付きも良くなってきたせいか、若干骨が気になりました。
ウルメイワシを圧力鍋で煮付ける際は、あと10ほど長く煮込むと良いかもしれません。
ちなみに釣りの帰りにそのまま衆議院選挙の投票に行きました。
緑のタヌキには入れませんでした。
悪天候の中、バタバタの釣行でしたが、まだもう少しサビキ釣りを楽しむことが出来そうです。
またご報告させて頂きます。
■ロップイヤーと猫の動画


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コメント、及びブログをご覧頂きありがとうございます。
返信が遅くなり申し訳御座いません。
イワシのサイズに関してですが、このブログでご紹介させて頂いた記事のイワシは20cm前後です。
イワシの釣れる時期(期間)に関してですが、概ね4月~10月くらいです。
ただ、毎年その年の潮の流れや気温、天候、海水温で若干のズレがあります。
例年ですと、もういつ釣れなくなってもおかしくない時期です。
しかし、今年は未だ海水温が高めでもう少し釣れるのではないかと思っております。
夜釣りに関してですが、イワシは基本的に夜行性ではないので、潮が動いている時(潮位の変化が一番ある時)は夜間でも釣れますが、一番釣れる時間帯は夕まづめ(陽が沈み掛け薄暗い時間帯)かと思います。
夜釣りは潮が動いていても釣れないこともあります。
夜間帯に入れ食いはあまりありません。
アジに関しては、そもそも夜行性なので夜釣りでも釣れます。
むしろ、夜釣りの方が大型のアジが釣れます。
夜間帯でのサビキ釣りであれば、アジを狙ってみては如何でしょうか。
よろしくお願いします。
> 城ヶ島の釣り情報を検索していて、ブログを拝見させて頂きました。
> 9月にイワシを釣ったときは、サイズが小さかったのですが、写真を見ると今釣れているものは大きいですね。
> 質問なのですが、
> 城ヶ島ではイワシは例年何月まで釣れますか?
>
> 夜釣り(20時~24時)だと、イワシは釣れないでしょうか?