土曜日の天気予報で「真冬並みの寒波到来の上に波浪警報…」。
雨は降らない予報でしたが、強風の上に極寒か…と、土曜日の時点でかなり怯みながら一応釣りの準備をして就寝しました。
先週は寒い中、予想以上の釣り人に釣る場所に困る状況でしたので、この日はいつも通り午前2時過ぎに起床。
起床と同時に屋外からかなりの強風を想像出来る強い風の音が聞こえて来ました。
念のため、外に出て確認するもかなりの強風。
自宅でこの風では、海はもっと風が強いのでは…とネットで三崎方面の風の予報を見ると意外にも内陸部とあまり変わらない予報。
この日の潮は上げ潮のタイミングなので、潮回り的には悪くない状況です。

結果、行くだけ行って現地で判断することにしました。
強風と真冬並みの寒さを感じながら現地へ向かい、午前4時前にいつもの城ヶ島へ到着。
さすがに先週ほど釣り人はいませんでしたが、それでも予想していたよりは多く釣り人がおり少し驚きました。
風は強いものの、何とか釣りは出来そうだったので釣りの準備を開始。
当然のようにサビキ釣りをしている人は皆無。
風と寒さもあって、マイワシが釣れる雰囲気は感じないものの、この日はこの方がお出迎えをしてくれました。

そう、アオサギです。
アオサギがいると群れが近くにいることが多いのですが、ん…さすがに今日は風が強いから避難してるだけかな…と半信半疑で釣りを開始。
開始から20分くらい経っても一向にアタリはありませんでした。
やはり、今日のアオサギは避難しているだけか…と思っていたらアタリが…
しかし、釣れたのはウミタナゴ。
そして立て続けにウミタナゴがヒット。
さすがにマイワシの群れも離れたか…と思いながら、念のためサビキ仕掛けを海の表層近く投入。
そうするとまたアタリが。
なんと!マイワシでした。
えっ!?まだ釣れるの?
今回はさすがに驚きました。
確かに未だ海水温は10度後半くらいはあるかな…と思う感じで暖かいです。
しかし、11月半ばを過ぎ、陸上では真冬の気温になりつつある時期にサビキでマイワシが釣れる…
本当に今まで経験したことのない状況で、これは異常気象が原因なのかな…とリアルに思いました。
ただ、サバやウルメイワシ、アジ、サッパ等、夏にサビキで釣れる魚達は一切釣れず、なぜかマイワシのみ。
なぜマイワシの群れだけ岸から離れず留まっているのか本当に不思議です。
この日も群れが寄って来てからは入れ食い状態に。
動画でご覧頂いてお分かり頂けると思いますが、この完全防寒の服装。
当たり前ですが、寒いからこの格好なんですが、そもそもこの格好でサビキ釣りをした記憶がありません。
入れ食いになってからは、この間隔でバンバン釣れました。
そして、寒くなってから全く姿を見せてくれないいつもの猫の代わりに、今日はこの方がスタンバイ。
同じアオサギなのか分からないのですが、良く釣り場で見かけます。
この日最初から居たアオサギなのですが、ウロウロと一定の距離を保ち様子を伺っているのでお裾分けしました。
器用にクチバシでイワシの向きを変え一気に丸飲み。
これはこれで見ていてなんだか美味しそうでした。
釣りをしていた時間は1時間弱。
気温も低く、風も強い中、身体もだいぶ冷えてしまったので早々に撤収。
釣果はこんな感じとなりました。

変わったところですと、この日はこんな珍客も。

暗い上に持って帰る気が無かったので、良く見ませんでしたが恐らくイイダコだと思います。
十分マイワシも釣れたのでタコさんはリリースしました。
そして料理は、先々週あたりからマイワシの脂ものってきたことから今回も大きなサイズはお刺身系にしました。

三枚に卸したマイワシ

マイワシのタタキです。
酢飯を多く作り過ぎてしまったので、おまけにマイワシの握り寿司も。


海苔が余っていたので軍艦巻き風に。
そして残りのマイワシは今回は天ぷらに。

さすがにサイズが大きくなってきたので、背開きで中骨も丸ごと…は若干骨が気になるので三枚に卸して天ぷらにしました。
この日は家に帰ってからも天気は晴れているものの、風も強く気温も低かったので、鍋などを食べたくなる季節にマイワシを食べていることが感慨深く、異常気象をリアルに意識しました。
海に関わる仕事をされている方などは、もっとリアルに異常気象を実感しているかもしれませんが、本来釣れない時期に魚が釣れることだけ考えると良い面もあるかもしれませんが、これによる弊害も当然あるわけで豪雨などによる自然災害も増えていくのかなと思いました。
なんだかこの日は、未だマイワシが釣れることの喜びより、まだマイワシが釣れることへの異常さを実感し少し怖さを感じるような釣りでした。
陸上の寒さとは裏腹に、海はまだ夏とは言わないまでも秋くらいのまま。
来週以降は逆に、本来今の時期に釣れる冬の魚を狙う釣りもやってみようかな…と思います。
これで冬の魚は全く釣れず、マイワシばかりが釣れるということは、複合的に様々な要因があるとは思いますが、例年とは違う海が目の前にあるということかもしれません。
また、ご報告させて頂きます。
■ロップイヤーと猫の動画


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上げ潮、下げ潮、何れでも潮が動いている時間帯は若干の差はあれど基本的にサビキ釣りは釣れます。
ウミタナゴ、アイゴというキーワードからですと、恐らくタナ(サビキ仕掛けを落とす深さ)が深かったのかもしれません。
必ずしも海面の表層上を泳いでいるとは言い切れませんが、ウミタナゴやアイゴ、メバル等、根魚が釣れてしまう時はタナを浅くした方が釣れるかと思います。
私はサビキ釣りで使っている竿は4.5m、及び5.4mの磯竿です。
この日はこの磯竿にサビキ仕掛けをセットし、タナは一切弄らず、右手に竿を持ち縦にした時に左手にオモリがくる状態で釣りました。
つまりリールは一切触らず、竿を上下するだけでかなり浅かったと思います。
ウキを使ったりするとタナが深くなりがちです。
根魚が釣れてしまう時は、ウキを外し持ち竿で単純に垂らして海面の表層を狙うと釣れるかもしれません。
また、ブログでご報告させて頂きます。
> 同じ日に同じ場所でサビキやってましたけどウミタナゴとアイゴしか釣れませんでした。イワシ釣りたかったです。