【城ケ島・三崎港】サビキ釣りいよいよシーズンイン!今の時期しか食べられない珍味とは?(2018年4月22日)
先週、強風の中、半ば強引に様子見の釣りに行きサバの釣果を確認することが出来ました。
しかし、如何せん猛烈な強風だったため、サバの群れが湾内に逃げ込んで来た可能性も否定出来ず、今週釣りに行ってまたサバが釣れれば完全なシーズンインと見ていました。
そして今週末、土曜日の方が潮回り的には良かったのですが、私が釣りを良くするいつもの時間、日曜日の未明から朝マヅメに掛けて行く事にしました。
おはようございます。今週末は潮回り的にイマイチですが、先週サバの釣果が確認出来ました。今週はいつもの北条湾に行きたいと思います。今週数が釣れればサビキ釣りのシーズンインと見て良いと思います。天候は問題無さそうなので、引き続きサバが釣れる事を願います。皆様の大漁を祈っております。 pic.twitter.com/kTK7CK9hZ6
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年4月20日
これで釣果が得られれば、完全にサビキ釣りのシーズンインとして皆様へお知らせしても問題ないと思いました。
いざ当日、午前2時起床でいつもの城ケ島、三崎港の北条湾へ。
土日は夏日を思わせる気温30度の予報も出ており、深夜にも関わらずTシャツにジャージを羽織るだけで全く寒くありませんでした。
現地に到着すると、何やら海藻を天日干ししており、船もいつもより多く係留されていて釣り場所が無い感じでした。
気温は15度弱、風は2~3m。釣り人はまばらですが、係留されている船が多く釣りにくい感じです。 pic.twitter.com/kwJjiEBZ6i
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年4月21日
幸いにも、それほど釣り人はおらず釣り座をすぐに構えることが出来ました。
個人的には暑くなる予報で降雨の確率も無く風も比較的穏やかなため、もっと釣り人がいると思っていました。
想像とは裏腹にほとんど釣り人がいない状況に軽く不安を覚えます。
軽くテンションが下がりながら釣りの準備をしていると、「今年も秋までよろしくお願いします」と言わんばかりに、私の中のサビキの女神が登場。(オスかもしれませんがw)

余談ですが、私は動物の写真を撮るセンスが無いらしく、良いショットを撮ろうとするあまり毎回ベストショットを逃します。
結局、早くシャッターを切らないことに苛立つ猫の表情になってしまいました。w
写真の話は置いておいて、このいつものニャン登場ということはやはりサビキの釣果が出ているのかな?
軽くテンションを持ち直し、釣り始めること5分…早速アタリが!

こちらはムツ。
この後も、メバル、ウミタナゴと続きます。
何れもサイズが小さかったのでリリースしました。
そして釣り始めて15分くらいたった頃、来ました!
待望のサバです!
サバGETです。後ろにサバを狙ういつものニャンも登場。w pic.twitter.com/8c4viZBDSV
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年4月21日
逆光で暗くて魚が良く見えなくてすみません。
後ろには虎視眈々とサバを狙うニャンが居ます。
3月~4月、稀にこのニャンは姿を見せてくれていたのですが、如何せんボウズに近い釣果に何時間も待ってくれていても1匹もあげることが出来なかったので、この日は人間よりも多めに釣れたサバをあげました。
ここで少し、今の時期だからというサビキ釣りのポイントをお話ししようと思います。
以前、毎週のように釣果が挙がっていた時は「コマセは撒かない」とお話ししましたが、今のように何の魚がどれくらい寄って来ているか分からない時はコマセを使います。
コマセと言ってもいろいろありますが、凝ったコマセは要りません。
一袋200~400円程度の粉末の練るタイプの安いコマセを一袋分海水で練ったもので大丈夫です。
釣り開始と同時にバンバン撒いて下さい。
ただ、以前お話ししたように、コマセを撒くと根魚がセットで寄って来ます。
陽が出ている間はそれこそ多種に渡り外道の嵐になることもあります。
アイゴやフグなどは夜間帯はあまり釣れませんが。
アイゴです。尾ビレ以外のヒレに毒針を持っていますので、素手で触らないようにして下さい。アイゴが寄って来てしまったので撤収かな…w pic.twitter.com/IaDGOYQVK4
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年4月21日
この日も陽が昇ったらアイゴの嵐になり撤収しました。
コマセを撒いて、少しでも外道を減らしたいのであれば未明~朝マヅメ、または夕マヅメ~夜間帯での釣りをお勧め致します。
良くも悪くも今の時期はいろんな魚が釣れるので、そういう意味での楽しさや魚の勉強をするには良いかもしれません。
この日もサバ以外の外道もそこそこ釣れました。
いつもは青魚以外はあまり持ち帰らないのですが、今日はそこそこのサイズのメバルを始め良型のウミタナゴも釣れたので久しぶりに持ち帰りました。

このメバルは25cm弱。
少し話が反れますが、例年ですとこの時期に釣れるサバはサバっ子などと呼ばれ10cm程度のものが多いです。
しかし、今年は温暖化などの影響もあるのか15cm以上、中には20cmに迫るサイズのサバも釣れます。
明らかに例年より成長が早いです。
10cmほどのサバっ子を釣るなら2.5号~3号程度のサビキ針を使った方が良いですが、15cm以上のサバであれば5号~6号程度のサビキ針を使った方が良いと思います。
大き目のサイズの針を使う理由にはもう一つ意味がありまして、外道のメバルやウミタナゴなどを釣り上げ易くなります。
良型のサイズになりますと、ファーストアタックのアタリがかなり強烈で針も小さく、ハリスも細いと最初のアタリでハリスが切れてしまいます。
狙う対象のサバが例年より大きいので、今年はいつもより少し大きめのサイズの針でサビキ釣りをされた方が無難かと思います。
また、ウミタナゴは現在産卵期。
メバルは産卵後の体力を回復する時期にあたり、双方共に非常に食いが良く良型のサイズが狙えます。
サバが釣れ始めて2週目ですが、まだ湾内を埋め付くす…というようなレベルで大量の群れが回って来ているわけではなく、群れも小さく数も多いとは言えない状況かと思います。
入れ食いという状況にはもちろんならず、食いが渋い印象を受けました。
しかし、サバの群れが回って来ており現在は北条湾内に居付いていることは確認出来ましたので、次はGW明けくらいからウルメイワシあたりが回って来てくれると最高です。
そして、肝心のこの日の釣果です。

久しぶりに青魚だけではない釣果なので、色とりどりになりました。
全体的なサイズ感は持ち帰った(写真に写っている)サバが20cm弱です。
少し小さ目のウミタナゴは、我が家の猫に焼いてほぐし身をあげようと思ったのですが…
不味い不味いダンスを踊った後、夕方まで一口も手を付けず放置。
ふざけた猫です。w
しかし、朝食抜きでこの日の夕方、根負けしたのか一口食べると…
ただの食わず嫌いだったようでペロリと平らげました。w
そして人間の料理はこんな感じにしました。

こちらはメバルとウミタナゴの煮付けです。
メバルはホクホク、ウミタナゴはモチモチしていて久しぶりに食べましたが、やはり美味しいです。
そしてサバはさすがに頭から丸ごとは無理なサイズだったので、頭を落とし背開きにし中骨を残したままフライにしました。

中骨は全く気にならず、やはり何度食べても釣りたての青魚のフライは美味しいです。
そして勿体ぶりましたが…
というか、タイトルにあった「今の時期しか食べられない珍味とは?」というフレーズなどお忘れかもしれませんが、それはこちらです。


ウミタナゴの稚魚(仔魚)
少々グロくてすみません。
ご存じの方も多いと思いますが、ウミタナゴは産卵と言っても卵を産みません。
自らの身体の中に卵を産み、排卵、交尾をし卵胎生という形態である程度の大きさまで体内で子供(仔魚)を育て産みます。
実際の産卵(体内での)は秋口で、そこから体内で子供(仔魚)を育て4~5月に産み落とします。
釣り上げて、お腹がパンパンで肛門付近に広がりがあるものは大半がメスでお腹に子供を持っています。
そして、このウミタナゴの子供が珍味なのですが、強烈な目のインパクトに少々残酷な気持ちにもなってしまいますが、今回は「ウミタナゴの親子手巻き寿司」なるものを作ってみました。

ウミタナゴの親子手巻き寿司
ウミタナゴのお刺身を軽くタタキ、ウミタナゴの稚魚を和えます。
海苔の上に酢飯を敷き、和えたものを乗せ軽く巻きます。
プルプル、コリコリしていて何とも言えない珍味なのですが、見た目より意外に美味しいです。
鶏肉と卵の親子丼…みたいに美味くて可愛いイメージは全く湧かず、強烈な目のインパクトに「ごめんなさい」と謝りながら食べなければいけないような心境になりますが、この時期にしか食べられない珍味です。
ウミタナゴのサイズにもよりますが、概ね1匹のウミタナゴで10~20匹程度は子を持っています。(中には70~80匹持っていたという話もあります)
小袋から稚魚を取り出し、軽く水で洗い生姜、ワサビ醤油を垂らし酒のつまみでも良し、擦りゴマと和え軽く醤油を垂らしご飯の上に盛っても良し。
臭みとかは特に無いので、アイディア次第で如何様にも出来ると思います。
注意点としては、ウミタナゴを捌く時になるべく良く切れる包丁で、お腹の皮一枚を切るような感じで内臓に包丁の刃が届かないように切ります。
胸鰭のあたりから肛門付近まで切れ目を入れ、胸鰭側からゆっくりと指を入れ軽く押す感じで内臓を取り出すと小袋が出て来ます。
出てきたら優しく取り出し、中の稚魚を小皿などに移します。
全部取り出したら最後に良く水で洗い水気を切ります。
見た目が見た目なのでお子様向きではありませんが、お酒が好きな方は是非お試し下さい。
酒の肴に最高です。
来週も同じ北条湾にサビキ釣りに行こうと思っています。
今度は何が釣れるか…
また、ご報告させて頂きます。
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お久しぶりです。
三崎はなんだか釈然としない釣果が続いています。
例年より青魚が釣れ始めるのが早かったのですが、その後が続きません。
入れ食いや爆釣れ…とはならず、未だにサバの釣果しか確認出来ていません。
天候のタイミングも合わず、雨であったり強風の日が続いたりと中々釣りに集中出来ない日々が続いております。
GWは最終日にもう一度行こうと思っています。
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