【城ケ島・三崎港】GW最終日・納得出来る釣果&釣行でした(2018年5月6日)
是が非でも釣果を挙げたいGW最終日。
自分なりにはしっかり計画を練ったつもりですが、不安と期待が入り混じりながら行って来ました、城ケ島・三崎港の北条湾。
今年のGWは比較的天候には恵まれたものの、特に後半は強風に悩まされる日が続きました。
個人的には、大雨よりも強風の方が厄介で、竿から荷物からエサまでありとあらゆる物が飛ばされ、終いには自分も飛ばされ全く釣りにならなくなるのが強風。
雨であれば、自分が濡れるくらいなもので、必要最小限の濡れても問題ない道具だけ持ち釣りは続けられますが、如何せん強風はそういうわけにはいきません。
そんな中、悪条件下で釣りに行くも静まり返った、何とも言えない不気味な雰囲気を醸し出す北条湾。
4/30は風は無いものの、魚の気配を全く感じない…
ベタ凪の海を目の前にピクリとも動かない竿。
撒き餌やコマセを撒くも、静かに沈んでいくだけで魚が寄ってくることはありませんでした。
5/3の夕方にも様子見に行ったのですが、この日は強風で釣りにならず。
少しでも魚の気配を感じたく、小一時間ほど釣りをしましたがアタリはおろか、魚の姿、雰囲気は全く感じることは出来ず4/30同様の釣れない雰囲気だけが伝わって来ました。
いろいろ情報を集めると、同じ神奈川県内では至るところでサビキでの釣果が上がっており、全体的にはいよいよシーズンインだな…と、思える出来事がたくさんあるのに北条湾は…
直近2回の釣りがこんな状態だったので、些か不安の方が大きかったですがピンポイントでの自分の感覚を信じいざ、城ケ島・三崎港の北条湾へ。
GW最終日は風を取るか潮を取るか…こんな感じでした。
明日の未明、風が弱まるあたりを狙って北条湾にリベンジしに行こうと思っています。GWラストチャンス。釣れてくれれば良いのですが…。皆様の大漁を祈っております。 pic.twitter.com/TDCQlQRZvp
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年5月5日
潮を取るなら日中の釣り、風を取るなら未明の釣り、こんな感じです。
万が一ボウズであっても、ゆっくり観察しなぜ釣れないのか調べてみよう…と思いました。
ということで、今回は潮はあまり意識せずとにかく風が止む未明に行くことにしました。
釣りを開始します。気温14度ほど、風は無風、海はベタ凪、係留されている船はやや多めな感じです。 pic.twitter.com/4XAqO6OnBI
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年5月5日
現地に着くと、ベタ凪の海が目の前に広がり、この静けさが不安を駆り立てます。
係留されている船が多く、釣り場が限られている割には釣り座はすぐ確保出来、周りの釣り人達を観察しながら釣りの準備に取り掛かりました。
周りの方を見てみると、そもそも夜中にサビキ釣りはあまりやらないので当たり前と言えば当たり前ですが、サビキ釣りをしている人がいません。
自分が釣れなくても、サビキ釣りの釣果を目視で確認するだけで、たいぶ不安は払拭されテンションも上がるのですが、みなさん違う釣りを楽しんでいました。w
準備も整い釣りを開始します。
しかし、悪い予想通りアタリがありません。
ある一定のラインまでテンションが下がり、軽く開き直りに入り、撒き餌を撒きながら海を観察していました。
すると、何種類かの魚の魚影が撒き餌に反応し、海の中でキラキラ反射しています。
これに気付き、一気にテンション爆上げ!!
しかし、隣の家内は椅子に座りスマホ片手に爆睡!
しばらく忙しない、サビキ特有の入れ食い状態とかから離れてしまっているので、座った瞬間に寝に入りました。
スマホは落としそうだし、使い物にならないので家内は車で寝かせ一人で奮闘開始。
撒き餌やコマセに寄ってくる割にはアタリが無い…
よ~く海を観察すると、夜間なので気付かなかったのですが、海中の透明度がかなり高く、投げ入れた撒き餌やコマセを魚達が食べているのが丸見えでした。
ここ数日はかなり風が強かったので、ここまで透明度が高くなるとは思いませんでした。
こういう場合に出来る事と言えば、撒き餌を撒き魚の群れがなるべく離れないようにし、サビキ仕掛けをアミコマセに通す頻度を高くし常に針にアミが付いている状態を保つこと。
そうこうしながら釣り開始から20分ほど経った頃…
アジがきました。サイズは15cmほど。 pic.twitter.com/df2upjpoxr
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年5月5日
きました!
サバ…か…と思ったら、まさかのアジ!
魚が全くいなくなってしまったのではないか…そんなことも懸念する状況だったので、まさかアジが回って来ているとは夢にも思いませんでした。
更に観察を続けると、どうやら寄って来ている魚の群れの大半はアジのようでした。
ここで少し同じ青魚でもアジとサバやイワシの違いをお話ししますと、サバやイワシは突進してくる感じでエサを食べます。
フグなどの泳ぎ方のように、海中で静止することが出来ないためエサ(サビキ仕掛け)目がけて突っ込んで来ます。
この日のように、透明度が高いとサバやイワシであってもギリギリで針が見えると交わされることがありますが、比較的アジに比べてサバやイワシの方が透明度が高くても突進して来て、勢い余って針掛かり…こういうことが多々あります。
しかし、アジの場合しっかりサビキ仕掛けを見て食い付くので、透明度が高いと中々針掛かりしません。
海の透明度が高く、アジの活性が上がっており、撒き餌やコマセに反応する…こんな時に竿先を良くご覧頂くと、クンと竿先が少ししなり1~2秒ほどで元に戻る…こんなアタリがあると思います。
これは一度アジがサビキ仕掛けの針を咥えたけど、異変を感じて針を離してしまっている状態です。
カワハギやウマヅラハギのアタリに良く似ています。
こういう場合は、先にも申し上げた通りサビキ仕掛けをアミコマセの中に潜らせる頻度を高くし、常にサビキ仕掛けの針にアミが付いている状態を保ち針掛かりするのを待つしかありません。
※アジのサイズによっては針の号数(サイズ)を落とすことも有効です。
話を戻してその後の釣りですが、カタクチイワシ(シコイワシ)とサバも回って来て一人で2本の竿を捌き切れなくなったので寝ていた家内に応援を要請。
カタクチイワシがきました。続いてサバも。 pic.twitter.com/sCxQhFjOFa
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年5月5日
そして応援は要請していないのに、狙っていたかのようなタイミングでこの方も登場。
いつものニャンも登場。 pic.twitter.com/pWW4u3Jm8Q
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年5月5日
カタクチイワシ(シコイワシ)とサバっ子(10cmほどのサバ)は勝手に応援に来たニャンにお裾分け。
アジが寄って来ているならば、全てアジ狙いにシフトし、何匹釣れるか分かりませんが持ち帰るのは早々にアジだけと決めて他の魚は全てニャンにお裾分けしました。
非常に食いが渋く、中々針掛かりしないじれったい時間が長く続きましたが、不気味な静けさがあり魚の姿も見えなかった北条湾がいつもの北条湾に戻ってくれて安心しました。
私の中の勝手なイメージですが、北条湾と言えばサビキでいろんな魚種の魚が忙しなく釣れる、地味な釣り場だけど釣れる魚種が豊富で釣り易い釣り場…このイメージに戻りつつあります。
ムツもきました。 pic.twitter.com/lGQSFRbd8E
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年5月5日
陽も完全に昇り、持ち帰る釣果としては少々寂しいですが、アジも5匹釣れだいぶ楽しめた頃、ムツやカタクチイワシ(シコイワシ)、サバっ子がチョロチョロまだ釣れていましたが、ニャンにお裾分けをしながら帰ろうか迷っていた時…
きました…奴らが…
締めのアイゴの一荷。帰ります。w pic.twitter.com/r3pUxzp7kM
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年5月5日
帰路に着く事を固く決意させるアイゴの一荷です。
※アイゴはヒレに毒針がありますので素手では触らないようにして下さい。
撒き餌を撒き過ぎたせいか、やはり寄って来ました。
竿や道具を片付け始めた矢先、「うぉぉぉぉおお!最後に面倒臭せぇ…」
完全にアイゴだと思いましたが、残してあった最後の1本の竿が折れそうになるくらい一気にしなります。
メバルGETです。 pic.twitter.com/ipIq7VA5As
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年5月5日
良型のメバルです。
サイズは25cm弱。
片付けをしながら、残しておいた竿をまた海に入れると…
また、メバルが。
どうやらアイゴも寄って来ましたが、メバルも寄って来たみたいでした。
立て続けに5匹釣れました。
思わぬ最後の釣果に持ち帰ることにしました。
少し時期が過ぎ始めていますが、冬場に産卵したメバルが体力回復のために春~このくらいの時期までは体力回復のために爆食いします。
釣り易いこともさることながら、脂がのっていて非常に美味しい時期でもあります。
また、メバルは小規模の群れで行動しますので、1匹釣れたら同じ場所に仕掛けを落とすとまた釣れることがあります。
片付けもある程度終了し、最後の1本の竿を片付けようとしたその時。
何やら海面に魚の群れが湧いてきました。
海面のあちらこちらに波紋が出来、ナブラになっている所もあります。
お分り頂けるでしょうか。海面に波紋が出来てサバのナブラが立ち始めました。今日はこれから期待出来ると思います。 pic.twitter.com/cRACMcZ56o
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年5月5日
一旦片付けを止め、何が寄って来たのか確認してみることにしました。
釣れたのは、夜間帯で釣れていたサバっ子とは別のサイズのサバの群れでした。
サイズは20cmほど。
この20cmのサバは持ち帰りました。
私はここでこの日は納竿としましたが、この日はこの後恐らく20cmほどのサバは良く釣れたのではないかと思います。
そしてこの日の釣果はこんな感じです。
本日の釣果です。シコイワシ、サバっ子等、小さい魚は釣りのお供のニャンに全てお裾分け。後ほどブログにて詳細をご報告させて頂きます。 pic.twitter.com/bGzZO7jZhZ
— Otsuka Koichi (@kic_iwashi) 2018年5月6日
メバルはオーソドックスに煮付けにしました。

鱗を剥いで下ごしらえしたメバル

メバルの煮付け
アジとサバは個人的にオススメな擦りゴマ和えに。

アジはサイズ的に全く揃ってなかったので、半ば無理やりですが今シーズン初のアジということで何とかお刺身に。

サバは1匹だけだったので、一緒に混ぜて擦りゴマ和えにしてしまいましたが、このままシメサバで食べても美味しく頂けます。
サバは5分~10分ほどお酢に浸し、アジ同様にブツ切りにします。

ブツ切りにしたアジとサバの身を、擦ったゴマの中へ投入。
ゴマを全体的にまぶし、温かいご飯の上にのせて、醤油を垂らせば出来上がり。

アジとサバの擦りゴマ和え
やはり一番合うのはアジです。
サバやイワシでも美味しいのですが、アジとゴマがこんなに相性が良いとは思いませんでした。
ちなみに、この擦りゴマ和えで使う米はただの白米です。
酢飯ではなく白米です。
酢飯でも不味くはありませんが、やはり白米の方が美味しいと思います。
アジの刺身、擦ったゴマ、醤油、白米…と、とてもシンプルなんですが、奥深い味になります。
是非、お試し頂きたいと思います。
総括としては、いつもの北条湾に戻ってくれて一安心ということと、やはり各魚種ともに例年より半月ほど早く釣れ始め、また成長も早いと思います。
もう少しすると、長い間居付かないのですが、飛ばしウキにオキアミ、遠投サビキなどでサヨリやカマスも例年の実績ですと釣れると思います。
GWも終わってしまい、また週一のサイクルでの釣行になりますが、最終日にいろんな魚種の釣果を確認出来て良かったです。
来週はどんな魚が釣れるか…
また、ご報告させて頂きます。
■おまけ
帰り支度をし始めると、最近はいつも不服そうな顔付きになり、片付けをジッと見ています。
今日は結構食べたでしょ?w

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いつもコメントありがとうございます。
良型のアジ良いですね。
羨ましいです。
三崎では実績としてはまだ15cm程度です。
魚種は豊富になりつつありますが、サイズがバラバラ過ぎて調理が面倒なのがたまにきずです。w
いろんな釣りを試してみたいのですが、同じく風に現在は悩まされています。
豆アジ、サバっ子を釣りに是非、三崎にも足を運んで下さい。
> おはようございます。
>
> GWは竿掛けから竿が落ちる
> 程の強風に泣かされました。
>
> 横浜港は、相変わらずアジが
> 好調で、深場の大黒海釣り公
> 園では25センチクラスの抱卵
> した奴が釣れてきます。
>
> ホームにしている、ふれーゆ
> 裏は水深8m程度なので、
> 15〜23センチクラスのアジ
> が朝夕回遊してきます。
>
> もちろん、潮回りや上げ下げ
> の朝夕まずめに潮が動かない
> 時は回遊しなかったりしてい
> ますけど。
>
> ちょっとした異変が起きてい
> て、GW前には接岸するカタ
> クチイワシ、サッパの群れが
> 接岸しません。
>
> 代わりに、抱卵した30センチ
> クラスのコノシロが群れで、
> 押し寄せています。
>
> サバも、いまいち。釣れると
> 大型で小サバは見かけません。
>
> これから、海水温が20℃を、
> こえるとカタクチイワシが、
> 横浜港内に入り、追いかけて
> スズキや、サバも入って来る
> かも知れませんね。
>
> ニャーも満腹で、梅雨や夏を
> 乗り切ってくれると良いです。
>
> また、昼間にでも、三崎に出
> 掛けて、小サバでも釣ってみ
> ます。