【18系・ゼロクラウン】アスリート・ロイヤルサルーンのAFS常時点灯化記事の補足
以前、と言っても記事を書いて5年も経つのですが、5年前に「【18系・ゼロクラウン】アスリート・ロイヤルサルーンのAFS常時点灯化」という記事を書かせて頂きました。

※ゼロクラウンでAFSの常時点灯等、ライトチューンをお考えの方は宜しければこちらをご一読下さい。
■【18系・ゼロクラウン】アスリート・ロイヤルサルーンのAFS常時点灯化
皆様のお役に立てれば…という思いは当然ありましたが、そもそもアクセスアップなどということは全く考えず、自身の備忘録的に記事に残した…というところが正直なところでした。
AFSを常時点灯させるように加工する前から、鼻息荒くブログを書こうとも思っておらず、作業が終わってからブログに書いてみようかな…と思い、書いている最中に「もっと写真を撮っておけば良かった…」と思ったくらいです。
記事を書いてから5年、自身の思いとは裏腹にこの5年間毎月一定のアクセスを頂き、皆様のゼロクラウン、またAFSを常時点灯させることへの関心の高さを実感しております。
肝心のチューニングした車両ですが、本ブログを書いております現在、元気に現役として走っております。
買い替えを検討し始めて早1年強。
問題なく走り続けるので、今でも大事に乗っております。
しかし、何の故障もなく5年間走り続けた訳ではなく、多少の故障はあり処々部品を交換し現在に至ります。
そこで、経年劣化や過走行で交換しなくてはならない部品や故障の傾向などを少しまとめておきたいと思います。
まずは、AFSの常時点灯化に伴う、フォグランプなども含めてのバルブのHID化です。
【18系・ゼロクラウン】アスリート・ロイヤルサルーンのAFS常時点灯化の記事でお話させて頂いておりますように、純正の配線以外に配線を引き直しますよね。
なるべくリレーやバラストは水が掛からない場所に設置したいですが、私も実際にやってみて全てのリレー、バラストをエンジンルーム内などの水が掛からない場所に設置するのは物理的に不可能でした。
配線を延長したりすれば可能ですが、HIDキットやリレーキットに一緒に梱包されている配線をそのまま使用すると、どうしてもバンパー内のレインフォースに固定したりすることになりました。
フォグランプのバラスト(左右共に)、AFSのリレーをレインフォースに固定しました。
逆にフォグランプのリレー、AFSのバラスト(左右共に)は何とかエンジンルーム内に配置出来ました。
この状態で数年走ってみてどうだったか…?
製品の品質云々ではなく、統計的に湿気を帯びやすく、水に濡れやすいレインフォースに固定したものが一番故障率が高くなりました。
ゼロクラウン自体がもうだいぶ古い車なので、今から「【18系・ゼロクラウン】アスリート・ロイヤルサルーンのAFS常時点灯化」のチューニングをされる方は少ないと思いますが、万が一同様の故障でお困りの方がいらっしゃいましたら、配線を延長するなどして出来るだけエンジンルーム内に全ての機器を設置した方が無難です。
次にHIDバルブについてです。
ゼロクラウンのヘッドライトは純正でHIDバルブが装着されています。
つまりバラストに当たる変圧器(電圧変換機・電圧安定器)も元々内蔵されています。
しかし、AFS、フォグランプはハロゲンランプが標準装備です。
これをHIDバルブに変更するために配線の引き直しをしました。
一番肝心なことは、純正はバラストやリレーの類が当たり前ですが、しっかりとして湿気、水対策がされておりこれが一番肝要なことだと改めて感じています。
AFSとフォグランプをHID化すると、バラストは合計4つ必要になります。
5年の間で、1年に1回(1個)バラストが故障している感じです。
ヘッドライトのHIDバルブも、AFS、フォグランプと同様に同じメーカーの同じK数のバルブに交換しました。(発光色や光量を統一するため)
5年の間でヘッドライトのバラストが故障したことは当然なく、社外のHIDバルブが一度点灯不良を起こし交換しただけです。
純正の製品の精度には当然敵わないのですが、やはり社外のバラストを少しでも長持ちさせるためには湿気、水対策をするに限ります。
そして、これはリレーも同様です。
次にHIDバルブ、バラスト、リレーの故障の傾向と診断です。
・HIDバルブがピンク色、もしくは黄色掛かった発光色で点灯している
⇒バルブの点灯不良です。(寿命)
左右の発光色に差が出ないように、同じメーカーの同じW数、K数のHIDバルブと交換することをお勧め致します。
・HIDバルブが白色に発光するもののチラつきがある(チカチカ点灯する)
⇒電圧が不安定になる電圧不良です。
バラストが原因です。こちらも左右HIDバルブの発光色、光量に差が出ないように同じメーカーの同じW数のバラストと交換することをお勧め致します。
・AFSやフォグランプが左右同時に点灯しなくなる
⇒左右のバラストやHIDバルブが両方同時に故障する確率は極めて低く、9割方リレーが故障しています。
ほとんどリレーが原因です。リレーを手に持ち誰かにライトのON、OFFを繰り返してもらいリレー内から「カチッ」という音がしなければ作動していません。稀にバッテリーが弱っていて点灯しなくなることもあります。
※稀にバッテリーが原因の場合、バラストに規定の電圧、電力量が供給されずバラストが作動しない…などが原因。
一番最初に故障した際に、製品の精度を意識して中国製ではなく、日本製の少し高いバラストやHIDバルブ、リレーと交換してみました。
しかし、純正品でもない限り、然程質に違いはなく、日本製だから著しく長持ちした…ということはありませんでした。
中国製の製品の質が上がってきたということもあるかもしれませんが、機器の設置場所等、純正より使用条件も劣悪なので値段の差ほどのお得感は無いので、以降私は安い中国製を購入しています。

こちらはバラストですが、概ね2個セットで売っていますので、2個セットで買って一つをスペアとしています。
※汎用品で12V自動車用であれば配線のカプラも概ねそのまま使えます。


こちらはリレーです。
4ピンの12V、30A(40A)のリレー単体が5個セットで1,000円くらいで売っています。
※汎用品の12V自動車専用で売っています。配線のコネクタは概ねそのまま使えます。ピンの数やリレーの大きさを間違えないように購入下さい。
スペアを含めて買いました。
5年で使い切るほどは故障していません。
そして意外と大事なのが、バッテリーです。
フォグランプをHIDに交換するだけでバッテリー、ダイナモ(発電機)に負荷が掛かっています。
そこに「【18系・ゼロクラウン】アスリート・ロイヤルサルーンのAFS常時点灯化」ですと、そもそも常時点灯しないライトを常時点灯させ、更にHIDを使用します。
やはり、バッテリーの寿命はノーマルの状態に比べて短くなります。
早め、早めのバッテリー交換が無用なトラブルも防ぎます。
そこで、バッテリー交換の一つの目安にして頂いて宜しいかと思いますが、マスターキーを持った状態で、後部ナンバーの上にあるトランクを開けるボタンを押して、トランクが開かない、反応しない時はバッテリーの寿命です。
早めの交換をお勧めします。
それ以外にも、過走行車などはエアコンのコンプレッサーのスイッチが入りにくい、アイドリング時に回転数が著しく失速する…などもバッテリーを交換することで直ります。
また、早朝や夜間の走行が多く常にライト類を点灯させて走ることが多い方もバッテリーは要注意です。
通勤などで仕方ない場合は、たまに休日などに車で10分程度のコンビニなどに、日中ライトを点けない状態で乗って行くだけでも良いので車を動かしてあげて下さい。(バッテリーを充電する)
最後になりますが、これはAFSを始めとするライトチューンとは関係ないのですが、ゼロクラウンに搭載されているV6のGRエンジン。
このブログを書いている時点で、同じゼロクラウン所有者の方の相棒はそれなりに過走行かと思います。
以下に当てはまる症状はありませんか?
・高速走行後、一気に減速するとエンジンがミスり止まりそうになる。(失速する)
・アイドリングが著しくバラつく。
・冷間時、ファーストアイドルでアイドルアップしない。
・中速域からの加速がもたつく。(著しく黒煙を吐く)
・エンジンオイルの消費量が著しく早い
・エアコン作動時、ライト類点灯時等、電力負荷を掛けるとアイドリングが失速しバラつく。
100%ととは言い切れませんが、「空燃比センサー」を交換することをお勧め致します。
空燃比センサーとは理論空燃比を元に、エンジンの燃焼状態を一番良い状態に保つためのセンサーです。
エキゾーストマニホールドに付いており、GRエンジンはV型エンジンなので左右に一つずつ付いています。
水温センサーやO2センサーなど、各センサーは検知するものに反応する金属を使い、それに反応して通電量を計るなどして電力抵抗を元に計っているものが多いです。
故に、完全に壊れるまで、つまり微量でも通電していると、コンピューターなどによる故障診断で正常と判断されてしまうことが多々あります。
完全に壊れても、エンジンが止まって走行不能になる…ということはほぼありませんが、どうせ乗るなら調子が良い状態が良いですよね。
もちろん、消耗品の類ではないので、実際に修理すると数万円は掛かると思います。(修理してくれる方によりますが、部品代も安くありません)
症状が合致して、懐に余裕があるようであれば交換してみて下さい。
今の自動車は燃調も点火も空気も、つまりNOx排出抑制の観点からも完全にコンピューター制御です。
普段あまり話題に上がらない、こういったセンターの類は非常に重要でむしろ定期交換した方がエンジンの調子は良くなり、燃費も各段に向上します。
私は、ゼロクラウンの丸っこい流線型のフォルムが好きでこの車を購入しました。
心のどこかに新しい車に乗りたい気持ちはありますが、ゼロクラウンが元気なうちはこの車を相棒としようと思います。
今後も、気が付いたことがあれば随時追記させて頂きます。
今後とも、よろしくお願い致します。
※道路交通法 前照灯について
本編の記事内でも触れておりますが、AFSを常時点灯させ、且つヘッドライト、フォグランプも点灯させて一般公道を走行すると道交法に触れる恐れがあります。
AFSはコーナーリングランプのように、交差点の右左折や、カーブでハンドルの操舵角に合わせて夜間の進行方向の視認性を補正するために装着されている装置です。
本編及び、本記事に掲載されていることを実践すると、AFSのバルブを装着する基台を前方を照射する状態で固定して点灯させることが出来ます。
また、スイッチ類は純正のフォグランプのスイッチと連動します。
ヘッドライトのみ点灯させ、フォグランプを消灯した状態で一般公道を走行する場合は問題ありません。
しかし、ヘッドライト及びフォグランプを点灯させて走行しますと、フォグランプに連動しているAFSも同時に点灯することになります。
この場合、前照灯に当たるものが6つ(3セット)点灯していることになる可能性があります。
車幅等として使用するとしても、純正の車幅等を消灯した状態にしないとこちらも道交法に触れる可能性があります。
前照灯、車幅等共に、光の向き(光軸)や明るさ、数、設置位置など細かく規定があります。
また、本編及び本記事で使用しているHIDバルブのK数(ケルビン)は8000Kですが、これも道交法に触れる可能性があります。
K数とは色温度を表す単位になります。
温度と言っても熱い冷たいの温度ではなく、K数が少ないと黄色味掛かった発光色になります。
そしてK数が上がっていくと黄⇒白⇒青となります。
個人的に真っ白な色合いが好きなので私は8000Kを使用しています。
しかし、このK数も道交法に触れる可能性があります。
下記を参考に自己責任でお願い致します。
■道交法 前照灯等
そして、車検に関してですが、私は特に取り外したり、新たに何か加工したりはせず車検を通しています。
詳細につきましては、インターネット上に公開している観点から差し控えさせて下さい。(特にアッと驚くようなことはしていません)
メールフォームなどから個別にご質問頂ければ、時間を頂戴するかもしれませんが可能な限り返信させて頂きます。
※ポイントは法律上謳われている文言の解釈、受け取り方でかなり差が出ると言うことです。
よろしくお願い致します。
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