※【追記】2018年10月8日の釣行記事の補足と解説と爆死した理由
いや~、今回はホントに参りました。
以前からお話させて頂いておりますが、北条湾はホントに釣れる、釣れないを読むのが難しいのですが、ここまで爆死するとはさすがに思いませんでした。

釣りをする状況や条件が整っていたので、前日にテンション爆上げでこんな記事まで書いてしまったのに…見事に爆死。w
記事のタイトル通り、釣りに行くまでの妄想の時間が一番楽しい結果になってしまいました。
記事を書き、軽く飲んでいるうちに更にテンションが上がり、寝る時間が遅くなってしまい軽く寝坊して慌てて北条湾へ向かいました。
現地に向かう途中も、思っていたほど風も強くなく、この時点では前夜のテンションが維持されています。
現地に着くと、連休とあってか普段見ない船が何隻か係留されており、いつもよりは釣りをする場所が限られているものの、連休の割りには釣り人も少なく、難なくいつもの場所に釣り座を構えることが出来ました。
釣りを開始します。気温23度、風2〜3mほど、天候は晴れです。思ったより釣り人はいませんが、係留されている船が多いです。Tシャツだと肌寒いです…てか、Tシャツです。w pic.twitter.com/XB3lBybIAc
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2018年10月7日
そして、海の様子を伺いながら釣りの準備を開始します。
風は2~3mほどあり、海面にさざ波が立つ感じで、遠くまでハッキリと海の様子を伺うことは出来ない感じです。
この辺で、上がっていたテンションが下がり始め、嫌な予感が一気に増してきます。
魚の気配を感じない…
明らかに、湾内に大型魚などはおらず、岸近くにもサビキで釣れる青魚達の姿も確認出来ません。
「出た…気象条件や潮周りが良いと釣れない北条湾…」
まるでバンジージャンプで飛び降りるくらいの勢いでテンション爆下げ。
そして、バンジージャンプは跳ね返ってきますが、ロープをチョン切り飛んだ切りにするヤツが登場。

画面中央にアオサギが居ます。猫が来なくなり、アオサギが来るようになると冬も目前です。釣りのお供の交代の時期です。 pic.twitter.com/mtK58HRwAX
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2018年10月7日
冬の釣りのお供「アオサギ」です。
今の時期になると春から秋の釣りのお供の茶トラ猫が姿を現さなくなり、代わりに秋~春までの釣りのお供のアオサギが登場するようになります。
このアオサギは2羽居付いており、この日現れた大きい方のアオサギと、色合いが少し小汚い小さいアオサギがいます。
そして、こやつが来ると魚の活性が上がっていないことが多いんです。
なぜ、バンジージャンプのロープを切るヤツかと言いますと、魚の活性が上がり海面近くまで青魚が浮上してきたり、大群で押し寄せている時などは船の係留ロープや、海面に近くに行ける足場などにとまり自らクチバシで魚を獲るんです。
自分で獲る術がないと寄ってくる…
つまり、こやつが来ると魚の活性が下がっている…もしくは北条湾内に魚が居ない時なんです。
ちなみに、この2羽のアオサギは夏場も北条湾近辺に居ます。
しかし、そこは野鳥。
釣りのお供の茶トラ猫よりも警戒心が強く、人多かったり、猫の姿が見えると岸壁に飛来することは稀で、船の上や係留ロープの上など、一定の距離を保った状態で北条湾の近くを飛んでいます。
夜間帯に姿を現すことが多いですが、「ギャーギャー」と少し汚い鳴き声を上げて飛んでいる鳥がこ奴らです。
私にはだいぶ慣れてくれており、Twitterの動画のようにシレッと静かにいつの間にか近くに寄って来ます。
去年の冬は、北条湾にマイワシが居付いたので真冬の雪混じりの日に、このアオサギ達と「寒みぃな…」とか言いながら釣りをしたある意味戦友で好きなんですが、この方達が寄って来る時は魚が釣れない時なので好きですが嬉しくないです。
アオサギが寄って来たことで、魚の活性が上がっていないことがほぼ確定し、下がったテンションは地面を突き抜ける勢いでやる気はほぼゼロ。
釣れる気配も無い中、釣り開始早々いつ帰ろうか考え始めた中、ウルメイワシが釣れます。
ウルメイワシがきましたが…アタリは無いと言って良い感じです。 pic.twitter.com/wFEB2tz03F
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2018年10月7日
しかし、後に続く気配もなく「これだけならこのウルメもアオサギにあげるか…」などと、考えていると今度はサッパが。
サッパがきましたが…サッパじゃねぇ…アオサギの朝食です。 pic.twitter.com/dvsSmZJeeY
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2018年10月7日
こちらはすぐにアオサギの胃袋へ。
結局、この後も魚の気配を感じぬまま、釣り開始から1時間半ほどで撤収することに決定。
一応、ウルメイワシが3匹釣れたので持ち帰ることにしました。
条件も悪くなく、時間も外したと思いませんでしたが、条件が良ければ良いほど、北条湾では私は釣果に結びつけることが出来ません。
もしかすると、この日などは陽が昇った後の方が釣れたかもしれません。
前日に一人盛り上がった、まさにその時が今回の釣りでは一番楽しい時間でした。w
今年最後にもう一回くらい釣りのお供の猫に会いたかったですが、今後は週を増すごとに気温も下がり秋から冬になって行きます。
釣りのお供の茶トラ猫とは9/23の釣行時に会ったのが最後になるかもしれません。
また、来年元気な姿を見せてくれればと思います。

そして惨憺たる釣果はウルメイワシ3匹。
ホントにトホホです。
この日は散々でしたが、ウルメイワシがまだ釣れるということは、もう少しサビキで青魚が釣れる可能性が高いです。
これも例年の傾向でしかないのですが、トウゴロウイワシが釣れてウルメイワシが釣れなくなると、海水温が下がり始めた証拠で徐々に青魚が外海に出て行ってしまいます。
その後は、去年のようにマイワシが北条湾内に居付くかどうかです。
居付けば、痩せてはいますが15cm以上のマイワシが冬でも釣れると思います。
そして、帰りの車中、家内とトホホなウルメイワシ3匹をどうやって食べるか話をしていた時、「3匹だしフライにしてパンにでも挟むか…」と私が言った際に、頭から丸ごとフライにした時に、どのタイミングや何を見て頭や中骨に火が通ったか確認しているのか…と質問されました。
元々、私は料理が好きで家でも良く料理をするのですが、質問された内容を意識して揚げ物や焼き物を作っていないな…ということに気付きました。
上手く言えないのですが、この食材を揚げた場合はこんな感じ…みたいにレシピサイトなどに書いてあるような、油の温度は何度、何分揚げて、調味料は何を大さじいくつで…とか、明確に意識して料理を作ったことがありません。
「今まで魚の頭が生で硬くて食べられない…とか無かったけど、頭に火が通ったのかはどこで判断してるの?」
「中骨はもっと見えないけど、どうやったら食べた時に気にならない柔らかさに火を通し且つ焦げないで揚げるの?」
こんなことを聞かれ、もしかして需要があるかな…と思い、この日釣れた3匹を油で揚げる際の動画を撮ってみました。
正直、意識したことが無かったので、質問されて答えられませんでした。
突然思い付いたのでガス台が汚れていますが、そこはご勘弁下さい。
ここから動画の説明をさせて頂きたいと思います。
まず、簡単に下準備ですが、私はとんかつやフライなど一般的に作る作り方と、釣った魚をフライにする際は少し違います。

一般的には衣に卵を使うと思います。
やり方は人それぞれですが、具材に小麦粉をまぶし、溶き卵を付けてパン粉…や小麦粉と溶き卵を一緒に混ぜてしまうやり方…等ありますが、私はそもそも卵は使わず小麦粉を水で溶いたものを具材に付けパン粉をまぶし油で揚げます。
卵を使うと、釣りで釣った魚は成魚でないことが多く、サイズが小さいため風味が消えてしまうことがあります。
あとは、卵を使うと水分が抜けにくくなり、カラッと揚がらず水っぽくなることがあります。
このため卵は使用していません。
写真の溶いた小麦粉にウルメイワシを潜らせ、パン粉をまぶし油で揚げるだけです。
そして、いよいよ動画にあるフライを揚げる際のポイントですが、一匹一匹油に投入すると最初に温度差やウルメイワシの周りに付いていた水分と油が反応して一気に油跳ねしていると思います。
最初に投入直後の油跳ねが終わると、今度は一気に油跳ねが無くなり静かになります。
それから少しすると、再びウルメイワシから気泡が上がるような状態で水分による油跳ねが始まります。
これが始まったら、油跳ねしているウルメイワシを箸で回し見て色合い(焦げ具合)が均一になっているか確認します。
全体的に同じような色のキツネ色になっていたら油から取り出します。
取り出したウルメイワシから水蒸気が噴き出していたら完璧です。
中華料理などで、野菜がシャキシャキだけど火が通っている炒め物…
これを炒める(作る)時と原理は同じです。
一見、「火」と「油」で火を通すように感じますが、中華料理のシャキシャキ感を出すのも、ウルメイワシの頭や中骨に火を通すのも「火」でも「油」でもなくて、素材自身が持っている水分で通すんです。
中華料理の野菜も、今回のウルメイワシも「火」と「油」は素材の中の水分を沸騰させるために使います。
「火」と「油」で素材に火を通そうとすると焦げたり、水分が抜け過ぎてベチョベチョになります。
今回のウルメイワシに限って言えば、揚げ油に投入直後に水分が油跳ねしている水は、ウルメイワシの外側に付いていた微量の水分や、溶いた小麦粉の水分、こちらも微量ですがパン粉の水分に反応して油跳ねしています。
しばらくして、ウルメイワシのフライ自体(中から)湧き出てくるような水分は、ウルメイワシ自体(体内)から沸騰して出てきている水です。
ウルメイワシの頭や中骨に火を通すためには、ここまででOKです。
あとは余熱でしっかり火が通ります。
素材自体が持つ水分を上手に使うことで、ホクホクやシャキシャキといった食感が出来上がります。
仮に熱を通し過ぎて、素材自体の水分が全部抜けてしまうと、今まで水分があった場所に油が入り込んでいきます。
こうなると油っぽくベチョベチョした感じになり不味くなります。
ちなみに、煮物などはこの抜けた水分の代わりに出汁を浸み込ませます。
イワシ類の頭から丸ごとフライのポイントは、魚達の体内の水分を上手に使い火を通し、イメージとしては体内の水分を火と油を使って沸騰させる…こんな感じです。
火と油で魚達の骨を柔らかくしよう…この概念は捨てて下さい。
魚達の水分を残すことで旨みや風味も感じることが出来ます。
ただ、何の食材も同じですが、自身が持つ水分だけで全て火が通せるわけではありませんので限界があります。
そういった場合は調理方法を変えたり、固い部分は切り落としたりしてご対応頂ければと思います。
そして、代わり映えが無く恐縮ですが、今回もウルメイワシのフィレオサンドにしました。

早いものでもう10月です。
時間が過ぎるのは本当に早いです。
てか、今年もあと3ヶ月切ったわけですからね…
釣りのお供も交代し、どんどん冬に向かっていっており、台風やら何やらで満足な釣りが出来ないまま冬になってしまいそうで、秋の大物を釣りたい焦りだけがどんどん増します。
来週は土日共に中潮です。
このくらいがちょうど良いかもしれません。
天気が荒れないことを祈り、来週も頑張ります!
また、ご報告させて頂きます。
ジンベエザメが助け求めたとしか思えない 素潜り家族が救出、米ハワイ(NIKKEI STYLE) https://t.co/lFbu7mk2Re
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2018年10月8日
今週の注目記事です。
これはゴミではありませんが、陸上でも海中でも人工物で生き物たちが苦しむことが多々あります。
ご自身で出したゴミだけは必ず持ち帰るようにお願い致します。
サビキ仕掛けが足に絡みついたハトを捕まえ、仕掛けを取り除いたことがあります。
残念ながら、足の指一本は糸が絡み締め上げたため壊死してしまっていました。
海は人間だけのものではなく、そこに暮らす様々な生き物と共存し今後も釣りしていければと思っております。
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コメント、及びブログをご覧頂きありがとうございます。
そうなんです!
本来、サビキ釣りは夜間帯や未明ではなく日の出から日没までが主の釣りになります。
ただ、北条湾を始め、三崎港周辺、城ケ島の岸壁など街灯が多くあり海面まで光が届く環境などがあるため夜釣りに行っています。
あとは、夜間や未明の方が道路も空いており、釣り場も空いているなどの理由で私は夜間帯に行っております。
なゆまゆげ様が行かれている時間帯がセオリーです。
もう少し言えば、釣り場の動物達でしょうか。
中々、日中に猫や鳥などと触れ合うのは難しく、夜間の人が居ない時間帯でないと難しいです。
釣果が無いと釣りも面白くありません。
サビキ釣りで釣果を求めるのであれば、今のままのスタイルで今後も釣りされると宜しいかと思います。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
> ブログ拝見しました。
>
> 私は本日城ヶ島の岸壁でサビキをしておりました。先週もそうですが、朝マズメ以降に群れが来ており、今日は6時から7時の間で50匹くらいは釣れたと思います。
> フライと南蛮漬けにして頂きました。