【城ヶ島・三崎港】雪の予報の中での短時間釣行(2019年1月12日)
この週は、正月休みボケも冷めやらぬ中、週末はまた3連休という状況。
長期連休の後は、個人的にはスロースタートが望ましく、一向に仕事に身が入らない中、火曜日には既に釣りのことばかり考えていました。
しかし、天候や潮の状況が良くない上に、私が釣りに行きたい時間と釣果の実績がある時間帯が上手く被りません。
こればかりはいくらWEB上の情報を眺めていても、私の都合に合わせた状況に変わることはありません。
状況が良くない中、無理に行くより1回程度様子見に行ってゆっくり休むか…とも考えましたが、そこは釣りバカ。
釣る時間帯は意識せず、行ける時間に短時間釣行することにしました。
今週末の3連休は良く釣りに行く時間帯と潮止まりのタイミングが合わないので敢えて釣れないはずの時間帯に釣りに行きどういう結果になるか実践してみようか検討中です。去年と釣れる魚種も変わってきているので変化があるかもしれません。数日前にまたお知らせしどの時間帯に行くかツイート致します。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月8日
先日ツイート致しました3連休の私の釣行時間ですが赤丸の時間帯に行ってみようと思います。去年も今年もこの時間帯は実績として釣果が上がっていません。ここ数週間で海水温も徐々にではありますが下がってきており前回の釣行時にだいぶダラダラ釣れた印象を持ってので何か変化があるか試してみます。 pic.twitter.com/NczCgQIeD3
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月11日
当初は敢えて釣果の実績が上がっていない時間帯を狙おうかと思っていたのですが、週末につれて気温が低く雪が降るかもしれないという予報に変わっていきます。
しかも風がかなり微妙な感じ。
強風でもなく、穏やかでもなく釣りは出来るけど、雪が降るほどの気温の中ではかなり厳しい釣りが予想されます。
状況的にあまり贅沢を言っていられなくなってきたので、準備が出来たら釣りに行く…余計なことは考えずとにかく粛々と釣りに行くことにしました。
そして、当日の土曜日。
夕方から雨か雪の予報なので、サッサと仕事を終わらせ北条湾を目指します。
自宅周辺は既に雨が降っており、気温が低く冷たい雨に一瞬怯みますが、幸いにも風がほぼ無風だったので気合いを入れて自宅を出発。
北条湾に向かう途中、雨も止み風も強く吹いている所もなく、自宅周辺よりもむしろ天気の状況は良くなっていきます。
道も混んでいるところもなく、スイスイと走り予想より早く北条湾に到着。
釣りを開始します。気温7度、風はほぼ無風、天候は曇り、海水温は15度です。寒いので短時間釣行でいきます。釣り人は疎らな感じです。 pic.twitter.com/2RyeIF6mso
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月12日
思っていたより釣り人はいましたが、正月に帰港していた大型船なども無く、閑散とした感じでいつもの場所に釣り座を構えます。
風も無く雨もまだ降っておらず、これなら全然イケるじゃん!と一瞬思いましたが、車から降りると…寒い…
さすがに雪の予報が出ているだけあって、肌に刺さるような寒さ。
サッサと釣って帰るぞ…と諸々準備をしていると、少し離れた場所でおそらく※団子で釣りをされていた方が見事なクロダイを釣り上げます。
※主にクロダイなどを釣る釣り方で、食わせエサを練り餌で包み込み団子状にして釣る釣り方。撒き餌には食わせエサを入れない団子を作りボンボン釣るポイント付近へ投げ込みます。川で釣る鯉の吸い込み釣りに似ています。
これを見て一気にテンション爆上げ!
サビキ釣りをしに来ているにも関わらず、全然関係ない釣りをされている方の釣果を見て、寒いので身体から湯気が出るんじゃないかと思うくらい興奮し釣る気満々に。
ここのところ、Twitterのみならず血迷ってライブ配信なども始めたので、さりげなく自らが釣りをするまでにいろいろと準備に時間を取られます。w
先に竿の準備をし、家内に釣りを始めてもらっているのですが、クロダイを釣り上げているのを見て興奮冷めやらぬ中、一投目から20cm近いウルメイワシがきます。
これで更に、蒸気機関車が警笛を鳴らしているかのように「ポーッ!」と一気に噴き出すようにテンション爆上げ!
ウルメイワシがきました。 pic.twitter.com/d7f92Uc6J1
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月12日
そして立て続けにメバル、トウゴロウイワシ、サッパと続きます。
メバルがきました。 pic.twitter.com/oS4AnO87xW
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月12日
トウゴロウイワシがきました。 pic.twitter.com/S941HccAUu
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月12日
サッパがきました。 pic.twitter.com/SGr7Tyx5SV
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月12日
この時点では、海を覗くと海中にたくさんの銀色の魚影が確認出来ます。
ここのところ、雨が降らない連続日数も記録的なものとなっており、この日もかなり海が澄んでいました。
見えていた魚影の数の割りには食いが渋かったのも、この高い透明度の影響かと思われます。
ちょっと話が逸れますが、そんな高い透明度の中、神経質なクロダイを日中に釣る…この日クロダイを釣られた方は相当やり手だと思います。
傍から見ていても、恐らく長くクロダイを専門で釣られているのではないかな…という雰囲気でした。
話を戻します。
そして、少し間を空けてウミタナゴがきます。
ウミタナゴがきました。 pic.twitter.com/F7R83SZtRT
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月12日
この辺りから、時折ポツリポツリと雨が降り始め風も強くなってきます。
一瞬帰ろうか迷ったのですが、この日釣れたウルメイワシはサイズ的には文句無しなんですが、先に申し上げた通り数が釣れていませんでした。
もう少し数が欲しいよね…ということで粘ることに。
「あれっ!雨降ってない?」
残念ながら家内が雨が降り出したことに気付いたので、仕方ないので車へ退避させ一人粘ることに。
すると…
シレッと登場。 pic.twitter.com/cKD0Aq6xa3
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月12日
入れ替わるようにこの方が登場。
そしてエライ近距離。
先程釣れたサッパをお裾分け。 pic.twitter.com/eA84zgZi2B
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月12日
こちらも仕方ないので、ストックしておいたサッパとメバルの稚魚をお裾分けします。
この辺りからサビキ仕掛けを海に投入し、仕掛けに付いていたコマセが海中でバラけると青魚らしき魚影が一気に寄って来るのは目視で確認出来るのですが、針掛かりすることはありませんでした。
恐らく高い透明度と曇りという天候が原因かと思われます。
曇りや夜間帯で街灯のみの弱い光ですと、サビキ仕掛けの反射も弱くなり魚達の反応が鈍くなることがあります。(日没に向けて陽も落ちてきたので)
この日はコマセを投げ入れると、バーッと寄って来て激しくコマセを食べていました。
決して活性が低かったわけではなく、針掛かりしにくい条件が整っていたということだと思います。
こういった状況ですと、北条湾に限って言えば銀色のトリックサビキが一番釣果が上がっているので、対応策が無いに等しいのですが、コマセを投げ入れてそのコマセはガツガツ食っているようであれば、ピンク色のスキン(疑似餌)の付いたサビキを、トリック仕掛けと同じようにアミコマセのブロックの中を潜らせて釣ると効果がある場合があります。
コマセカゴやコマセ網を使うのではなく、あくまでトリックサビキと同じ要領で。
普段、北条湾ではトリックサビキの針の反射を利用して、青魚のキラキラ光るものに反射的に反応し食ってくる習性を利用して釣っています。
しかし、この日のように青魚が反射的に反応するほどの強い光もなく、海の透明度も高くサビキ仕掛けが丸見えで警戒されてしまう時は、逆に仕掛けをエサ(アミ)に似せて臭いで寄せて釣る方法の方が効果があります。
コマセカゴやコマセ網を使って、その中にアミコマセを入れて釣るのではなく、トリックサビキの要領で釣る理由は、コマセカゴやコマセ網のように、大量にコマセを撒き何となく仕掛けの傍に青魚をおびき寄せるのではなく、微量をコマセの臭いで仕掛けギリギリまで青魚を寄せてサビキ仕掛けの針を「アミ」と勘違いさせて食わせるためです。
大量にコマセを撒くと、群れがバラけて仕掛けの傍に寄って来る青魚の割合が減ってしまい非効率になってしまうんです。
ピンポイントでサビキ仕掛けにしかコマセの臭いが付いていない場合、青魚達はそれを目がけて寄って来ます。
これが、コマセ網やコマセカゴで大量に海中にコマセを撒くとあちらこちらにエサや臭いの元があるため、効率良くサビキ仕掛けの傍寄せることが出来ません。
最後の手段とは言いませんが、この日のような状況の場合は試してみて下さい。
そもそも透明度が高くて釣れない時は、基本的には魚達にも仕掛け全体が見えてしまっている可能性が高いです。
必ず釣れるというものではなく、可能性はゼロではない…くらいの気持ちでやってみて下さい。
結局、この日はこの後ウルメイワシを始め、青魚が釣れることはありませんでした。
メジナ(グレ)がきました。 pic.twitter.com/JUTLmiDkOg
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月12日
そして、締めにメジナ(グレ)がきます。
この後はメバル入れ食いのメバル地獄が始まります。
喜んだのは釣りのお供のアオサギだけ。
※どうでも良いのですが、ライブ配信動画の終盤をご覧頂くと隣で静かに釣れる魚を気にし、ひたすら待ち続けるアオサギの姿が映っています。また、距離感をお分かり頂けると思います。
後ほど、釣果の写真をご覧頂ければお分かり頂けると思いますが、サビキ釣りの釣果というよりウキ釣りの釣果みたいな感じになります。
この日は、先に申し上げたクロダイを釣っていた方の団子の撒き餌の効果が相当あったと思われます。
根魚が相当集まっていました。
夜間帯などですと特に意識した方が良いですが、釣り座を構える際に近くに主にウキ釣りなどで、撒き餌をたくさん使っている方がいる場合は、別の場所が空いているのであれば少し距離を置いた方が無難です。
そもそもウキ釣りとサビキ釣りでは狙う魚が全然違いますので、根魚のオンパレードになり釣りにならなくなる場合があります。
もちろん、この日のようにクロダイ用の団子の練り餌も、調合している練り餌の内容によっては青魚も反応し寄ってきます。
しかし、メバルやメジナ、ウミタナゴなどが群れで居る場合、青魚達は警戒して避けて通り寄ってきません。
また、たまに見かけるのですが、サビキ釣りをしている方でもバンバン撒き餌を撒いている方を見掛けます。
サビキ釣りで撒き餌を使うこと自体は普通のことですし、一般的には当たり前です。
しかし、ここ北条湾ではある意味魚影が濃いとも言えるのですが、根魚が多く撒き餌を撒くと根魚の嵐になり釣りにならなくなることがあります。
今の時期は特にですが、青魚達は北条湾周辺の狭い範囲をグルグル回って回遊しています。
遠くにいる魚を寄せるわけではなく、一定の周期で回遊している群れにアピールするだけなので、トリックサビキを入れたり出したりしているだけで、十分撒き餌の効果はあります。
イワシの群れなどを見付けると、どうしても自分の前に留まらせたいし、たくさん寄せたい気持ちは良く分かります。
以前にもお話し致しましたが、青魚は基本的に同じ場所に留まることが出来ず、常に泳いでいないといけない魚です。
イワシ達も、たくさんご飯がある場所でずっと食べ続けたいと思いますが、それが出来ないのでグルグル回って泳ぎ続けます。
効率良く青魚をたくさん釣るためにも、北条湾でサビキ釣りをする場合は撒き餌を撒かないことをお勧め致します。
総括としては、この日は本来であればあと1時間程度遅い時間に釣りをする予定でした。
潮止まり後の2時間を過ぎてから、本来であればあまり釣果が上がっていない時間帯にやろうと思っていましたが、天候などの兼ね合いから潮止まり後の2時間以内に釣りをし終了してしまいました。
ということで、時間帯での変化は分かりませんでしたが、今シーズンは日中(明るい時間帯)しか釣れない、銀色のサビキ針にしか反応しない、この2点は言い切る形でも過言ではないくらい顕著に結果が現れていると思います。
これはこの日の釣行時のライブ配信動画です。
左側の青い竿は金銀交互の針のサビキ仕掛けを使用しています。
右側、家内が使っている赤い竿は銀色オンリーの針のサビキ仕掛けを使用しています。
ウルメイワシ、サッパ、トウゴロウイワシは全て銀色オンリーの針のサビキ仕掛けで釣れました。
私が使っていた金銀交互の針のサビキ仕掛けは、ナント!釣れたのはメバルだけ。
露骨でしたね…
そして問題なのが、釣り具屋さんに銀色オンリーのサビキ仕掛けが売り切れ状態ということ。
この日使った仕掛けは、売り切れで無いので仕方なく針のサイズが3号のものを使いました。
メジナは厳しかったですね…釣り上げた時に針が曲がっていました。
しかし、無いものは無い…
じゃぁ、銀色オンリーの針のサビキ仕掛けを作っちゃえ…
次回は1/14(月)に釣りに行く予定なのですが、金銀交互の針のサビキ仕掛けの金色の針を全て切り落として使ってみようかな…と。
針を半分落とすことになるので、3本針のサビキ仕掛け…
てか、3本しか針の無いサビキ仕掛けってメチャクチャ効率悪そうですが…w
でも、これでそれなりに釣れたら完全に金色の針は今シーズンは厳しいということになります。
実験してみます。w
そしてこの日の釣果はこんな感じになりました。

メバル、サッパはアオサギにお裾分けしました。
パッと見、サビキ釣りの釣果っぽくありませんが…w

そして、我が家の子猫の兄妹の夕飯用に4匹だけメバルを持ち帰りました。

いつものように姿焼きに。

メバルのほぐし身です。
ある意味ぜいたくです。
また、臭いが美味そうなんですよね。
本日の我が家のニャン兄弟の夕食は、メバルのほぐし身です。美味しかったようで何よりです。 pic.twitter.com/8N7pZCw5en
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) 2019年1月12日
ペロリと完食してくれました。
そして、肝心の人間は…と言いますと。

ウルメイワシとトウゴロウイワシは天ぷらにすることに。

ウルメイワシとトウゴロウイワシの天ぷらです。
サイズは申し分ないんですが、もう少し数が欲しかったです。
そしていつもニャン兄妹のご飯なので、たまにはウミタナゴとメジナは人間が食べることにしました。
「鯛飯」ならぬ…メジナとウミタナゴ飯?

研いだお米の上に腸と取り除いたメジナとウミタナゴをのせます。
鯛飯はもちろんのことですが、この手の魚と一緒にお米を炊くと簡単で意外と美味しいんです。
とくに釣りで釣れた中途半端なサイズで、且つ捌くのに手間が掛かるけど美味しい魚にはもってこいです。
腸を取り除いて、米の上にのせて、水を入れてスイッチオンですから。
ただ、この場合に手を抜かずにしっかりとした方が良いのは、腸をキレイに取り除くこと。
お米が白いということもあり、内臓などが残った状態ですと炊き上がりの見た目がキレイにならない場合があります。
しっかりと取り除き、良く水洗いすることをお勧め致します。

炊き上がりはこんな感じです。
そして魚の身をほぐして、炊き上がったお米と混ぜ合わせます。

粉末ダシや塩など、余計なもの一切入れずただ魚だけを入れてお米と一緒に炊いてみて下さい。
魚本来の旨みと香りを楽しむことが出来ると思います。
北条湾でサビキ釣りの外道として釣れる魚ですと、今回のメジナ、ウミタナゴを始め、メバル、カサゴ、ハタ、セイゴ、チヌあたりでしょうか、これは実際に私が釣って料理した魚種です。
どれも非常に美味しかったです。
まずは、今の時期ですとウミタナゴは皆さん釣られてると思います。
是非、ウミタナゴでやってみて下さい。
ちなみに、炊く時にお水の量を普段ただの白米を炊く時より、若干多めにした方がふっくら炊き上がります。
ブログを書いている現在は日曜日です。
明日(1/14)の未明から朝マヅメ辺りを狙ってまた北条湾にサビキ釣りに行きます。
宜しければ、Twitterやライブ配信をチェックして頂ければと思います。
明日、またご報告させて頂きます。
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