【城ヶ島・三崎港・北条湾】好調な秋のウルメイワシ・今シーズンは釣れるサイズがバラバラ(2019年10月6日)
10月に入り、高気圧の影響で季節外れの夏日はありましたが、朝晩はだいぶ秋を感じる陽気になりました。
早いもので今年も残すところあと3ヶ月。
つい先日、「早く真夏の本格的なサビキ釣りのシーズンがきて欲しい…」などと、ブログでお話ししていたような気がしますが、すっかり秋めいてきました。
この日は10月最初の釣行だったわけですが、消費税増税後最初の釣行でもありました。
まぁ、あまり増税と釣りは関係ありませんが、首都高や横浜横須賀道路などは増税後概ね通行料金が10円ほど値上げされていますが、城ケ島や三崎港、北条湾に向かう時に通ります、三浦縦貫道の通行料金は据え置きで、増税前と同じ金額でした。
そして、今回の消費税増税と言えばなんと言ってもキャッシュレス。
私もスマホ決済アプリなどを入れ、本格的にキャッシュレス化致しましたが、「えっ?今更…」という記事を見付け、最初はスルーしたのですが、逆に言うと今このご時世にたぶん二度と無いであろうキャンペーンだったのでTwitterでツイートしました。
先着10万人のETC助成金キャンペーンがスタート(ラジオライフ.com) https://t.co/XlDQVYKhHU
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 1, 2019
完全なる新規で、車両の買い替えなどでETC車載器が新しくなる場合などは対象外のようですが、車載器購入の補助をしてくれるそうです。
そもそも北条湾や三崎港、城ケ島方面へ良く行かれる方は、近くにお住まいの方以外は横浜横須賀道路は最低でも通ると思いますし、ETCを取り付けていない方はほとんどいないかもしれませんが、万が一ETC車載器の初めての取付を検討している方がいらっしゃいましたらご一読頂ければと思います。
ETCもだいぶ普及していることから、ETCの取付に関するキャンペーンは、もしかしたら二度とないかもしれません。
冒頭から釣りと関係無いお話ですみません。
この日の釣りの話に移ります。
この週は一週間を通してずっと気になっていたのが北条湾の海水温。
約1か月前、夏場のサビキ釣りの本格的なシーズンも終わり、週を追うごとに順調に海水温が下がってきて、21度まで下がりました。
トウゴロウイワシも釣れ始め、いよいよ翌週は10度台突入で、釣れる魚種も減り寂しくなるけど冬の北条湾へ向かっていくんだな…と思っていました。
ところが、その翌週に釣りに行ってみると、10度台突入どころか海水温が2度上がり23度に。
更にその翌週はまたまた海水温が上がり25度に…
その25度の週が先週なのですが、北条湾にいる魚達の方が異常な海水温の上昇に翻弄されているというか、戸惑っているというような印象すら受けました。
3週間で海水温が4度上がることってまずありません。
私事で恐縮なのですが、私は20年ほど前、所謂「近海物」と呼ばれるイワシやアジなどの鮮魚を運ぶ仕事をしていました。
その年、その年で豊漁、不漁があり、当然不漁の年は値段が跳ねます。
そして、豊漁、不漁の原因として漁師や市場関係者が必ず言っていたのが、黒潮が房総半島沖のどの辺を通るかで変わってくる…ということでした。
これは、カツオ漁にも同じことが言えます。
当時も今ほどではなくとも、良く娘を連れて釣りに行っていました。
当時はそこまで海水温や黒潮の流れを意識したことはなく、何となく聞いていただけでしたが、北条湾で越冬するマイワシが居ることを知りフッと思い出し、ここ数年黒潮の動きにも注目しています。
そして、たまに見て活用させて頂いているサイトがありまして、「黒潮予測&黒潮親潮ウォッチ」。
毎週欠かさず必ず見ている…というわけではありませんが、ここ数年、海水温に異変を感じた時などに参考にさせて頂いています。
20年以上前、黒潮がどの辺りを通ると豊漁で、どの辺りを通ると不漁だったのかは分かりませんが、いろいろ調べてみると、城ケ島周辺や北条湾などで海水温の上昇を素人の私達でも実感出来る変化が起こる以前は、もっと陸地から離れた場所を黒潮が流れていたようです。
そして、20年前の豊漁、不漁は単純にその年の黒潮の流れ方(流れる位置や蛇行具合)で決まっていたようです。
そもそもカツオやイワシなどの回遊魚の青魚は、暖流である黒潮の影響を多分に受け回遊して生活をしています。
一昔前の…というか、北条湾限定のお話しになってしまうかもしれませんが、所謂サビキ釣りが夏の釣りだった頃…というか夏しか釣れなかった頃は、暖かい海流の黒潮にのって房総半島や三浦半島周辺に晩冬から初春にイワシ達はやってきます。
そして、産卵をし稚魚達は穏やかな内海や岸近くの入り江や湾内で成長します。
海水温の下がり始める初秋まで岸近くで生活し、海水温が下がり始めると外海に出て暖かい海域で冬を越します。
これを繰り返すと、本来は毎年毎年岸近くで釣れるイワシの個体は入れ替わり、翌年の夏などに釣れるイワシは前年の夏に釣れたイワシと違う個体(群れ)が釣れます。
また、その年の黒潮の流れる位置で、どこの岸に辿り着くかも変わり、去年はイワシが釣れたけど、釣れない年も発生します。
関東近海の場合、地形的にも流れ着き易い場所は限られるので、そう毎年大きな影響はないかもしれませんが。
そして、ここからは先ほどご紹介した黒潮予測&黒潮親潮ウォッチのサイトをご覧頂くとお分かり頂けると思いますが、黒潮そのものの本流というかメインの流れは著しく蛇行し、沿岸部の近くを流れているわけではなく、沿岸部の海水温が高いことが分かると思います。
黒潮の蛇行などが主たる原因で、北条湾周辺の海水温が高いというより、海全体の海水温が毎年上昇しており、三浦半島沖には暖かい海流の黒潮が壁のように流れているため、その内側にある三浦半島周辺の海水温が下がりにくい状況にあるのではないかな…と思いました。
本来であれば秋になり、冬に向けて気温が下がり冷たい雨が降り、それら地上や気象現象で徐々に下がる海水温が、全体的な海水温の上昇で下がり切らない…下がりにくい?状況にあり、少しでも海水温が上がる要素があると、海水温を下げる要素があっさり負けてしまい、すぐにまた海水温が上がってしまう…こんな状態にあるのかな…と思います。
そして、そうなってくるとイワシ達のような本来回遊魚である青魚も、穏やかな岸近くで一年中自分達が過ごせる環境が整ってしまうので、わざわざ黒潮周辺の外海へ行く必要もない…人間で言えば冷暖房完備で、食事もあり、出産出来、子育ても出来る環境が整っている状況なので、無駄に住家を変える必要が無くなってしまった…こんな感じなのかな…と思います。
少々海水温についてのお話が長くなりましたが、北条湾の例年になかった再び海水温が上昇したことがずっと頭にあり、この週はそればかり気になっていました。
そしてこの日ですが、この週に海水温が下がる要因として、金曜日に主に午前中ですが神奈川ではかなりの雨量の雨が降りました。
気温も然程高くなく、非常に風も強く、この辺りがどう影響するか気になっていました。
今週末は潮回りは土日共に小潮とイマイチですが天気、風を見ますと日曜は風も強くもしかすると一雨あるかもしれません。土曜は天候も晴れで風も終日比較的穏やかです。お時間に余裕のある方は土曜の釣行をお勧め致します。二週連続で前週の海水温を上回っており意外な釣果も期待出来るかもしれません。 pic.twitter.com/NCqoOQPqdo
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 4, 2019
また、土曜日の日中は夏日でしたが、夕方以降気温が下がり、日曜日はこの時期らしい気温になります。
釣りに行く当日の状況がすぐに海に影響を及ぼすことはないのですが、再び海水温が上昇するのか、現状維持か、はたまた下がるのか非常に興味がありました。
この日はいつもの日曜日の未明に、午前1時起床で釣りに行きました。
北条湾に向かう道中も、久しぶりに車のエアコンを切り、窓を軽く開けるだけ向かうことが出来ました。
余談ですが、私が釣り用に使っている車は家内の軽自動車なので、夏場のエアコン全開状態で高速走行はかなりガソリンを食うので涼しくなってくれると助かります。
エアコンのコンプレッサーが回ってないだけで燃費が各段に良くなります。
そんな、涼しいというより軽く肌寒い中、北条湾に到着。
釣りを開始します。気温23度、天候は晴れ、風は2~3mほど、海水温は24度です。今日は釣り人の数は然程多くなく、釣り座にも余裕がありゆっくり釣りが出来そうな感じです。多少風もあり人によっては肌寒い感じです。暑がりな私は暑いですが…w pic.twitter.com/l2aZswKLui
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 5, 2019
ここのところ、釣り座に困ることが多かったのですが、この日は到着時は釣り人の数もまばらで非常に静かな感じの北条湾でした。
北条湾の対岸で釣り?をしている人の話し声がキレイに聞き取れるくらい静かな状況で、ゆったりした気持ちで釣りの準備に取り掛かります。
そして、一番気になっていた海水温を計ります。
先週に比べて1度下がったとはいえ、未だに24度。
何度か計り直しますが、結果は24度に変わりはありませんでした。
この日は、ある程度の釣りに対応出来るように、普段はあまり準備しないのですが、チョイ投げから大物狙いのぶっ込み、オキアミで胴付き仕掛け、活餌でのぶっ込み、これはシャレで準備しましたが、ソーダガツオやカンパチ、シマアジなんかにも対応出来る投げサビキと、かなりの釣り具を準備していきました。
ただ、仕掛けやエサは準備したのですが、前日家内とある程度の釣りの準備を終え、二人でビールを飲み始めた後、我が家のバカ猫兄妹が何を血迷ったのか兄妹2匹で大運動会を開催し、サビキ釣りで使用している磯竿に激しく激突。
そして、磯竿の先端をへし折り、2人で酒を飲んでしまったので新しい竿を買いにも行けず、急遽竿の修理をするハプニングが…w
そんなハプニングも前日にはありましたが、静かな状況の中、釣りの準備をしつつ、海の様子を伺っていると、小潮ということで青魚の動きは鈍いだろうな…と覚悟はしていましたが、それにしても海が静か過ぎる…
海の透明度も高く、大型魚を含め全くもって魚の気配がしない…
久しぶりに釣り人の数も少なく、静かに釣りが出来そうな状況は良いのですが、海の中まで静かなのは…
この日は海水温の状況や、海の状況に合わせて釣り方を変えようと思っていたので、早めの午前1時起床で釣りに来たのですが、マヅメ時まではまだ時間があるし…と、ゆっくり釣りの準備をしつつ様子を伺っていました。
釣り開始から10分、家内の竿にアタリがきます。
出鼻を思い切りくじくような魚が釣れます。
トウゴロウイワシがきました。 pic.twitter.com/UcbxCsRaOi
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 5, 2019
トウゴロウイワシです。
とは言うものの、この日は本当に魚の気配が無かったので、トウゴロウイワシでも「一応魚は湾内にいるんだな…」と然程テンションは下がらず続けて様子を伺います。
そして、胴付き仕掛けにアオイソを付けて垂らしておいた竿に小さなアタリが。
スズメダイの稚魚がきました。リリースしました。 pic.twitter.com/Q1hFGHNlN6
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 5, 2019
スズメダイの稚魚です。
勿論、この子はリリースしますが、スズメダイは暖かい海水温を好む魚です。
30年以上前、私が子供の頃は神奈川周辺の海ではあまり釣れなかった魚です。
これも海水温の上昇に伴い、南から生息域が広がってきた証だと思います。
そして、釣り開始から40分ほど。
ようやくウルメイワシが釣れ始めます。
ウルメイワシがきました。 pic.twitter.com/WUtQgcATpe
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 5, 2019
これを皮切りに、入れ食いにはならずとも、それなりのペースでウルメイワシが釣れ続けます。
入れ食いではないですが、ウルメイワシの活性が高いです。 pic.twitter.com/UrlK9QZPp8
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 5, 2019
そして、ダラダラとした感じの釣れ方でしたが、この日は約1時間程ウルメイワシの活性が高い状態が続きました。
食いが止まりました。 pic.twitter.com/fy0e7uFCxd
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 5, 2019
パタリとキレイに食いが止まります。
時折アタるのはトウゴロウイワシのみになります。
先週、先々週辺りから気になっていたのですが、本ブログで何度かお話ししております、北条湾の釣れ方(魚の活性の上がり方)ですが、以前からお話ししております、潮止まりを基準に前後2時間が青魚の活性が上がり易い説の状況になりつつあると思います。
今年の夏場は、この説ではなく一般的に釣れると言われるタイミングの、干満問わず潮が一番動くタイミングで食ってきました。

キャプチャー画像の青丸の時間帯が潮が一番動くタイミングで、一般的に一番魚の活性が上がり易く、今シーズンの夏はこの時間帯に食ってくることが多かったです。
しかし、北条湾での釣れ方の特徴に、なぜかこの時間帯ではなく、キャプチャー画像の赤丸の辺りの時間帯で、干満問わず潮止まりの時間を基準に前後の2時間の間に活性が上がることが多く、これはここ5~6年変わっていません。
ここ3週間ほどは、この兆候が見られ、特にこの日は潮止まりの時間も活性は下がらず、通しで約1時間程活性が高い状態が続きました。
夏場でもこの傾向が見られる年もあるのですが、ほぼ必ずと言って良いくらい晩秋から晩春まではこのタイミングに活性が高くなることが多いです。
ただ、所謂フィッシュイーターなどの大型魚が北条湾内に居ると食ってきません。
そして、この日は海が澄んでいることが一番の要因だと思われますが、スキン付きのサビキ仕掛けが壊滅的にウルメイワシに嫌われました。
活性はそれなりに高いんですが、今日は非常に食いが浅いです。海が澄んでいる影響だと思われますが、スキン付きよりトリックサビキの方が良いと思います。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 5, 2019
ツイート内の「食いが浅い」というのは、海が澄んでいるなどで青魚達にサビキ仕掛けの針が見えてしまっており、勢い良く針を食ってこない状態を言います。
竿を手持ちで釣りをすると良く分かるのですが、一瞬「ブルッ」と針を咥えるのですが、瞬時に針を離してしまい針掛かりしない状況です。
こういう時は、スキン付きのサビキ仕掛けは非常に不利で、空針のトリックサビキの方が有効です。
後ほど貼る、この日のライブ配信動画をご覧頂くと画面右側の家内の方が忙しなく動いており、家内の竿に良くウルメイワシが掛かっているのがお分かり頂けると思います。
家内のサビキ仕掛けは銀色の針のトリックサビキで、私のサビキ仕掛けは白色のシラスに似せたシラススキンが付いているサビキ仕掛けを使っていました。
そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

最大で15cmほどで、これはデカイ!これは美味そう!という感じのウルメイワシは釣れず、非常に地味な感じの釣果となりました。

説明は不要かと思いますが、こちらはこの日釣れた魚種で上がトウゴロウイワシ、下がウルメイワシです。
そして、こちらはこの日釣れたウルメイワシの最大サイズと最小サイズです。

これは今年の冬に向けての最大の特徴ですが、去年までは今の時期ですと北条湾で越冬する群れがほぼほぼ決まってきており、北条湾に居付かない群れは徐々に外海に出て行っていました。
サイズも15cmほどのものしか釣れず、魚種もほぼウルメイワシとマイワシに限定されていました。
しかし、今年はとにかくサイズがバラバラ。
同じウルメイワシでも、大なり小なり群れを作る時は、ほぼ同じ年に生まれた同じサイズのウルメイワシ同士で群れを作り回遊します。
生後2年目から産卵をし、生後の年数で好む海水温が若干違い、本来であれば回遊する海域、つまり生活する拠点が異なります。
記事の冒頭でもお話ししましたように、この異常な海水温の高さが一つの要因となり、これだけサイズの違うウルメイワシが北条湾に寄っていると思われます。
また、今年はその海水温の高さから北条湾のみに留まらず、城ケ島近海に行動範囲を広げることが出来ており、その週その週で北条湾に寄る群れが入れ代わり立ち代わり変わっているのではないかと思います。
少し違う言い方をすると、去年まではウルメイワシやマイワシが活動出来る海水温の下限ギリギリだったため、水温の安定している北条湾から極力出ることなく生活していたように思われます。
今後、仮に北条湾周辺の海水温が去年同様にウルメイワシやマイワシが生活出来る下限ギリギリまで下がると、今の状況はまた変わると思います。
いろんな群れが北条湾に寄り、魚影が濃いことは良いことですが、この日のサイズの群れですと少々調理が面倒だな…と思いました。
まぁ、贅沢な悩みです。
今まで楽々刺身に出来るサイズがたくさん釣れたということでもありますので。
そして、肝心の料理ですが、我が家の兄妹猫の朝食はミンチ系のお魚ハンバーグが続いたので、普通にウルメイワシを焼いたものにしました。

兄猫は本当にせっかちで、アッという間にたいらげ妹猫のウルメイワシを狙っていました。
本日の我が家の兄妹猫の朝食は…と、釣果からいって選択肢もありませんし、ミンチにしたお魚ハンバーグも続いたので、オーソドックスにウルメイワシを焼いたもの。右の兄猫はあっという間にたいらげ、妹猫のウルメイワシにチョッカイを出していました。 pic.twitter.com/ki4eSmt38w
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 6, 2019
この日は妹猫の猫パンチはくらいませんでした。w
そして、人間用はと言いますと…
釣りの帰りの道中、ずっと考えていたのですが、所謂「映え」を意識した料理にすると、サイズもバラバラな上に全体的に小さいので、手間が掛かるので「映え」は捨て、簡単に作れて自分が食べたいものにしました。
※どうでも良いですが、私はとにかく無駄なことが嫌いで無駄に釣り道具にお金を掛けるのも嫌い、釣りをする時間も無駄に長いのは嫌い、調理をするのも無駄に手間を掛けるのが嫌いなんです。w
まずは10cm~12cmのウルメイワシは頭から丸ごと唐揚げにしました。
まずはウルメイワシの腸を取り除きます。

あとは唐揚げ粉をまぶし油で揚げれば完成です。

このくらいのサイズは身も骨も全てが柔らかく、ビールに良く合い何度食べても美味しいです。
そして、それ以外のウルメイワシは梅煮にしました。
まずは下処理として、腸を取り除き、頭と尾を切り落とします。

これを中骨まで火が通り易い大きさにブツ切りにし、圧力鍋にウルメイワシの身が浸るくらいの水を入れ、醤油:2、みりん:1、酒:1、の割合で調味料を入れ、お好みで生姜のスライスを数枚、そして肝心の梅干しを入れます。
全て入れたら、圧力鍋で圧力が掛かった状態で約15分ほど煮ます。
釣ったばかりのイワシ類は意外と身がしっかりとしていて、思うほど煮崩れしませんので骨に火が通りホロホロになるように長めに圧力を掛けた方が無難です。

梅干しと生姜でサッパリとした感じで非常に美味しかったです。
最後は、この日はサイズが小さいものは片っ端からリリースしましたが、成魚に近いサイズのトウゴロウイワシを数匹持ち帰りました。
当初は、我が家の猫のご飯にするつもりでしたが、鬱陶しく思う時もあるトウゴロウイワシですが、実は白身で非常に美味しい魚です。
帰宅し、白米がちょうど終わっており、食べるならこれから炊かなければいけない状況だったので、急遽予定を変更。
トウゴロウイワシを一緒に炊き込んでしまえ…名付けて「五郎飯」。

トウゴロウイワシを捌くと良くお分かり頂けるのですが、腸がキレイに分かれ易い?んです。
ピンセットとかを使わずに、胃や腸、心臓、肝臓などを分別し易い?剥がれ易い?感じなので、捌いている時の思い付きなのですが、所謂「肝」肝臓だけ残してみました。
まぁ、これを残したからといって劇的に何かが変わり、あん肝(あんこうの肝臓)のような存在感は出ないと思いますが、気持ちの問題で。
そして、これを洗ったお米の上に敷き詰めます。

普段、普通に白米を炊く時より気持ち多目に水を入れ炊いていきます。
炊き上がったら、トウゴロウイワシの身をほぐしご飯と混ぜ合わせます。

トウゴロウイワシの炊き込みご飯、別に名付けなくても良いのですが、名付けて「五郎飯」の完成です。
これを作っている時に、今行われておりますラグビーのワールドカップの話題をTVでやっており、解説で「五郎丸歩」さんが出ており、「五郎丸」から「五郎飯」が思い付きました。
どうでも良いですね…w
そして、五郎飯から出た、トウゴロウイワシのアラ(粗)はしっかりと翌日の我が家の兄妹猫のご飯となります。
少しでも、釣れてくれた魚達に敬意を払って、捨てることなく頂こうと思います。
ふざけて作った「五郎飯」。
これが意外とヒットでした。
元々、クセが無く淡泊な白身の魚なので、非常に美味しかったです。
ほんのり香るトウゴロウイワシの風味に、白米の味を邪魔することない白身が良く合っていました。
前回のウルメイワシの「漬け」ほどの驚きはありませんでしたが、思い付きで咄嗟に作った割には意外なマッチでした。
是非、お試し頂きたいと思います。
この日のライブ配信動画です。
活性が高かった時間帯などがお分かり頂けるかと思います。
宜しければ、ご覧下さい。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 5, 2019
来週は3連休な上に、連休3日間何れも大潮です。
そろそろ夜間帯や未明は寒さ対策が必要になってきますが、日中は天気が悪くなければ釣りには丁度良い時期かと思います。
ここ数週間は、釣れるイワシ類が小ぶりですが、記事内でもお話し致しましたように、近海にはまだ群れはおり何れまた北条湾に寄ると思われます。
海水温が高いことは、良いことばかりではありませんが、釣りという点だけで見ますと、一年中美味しいイワシ類が釣れることは嬉しいことです。
来週も頑張って釣りに行きたいと思います。
また、ご報告させて頂きます。
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