【城ヶ島・三崎港・北条湾】カタボシイワシ再到来!BIGなマイワシもGET!(2020年7月19日)
もうかれこれ数週間、あまり位置が変わらずずっと停滞している前線による雨で、前々回(7/12)の釣行は海の濁りや大量の真水の流入に翻弄され、予想も外れミスも連発し、かなり悲惨な釣果となってしまいました。
7/14(火)に上司より連絡があり、コロナの影響で7/15(水)が急遽仕事がお休みになりました。
土日祝祭日休みの私にはあまりない平日のお休み。
これは7/12(日)のリベンジをせねばなるまい…と、久しぶりのボッチ釣行で釣りに行きました。
しかし、ピンポイントで潮の動きがほとんど無い、長潮の潮回りでリベンジなるか…というところでしたが、何とかリベンジに成功し、次回釣行予定の7/19(日)の大潮での釣行を待ち遠しく待っていました。
週末から週明けに掛けての、どこかのタイミングで梅雨明けになるかも…的な天気予報もあり、ようやく前線もどこかへ移動し、雨や風の影響を受けながらの釣りから解放されるな…と喜ぶのも束の間、梅雨明けは週明け以降の予報に変わります。
オマケに、釣行予定の日曜日は梅雨明け前の最後の雨になる…的なことを天気予報が言い始めます。
約3週間、ほぼ1日の中のどこかで必ず雨が降るような、完全に傘が手放せない日が続き、いい加減ウンザリしていました。
何とか釣りに行く日曜日の未明は雨が降らないで欲しい…そんなことを祈りながら、梅雨明け前の最後の雨を念頭に、念には念を入れ雨対策をします。
今までは、多少雨が降り続こうが、北条湾でサビキ釣りをする際に、特に雨対策はしたことがありませんでした。
雨量の多い雨が降って濁りなどが出ることはあっても、そこまで酷い濁りにはならず、釣りをする際にタナに気を付けたり、釣り座を変える程度で、特に釣果に大きな差は出なかったためです。
しかし、今年は違いました。
去年などは、巨大台風で水害があちこちで起こりましたが、今年は前線が停滞することで水害が発生しました。
そして、この前線が日本列島に沿うような形で停滞し、関東圏にもそれなりにまとまった雨を降らせました。
関東での台風の場合、巨大であっても長くても2日もあれば、台風自体が去って行くか、勢力が弱まり温帯低気圧などに変わり、最後は消滅してしまいます。
インパクトとしては、やはり台風の方があり、印象にも残り易いですが、厄介なのは今年の前線が停滞する方が厄介だと思います。
同じ場所に数週間前線が停滞し、次から次へ雨雲が発生し雨を降らせ続けます。
7/12(日)の釣果が悲惨だった時の北条湾など、海は濁りというレベルではなくほぼ泥水。
濁りというレベルではなく、もう泥水ですね。 pic.twitter.com/AYWjHj5Aaz
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 11, 2020
小さなバケツに海水を汲んでも、バケツの底が見えないくらいの濁りです。
更に大量の雨水が北条湾へ流入したことにより、北条湾内の塩分濃度がかなり下がり低塩分状態が続く上に、表層付近では真水と海水が分離していたと思われます。
7/12(日)の釣行時は、いわき丸さんの後方に私は釣り座を構えていましたが、ちょうどいわき丸さんの漁船の辺りを境に、それより北条湾の深部側には、ほとんど青魚の群れが回遊していませんでした。
厳密に言うと、回遊していなかったのではなく、塩分濃度が低過ぎたり、海水温が低過ぎて行けなかったのだと思います。
こうなってくると、今まで北条湾でやっていた釣り方では、もう太刀打ち出来ません。
7/12(日)の釣りからの帰りの道中、いろいろ対策を考えてみました。
そして、その考えた対策を、7/15(水)の釣行時とこの日の釣行で試しましたので、後ほど詳しくご説明致します。
少々この日の釣行と関係ない話が長くなってしまいましたが、雨の降り方が100年に一度…とか、50年に一度などの表現を使うレベルで、今年だけのお話ではなく、今後は毎年梅雨と台風の時期は、雨対策をしたサビキ釣りをしていかなけば釣果に結び付けられないだろうな…と思いました。
この日の釣りの話に入ります。
釣りに行く予定は、いつもの日曜日の未明を予定しておりましたが、天気や風が何とも微妙な感じです。
週明けには梅雨明けするらしいですが、残念ながら週末は天気が不安定です。風も比較的強い時間帯が多く、釣りに行くとしてもピンポイントの短時間釣行になりそうです。潮回りに関しては問題ありません。土日共に午前中の干潮の潮止まりの前後は狙い目かと思います。皆様の大漁を祈っております。 pic.twitter.com/J2BwUwKEqe
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 17, 2020
これは、その週の週末の潮や天気の状況をお伝えしておりますツイートですが、金曜日に毎回ツイートしており、日曜日の釣行時までには天気がガラッと変わってしまうこともあります。
案の定、数時間置きにどんどん予報が変わり、天気が雨になったり曇りになったり、風が強くなったり弱くなったりを繰り返していました。
釣りに行く前夜、就寝前に確認した際は、日曜日の午前3時頃は雨の予報となっていましたが、小雨の予報で風も4mほどだったので、釣りに行く事を決定し床に就きます。
そして、この日一番懸念されたのが、金曜日から土曜日のお昼頃までそれなりの雨量で降り続いた雨。
金曜日以前も、毎日1日の中のどこかで雨が降っており、そこにきてのほぼ1日半以上続いた雨。
この影響が、北条湾にどう出ているか一番気掛かりでした。
いつものように午前1時起床で自宅を出発。
自宅を出る時に、最後に確認した天気予報ですと、午前3時頃が曇り、午前6時頃には雨が降る予報でした。
この日の未明の潮止まりは午前2:51の満潮の潮止まりです。
午前3時から日の出の午前4時半頃までを勝負の時間と決め、一路北条湾を目指します。
午前2時半過ぎに北条湾に到着。
様子見で北条湾周辺をグルりと一周しますが、あまり天気が良くない割りにはかなりの数の釣り人がいました。
釣り座にもあまり余裕が無かったので、この日はいわき丸さんの後方に釣り座を構えます。
そして、普段は釣りの準備をする前にはやらないのですが、この日は釣り道具を降ろす前にバケツに海水を汲み、濁り具合を確認します。
7/12(日)の釣行時のような泥水とまではいかないものの、北条湾にしてはかなり濁りがあります。
そして、次は海水の温度を計ります。
雨により大量の雨水が北条湾内に流れ込むと、一時的に北条湾内の海水温が極端に下がることがあります。
これも魚の動きを鈍くする要素で、濁りが強く海水温が20度を下回っていたら、もう少し製氷所寄りに釣り座を移動しようと思っていました。
釣りを開始します。気温24度、天候は曇り、風は2m?3mほど、海水温は21度です。一昨日から昨日まで降り続いた雨の影響で海水温がやや低めで濁りがあります。潮周りは悪くないのでこれがどう影響するか…良い方に転がる事を祈っています。 pic.twitter.com/CTn7Mpr1mJ
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 18, 2020
海水温は雨水の影響を然程受けていないのか21度。
これで、この場所で釣りをすることを確定し、車から釣り道具を降ろし釣りの準備に取り掛かります。
この日は大潮なので、通常であれば表層付近に青魚の群れが集まり、海面に波紋などが出来ていてもおかしくありません。
しかし、この日は濁りや大量に流入した雨水の影響か、表層付近には魚の気配を感じません。
釣りの準備をしながら海の中を覗き込むと、やや深めの層に何やらかなり大きなサイズの魚の群れが泳いでいるのが分かりました。
食ってくるかは分からないけど…魚はいる…
家内の竿を準備し釣りを開始してもらいます。
すると、第一投目からサバがヒット。
サバはきました。 pic.twitter.com/T9EXX7Gzgw
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 18, 2020
活性は低くないけど、さっき見た魚影はこいつじゃない…
さっきのデカイ魚はなんだ?
取り敢えず、私の竿も準備し、竿の世話は家内に任せてライブ配信や「釣りを開始します…」のツイートの準備に取り掛かります。
すると家内が一人で何やら竿持ってウロウロしています。
良く見ると、かなり竿がしなっており何かが掛かっています。
慌てて近寄ると結構デカそう…
タモいるか?
たぶん平気…
一気に引き抜き釣り上げたのがこちら。
なんと梅雨前に北条湾を離れたカタボシイワシが再到来!
カタボシイワシがきました。 pic.twitter.com/ch1smftwr9
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 18, 2020
こいつか…さっきの群れの正体は…
カタボシイワシは20cm以下ですと、サッパに良く似た魚で小骨が多く薄べったい魚なので、あまり嬉しくないですが、この日のカタボシイワシは30cm級。
元々身は美味しい魚なので、家内にジャンジャン釣れ…と一言残し再び諸々の準備に戻ります。
3本の竿に翻弄されながら、良いペースでカタボシイワシとサバを釣り上げていました。
準備も終わり釣りに加わろうと家内の所に行くと…
家内の竿にアタリが!
勢い良く合わせます…が…
スポンッ!と海中からサビキ仕掛けが飛び出し、宙を舞っています。
カタボシイワシだと思って大きく合わせたら、お呼びでないクサフグでした。
お呼びでないクサフグがきました。 pic.twitter.com/0OaWsIJ7vx
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 18, 2020
フグは海にお帰り頂き、次にヒットしたのがアジ。
アジがきました。 pic.twitter.com/BrEzjvQTpK
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 18, 2020
アジはカタボシイワシとサバに飽きた家内が、かなり深めのタナにサビキ仕掛けを落としたらきました。
この日は正味40分くらいでしたが、入れ食いになりそんな中で一番驚いたのがこのマイワシ。
マイワシがきました。 pic.twitter.com/6BNgVudg6C
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 18, 2020
結果として釣れたのは2匹でしたが、何と言ってもサイズが30cm弱。
本来、このサイズのマイワシですと、もう少し太っているのですが、北条湾で釣れるマイワシはなぜか痩せている個体が多いんです。
釣り上げた瞬間は、あまりに細長くて何の魚か一瞬判別出来ませんでした。
この日は午前3時過ぎから40分ほど入れ食い状態が続きました。
食いが止まりました。帰るか悩み中です…
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 18, 2020
パタリとアタリが無くなり、帰ろうか悩み始めます。
本当は、マヅメ時にウルメイワシやカマス、もっと言えばワカシなんかが来ないか、釣りを続けたかったのですが、当初の天気予報ではこの後雨の予報な上に、この日は釣れた魚のサイズが大きいものが多く、これ以上釣っても帰宅後に魚を捌くのが大変なので撤収することにしました。
そして、大量の雨水(真水)が北条湾に流入した際や、濁りが酷い時の対策ですが、以下のサビキ仕掛けを検証してみました。


シラススキンのサビキ仕掛けは、以前から北条湾で通常時のサビキ釣りでも使っておりますが、今回はサバ皮のサビキ仕掛けも使ってみました。
このサバ皮のサビキ仕掛けは、サバ皮はどうでも良くて、これに青魚はほとんど反応しません。
重要なのは、サバ皮と一緒に付いている細いラメ入りのビニールです。
余談なのですが、私は以前自動車の鈑金塗装をやっていたことがあって、パールやラメの入った塗装の場合、パールやラメを吹き付ける角度で反射する色が変わったり、どういう風に反射するか変わったりします。
キャンディーという塗装方法があって、これも目の粗いラメを吹き付け、クリアを何度かに分けて厚めに吹き付けることで、ラメが立体的に見えたりする塗装方法です。
サビキ釣りでの、反射に関しての考えやアイディアは、実は塗装からきています。
魚になったつもりで、どの角度からどういう色の、どのくらいの強さの反射に一番反応するか試し、効果のあったものを更に検証したりしています。
今回、この数週間停滞した前線のお蔭で、かつてないほど北条湾が濁りました。
また、大量の雨水で塩分濃度の不安定な状態が続きました。
一時的に大量に雨水が北条湾に流入しても、北条湾は流れが緩やかとはいえ、沼ではないので毎日大小あれど最低でも潮汐による湾内の海水の流れが発生します。
しかし、その時々の潮回りでたくさんの海水が動く日もあれば、動きがほとんどない時もあります。
たくさん海水が動く日に、大量の雨水が流入しても然程影響は受けないかもしれませんが、海水の動きがほとんどない時に大量の雨水が流入すれば影響は大きくなります。
塩水と真水は放って置くと分離します。
当然、海でも同じことが起こるのですが、大小あれど常に海水は動いています。
これにより、何れは混ざり合うのですが、流入する雨水の量と潮汐などで動く海水の動きが毎日一定で同じではありません。
その時々の組み合わせで影響がほとんど無い日もあれば、何日も続いてしまう日もあります。
これを北条湾の海面を見て、今現在どういう状況にあるか判別するのはほぼ不可能です。
そういった場合、青魚達はどの層を回遊しているか分かりません。
先ほどご紹介したサバ皮のサビキ仕掛けは通常のトリックサビキの仕掛けよりも1.5倍くらい仕掛け全体が長いです。
これにより、少しでも広い層を探ることが出来ます。
また、今回の前線が停滞している中で一番濁りが強かった日の場合、既に紹介していたサビキ仕掛けの反射では反射光が弱いと思いました。
本来であれば、サバ皮やスキンなど余計な物が付いていないサビキ仕掛けの方が、魚達にも警戒されず釣り易いのですが、海の中の状況が悪い場合、魚の習性や反射を利用しないと釣果には結び付きません。※
※魚の習性や反射を利用する釣りの詳細はこちらをご覧下さい。
そして、今回ご紹介したサバ皮のサビキ仕掛けを試してみましたが、一定の効果がありました。
後ほど貼るライブ配信の動画をご覧頂くと、この日は3本竿を出しており、向かって一番右の家内が使っていた竿のサビキ仕掛けはサバ皮。
真ん中の私がメインで使っている竿のサビキ仕掛けはシラススキン。
向かって一番左の赤い竿のサビキ仕掛けはサバ皮の仕掛けを使いました。
シラススキンはやや食いが弱く、サバ皮のサビキ仕掛け2本の竿に一番食ってきました。
ただ、サバ皮のサビキ仕掛けは、海が澄んでいる時は、この日のような効果は得られないと思われます。
理由としては、サバ皮自体が北条湾の青魚には警戒され易い色であることや、ラメの反射が海が澄んでいると強過ぎる可能性があります。
濁りや真水対策以外で、シラススキンやサバ皮のサビキ仕掛けの利点としては、先ほども申し上げましたが、サビキ仕掛け全体が長いので、針と針の間隔が空いています。
概ね、25cm以上の魚を釣る場合、針掛かりしている針以外に魚が引っ掛かりにくいという利点があります。
トリックサビキなどの針と針の間隔が狭い仕掛けですと、釣り上げる際に針掛かりしている針以外に魚の腹や尾が引っ掛かり、魚が暴れサビキ仕掛けがグチャグチャになってしまうことがあると思います。
そういったトラブルは起こりにくくなります。
サバ皮のサビキ仕掛けは悪条件用…とでもして頂き、常に2つくらいストックしておくとより釣果に結び付けやすいかと思います。
そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

サイズもそこそこで魚の引きを存分に楽しめました。
カタボシイワシは竿と竿の間隔が狭いと横に走るのでお祭りし易い魚ですが、良く走るのでこのサイズですとかなり引きも楽しめます。
こちらはこの日釣れた魚種です。

上からカタボシイワシ、マイワシ、マサバ、マアジです。
この日もサバは小サバから25cmオーバーまで釣れましたが、またゴマサバの釣果はありませんでした。
雨の日や降雨後はゴマサバは釣れないことが多いです。
恐らく、マサバよりも海水の塩分濃度に敏感なんだと思います。
北条湾の海水の塩分濃度が下がり、一時的に北条湾を離れている可能性があります。
数週間前からですが、春先からいたサバの群れと違うサバの群れが北条湾に寄っているようで、今現在は北条湾でサビキ釣りをすると下は10cm、上は25cmオーバーなどサイズがとにかくバラバラです。
ぶっちゃけ、20cm以下のサバですと、サバは頭や中骨も堅いので、イワシ類のように頭や骨も丸ごと唐揚げやフライに出来ず、食べるとなるとやはり取り除かなければなりません。
だからといってリリースしたところで死んでしまうことが多いです。
そんなこんなで、この日から我が家の兄妹猫は、「小サバ処理部隊」の隊員として任務に就いてもらうことになりました。

釣れ過ぎた場合は、冷凍庫にストックしておきます。

なくなるまで、原則ご飯は「サバ」です。w
先週から小サバの違う群れが寄ってしまい、どうやっても小サバが釣れてしまいます。ぶっちゃけ小サバを捌くのが面倒なので、本日からこの二名は小サバ処理の任に就き、小サバ処理部隊となりました。よろしくお願いします。 pic.twitter.com/XoSJQDaa2P
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 18, 2020
本人達は喜んで任務を遂行してくれているようなので良かったです。
人間用は、一念発起し久しぶりにお刺身尽くしにしました。
まずは、アジとマイワシです。

アジもだいぶ成長してきており、マイワシに関してはスーパーで売っている少ししつこい感じの脂感はなく、丁度良い脂ののりで絶品でした。

お分かりかと思いますが、左がマイワシ、右がアジの刺身です。
そして、カタボシイワシと25cmほどのサイズのサバは一緒にタタキにしました。
カタボシイワシを捌いたら、卵と白子を釣った全ての個体が持っていました。
※魚の内臓等が苦手な方は画像をクリックしないで下さい。(拡大されます)

カタボシイワシの卵

カタボシイワシの白子
カタボシイワシは産卵のために北条湾に入って来ているようです。
カタボシイワシは一度春先に産卵をし、北条湾を出て行ったので来年までもう寄らないかと思っていましたが、また別の群れが産卵で寄って来たようです。
冬から春に掛けての産卵は、本当はサッパの産卵期なんですがね…
カタボシイワシの産卵期は、秋から冬、少し早いような気がします。
これも海水温の上昇も影響していると思われます。。
大潮や中潮の日に一斉に産卵、放精を行います。
ニシンの産卵、放精のように海が白くなるかは分かりませんが、近々で大潮の未明に北条湾に行かれたら注意して見て下さい。
このカタボシイワシの卵と白子はアルミホイルの上で軽く火を通して頂きます。

カタボシイワシの卵と白子
この珍味は釣り師ならでは特権です。
酒のつまみに最高です。
カタボシイワシとサバのタタキですが、どちらも三枚に卸します。

三枚に卸したサバ

三枚に卸したカタボシイワシ
カタボシイワシは身が堅く、サッパリした感じです。
一方、サバは若干水っぽく、脂感がある感じです。
一緒に叩くと良く合います。
※サバを生食する際は自己責任でお願いします。
個人的には気になりませんが、サバもカタボシイワシも若干生臭さがあります。
生魚が苦手な方などは、味噌を混ぜて一緒に叩いてナメロウ風、擂った生姜を一緒に叩いたり、アクセントを付けると臭みが気にならなくなります。
また、今現在北条湾で釣れるカタボシイワシは産卵期の個体で、サイズが成魚サイズで30cmくらいあります。
このサイズですと、元々小骨が多い上に骨もしっかりとしていて堅いので、普通にお刺身にする場合は骨切りをしっかりとし、そうでない場合は個人的にはタタキにするのが無難かと思います。
堅い骨が多いことを除けば、身は非常に美味しい魚です。
焼き魚、煮付けなどにも良く合う魚です。
今回は大人三人前くらいタタキが出来てしまったので、まずは酢飯に盛ってタタキ丼を作りました。

手前味噌で恐縮ですが、激ウマです。
カタボシイワシは確かに堅い骨が多いのですが、あまりミンチ状になるまで叩かなくても、写真の感じで身の形が残るくらいでも骨は気になりません。
そして、こちらは普通にサバとカタボシイワシのタタキです。

これをつみれのように丸めてつみれ鍋や、それを揚げたり、平たく伸ばしてハンバーグなどいろんな料理で美味しく頂けます。
カタボシイワシが釣れたら、是非やってみて下さい。
久しぶりの北条湾定食はこちらです。

刺身尽くしの定食となりました。
サバとカタボシイワシのタタキは、家内がどんぶりで丼にして一杯、私が二杯食べても少し余りました。
梅雨明け後、雨が落ち着けば、あれこれ考えながら北条湾でサビキ釣りをしなくても、普通に釣れるようになると思います。
雨が続く間は、お使いになるサビキ仕掛けや海の状況で当たり外れが大きくなると思います。
近々での釣行記事を参考にして頂ければと思います。
こちらはこの日のライブ配信動画です。
弾丸釣行とまではいかなくとも、釣り自体は正味40分ほど、準備や片付けを入れてちょうど1時間程度の釣行となりました。
比較的、最初から最後まで魚が釣れている画が多いと思います。
宜しければご覧下さい。
次回は7/23(木)から4連休です。
何れの日も潮回りは中潮と悪くありません。
個人的には、どこかのタイミングで2回くらい釣りに行ければと思っています。
連休までには梅雨明けして欲しいと切に願っています。
カタボシイワシは産卵が終わると一斉に北条湾から出て行き、パタリと釣れなくなります。
もしかすると、連休までいないかもしれません。
近々で釣行予定の方は是非狙って釣って食べてみて下さい。
また、ご報告させて頂きます。
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いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今の時期は、どんなに海の中が悪条件であっても、全ての青魚が北条湾から出てしまうということはまずありません。
その種、その種で得手不得手もありますので、低い海水温に強い種もいれば、濁りに強い種もいます。
低塩分状態のように、汽水域に強い種もいます。
ただ、これを釣りに行き、北条湾の海面を見て、海の中がどういう状況で、寄っている魚の種はなにか…ということを完璧に判断するのは物理的に不可能です。
今の時期は北条湾に魚はいる…と思って頂いて問題ありません。
その魚達が、今どういう状況かを、魚目線で考えて頂くことが後々には釣果に繋がると思います。
お魚の気持ちを知ろう!です。
ふざけているわけではなく、大真面目です。w
まず、おさらいですが、19日は大潮で未明の潮止まりは午前2:51でした。
都筑区のサビキオヤジ様が釣りを開始されてから、午前2:40くらいまでが最初の活性が高くなり易い時間帯です。
その後、午前3時過ぎから日の出までが第二の活性が上がり易い時間帯です。
その後は、恐らくウルメイワシやカマスがきたかもしれません。
19日は、長時間の降雨後、且つ濁りもあったために、大潮であっても食いが渋くなる要素が多々ありました。
しかし、青魚的には腹ペコで食事がしたくてウズウズしているような状態です。
これは大潮だからです。
つまり、青魚的には食べる気満々なわけです。
あとは、もうお分かりだと思いますが、魚へのサビキ仕掛けでのアピールです。
仮に撒き餌やコマセを撒けば、臭いで近くまで寄っては来ます。
しかし、アピールが弱いと濁りもあるので、サビキ仕掛けはスルーされてしまいます。
受け身ではなく、攻めの姿勢でアピールしてみて下さい。
また、サビキ釣りのみで構える釣り座ですが、製氷所周辺は北条湾内に大型魚がたくさん居たり、ここのところの長雨などのような悪影響がある時でないと釣れません。
悪条件下であっても、いわき丸さんが船を係留している先(北条湾の出口側)に、海側へ岸壁がせり出している場所があると思いますが、その辺りまでがベストです。
製氷所の角や前は船道になっていて、徐々に水深が深くなっています。
また、大型船が通ることが出来るように、人工的に深く掘り下げてある場所もあり、且つ幅が狭いので、見た目よりかなり潮の流れが速く、潮通しが良い場所を好む魚以外ほとんど釣れません。
今今、私達が狙っている魚は、サビキで釣り青魚の子供達です。
潮の流れが速い場所は好まず、どちらかと言えば、潮の流れは緩やかな場所を好みます。
以前、ブログにも書いたのですが、堤防や岸壁などの角や先端が必ず釣れる場所ではありません。
ご自身が狙う魚の動き(習性)を理解した上で釣り座を決めることは肝要です。
一つの例で言いますと、冬場にヒラメを狙うのに、北条湾内に活餌を付けていくら投げ込んでも釣れません。
こればかりは、製氷所の前から潮通しの良いポイントに投げなければ釣果は上がりません。
実際に、お近くで釣りをされていた方はそれなりに釣果があったようにお見受けします。
魚はいました。
まさに次回リベンジです!
ご自身の目で見て、肌で感じて頂くことが一番釣りが上達する近道だと私は思っています。
私も連休中に2回は釣りに行きたいと思っています。
お互い頑張りましょう!
> こんばんは。
> いつも更新を楽しみに拝見しております。
>
> 私も18日深夜から19日早朝までの予定で
> 行ってきました!
>
> で、肝心の釣果ですが、15〜17cmのマサバ
> ×6匹…。
> 久々の釣行に上がりまくりのテンションに
> 加え、雨が降り出す前に帰らなきゃと
> 焦っていたのか、いただいたアドバイスを
> ちゃんと確認せず、北条湾は全部銀針の
> トリックでしょ!とばかりに以前分けて
> 頂いたトリックでスタート!
>
> 幸先よくサバ×8匹をゲットしたのが2時
> 過ぎ位で、以降一向に当たりなく…。
>
> おまけに最後に釣れた1匹の悪あがき?か
> 思い切り仕掛けが絡んだ状態で上がり
> 捨てるしかない…。
> これでさらに焦った私には銀針つき
> トリック片っ端から試す頭はあっても
> シラススキンを選ぶという余裕
> (というかチャレンジ)もなく、
> このまま5時過ぎに雨が降り出して
> タイムアップ😭
>
> ちゃんと頂いたアドバイスを読まなかった
> 事と、私が釣り場に着いた1時頃、先行で
> すぐ脇に入っていた方が、既にサバ、アジ、
> カタボシをかなりの数上げていて、その方に
> 仕掛けと棚を聞いてみればよかったなぁ…
> と悔やまれます。
>
> 因みに、あの日北条湾に向いた岸壁の
> 先端側には私の他数名がおられましたが
> あまりというかほとんど上がって
> いなかったように見えました。
>
> シンプルに考えたら、濁りがキツくて
> 視界が効かないシチュエーションでは
> 反射的に口を使わせる為にアピール性の
> 高い仕掛けを試してみるのが、一つの
> セオリーですよね。
> また一つ勉強になりました。
>
> 今週は4連休ですので、リベンジ釣行
> したいと思います!