【城ヶ島・三崎港・北条湾】若潮でしたが依然マイワシ好調です!(2020年9月13日)
この週は暑いとはいえ、ようやく幾分か気温が下がり始め、少しは秋の気配も感じられる週でした。
とくにかく暑かった今年の夏ですが、今年の冬はエルニーニョ現象の発生も示唆されており、秋が深まると一気に寒冬となり例年よりも寒い冬がやってくるかもしれません。
約3年ぶりにラニーニャ現象発生 秋から冬にかけて続く見込み(エルニーニョ監視速報)(ウェザーニュース) https://t.co/CqlOyPF9yt
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 10, 2020
そんな中、この週もいつものように日曜日の未明に北条湾へサビキ釣りに行って来ました。
この週は土曜日が終日雨の予報で、土曜日は長潮、日曜日は若潮と潮回りもちょうど入れ替わるタイミングに当たり、状況的には久しぶりにかなり厳しい状況でした。
今週は久しぶりにこれでもかってくらい状況が悪いです。潮回りが土曜日は長潮、日曜日は若潮と最悪です。おまけに土曜日は終日、日曜日も日の出あたりまで雨の予報となっています。両日共風は然程強くありませんが、日曜日の日中から夕マヅメあたりが狙い目かと思います。皆様の大漁を祈っております。 pic.twitter.com/ZTbSUiiQ78
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 11, 2020
条件的にはあまりない悪条件下ですが、前週の釣行ではかつてあまり見たことのないマイワシの大群が押し寄せ、マイワシ入れ食い爆釣れ!となりました。
サイズも大きく、スーパーなどで売っているマイワシに見劣りしない大きさで、お刺身を十分に堪能出来ました。
先にも申し上げた通り、この日は条件的には厳しかったですが、純粋に「あぁぁ…あのマイワシの刺身がもう一度食べたい…」
釣りに行く労力や魚を捌く手間など関係無しに、ただただ純粋に前回釣ったマイワシがもう一度食べたい…こんな思いだけで釣りに行きました。
年々その傾向は強くなってきていますが、雨が降れば豪雨、海水温も安定しないことなどから、前週に〇〇爆釣れ!入れ食い!という状況でも、翌週に行くと群れの「む」の字もおらず、前週のあの大群はなんだったんだ…という感じの事が多々あります。
オマケに、この日は前日の土曜日が豪雨ではないものの、雨の予報。
これが更に悪い方向に作用しなければ良いけど…それだけが心配でした。
この日もいつものように午前1時起床で、特に寝坊することもなく淡々と釣り道具を車に積み込み北条湾を目指します。
前夜まで雨が降っており、まだ道路の路面が濡れている状態でしたが、自宅を出発する前に見た雨雲レーダーでは神奈川県に掛かる雨雲は一切無く雨の心配はありません。
保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路と走る車の数も少なく軽快に飛ばします。
横浜横須賀道路の衣笠インターから三浦縦貫道に入りトンネルを抜けると…
少し離れた先に1台の車が走っています。
特に先行車がいるのはおかしなことではないのですが、何だか随分速度が遅い気が…
料金所手前で追い付き、「やけに遅いな…」と思うものの、まぁ、料金所だからお金の用意でもしてんのかな…と後に続きます。
料金所を抜け再び追い付くと…
道に迷っているのか時速30キロ強で走行…
真夜中の三浦縦貫道で30キロは勘弁して欲しいです。何のために通行料金を払っているのか…有料道路の意味がないです。w pic.twitter.com/Q4OD2KFv53
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
ちなみに法定速度は60キロです。
道路の継ぎ目を渡る時のタイヤの音を聞いて頂くとダダン!とかの高速で走行している時の音ではなく、ダンダンと低速で乗り越えているような音がすると思います。
日曜日の真夜中…深夜2時…
先行車と私以外に走る車はいません…
釣り用に使っている家内の車は軽自動車なので通行料金は260円…
たかが260円…されど260円…
有料道路なのに速度は30キロ…
さすがに勘弁して欲しかったです。
まぁ、これで現地到着が1時間も2時間も遅れるわけではないのですがね…w
そんなハプニング?もありながら北条湾へ到着します。
いつものようにグルりと北条湾周辺を様子見で一周しますが、北条湾へ来る時の道の空き具合とは裏腹にこの日は北条湾に到着したのが午前2時半過ぎでしたが、製氷所周辺は既に釣り人がたくさんおり、ほぼほぼ釣り座は埋まっている感じでした。
以前、好んで釣り座を構えていた、いわき丸さんの前方辺りまでキレイに一定間隔で釣り人が釣り座を構えており、いわき丸さんの後方以降しか釣り座は空いていませんでした。
この日も最近好んで釣り座を構えている、いわき丸さんの後方に釣り座を構えます。
早速釣りの準備に取り掛かり、準備をしながら海の様子を伺いますが、恐らくイカと思われるフィッシュイーターが足下でアタックを繰り返しています。
夜間なので海面の様子を映すのはかなり厳しいですが、不自然な波紋の反射とピチャピチャと魚が海面から出た時の音がお分かり頂けますかね? pic.twitter.com/gVlVM2kJ9p
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
足下に何がしかの青魚の大群が悠々と泳いでいるのですが、その群れに向かってしきりにアタックを繰り返していました。
動画内でボシャやピチャという音が入っていると思いますが、青魚の群れがイカに不意打ちをくらいビックリして海面から飛び出してしまった時の音です。
この日は先にも申し上げました通り、潮回りは若潮で潮の動き自体は鈍いです。
魚の釣れる良い条件があまり無い中、北条湾到着時はフィッシュイーターに青魚の群れが追われている…
更にもう一つ釣れない条件が増えました。
唯一良い条件と言えるのが、前日の雨でかなり気温も下がったのですが、北条湾へ流入※する川の真水も温度が低かったと思われます。
※北条湾は湾の深部に狭塚川という川が流れ込んでいます。
これの影響だと思われますが、海水温が前週より2度ほど下がりこの日は25度。
釣りを開始します。気温23度、天候は晴れ、風は1m?2mほど、海水温は25度です。昨日の雨で海水温も若干下がり、気温はグッと下がったので非常に涼しいです。釣り人の数は地味に多い感じです。ツイート時点では湧いてはいませんが、何がしかのフィッシュイーターに群れが追われています。 pic.twitter.com/cEnAuhM8Gk
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
これは青魚にとっては一番活動が活発になる海水温です。
釣りの準備も終わり釣りを開始しますが、依然イカが足下でガンガン青魚の群れを追い回しています。
青魚の群れは気持ち悪いくらいの数の大群で泳いでいますが、この時のようにもの凄い数の青魚が足下を泳いでいても天敵に狙われている時はほとんどサビキ仕掛けには食って来ません。
釣りを開始した時の状況を少し整理しますと、まずこの日の潮回りは若潮です。
若潮の時は、もちろん潮汐はあるのですが、潮位に変化のある潮汐の時間帯でも、長い時間を掛けてゆっくり潮が動くため、魚達の活性が上がりにくく、上がったとしても上がっているのか上がっていないのか分かりにくい状況になり易いです。
そして、上記で申し上げましたように、釣り開始時にフィッシュイーターが青魚の群れを追い回しています。
仮にこの時に青魚の活性が上がっていたとしても、青魚自身が自らの食事を優先して自らが食べられてしまうのでは本末転倒ですので、当たり前ですが自らの食事よりも天敵から逃げることを優先します。
こういうことから、まず表層付近にいる魚の群れはサビキ仕掛けに食ってくることはありません。
ということは、あとは深めのタナにいる青魚を狙うしかありません。
しかし、これも深いタナにもフィッシュイーターがいる場合はお手上げですが、追う側は追うターゲットの逃げ場を無くしたいので、徐々に表層付近に青魚の群れごと浮いてきます。
もしくは、より狭い場所に追い込もうとします。
追う側にとって、深いタナでアタックするということは、追われる側に逃げ場を与えることになり、追う側にとってはデメリットしかないので、時間が多少掛かってもほぼ表層付近に浮いてきます。
こういうことから、釣り開始直後にこの日のように、海の中の状況を掴みにくい時は、まず深めのタナから攻めてみて下さい。
極論ですが、オモリが海底に着くくらいから始めて問題ないです。
2回~3回同じ場所にサビキ仕掛けを落としてアタリが無い場合は、その時お使いのサビキ仕掛けの長さの半分くらいのタナを上げ、また同じことを繰り返し表層付近までサビキ仕掛けを上げていきます。
表層付近に近付いたらまた最初から同じことを繰り返します。
アタリがあった場合は、そのタナに集中してサビキ仕掛けを落として下さい。
アタリが無い場合は、フィッシュイーターが足下から居なくなるまで続けてみて下さい。
この日は先ほどの動画のような状況で、完全に青魚の群れが表層付近に追い込まれていたので、恐らく深いタナにはフィッシュイーターはいないだろう…と最初から深めのタナに落とします。
ドンピシャで二投目でアジがきます。
アジがきました。 pic.twitter.com/NwLOQwI0a0
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
二投目でアジがヒットするということは、釣りを開始した時点で青魚の活性は少なくても低くはありません。
続けて深めのタナを攻めていると、立て続けにヒットします。
まずはカタボシイワシです。
カタボシイワシがきました。 pic.twitter.com/SaCKdQxKIs
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
続いてウルメイワシ。
ウルメイワシがきました。 pic.twitter.com/GDfcpc5Bvw
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
ウルメイワシが釣れるということは、表層付近を大群でフィッシュイーターに追い回されていたのは、その姿形から恐らくウルメイワシの群れだと思われます。
そして、しばらく地味に一定間隔で釣れ続ける状況が続きます。
しかし、釣りに行く何日も前から期待していたマイワシは一向にヒットしません。
時折、釣れた瞬間に「おっ!!マイワシか!」と思う魚は全てカタボシイワシ。
釣果的にもまだ寂しい感じの中、アタリも少なくなり「おいおい…このまま活性が下がって終了ってことはないよね…?」と思っていると…
強制終了させようとするヤツがヒットします。
激おこのクサフグです。
激おこのクサフグです。 pic.twitter.com/iOV8fQFhtN
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
フグなりの精一杯の抵抗です。
そして、フグの祟りか、フグが釣れてから15分ほどですが、突然あれだけ派手に追い回してフィッシュイーターも居なくなり、魚の気配も完全に消えます。
当然アタリもピタリと止まりました。
うぉぉぉぉぉぉ…マジか…
マイワシどころか、若潮的な寂しい釣果で惨敗?
なんだかな…と、少し諦めムードになり掛けていたその時です…
竿先が海中に潜るくらい一気に真下に持っていく大きなアタリが!
おぉぉぉ!なんだ!!
待ち焦がれたマイワシがヒットします。
マイワシがきました。 pic.twitter.com/laBbajW6Mp
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
前週はかつてない感じのマイワシの寄り方でしたが、北条湾でのいつものマイワシの釣れ方ですと、マイワシは回遊範囲が広いので数を釣るのが難しいです。
続けて釣れてくれないと、前週のような釣果には結び付きません。
心配しながら早く次のアタリがきてくれ…と待っていると、この日は次が続いてくれました。
マイワシが寄り始めました。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
10分ほどですが、マイワシしか釣れない状況が続きます。
よーし!きたね!美味そうだね!!
その後もこのままマイワシ爆釣れ!が続くかと思いましたが、上記のツイート後更に10分ほどマイワシが釣れましたが、その後はほとんど釣れませんでした。
マイワシの食いが止まりました。今食ってきているのはウルメイワシです。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
そして、ツイートにもありますが、入れ替わるようにウルメイワシが湧き始めます。
この時点ではイカは恐らく北条湾内から出て行ったと思われ、若干食いは渋いものの順調にウルメイワシが釣れ続けます。
音と海面の反射でお分かり頂けると思いますが、恐らくウルメイワシが大量に湧き始めました。 pic.twitter.com/FF3SmcAprL
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
この動画はフィッシュイーターがいなくなってから、純粋にウルメイワシが湧いている時のものです。
通常であれば、これだけ湧けば入れ食いになってもおかしくないのですが、若潮とあってなのかこの日は食いが非常に渋かったです。
かなりの数の大群だったので、どこかのタイミングで入れ食いになったかもしれませんが、どんどん食いが渋くなっていったので、もう少しマイワシの釣果が欲しかったですが、全体的に見ると捌くのが面倒な数を超えていたので、この日はここで納竿としました。
そして、この日は前日の土曜日が雨だったからなのか分かりませんが、GWやお盆休みバリに午前4時前あたりからもの凄い数の釣り人が押し寄せました。
撤収します。撤収時で釣り座も車の駐車スペースも無い感じですが…ガンガン釣り人が押し寄せ釣り座と駐車スペースの取り合いになってます。魚の動きは先のツイートのように湧いていますが食いが今一つ鈍い感じです。若潮らしい感じです。午後は更に潮の動きが鈍くなるので午前中が勝負かと思います。 pic.twitter.com/ocOQFvlOk4
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
このツイートは撤収時に撮影したものですが、釣り座が空いていない、車の駐車スペースがない、こういった時はどうしても釣りは早い者勝ちです。
無理に狭いスペースに駐車したり、狭い場所に割って入って釣り座を確保するなどは、無用なトラブルの元にもなります。
城ヶ島や三崎港周辺を探せば、北条湾同様に釣りが出来る場所はあります。
折角釣りに行って嫌な気分なるのもバカバカしいです。
駐車も釣り座も場所がない場合は他の釣り場を探すことをお勧め致します。
こちらは帰路の道中のドラレコの映像ですが、北条湾から延伸された三浦縦貫道に向かう途中、三崎街道(R134・県道26号線)の初声小学校入口交差点の右折信号が以前から気になっていたんですが、恐ろしく青の時間が短いんです。w
新しく延伸した三浦縦貫道に続く道で、三崎街道の初声小学校入口交差点の右折信号がエライ短いんです。停車している状態からだと何台通過出来るのか…そもそも右折信号の意味があるのか…という感じです。 pic.twitter.com/M4QJ8uky0w
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
後々改善されるか、私は未明や早朝にしか通らないので、もしかすると日中は信号のタイミングが変わるのかもしれませんが、この短さだと、そもそも右折信号を設ける意味があるのか…という感じです。w
この時も右折レーンに入り右折直前までは50キロ以上のスピード進入しているのですが、あのタイミングで黄色に変わってしまいます。
右折信号が短いのが分かっているので、若干オーバースピードで進入して行ってあの感じです。
万が一、管轄の警察署の関係者の方がご覧頂きましたら、右折の青信号の時間を伸ばして頂ける事をご検討頂けますと幸いです。w
そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

こちらはこの日釣れた魚種です。

上からマイワシ、カタボシイワシ、ウルメイワシ、アジ(マアジ)です。
ここで、最近北条湾で釣れるマイワシとアジについて少しお話しさせて頂きたいのですが、まずマイワシですが、体側に斑点の無いマイワシが釣れています。
マイワシは全てのマイワシの体側に斑点があるわけではなく、斑点が無い個体もいます。

更に言えば斑点が二列になっているものなどもいますが、この斑点のある無しなどの違いが、なぜそうなるのかは詳しいことは分かっていません。
マイワシは斑点があるものが正常で、無いものは突然変異とかでもなく、斑点が無いマイワシという魚なんですが、厳密に言うとマイワシの中で更に種類が分かれるのかもしれません。
ただ、一つ言えるのは斑点がある個体と無い個体の場合、同じマイワシでも元々は別の場所で生活していた個体なんだと思います。
現に、今まで北条湾で釣れるマイワシの大半は体側に斑点があるものばかりでした。
ブログを書いていて、家内と話しをし、翌々考えると去年は何匹が釣ったことがあることを思い出しました。
何れにせよ、カタボシイワシ同様にここ数年で斑点の無いマイワシの個体が釣れるようになってきたということは、恐らく斑点の無いマイワシは元々南方で主に生活をしていた個体で、近年の海水温の上昇で北上してきたのではないかと思います。
特に味に違いなどはなく、至って両方共同じように調理して食べられますが、小さなことですが毎年釣れる魚の変化が目まぐるしいスピードで変化していると思います。
手で持つとカタボシイワシはゴツゴツとしているので、実際に釣り上げればすぐ分かりますが、斑点の無いマイワシは非常にカタボシイワシに似ていますので、釣った際は間違えないようにご注意下さい。
次はアジなんですが、釣れた魚種の写真のアジをご覧頂くと、この日(1ヶ月ほど前から)釣れたアジは以前北条湾で良く釣れたアジより体高が低いんです。
そして、若干黄色味(金色)が弱く青味掛かっています。
この色の違いだけを見るとマルアジ?と思ったのですが、ぜんご(稜鱗)の形や尾鰭の前にある小さな鰭(棘)が無いのでマルアジではなくマアジだと思います。
マルアジはアジ特有の体側にあるぜんご(稜鱗)の形状が直線的であり、上記しましたように尾鰭の付け根に小さな鰭(棘)があります。
そして、マアジにも二種類のマアジがおり、体高が高いマアジは回遊しないマアジで、釣れる場所の近海に居付いているマアジです。
今回釣れたマアジのように体高が低いマアジは回遊するマアジで時期を過ぎると釣れなくなります。
その他にも、マアジに似たアジですとキアジやクロアジなどがいます。
さすがにシマアジやムロアジは釣れれば違いはすぐに分かると思いますが、たかがアジされどアジでも結構種類がおり、本来は釣れるポイントが北条湾のような場所では釣れないので、今までは岸からサビキ釣り…などではお目に掛かれませんでしたが、近年の海水温の上昇などの海洋環境の変化で、今後は釣れることがあるかもしれません。
北条湾で良くアジを釣られていた方は、1ヶ月~2ヶ月ほど前まで釣れていたアジと、今今北条湾で釣れているアジの形が明らかに違うのがお分かり頂けると思います。
サイズも小さくなり、体高が低いです。
詳細に分類出来ないレベルで、同じ種類の魚でも住む環境などで微妙な違いがあります。
これを掘り下げて見ていくと、如何に早いスピードで海の中の状況が変化しており、釣りという観点で見ますと、今まで釣れなかった魚が如何に北条湾に寄って来ているかがお分かり頂けると思います。
ここ数年は毎年大なり小なり必ず今まで釣れなかった魚が釣れています。※
※逆もしかりで今まで釣れていた魚が釣れなくなっています。
こういった点も北条湾でのサビキ釣りの楽しみに加えて頂けますと、よりサビキ釣りの奥深さもお分かり頂け、サビキ釣り自体をお楽しみ頂けると思います。
少々話が逸れましたが、この日の我が家の兄妹猫の朝食は、一気にグレードが上がりマイワシとウルメイワシを丸のまま焼いたものです。

斑点の無いマイワシは斑点のあるマイワシより、若干サイズが小さいものが釣れているので、その中でもより小さい頭から丸ごと食べられそうなサイズのものを焼いてあげました。

この日はいつになく催促が激しく、魚を焼いているグリルに猫パンチを炸裂させ、もう少しで火傷をするところでした。
本日の我が家の兄妹猫の朝食は、一気にメニューがグレードアップしマイワシとウルメイワシを焼いたものです。匂いが違うのかいつになく早くよこせと催促し、魚を焼いてるグリルを猫パンチ。危うく火傷するとこでした。w pic.twitter.com/N0RJBSLK6r
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 13, 2020
それだけ美味いんだと思いますが、最近は魚を焼く時は要注意です。w
この日はマイワシの釣果がもう少し欲しかったですが、良い感じで魚種も豊富に釣れたので人間用は4品作ることが出来ました。
カタボシイワシはフライにしました。
背開きでカタボシイワシを卸します。

頭を落とし、腸と中骨を取り除きます。
それに衣付けて、腹骨が残っているので普段揚げ物を作る時よりも、若干低めの温度でじっくり揚げていきます。

カタボシイワシのフライの完成です。
カタボシイワシは骨骨しいですが、身が絞まっており、若干生臭さがある魚なので刺身より煮物や焼き、揚げ物などにする方が美味しく頂けると思います。
次はアジとウルメイワシの南蛮漬けです。
まずはアジとウルメイワシの腸を取り除きます。

これに小麦粉をまんべんなく付け油で揚げていきます。
釣れたアジとウルメイワシの大きさで油で揚げる時間は調節して下さい。
油で揚げてもアジやウルメイワシの頭が柔らかくなりそうもない場合は切り落として下さい。

南蛮漬けの漬けダレを、酢:1/2カップ、砂糖:大さじ2、醤油:大さじ1、塩:小さじ2/3、水:4/1カップくらいの割合で作ります。
漬ける魚の数でタレの量は調節して下さい。
油で揚げたアジとウルメイワシを南蛮漬けの漬けダレに浸します。

時折、漬けている魚の向きを変え、両面をしっかり漬けダレに浸せばOKです。
時間は約10分くらいで大丈夫です。
漬けダレと一緒に付け合わせにする野菜(ニンジンやタマネギ・この日は青ネギを漬けました)を一緒に漬けると盛り付ける時に彩りも良くなります。
そして、完成したアジとウルメイワシの南蛮漬けがこちらです。

私はあまり酢の物が得意ではなく、家内がたまに買ってくるスーパーの総菜のアジの南蛮漬けはつまんでも1~2個程度なのですが、手前味噌で恐縮ですが激ウマです。w
釣った魚の料理に、アジが釣れても南蛮漬けがメニューに出て来なかったのも、そもそも酢の物が得意ではなかったからなのですが、次回以降恐らくたまに作ると思います。
釣りたてだとこんなに変わるものか…と改めて思いました。
次はマイワシの活け造りです。
この日釣れた最大サイズのものを数匹活け造りにしてみました。

少しずつ脂ものり始めているようで、25cmくらいのものは本当に甘味があり美味しいです。
こちらも激ウマでした。
最後は、前回とほぼ同じメニューで恐縮なのですが、やはり刺身が一番だと思うので、マイワシのタタキ丼を作りました。

この日は青じそとネギを一緒に叩き、酢飯の上に盛り付けましたが、何度食べても激ウマです。
釣りに行った労力と魚を捌く手間を掛けて良かったな…と思える一品ですね。
そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

品数もそれなりに出来て良かったと思います。
総括としましては、この日は前回の釣行時のように、数時間マイワシが入れ食いになることはありませんでしたが、例年よりは確実に長い時間北条湾内に留まっていると思います。
このタイミングを逃さず釣ればスーパーで売っているマイワシに見劣りしないサイズのマイワシが数釣れます。
食べることもそうですが、何と言ってもマイワシは他のイワシ類に比べて引きが強いです。
釣りそのものもかなり楽しめます。
恐らくもうしばらく、9月中はマイワシが好調な状態が続くのではないか…と予想しています。
ただ、マイワシは海水温や濁りなど、海の中の変化に他のイワシ類に比べて非常に敏感です。
この辺に変化が出てしまうと、北条湾内に入って来なくなる可能性は十分にあります。
あくまで私が住んでいる(横浜市旭区)地域の話ですが、かなりサビキ仕掛けが品薄の状態が続いています。
本ブログをご覧頂いていて、北条湾でマイワシが釣れない…という方がいらっしゃいましたら、サビキ仕掛けなどについても本ブログで解説させて頂いております。
そちらの記事なども、宜しければ参考にして頂き、ピンポイントで同じサビキ仕掛けではなくとも、それに近いサビキ仕掛けをお選び頂きチャレンジしてみて下さい。
マイワシはいろいろと神経質な上に、回遊範囲が広いので寄った時に一気に数を釣らないと中々大量に釣れません。
そのタイミングを逃さず、たくさん釣って美味しく食べて頂ければと思います。
こちらはこの日のライブ配信動画です。
若潮らしく入れ食いとかにならずとも、コンスタントに一定間隔で釣れているのがお分かり頂けるかと思います。
あとは、普段より人通りが多く、かなり混み合っていたことなどもお分かり頂けるかと思います。
宜しければご覧下さい。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
次回は4連休な上に、潮回りも良いタイミングなのですが、若干所用があり連休中に釣りに行けるか今のところハッキリしていません。
マイワシが寄っていることもあり、個人的には所用より釣りを優先したいくらいなのですが、今回ばかりはそうもいかない用事なので…
なるべく、どこかのタイミングで釣りに行き、レポートさせて頂きたいと思っております。
また、ご報告させて頂きます。
■釣行時リアルタイム更新・釣り用Twitterアカウント(ライブ配信も行っております)
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いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
三浦縦貫道は真夜中ですからね…シビレました。w
週末からの4連休は、ブログ記事にも書かせて頂きましたが、私は所用があり4連休中は残念ながら釣りに行けません。(泣)
連休前の金曜日か土曜日に釣りに行く時間が作れそうなので、行けたらどちらかで釣りに行こうと思っています。
連休中に釣行予定であれば、直近の北条湾の情報としてご活用頂ければと思います。
この連休だけは、いろいろ忙しないので、ブログもすぐに更新出来るか分かりません。
Twitterは通常通り、釣りをしている時にリアルタイムに更新致しますので、ブログが更新されていないようでしたら、Twitterをご覧下さい。
南蛮漬けは、初めて作ったわけではなく、以前からたまに作るのですが、サビキ釣りや青物を専門で釣りをされている方のブログなどを拝見していると、アジ以外の魚で南蛮漬けを作っている人があまりいません。
しかし、アジ以外の青魚で作っても美味しく頂けます。
ここのところ、サバは北条湾を離れてしまったようで、全く釣れなくなってしまいましたが、小サバは頭も含めて丸のまま、頭や中骨が油で揚げても厳しいサイズは三枚に卸し半身を同じように油で揚げて作ると絶品です。
ブログに載せたことがあるか、記憶が曖昧なんですが、25cmサイズのサバがたくさん釣れた時に、捌いて南蛮漬けにし、暖かいご飯の上にサバの南蛮漬けを載せ、その上にたっぷりネギと青じそを刻んだものを載せ、軽く醤油をかけて「南蛮漬け丼」なんかを良く作りました。
サバは元々脂が多いので、酢に浸したくらいの方が、ご飯に良く合います。
サバの南蛮漬けは個人的には病みつきになります。
箸が止まらなくなるんですよね。w
あとは寒ボラや、秋以降に釣れるウルメイワシですかね…
10月に入るとかなりボラもウルメイワシも脂を身体に溜め始めます。
これ以降のボラやウルメイワシは南蛮漬けにすると美味しいです。
魚料理も覚えるといろいろあり、焼きが好きな方、煮物が好きな方、酢〆が好きな方、生が好きな方など、好みがいろいろありますので、いろいろ試してみて下さい。
一つ言えるのが、釣りたてでないと味わえない味があります。
これを是非堪能して頂きたいです。
月末からは通常通り日曜日の未明に釣りに行きます。
折角、お誘い頂いたのに、申し訳御座いませんが、今週はお会いすることは難しいかと思います。
月末以降、またお会い出来ればと思います。
今後とも、よろしくお願い致します。
> こんばんは。
> 今週も楽しく拝見させていただきました!
> ありがとうございました。
>
> 縦貫道、私も経験あります…汗
> ただ、このご時世厄介な輩も多く
> せっかくの釣り気分が台無しになっても
> 嫌なので、気を紛らわして気持ちを違う
> 方に持っていくしかないですよね。
>
> さて、週末は4連休とあって駐車場所と
> 釣り座の確保にやきもきしそうですね。
>
> でも、今回の美味しそうな南蛮漬けを
> みたら私の口が南蛮漬けになっちゃいました。
> 息子誘って釣行しようと思ってますので
> もしお会い出来たら嬉しいです。
>
> では、また。