【城ヶ島・三崎港・北条湾】気温・海水温が下がった9月最後の北条湾釣行…マイワシ入れ食い!(2020年9月27日)
台風や前線の影響で、愚図ついた天気が1週間以上続いていますが、気温も湿度も下がり一気に秋めいてきました。
先日の4連休、普段の私であれば2回は釣りに行きますが、この連休は所用があり連休前の18日の金曜日に釣りに行きましたが…
風速9mという最悪の状況の中、立つこともままならず、惨憺たる釣果で30分ほどで撤収。
往復100キロの道のりを、猫の朝ごはんを釣りに行っただけの何とも情けない釣行となってしまいました。
ここのところ好調のマイワシが、未だに北条湾に寄っているか確認出来れば…こんな思いで強引に釣りに行きましたが、風速は9m、海は大しけの状況で、青魚達がどこに逃げ込んでいるかも分からず、結果的に釣果はウルメイワシ数匹という結果でマイワシの「マ」の字も確認出来ませんでした。
それから1週間強、1週間を通して気温も低く、雨量は少ないとはいえ、地味に雨が降り続きました。
そんな中、この日はいつもの感じで日曜日の午前1時起床で北条湾にサビキ釣りに行って来ました。
自宅付近は、1週間の大半がずっと霧雨が降っているような状況でしたが、頑として天気予報は曇りだと言い張ります。
今週末も土曜日が長潮、日曜日が若潮と潮回り的には良くありません。ただ、天気や風は両日共に悪い状況ではなく、土曜日は終日穏やかな感じです。潮が動かないのは土日共に大差はないので、比較的風が穏やかな土曜日の釣行をお勧め致します。皆様の大漁を祈っております。 pic.twitter.com/TC199JCN6Z
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 25, 2020
本当に曇りなの?大丈夫?最近良く外すけど…
半信半疑で日曜日の午前1時を迎えますが、思い切り外は少し強めの霧雨です。
前日の土曜日、就寝前に天気予報を確認しましたが、ツイートにある内容とは若干変更はあるものの、基本的には曇りだと言い張っていました。
すげーウソじゃんか…
まぁ、でも風がないからまだ良いか…と、釣り道具を車に積み込み自宅を出発。
自宅を出てから行けども、行けどもずっと霧雨。
三浦縦貫道を過ぎても霧雨…
家内の顔色が変わり始め、雨なら私は釣りはせん…という無言のオーラが車内を包み込みます。
すると、三崎警察署、フジスーパーの辺りまで来るとパタリと霧雨が止みます。
路面も乾き始めている感じで、雨が上がっていくらか時間が経っている感じです。
おぉぉぉぉお!これは北条湾も雨は降ってない?
やるな…天気予報…などと思いながら北条湾へ到着。
いつものように様子見でグルりと北条湾周辺を一周しますが、いわき丸さんの前方から製氷所周辺はほぼ釣り座は埋まっている感じで、普段より若干釣り人は多いかな…という状況です。
最近定着しつつある、いわき丸さんの後方にこの日も釣り座を構えます。
気温が18度で、暑がりな私でもジャージを上下で着ないと寒いくらいでした。
低い気温、雨量は多くないとはいえ地味に降り続けた雨で、海水温がどのくらい下がっているかが一番の気掛かりでした。
早速、釣りの準備を開始しますが、準備をしている段階で海面を見る限りでは、特に何がしかの青魚の群れが寄っているようには見えませんでした。
この日は大型魚などのフィッシュイーターも湾内に入っておらず、それが海水温の低下によるものなのか、青魚の群れが北条湾から離れたことによるものなのか、非常に気になりました。
家内の竿を準備していると家内が…
うわぁぁぁぁぁぁぁ、なにあれ?凄い大群…
足下を見ると、何がしかの青魚の群れの大群が悠々と泳いでいます。
家内の竿の準備も終わり、海水温も計り早速釣りを開始します。
釣りを開始します。気温18度、天候は曇り、風はほぼ無風、海水温は22度です。今日はライブ配信用のデバイスを忘れたのでライブ配信は出来ないのですが、到着時からマイワシが湧き入れ食いです。あまりツイート出来ませんが、ご容赦下さい。 pic.twitter.com/bAyev1tQmL
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 26, 2020
海水温も高過ぎず、低過ぎずちょうど良い水温です。
ツイートをしている間に、第一投目で家内の竿に強烈なアタリが…
一気に真下に竿がしなり、引き上げることが少々困難な感じの強烈な引き…
いきなりマイワシの一荷です。
マイワシがきました。 pic.twitter.com/zxAEG2f2bT
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 26, 2020
うぉぉぉぉぉ!俺も早く釣りに参戦しないと…とライブ配信の準備に取り掛かると…なんとなぜかこの日はWi-Fiは持って来ているのに、ライブ配信用に使っているiPhoneを自宅に忘れて来たことに気付きます。
なんだよ…こういう入れ食いの時こそ見て欲しいのに…と軽く後悔しますが、そうとなればTwitterの呪縛から解かれるので、開き直ってツイートよりも釣りを優先しよう…と、あんましツイートしません宣言を上記のツイートで呟き釣りにガッツリ専念します。
この日のマイワシは大型魚などのフィッシュイーターが北条湾内に居なかったことが大きいと思いますが、表層付近で波紋などを立てながら泳ぎ回ることはしませんでしたが、表層付近よりやや下の層を物凄い数の群れで泳ぎ回っていました。
外敵がいない中、普通に活性が上がっている状況で、3本目の竿を準備している時に家内に「えっ!?3本出すの?大変なことにならない?」と忠告されるほど、まさに正真正銘の入れ食い状態でした。
サビキ仕掛けを袋から出してしまったので、半ば強引に3本の竿を出しましたが、想像に難しくないと思いますが、二人で3本の竿を回すことがかなり困難でした。
この日の22度の海水温はマイワシのみならず、青魚にとっては一番ベストな海水温です。
また、この日は時折ウルメイワシが混じりましたが、マイワシのサイズがかなり成魚に近いサイズ、且つ群れの数が多いので他の青魚の釣果はマイワシが好調な間は逆に下がってしまうかもしれません。
ウルメイワシがきました。 pic.twitter.com/cuS1Qsemtx
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 26, 2020
今シーズンは、例年の逆でウルメイワシよりマイワシのサイズが大きく、最大サイズでも一回りくらい違いがあります。
こうなると、ウルメイワシなどマイワシ以外の青魚は、マイワシの群れを敵とは認識しませんが、大きな魚の巨大な群れが近くにいると、一定の距離を保ってしまいます。
マイワシが入れ食い状態で、足元に寄っている時は、ウルメイワシは湾の中央部に集結したり、マイワシの群れが岸から離れるとウルメイワシが岸近くに寄って来たりします。
また、ウルメイワシの釣れるタナが深くなることがあります。
マイワシが釣れ過ぎて、もう飽きた…というような時は考慮して釣ってみて下さい。
また、今シーズンマイワシが好調な理由がもう一つありまして、例年ではあまり数は釣れなかった、マイワシの特徴の体側の斑点が無い個体の群れが多く寄っています。

写真の上のマイワシが体側に斑点が無い個体です。
下が体側に斑点のある個体です。
北条湾で、私はまだ見たことがありませんが、体側の斑点が二列になっているものや、異常に数が多く尾の付け根まで斑点があるものなどもいます。
なぜ体側の斑点の出方にこのような違いが出るのかは良く分かっていませんが、どれも奇形や突然変異とかではなく斑点が無くても普通のマイワシです。
ただ、私の経験や魚関連のものを読む限り、体側に斑点が無い個体はある個体より暖かい海域を好む習性があるように感じます。
本ブログなどを読み返しても、ここ数年この体側に斑点の無い個体も釣れていますが、圧倒的に数は少なく全体の1割釣れているかいないかというところです。
恐らく近年の海水温の上昇などにより、生息海域が北上してきたものと思われます。
このように、今シーズンはその日の釣果の4割ほどが体側に斑点の無いマイワシになることなどもあり、例年同様に北条湾周辺に居付いているマイワシ+αで、この体側に斑点の無いマイワシの群れが多数寄っており、今シーズンの好調なマイワシの釣果に繋がっていると思われます。
体側に斑点の無いマイワシの群れの方が、ややサイズが小さいですが、味等に違いはなく非常に美味しいです。
海水温が10度台になってきますと、一気にマイワシを始めウルメイワシなども身体に脂を溜め始めますが、今シーズンは今の時点で脂感を非常に感じます。
マイワシだけではありませんが、魚を捌く時に内臓を触るとその魚の脂感が分かりますが※、今シーズン北条湾で釣れるマイワシは非常にサイズも大きく脂がのっています。
※固まったラードを指で触っている時のような感覚
恐らく、今シーズンは北条湾内のエサがかなり豊富なんだと思います。
海水温が例年に無いくらいに高くなり、適度に雨も降りプランクトンが増殖し易い環境が整っていたと思われます。
個人的には、マイワシはイワシ類の中でも磯釣りを彷彿とさせる強烈な引きが魅力の一つだと思います。
今シーズンは先ほどから申し上げておりますが、例年に比べるとマイワシのサイズが大きめです。
釣る時は強烈な引きを楽しみ、釣った後は美味い刺身に舌鼓を打ち、1~10までマイワシ尽くしで北条湾でのサビキ釣りを楽しんで頂ければと思っています。
この日は厳密に言うと、釣りをしている時間が約45分の弾丸釣行となりました。
釣果はこんな感じになりました。

釣果のほぼ全てがマイワシです。
こちらは釣れた魚種です。

一々説明は不要かと思いますが…一応…
上がマイワシで下がウルメイワシです。
釣果の大半がマイワシだったので、この日の我が家の兄妹猫の朝食は当然マイワシです。

数匹ウルメイワシが釣れたので、ウルメイワシは全て兄妹猫の朝食に。

サバと入れ替わるようにマイワシが釣れ始めましたが、やはりサバよりイワシの方が美味いみたいです。
本日の我が家の兄妹猫の朝食は、マイワシとウルメイワシを焼いたものです。釣果の大半がマイワシなのでウルメイワシは全て兄妹猫に。速攻で完食でした。 pic.twitter.com/XED4qxR9yh
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 26, 2020
速攻で完食でした。
やはり食べる勢いが違います。
どうでも良いですが、オッサンの小汚い足が動画に入り込んでいて申し訳ありません。w
ちなみに、この日は実家の長老猫、娘の家の猫にもマイワシをお裾分けするくらい数が釣れました。
ぶっちゃけ、全て捌くのが面倒臭いだけなのですが…w
そして、人間用の魚料理はと言いますと、今回はマイワシの蒲焼とマイワシの刺身の擂りゴマ和えを作ってみました。
まずはマイワシの蒲焼からですが、マイワシを背開きで三枚に卸します。※
※中骨は取り除きます。

料理が出来上がって食べる際に、尾は当然食べないのですが、調理する際に尾があると掴み易いので尾は残すことをお勧め致します。
三枚に卸したマイワシの身に小麦粉をまぶします。

小麦粉をまぶしたら、フライパンに大さじ1程度のサラダ油※を入れ熱します。
※サラダ油の代わりにオリーブオイルで作るとフルーティーな仕上がりになりサッパリします。
フライパンが熱くなったら、小麦粉を付けたマイワシを並べて焼きます。
焦げ目が付いたら裏返し両面をこんがり焼きます。
焼く際に、小麦粉がかなり油を吸います。
焼いている間にフライパンの油が無くなったら、都度適量を足して下さい。※
※あまり一気に大量の油を投入するとフライパンの温度が一気に下がり過ぎるので少しずつ足して下さい。
そして、両面が焼けたら蒲焼のタレを投入し両面に吸わせます。
蒲焼のタレの調味料の割合は以下の感じです。
醤油:1、みりん:1、酒:2、砂糖:1で、蒲焼にするマイワシの数に合わせて作って下さい。
上記の割合で、今今北条湾で釣れている20cm以下のマイワシで6匹分くらいです。
個人的には砂糖はお好みで良いと思います。
みりんで甘味は出ますし、砂糖を入れるとすぐに焦げるので逆に調理しにくくなります。
完成したマイワシの蒲焼はこちらです。

マイワシに小麦粉を付けてフライパンで焼く際に、油をしっかり入れじっくり焼くことで腹骨なども気にならず食べられます。
お好みで山椒などをふりかけて下さい。
釣りたてなので、身が柔らかくホクホクです。
次はマイワシのお刺身の擂りゴマ和えです。
今回は20cmオーバーのマイワシを選んで刺身にしました。
まずは、マイワシを三枚に卸します。

夏場の湿度も気温も高い状況ではなくなったので、あまり意識しなくても良くなってきましたが、釣って帰ってマイワシを捌いている間に身が緩くなってしまった場合は、最初にマイワシを三枚に卸し写真のようにお皿に並べてラップをかけて5分~10分くらい冷蔵庫に入れておいて下さい。
余計な水分も抜け身に張りがいくらかは戻ります。
擂り鉢でゴマを擂ります。

冷蔵庫に入れておいたマイワシを取り出し、適当な大きさにマイワシの身を切ります。
切ったマイワシの身を擂ったゴマと和えていきます。

まんべんなく和えて下さい。

和えたらお更に盛り付けて完成です。

マイワシの擂りゴマ和えです。
ワサビ醤油でもいけますが、個人的にはネギとただの醤油で頂くのが気に入っています。
これを酢飯ではなく、ただのアツアツのご飯の上にのせて食べると、ゴマの風味とマイワシの風味が口の中で混ざり合って絶品です。
マイワシが釣れたら、是非お試し頂きたい一品です。
そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

実家や娘の家にマイワシを配ってもそれなりに形に出来ました。
この日、釣りをしていた時の気温は18度で肌寒さを感じました。
チコちゃんではありませんが、ボーっとしてると秋のいろんな意味で釣りがし易い時期が一瞬で過ぎ去ってしまいます。
そして、この日で9月の釣行も最後です。
次回は10月…
少しずつ、寒い冬を意識しなければならない時期です。
オマケに今年の冬はラニーニャの影響で寒冬の観測も出ています。
まだ残暑 寒さは急にやってくる? 前回ラニーニャ発生時は32年ぶり寒冬(https://t.co/Icoo1UM1YT) https://t.co/PdXFVykB03
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 12, 2020
10月は1回1回の釣行を大事に釣りに行こうと思います。
この日は冒頭で申し上げましたようにライブ配信の動画はありません。
次回は忘れずにデバイスを持って行きたいと思います。
また、ご報告させて頂きます。
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マイワシに関しましては、①海水温、②斑点の無いマイワシ、この2点が重要だと思います。
①の海水温に関しましては、9月の連休前までは例年に無いくらい海水温が上がりました。
そして、今現在は岸近くの海水温は下がりつつありますが、依然外海の海水温は高めで推移しています。
今年はラニーニャ現象の発生も予想されており、寒冬になる可能性が高いです。
こうなると、雪や雨が降ると川からの真水の流入で一気に北条湾内の海水温が下がることもあります。
太平洋の海水温が高いままですと、これから台風などの発生も考えられます。
規模の大きな台風が発生すれば、それだけ広範囲の海水が?き混ぜられ、一気に海水温が下がることもあります。
海水温の温度がどの辺り(何度くらいか)で推移していくかで、マイワシの動きも変わってくると思います。
②の斑点の無いマイワシにつきましては、去年までは今シーズンのような大群で北条湾に押し寄せたことはありませんでした。
記事内でもお話し致しましたが、恐らく斑点の無いマイワシの方が、斑点があるマイワシより暖かい海水を好むと思われます。
居付いているマイワシ(斑点のあるマイワシ)同様、北条湾周辺で越冬するか分かりません。
海水温が下がり、斑点の無いマイワシが北条湾から離れると、今のような入れ食い状態での釣りは厳しくなると思います。
北条湾の海水温が20度~23度くらいで推移してくれているうちは、今の入れ食い状態は続くと思いますが、これがあとどのくらい続くかは正直分かりません。
10月に入ると、ウルメイワシ、マイワシ共に脂を溜め始めます。
サイズもそれなりのものが主になってくると思われ、一年の中で一番釣って楽しく、食べて美味しい時期かと思います。
夕マヅメ~夜間~朝マヅメの間は、寒くなると思いますが、頑張って釣れば美味しいご褒美が待っています。
私も頑張って釣りに行きたいと思います。
今後とも、よろしくお願いします。
> 今週もアップデートありがとうございました。
> 連休中、今週末とどうも仕事で精神的に
> 疲れてしまい、釣行を見送りました。
> それだけに楽しく拝見させて戴きました。
>
> マイワシ、まだ健在でしたか!
> おまけにあんなに美味しそうな蒲焼を
> 見てしまうと俄然行きたくなりました!笑
>
> 季節も本当すっかり秋めいてきましたね。
> 蚊やヌカカに襲われる心配もなく、
> のんびり釣りに集中できる季節ですね。
>
> 今週末は私も釣行出陣しようと思いまーす!