【城ヶ島・三崎港・北条湾】久しぶりにいつもの釣り座でアジ狙い(2021年2月11日)
前回の釣行記事は、要約すると主に2月になったのでマイワシは釣れなくなるかもしれません※…というお話をさせて頂きました。
※なぜ2月になるとマイワシが釣れなくなるのかは前回の釣行記事をご覧下さい。
そして、前々回の釣行時に、マイワシの群れが減っていることに気付きました。
前回の釣行時にマイワシの群れが減っている…という点を意識して釣りをし、実際にマイワシの群れがすでにいないことを確認致しました。
コロナ禍において現在は緊急事態宣言が発令中ということで、若干釣りに行くことを控えていたこともあり、釣行と釣行の期間が長くなり2週に1回程度のペースになっていました。
やはり2週間、間が開くと海の様子はガラリと変わっており、青魚に限らず魚達の動きが読みにくくなっていました。
マイワシの群れが北条湾から離れ、行けども行けども釣れない、北条湾でのサビキ釣りが冬の時期(サビキで魚が釣れない期間)に入ってしまったのかの最終確認をしたく、今回は前回の釣行から3日しか経っていない状況で再び北条湾へサビキ釣りに行って来ました。
今回の記事のタイトルにありますように、私一個人としては前回の釣行の時点で、北条湾からマイワシの群れは離れたと思っており、アジを狙うべく釣り座もいつものいわき丸さんの後方に戻し、今まで通りサビキ釣りをして来ました。
私は仕事の都合などもあり、基本的に釣りに行く時間帯は未明から明け方に掛けてが多いです。
日の出まで粘ることは稀で、今の時期ですとマヅメ時になる前に帰ってしまうことが多いです。
毎年、この2月に青魚の群れが激減するのですが、この最後の最後まで居る群れはその年その年で若干変わります。
去年、一昨年などはマイワシの比率よりウルメイワシの比率の方が高かったです。
そして、最後の最後まで、北条湾を離れず粘って居るイワシ類の群れが良くする行動が、朝夕のマヅメ時に北条湾へ入って来ることです。
こういう動きをする期間は長くて3週間ほど、短いと1週間ほどの極僅かな期間ですが、まるでイワシ達が「これで俺たちは本当に北条湾から居なくなるからな…」と宣告しているかのように、今まで終日北条湾に居付いていたイワシ達の行動が一気に変わります。
今回の釣行はここを特に確認しておきたかったんです。
なるべく情報を発信している者として、また自分自身でも確証が持てる、納得いく時間帯に釣りをしたく、この日は以下のタイミングを狙いました。

青丸は釣りをほぼ開始した時間です。
赤丸は日の出の時刻です。
紫の丸は満潮での潮止まりの時刻です。
この日は新月の大潮なので、満月寄りの大潮の時ほど魚の活性は上がりません。
月齢と潮回りのサイクルの詳細をご希望であれば以下のリンク先※をご覧頂きたいですが、新月の大潮は満月の小潮に毛が生えた程度の活性の上がり方をすることが多く、爆釣れ!入れ食い!のような状況になる大潮は、満月寄りの大潮の日に多いです。
※潮回りのサイクルと月齢について
100%完璧に自分が望む条件が整った日に釣りに行く事は、数年釣りをしていて1回あるかないかだと思います。
この日ももっと言えば、やはり狂ったように魚の活性が上がる、満月の大潮時に当たって欲しかったですが、新月とはいえそれでも一応大潮ですし、仮に北条湾にマイワシが未だにいる…もしくはマヅメ時に現れる…のであれば十分活性は上がり食ってくる条件が整っていました。
私にしては珍しく、普段より2時間半ほど遅く自宅を出発。
飛び石連休ということもあってか、未明の時間帯の割りには車も多く若干走りにくい感じで北条湾を目指します。
予定した時間通りに北条湾に到着し、北条湾周辺、花暮岸壁などの様子を伺います。
この日は私の中では、イワシ類が北条湾から離れたことを確認する最終チェックの日と位置付けていたこともあり、各釣り場、釣り場で車を降り歩いて確認しました。
花暮岸壁は、北条湾側の岸壁に新たに大型の作業船※が停泊しており、前週に増して釣りをするスペースがありませんでした。
※以下のツイート内に「漁船」と書いてありますが、正しくは作業船です。
今日も花暮岸壁の様子を見て来ましたが、前週と大きな違いはなく、相変わらず岸壁へは車で入れません。今日は更に北条湾側にも大型の漁船が停泊しており、尚更釣り座の確保は厳しいかと思います。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) February 11, 2021
花暮岸壁の北条湾側の岸壁は午前5時~5時半くらいの間に、釣り船が客を乗船させるために接岸します。
また、午後3時~4時※くらいに釣りを終え、今度は釣り客を降ろすために釣り船が同じ場所に接岸します。
※釣り船が帰港する時間はその時々の魚の釣れ方や気象の状況によって大きく変わります。
この時間帯を避けて釣りをされる分には問題ないと思いますが、釣りをしている時間と、釣り船が帰港する時間が合ってしまうと、釣りをしているご自身も釣り道具を片付けなければなりませんし、なんと言っても釣り船の関係者や釣り客の邪魔になります。
闇雲に釣り座を決めず、漁業関係者の邪魔にならないように配慮して頂きますよう、改めてお願い致します。
あまり北条湾周辺などに釣りに行かないから、どこに何の船が着くのか分からない…という場合は、あまり荷物を広げず、船が近付いて来たら速やかに道具を移動出来るように、準備をした上で釣りを楽しんで頂ければと思います。
少々話が逸れましたが、元に戻しまして…
北条湾の深部も観察しました。
狭塚川の周辺は、たくさんの何がしかの5cm未満程度の稚魚が気持ち悪いくらいの数でひしめき合っていました。
この日は比較的風も穏やかで、海面はベタ凪だったのですが、澄んだ海の中に物凄い数の稚魚がいました。
この稚魚達を狙って、然程大きくないフィッシュイーターの子供達(幼魚)も何れ寄って来るようになると思います。
この時点でイワシ類の群れは確認出来ませんでした。
更に前回、前々回の釣行時に釣りをした釣り座周辺もイワシ類の群れはおらず、今回釣り座を構えた辺りでも群れは確認出来ませんでした。
そんなこんなで定番のいわき丸さんの後方に、この日は釣り座を構えます。
この釣り座で釣りをするのも、何だかんだ今年の釣り始め以来で、約1ヶ月ぶりくらいです。
かなり時間的に久しぶりなので、なんだか「いや~これ、予想が外れたらどうしよう…」という気持ちと、逆に時間が開いたことで何か予想もしていない魚が釣れないかな…という期待が入り混じり何とも言い難い気持ちで釣りの準備に取り掛かります。
釣りを開始します。気温6度、天候は晴れ、風は1m?2mほど、海水温は14度です。今日は北条湾の奥ではなく、いつもの釣り座でやってみます。釣り人の数は前週よりやや少なめな感じです。今のところ波紋などは見られずベタ凪の静かな北条湾です。マヅメ時あたりまでやってみます。 pic.twitter.com/vbGfL0zxxD
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) February 10, 2021
風も弱く、海水温も低めではあるものの14度、そして潮回りは一応大潮です。
条件的に良し悪しで言えば、良い方です。
どれだけ粘っても6時半には納竿とし、6時まで釣りをする予定で釣りを開始します。
1時間半で何が釣れるか…
夜が明け始め、マヅメ時に何かが起こるか…
やはり、イワシ類が北条湾から離れたなら…根魚のオンパレードか…
狙い通りアジが来るか…
いろいろ頭の中で予想だけが目まぐるしく回りに回ります。
アジを狙っていたものの、海水温が14度というのはアジ狙いでは若干低い海水温です。
仮に足下にアジの群れがいたとしても、アジは非常に神経質な魚で海水温や潮回り、エサの状況や風、潮通しや海水の塩分濃度など、非常に敏感に察知し、一見活性が上がってもおかしくないのにな…という状況でも全く食ってこないことがあります。
違う言い方をしますと、マイワシやウルメイワシ、カタクチイワシなどのイワシ類は、そこに群れが居て活性が上がれば誰でも釣れますが、ここからもう一歩踏み込まないとアジの数釣りは厳しいです。
使うサビキ仕掛けなどでも、大きく釣果は変わってしまいます。
もちろん、自分の予想通りになるであろう…という自信はある程度はあるので狙って釣りに行くわけですが、これでマヅメ時とか関係なくマイワシ爆釣れ!で、何ら今までと変わらなかったらどうしよう…ブログ…止めるか…wwww
のような、変な緊張感に包まれながら最初のアタリを待ちます。
すると、釣り開始直後の第一投目で家内の竿に見た瞬間に何が釣れたのか分かる、何ともやる気のないアタリでカタクチイワシがヒットします。
カタクチイワシがきました。 pic.twitter.com/nbhEZSsh3H
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) February 10, 2021
まぁ、シコ※は想定の範囲だし、一投目でくるということは活性自体は然程低くないな…と分析。
※カタクチイワシは別名「シコイワシ」と言いい、「シコ」と略されることが多いです。
しかし、釣れないわけではありませんが、前回の釣行時のようにコンスタントにカタクチイワシが釣れ続けるわけでもなく、釣れる間隔が非常に長く、活性は低くはないものの、これまた高いとも言い難い、何とも新月での大潮という感じです。
この日は新月寄りの大潮ではなく、ド新月…つまり月が見えない日の大潮なんです。
そして、明日からまた少しずつ月が見え始め、所謂三ケ月になり、どんどん日を追う事に月が大きくなっていくタイミングです。
潮見表上では大潮ですし、実際に潮汐の差も激しいのですが、新月の大潮は満月の小潮程度しか魚の活性が上がらないことが多いです。
これは勝手な私の一個人の見解ですが、月と太陽のどちらの影響を受けての大潮なのか、つまり海水がどちらの引力の影響で潮汐が起こっているのかで違うのかな…と思っています。
すみません…また話が違う方向に飛びかけました。
話をこの日の釣行の話に戻します。
そして、そんなダラダラした釣れ方で、私も家内も気が緩んでいた時に、久しぶりに満潮に近付き海面が上がっている海の中へ、竿の3/1が潜ってしまうほどの大きなアタリがあります。
この真下に持って行く大きなアタリは…
マイワシか…
アジか…
はたまたメバルか…
この後、マイワシ爆釣れでブログを止めるか…
さぁ、お前は誰だ?
今、こうしてブログを書いているということは、予想がドンピシャ!待望のアジです!
アジがきました。 pic.twitter.com/jbd4mKcKT8
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) February 10, 2021
20cmを超えてくると、アジに限った話ではありませんが、かなり引きも強く釣りそのものが非常に楽しいです。
サビキ釣りですと、どうしてもイメージとしては小魚をチョコチョコ釣っているイメージですが、竿も大きくしなり手応えも抜群で「あぁぁぁ…俺、釣りしてる…フフフ…」みたいなバカ面丸出しの変なニヤニヤした顔になりそうな感じです。
ただ、こちらも先ほど申し上げたように、コンスタント…という言葉は使えない感じの間隔での釣れ方でした。
そして、「THE・冬の北条湾」と言って良いヤツが釣れます。
釣れただけで、現に目の前で魚が釣れているのに、気持ちが釣れないモードに自動で切り替わってしまうトウゴロウイワシです。
トウゴロウイワシがきました。 pic.twitter.com/TXjJcA1sHD
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) February 10, 2021
刺身にして握り寿司や押し寿司なんかを作ると、非常に淡泊で美味しい魚なのですが、別名「ボライワシ」とも呼ばれ頭や骨がしっかりしていて硬く、トドメはカタクチイワシ同様、成魚でも15cmほどにしか成長しないので、捌くのに手間が掛かる割には食べる身が少ないのが特徴です。
丸ごと唐揚げやフライにしたこともありますが、どういう揚げ方をしてもやはり若干骨が気になります。
唯一、骨骨しさがなかった食べ方が、圧力鍋で青魚の缶詰のように煮付けたことがありますが、これまた圧力を掛けて小さいトウゴロウイワシを煮るので、サバ缶の中骨だけを食べているみたいで、不味くはないのですが「これはカルシウムを摂るための料理ですか?」みたいになってしまいます。
身の美味さを感じるより、あぁ、これ、骨柔らかい…みたいな感想しか出てきません。
2月以降の冬の北条湾でのサビキ釣りでは、気温も低い朝に頑張って起き、明け方に向けて更に気温が下がる中頑張って釣りをしても…釣果はトウゴロウイワシのみ…なんてこともあります。
ボウズよりは良いですが、残念ながら大半は猫の朝食となります。
実際に釣りをしていたのが、1時間強なので、見方によっては効率良く釣れた方ですが、あまり魚達の高い活性は感じないままマヅメ時を迎えます。
夜が薄っすら明け始め、いよいよこれからイワシ類の群れが北条湾内に入って来るか、今回の釣行での最大の山場を迎えます。
夜が明けてきました。マイワシなり、ウルメイワシの群れが湾内に入って来た様子はありません。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) February 10, 2021
テキストで状況のツイートを連発しましたが、午前6時、日の出まであと30分という時点でイワシらしき群れは確認出来なかったので、この日はここで納竿としました。
何回本編から脱線するんだ…とお叱りを受けそうですが、余談なんですが、この日は時間が経つにつれ少しずつ風が強くなりました。
撤収時で到着時より1mほど風速が強まり、2m~3mほどでした。
たまたま聞こえたお話で、以前現地でお話をさせて頂いていた方も勘違いされていたのですが、魚が出す「ナブラ」「波紋」と「さざ波」は全く別物です。
「ナブラ」は元々は漁師言葉で、魚の集まる場所を指す「魚群(なむら)」が語源と言われており、それが現在では派生してフィッシュイーターなどが小魚を海面に追い詰め、逃げ惑う際に出来る波のことを「ナブラ」と言います。
カモメなどの海鳥がナブラが立つと、その上空を大群で旋回しそれを目印にし昔は魚を獲っていました。
「波紋」はその名の通り、コップに入った水に水滴を一滴落とす時などに出来る円状の波を言います。
これは、青魚の群れなどの活性が上がり、群れで表層付近に浮いて来た時に、身体の一部が海面から出て出来る場合や、同じフィッシュイーターでも高速で追い回す魚ではない場合や、イカなどのフィッシュイーターに襲われた際に、青魚が驚き同じく海面から身体の一部が出てしまい出来る波のことを言います。
さざ波は、一定方向に吹く風が海面にぶつかり、その風圧によって出来る波のことを言います。
波紋については、北条湾で実際に見た際にすぐにお分かり頂けると思いますし、ご説明は不要かと思いますが、良く勘違いされている方は、「ナブラ」と「さざ波」の区別が出来ていません。
さざ波は確かに風速如何によっては、同じ風が海面に当たっているのに波が出来る場所と出来ない場所があります。
これは、海の中の海水の流れによって、一部分だけ流れが速い場合※などは風の圧力より流れる力が勝ると、そこには波が出来ません。
※これを「潮目」と言い、海水の流れる速度が違う場所です。
波の切れ間があるから、さざ波をナブラと勘違いしている方が多いように感じます。
ナブラとさざ波の一番の違いは、規則性があるかないか…です。
経験がなければ、最初から見分けられなくて当然だと思いますが、自信が無い場合は出来る波に規則性がある場合は、風などの影響で出来ている波で、魚がいることによって出来ている波ではありません。
同じ場所に波が出来続けているけど、出来る波の動きが不規則な場合※はナブラの可能性が高いです。
※出来る波が複数の方向へ向かって出来ている場合
もうかなり前ですが、私にあそこにナブラが出来ていますね…これからアタリ始めますよ!あそこに投げれば一発ですね!と自信満々に私に仰った方がいらっしゃいましたが、それは思い切り単なるさざ波で、恐らくどれだけ頑張っても魚は釣れないと思いました。
人に言う言わないはともかくとして、ご自身で釣りに行かれても、その場の状況を正しく理解しないといくら頑張っても釣れません。
特にサビキ釣りで狙う魚は青魚が主ですので、気象や海の変化に非常に敏感で、突然釣れ出したかと思えば、アッという間に釣れなくなったりします。
魚の習性を理解し、正しく状況を分析することが、釣れる釣り師になる一番の近道だと思います。
そして、これは帰り際に撮影した北条湾岸壁の様子ですが、良し悪しは別として緊急事態宣言はどこ吹く風状態でした。
撤収します。今日は北条湾の奥は何がしかの稚魚がたくさん泳いでいましたが、マイワシらしき群れは確認出来ませんでした。食いも潮止まりとともにピタリと止まり、撤収時はアタリは皆無でした。マヅメ時以降、潮が動き出せば活性もそれなりに上がってくると思います。皆様の大漁を祈っております。 pic.twitter.com/4QKWwaSINS
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) February 10, 2021
恐らく花暮岸壁は以前のように釣りが出来るようになったとしても、まだ時間が掛かると思いますし、コロナ禍の状況になってから増え続ける釣り人如何によっては、以前のようには釣りは出来なくなるかもしれません。
当然、周辺の他の釣り場が混み合うようになると思われ、ゴミの持ち帰りや無用なトラブルにならぬよう、気持ちにゆとりを持って釣りを楽しんで頂きたいと切に願います。
そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

釣行時間が1時間強の割りには効率良く釣れたと思いましたが、もう少し我が家の兄妹猫のためにトウゴロウイワシを釣りたかったです。

こちらはこの日釣れた魚種です。
上からアジ(マアジ)、トウゴロウイワシ(ボライワシ)、カタクチイワシ(シコイワシ)です。
そして、この日の我が家の兄妹猫の朝食はトウゴロウイワシとカタクチイワシを焼いてあげました。

トウゴロウイワシは本当に不味い魚ではなく、身は非常に淡泊で美味しいです。
ワカシなど青魚の幼魚の、まだ脂がのっていない青魚みたいな味です。
焼いたカタクチイワシとトウゴロウイワシを丸ごとちぎってあげました。

中々食い付きも良く、なぜ以前のメバルだけは露骨に残したのか今でも気になります。
個人的には、トウゴロウイワシよりメバルの方が高級なイメージなのですが、我が家の猫達はトウゴロウイワシの方が好きみたいです。
本日の我が家の兄妹猫の朝食はトウゴロウイワシと
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) February 11, 2021
カタクチイワシを焼いたものです。今日もキレイに完食してくれました。 pic.twitter.com/UsqrgBVe0l
人間用はと言いますと、本当は兄妹猫の朝食をトウゴロウイワシだけにして、つまみ用にカタクチイワシの唐揚げを作りたかったのですが、そこはこちらの希望通りには釣れなかったので人間用はアジのみとなりました。
アジは全体的に釣れたサイズが20cmほどとそれなりだったので、久しぶりにアジのタタキを作りました。

文句無し!激ウマ!でした。
脂ものっており、身の甘味が最高でした。
今回はタタキだけだと少々寂しいので、刺身にした際に出るアラでアラ汁を作ってみました。

アジを捌いている時に、手に付く脂が凄く捌いている時に思い付きました。
青魚は特にですが、腸から出る脂で魚自体が生臭くなります。※
※青魚というわけではありませんが、サビキで釣れる魚としてお話ししますとサッパやカタボシイワシ、ボラなどは腸+体表に付いている粘膜に生臭さがあります。
スーパーなどで売っている青魚は、最初店頭に並ぶ際は腸は基本的に取り除きません。
時間が経ち、色味が落ちてくると腸を抜き、例えばフライ用に開いたりして、手を入れて違う形で再度店頭に並べます。
そもそもが、朝一番で獲った青魚を産直(産地直送)で仕入れ店頭に並べても、数時間は経ってしまいます。
腸が腐ることはなくとも、青魚に限らず魚の腸は時間が経つと、その腸から出る脂で生臭くなってきてしまいます。
当然、刺身でも食べられますし、一般的には鮮度は良い状態です。
仮にこういったアジでアラ汁を作ると、生臭さがあるので味噌ベースにしたり、生姜味にしたりするのですが、今回のアラ汁はお湯の中に腸を取り除いたアジの頭と中骨を入れて15分ほど煮ただけです。
これに味の素を少々と塩で味を調えただけです。
アラ汁というよりはすまし汁に近い感じです。
具が無い※のも寂しいので、とろろ昆布とネギこそ入れましたが、アジの風味がとても良く出ていて、且つ生臭くなく非常に美味しかったです。
※見た目を気にしないのであれば、中骨に残っている中落ちの部分の身をほぐし、汁に入れるとより旨みが増します。
釣ったアジだからこそ、全く手を入れずシンプルにお湯だけで出来ますので、アジが釣れた際はお試し下さい。
煮ている時に浮いてくる、アジの脂を見ているだけで美味しそうです。
そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

本当は、帰りの道中で家内と「押し寿司でも作るか!」と話していたのですが、途中で近々で食べたキムチ鍋の残り汁で炊き込みご飯を作り、それがまだ余っていることに気付きました。
最初は白米を炊き直すか…と思っていたのですが、帰って炊飯器を開けてみると、お釜に3/2以上炊き込みご飯が残っていることが判明し、押し寿司は止めてタタキを作りました。
結果オーライで久しぶりのアジの刺身は非常に美味しかったです。
こちらはこの日のライブ配信の動画です。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) February 10, 2021
短時間で効率良く釣れたとはいえ、前回の釣行時に比べると釣れる間隔が長いことなどがお分かり頂けると思います。
前回と今回の釣行の感じでは、まだ釣れると思っていますが、もしかするとカタクチイワシ自体も北条湾を離れつつあるのかもしれません。
宜しければご覧下さい。
次回は…と言いますか、すぐに週末ですが、土曜日が大潮、日曜日が中潮です。
潮回り的には問題ないと思います。
もう明日、明後日レベルのお話しですが、次回も頑張って北条湾へサビキ釣りに出掛けたいと思います。
また、ご報告させて頂きます。
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