どうも最近は仕事がヒマになってしまい、土曜日が毎週お休みで時間を持て余しています。w
そうなると、釣りキチ的にはずっと釣りのことを考えているのですが、この週は今シーズンの北条湾に於いてのサビキ釣りの釣果の傾向が読み取れるようなニュース記事が多かったので、簡単にまとめておこうと思います。
まずはこちらなんですが…
※時間が経過しているとリンク先の記事がリンク切れになっていることがあります。
横須賀沖にイルカ出現 イワシ追って辿り着いたか〈横須賀市〉(タウンニュース) https://t.co/AaMhzmJmL1
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 8, 2021
記事内のイワシが何のイワシの群れなのかは不明ですが、イルカまで出現しその状況が目撃されるということは、かなりの数のイワシ類の群れが城ケ島近海にいるものと思われますが、その群れが東京湾側に入り、横須賀沖、観音崎沖などに回っているようです。
そして、次はこちらです。
※時間が経過しているとリンク先の記事がリンク切れになっていることがあります。
相模湾のシラス漁が不漁 「魚群探知機に反応がでない」(朝日新聞デジタル) https://t.co/I2aSSNIpFv
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 15, 2021
これはコロナ禍以前からこの状況が数年前から続いており、北条湾の「居付きのイワシ」※が出現して数年後からこの状態になりました。
※「居付きのイワシ」とは通常海水温が下がる冬場には暖かい海域を求めてイワシ類が岸から離れるのですが、近年の地球温暖化に始まり海水温の上昇と共に外海に出ず北条湾内で越冬するイワシのことです。(主にマイワシ)
ただ、シラス漁は年を追う事に不漁の具合が深刻になっているようで、去年などはほぼ漁獲量がゼロに近かったという記事もありました。
生シラス…も湘南名物ではなくなる日も近いかもしれません。
シラスは主にカタクチイワシの稚魚なんですが、本ブログでも再三お伝えしておりますように、今シーズンも5月(先月)まで釣れていたカタクチイワシは見事に全て子持ちでした。
そして、約1ヶ月遅れでこのニュース記事です。
北条湾から外海を目指せばすぐ右隣りが相模湾です。
あれだけ子持ちのカタクチイワシが北条湾におり、産卵のために北条湾から旅立っても相模湾方面には行っていない…ということが分かります。
前回の釣行記事で触れましたが、今シーズン釣れているサバっ子(サバの稚魚)は圧倒的にマサバの稚魚が多く、ゴマサバの稚魚が例年に比べてかなり少ないです。
サバはマサバとゴマサバですと、若干ではありますがゴマサバの方が高い温度の海水を好みます。
そして、前回の釣行記事に頂いたコメントで非常に興味深かったのが、今今北条湾で日中にトウゴロウイワシが釣れている点です。
私は釣りに行く時間が深夜や未明の時間帯が多く、どうしても日中の北条湾での釣果が把握し切れていないので、皆様から頂く釣果情報が非常に有難く興味深くいつも拝見しております。
トウゴロウイワシもイワシ類よりは低い温度の海水を好みます。
これらのことから分かることが、例年より暖かい海流が千葉県寄りを流れているのか、冷たい海流が相模湾から城ケ島近海に流れ込んでいるのかは分かりませんが、何れにせよ暖かい海水を好む魚は千葉県寄り、それよりもやや低めの温度の海水を好む魚が城ケ島周年海域や北条湾に多くいるという傾向が分かります。
地図を拡大したりスクロールして位置関係をご覧頂きたいですが、冷たい海流が三浦半島の東側にぶつかって相模湾に入り込んでいるのか、暖かい海流が城ケ島にぶつかり、例年ですと二つに割れていた海流がそのまま東京湾へ流れ込んでいるのかはハッキリしませんが、恐らくこの二通りのどちらかが原因だと思われます。
イワシ類や大型の青魚など、暖かい海水を好む魚の狙う場合は、城ケ島、もっと広義で言えば三浦半島の西側、東京湾寄りの釣り場で釣りをした方が良いかもしれません。
では、北条湾では何が今シーズンはメインになるのか…
近年は毎年のように例年にないことが起こり、正直そこを言及することは今の段階では難しいというのが本音です。
海流の流れが変わる可能性もありますし、各方面からの情報をまとめ、今の現状は上記のような感じです…という感じでしょうか。
ただ、ネットの釣果情報を見る限りですと、相模湾の各釣り場でもワカシなどの大型の青魚の稚魚の釣果も上がっているようですので、冷たい海流が流れ込んで来ている…というよりは、例年より暖かい海流が千葉県寄りを蛇行している…と捉えるのが自然かと思っています。
今シーズンの夏の北条湾でのサビキ釣りに関しましては、海流の流れが変わるか、更に北条湾周辺海域の海水温を押し上げる何かがあれば例年通りになる可能性が高いですし、仮に海水温が例年より低くてもそれはそれで何が釣れるか楽しみではあります。
イワシ類や大型の青魚を狙って今今の北条湾へ釣りに来ても、今シーズンはまだ一度も魚影すら確認出来ていませんし、北条湾内でアタックしている姿もほとんど見ません。
1回1回の釣行で、この辺も何れは見えてくるとは思いますが、ご釣行される釣り場を選ぶ際の参考にでもして頂ければと思います。
また、釣行記事でご報告させて頂きます。
【注】今回の記事の対象魚は「回遊魚」が対象のお話しになります。根魚など一定の場所に住む魚、特定の条件下で生息する魚は対象にしておりません。予めご了承下さい。
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コメントの投稿ありがとうございます。
コロナ禍で致し方ないかな…と思いつつも同じ気持ちです。
居付きのイワシが登場する前など、三崎港で釣れない湾…として逆に有名だったくらいで釣り人がほとんどいない北条湾で釣りをしていた頃が懐かしく思い出されます。
世の中の流れの変化に柔軟に対応していきたいと思いつつ、いろいろ思うこともあります。
今は釣果等々の情報を発信しつつ、北条湾だけは良い釣り場になっていくよう微力ながら努力をしております。
今後とも、よろしくお願い致します。