いつもブログやTwitterをご覧頂きありがとうございます。
ブログやTwitterを良くご覧頂いております方はお感じになっていると思いますが、私が発信する情報の中で「海水温」というワードが頻繁に登場します。
私は小学1年生の時から釣りを始め、子供の頃から釣りをしていて常に海水の温度を気にしていたか…と言いますと、一昔前までは全く気にしていませんでした。
一昔…と言いますと概ね10年ほど前までは、インターネット等で調べもしませんでしたし、もちろん釣りに行って現地で海水を汲んで計ることなどしたことがありませんでした。
それがなぜ、現在はこんなにしつこく海水温、海水温と申し上げるのかと言いますと、数年前からかなり顕著に表れており、昨今はニュースなどでも頻繁に報道されておりますが、気候変動に伴う海水温の上昇が著しいからです。
本来獲れる時期に獲れる魚が全く獲れず、違う魚が豊漁…や、サンマ、イワシ、シラスなど身近な庶民が四季を感じながら当たり前のように食べていた魚が不漁で手に入りにくくなってきています。
※その逆で時期外れの美味しい魚が安価で売っている…ということもありますが…
釣りに於いても同じ現象は起きており、ここまで海水温の上昇が声高に叫ばれる前は、春夏秋冬の四季を基準に、狙う魚を変えて釣りをすれば、毎年同じ場所で同じ魚を釣ることが容易に出来ました。
今シーズンはイワシの群れを追って、イルカやシャチが東京湾に出没するニュースなどもあり、自然界に於いてもエサの確保が難しくなってきているのかもしれません。
過去のデータや経験則がほとんど当てにならず、毎年ゼロベースで情報を収集し釣りに行かないと、効率良く釣果を得られず、ブログやTwitterをご覧頂いております方々も、そういう観点から本ブログやTwitterに辿り着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私が主に狙う魚は、青魚や青物と呼ばれる魚が多く、他の魚種に比べて海水の温度に敏感な魚です。
魚達は海水の温度だけの影響を受けているわけではありませんが、海水の温度は魚達にとっては人間で言う気温と同じですので、適温とされる温度があり、根魚以外はこの適温とされる温度の海域を求めて回遊しています。
地球規模で見ましても、温暖化の影響で激しい気候変動が起こり、地球全体の暖流、寒流の流れも変わり、ここ数年で気象の状況も大きく変わりました。
青魚や青物の場合、特に日本近海を流れるこの暖流の影響をモロに受け、その年の暖流の流れ方でどこに青魚や青物が集中するか変わってきます。
定説とされてきた事柄が当てにならず、想像もしない事柄が平然と起こる状況になりつつあり、釣りをするにも技術的な問題ばかりでなく、こういった事柄も正確に予測し魚との知恵比べをしないと釣果を得ることが難しくなってきています。
こういった観点から私は釣りをする時や、釣りに行く前に海水温のデータをお知らせしております。
私が釣りに行くのは、三崎港の北条湾という場所ですが、城ケ島、三崎港周辺で釣りをされる方であれば、私が発信させて頂いておりますリアルタイムな海水温のデータから、ご自身が釣りに行かれる城ケ島周辺の海水温の予測は可能だと思います。
そして、その海水温や天気、潮など発信させて頂いておりますデータについて少しお話しさせて下さい。
まず、天気と潮についてですが、天気は「tenki.jp」の「三浦市」の3時間予報を使っております。
土曜日の状況です。潮周りは大潮と期待出来そうです。気温が日中でも10度に届かず寒い予報ですが、風は比較的穏やかな予報となっています。朝マヅメのタイミングや夕マヅメ以降21時頃までなど面白いと思います。【直近の釣行記事】https://t.co/BPafDl1gWT #三崎港 #北条湾 #釣り pic.twitter.com/OSW7UVQvPx
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) December 16, 2021
サイトの構成が見易く、余計な情報がゴチャゴチャなく、予報自体も大きく外れることもありません。
潮に関しましては「釣り気分(iOS)」というAPPを使用しております。
※Android版はこちら
邪魔な広告等もなく、日出、日没、干潮、満潮の時間、潮位、月齢も表示出来ます。
潮や風速に関しては、たくさんのサイトがあります。
使い易いサイトやAPP、アンドロイド用のアプリを使って頂ければ良いのですが、散々今まで探して、実際に使ってみてここに辿り着きました。
正直申し上げまして、個人やサーフィン関連のサイトは以外と当てになりません。
どこから元データを引っ張ってきているのかも分からず、特に風速に関しては現地へ行くと全然違うことが多々ありました。
また、同じ「海」という共通点はありますが、潮に関してはサーフィン関連ですと、釣りに役立つ情報がかなり少ないです。
次は海水温についてです。
釣りを開始します。気温16度、天候は晴れ、風は1m弱ほど、海水温は19度です。今年最後の泳がせ…といきたいところですが、活き餌に出来そうな魚が今のところいません。足下にはメジナとアイゴの群れがウジャウジャいます。夕マヅメ以降気合いを入れてみます。#三崎港 #北条湾 #釣り pic.twitter.com/ASfmrquOOB
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) December 11, 2021
釣りを開始する際のツイート内の海水温は、私が実際に計ったものをツイートしております。
場所は赤丸の湾です。

こちらはGoogle Mapです。
計っている海水の水深はバケツで汲み上げるレベルの海面付近の温度です。
花暮岸壁や製氷所の前など、城ケ島に面した船道側ですと、潮通しが良いため1度~2度程度の温度のズレはあると思います。
同じく海水温ですが、こちらは「神奈川県・水産技術センター」が公表している「リアルタイム海況データ・ 三崎瀬戸」のものです。
海水温に関しては面白い感じになってきましたね。およそ18時間で3度近く海水温が上がってきています。暖流の流れが変わった可能性もあり、何か違う魚が回ってくる可能性が出てきました。仕事してる場合じゃないです…w【直近の釣行記事】https://t.co/mXq2ZI5dtX #三崎港 #北条湾 #釣り pic.twitter.com/zDXnUbdN5V
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) December 10, 2021
Google Mapです。
以前はライブカメラなどもあり、天候なども見ることが出来ましたが、現在はライブカメラは廃止されたようです。
三崎瀬戸の観測施設の詳細です。
※観測施設ガイド
以上が皆様にご提供させて頂いております、データの元になります。
釣りは漁など魚を獲ることを生業としているわけではなく、あくまで趣味ですので、基本的には釣れなくても楽しければそれで良いと思いますが、やはり釣れた方が楽しさが倍増することは間違いないと思います。
私はどこぞの施設の調査員の如く、毎週性懲りも無く北条湾へ釣りに出掛けていますが、月に数回、年に数回…という間隔で釣りに行かれる方もいらっしゃると思いますので、宜しければご活用下さい。

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この記事は「Yahoo! JAPAN」掲載記事です。
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