北条湾でのカマス釣りについて、釣行記事内でお話しし切れないポイントを、項目別にいくつかに分けてお話しさせて頂こうと思います。
・直近の釣行記事
今回は「仕掛け編」です。
この記事内でお話しすることは、あくまで「北条湾」という釣り場でカマスを釣る際のポイントです。
他の釣り場でカマスを釣る際も、一助にはなると思いますが、釣り場釣り場で重要なポイントは変わりますので、予めご了承下さい。
この記事を書いているのが2022/1/5です。
当たり前ですが、冬真っ最中です。
冬の北条湾は、比較的北風※が強く吹く傾向があります。
※城ケ島と反対側の山側から吹き下ろす風。
終日、風も穏やかで無風な日というのは稀で、釣行の際の強風は切っても切れないと考えた方が無難です。
風裏になるような釣り座もあまりなく、基本的には吹き曝しの状態で釣りをすることになります。
今今釣れているカマスの傾向として、稀に足下に寄って来ることもありますが、概ね北条湾岸壁の街灯の光が、海面に届かなくなる際付近に群れが集中します。
北条湾内をイメージして頂きますと、湾の中央付近まで仕掛けを投げ入れ、そこから少し手前に仕掛けを寄せるとカマスの居るポイント…ということが多く、風が強い中ある程度の距離まで仕掛けを飛ばさなければなりません。
飛ばす…と言っても、投げ釣りをするわけではないので、中々飛距離が出ないのですが、そうなると当然思い切り竿を振り抜かなければなりません。
ルアーでの釣りは別として、ウキ釣りでカマスを狙う場合の仕掛けのポイントを、今回は解説させて頂きます。
仕掛け全体が軽く、先述した通り風が強いことが多い場所なので、仕掛けを投げ入れる際に、風に仕掛けが煽られハリスが道糸やウキに絡まり易いです。
仕掛けを投げて、肉眼で仕掛けの状態を確認するにも限界があり、暗い時間帯に釣りをすることも多く、仕掛けが着水した時の状態を確認することは、ほぼ不可能かと思います。
当然仕掛けが絡まった状態で釣りをしていてもカマスは食ってきません。
風が強い日は特に仕掛けが絡まり易く、仕掛けを巻き上げる度にグチャグチャになっていた…ということも稀なことではありません。
一番理想的な仕掛けはウキに1本針の仕掛けですが、風が強いとこの仕掛けが一番絡まり易いです。
絡まりにくくするために、最初にご紹介するのはこちらです。

これは、ウキ下にキス天を付けることで、仕掛けを投げ入れる際に空中でウキと針、ハリスに一定の距離を持たせることで絡まりにくくなります。
また、天びんに付けるオモリは、お使いになるウキが沈まない範囲で、ウキの自重よりも若干重いものを使うとより絡まりにくくなります。
次はこちらです。

胴付き仕掛け

上記の天びんの代わりに胴付き仕掛けを使用します。
この場合も、胴付き仕掛けの末端に付けるオモリは、お使いになるウキの自重よりも重いものを使うことをお勧め致します。
胴付き仕掛けを使う場合は、仕掛けの投げ方は山なりになるように投げると、空中でウキよりオモリの方が先に飛び着水※しますので、より絡まりにくくなります。
※オモリに胴付き仕掛けが引っ張られながら着水する感じのイメージ。
最後はこちらです。

これを1本針のハリスに通し、割ビシ(噛み潰し)などでパイプを固定します。

割ビシ(噛み潰し)

ハリス全体をパイプで覆ってしまうと、視覚的にもカマスに警戒され、仕掛けを動かし誘う際などにもエサの動きが不自然になってしまいますので、釣りをする時の風の強さなどを考慮し5cm~10cmくらいの範囲で留める方が無難です。
また、このパイプを使う場合は、カマスの「歯」でハリスが切れることも、一定程度防げます。
何れも絶対に仕掛けが絡まない…ということはなく、絡みにくくなる…ということですので、その点はご了承下さい。
釣りをする際に、どの辺りにカマスの群れがいるか…
風速はどれくらいか…
この2点を意識し、その都度絡みにくい仕掛けを選んで頂ければと思います。
投げ入れた仕掛けがグチャグチャに絡んでいたのでは、いくら待っても釣れませんし、効率も非常に悪くなります。
時合いを逃さず、効率良くカマスをたくさん釣るために、宜しければお試し下さい。
直近の釣行時は風速が2mほどで、絡み防止のパイプを1本針に通したやり方で釣りをしました。
■直近の釣行記事:リベンジ成功!いつまで続く好調なカマス&北条湾の海水温の謎!(2022年1月3日)
次回はご使用になる「針」と「ハリス」についてお話しさせて頂こうと思っております。
なるべく早く記事をアップしますので、今しばらくお時間を下さい。
また、ご報告させて頂きます。
・カマスを釣る際のポイント(仕掛け編)
・カマスを釣る際のポイント(釣り針&ハリス編)
・カマスを釣る際のポイント(釣りエサ編)

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この記事は「Yahoo! JAPAN」掲載記事です。
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