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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  北条湾  カマス  夜釣り  エサ釣り  ウキ釣り  海水温  青魚  青物  

【三崎港・北条湾】海水温の急激な上昇について~現地で海水温を計って来ました(2022年1月30日)

こんにちは。

この日は釣りに行くことは行ったのですが…



北条湾到着時の状況は、気温4度、風は3m~4mほど、天候は曇りでした。

潮回りは中潮と悪くはなかったのですが、3m~4mの風が吹いていれば、当然体感温度はもっと低く感じられ、オマケにそんな極寒の中、人の事は言えませんが釣り人も多く、主要な釣り座は既に埋まっている感じでした。

去年の12月から始まったカマスラッシュですが、年を越し1月からは北条湾を離れるカマスの群れも出て来ており、今今のカマスの群れはかなり小さく極限られた場所にしか寄り付きません。

故に、カマスの活性が…とか、釣り方が…とか以前に、カマスの群れが寄り易い場所に仕掛けを投げ入れることが出来る釣り座を確保することが大前提となってきており、釣り座次第で全てが決まってしまう…と言い切っても過言ではない状況となっています。

そのポイントというのが下図の場所です。

カマスの群れが居たポイント


赤丸の辺りにオレンジ色の施設船が停泊しており※、その船の後方直近の場所か、北条湾岸壁の入口の角の場所の釣り座を確保しないと、ほぼ釣れない…と言って過言ではない感じです。

※2022年1月30日現在

赤の塗り潰しの辺りにカマスの群れが集中し易く、そこに仕掛けを投げ入れないとほとんど釣れません。

前回の釣行時は、このオレンジ色の施設船の後方直近に釣り座を確保することが出来ましたが、家内がオレンジ色の船寄り、私はその隣で釣りをしました。

家内との距離はたった2m~3mほどですが、私にはほとんどアタリがありませんでした。

前回の釣行記事:依然カマス好調!このままカマスが根付く(居付く)可能性は?(2022年1月23日

群れが小さい故、かなり釣り座で左右されてしまい、この付近の釣り座を確保出来ないと無駄足になるというのが現状です。

そんな状況の中、この日も未明に釣りに行きましたが、極寒の中かなり釣り人も多く、元々私は人混みが苦手なので未明に釣りに行くことが多く、寒いとか寒くない以前に釣り人の多さ、狙っていた釣り座が確保出来ないことから、この日は早々に釣りをしないことを決め、主要ポイントの海水温を計って帰って来ました。

正直なところ、こんなことを言ってはいけないかもしれませんが、カマスラッシュでの釣り人の多さにウンザリしていると同時に、サビキ釣りですと「サビキ」という仕掛けで、イワシ類、アジ等々様々な魚が釣れますが、ぶっちゃけカマスしか釣れない状況に飽きてしまった…という本音もチラホラ見え隠れしています。w

そんなカマスしか釣れない状況が変わるかもしれない…という兆しがあったのが前回の釣行のタイミングでした。

前回の釣行に当たり、潮や気象、海水の温度などを調べていると…フッと気が付いたのですが、日中に若干海水の温度が上昇するということは多々あることですが、この時は逆転しており、なぜか未明の方が海水の温度が上がっていました。

ん??

なぜ??

なんで夜中の方が海水温が高いの?

釣りをしている最中もずっと気になっており、そのことばかり考え釣りから帰宅し更に詳しく調べた結果…

それまで12度~13度くらいで推移していた海水温が、3日ほどで一気に17度まで上昇していきます。

その後、1度下がり現在は16度付近で推移しております。

広大な海の水(海水)の温度が1度上がるだけでも、莫大なエネルギーが必要で、3日で4度も海水温が上昇する…ということは確実に海の中で大きな変化が起こっています。

海水温


キャプチャー画像は2022/1/27のものですが、1/23付近を境に一気に海水温が上昇していることがお分かり頂けると思います。

この日の釣行前日(2022/1/29)の海水温の状況はこんな感じです。



この海水温の急激な上昇について、先行してまとめた記事を書きましたので、こちらも併せてご覧頂ければと思いますが、この日は現地で主要な釣り場の海水の温度を、実際に海水を汲み上げて計って来ました。

先行記事:海水温の急激な上昇について

海水温を計った場所は以下です。

海水温計測場所


赤丸は北条湾岸壁入口にありますダイブセンターの前、水色の丸は釣り船の佐円丸さんの船が係留されている北条湾深部の場所、茶色の丸は花暮岸壁の北条湾側の北条湾の入口付近、黄色の丸は城ケ島の冷凍倉庫の並びで海上保安庁の船が係留されている場所です。

赤丸のダイブセンターの前が13度。

13度


水色の丸の北条湾の深部が8度。

8度


茶色の丸の花暮岸壁が15度。

15度 花暮岸壁


黄色の丸の城ケ島側が15度。

15度 城ケ島


こちらはGoogle Mapです。



現在カマスラッシュに沸く北条湾ですが、北条湾に釣りに来られた方の多くは、一年中サビキでイワシが釣れる場所…という認識の方も多いと思います。

「居付きのイワシ」という、真冬の海水温が下がる時期になっても北条湾から出て行かず、北条湾で越冬するイワシの群れが現れて10年ほどになりますが、今回のように北条湾内で場所によってこんなに海水の温度に差がある…ということは、ここ10年でもあまり記憶にありません。※

※去年から今年に掛けてはイワシ類の群れが居付くことはなく晩秋前に北条湾から出てしまいました。

北条湾という湾は、湾の最深部に狭塚川という川が流れ込んでおり、その影響で北条湾の深部の海水温が下がることはありますが、ここまで温度差が出るというのはかなり稀なことだと思います。※

※北条湾の最深部と入口で倍近い温度差がありました。

しかし、去年から今年に掛けて、この海水温に差が出る現象は今回が初めてではありません。

2022/1/3の釣行時も、やはり北条湾内でかなり海水温に差が出ていました。

1/3の釣行記事:リベンジ成功!いつまで続く好調なカマス&北条湾の海水温の謎!(2022年1月3日)

どうして、こういった海水温の変化が生まれるのか、現時点では理由はハッキリしませんが、何れにせよ一桁台の海水の温度では、北条湾と城ケ島の間の船道のエリアで海水温が16度ほどあり、仮にその暖かい海流によって青魚などが城ケ島周辺海域に現れたとしても、北条湾に入って来ることはまずないと思います。

1/3の釣行後、しばらくこういった海水温に差がある状態が続きましたが、次第に解消され前回の釣行時は北条湾内で著しい海水温の差はありませんでした。

しかし、再び同じ湾内での著しい海水温の差が出ています。

青魚のみならず、現在寄っているカマスの群れも、カマスが追っている小魚達がこの海水温には耐えられませんので、尚の事北条湾の深部へ行けば行くほど何も釣れないと思います。※

※メバルやウミタナゴ等々、低い海水温を好む根魚などは釣れると思います。

この海水温の差が出る現象については、いくつか思い付くこともありますが、確証がなく私の想像の域を出ませんので、ハッキリ分かりましたら改めてお伝え致します。

総括致しますと、2月の第一週目で急上昇した海水温が再び下降に転じなければ、このまま15度~16度をキープし続け、その暖かい海流によって青魚青物が城ケ島周辺海域にやって来る可能性は十分にあると思いますが、今今の北条湾は先述しました通り湾内の海水の温度が安定しないため、北条湾内に入って来る可能性は低いと思われます。

また、今今寄っているカマスの群れに関しても、海水温の上昇によりエサとなる小魚などが増える可能性もあるため、根付く(居付く)可能性も有り得ますが、上記と同じ理由で北条湾内の海水温が安定しないため、エサとなる小魚は北条湾の深部に入らない可能性が高く、結果としてカマスが釣れるポイントも先述しました通り極限られたエリアの状況が続く可能性が高いです。

去年の晩秋から青物ラッシュ、そして今今も続くカマスラッシュ、ここ10年ほどのサビキ釣りで好調だった居付きのイワシなど、北条湾は魚が釣れる場所…とお思いの方も多いかもしれませんが、しばらくは釣りにくい釣り場…になってしまうかもしれません。

【参考】
成魚サイズのマイワシ入れ食い!(2021年1月17日)
若潮の北条湾でメッキをGET!(2021年10月31日)
トウゴロウイワシを活餌にマゴチをGET!(2021年11月3日)
リベンジ成功!マゴチに続きトウゴロウイワシを活餌にイナダをGET!(2021年11月7日)
長潮の北条湾でエイ!エイ!エイ!なんとかイナダをGET!(2021年11月14日)
気温0度の北条湾で30cmオーバーのカマス爆釣れ!(2021年12月19日)

カマスに限ったお話しですと、北条湾以外で釣れるポイントはないか探してみようと思っています。

北条湾…という場所をホームにしておりましたので、出来ることなら北条湾での釣りをお伝えしていきたいのですが、釣れる魚(カマス)と釣れる場所が、こうまで限定されてしまうと釣り座を確保出来るか出来ないかで全てが決まってしまい、正直釣りになりませんし、釣りの本来の楽しみの魚との駆け引きが十分に出来ません。

変な物言いになってしまいますが、釣り堀で釣りをする場所をくじ引きで決め、一方の釣り堀は魚がたくさん入っており、一方の釣り堀は1匹も魚がいない釣り堀で釣りをする…みたいな状況です。

特にカマスをウキ釣りで狙う場合は、仕掛けを流す必要があり思いの外釣り座を広く使います。

狭い釣り座に割って入って身動きしにくい状況で釣りをするのも疲れますし、カマス以外に釣って面白い魚が寄っていないかなども含めて次回以降、調査優先で釣りをして参ります。

次回は土日共に中潮と潮回りは悪くありません。

また、ご報告させて頂きます。

2022年1月30日 午前2時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年1月30日 午前2時頃の花暮岸壁周辺の様子

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
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