【三崎港・北条湾】サビキでは良い兆候がありましたがカマスラッシュは終了したと思います(2022年3月13日)
ここのところ釣果的に厳しい釣行が続き、何とか魚を釣りたいという気持ちはいつになくMAXですが、この日の釣行はそんな燃え上がる気持ちをこれでもかッ!というくらい徹底的に鎮火するような潮の動きに、さすがの私でも魚が釣れる要素を見付けられないまま釣りに行きました。
日曜日の状況です。状況的には土曜日とほぼ変わらずな感じです。北条湾ではサビキでの釣果は皆無でカマスも相当数が減りほとんど釣れません。潮も潮回りの末端の時期で潮がほとんど動かない長潮、若潮コンビです。ご釣行の際は北条湾を含む三崎方面はあまりお勧め出来ません。https://t.co/Q9FzNwXDjK pic.twitter.com/imiquFrBZw
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 11, 2022
ツイート内の潮見表をご覧頂ければお分かり頂けると思いますが、この潮の動きでは、明け方から未明まではまず釣れない…ある程度釣りをされたことがある方であれば一目瞭然かと思います。
私もしがないサラリーマン故、完全に海の状況に合わせた釣行のタイミングを選ぶことも出来ず、釣れないことは分かっていましたが、様子見でいつものように北条湾へ釣りに行って来ました。
午前3時半頃から昼過ぎまでほぼ潮位に変化のない潮の動き。
ハッキリ言って、この時間内であればどのタイミングで釣りをしても、状況的には然程変わりません。
日曜日に所用もあったことから、早めに釣りに行き、実際に釣りをしてみて様子が分かったタイミングで帰ろうと思って釣りに行きました。
そもそも釣れないことが分かっていながら、なぜ〇〇の一つ覚えのように毎週北条湾という場所に釣りに行くのか…と言いますと…
一般的にはその時々でくまなく釣果情報などを検索して、自分が釣りたい魚が釣れている場所に釣りに行かれる方が大半かと思いますし、以前は私もそうして神奈川県内のあちこちで釣りをしていました。
子供の頃から散々釣りをしてきて、1年の四季の中で北条湾ほどいろんな顔を見せてくれる釣り場もなく、特にここ5年ほどは同じ季節でも前年と全く違う魚が釣れることが多く、今年は何が釣れるだろうか…という、ワクワクが止まらなくなり、もうかれこれ10年ほど北条湾という釣り場に毎週通い続けています。
そして、この釣れない今の時期。
確約は出来ませんが、恐らくどんなに遅くとも4月中には何がしかの魚の群れが回ってくると思います。
これが、いつ、どんな魚が回ってくるのか、これを一早くキャッチし回って来た魚を確実に仕留めるには、今の釣れない時期に細かく状況をチェックすることがとても重要です。
例えば、これは過去に例が無く、本当に予想外で釣り具の準備やその他の対策が後手後手になり、結局仕留められませんでしたが、去年の晩秋の青物ラッシュ。
例年、青魚などの群れが北条湾へ入ってくると、ワカシやイナダ、シーバスなどの類のフィッシュイーターは毎年その青魚の群れを追って北条湾内へ入って来ます。
毎年のことなので、気が向いた時に活餌で狙ってみたりしていましたが、あくまでサビキ釣りをメインとしていたので、然程真剣にフィッシュイーターの類の魚は狙っていませんでした。
ところが、去年の晩秋の青物ラッシュの時は様子が違いました。
明け方近くなり、フィッシュイーターが北条湾内に入って来て青魚達を追い回します…ここまではいつものことなんですが、どう考えてもイナダレベルのサイズではない大型魚がアタックを繰り返していました。
まるでクジラが海面から飛び出す時のように、大型魚が近付いてくると海面が盛り上がり物凄い量の水しぶきが飛び散ります。
その迫力に家内と二人、釣りそっちのけで見入ってしまうほど豪快で、感動すら覚える様でした。
これ…
ちょっとやってみるか…(狙ってみるか)
こう思った時には時既に遅し…なことが多いんです。
イナダ、シーバスレベルの魚を釣るための、ぶっ込みの泳がせ釣りの仕掛けは常備しており、半ば遊び半分で狙ってみたところ、恐らくその大型魚と思われる魚が何度か針掛かりしました。
一度は足下まで手繰り寄せますが、優に70cmは超えており、家内が地べたに寝そべって必死にタモ入れを試みますが、結局道糸が切れバラします。
薄暗いとは言え、ハッキリ魚影は見ており、その胸ビレ、背ビレなどの長さや体色などから、キハダマグロの幼魚ではないかと思っております。
この青物ラッシュの時期は、釣りに行く度、キハダマグロの幼魚であろう魚を針に掛けますが、まともに釣り上げられたのはイナダばかり。
・イナダ(1回目)を釣った釣行記事
・イナダ(2回目)を釣った釣行記事
30分以上格闘し、両腕が筋肉痛になった日もありました。
毎回釣りに行く度に反省会をし、釣り具を強化しますが、先にも申し上げましたように、私もしがないサラリーマン故、釣りに行けても1週間で1回程度です。
釣り上げられない釣行が続き、次回、次回と繰り返しているとあっという間に1ヶ月が過ぎ、エサとなる小魚の群れも北条湾を離れ出し、次第にフィッシュイーター達も北条湾へやって来なくなります。
これは何もフィッシュイーターのような魚を狙う時だけに限らず、同じ回遊魚のイワシなどの青魚にも言えることです。
同じイワシでもマイワシなのか、ウルメイワシなのか、カタクチイワシなの、はたまたアジなのか、サバなのか、それ以外の魚なのか、どの種類の魚が寄って来ているのか、また寄って来る要素が多いのかで先手、先手で少しずつ準備をし、今の時期のように釣れない時期は釣りに行きませんと、いざ魚が寄って来ていても、ただ魚の群れが泳いでいるのを見ているだけ…と、少なくともその1回の釣行は無駄足になってしまいます。
こういうことから、私は安定して釣果が上がっている時よりも、むしろ今のように「待ち」の状態で釣れない時の方が、かなり神経質になっています。
この日の釣行も釣れないことは分かっていましたが、こういう視点で午前2時頃より北条湾でチョイ投げ、サビキ釣り、カマス狙いのウキ釣りをしてきました。
釣りを開始します。気温11度、天候は曇り、風はほぼ無風、海水温は13.5度です。釣り人は多くありませんが、係留されている船が多く釣り座は限られる感じです。風もなく寒くもなく釣り日和ですが、若潮ということで潮がほとんど動いていません。最長で日の出辺りまでやってみます。 pic.twitter.com/DHXYaTF81F
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 12, 2022
Twitterのタイムラインをご覧頂ければ、釣れない状況は一目瞭然なので、釣行の細かい流れは割愛しますが、気になった点を簡単にいくつかお話しさせて頂きます。
まず、カマスについてですが、北条湾でのカマスラッシュは終了…と見て良いと思います。
ただ、三崎港、北条湾を含む城ケ島近海から全ていなくなったか…というと、そうではなく、どうしてもカマスを狙うのであれば城ケ島に渡った方が無難かと思います。
北条湾周辺はかなりカマスもスレてきており、且つ数も相当減っていることから、数釣りは難しく少しでも釣果を上げるのであれば城ケ島内で釣りをされた方が宜しいかと思います。(冷凍倉庫前~京急ホテル裏)
これは実際に私が釣ったわけではないので、何とも言い難いですがネット上には近々でも城ケ島からですとカマスの釣果報告が上がっていました。
続いてチョイ投げですが、こちらは鯛系(クロダイ、マダイなど)ののっ込み※の時期なのでやってみましたが、この日はアタリは皆無で、エサすらかじられた様子もありませんでした。
※のっ込み=産卵期に入り浅瀬にやってくる+産卵前に体力を付けるために爆食いをする時期。
ただ、鯛系に関しては、如何せん潮がお伝えした通りほぼ動かない潮回りだったので、今後に望みを掛けたいと思っております。
肝心のサビキ釣りに関してですが、後ほど貼るライブ配信動画などをご覧頂くと、釣り開始直後はほぼ無風で北条湾内が完全にベタ凪だったことがお分かり頂けると思います。
北条湾は風がなくベタ凪になると、元々海水が淀み易いくらい潮の流れがないので沼のように完全に街灯の光が反射するレベルで全く波がなくなります。
極論を言えば葉っぱが1枚海面に落ちてもキレイな波紋が出来るような状況になるのですが、この日はその北条湾内の海面に時折魚が作る波紋が出来ていました。
かなり魚の動きも遅く、魚影まで確認は出来ませんでしたが、何がしかの魚の群れが居たことは間違いありません。
こちらも如何せん、潮の動きが前述した通りなので、活性は恐ろしく低く仮にサビキ釣りで釣れる魚の群れであっても、食ってくることはなかったと思います。
海水温が安定しませんが、ミニマムで13度を下回らない状況で推移しておりますので、この海水温を維持してくれれば次第に青魚の群れも北条湾内に入って来る可能性は高いです。

※
※ブログ執筆時、2022年3月15日午後7時半頃です。
※出典元:神奈川県水産技術センター・リアルタイム海況データ・三崎瀬戸
前週までは、波紋なども出来ず、魚の群れも確認出来ず、全くと言って良いほど魚の気配を感じませんでしたが、この日のこの波紋は個人的には期待して良いのではないか…と思っております。
あとは、仮にサビキ釣りで釣れる魚であれば、何の魚が寄っているか…により、その後に続くフィッシュイーターの類の魚も予測出来ると思います。
この日は何がしかの魚の群れがいることは分かりましたが、潮を始めとする海の状況が悪過ぎ、活性が上がる可能性が極めて低いので粘らず早々に撤収しました。
次回(週末)の三連休は大潮、中潮、中潮と潮回りは期待出来ます。
カマスラッシュも終了し、まだ今シーズンのサビキ釣りでの釣果実績はありませんので、今しばらく様子を見る必要はあると思いますが、いつ青魚の群れが北条湾に入って来てもおかしくない状況になってきました。
また、ご報告させて頂きます。
・2022年3月13日 北条湾釣行 ライブ配信動画
・2022年3月13日午前4時頃の北条湾岸壁周辺の様子
・2022年3月13日午前4時頃の花暮岸壁周辺の様子

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