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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  サバ  夜釣り  アジ  カマス  ムツ  イワシ  

【三崎港・北条湾】サビキ釣りのシーズンイン間近?(2022年3月20日)

こんにちは。

最後にカマスの釣果があったのが、2022/2/23の釣行時ですので、気象の状況で釣りが出来なかった1日を入れてそろそろ1ヶ月釣果のない釣行が続いております。

ここ数年、一年中何がしかの魚が釣れる釣り場として絶好調だった北条湾ですが、10年一昔前のロクな魚が釣れない二流の釣り場に逆戻りしたような感じですが、性懲りも無く毎週北条湾へ通い続けております。

ブログTwitterをご覧頂いております皆様にも、インパクトに欠けるつまらない釣行内容しかお届け出来ず申し訳なく思うと同時に、それでもご覧頂いておりますことに感謝をし、毎週釣りに行く励みになっております。

直近2回の釣行時は、魚の「さ」の字も感じないくらい魚の気配がなく、釣りをしている時から「ブログに何書こう…」と悩んでしまうほどネタが無く、正直申し上げましてブログを書くこと自体止めようか悩んだほどでしたが、今回は釣果こそありませんが、いくつか皆様にご報告した方が良いことがありましたので、順を追って端的にご報告させて頂きます。

この日の気象や潮の状況はこんな感じでした。



海水温は若干上下しておりますが、乱高下…というほどではなく、潮も良く動き天気も問題ありませんでした。

釣りという点で見ますと、まずまずの状況と言えると思います。

遅くとも午前2時頃から釣りが出来るように北条湾を目指しました。

午前2時頃から午前4時半頃までが一番潮が大きく動くタイミング、その後マヅメ時を迎え日の出…となる流れです。

且つ、上げ潮のタイミングと、魚達にとって活性が非常に上がり易い条件が整っています。



北条湾に到着すると、釣り人は然程多くなく、釣り座には幾分余裕があり、「再びカマスラッシュ到来??」と一瞬思ってしまうほど、なぜかカマス狙いと思われるウキ釣りをしている人が大半でした。

カマスに関しては、恐らく北条湾ではもう釣れません。

城ヶ島周辺にまだ群れはいると思われ、ネットなどに釣果報告も挙がっていますが、3~4時間釣りをして1匹…とかいうレベルで、且つ城ケ島内のポイントでの釣果が多く見受けられます。

カマスが何の魚の群れを追っているのか、魚種までは分かりませんが、釣果実績がある場所を見ている限り、徐々に沖合に群れが移動しています。

仮に、今後北条湾に青魚や何がしかの魚の稚魚の群れが入って来たとしても、余程のことがない限り、カマスの群れが北条湾に戻ることはないのではないか…と思っておりますが、カマスが北条湾で釣れる可能性もゼロではありません。

今まさに自分で言ったことを、自分で否定するようですが、一応この日を含め釣りに行く度にウキ釣りでカマスを狙って釣りはしていますが、北条湾ではアタリすら無いのが現状です。

毎年この時期は遠方の漁港からイカ?底引き網?の漁をする、普段停泊していない漁船が北条湾に停泊します。

そういうことからも、停泊している船の数が多く、釣り座が限られるのですが、この日も前回同様にダイブセンターのやや斜め前に釣り座を構えました。

この日も風はほぼなく、終始北条湾内は沼のように波がほとんどありませんでした。

のっぺりとした海面に全く魚の気配を感じない中釣りを開始します。

釣り開始直後から、魚がいない…釣れない…の雰囲気ばかり感じ、必死に魚が釣れる要素を探しますが、ついて出る言葉や目に付くことは釣れない要素ばかりです。







寒くて耐えられない…というわけではありませんが、このツイートの後しばらく車で様子を見ることにするのですが、決定的に魚がいない…釣れない…の理由がこちらなんです。

ヒトデ


北条湾で投げ釣りをすると必ず掛かり、小まめに仕掛けを移動させないと格好の餌食になるのがこのヒトデ。

ヒトデも海に住む生物ですので、潮の動きの影響を受けます。

この日は当然ヒトデの餌食になることも分かっていますので、小まめにチョイ投げの仕掛けを動かしますが、それでも何度かヒトデが掛かりました。

タイミング的には潮も大きく動いており上げ潮の状況です。

ヒトデが活発に活動している証拠なのですが…

ということは…

そうです。

海の中は、海で生きる生物の活性が非常に上がり易い状況にあり、それでもウキ釣りのカマス、サビキ釣り、チョイ投げに全く魚のアタリがないということは、魚がそこにいないんです。

こうなると、何がしかの変化が起こるタイミングに、何がしかの魚の群れが北条湾内に入って来ないと、ほぼ100%釣れません。

この「何がしかの変化」とは、潮の動きが変わるタイミング(干潮から満潮へ、またその逆)や、日の出日の入り、マヅメ時、これに時には天気も関係します。

雨が降り出した直後やまたその逆などです。

こういうことから、この日は1時間半ほど車の中で待機することにしました。



そして、午前4時半頃、最後の望みに賭けます。



そして日の出の30分ほど前になると、俄かに北条湾内にも変化が現れてきます。



ハッキリ魚影が確認出来たのはボラだけでしたが、他のもサビキでも釣るのが難しいくらいの小魚の群れが姿を見せました。

更に日の出の15分ほど前になると、今度は海鵜が姿を現します。



青魚や青物を狙う釣りの場合、こういった鳥の動きも良く観察し、その鳥の動きを読めるようになると、どこに魚の群れがいるのか簡単に分かるようになります

魚の群れがいる場所と言いますと、一般的に良く知られているのが「ナブラ」かと思います。

ナブラとは小魚が大型のフィッシュイーターに追い回され、海面付近に追い込まれ逃げ場を失い海面から飛び出す現象のことを言いますが、水平線しか見えないような広大な海の真ん中では鳥の動きでどこにナブラが立っているのか見付けます。

ナブラは見た目も派手なので、一度見れば覚え易いですが、北条湾などでは海鵜やアオサギ、トンビ、カモメの動きを良く観察するとどの辺に魚の群れがいるのか分かります。

去年の晩秋の青物ラッシュの際は、夜が明けてもフィッシュイーターのアタックが続いていると、トウゴロウイワシのナブラ目掛けてトンビやカモメが上空から何度も急降下してトウゴロウイワシを獲っていました。

この日、海鵜を撮影した時は、まだ北条湾内に小魚の群れが入って来ておらず、潜水して小魚を捕まえる動画は撮影出来ませんでしたが、日の出間際のタイミングでこういった海鳥達がやって来てスタンバイ状態になるということは、ほぼ100%このあと何がしかの小魚の群れが北条湾に入って来ることを彼らは知っているので待っています。

ただ、今今の北条湾の場合、海鵜が待っている小魚がサビキ釣りの対象になるかは別の話です。

サビキ釣りでは釣れない小さいサイズの魚かもしれませんし、ボラなどのあまりサビキ仕掛けでは釣れない魚種かもしれませんので、鳥=サビキで大漁!ではありませんので、悪しからずご了承下さい。

一つの目安程度にお考え下さい。

この日はこの後、上記の恐らく海鵜が待っていたであろう魚の群れの波紋を目撃することになります。

日の出の時刻と共に、この日は片付けを開始しました。

竿を完全に片付け、家内が最後に岸壁に落ちたコマセを海水で流していると「これ見て」と私を呼びました。

行ってみると、サビキ釣りのメインシーズンを彷彿とさせる小魚の群れの波紋が無数に出来ていました。

慌てて動画を撮影したので上手く撮影出来ませんでしたが、画面中央付近の右側、漁船の船首付近を良くご覧頂くと、小さな波紋が出来ているのがお分かり頂けるかと思います。



波紋の大きさから、魚のサイズはかなり小さく10cmくらいの魚かもしれませんが、突然湧くように波紋が出来始めました。

片付けの際に、余ったアミコマセを家内が海へ撒いた臭いで寄って来たと思われます。

そして、この魚の群れを海鵜は待っていたのではないかと思います。

しばらく家内と二人で波紋を眺め、何の魚なのか確認したかったのですが、残念ながら魚種の判別までは出来ませんでした。

小魚の群れが北条湾内に入って来た時は、既に釣りを止めてしまっていたので、釣果としてお示しは出来ませんでしたが、徐々にではありますが、いよいよ北条湾にも新たな魚の群れが入って来ていることは間違いありません。

ただ、何度も申し上げておりますが、釣果として確認出来ていないので、この日の波紋の主もサビキ釣りで釣れる魚種の群れかは分かりません。

全体的に良い方向に向かっているとは思いますが、現時点ではまだ北条湾に釣りに行っても無駄足に終わる可能性の方が高いと思われます。

最後になりますが、サビキ釣り…だけではなく、様々な釣りをする上で、この日は北条湾が良い方向に向かっているということを実感出来ることがありました。

藻


こちらはチョイ投げの針に引っ掛かってきた「藻」の一種なんですが、海水温の上昇により、ウニが1年中活発に動き回ることで問題になった磯焼けが酷くなる以前は、投げ釣りなどでは当たり前のように針などに引っ掛かってきましたが、ここ数年はあまり見たことがありませんでした。

特に北条湾は透明度が高い海、且つ然程水深が深くないので陽の光が海底に届き易く、以前はこういった藻の類や海藻類などが豊富に生えていました。

これが、ウニが起こした磯焼けが酷くなり、次第に藻や海藻も無くなり、ウミタナゴやメジナなどの根魚、産卵をしにやって来ていたハゼや鯛類などもほとんど釣れなくなっていきました。

本ブログのアーカイブなどをご覧頂くと、毎年1月~4月くらいまでは青魚に混じってウミタナゴやメジナ、メバルなどの釣果が挙がっていたことがお分かり頂けるかと思いますが、この時期は下手をすればサビキ釣りでの釣果が根魚だけ…という日も珍しくありませんでした。

今年はメバルが数回釣れただけで、メジナ、ウミタナゴに至っては釣った記憶がありません。

この日はかなりの頻度で、この藻の仲間がチョイ投げの仕掛けに絡まり、かなりの広範囲で生えているのではないかと思われます。

ここのところの気温の上昇、海水温も地味に上昇しており、天気も良かったので一気に成長した可能性があります。

三崎周辺では、この磯焼けの原因のウニを単に駆除するのではなく、三浦特産のキャベツを食べさせて「キャベツウニ」として販売しています。

キャベツウニについて 神奈川県

キャベツウニに色々と食べさせてみた 神奈川県水産技術センター

未だに北条湾岸壁など、岸壁の縁を見ますとウニが張り付いてはいますが、こういった取り組みの成果が出始めているのかな…と感じました。

海中に藻や海藻があると、小魚や稚魚の逃げ場になり、ゆりかごの役割をします。

且つ、北条湾はプランクトンが豊富※な場所なので、たくさんの種類の魚が寄り付きます。

※北条湾にプランクトンが豊富な理由はコチラの記事をご覧下さい。

そして、その小魚を求めて大型の魚もやって来ます。

産卵場としても適しますので、産卵前の大型魚なども狙えるようになります。

海の中の状況は悪い方へは一瞬で変化してしまいますが、良い方向への変化は時間が掛かります。

今年、この調子で藻や海藻などが順調に増えてくれれば、来年は更に違った北条湾を見ることが出来ると思います。

長期的な目線ですが、非常に良い傾向だと感じました。

この日の釣行でも、全く魚の気配を感じなければ、明日(2022/3/21)の春分の日は自宅でゆっくり過ごそうと思っておりましたが、帰り際に小魚の波紋を見てしまったので…行って参ります!

また、ご報告させて頂きます。

2022年3月20日 北条湾釣行 ライブ配信動画

2022年3月20日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年3月20日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
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