この日の状況はタイトル通りなのですが、簡単に北条湾の状況をご報告させて頂きます。
良くも悪くも特段変化はなく、今しばらく待つしかない…という感じでしたが、この日の潮や天気の状況はこんな感じでした。
日曜日の状況です。諸々土曜日と大きく変わりません。土曜日より幾分気温は高いですが、寒の戻りの状況は変わらず未明や明け方はかなり気温が下がる予報です。三崎方面であれば各釣り共に城ケ島、サビキ等で青魚狙いであれば東京湾内の各釣り場をお勧め致します。https://t.co/hZro28o3k3 pic.twitter.com/OGmOawZ7yc
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) April 1, 2022
潮の状況などは良い状況で、魚さえていてくれれば食ってくるであろう感じでした。
この日は、未明の時間帯に1時間、マヅメ時に1時間、日の出後の明るい時間に1時間程度、計3時間弱釣りをして来ました。
近年ではここまでこの時期に何も釣れないということはなく、渋いながらも何がしかの青魚や小魚がサビキで釣れるのですが、今年は本当に何も釣れません。
魚の種類によって行動様式も変わりますので、暗い時間帯、薄暗い時間帯、明るい時間帯と敢えて分けて釣りをするようにしていますが、今のところどの時間帯でも釣果はありません。
午前3時半過ぎから釣りが開始出来るように、この日は北条湾を目指しました。
就寝前の天気予報では、午前3時頃に弱い雨が降る予報になっていましたが、釣りに行く直前には予報はガラリと変わり思い切り雨の予報となっており、起床時自宅付近では既に雨が降っていました。
自宅では窓を閉めていても雨音がするレベルで、釣果が思わしくなく釣れるか釣れないか分からない今の状況を考えると、一瞬釣りに行くか迷いますが、いつ釣れ出すか分からない時期ということと、毎週金曜日にその週の日曜日の潮や天気の状況をツイートしておりますツイート内の天気予報と、釣りに行く直前の天気予報であることが変わっていたので釣りに行くことにしました。

雨雲レーダー

天気予報
雨雲レーダーのキャプチャー画像の赤丸の辺りが城ケ島です。
こちらは当日の北条湾の状況です。
釣りを開始します。気温8度、天候は曇り時々雨、風は2m?3mほど、海水温は13度です。ツイート時点で雨は止んでいますが、いつ降り出してもおかしくない感じです。釣り人は少なく釣り座は余裕がある感じです。魚の気配は感じず厳しい感じですが、日の出あたりまでやってみます。 pic.twitter.com/txy35YUtHV
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) April 2, 2022
事前の天気予報と変わっていたある事とは、「湿度」です。
ツイート内の事前の天気予報の午前3時~午前6時頃までの湿度は50%台です。
釣りに行く直前の上記のキャプチャー画像の天気予報での湿度は80%近いです。
既にご存じの方もおり、当たり前の話なんですが、湿度が高いと水は蒸発しにくいです。
つまり気化熱で体温が奪われにくくなり、実際の気温より体感温度は高く感じることが多く、寒さを感じにくくなります。※
※同じ気温で湿度が高い日と低い日で比較すると露骨に分かります。
この日の場合は、気温も釣りに行く直前の予報の方が高いですが、カマスラッシュ全盛期の数ヶ月前は湿度は30%台~40%台なことが多く、気温が10度を下回るとかなり寒く感じました。
当然大雨で濡れながらの釣りですと、気化熱云々の前に水に濡れることで体温を奪われてしまいますので、話は全然変わってしまいますが…
今の時期のように、寒の戻りなど急に真冬に逆戻りするような日が多い時期などは、天気予報を見て単に気温だけを見るのではなく、湿度も意識すると寒さ対策、また夏場は暑さ対策にお役立て頂けると思います。
暑い寒いは人それぞれ感じ方が異なりますので、一概には言えませんが、暑がりな私ですと湿度が10%変わると着るものが1枚増えたり減ったりする感じです。
気象も自然現象ですので、気温、湿度、風速や風向きなどが全く同じ日…というのはそうそうなく、比較しにくいですが気温だけでなく湿度も意識して頂くと、今の時期は同じ気温でも寒い寒くないを露骨に体感し易いと思います。
そんなこんなで、仮に雨が降っても弱い雨、風が事前の予報より強くなっているものの、上記の通り湿度が高いのでそこまで寒くなることはないだろう…ということで釣りに行きました。
北条湾到着時は雨がまだ降っており、カッパを着て釣りを開始します。
この日も北条湾側の岸壁に到着時は釣り人はおらず、製氷所の前に数組いるだけでした。
数台の車のエンジンが掛かったままになっており、恐らく車内で待機されていると思われる方が何人かいました。
雨が降っているとはいえ、この時点で「あぁ…釣れないんだろうな…」という雰囲気をバリバリに感じました。
釣り人達の状況が物語っているように魚の気配を終始感じることが出来ずこの日は納竿となります。
毎年1月~3月辺りまでは海水温は上下し不安定になるのですが、4月辺りから安定し始めます。
しかし今年は、そういった気配がなく平年より海水温が低く不安定のままです。
こちらは去年の4月の最初の釣行時(2021/4/4)のツイートです。
釣りを開始します。気温17度、天候は曇り、風は2m?3mほど、海水温は16度です。この後、荒天の予報のせいか釣り人はまばらです。幾分普段より係留されている船の数が多いですが、釣り人が少ないので釣り座は余裕がある感じです。小一時間やってみます。 pic.twitter.com/mywzro3TXc
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) April 3, 2021
概ね例年ですと、3月下旬辺りから海水温が15度~17度くらいで推移しますが、今年は3月の下旬を過ぎても13度~14度の辺りを行ったり来たりしています。※
※本ブログ内で注釈等がない場合の海水の温度は北条湾内の海水の温度の話です。製氷所の前などは含みません。
前回の釣行記事で黒潮については詳しくお話しさせて頂きましたが、この週も東北でイワシの群れが河口に閉じ込められ、イワシの獲り放題、釣り放題的なニュース記事を目にしました。
黒潮(暖流)の流れが弱いために、普段は流れ込まない海域に冷たい海流である親潮(寒流)が流れ込み、イワシ達が閉じ込められているものと思われます。
黒潮と親潮については、上記リンクの前回の釣行記事をご覧頂ければと思いますが、黒潮の流れ(勢い)が弱ければ当然城ケ島周辺海域へ暖かい海水も流れ込みにくくなります。
北条湾に限って言えば、縦に細長い湾な上に深部には三崎港周辺では唯一川が流れ込んでおり、尚の事海水温が安定しにくい+暖かい海水が湾内に入りにくい地形をしています。
そして、例年にないことと言えば、海水の温度以外でも今年は例年にない変化が時折起こっており、これが護岸工事などによる人為的な要因で起こっていないとすれば、黒潮を始めとする城ケ島周辺の海流に何がしかの大きな変化が起こっており、そういったことも今年のサビキ釣りの不漁に繋がっているのかもしれません。
海水温を始め少し気になる変化です。仮に青魚の群れが寄りつつあったとして、且つ一時的にでもこの変化は気になります。キャプチャー時は平常時の数値に戻っていますが、一時的であっても魚が嫌う状況になっていれば再び群れが離れてしまう可能性があります。悪い影響がないことを切に願います。 pic.twitter.com/JltHuy3vaX
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 29, 2022
ただ、悪い情報ばかりでもなく、相変わらず東京湾内の各釣り場でのサビキ釣りは好調なようです。
横浜・本牧の海釣り施設 2年半ぶり全面再開 台風被害の復旧工事完了 早くもサバ、アジの釣果(カナロコ by 神奈川新聞) https://t.co/m0erLQrnEt
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 22, 2022
本牧の海釣り施設の完全復旧後は平日でもそれなりに駐車場に車が停まっており、釣果は好調なようです。
道路左側の乗用車が停めてある場所が本牧の海釣り施設の駐車場なんですが、平日にも関わらず結構車が停まっていました。バス停にも釣り道具を持った方がバスを待っており、釣果も順調なようです。 pic.twitter.com/wIhqfxe70D
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 31, 2022
また、少し距離がありますが、小田原の早川港ではカタクチイワシの釣果が好調なようです。
娘がまだ小さい頃は良く早川港に釣りに行きました。
早川港の護岸工事後、一時期は全く魚が釣れなくなった時期があり、それ以来あまり行っていませんが、北条湾のような交通の便の良さがあり、小田厚(小田原厚木道路)を降りて真っ直ぐ1本道ですぐに釣り場…的な便の良さに一時期はホームにしていたこともありました。
黒潮は毎年流れ方が変わります。
黒潮の蛇行…という言葉を良く耳にしますが、じゃぁ、正規のルートはどういうルートなんだ…と聞きたくなりますが、沿岸寄りを流れる年、またその逆、流れの勢いなどが毎年変わり、エルニーニョやラニーニャなどの影響、もっと言えば世界的な大きな海流の影響も受けるため、毎年必ず何かが違い、その違いによる影響が大きく出る年と然程気にならない年があります。
去年の実績ですと、4月の最終週にサバっ子が釣れ始めています。
先ほどの動画は見にくかったので改めてサバっ子です。 pic.twitter.com/e0wn1S6Hw7
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) April 24, 2021
海面に波紋が出来てキラキラ光っているのがお分かり頂けますかね?これサバっ子の群れなんですが一向に食ってきません。 pic.twitter.com/cBLX5eFiZS
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) April 24, 2021
また、去年の黒潮も流れに勢いがなく、城ケ島周辺に暖かい海水が流れ込みにくく、房総半島に黒潮がぶつかり、黒潮から別れた続流がそのままストレートに東京湾に入ってしまい、東京湾内の各釣り場の方が青魚の釣果も好調で、シャチ、イルカの群れまで東京湾内に現れる…という現象まで起きました。
【映像】魚の大群!?実はイルカの群れ 「大小100頭はいるのではないか」館山の漁港近くに現れる(日本テレビ系(NNN)) https://t.co/4wq06CoOVR
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) July 12, 2021
すぐそばまで青魚達が来ている雰囲気は感じますが、まだ足音は聞こえない…というような感じで、何とももどかしいですが、北条湾でのサビキ釣りは今しばらく我慢の時ですかね…
私も小学1年生から釣りを始めて、釣れない釣りにこんなに行っているのも初めてです。
魚の捌き方を忘れそうですが、来週こそは…と期待を持ち続け、次回も北条湾へサビキ釣りに行きたいと思います。
釣れない釣行記を最後までご覧頂きありがとうございました。w
また、ご報告させて頂きます。
・2022年4月2日 北条湾釣行 ライブ配信動画①
・2022年4月2日 北条湾釣行 ライブ配信動画②
・ライブ配信動画の画質につきまして
・2022年4月2日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
・2022年4月2日午前6時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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