【三崎港・北条湾】食いは渋いなりにもウルメイワシは好調でした(2022年9月19日)
前回…というより、前日(2022/9/18)にも北条湾へ釣りに行き、二日続けての釣行となりましたこの日も、釣りが出来るかは台風次第という状況でした。
※時間が経過しますと、ツイート内のリンクが切れていることがあります。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 18, 2022
小まめに台風の進路をチェックしていると、予想に反してあまり急なカーブで東寄りに進路を取らず、日本海へ抜けそうな進路で台風が進んで行ったため、これであれば釣りに行く時間帯は関東には台風による風雨の影響は然程ない…こう予想し釣りに行くことにしました。
前回の釣行記事でも書きましたが、今シーズンは8月下旬より地味にフィッシュイーターと思われる魚が北条湾内に入って来ており、去年の秋同様に出来る限りGETしたく、秋のシーズンはいつもより頻度高く釣りに行こうと思っていました。
こういうことから、2日続けて釣りに出掛けたのですが、この日は台風による影響がどの程度関東圏に出るのか分からない状況でした。
台風や低気圧などにより、強風が吹いたり、波が高くなる気象状況になりますと、北条湾では必ずあることが起きます。
この日も、前日の釣行時と潮の動きはほぼ変わらず、潮の動き的には釣果があまり期待出来ない状況でした。
月曜日の状況ですがほぼ日曜日と変わりはなく、より台風の進路如何によっては大きく天気予報が変わると思います。特に風と雨はガラリと変わる可能性が大きく台風の動きに注意して下さい。無理な釣行はお勧めしません。最新の情報をチェックして下さい。【直近の釣行記事】https://t.co/5TVIlU3zCd pic.twitter.com/AY0MYhbazu
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 17, 2022
非常に魚の活性が上がりにくい状況+前日に釣りに行っているので、シャカリキになってサビキ釣りをしたいというわけではなく、やはり気になるフィッシュイーターの状況を、自分の目で確認したく北条湾を目指しました。
前日の釣行時より、更に30分ほど遅く北条湾へ到着し、まず先ほど申し上げました「あること…」の状況を確認しました。
その、あることとは…
台風対策だと思われますが、湾内は係留ロープが張り巡らされているので、投げを伴う釣りは厳しい感じです。 pic.twitter.com/Wn20hB6GdT
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 18, 2022
2022年9月19日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子です。台風が近付くと北条湾では若干見にくいですが、対岸にも係留ロープを渡し、船をがっちり括り付けますので、係留ロープが縦横無尽に張り巡らされます。投げを伴う釣りはほぼ出来ず、サビキなども釣りにくい状況になります。 pic.twitter.com/PE15i8vVTk
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 19, 2022
北条湾は今更申し上げるまでもありませんが、「漁港」です。
しかし、一般的な漁港のように大々的に護岸工事などを行い、一から人の手により造られた漁港とは違い、元々あった地形を上手く利用して造られた漁港です。
故に、対岸との距離が近く、湾内は細長い地形をしており、一般的な漁港に比べると奥行はありますが幅がありません。
台風などが接近した時は、近海で漁をしていた大型の漁船なども非難してくることがあり、場合によっては岸壁で釣りが出来ないほど漁船だらけになることもあります。
更に対岸が近いということもあり、ここからが「あること…」なのですが、停泊している船を強固に固定するために、係留ロープを対岸に渡し北条湾全体を使って船を係留します。
それが、ツイート内の写真や動画に映っている様子なのですが、こうなると仮に釣り座はあったとしても投げを伴う釣りはまず出来ず、下手をするとサビキ釣りすら難しい状況になります。
釣り船や小型の漁船であっても安くはないですからね、下手をすれば中古船でも新築一戸建てが買えるレベルの金額をします。
オマケに仕事の相棒であり、大切な道具です。
かなりガッチリロープが張られており、実際に見るとある意味北条湾全体を使ったアートのようにも見えます。
長年通っていると、台風=この状況なので、当然のことながらこういう状況になっているであろう予想はしていました。
仮にフィッシュイーターがいたとしても、恐らく投げを伴う泳がせ釣りは出来ないであろう…ということは想定済みで、本当にこの日はフィッシュイーターの状況を確認するだけのつもりで北条湾へ出掛けました。
北条湾に到着し、車から降りる前に縦横無尽に張り巡らされたロープが目に入り、「やっぱ、泳がせは出来んね…」と家内と話しながら車を降りました。
あまりサビキ釣りをする気は、本当にこの日はなく、しばらく家内と湾内の様子を見ながら話していました。
家内が足下に何かの青魚の群れを発見し…
なにこれ??
気持ち悪いくらいいるんだけど…
あぁ、多分カタボシイワシだな…
などと話していると、潮の動きとは裏腹にかなりの数の青魚の群れが足下にいます。
少し…
釣りを…
して…
サビキ釣りだけならやらないつもりで来ましたが、あまりの群れの数に軽く心が揺さぶられ、顔がニヤつきピクつき始めます。
でも、昨日も釣りをしたし、大人しく帰るかな…
明日は仕事だしな…
心が大きく揺さぶられる中…
見てしまいました…
海面が軽く盛り上がり…
ん??
今日もいるのか…?
更に、少し離れた場所でもう一度海面が盛り上がり…
いるな…
いるよ!
今日も!!
せっかく来たし、少し釣りして帰るか…
と家内に告げると…
「…」
結局、小一時間ほど釣りをして帰ることにしました。
釣りを開始します。気温25度、天候は曇り、風は4m?5mほど、海水温は25度です。状況的には昨日とほぼ変わりませんが、雨の影響で濁りがキツイです。釣り人は誰もいません。気温は然程高くないので暑くはありませんが、湿度が90%近いので身体がベタベタする感じです。日の出辺りまでやってみます。 pic.twitter.com/Zmr385Th8b
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 18, 2022
係留ロープがあるため、いつものように釣り座は確保出来ませんでしたが、何とか泳がせ釣りが出来そうな場所を見つけ一応仕掛けの準備をしました。
しかし、仮に魚が掛かったとしても、どう考えても係留ロープが邪魔になり、バラす確率が極めて高いです。
それでも、実際に見てしまうと釣りをしたくなってしまうのが釣りキチ。
泳がせ釣りの活餌を釣るべく、早速サビキ釣りを開始します。
もう、日の出まで一時間ないからな…
トウゴロウイワシかカタボシイワシを釣ってくれ…
と、家内に急かすように頼みますが…
釣れるのはいつものこの方達。
まずはネンブツダイです。
恒例のネンブツダイです。 pic.twitter.com/ylqHTDqpyS
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 18, 2022
続いてクサフグ。
ため息が出ますね…クサフグです。 pic.twitter.com/g80M9Nb4Li
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 18, 2022
あぁ…もう、お前らと遊んでる時間はないんだよ…
時折、大群で入れ替わり立ち替わり、青魚やカタボシイワシ、トウゴロウイワシ、恐らくボラの稚魚の群れがわさわさと足下へやって来ますが、一向にサビキ仕掛けを食ってきません。
薄っすら空が明るくなり始め、早ければもう食ってきてもおかしくない時間帯なんですが…
やっぱダメか…
潮がほとんど動いてないもんな…
などと思っていると…
家内がトウゴロウイワシを釣り上げます。
トウゴロウイワシがきました。 pic.twitter.com/tvEsG4fKDe
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 18, 2022
でかした!!
よーし!これを活餌に泳がせをやるぞ。
早速、泳がせ釣りの活餌にし、仕掛けを投入します。
釣れなくても、この状況が整っただけでワクワクし、鼻息が荒くなってしまいます。
一方、サビキ釣りはと言いますと、相変わらず釣れるのはネンブツダイばかり。
そうこうしているうちに、日の出の時刻を過ぎ…
なんだ?
今日は、本気でサビキは壊滅的に釣れない感じ??
前日の釣行時の状況などからすると、十分にあり得る感じで、完全に陽が昇りフィッシュイーターの気配もなくなったので、帰ろうと泳がせ釣りの、竿の片付けに入った時、ウルメイワシがヒットします。
ウルメイワシがきました。 pic.twitter.com/Okj8EFpPK8
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 18, 2022
前日の釣行時と潮の動きは同じような感じでしたが、この日は時合いのタイミングがかなり遅く、完全に陽が昇ってから15分ほど続きました。
潮の動きも鈍いし、ここを逃したら今日はもう釣れないから気合いを入れろ…
家内にそう告げ、家内と二人15分間必死に釣りまくりました。
この日は気持ちが良いくらい、ピタリとアタリが無くなり、時合いの時が終わったことが露骨に分かる感じでした。
私は片付けに入り、片付けている間家内には一応釣りを続けてもらいました。
フッと家内の方を見ると、竿が折れるんじゃないかというくらい竿がしなり、何がしかの魚と格闘していました。
なんだ??
何がきた??
たぶんアイゴだと思うけど、浮いてこない…
しばらく家内が格闘し、釣れたのは家内の予想通りアイゴでした。
帰りますかね…巨大なアイゴです… pic.twitter.com/PpGSvdhEhp
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 18, 2022
今シーズンの傾向…と、言う感じではないんですが、今シーズン釣れるアイゴは異常にデカイんですよね。
例年ですと、確かにアイゴは良く釣れるんですが、20cm~25cmほどのものが多いのですが、今シーズンは30cmオーバーのアイゴが良く釣れます。
アイゴは毒針があるヒレを全てハサミで切り落としてしまえば、普通に食べられる魚ですし、鱗が無いので皮も向き易く調理のし易い魚ではあります…が…
別名、ションベン魚(うお)とも呼ばれ、独特の器官を内蔵に持っているので、身からアンモニア臭がすることがあります。
刺身などにすると、身はコリコリしていて美味しいのですが、若干臭いがあるので、酢味噌や漬けなど臭いを誤魔化せる調理方法がお勧めです。
30cmオーバーになりますと、さすがに身も厚く釣果がイマイチであれば持ち帰って、アイゴ料理でもご紹介させて頂こうかと考えてはいるのですが、如何せん今のところ青魚が好調なのでいましばらくアイゴ料理はお待ち下さい。
三枚卸しにして、身を干して塩麹などに漬け込んで焼いて食べても美味しいです。
連続釣行2日目の釣果はこんな感じになりました。

前日の釣行同様、如何せん活性が上がる時間が短いので厳しい釣果となりました。

こちらはこの日釣れた魚種です。
上から、ウルメイワシ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイです。
前日の釣行時に釣れたカタボシイワシ同様に、トウゴロウイワシはイワシを名乗っていますが、ボラの仲間で厳密には青魚ではありません。
ウルメイワシは20cmほどで、今北条湾で釣れているウルメイワシの中では中サイズになります。
この日の我が家の兄妹猫の朝食は、ウルメイワシがそれなりに釣れたのでウルメイワシ主体で、トウゴロウイワシとネンブツダイを焼いてあげました。

妹猫はアンチ念仏、アンチ根魚なので、トウゴロウイワシとネンブツダイは兄猫にあげました。

前日の釣行後の朝食時は、青魚の釣果が厳しくメバル主体の朝食になってしまいましたが、妹猫は匂いを嗅ぐだけで、一口も食べずのその場を立ち去りましたが、この日は打って変わっての食べっぷり。
兄猫はひたすら妹猫が残すのを待ちますが、どんだけ青魚が好きなんだ…と言いたくなるくらいに妹猫はキレイに完食。
兄妹猫の朝食はトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、15cmサイズのウルメイワシを焼いてあげました。妹猫は大好きな青魚なのでお皿を舐める勢いでキレイに完食。とにかく、ひたすら待ち続けた兄猫は肉片一つ残っておらず撃沈。立ち去り際に、飼っている錦鯉の水槽に八つ当たりして退席していました。w pic.twitter.com/3XlRiAvljg
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 19, 2022
兄猫はあまりにも何も残っていないので、最後は飼っている錦鯉の水槽に八つ当たりして退席。
兄猫はひたすら待ち続けている時、良く前足の爪を噛んでいるんですが、これは、このご飯の残りを待っている時にしかやらない行動で、最近はイライラの現れなのかな?と思っています。
ちなみに、肉球を舐めることも普段はほとんどしません。
そして、人間用はと言いますと、ウルメイワシの月見ゴマ和え丼を作ってみました。
ウルメイワシは三枚に卸し、卸した身を20分~30分ほどラップをせずに冷蔵庫で冷やします。

冷やした身をブツ切りにしていくのですが、基本的にはどういう形でも良いのですが、今北条湾で釣れているウルメイワシは20cmを超えるものが多くなってきました。
このくらいのサイズになってきますと、魚の身の真ん中に横一列に「血合い骨」という骨があり、この骨が若干気になりキチンと骨切りをしないと食感が悪くなってしまいます。

水色の線のところにある骨で、焼き魚などの場合はこの血合い骨がある部分から二つに割って食べることがあると思います。
20cmを超えるウルメイワシが釣れ、お刺身で食べる場合には、先ほどのように三枚に卸した後、はす(斜め)に血合い骨を骨切りするようにブツ切りすることをお勧め致します。
叩く場合は別ですが、ブツ切りの場合はあまり細かく切り過ぎると、ウルメイワシの身は足も早く(腐り易い)上に、身が柔らかいのでグチャグチャになってしまいますのでご注意下さい。
ブツ切りにしたウルメイワシの身をすりゴマと和えていきます。
調味料は一切使わず、すったゴマとウルメイワシの身だけです。
どんぶりに酢飯、大葉の微塵切り、すりゴマを和えたウルメイワシの身、最後に卵の黄身をのせれば完成です。

ウルメイワシの月見ゴマ和え丼

前日は「月見山掛け丼」で、今回も月見…と卵連発なんですが、すみません…単に家内が卵を買い過ぎて、卵の処理に追われているので何れも月見にしました。w
20cmオーバーのウルメイワシは幾分脂ものってきており、卵の黄身の濃厚さにも負けないくらいウルメ感を主張してくるので、結果オーライでかなり美味かったです。
是非、お試しください。
そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

次回は9/25(日)の釣行を一応予定しているんですが、台風の状況やなんだかんだと、私なりにシルバーウィークに予定が入っており、釣りに行けるかどうか、記事執筆時点でハッキリしておりません。
行く場合は、久しぶりのボッチ釣行(家内はおらず私一人)となり、まともにツイートやライブ配信が出来るか分かりませんが、出来る限り現場の状況をお伝え出来るように頑張ります。
また、ご報告させて頂きます。
・2022年9月19日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
・2022年9月19日午前6時半頃の花暮岸壁周辺の様子
・2022年9月19日 北条湾釣行 ライブ配信動画①
・2022年9月19日 北条湾釣行 ライブ配信動画②
・2022年9月19日 北条湾釣行 ライブ配信動画③

この記事をスマホ・タブレットでご覧頂く場合はこちらからどうぞ。
■釣行時リアルタイムで更新・釣り専用Twitterアカウント(ライブ配信も行っております)
■トリックサビキでのサビキ釣りのやり方(動画)
■ツイート内の釣り場につきまして
■コメントの投稿につきまして
■釣り場のゴミと北条湾にいる動物について
■北条湾で使用するサビキ仕掛けについて
■釣行時のライブ配信につきまして
■ウクライナへの支援・寄付・募金ページまとめ
釣りブログを検索




- 関連記事
-
-
北条湾という釣り場の特徴 2022/10/01
-
【三崎港・北条湾】カマスラッシュ以来のボッチ釣行・大潮らしからぬ食いの渋さの中なんとかウルメイワシをGET!(2022年9月25日) 2022/09/28
-
【三崎港・北条湾】食いは渋いなりにもウルメイワシは好調でした(2022年9月19日) 2022/09/24
-
【三崎港・北条湾】潮の動き通りの厳しい釣行となりました(2022年9月18日) 2022/09/20
-
【三崎港・北条湾】アジ・イワシに混じり30cmオーバーのコノシロ爆釣れ!(2022年9月11日) 2022/09/13
-