【三崎港・北条湾】カマスラッシュ以来のボッチ釣行・大潮らしからぬ食いの渋さの中なんとかウルメイワシをGET!(2022年9月25日)
突然ですが、みなさんご自身の得意分野の事柄を、他の人に教える時に教わる側の人の分からないところが分からない…そんな経験はありませんか?
つまり、自分の中ではデフォルトで、盲点になっている部分、教える側にしてみれば当たり前のことなんですが、教わる側はそこが知りたい…というような状況です。
今回の釣行は、普段ではあまりない稀なケースなんですが、魚の動きが非常に読みにくい要因がいくつも重なり、天気予報や潮見表など、一見すると釣れて当たり前…という好条件下の中での釣りになる…と現地で同じ時間帯にサビキ釣りをしていた方の多くはこう思っていたと思います。
当然、北条湾で実際に釣りを始めるまでは、好条件下での釣りですので、私も難なく釣れると思っており、約9ヶ月ぶりのボッチ釣行ということもあり、助っ人がいないので釣れ過ぎ注意報を予想し、何本も竿出したところで一人では捌き切れないので、持って行く竿の本数を普段の半分以下にしたほどでした。
こうした予想を覆し、実際はかなり厳しい釣行となるのですが、この日は私がブログやTwitterを始めた当初から、Twitterアカウントをフォローして下さっている方と、たまたま現地で会い一緒に釣りをしました。
時合いの時を迎え、私は釣れるけど、フォロワーさんは釣れない…
こういう状況に陥ります。
一見したところ、岸壁の車止めに竿受けをセットし、同じ長さの磯竿、同じサビキ仕掛け、当たり前ですがエサであるアミコマセも同じものを使っていました。
コピーしたように同じ状況で釣りをしました。
あまりに歴然と釣れる、釣れないの差が出たため、フォロワーさんから「どうして僕は釣れないんですかね?」という質問をされました。
ここで、冒頭の得意分野の事柄を人に教える話になるのですが、Twitterは文字数に限りがありますので、端的に情報をお伝えすることしか意識しておりませんが、ブログは少々記事全体が長くなっても細かく解説した方が良いのではないか…と思いブログを始めた当初は、特に記事の内容が北条湾のお話しをするようになってからは、かなり時間を掛けて長い長文の記事を書いていました。
しかし、これですと、やはり読み手の方の大半は途中で飽きてしまい、最後まで読んでもらえないことが分かり、以降少しずつ要点をまとめるようにし、記事を短くするように意識していました。
更にしかしなんですが、今度はこうなると記事の内容が表面的なお話しになってしまい、ポイント、ポイントを深く掘り下げて話をしなくなっていました。
毎回、何か事柄を見付けて深堀した話を延々とする必要はないと思いますが、今回は一緒に釣りをしたフォロワーさん以外にも、普段からTwitterやブログをご覧頂いている方が何名かいらっしゃったようなので、なぜ私は釣れて他の方はあまり釣れなかったのか深く掘り下げて解説させて頂きながら、この日の釣行のお話しを進めさせて頂きたいと思います。
普段より長い記事になるかもしれませんが、お付き合い頂ければ幸いです。
まずは、この日の気象や潮の状況はこんな感じです。
日曜日の状況です。天気回復傾向な上に大潮と面白い感じかと思いますが、北条湾内は台風対策の船の係留ロープが張り巡らされている可能性があり、製氷所の前、横、花暮岸壁等々での釣りをお勧め致します。https://t.co/u3TBybn2v3【直近の釣行記事】https://t.co/Zccj1TFzd3 pic.twitter.com/jVLDByXBqU
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 24, 2022
朝マヅメ前に満潮での潮止まりを迎え、マヅメ時に大きく引き潮で潮が動く感じで、潮見表を見ているだけで興奮してしまうような潮の動きです。
後ほど詳しく解説致しますが、冒頭で申し上げました魚が釣りにくくなる様々な要因が無ければ、空針のサビキ仕掛けをシャクルだけで入れ食いになってもおかしくないような潮の動きです。
海水温も良い感じで下がってきており、若干風は強いものの天気も雨の心配はなく、机上での情報では爆釣れ!間違い無し!のまさに釣り日和です。
北条湾に到着するまでは、フィッシュイーターも湾内におり、激しくアタックを繰り返し、アタック祭りが開催されてるかもな…♪などと考えるほどでした。
ボッチということもあり、釣りをする時間は1時間~1時間半ほどと考えており、午前4:13の満潮での潮止まり辺りから釣りが出来るように北条湾を目指し、午前4時頃北条湾へ到着しました。
シルバーウィーク最初の3連休の時とは違う台風ですが、シルバーウィーク後半の3連休も台風が接近しており、2022/9/19の釣行時に、北条湾に張り巡らされていた船の係留ロープが再び張られているかもしれない状況でしたが、この日は係留ロープは無く想像以上に釣り人もおり、ダイブセンターの左斜め前に釣り座を構えます。
この係留ロープは撤去されており、午前4時現在でロープはありません。 https://t.co/u3TByb4TgV
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 24, 2022
北条湾へ到着した時間が時間なので、致し方ないんですが、この日は前日に台風の影響でかなりの量の雨が降りました。
降雨直後は、北条湾の深部の川から流れ込んだ真水の悪影響が出ていると、湾の奥へ行けば行くほど釣れない可能性が高くなり、出来ればもう少し北条湾の入口側に釣り座を構えたかったのですが、ここしか空いていませんでした。
ここで降雨による悪影響についてですが…
①海水温が極端に下がる
②北条湾内の海水の塩分濃度が下がったり、真水と海水が分離した層が出来る
逆に良い影響もあります。
良い影響は、川から多くの真水が流れ込むと有機物もたくさん流れてきます。
この有機物に植物プランクトンが集まり増殖します。
そうなると、今度はこの植物プランクトンを求めて動物プランクトンがたくさん集まります。
この動物プランクトンを主食としているのが、稚魚や小魚、青魚達です。
北条湾は縦に長いウナギの寝床のような地形をしていますので、大量に真水が流入すると中々湾内の海水がシャッフルされず、海水温が万が一下がり過ぎた場合は、中々元にも戻らないことがあります。
当然、青魚の群れは北条湾の入口から入ってくるわけで、湾の深部の川からやって来ることは、何をどう間違っても有り得ません。
北条湾内の海の状況が悪い場合は、湾の中間地点から奥に青魚の群れが回遊しないことは良くあることで、この日の場合は製氷所の前や製氷所の横、頑張っていわき丸さんの釣り船の周辺までが安パイな釣り座です。
それより、奥まったところですと、上記で申し上げた通り青魚の回遊ルートから外れ、海の中の状況が改善されない限り青魚達は北条湾の深部には回遊しません。
そして、実際にこの日の北条湾の状況はこんな感じでした。
釣りを開始します。気温23度、天候は晴れ、風は3m?4mほど、海水温はナント!21度です。海水温が下がったのは昨日の雨の影響と思われます。雨がかなり降った割には濁りがなく、この辺が少々気になるところですが、日の出辺りまでやってみます。 pic.twitter.com/6lSg1HBKFj
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 24, 2022
嫌な予感は的中。
前回の釣行時(2022/9/19)からナント!4度も下がっていました。
釣りを開始します。気温25度、天候は曇り、風は4m?5mほど、海水温は25度です。状況的には昨日とほぼ変わりませんが、雨の影響で濁りがキツイです。釣り人は誰もいません。気温は然程高くないので暑くはありませんが、湿度が90%近いので身体がベタベタする感じです。日の出辺りまでやってみます。 pic.twitter.com/Zmr385Th8b
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 18, 2022
海水が淀み易い北条湾とはいえ、一応海ですし出入口は狭いですが、海と繋がっています。
淀み易いことが確かに海水の温度を下げている理由なんですが、海ですからね…圧倒的に海水の方が多く通常であれば、ちょっとやそっとでは海水の温度は下がりません。
それが4度も下がっているということは、かなりの量の真水が北条湾に流入したことは想像に難しくないと思います。
ちなみに、海水温を計った場所はほぼダイブセンターの前で、製氷所の前や製氷所の横などではもっと海水温は高かったと思われます。
こういうことからも、降雨直後の釣りの場合は製氷所周辺の釣り座が安パイです。
実際に釣りを開始すると、暗いうちはサビキ仕掛けに食ってくることはありませんでしたが、青魚と思われる何がしかの群れが足下を泳いでおり、活性は低いものの上記で申し上げました、海水温の低下による影響は然程なく一応回遊していることは分かりました。
ボッチということもあり、トウゴロウイワシの動画を撮り忘れたのですが、ネンブツダイとトウゴロウイワシはポツポツ釣れていたので、満潮での潮止まり以降、少しずつ魚達の活性が上がり始めていることも分かりました。
相変わらず、スタートはネンブツダイです… pic.twitter.com/kp47ANkz0D
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 24, 2022
この日の日の出の時刻は午前5:31なので、勝負の時は5時過ぎ、空が明るくなり始めた頃かな…などと思い、コマセを付けてもネンブツダイかトウゴロウイワシしか釣れないので、空針のサビキ仕掛けを海中に入れたままその時を待ちました。
午前5時を過ぎ、予想した勝負が未だ始まらず、あっと言う間に時間は過ぎ、完全に空が明るくなってきました。
待てど暮らせど青魚はこない…
足下に寄って来るんですが食ってきません…大潮だからと余裕ブチかましてましたが、焦りが出てきました…w
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 24, 2022
ネンブツダイ、トウゴロウイワシが釣れてしまいますが、日の出の時刻の午前5時半を前にいつ時合いの時になっても良いように、アミコマセを小まめに付け替え青魚のアタリを待ちました。
午前5時半、日の出の時刻と同時にウルメイワシがヒットします。
ウルメイワシがきました。 pic.twitter.com/9YeUYE4ANN
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 24, 2022
後がすぐに続いてくれれば活性は上がっている…
頼むぞ…きてくれ…
祈るような気持ちで釣りを続けていると、この後が続きここから完全に時合いの時に突入します。
以前の釣行記事でも書かせて頂きましたが、今シーズンの傾向として、活性が上がりまさに時合いのタイミング…という時間が非常に短い傾向があります。
酷いと10分、長くても40分~50分、今シーズンは1時間以上爆釣れ!になったことがないと思います。
普段は時合いのタイミングでも×2(私と家内)で釣りをしているので、若干余裕がありますが、この日はボッチ…
いつもの倍の動きをしないと、それなりに釣れません。
腰が痛くなりながら、とにかく釣りまくりました。
そんな、時間を無駄にしたくない時に、全然お呼びでないこの方が早々にヒット。
アイゴです…帰れ…って言われましたが、今日はまだ帰りません! pic.twitter.com/cVGNGC9CsZ
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 24, 2022
この時点では、釣果が中途半端過ぎて、兄妹猫のご飯にもならない、人間一人分の食事も作れない状況で、この日はアイゴに帰れ…と言われても、釣りを続けました。
あと、もう少しウルメイワシが欲しい…そんな状況の時にアタリの間隔が長くなっていきます。
ん…あと5匹…
結果として、5匹は敵わず2匹釣ったところでパタリとアタリが無くなり時合いの時が終了しました。
この日は、青魚達の活性が上がっていた時間はおよそ20分ほどで、釣行の流れとしてはこんな感じでした。
青魚は潮の動き、海水温、海水の水質、塩分濃度など、とにかく様々なことに非常に敏感な魚です。
青魚達は他の魚種に比べて群れの数、また群れを形成する個体数も多いので簡単に釣れるようなイメージですが、活性が上がっている時間に如何に効率良く釣るかということが非常に重要です。
言い方を変えますと、釣れ出す…食いが止まるが非常に露骨で、且つ釣れる時間がどのくらい続くのか読みにくい魚なんです。
鯛系や根魚などは、活性が高いのか低いのか分からないような、地味な変化しかしませんし、潮汐(潮回り)はほぼ関係なく、潮が動いていればエサを探していますが、青魚は活性が低い状況の時はまずエサを食べません。
なぜなんだ…と聞かれると、こうです!とハッキリ申し上げられないのですが、足下に青魚の群れが泳いでいて、アミコマセを一摘み海中に投げ入れてみたこととかありませんかね?
活性が低いと、えっ!?と思うくらい思い切りガン無視するんです。
この日の場合は、先述しました通り、潮の動きだけを見ますと釣れないはずがない…というくらいの状況でした。
しかし、実際に現地に行ってみると、海水温の急激な低下など、同じ大潮の日でも他の釣りに関係する要素の状況は全く異なり、基本的に全てが同じ状況になるということは、自然相手ですとまず有り得ません。
この日は未明の時間帯は足下を青魚の群れと思われる魚の大群が悠々と泳ぎ、これは活性が上がったら入れ食いだろう…と、恐らく現地にいた方はそう思ったと思います。
しかし、蓋を開けてみると、待てど暮らせどサビキ仕掛けを食ってこず、そもそも活性がいつ高くなったのか分からなかった方もいらっしゃったと思います。
釣れないはずがないという潮の動き、目の前に目視で確認出来る魚の群れ…
こんな状況でしたが、かなり食いが渋かったです。
どうして、食いが渋かったのかという明確な理由は今のところ分かりませんが、急激な海水温の低下が一つの原因だとは思いますが、釣りレベルでは魚の研究者ではないのでそこまで細かく把握し理解する必要はないと思います。
ただ、釣りに行く度毎回条件的には何かが違い、同じ状況はない…ということだけご認識下さい。
そして、今回はここからが重要なのですが、先述しました通り、この日はTwitterのフォロワーさんと一緒に釣りをしました。
時合いに入ったタイミングで「きましたね…(活性が上がってきた)」とお話しし、私はその後コンスタントにウルメイワシが釣れ続けました。
しかし、フォロワーさんは一向に釣れませんでした。
10分…15分…と時間が過ぎていきますが、釣れるのは私のみ。
しびれを切らして…という感じで「どうして僕は釣れないんですかね?」と質問されました。
そういった疑問が湧くのも当然で、私の竿とフォロワーさんの竿の間隔は1mほどしか離れておらず、車止めに竿受けをセットし、竿の長さも同じもの、お互い2本竿を出し、使っていたサビキ仕掛けも同じものです。
この状況では、どうして釣れないのか不思議になって当然ですし、私も隣で釣りをしていてなぜ釣れないのかな…?と思っていました。
この日は比較的釣り人は多く、サビキ釣りと思われる釣りをしている方も散見されました。
釣りをしながら、チョコチョコ観察していると、どうも釣れている様子があまりありません。
結果的に食いが渋かった要因、釣れる人と釣れない人の違いなどが、複合的にいろんな要素があるので、一概に言い切れるわけではないのですが、ご質問頂いてからフォロワーさんの釣りの仕方を見ていました。
一番最初に気になったことが、竿の扱い方です。
トリックサビキなどでは、アミコマセのブロックの中にサビキ仕掛けを潜らせると思います。
虫餌やオキアミなどを使った釣りにように、手で釣り針にしっかりエサを刺して付けるわけではなく、トリックサビキをアミコマセのブロックの中へ潜らせるだけですと、ヌメリや粘着力だけで仕掛けや針にアミコマセが付いている場合や、針にアミコマセが刺さっていてもかなり浅い刺さり方で、強風や水圧などで簡単にアミコマセが仕掛けや針から取れてしまう状況だと思います。
こういうエサの付け方をするのがトリックサビキでのサビキ釣りなんですが、アミコマセの中にサビキ仕掛けを潜らせた後、竿受けに竿を置く時、またサビキ仕掛けを海中に投入する際のオモリの着水のさせ方が非常に雑なんです。
サビキ仕掛けはオモリから出来るだけ静かに着水させ、その後竿受けに竿を置く時も静かに置くことが重要なんです。
勢い良くサビキ仕掛けを着水させればその振動や水圧でせっかく付けたアミコマセはほとんど落ちてしまいます。
竿受けに置く場合も同様で、荒くガチャガチャ竿受けに置くと、竿先は手元以上に振られるので、その勢いでアミコマセは落ちてしまいます。
言葉は適切ではないかもしれませんが、やってるつもりの釣りで、海中の中にあるサビキ仕掛けは大半のアミコマセが落ち、空針で釣りをしているのと何ら変わらなくなってしまいます。
これは、家内に釣りを教えた時も同じことをしていて、しつこいくらいに「もっと静かに竿を置け…」と口が酸っぱくなるほど注意しました。
次に全体的にサビキ釣りをされている方を見ていて気になったのが、コマセカゴやコマセ網を使っている方が多かったように見受けられました。
北条湾は特になんですが、狭い湾ですので普通にサビキ釣りをしているだけで、十分に撒き餌の効果はありコマセカゴやコマセ網を使って必要以上にコマセを撒くと、根魚が寄って釣りにくくなってしまうこともそうなんですが、一番大事なことは無駄に撒き餌同様のことをしますと、わざわざ青魚達の選択肢を増やしてあげていることになります。
つまり、本来であれば自分のサビキ仕掛けだけを狙ってまっしぐらに青魚達が寄って来てくれることが理想で、それであれば食いが渋くともそれなりに釣ることは出来ます。
サビキ仕掛けの近くに、たくさん撒き餌が撒かれ、サビキ仕掛けと一緒に浮遊していたのでは、青魚は寄って来ますが、サビキ仕掛けに針掛かりさせる確率を釣り人自ら下げていることになります。
この日のように、潮の動きもバッチリで、魚の群れもたくさんいる…こういう状況で釣れない時というのは、魚達の活性が低いんではなく、何がしかの理由でサビキ仕掛けをスルーされていることが多いんです。
この日考えられることとしては、海水温が一気に4度も下がるほど川から真水が入ったということは、動植物の各プランクトンが大量に発生している可能性があります。
プランクトンなども微弱な光を発したり、反射光を出したりします。
この色合いとサビキ仕掛けの色合いがマッチしていなかったり、海水温が一気に低下したことで動きが鈍くなっていたりなど、他にも考えられることはありますが、反応がないサビキ仕掛けは惜しまず、すぐに違うものと交換することも大事なことです。
現地にいらっしゃった方で、足下に魚の群れが寄って来た時に、この日はかなり海面スレスレの表層付近を泳ぎ、時折海面から口を出しながら、魚が口をパクパクさせていたと思います。
これは、表層付近に集まったプランクトンを食べているんです。
植物プランクトンは、必ず表層付近にいるわけではありませんが、光合成を行う必要があり光が届く範囲にしかいません。
これを求めて動物プランクトンが集まり、この動物プランクトンを魚達は食べています。(動物プランクトンと一緒に植物プランクトンも食べていますが、狙っているのは動物プランクトンです)
こういうことからも、この日は決して魚自体の活性が低かったわけではなく、何がしかの理由でサビキ仕掛けをスルーしていたと思われます。
この日に限ったお話しではなく、私はサビキ仕掛けをアミコマセの中に潜らせる時に意識していることは、釣り針にアミコマセを付けよう(刺そう)とは全く思っていません。
しかけ全体にアミコマセの臭いを付ける感じで、サビキ仕掛けをアミコマセの中に潜らせています。
これも何度もブログでお話ししているのですが、サビキ釣りはサビキ仕掛けの針にアミを付けて、そのアミを青魚達に食べさせることで魚を釣る釣りではなく、アミコマセの臭いで寄せて発光や光の反射、疑似餌(スキン)などを使い、青魚の反射を利用して魚を釣る釣りです。
魚達が好む光の色や反射光などで、本能的に動いてしまう反射を利用して針掛かりさせ魚を釣ります。
カツオの1本釣りがかなり近い釣り方になるかと思います。
マグロやカツオも同じく、本能的な反射を利用するのは「青魚」だからで、常に泳ぎ続けていないといけない魚だからです。
青魚は常に泳いでいる魚ですので、勢い余って的な動きも多く、いろんな動画サイトなどでブラックバスがルアーや疑似餌に食らい付く動画などを見たことがあると思いますが、ブラックバスが獲物をロックオンしてから静かに近寄り頃合いを見て食らい付きますよね?
青魚はこの静かに近付く…という動きがありません。
口に入る範囲にある、エサだと思われるものがある時は反射的に咥えてしまいます。
要点さえ押さえてしまえば、サビキ釣りは本当に誰でも簡単に魚が釣れる釣りなんです。
思うように釣果が上げられない人の共通点が、魚が釣りたいがために良かれと思うことをやり過ぎる傾向があります。
あれやこれや何でも付けて、バンバンエサを撒けばガンガン釣れる…ということはありません。
魚になったつもりで、基本を疎かにせず、ポイントを押さえることが肝要です。
北条湾は、足場も良く、夜間は街灯もあり、車を駐車することも出来、お子様連れやビギナーの方向きの釣り場なんですが、居付きのイワシが登場し、幾分知名度が上がり釣り人が増えました。
トドメがコロナでの釣り需要の高まりで、これらの経緯で北条湾周辺に寄って来る青魚がスレてしまっていることは間違いなく、釣り場としては良いのですがだんだん魚の方が一歩先を行き始めているような状況になりつつあります。
青魚は年魚※ではなく、魚種によっても違いますが、5年~8年程度生きる魚です。
※年魚=1年で寿命を終える魚
9月に入ってから釣れ出しました、25cmクラスのウルメイワシですと、ほぼ成魚で5年近く、もしくはそれ以上生きている個体で、かなり知恵を付けていると思います。
当然若い個体の方が釣り易く、成魚に近くなればなるほど釣りにくくなります。
北条湾での釣り方がサビキ釣りの釣り方のセオリーではなく、違う釣り場ではそれぞれの釣り方がありますので、この点はご留意下さい。
そんな、大潮らしからぬ食いの渋さだったこの日の釣果はこんな感じになりました。

こちらはこの日釣れた魚種です。

上からウルメイワシ、マイワシ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイです。
ボッチ釣行でバタバタとしていたので、マイワシが釣れていたことは帰宅後、改めて釣果を確認した時に気付きました。
ボッチ釣行は、今年の年初のカマスラッシュ以来なんですが、Twitterに集中していても釣りをしてくれている人がいる有り難味を実感しております。帰宅後、改めて釣果を確認したところ、1匹だけですがマイワシが混じっていました。これを見逃すくらいバタバタでした。w pic.twitter.com/phnRP2dqpz
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 25, 2022
兄妹猫の夕食ですが食いが渋い中、頑張ったんですが、かなり微妙な状況になってしまい、青魚であるウルメイワシは兄猫にあげる分が無く、すまない…と心の中で謝りながら兄猫にはウルメイワシ以外の魚を食べてもらいました。

兄猫は好き嫌いをしないので、本当に助かります。

右側のピンク色の器が妹猫用なんですが、明らかに青魚に身…
一方、黄色の兄猫用の器は思い切り白身。
トウゴロウイワシとネンブツダイ中心なのが良くお分かり頂けると思います。
我が家の兄妹猫の夕食はネンブツダイ、トウゴロウイワシ、ウルメイワシを焼いてあげたのですが…ウルメイワシは猫1匹分しかなく、仕方なくウルメイワシは妹猫に。青魚を全て貰ったにも関わらず執拗に兄猫にガンを飛ばす妹猫。何も無いのに今日も粘ってました…兄猫は…w pic.twitter.com/pLgYxxKF98
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) September 25, 2022
普段のご飯の時も、同じタイミングで並んでではないのですが、双方距離がない感じで一緒にご飯をあげています。
兄猫は普段は自分が食べ終わるとサッサとどこかえ行ってしまうのですが、釣った魚の時だけ妹猫が食べ終わるのをひたすら待ちます。
これがウザいのか、良く兄猫にガンを飛ばすんですが、この日は執拗にガンを飛ばし、妹猫自身がご飯を食べ終わり去り際にも睨みを利かしていました。w
妹猫のご飯はウルメイワシのみなので、当然キレイに完食。
何もないのに…粘ってましたね…お兄ちゃん…
次回はお腹一杯になるくらいイワシを釣ってあげたいと思いました。
人間用はと言いますと、今回も「月見」系で恐縮ですが、家内が買い過ぎた卵の処理が追い付いておらず(そろそろ終わりますw)、半ば無理矢理「月見漬け丼」を作ってみました。
ウルメイワシを三枚に卸し、ラップをせずに冷蔵庫で20分~30分程度冷やします。

ウルメイワシの身を骨切りするように斜めに切り、今回は刺身醤油に30分ほど浸けて置きました。

ウルメイワシの月見漬け丼

この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

次回は土曜日が中潮、日曜日が小潮と潮回りとしては微妙な感じです。
台風が多い時期ですし、降雨や強風、海水温の変化も激しい時期ですので、天気予報は小まめにチェックすることをお勧め致します。
早いもので次回の釣行は、もう10月に入ります。
そろそろ泳がせ釣りでの、フィッシュイーターの釣果も欲しいところですので、少々気合いを入れて頑張ります。
また、ご報告させて頂きます。
・2022年9月25日 北条湾釣行 ライブ配信動画①
・2022年9月25日 北条湾釣行 ライブ配信動画②
・2022年9月25日 北条湾釣行 ライブ配信動画③
・2022年9月25日 北条湾釣行 ライブ配信動画④

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