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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  魚料理  アイゴ  毒魚  青魚  青物  泳がせ  

【三崎港・北条湾】なんで?青魚がいるのにサビキで釣れない…今後の傾向と対策&アイゴの捌き方(2022年10月9日・10日)

こんにちは。

今回は2022/10/9、10/10と連続釣行の合併号ということで、幾分普段の記事より長めになるかもしれませんが、お付き合い頂ければと思います。

前回の釣行までは、食いは渋いなりにそこそこ釣れていた青魚ですが、今回の連続釣行時は2日で青魚の釣果はたったの2匹。

釣り方やエサ等々、今まで釣果が上がっていた時と何も変えていないのに、どうして釣れなかったのか…

2日間の連続釣行の流れの中から、原因と今後の対策、オマケ的ですが毒魚であるアイゴの捌き方を見ていきたいと思います。

余談ですが、北条湾では私が良く帰れコール的にアイゴが釣れるとTwitterにツイートしておりますが、基本的には日の出から日没の間に釣れることが多く、青魚の群れがいなくなった時などに、コマセの臭いで足下にアイゴが寄り釣れることが多いので、サビキ釣りの終了の合図的にツイートしております。

今回、このアイゴを持ち帰り調理したのは、2日間続けて釣りに行ったにも関わらず、思うような釣果が得られなかったこともありますが、今シーズン釣れるアイゴはかなりのサイズのものが釣れることが多く、実はアイゴの身は意外と美味なのでご紹介させて頂こうと思いました。

また、アイゴは毒針はあるものの、体表にハッキリした鱗が無く、身も硬くしっかりしているので、魚を捌くことに慣れていないビギナーの方でも簡単に皮を剥ぐことが出来ることから、ボウズ逃れ…的な感じで大きなアイゴが釣れた際に一度召し上がって頂ければと思っています。

アイゴについては、記事の後半でお伝えします。

まずは、10/19の釣行から見て行きたいと思います。

潮や気象の状況はこんな感じでした。



潮回りも大潮、午前4時過ぎに満潮での潮止まりを迎え、下げ潮とはいえ朝マヅメのタイミングで潮が大きく動きます。

これだけ見ているとニヤついてしまうくらい、状況的には大漁間違いなし!と言って良いくらい好条件でした。

午前3時頃北条湾へ到着出来るように自宅を出発します。

ツイートが釣り開始直後、すぐに出来なかったのでタイムスタンプは午前4時頃になっていますが、午前3時過ぎに釣りを開始していました。



連休の中日ということや、三連休の最終日が荒天の予報が出ていたことなどからか、普段より釣り人が多めで私が北条湾へ到着した時は、釣り座を選べる状況になく、この日は空いていた製氷所の横に釣り座を構えました。

北条湾へ来る途中、北条湾にドン突きでぶつかる交差点付近、北条湾の深部の辺りに車を運転していても分かるレベルで、海面の至る所に波紋が出来ており、北条湾全体の広範囲に渡り何がしかの群れがたくさんいることが一目で分かる状況でした。

潮の動きもバッチリで、湾内には魚の気配がバリバリにあります。

もう気分は大漁、今日は何の魚料理を作ろうかな…などと、釣りを始めていないのに大漁になることを疑う余地はなく、1時間くらいで帰れるかな?などと余裕をブチかまします。

実際に釣りを開始すると、恒例の第一投目からネンブツダイがヒット。



足下にはマイワシの群れと思われる魚の群れが悠々と泳ぎ、活性は高くはないものの魚がいることを目視で確認出来、尚の事大漁になることを疑いませんでした。

気分は大漁なので、どれだけ念仏祭りになっても腹も立ちません。

あと1時間…

4時を回ればマイワシかウルメが食ってくるだろう…

余裕綽々で家内と話し、ネンブツダイが釣れてはリリース…を小一時間ほど繰り返し、いよいよ予想したその時、午前4時を回ります。

4:15…

潮止まりを過ぎたから、そろそろくるかもしれないから小まめにコマセを付けてな…

と、家内に指示。

4:30…

もう少しすると、夜が明けてくるから、ウルメが来るかもしれん…

と、勝手に予想…

4:45…

そろそろマヅメ時に入るから、フィッシュイーターが暴れなければくるはず…

集中してな…と家内に指示。

5:00…

この薄暗い時が一番食ってくる可能性が高い…気合い入れてな…

と、家内に指示。

5:15…

だいぶ明るくなってきたな…

そろそろウルメが…

5:30…

完全に陽が昇ってから一気にくることもあるから…

5:45…

6時過ぎから一気に潮が大きく動くから…

たぶん、そこから…

6:00…

なぜ…釣れん…

目の前にしこたまイワシの群れがいるのに…

午前4時頃にミナミハタンポという、北条湾ではあまりお目に掛からない珍しい魚が立て続けに2匹釣れただけで、結局マヅメ時にまともに青魚サビキ仕掛けを食ってくることは一度もなく、アタリすらありませんでした。



その後、午前6時頃にポツポツとトウゴロウイワシが釣れましたが、こちらもたくさんの群れは確認出来るのですが、ほとんどサビキ仕掛けに食ってくることはありませんでした。



前回の釣行時より、釣りをする条件的には好条件が整っており、且つ目視で確認出来る魚の群れも遥かに多く、1週間でこんなに魚の動きが変わってしまったことに、さすがの私も動揺しました。

たまたまなんですが、いつもとは違う釣り座で釣りをしたこともあり、釣れない原因を必死に考えましたが、考えれば考えるほどゴチャゴチャになり軽くテンパっていました。

潮の動きも活性もへったくれもない…

どうして一定のスピードで、ただただ回遊しているのか…

確かにこの日もフィッシュイーターの類の魚はいました。

時期的にもおかしなことではないのですが、以前から申し上げております、単独で行動している大型魚以外にも、この日は海面からの魚の飛び出し方や、規模的には小さいですがナブラもたまに出来ており、青物も群れで入っていた可能性が高いです。

しかし、こういった状況は今に始まったことではなく、フィッシュイーターがいても、追われていない青魚の群れは活性が上がればサビキ仕掛けには渋いなりにも反応することが多く、目の前に青魚の群れがいるにも関わらず1匹も釣れないということは記憶にありません。

目の前に魚がいながら1匹も釣れない…

かなり屈辱的なんですが、そういった悔しさよりも、なぜ??という気持ちが大きく、久しぶりに大惨敗ですが、家に帰って冷静に考えてみることにしました。

荒天の予報が出ていましたが、翌日も仕事は休みなことから連続釣行で家内には申し訳ないと思いましたが、帰路に着く前に翌日も釣りに行くことを家内に告げます。

余談ですが、この日釣れたミナミハタンポ。

こういう魚がいることは知っていたのですが、私も釣ったことも食べたことも始めてだったのですが、見た目とは裏腹にビックリするくらい激ウマでした。



パッと見は、ネンブツダイの親玉みたいですが、味は全く異なり深海魚などの脂感に近く非常に濃厚な味の魚でした。

表現的に上手く伝わるか分かりませんが、物凄くジューシーなホッケの干物…

ホッケの干物のように味が濃いんですが、干物にはないジューシーな脂がたまりませんでした。

また釣ることが出来れば、次は猫達にはあげません。

人間が食べます。w

この日は釣果的に、兄妹猫のご飯を作るのがやっとだったので、魚料理もなく釣れた魚もネンブツダイ、ミナミハタンポ、トウゴロウイワシなので詳細は割愛させて頂きます。

そして、翌日のリベンジ釣行ですが、この日は潮の動き等々は前日に続き良かったのですが、雨の予報だけは変わらず、ずぶ濡れ覚悟で短時間釣行することにしました。



私なりにいろいろ考えたのですが、10/2の釣行時にある魚と思われる群れを目撃していました。

魚体などは青魚に似ているんですが、泳ぎ方が青魚っぽくない…

暗がりでハッキリ確信も持てず、その魚が北条湾へやって来るとすれば半月~1ヶ月ほど後ではないのか…

と、確証を持てないことなどから、ツイートでもブログの記事内でもお話ししませんでしたが、その魚とはカマスです。

10/9の釣行時は、Twitterをフォローして下さっている方々が、たまたま多くおり現地でいろいろ情報交換をさせて頂きました。

10/9に北条湾でカマスを釣っているのを目撃した方や、トウゴロウイワシをカマスが追い駆けていた…など、貴重な情報を頂き、現地でお話ししている際に、あるフォロワーさんに「カマスがトウゴロウイワシを追い駆けているから青魚が釣れないんですかね…」と聞かれた際に、私は「それはたぶんないと思います…」と答えました。

自宅に帰り、いろいろ考えている中で、確かに北条湾内にいるフィッシュイーターがカマスだけだとしたら、恐らくカマスのみの影響で青魚が全く釣れない…ということはないと思います。

オマケに今の時期のカマスのサイズは大きくても25cmくらいかと思います。

となれば、今北条湾にいるマイワシ、ウルメイワシもサイズ的にはほぼ同じような大きさで、いくら獰猛なカマスとはいえ、自分と同じ大きさの魚は食べられません。

基本的には口に入るサイズの魚の群れを追い回すはずなんです。

しかし、カマスはフィッシュイーターとされる、肉食系の魚です。

身体の大きさがほぼ同じだとしても、青魚達からすれば居て欲しくない存在で、青魚が丸飲みにされるサイズのフィッシュイーターが近寄って来た時ほど必死に逃げなくとも、警戒し一定の距離を保ったり青魚達が緊張状態になることは間違いありません。

10/2の釣行から1週間…

1週間でこんなにも激変することはないだろう…と、当初は思っていましたが、北条湾内の状況がもし激変していたら…

9月の終わり頃までは、以前から申し上げております単独で行動する大型魚が1匹、いても数匹のみ北条湾内に入って来ていたと思われます。

実際に10/9の釣行時に、青物がアタックしていたと思われるナブラも実際に私も見ています。

単独で行動する大型魚+青物の群れ、カマスの群れ、しかもその数が多かったら…

海の魚は川の魚とは違い寿命が長い魚が多いです。

イワシなどでも長生きする個体は8年くらいは生きると言われています。

毎年、毎年彼らも知恵を付け、効率的に食事にありつける場所を求め、一度餌場を見付けると根魚ではない回遊性の魚はその場所を記憶しルーティンで回遊し続けます。

イワシ達が北条湾という場所はプランクトンが豊富だ…ということを覚え、1年の大半を北条湾周辺で過ごすようになり、今度はフィッシュイーター達が北条湾には小魚がたくさんいることを知りました。

これが、まさに去年の晩秋の青物ラッシュ、その後のカマスラッシュになりました。

カマスは同じ場所に留まり居付く群れもいますが、大半は回遊します。

当然のことながら、青物は回遊性の魚ですので、今の時期に北条湾に現れても何らおかしくありません。

たまたま青物とカマスが10/2以降の1週間の間に同時に北条湾へやって来た…と考えると…

ウナギの寝床のように細長く、幅も狭く追われる側の青魚が追い込まれ易い北条湾に相当数のフィッシュイーターがいたとすると…

10/9の大惨敗で私が行き付いた答えがこれです。

北条湾内が魚種こそ違えど、肉食系の魚の群れが無数にいた…

北条湾内で肉食祭り(肉食系の魚)が開催されていたとすれば、青魚達は戦々恐々とし全く余裕が無くなっても不思議ではありません。

北条湾という湾は青魚達にとっても、魅力的な餌場なのでそうそう北条湾内に入って来なくなる…ということはないと思いますが、最悪青魚達が北条湾に来なくなり、それを負う肉食系の魚達も来なくなる…こういう可能性もゼロではありません。

取り急ぎ、10/10のリベンジ釣行は、この自分の予想がどこまで当たっているか確認しに行きました。

調査の内容は肉食系の魚がどれくらいいるのか…中々1回の釣行で確証をお示し出来るほどの結果は出せないと思っていましたが、サビキ釣りは活餌を釣るためにやる…くらいで、軸足はカマスと青物狙いで釣りをしようと思っていました。

この日は午前4時半頃に北条湾へ到着する感じで自宅を出発。

予報では午前6時を回らないと雨は止まない予報でしたが、幸いなことにほとんど雨に降られることはありませんでした。



昨日の今日…ですので、状況はほとんど変わらず、マイワシと思われる群れは湾内に無数におり、一定のスピードでただただ泳いでいる感じでした。

家内にはまずカマス狙いで釣りを始めてもらいます。

カマスは夕方から深夜0時くらいまで北条湾内にいることが多く、実績としては明け方にあまりカマスを釣った記憶はなく、恐らく釣れないだろうな…と思いつつしばらくカマス狙いで釣りを続けてもらいました。

逆に泳がせ釣りでの青物狙いは、実績としては明け方から日の出辺りまでに釣れることが多く、活餌にするためのトウゴロウイワシを、まずサビキ釣りで狙いました。

しかし、釣れるのは相変わらずこの方達ばかり。



ネンブツダイじゃな…

絶対食ってこない…というわけではないけど、ほとんど釣れないしな…

と、思うものの何もしなければ絶対に釣れませんので、ダメ元でネンブツダイを活餌に泳がせ釣りもスタートさせます。

一通り釣りの準備も終わり、ライブ配信を開始しようとした時、問題が発生します。

この日は釣り用に使っている家内の車(入院中)ではなく、自分の通勤快速号で釣りに来てしまったので、ライブ配信に使っているデバイスの充電ケーブルを忘れて来てしまいました。

最初は家内に充電ケーブルを買いに行ってもらおうかと思いましたが…

この手のケーブル…コンビニだと高いしな…

買って来て使えなきゃ意味ないし無駄だしな…

と、自分で買いに行くことにしました。

時間的には青物が食ってきてもおかしくない時間帯…

でも、エサ…念仏だしな…

念仏じゃ食ってこないだろ…

最寄りのファミマでケーブルを購入しダッシュで釣り座に戻ると…

ん??

なんだ??

なんで竿が全部地べたに置いてあるの??

ん??

泳がせの仕掛けもなぜ上げてある??



どうも、私がコンビニに向かい製氷所の角を曲がるか曲がらないかくらいで、泳がせの仕掛けにフィッシュイーターがヒット。

泳がせ釣りの糸が隣のサビキ仕掛けにも絡まり、家内も逃してはなるまいと焦りばかりが募り、テンパり結局バラしてしまったようなんですが…

こんなもんなんですよね…

こういうことを繰り返し、釣りも上達しますし、釣り上げた時の喜びも一入になるんですが…

残念な気持ちはすぐには消えませんでした。

カマス狙いの釣りは午前5時頃で止め、サビキ釣りと泳がせ釣りに専念します。

結果として、この後、念願のトウゴロウイワシが釣れ3本出していた泳がせ釣りの仕掛けの活餌を全てトウゴロウイワシに交換しますが、この日は2回目のフィッシュイーターのヒットはありませんでした。

サビキ釣りは1匹ずつですが、マイワシ、ウルメイワシが釣れました。

しっかり針を食っていたので、前日よりは青魚達にも余裕があり、一応お食事タイムはあったようでした。

その後は、ウミタナゴ、アイゴ、クサフグとド定番の外道連発でした。







調査釣行の結論ですが、概ね私が思った通りで間違いなく、想像以上に魚種こそ違えど常に何がしかのフィッシュイーターがおり、且つ、数がかなり多いのではないかと思います。

カマスに関しては、どこかのタイミングで夕方から釣行して、カマス狙いの日を設けたいと思います。

カマスを釣っているのを何人もの方が目撃していますので、間違いなく北条湾内にカマスが入って来ていると思われますが、実際に釣って結果をお示し出来ればと考えています。

カマスに関しては、サイズの小さなトウゴロウイワシを追っているように見受けられます。

青物+単独で行動しているフィッシュイーターは、マイワシを追っているように見受けられ、ナブラや反転した時に出来る盛り上がるような波を見ている限り、かなりサイズの大きな魚だと思われます。

ここからが、少々残念なお話しをしなければならないのですが、私が釣行した際はサビキ釣りもしますし、サビキ釣りの動向も今後もお伝えして参りますが、この二日間の連続釣行で分かったことの一つに、恐らく今開催中のフィッシュイーター祭りが落ち着かないと、正直申し上げてサビキ釣りは壊滅的に釣れないかもしれません。

そもそも、今シーズンはただでさえ青魚の活性が上がっている時間が非常に短いです。

また、青魚達が北条湾内に留まっている時間も去年よりだいぶ短くなっており、活性が上がっている時間は酷いと10分程度で終わってしまいます。

毎日フィッシュイーターが確実に北条湾へ青魚を狙ってやってくるとは限りませんが、青魚しかいなくても釣りにくい状況になりつつあり、そこにきてこのフィッシュイーター祭りでは、極めてサビキ釣りで爆釣れ!大漁!を狙うのは難しいと思います。

サビキ釣りだけの釣果をお求めの場合は、東京湾内の各釣り場など安定して釣果が上がっている釣り場で釣りをされることをお勧め致します。

今の北条湾は下手な水族館なんかより、たくさんの魚がいて密度も高く、釣りをする人間にとってはとても面白い状況なんです。

しかし、歯痒さと言いましょうか、ジレンマとでも言いましょうか、魚を釣る…という点でも申し上げますと、ピンポイントで徹底して狙う魚を決めて対処しても、釣果に結び付きにくい状況にあるとも言えます。

行けども、行けども何も釣れずボウズ…

こういうことが、下手をすれば年内続いてしまうかもしれません。

11月の下旬になれば少なくとも青物はいなくなり、カマス、イワシ系を主とした青魚がどれだけ北条湾に残ってくれるかにもよりますが、今よりは幾分釣り易くはなると思いますが、今度は人間的な寒さとの闘い、海水温の低下次第なってしまいます。

暑くもなく、少し上着を着れば問題ない今の時期、また魚達が冬支度をし始めた今の時期、釣っても食べても楽しく美味しい時期ですので、個人的には釣果優先で釣り場を選択して頂ければと思っています。

そんな連続釣行1日目の釣果はかなり悲惨です。

目の前にマイワシの群れを確認しながら、ナント!青魚の釣果はゼロ。

滅多にお目に掛からない「ミナミハタンポ」が釣れたくらいで、写真でご紹介するのも恥ずかしい感じです。

2022年10月9日 北条湾釣行 釣果


恥ずかしながら、こちらは一応釣れた魚種です。

2022年10月9日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からミナミハタンポ、トウゴロウイワシ(ボライワシ)、ネンブツダイです。

この釣果の状況からお分かり頂けますように、この日は人間用の魚料理は無しです。w

全て兄妹猫用ですが、長らくブログやTwitterをご覧頂いております方は、この先の展開は既に予想出来ると思いますが、妹猫はどんどん舌が肥え、とうとう青魚以外は拒否するようになってしまいました。

稀に、根魚等でも幾分食べてくれる魚種もいるのですが、この日の場合は大半がネンブツダイかトウゴロウイワシです。

兄妹猫の朝食は釣りたてのネンブツダイ・トウゴロウイワシ・ミナミハタンポを焼いたもの


食べてくれないだろうな…と思いつつ、全ての魚を焼いてあげました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのネンブツダイ・トウゴロウイワシ・ミナミハタンポを焼いたもの


案の定、妹猫は食事を拒否。



連れ戻して再度食事を促しますが、「なにこれ?」と言わんばかりに家内の顔を見上げ、そそくさとその場を離席。

結局、兄猫もご飯を残してしまいました。

青魚の時は兄妹揃って絶対残さず、兄猫など執拗に妹猫が食べ終わるのを待ち、何も残っていないお皿を舐めるほどなんですが…

せっかく釣って来ましたし、捨ててしまうのも勿体ないので、シレッと夕飯時に兄猫に再び残した魚の身を出してみました。



妹猫には普段食べている猫缶を出したので、勿論ご飯を食べますが、兄猫もなんとか最後はキレイに食べてくれました。

そして、連続釣行2日目の釣果はこんな感じになりました。

2022年10月10日 北条湾釣行 釣果


デン!とアイゴが存在感を放っていますが、一応青魚の釣果はマイワシとウルメイワシが1匹ずつ釣れました。

こちらは釣れた魚種です。

2022年10月10日 北条湾釣行 釣果


上からマイワシ、ウルメイワシ、トウゴロウイワシ(ボライワシ)で、ウミタナゴを撮影し忘れ、ネンブツダイはしこたま釣れましたが、妹猫だけでなく兄猫もネンブツダイを嫌がるようになってしまったので、無用な殺生もしたくないですし全てリリースしました。

そして、今回久しぶりに持ち帰ったアイゴです。

2022年10月10日 北条湾釣行 釣果(アイゴ)


アイゴは成魚で25cmほど…と良く言われるのですが、今シーズン北条湾で釣れるアイゴは30cmオーバーのものも釣れます。

ちなみに、この日釣れたアイゴはジャスト30cmくらいです。

ここからアイゴについて、釣ってから調理までの注意点やアイゴについて少しお話しさせて下さい。

アイゴの主食は海藻類や藻類で、同じような食性の魚の代表にボラがいます。

ボラは珍味として重宝される「ヘソ」と呼ばれる内臓の器官を持っています。

この「ヘソ」は、海藻類や藻類を上手く消化するために、胃が変化した器官です。

アイゴにこういった、特有の器官は存在しませんが、腸が長くアイゴの内臓のことを、別名「ぜんまい」と呼びます。

ここからは、私の勝手な想像ですので、お話しの内容について確証があるわけではありませんので、その点をご留意頂きたいですが、恐らく海藻類や藻類は繊維が多く消化しにくい食べ物なので、それを上手に消化するために他の魚より長い腸を持っているのではないかと思っています。※

※本来は熊であるパンダが肉食を諦めて、誰も食べない竹を食べるように進化したような感じです。

そして、このぜんまいなんですが、私は食べたことはありませんが、一説には非常に美味だという話も聞いたことがありますが…

以外と釣った魚は毒魚であろうと、何でも食べてみる方なのですが、そんな私でも遠慮したくなる理由が強烈な悪臭を放ちます。

エサの主食が海藻類や藻類ということが大きく関係しているのですが、この悪臭のお蔭で別名「ションベン魚」とも呼ばれます。

良くボラやアイゴの身は臭い…という方がいらっしゃいますが、ヘドロの多い海域や工業地帯なで工場排水などが流れ込んでいるような場所で捕れるボラやアイゴは若干身に臭いがあることがありますが、基本的に身に臭いはありません。

また、身に臭いが移らないためにするためには、鮮度良く持ち帰り、すぐに腸を取り除くことです。

これは、ボラやアイゴに限ったお話しではありませんが、魚が死んだ後、内臓を取り除かいないで冷蔵すると身に内臓の臭いが移ります。

特に内臓が強烈に臭うアイゴは、帰宅後すぐに取り除かないと身に臭いが移ります。

すぐに調理して食べなくても、内臓だけはすぐに取り除いて下さい。

そして、臭いもさることながら、アイゴを捌く上で慎重且つ、必ずやらなければならないことが毒針の処理です。

アイゴは背ビレ、腹ビレ、臀ビレの先端に毒を持った針が付いており、かなり鋭利で簡単に刺さってしまう上に、毒も強烈で私は手を刺されたことがありますが、2倍以上に晴れ上がりグローブのようになりました。

毒針があるヒレはハサミで切り落としていくのですが、アイゴの尾側からハサミでヒレを起こして(立てて)いくように、根本から切り落として下さい。

毒針の毒は、魚が死んでも毒は消えませんので、ヒレを切り落としたところで安心し、切ったヒレの毒針が手に刺さることがあります。

切り落としたヒレも素手で触らないようにして下さい。

ヒレを切り落とすとこんな感じになります。

毒針(ヒレ)を切り落としたアイゴ


ここからは、普通に魚を三枚に卸す要領でアイゴを捌いていきます。

アイゴの皮には鱗がなく、ハギ系、コチ系、フグ系などの魚同様に皮は強靭で中々千切れませんので、遠慮しないで身と皮の間に指を入れ、皮が少し剥がれたらそこから一気に身と皮を持ち剥がして下さい。

皮を剥ぐとこんな感じになります。

三枚に卸したアイゴの身


アイゴの身は、生の場合はフグやハギに近い食感で、火を通すと鶏肉のササミのような食感になります。

刺身ですと、淡泊な感じで軽く甘味があります。

今回は刺身を作ろうと思っていたのですが、家内から「生は嫌だ…火を通せ…」と強い要望があったのでフライを作ることにしました。

鱗が無い魚の特徴の一つとして、骨格がしっかりしている魚が多く、アイゴも例外ではなく骨がかなりしっかりしていて硬いです。

写真は半身なので、身の真ん中に血合い骨が残っています。

ピンセットで抜いても良いのですが、新鮮な魚ですと身離れが悪く骨に身がくっついてしまい、身がボロボロになり易いので血合い骨に沿って身ごと切り落とすことをお勧め致します。

青魚の釣果も2匹だけでしたので、同じようにマイワシとウルメイワシもフライにしました。

マイワシ・ウルメイワシ・アイゴのフライ


マイワシ・ウルメイワシ・アイゴのフライ

マイワシ・ウルメイワシ・アイゴのフライ


ちなみに、アイゴのフライの断面図です。

アイゴのフライの断面図


そして、連続釣行2日目の北条湾定食はこんな感じになりました。

2022年10月10日 北条湾定食


兄弟猫の食事ですが、この日はネンブツダイは全てリリースしてきたので、ウミタナゴとトウゴロウイワシを焼いてあげました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのトウゴロウイワシとウミタナゴを焼いたもの


ウミタナゴは2匹釣れ、大きい方のウミタナゴは30cm弱ありました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのトウゴロウイワシとウミタナゴを焼いたもの


焼いていても、脂が滴り美味そうに見えたのですが…



妹猫も一口も食べない…とかではありませんでしたが、3/1ほど食べたところで離席。

兄猫もご飯を残したのですが、良く見ると兄妹揃ってトウゴロウイワシだけ食べていました。

同じ白身の魚なんで、根魚か回遊性の魚の違いだけなんですが、根魚の磯臭さが嫌いなんだと思います。

先代猫は何でも食べてくれたので助かりましたが、これから魚はいても青魚が釣りにくい状況になりそうな時に困ったものです…

てか、青魚を釣ってあげれば良いだけの話なんですが…w

猫のせいにしないでお前が頑張れ!て話ですね。w

連続釣行1日目同様に、シレッと夕食時に朝食の残りを兄猫に出してみたんですが…



あの食いしん坊の兄猫が…まさかの拒否…

良く見ると残っていた身はウミタナゴの身だけでした。

仕方がないので、急遽猫缶を混ぜて再び食事を促すとようやく食べてくれました。

総括としましては、悪いことでは決してないのですが、北条湾の規模からしますとあまりにフィッシュイーターが多過ぎ、去年以上のストレスが青魚達に掛かってしまっていることが、サビキ釣りの釣果の不漁に繋がっていると思われます。

去年は青物ラッシュ、カマスラッシュと、ちょうど良い感じで青物とカマスが入れ替わり北条湾でたくさん釣れました。

それが今シーズンは同時にきてしまったことがいろいろ影響していると思われます。

カマスに関しましては、どこかのタイミングで調査釣行に行き、もう少し動きを観察しないと断定的に申し上げられませんが、今シーズンは青物とカマスが同時に北条湾内に入って来ている可能性が高く、こうなるとサビキ釣りは壊滅的に釣れない可能性があります。

また、これは青魚に限らず、北条湾で釣れる魚全てが、スレてきており非常に釣りにくい印象を受け、且つ活性が上がり時合い時間が非常に短くなっている印象も受けます。

あまりのフィッシュイーターの数に、青魚達もその時々で動きを変えてしまうので、今までの行動様式がほぼ当てにならず、どこに青魚の群れがいるのか探すことから始めなければならず、ようやく動きが読めた時にはまた違う動きをし始める…この2日間はそんな感じでした。

今シーズンはまさかの展開になりつつありますが、記事執筆時時点ではビギナーの方にはかなり厳しい状況になってしまったかもしれません。

足場も良く、街灯もあり、車も停められる…非常に良い釣り場なんですが、魚が釣れなければ意味がありません。

私が釣りに行く時は必ずサビキ釣りはします。

都度情報は発信させて頂きますので、宜しければ今後もTwitter、ブログ共ご覧下さい。

次回は土日共に中潮なんですが、日曜日はイマイチ中潮っぽくなく、お時間が選べるのであれば土曜日の釣行をお勧め致します。

また、ご報告させて頂きます。

2022年10月9日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年10月9日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

2022年10月10日午前7時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2022年10月10日午前7時半頃の花暮岸壁周辺の様子

2022年10月9日 北条湾釣行 ライブ配信動画①
2022年10月9日 北条湾釣行 ライブ配信動画②
2022年10月9日 北条湾釣行 ライブ配信動画③
2022年10月9日 北条湾釣行 ライブ配信動画④

2022年10月10日 北条湾釣行 ライブ配信動画①
2022年10月10日 北条湾釣行 ライブ配信動画②
2022年10月10日 北条湾釣行 ライブ配信動画③

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
【猫とウサギ】お礼とお知らせ
【ウサギの家族】ママウサギ永眠

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北条湾ではこんなのも釣れます
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サビキ釣りを楽しもう!(猫とウサギと釣りのブログ)

サビキ釣りでワカシ(ブリの幼魚)

サビキ釣りでアカネキントキ(稚魚)

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【番外編】サビキ釣りで釣った魚をエサにアカエイ 北条湾では死にエサや活餌でも活餌が弱ってくるとエイの格好の餌食になります。

青魚(アジ・サバ・イワシ)、毒魚、頻繁に釣れる外道扱いの魚種は掲載しておりません。
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