前回の釣行記事(2022/11/13釣行)の補足的になりますが、釣果から予測出来る今の北条湾での釣りの傾向と対策を簡単にまとめてみたいと思います。
今の北条湾は本当に予測不能なので、憶測的なお話しはせず、あくまで釣果実績から、アドバイス的に分析してみたいと思います。
まずはカマスです。
カマスは2022/10/12の釣行で初めて釣果を確認しました。
■早くもカマスの群れ現る?(2022年10月12日)
いました、カマス。 pic.twitter.com/hyo60gXm3P
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 12, 2022
カマスはオーソドックスな電気ウキでのウキ釣りで、エサはサンマの切り身(極小サンマ)を使いました。

去年もカマスラッシュが終了しそうな頃は、カマスがかなりスレてしまい非常に食いが浅く※針掛かりさせるのが難しかったです。
※通常カマスはエサを一気に飲み込むようにかぶり付くのですが、釣り針を警戒し口先だけでかじるようなエサの食べ方をしているため、アタリがあっても針を咥えていないので針に掛かりませんでした。
今シーズン初の釣果を確認出来たこの日も、アタリはバンバンありましたが40分ほど釣りをして釣り上げられたのはこの1匹だけでした。
そこで、今シーズンは使う針を変えてみました。

真ん中の2つの針(カマス・丸セイゴ)は、一般的にカマス狙いで釣りをする時の釣り針です。※
※釣り針のサイズの号数は去年のものも含まれているので無視して下さい。
カマスがスレており、食いが浅いので針を咥え易くするために、今シーズンはアナゴ、ウナギ針で釣りをしました。
良く見て頂くと針の違いがお分かり頂けると思いますが、カマス・セイゴ針はフトコロが広く胴が短いと思います。
カマスの口は、鳥のくちばしのように先に長く尖っているので、口全体が細いです。
スムーズにカマスの口の中に釣り針が入り易くするために、釣り針のフトコロが狭く胴が長いウナギ・アナゴ針を使用しました。
そして、アナゴ針は釣り針のチモトに蛍光の緑色の塗料が塗布してあると思います。
日中しか活動せず、夜間は砂の中に潜って寝る、まるで人間のような生活リズムの、ふざけた魚のベラなどは例外として、夜行性ではなくとも夜間も活動する魚は往々にして蛍光の緑色に良く反応します。
こういうことから、写真右側のアナゴ針を使ってみましたが、これは大外れでカマスに警戒され露骨にアタリがありませんでした。
写真左側のシンプルなうなぎ針が一番効果があり、今シーズン釣れたカマスは全てウナギ針で釣りました。
前回の釣行時点(2022/11/13)で、カマスの群れは確認出来ていませんが、海水温も問題なくカマスのエサとなる小魚も北条湾内にいますので、出戻り的にカマスの群れが再び北条湾へ戻って来る可能性はゼロではありません。
ちなみに前回の釣行記事でもお話し致しましたが、ルアーにはほとんど反応していませんでした。
カマスをエサ釣りで狙う場合の参考にして頂ければと思います。
オマケ的ですが、カマスが釣れていた時に、意外な外道でムツが釣れました。
■かつてない30cmオーバーのムツをGET!(2022年10月23日)
ナント!カマス狙いのウキ釣りに巨大なムツです。今まではなかったですね… pic.twitter.com/QPdNztl7Fo
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 22, 2022
ムツもカマスと時を同じくして北条湾を離れたと思われ、今の時点でムツの群れは確認出来ていません。
次は地味に熱いのがボラです。
前回の釣行時は50cm~70cmくらいのサイズと思われるボラが3度サビキ仕掛けに掛かりましたが、如何せんサビキ仕掛けで釣り上げられるサイズではないので、何れも糸が切れてしまいバラしてしまいました。
■焼きも刺身も激ウマ!長潮の北条湾で脂ののった寒ボラをGET!(2022年11月3日)
久しぶりにボラです。 pic.twitter.com/bYKhJjREHI
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) November 2, 2022
かなりの頻度でボラは北条湾内に入って来ており、まともに狙えばそれなりのサイズのボラが釣れると思います。
今の時期のボラは寒ボラと言って、目が見えなくなるほど脂を溜め込み、食べても美味しく、溜め込む脂の影響で視力が低下するので釣り易いです。
目でエサを見付けて食べるのではなく、寒ボラはほぼ嗅覚だけでエサを食べます。
ボラは雑食性で、基本的に何でも食べますので、クロダイ用の撒き餌などを流用し狙ってみるのはアリだと思います。
実際に釣り針に付けるエサは、雑食性故に何でも良いので、逆に選定が難しいのですが、ボラは身体のサイズの割りに口が小さいので、オキアミであればMサイズ、アオイソメなどの虫餌を使う場合はあまり垂らさず短く切ること、サナギやマグロの赤身などでも釣れます。※
※何れのエサも北条湾でない場所も含まれますが釣果実績はあります。
次回の釣行時は、私もまともにボラを狙ってみようと思い、現在撒き餌、エサを何にするか思案中です。
ボラ釣りの結果は、追って改めてご報告させて頂きます。
ここからは大型のフィッシュイーターのお話しになります。
基本的に釣るための仕掛けとエサは同じなので、今シーズンの釣果実績の後にまとめてご説明致します。
ちなみに今からお話し致します、フィッシュイーターの類も、ルアーにはほとんど反応していません。
■大満足の1匹・70cmのカンパチをGET!(2022年10月16日)
きました、ワラサ。 pic.twitter.com/WhC87UjZDY
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 15, 2022
※ワラサとツイートしておりますが、正しくはカンパチです。
■カンパチ・寒ボラに続き45cmのイナダをGET!(2022年11月6日)
きました、イナダ。 pic.twitter.com/VG3q9gZJDu
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) November 5, 2022
■前週のイナダに続きヒラスズキをGET!(2022年11月13日)
泳がせにセイゴとフッコです。 pic.twitter.com/vWqy5xcy81
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) November 12, 2022
※セイゴ・フッコとツイートしておりますが、正しくはヒラスズキです。
これらは、何れもシンプルなエレベーター式の泳がせ釣りで釣りました。
先ほども申し上げましたが、ルアーにはほとんど反応しておらず、ルアーで釣っている人も見たことがありません。
これも純粋に今現在北条湾内に入ってくる、大型のフィッシュイーターがスレているからだと思われます。
エレベーター式の泳がせ釣りの仕掛けは以下の仕掛けです。


これに活餌を付けて泳がせておく釣りです。
活餌は生きた魚を買って行く方法と、現地で調達する方法があります。
活餌を買って行く場合については、私は活餌を買って釣りをしていないので、何の活餌が良いのか…などの実績がないのでコメントは控えさせて頂きます。
現地調達の場合は、今の北条湾で活餌に出来そうな小魚は、サビキ釣りでネンブツダイかトウゴロウイワシが釣れます。
他の青魚なども稀に釣れますが、青魚の群れはほとんど北条湾内に入って来ておらず、数釣りはかなり難しいと思います。
ネンブツダイを泳がせ釣りの活餌にした場合は、今シーズンは一度反応があっただけです。
何れのフィッシュイーターも、活餌はトウゴロウイワシを付けていた時に釣れました。
そして、このトウゴロウイワシですが、残念ながらトウゴロウイワシですらスレており、反応するサビキ仕掛けも限られています。
前回の釣行時まででの感触は、シンプルなトリックサビキとシラススキンのサビキ仕掛けに良く反応します。
実際に私が使っているトリックサビキのサビキ仕掛けがこちらです。

このままでも、十分釣れますが、私はこのサビキ仕掛けのチモトに蛍光の緑色の塗料を塗布して使っています。

こちらはシラススキンのサビキ仕掛けです。

今シーズンの青魚はこのシラススキンのサビキ仕掛けにほとんど反応せず、ピンクスキンのサビキ仕掛けが有効なのですが、トウゴロウイワシはシラススキンのサビキ仕掛けに良く反応しています。

前回の釣行記事でもお話し致しましたが、今の北条湾は魚はいるのですが釣りにくい要素が五万とあり、かなり魚を釣ることが難しくなっています。※
※なぜ魚が釣りにくいのかはコチラの記事をご一読下さい。
ただ、魚はいますので、北条湾へご釣行の際の一助になれば幸いです。
実績がないので、文中ではお話ししませんでしたが、恐らくイカの類の群れが入って来ており、イカはネンブツダイを好んでアタックしているように見受けられます。
ボラ同様に、この辺も探りながら釣りをしていきますので、動きが有り次第都度ご報告させて頂きます。
ちなみに、ルアー同様にイカも餌木にはほとんど反応していません。
一発勝負的な釣行になり、ボウズになる確率が高いですが、北条湾へご釣行の際の参考にして頂ければと思います。
また、ご報告させて頂きます。

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